JPH076997Y2 - カップ状素材鍛造用の金型装置 - Google Patents

カップ状素材鍛造用の金型装置

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JPH076997Y2
JPH076997Y2 JP1988026317U JP2631788U JPH076997Y2 JP H076997 Y2 JPH076997 Y2 JP H076997Y2 JP 1988026317 U JP1988026317 U JP 1988026317U JP 2631788 U JP2631788 U JP 2631788U JP H076997 Y2 JPH076997 Y2 JP H076997Y2
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JP
Japan
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cup
shaped material
forging
punch
hole
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JP1988026317U
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康純 松井
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Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、鍛造品の予備成形等においてカップ状素材を
前方押出で鍛造成形するためのカップ状素材鍛造用の金
型装置に関する。
従来の技術 鍛造品の予備成形等において、カップ状素材を鍛造成形
する従来の金型装置としては、特公昭62-2886号に示さ
れるもの等がある。また、第3図に示される如く、カッ
プ状素材114の凹部116を形成するためのカウンターパン
チ104の外周にリングノックアウト103を設置した金型装
置101も一般的である。
考案が解決しようとする問題点 上記従来の、カウンターパンチ104の外周にリングノッ
クアウト103を設置した金型装置101においては、第3図
に示される如く、カウンターパンチ104外周面と成形ダ
イス107の中央孔118内周面及びプレッシャープレート10
8の中央孔109内周面との間に形成したノックアウト環状
孔105にリングノックアウト103を設置し、このリングノ
ックアウト103を上昇させることにより、鍛造成形後の
カップ状素材114を型彫空間121から排出する。このリン
グノックアウト103の昇降が容易な様に、ノックアウト
環状孔105内において、カウンターパンチ104とリングノ
ックアウト103との間、及びリングノックアウト103とノ
ックアウト環状孔105内周面との間にクリアランス124,1
20があるので、鍛造成形時、パンチ102による衝撃によ
ってカウンターパンチ104が傾くことがある。その結
果、カップ状素材114に芯ずれが発生してしまい、後工
程でその芯ずれを修正するための切削加工が必要になる
という欠点がある。
問題点を解決するための手段 カップ状素材を前方押出で鍛造成形する鍛造用の金型装
置において、カウンターパンチに、軸線方向中央を貫通
する貫通孔を形成し、この貫通孔内を通過して鍛造成形
後のカップ状素材を型彫空間から排出するノックアウト
ピンを設置し、カウンターパンチと、その外周に位置す
るパンチホルダーと、成形ダイスとをクリアランス無し
に密着的に嵌合する。
作用 ノックアウトピンがカウンターパンチの貫通孔内を昇降
するようにしたため、カウンターパンチをパンチホルダ
ーに密着嵌合させることができ、鍛造成形時のパンチに
よる衝撃によってもカウンターパンチが傾くことはな
い。また、ノックアウトピンがカップ状素材のその中心
部を押圧するので、カップ状素材がまっすぐ上方に押し
出される。
実施例 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、カップ状素材鍛造用の金型装置1及び鍛造成
形後のカップ状素材14を表している。左半部は鍛造成形
直後の状態を表し、右半部はノックアウト時の状態を表
す。このカップ状素材14は、後工程としてピアス工程、
仕上げ成形工程、切削仕上げ工程を加えることにより、
ボールジョイントのハウジング等に用いられる。
図において、2はパンチ、3はノックアウトピン、4は
カウンターパンチ、6はパンチホルダー、7は成形ダイ
ス、8はプレッシャープレート、10はダイスホルダー、
11はノックアウトピース、12はボルスター、13はアイド
ルピンである。
カウンターパンチ4の中央には、軸線方向中央を貫通す
る貫通孔5が形成されており、その貫通孔5内を円柱形
状のノックアウトピン3が昇降する。カウンターパンチ
4は、その外周に位置する円筒形状のパンチホルダー6
によって支持されている。このパンチホルダー6はカウ
