JPH0736398Y2 - 圧電サウンダー - Google Patents

圧電サウンダー

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JPH0736398Y2
JPH0736398Y2 JP9630889U JP9630889U JPH0736398Y2 JP H0736398 Y2 JPH0736398 Y2 JP H0736398Y2 JP 9630889 U JP9630889 U JP 9630889U JP 9630889 U JP9630889 U JP 9630889U JP H0736398 Y2 JPH0736398 Y2 JP H0736398Y2
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JP
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diaphragm
resin case
piezoelectric
step surface
protrusion
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JPH0335599U (ja
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貴弘 山口
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は圧電サウンダーに関し、特に、圧電体が固着
された振動板を樹脂ケースに取り付けてなる、圧電サウ
ンダーに関する。
〔従来技術〕
従来の圧電サウンダーの例が、たとえば第5図および第
6図に示される。第5図に示す圧電サウンダーでは、樹
脂ケース1の側壁に振動板2がシリコーン接着剤3によ
って固着される。そして、振動板2に固着された圧電体
4には、端子5の先端部がはんだ6によって接続され
る。端子5は熱かしめ部7により、樹脂ケース1に固着
される。
第6図に示す圧電サウンダーでは、振動板2は樹脂ケー
ス1の側壁と樹脂カバー8とによって圧接的に支持され
る。この樹脂カバー8は端子5の圧電体4への接触状態
を保持する機能も果たす。
〔考案が解決しようとする課題〕 第5図の圧電サウンダーでは、シリコーン接着剤3によ
って振動板2を樹脂ケース1に固着するとともに、端子
5を樹脂ケース1に熱かしめしなければならない。さら
に、圧電体4と端子5ははんだ6によって接続しなけれ
ばならない。したがって、第5図に示す圧電サウンダー
では、その組み立てが煩雑になるという欠点があった。
他方、第6図に示す圧電サウンダーでは、シリコーン接
着剤3およびはんだ6を必要としないが、樹脂カバー8
を必要とする。したがって、別の金型が必要となり、コ
ストが上昇するという欠点があった。
それゆえに、この考案の主たる目的は、簡単に組み立て
られ、コスト低減が期待できる、圧電サウンダーを提供
することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、ばね端子がインサート成型された樹脂ケー
ス、圧電体が固着された振動板、樹脂ケースの側壁内側
に全周に亘って形成された段差面、および段差面の内端
縁近傍に形成された突部を備え、ばね端子の先端部が圧
電体に接触するように振動板の周縁やや内側を突部上に
載せ、振動板の周縁が段差面に近づく方向に撓むよう
に、側壁の一部を溶融させて振動板を熱かしめした、圧
電サウンダーである。
〔作用〕
まず、樹脂ケースの段差面に形成された突部上に、振動
板の周縁やや内側を載置する。その後、側壁の一部を溶
かして熱かしめを行うことにより、振動板の周縁が突部
を支点として段差面に近づく方向にわずかに撓んだ状態
で、振動板が樹脂ケースに固着される。すなわち、振動
板が突部に押しつけられ、振動板と樹脂ケースとの密着
度が大きくなる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、別の樹脂カバーを用いることなく、
端子を圧電体にはんだ付けする工程が省略できるので、
組み立てが簡単になるとともにコストダウンが可能にな
る。しかも、ばね端子は樹脂ケースにインサート成型さ
れるので、従来の熱かしめによる固定方法に比べて、機
械的に安定である。
また、振動板と樹脂ケースとの密着度が大きくなり、確
実に振動板は支持されるので、共振周波数,共振抵抗お
よび静電容量等の諸特性のばらつきを低減でき、高品質
な圧電サウンダーを得ることができる。
この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
〔実施例〕
第2図を参照して、この実施例の圧電サウンダー10は、
円板形のかつ平面部12aと側壁12bとを有する樹脂ケース
12を含み、この樹脂ケース12の内側には平面円形のキャ
ビティ14が形成される。
ケース12の平面部12aの略中央には、キャビティ14と外
部とを連通するための空気孔16が形成される。空気孔16
は、後述する振動板26が振動したとき、その振動によっ
て生じる空気の流動を助けるためのものである。
樹脂ケース12の平面部12aには、並置された2つの端子
板18がインサート成型される。各々の端子板18の一方端
(第2図では左端)から接続端子18aが延び、この接続
端子18aは樹脂ケース12の平面部12aの一方(第2図では
左)側面から露出する。
また、各々の端子板18の上面には、ばね端子18bの一方
端が固着される。ばね端子18bの他方端(自由端)は、
