JPH0769704B2 - 圧電サウンダーの製造方法 - Google Patents

圧電サウンダーの製造方法

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JPH0769704B2
JPH0769704B2 JP63278040A JP27804088A JPH0769704B2 JP H0769704 B2 JPH0769704 B2 JP H0769704B2 JP 63278040 A JP63278040 A JP 63278040A JP 27804088 A JP27804088 A JP 27804088A JP H0769704 B2 JPH0769704 B2 JP H0769704B2
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誠矢郎 島田
浩司 西山
勉 ▲吉▼井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は圧電サウンダーの製造方法に関し、特に、圧
電体が固着された振動板を樹脂ケースに取り付けてな
る、圧電サウンダーの製造方法に関する。
〔従来技術〕
従来の圧電サウンダーの例が、たとえば第6図および第
7図に示される。第6図に示す圧電サウンダーでは、樹
脂ケース1の側壁に振動板2がシリコーン接着剤3によ
って固着される。そして、振動板2が固着された圧電体
4には、端子5の先端部がはんだ6によって接続され
る。端子5は熱かしめ部7により、樹脂ケース1に固着
される。
第7図に示す圧電サウンダーでは、振動板2は樹脂ケー
ス1の側壁と樹脂カバー8とによって圧接的に支持され
る。この樹脂カバー8は端子5の圧電体4への接触状態
を保持する機能も果たす。
〔発明が解決しようとする課題〕
第6図の圧電サウンダーでは、シリコーン接着剤3によ
って振動板2を樹脂ケース1に固着するとともに、端子
5を樹脂ケース1に熱かしめしなければならない。さら
に、圧電体4と端子5ははんだ6によって接続しなけれ
ばならない。したがって、第6図に示す圧電サウンダー
では、その組み立てが煩雑になるという欠点があった。
他方、第7図に示す圧電サウンダーでは、シリコーン接
着剤3およびはんだ6を必要としないが、樹脂カバー8
を必要とする。したがって、別の金型が必要となり、コ
ストが上昇するという欠点があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、簡単に組み立て
られ、コスト低減が期待できる、圧電サウンダーの製造
方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、振動板を有する圧電サウンダーの製造方法
であって、ばね端子がインサート成型されるとともに、
側壁の内側の振動板の肉厚と同じかやや高い位置に突起
が形成された樹脂ケースを準備するステップ、圧電体が
固着されたかつ突起が嵌合可能な凹部を有する振動板を
準備するステップ、ばね端子の先端部が圧電体に接触す
るように、樹脂ケースの突起を凹部に嵌め合い、次いで
振動板を回動させることによって振動板を仮固定するス
テップ、および振動板の周縁を側壁に熱かしめするステ
ップを含む、圧電サウンダーの製造方法である。
〔作用〕
樹脂ケースにはばね端子がインサート成型される。この
樹脂ケースの側壁内側の所定の位置に突起が形成され
る。振動板には圧電体が固着され、かつその周縁には樹
脂ケースの突起が嵌合可能な凹部が形成される。このよ
うな振動板を樹脂ケースに仮固定する。このとき、樹脂
ケースの突起と振動板の凹部とを位置合わせし、振動板
を突起の下方に押して回動させる。応じて、樹脂ケース
の突起が振動板の周縁に係合し、それによって振動板が
仮固定される。この状態で、ばね端子の先端部は圧電体
に接触する。最後に、側壁の一部を溶かして熱かしめを
行い、前述のようにして仮固定された振動板を樹脂ケー
スの側壁に固着する。
〔発明の効果〕
この発明によれば、別の樹脂カバーを用いることなく、
端子を圧電体にはんだ付けする工程が省略できるので、
組み立てが簡単になるとともにコストダウン可能にな
る。しかも、ばね端子は樹脂ケースにインサート成型さ
れるので、従来の熱かしめによる固定方法に比べて、機
械的に安定である。また、振動板は突起に一旦仮固定さ
れた後、熱かしめによって樹脂ケースに固定されるの
で、振動板がばね端子に押し上げられて斜めになったま
ま固定されるなどの失敗なしに、振動板を樹脂ケースに
正確に固定できる。仮固定に際して、樹脂ケースの突起
と振動板の凹部とを嵌め合い、次いで振動板を回動させ
るだけで振動板が樹脂ケースに仮固定されるので、簡単
に組み立てることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
〔実施例〕
第2図を参照して、この実施例の圧電サウンダー10は、
円板形のかつ平面部12aと側壁12bとを有する樹脂ケース
12を含み、この樹脂ケース12の内側には平面円形のキャ
ビティ14が形成される。
ケース12の平面部12aの略中央には、キャビティ14と外
部とを連通するための空気孔16が形成される。空気孔16
は、後述する振動板22が振動したとき、その振動によっ
て生じる空気の流動を助けるためのものである。
樹脂ケース12の平面部12aには、並置された2つの端子
板18がインサート成型される。各々の端子板18の一方端
(第2図では左端)から接続端子18aが延び、この接続
端子18aは樹脂ケース12の平面部12aの一方(第2図では
左)側面から露出する。
また、各々の端子板18の上面には、ばね端子18bの一方
