JPH0769972A - ヒドロキシフェニル酢酸の製造方法 - Google Patents
ヒドロキシフェニル酢酸の製造方法Info
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- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/347—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups
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Abstract
る。 【構成】 式(I) 【化1】 (式中RはH、アルキル基又はアルコキシ基である)の
ヒドロキシフェニル酢酸及びその塩の製造法であり、式
(II) 【化2】 (式中Rは前述した意義を有し、MはH,K又はアンモ
ニウム基である)の対応する遊離又は造塩化したヒドロ
キシマンデル酸を、水性媒体中で、50℃以上の温度で
ギ酸と、2〜4の酸化度を有する硫黄の酸素化誘導体の
触媒量の存在下に反応させ、式(I)のヒドロキシフェ
ニル酢酸を得る、これは分離するか、又は所望により通
常の方法で造塩化する。
Description
法に関する。
から選択した置換基の一つ以上によって芳香族核が置換
された又は置換されていないo,m及びp−ヒドロキシ
フェニル酢酸は、有用な生理学的性質を有する生成物の
ための有機合成に普通に使用される原材料である。
め多数の方法が知られている。これらの方法の中、対応
するヒドロキシマンデロニトリルの加水分解から、又は
それらの中の幾つかは、グリオキシル酸と相当するフェ
ノールの縮合から出発することができる相当するヒドロ
キシマンデル酸の触媒反応ルート又は化学ルートによる
水素化分解をあげることができる(Beil. 10、41
0、10、I、199、10−III 、1471及び14
74、10−V、1518、EP−A536960、F
R−A2440350、2427322、249513
7、2638740参照)。しかしながら、ヒドロキシ
マンデル酸の相当するヒドロキシフェニル酢酸への水素
化分解のための既知の方法は、沃化水素酸、沃素、赤リ
ン、亜リン酸又は錫又はクロム塩の如き高価な反応性薬
剤のため工業的な規模で厳しい欠点を提供している(F
R−A2426669、2445311、258886
9、GB−A2078718、US−A514599
4、EP−A028375、032374、52667
2及び224401、JP−A50/092344、5
8/052242、Beil. 10、187、189、19
0、10、I、81、82、10、II、112、10、
III 422、428、430、10、IV536、54
1、543参照)。
驚いたことに、ヒドロキシフェニル酢酸の新規な製造方
法を見出した。
シフェニル酢酸の製造方法にある。:
はアルコキシ基を表す。
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル
基、ペンチル基の如きC1 〜C5 基を挙げることができ
る。
キシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ
基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−
ブトキシ基、ペンチルオキシ基の如きC1 〜C5 基を挙
げることができる。
できる。
ェニル酢酸及びそれらの塩の製造法は、式(II)
素、ナトリウム、カリウム又はアンモニウム基を表す)
の遊離又は造塩化したヒドロキシマンデル酸を、式
(I)のヒドロキシフェニル酢酸を得るため、2〜4の
酸化度を有する硫黄の酸素化誘導体の触媒量の存在下
に、ギ酸と、50℃以上の温度で水性媒体中で反応させ
ることからなり、式(I)のヒドロキシフェニル酢酸は
そのまま分離するか、又は所望により通常の方法に造塩
化する。
体の中には、次のものを挙げることができる:亜流酸水
素ナトリウムもしくはカリウム、亜硫酸ナトリウムもし
くはカリウム、二亜硫酸ナトリウムもしくはカリウム、
チオ硫酸ナトリウムもしくはカリウム、亜ジオン酸ナト
リウムもしくはカリウム、ナトリウムホルムアルデヒド
スルホキシレート、二酸化硫黄。
前記方法は次の方法で行う:
10バールの圧力、(3)二亜硫酸ナトリウムの触媒量
の存在下。
は次の方法で行う:
〜5バールの圧力下。
は次の方法で行う:
ドロキシマンデル酸、(2)開始時に使用する対応する
ヒドロキシマンデル酸1モルについて二亜硫酸ナトリウ
ム0.10±0.02モルの存在下、(3)開始時に使
用する対応するヒドロキシマンデル酸1モルについてギ
酸1.1±0.1モルの存在下。
ル酸は、塩酸、硫酸、オルトリン酸の如き鉱酸又は有機
酸の理論量の作用によって、アルカリ金属又はアンモニ
ウム塩の一つから反応媒体中で直ちに作ることができ
る。
は特に次のもの:オルソヒドロキシフェニル酢酸、パラ
ヒドロキシフェニル酢酸、4−ヒドロキシ−3−メトキ
シフェニル酢酸、4−クロロ−2−ヒドロキシフェニル
酢酸を挙げることができる。