ンターパンチ4に焼ばめされているので、これら両者間
にはクリアランスが無く、互いに密着的に嵌合してい
る。
成形ダイス7は略円筒形状で、その中央に、小径の型彫
部17とその型彫部17に連続する大径のホルダー嵌合穴18
とが形成されている。成形ダイス7は、ホルダー嵌合穴
18でもってパンチホルダー6に焼ばめされて、クリアラ
ンス無しに密着的に嵌合している。また、型彫部17はカ
ウンターパンチ4の外周面22と、パンチ2の底面19と共
にカップ状素材14の型彫空間21を構成している。
上述のカウンターパンチ4とパンチホルダー6と成形ダ
イス7の下には、中央に貫通孔9を有するプレッシャー
プレート8が配されており、成形ダイス7及びプレッシ
ャープレート8の外周をダイスホルダー10が包囲してい
る。プレッシャープレート8の貫通孔9内には、ノック
アウトピン3の下部が位置し、ノックアウトピン3の下
方にはノックアウトピース11が収納されている。
さらに、プレッシャープレート8とダイスホルダー10の
下にはボルスター12が配されている。このボルスター12
の中央に形成されたピン穴20には、そのピン穴20内を昇
降可能なアイドルピン13が収容されている。
また、パンチホルダー6と成形ダイス7にはエア抜き溝
23が形成されている。
次に上記金型装置1の作動について説明する。
まず、第2図に示す円柱状素材14aを金型装置1の型彫
空間21にセットした後、パンチ2を作用させてカップ状
素材14を前方押出で鍛造成形する。(第1図左半部)こ
の時、カウンターパンチ4の外周面22によってカップ状
素材14の凹部16が形成される。カウンターパンチ4は、
パンチホルダー6に焼ばめによりクリアランス無しに密
着的に嵌合しており、その上、パンチホルダー6の外周
には成形ダイス7が焼ばめされているので、パンチ2に
よる衝撃によっても、傾くことはない。従ってカップ状
素材14に芯ずれが発生しない。
次に、第1図右半部に示す如く、アイドルピン13を上昇
させることによりノックアウトピース11を介してノック
アウトピン3を押し上げる。押し上げられたノックアウ
トピン3はカウンターパンチ4の貫通孔5内を通過し
て、カップ状素材14を型彫空間から排出する。
効果 以上のように本考案によれば、ノックアウトピンがカウ
ンターパンチの貫通孔内を昇降するようにしたため、カ
ウンターパンチをパンチホルダーに密着嵌合させること
ができ、鍛造成形時のパンチによる衝撃によってもカウ
ンターパンチが傾くことはないので、前方押出で、鍛造
成形されるカップ状素材に芯ずれが発生することはな
い。また、ノックアウトピンが、カウンターパンチの軸
線方向中央を貫通する貫通孔内に設置されているため、
ノックアウトピンがカップ状素材のその中心部を押圧す
るので、カップ状素材がまっすぐ上方に押し出され型彫
空間から容易に排出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1番目の実施例によるカップ状素材
鍛造用の金型装置とカップ状素材を表す断面図。第2図
は成形前の円柱状素材を表す正面図。第3図は従来のカ
ップ状素材鍛造用の金型装置を表す断面図である。 (記号の説明) 1……カップ状素材鍛造用の金型装置 3……ノックアウトピン 4……カウンターパンチ 5……貫通孔 6……パンチホルダー 7……成形ダイス 14……カップ状素材 21……型彫空間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カップ状素材を前方押出で鍛造成形する鍛
    造用の金型装置において、カウンターパンチ4に、軸線
    方向中央を貫通する貫通孔5を形成し、該貫通孔5内を
    通過して鍛造成形後のカップ状素材14を型彫空間21から
    排出するノックアウトピン3を設置し、前記カウンター
    パンチ4と、その外周に位置するパンチホルダー6と、
    成形ダイス7とをクリアランス無しに密着的に嵌合した
    ことを特徴とするカップ状素材鍛造用の金型装置。
JP1988026317U 1988-02-29 1988-02-29 カップ状素材鍛造用の金型装置 Expired - Lifetime JPH076997Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01128932U JPH01128932U (ja) 1989-09-01
JPH076997Y2 true JPH076997Y2 (ja) 1995-02-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0797917B2 (ja) * 1985-06-05 1995-10-18 富士通株式会社 ボイスコイルモ−タ駆動制御方式

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JPH01128932U (ja) 1989-09-01

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