端が固着される。ばね端子18bの他方端(自由端)は、
キャビティ14内に突出する。ばね端子18bは、たとえば
りん青銅のような弾性金属からなり、その弾性によっ
て、後述する圧電体24にその先端が圧接接続される。
樹脂ケース12の平面部12aの下面には、上述の端子板18
の一部を露出させるための露出穴20が形成される。この
露出穴20は、圧電サウンダー10を実装するとき、接続引
出端子18aを用いないで、リード線(図示せず)によっ
て接続するためのものである。この場合には、リード線
が露出穴20を通して端子板18にはんだ接続されるので、
接続端子18aは不要となり、接続端子18aは樹脂ケース12
の外面と面一に切断しておけばよい。
樹脂ケース12の側壁12bには、キャビティ14を密閉する
ように、円板状の振動板22の周縁が固着される。振動板
22は、側壁12bの一部を溶融して固めるいわゆる“熱か
しめ”によって固定される。
振動板22の下面には、キャビティ14の直径より若干小さ
い直径を有する円板状の圧電体24が固着される。図示し
ないが、この圧電体24の下面には、上述のばね端子18b
の先端が圧接接続される2つの電極が形成され、ばね端
子18bを通してそこに電圧が印加される。
このような圧電サウンダー10は、次のようにして製造さ
れ得る。
まず、第3図に示すように、平面部12aと溶融部26を見
込んだ大きさの側壁12bとを有する樹脂ケース12を端子
板18とともにインサート成型する。このとき、平面部12
aには空気孔16および露出穴20が形成されるとともに、
側壁12bの内側には段差面28および突起30が形成され
る。段差面28は、振動板22を仮固定する際に、振動板22
の周縁を配置する部分である。突起30は、その全周に亘
って、周縁を段差面28に密着させて振動板22を仮固定す
るものであり、この実施例では、第4図に示すように、
側壁12bの内側の対向する2箇所に形成される。そし
て、突起30と段差面28との間隔は、仮固定する際に振動
板22を回動させる関係上、振動板22の肉厚より若干大き
く設定される。
なお、後述のように、溶融部26を軟化させなければなら
ないので、樹脂ケース12の材料としては、熱可塑性樹脂
(たとえばPBTあるいはPETなど)が用いられる。
一方、円板状の振動板22には、第4図に示すように仮固
定の際に突起30に嵌合される半円状の凹部32が、周縁上
で対向する2箇所に形成される。
振動板22を樹脂ケース12に仮固定するとき、第4図に示
すように、凹部32を突起30に嵌め込み、振動板22の周縁
を樹脂ケース12の段差面28上に密着させる。その後、周
縁を段差面28に密着させたままで、第5図に示すよう
に、振動板22を回動させる。そうすると、突起30と段差
面28との間隙には、凹部32が形成されていない周縁部が
配置され、第1図に示すように、振動板22の樹脂ケース
12への仮固定が完了する。この仮固定の状態では、ばね
端子18bの先端部は所定の圧力で圧電体24に当接する。
最後に、溶融部26(第3図)を加熱し、軟化した溶融部
26の材料で突起30を覆い隠すように振動板22を固着す
る。このようにして第2図に示すような圧電サウンダー
10が完成する。
このとき、溶融部26を軟化させてかつそれが硬化するま
で、振動板22がばね端子18bのばね圧で浮き上がらない
ように押さえを置かなければならないが、突起30によっ
て振動板22を仮固定しているので、そのような煩雑な作
業なしに、正確に振動板22を所定の位置に固着すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図に示す圧電サウンダーを製造する際に振
動板を仮固定した状態を示す断面図解図である。 第2図はこの発明に従って完成された圧電サウンダーの
一例を示す断面図解図である。 第3図は樹脂ケースに振動板を仮固定する前の状態を示
す断面図解図である。 第4図は樹脂ケースの突起に振動板の凹部を嵌め込んだ
状態を示す上面図である。 第5図は第4図に示す状態から振動板を回動して振動板
を仮固定した状態を示す上面図である。 第6図および第7図はそれぞれ従来の圧電サウンダーの
一例を示す断面図解図である。 図において、10は圧電サウンダー、12は樹脂ケース、12
aは平面部、12bは側壁、14はキャビティ、18は端子板、
18aは接続端子、18bはばね端子、20は露出穴、22は振動
板、24は圧電体、26は溶融部、28は段差面、30は突起、
32は凹部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−64998(JP,U) 実開 昭57−170198(JP,U) 実開 昭59−52799(JP,U) 実開 昭63−131500(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動板を有する圧電サウンダーの製造方法
    であって、 ばね端子がインサート成型されるとともに、側壁の内側
    の前記振動板の肉厚と同じかやや高い位置に突起が形成
    された樹脂ケースを準備するステップ、 圧電体が固着されたかつ前記突起が嵌合可能な凹部を有
    する前記振動板を準備するステップ、 前記ばね端子の先端部が前記圧電体に接触するように、
    前記樹脂ケースの前記突起を前記凹部に嵌め合い、次い
    で前記振動板を回動させることによって前記振動板を仮
    固定するステップ、および 前記振動板の周縁を前記側壁に熱かしめするステップを
    含む、圧電サウンダーの製造方法。
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