ニル酢酸は、それ自体知られている方法によって反応媒
体から分離する。その中で最も簡単な方法の一つは、反
応媒体を濃縮し、所望の酸が結晶化するまで減圧下に鉱
酸でpHを2以下に酸性にし、次いで濾過によって分離
することからなる。
ルオキサイドの如き水に不溶性である好適な溶媒で抽出
することもできる。
あり、又はシアン化ナトリウムと対応するヒドロキシベ
ンズアルデヒドと縮合し、続いて得られるヒドロキシマ
ンデロニトリルを加水分解する既知の方法で容易に得ら
れる生成物がある。
のではない。
ナトリウム104g(0.5モル)を水400g中に溶
解し、次いで撹拌下に次の成分:85%水溶液の形での
オルトリン酸57.6g(0.5モル)を導入し、次い
で得られた溶液に撹拌下次の成分:純粋のメタ重亜硫酸
ナトリウム(重亜硫酸ナトリウム)7.6g(40ミリ
モル)及び98〜100%のギ酸25.3g(0.55
モル)を加えた。
℃で9時間撹拌しつつオートクレーブ中で加熱した。
気圧にする。得られた溶液中にパラヒドロキシフェニル
マンデル酸(以後APHPAと表示する)74.5g
が、高性能液体クロマトグラフィ(HPLC)で測定さ
れた。即ち使用したパラヒドロキシマンデル酸ナトリウ
ムに対する計算理論値の98%の収率であった。
ン酸15g(0.13モル)でpH2に酸性化し、次い
で減圧下に蒸留して200gの水を除去した。常温に反
応媒体を冷却することにより、目的のパラヒドロキシフ
ェニル酢酸が自然に結晶化した。第一バッチで150℃
の融点を有する結晶化した純粋なパラヒドロキシフェニ
ル酢酸55.3g(0.3635モル)が得られた。母
液を濃縮することにより、13.5g(0.09モル)
の第二バッチが得られた、これを水から再結晶して純粋
なAPHPAを得た。
ナトリウム104g(0.5モル)、水400g、純ギ
酸25.3g(0.55モル)、純メタ重亜硫酸ナトリ
ウム7.6g(0.55モル)からなる溶液を、オート
クレーブ中で、2バールの圧力下に、100℃で12時
間撹拌加熱した。
Cにより46.4gのAPHPAが測定された、即ち使
用したパラヒドロキシマンデル酸ナトリウムに対する計
算理論値の61%の収率であった。
力の下、100℃で9時間だけ行った。反応終了時に、
反応溶液中に45.6gのAPHPAが測定された(収
率60%)。
力の下、100℃で9時間だけ行った。反応終了時に、
反応溶液中に69.2gのAPHPAが測定された(収
率91%)。
ウム104g(0.5モル)、純ギ酸23g(0.5モ
ル)、水中85%でオルトリン酸57.6g(0.5モ
ル)、純亜ジチオン酸ナトリウム10.4g(0.06
モル)、水400gをオートクレーブ中で、5バールの
圧力の下、撹拌しつつ100℃で8時間加熱した。
ルのパラヒドロキシフェニル酢酸が測定された(収率8
5%)。
Claims (10)
- 【請求項1】 下記一般式(I): 【化1】 (式中Rは水素原子、ハロゲン原子又はアルキル基又は
アルコキシ基を表す)のヒドロキシフェニル酢酸及びそ
の塩の製造方法において、式(II): 【化2】 (式中Rは前述した意義を有し、Mは水素、ナトリウ
ム、カリウム原子又はアンモニウム基を表す)の遊離又
は造塩化したヒドロキシマンデル酸を、式(I)のヒド
ロキシフェニル酢酸を得るため、2〜4の酸化度を有す
る硫黄の酸素化誘導体の触媒量の存在下に、ギ酸と、5
0℃以上の温度で水性媒体中で反応させ、それを分離
し、又は所望によって通常の方法で造塩化することを特
徴とするヒドロキシフェニル酢酸の製造方法。 - 【請求項2】 2〜4の酸化度を有する硫黄の酸化誘導
体が、二酸化硫黄、亜硫酸水素ナトリウムもしくはカリ
ウム、亜硫酸ナトリウムもしくはカリウム、二亜硫酸ナ
トリウムもしくはカリウム、亜ジチオン酸ナトリウムも
しくはカリウム、チオ硫酸ナトリウムもしくはカリウム
からなる群から選択することを特徴とする請求項1の方
法。 - 【請求項3】 75〜150℃の温度で行うことを特徴
とする請求項1又は2の方法。 - 【請求項4】 2〜10バールの圧力下に行うことを特
徴とする請求項1,2又は3の方法。 - 【請求項5】 式(II)の出発生成物が、Mが水素原子
である式(II)のヒドロキシマンデル酸であることを特
徴とする請求項1〜4の何れか1項の方法。 - 【請求項6】 出発生成物1モルについてギ酸1.1±
0.1モルの存在下に行うことを特徴とする請求項1〜
5の何れか1項の方法。 - 【請求項7】 4〜5バールの圧力下に、100〜13
0℃の温度で行うことを特徴とする請求項1〜6の何れ
か1項の方法。 - 【請求項8】 二亜硫酸ナトリウムの触媒量の存在下に
行うことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項の方
法。 - 【請求項9】 出発生成物1モルについて二亜硫酸ナト
リウム0.10±0.02モルの存在下に行うことを特
徴とする請求項1〜8の何れか1項の方法。 - 【請求項10】 請求項1〜9の何れか1項の方法によ
り得られたことを特徴とするヒドロキシフェニル酢酸。
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