キャビティ14内に突出する。ばね端子18bは、たとえば
りん青銅のような弾性金属からなり、その弾性によっ
て、後述する圧電体28にその先端が圧接接続される。
樹脂ケース12の平面部12aの下面には、上述の端子板18
の一部を露出させるための露出穴20が形成される。この
露出穴20は、圧電サウンダー10を実装するとき、接続端
子18aを用いないで、リード線(図示せず)によって接
続するためのものである。この場合には、リード線が露
出穴20を通して端子板18にはんだ接続されるので、接続
端子18aは不要となり、接続端子18aは樹脂ケース12の外
面と面一に切断しておけばよい。
樹脂ケース12の側壁12bの内側には全周に亘って段差面2
2が形成され、段差面22の内端縁には全周に亘って突部2
4が形成される。そして、キャビティ14を密閉するよう
に、円板状の振動板22の周縁やや内側が突部24上に載置
され、振動板26は、側壁12bの一部を溶融して固めるい
わゆる“熱かしめ”によって樹脂ケース12に固着され
る。
振動板26の下面には、キャビティ14の直径より若干小さ
い直径を有する円板状の圧電体28が固着される。図示し
ないが、この圧電体28の下面には、上述のばね端子18b
の先端が圧接接続される2つの電極が形成され、ばね端
子18bを通してそこに電圧が印加される。
このような圧電サウンダー10は、次のようにして製造さ
れ得る。
まず、第1図に示すように、平面部12aと溶融部30を見
込んだ大きさの側壁12bとを有する樹脂ケース12を端子
板18とともにインサート成型する。このとき、平面部12
aには空気孔16および露出穴20が形成されるとともに、
側壁12bの内側には段差面22が全周に亘って形成され、
段差面22の内端縁全周には突部24が形成される。
なお、後述のように、溶融部30を軟化させなければなら
ないので、樹脂ケース12の材料としては、熱可塑性樹脂
(たとえばPBTあるいはPETなど)が用いられる。
そして、段差面22の突部24上には振動板26の周縁やや内
側が載置され、その状態では振動板26は樹脂ケース12と
突部24でのみ接触している。
その後、振動板26の周縁やや内側を突部24に密着させた
ままで、溶融部30を加熱し、軟化した溶融部30で振動板
26を熱かしめし、樹脂ケース12に固着する。このように
して第2図に示すような圧電サウンダー10が完成する。
このとき、第3図からよくわかるように、振動板26の周
縁が突部24を支点として段差面22に近づく方向にわずか
に撓んだ状態で、振動板26が樹脂ケース12に固着され
る。すなわち、振動板26の支持径を正確に保ちながら、
確実に振動板26を支持することができる。また、熱かし
め時の熱により、突部24も軟化し、振動板26と樹脂ケー
ス12との密着度がより増大し得る。
また、他の実施例として、第4図に示すように、段差面
22上の突部24のさらに外周に小突部32を形成することに
よって、振動板26の撓みの程度を調節することができ
る。また、この実施例においても、先の実施例と同様の
効果が得られる。
なお、突部24の形状は上述の実施例のものに限定され
ず、任意の形状でよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図に示す圧電サウンダーを製造するときに
振動板を樹脂ケースに係止する状態を示す断面図解図で
ある。 第2図はこの考案の一実施例を示す断面図解図である。 第3図は第2図の破線で囲まれた部分の拡大図である。 第4図は第2図の破線で囲まれた部分の他の実施例にお
ける拡大図である。 第5図および第6図はそれぞれ従来の圧電サウンダーの
一例を示す断面図解図である。 図において、10は圧電サウンダー、12は樹脂ケース、12
aは平面部、12bは側壁、14はキャビティ、18は端子板、
18aは接続端子、18bはばね端子、20は露出穴、22は段差
面、24は突部、26は振動板、28は圧電体、30は溶融部、
32は小突部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ばね端子がインサート成型された樹脂ケー
    ス、 圧電体が固着された振動板、 前記樹脂ケースの側壁内側に全周に亘って形成された段
    差面、および 前記段差面の内端縁近傍に形成された突部を備え、 前記ばね端子の先端部が前記圧電体に接触するように前
    記振動板の周縁やや内側を前記突部上に載せ、前記振動
    板の周縁が前記段差面に近づく方向に撓むように、前記
    側壁の一部を溶融させて前記振動板を熱かしめした、圧
    電サウンダー。
JP9630889U 1989-08-17 1989-08-17 圧電サウンダー Expired - Lifetime JPH0736398Y2 (ja)

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JP9630889U JPH0736398Y2 (ja) 1989-08-17 1989-08-17 圧電サウンダー

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JP9630889U JPH0736398Y2 (ja) 1989-08-17 1989-08-17 圧電サウンダー

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JPH0335599U JPH0335599U (ja) 1991-04-08
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