JPH0769682B2 - フルートの歌口 - Google Patents

フルートの歌口

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JPH0769682B2
JPH0769682B2 JP4030091A JP3009192A JPH0769682B2 JP H0769682 B2 JPH0769682 B2 JP H0769682B2 JP 4030091 A JP4030091 A JP 4030091A JP 3009192 A JP3009192 A JP 3009192A JP H0769682 B2 JPH0769682 B2 JP H0769682B2
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space
tube
flute
curved
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JP4030091A
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JPH05197370A (ja
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内 源 七 山
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山内 源七
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D7/00General design of wind musical instruments
    • G10D7/02General design of wind musical instruments of the type wherein an air current is directed against a ramp edge
    • G10D7/026General design of wind musical instruments of the type wherein an air current is directed against a ramp edge with air currents blown into an opening arranged on the cylindrical surface of the tube, e.g. transverse flutes, piccolos or fifes
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D9/00Details of, or accessories for, wind musical instruments
    • G10D9/02Mouthpieces; Reeds; Ligatures

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明はフルートの歌口に関
し、さらに詳しくは清明ではりのある豊かな大きな音を
容易に出すことができると共にフルートの音階の高音部
が容易に得られるフルートの歌口に関するものである。 【0002】 【従来の技術】本願発明者は、先ず突舌部を設けること
により管内を音響的空間及び流体的空間に二分して豊か
で良好な音質が得られるようにしたフルートの歌口を既
に研究考案した。 【0003】即ち図1における歌口2aのエッジ4aか
ら穴3aの内面を経て頭部管1aの管内面5a上部に通
ずる一連の内面帯域を乱流を作らぬ層流となる流線体形
面6aに形成してなる歌口において、唇を当てる手前側
の穴3a内面が頭部管1a内へ垂下延出されて下面に凹
形弯曲面12aを形成した突舌部11aを頭部管1a内
壁に設けて該管内空間を音響的空間A及び流体的空間B
に二分してなるフルートの歌口である。 【0004】そして今唇のすき間から吹き出した呼気7
aはエッジ4aに当り、内側ベクトル8aと外側ベクト
ル9aとに半分ずつ分けられる。そして内側ベクトル8
aの空気流はエッジ4aから流線体形面6a,そして管
内面5aに沿って流れる。(なお音はエッジ4aに当た
った空気が音響的空間Aを上下に振動することにより発
生する。)即ち内側ベクトル8a側の流線は乱流を作る
ことなく、層流となり、しかもこの流れは突舌部11a
の凹形弯曲面12aに沿って頭部管1a内を旋回して螺
旋流となって頭部管1a内を先方へ流動して行く。そし
てこの螺旋流によって一種のたつまき吸引のように穴3
aより内方へ向かう内向きの流入ベクトル10aが作用
し、この流入ベクトル10aは突舌部11a下方帯域の
流体的空間Bに流入して内側ベクトル8aの螺旋流と合
流機能するものである。 【0005】ところが上記フルートの歌口においては、
手前側の穴3a内面が頭部管1a内へ垂下延出されて下
面に凹形弯曲面12aを形成した突舌部11aを頭部管
1a内壁に設けたものであるため、頭部管1a内空間が
突舌部11aによって狭小となり、とりわけ流体的空間
Bが狭隘のため、該流体的空間Bにおける流入ベクトル
10aと内側ベクトル8aの螺旋流との合流機能が十分
とはいえず、呼気に対する抵抗を軽減せしめる龍巻効果
が劣り、清明ではりのある豊かな音質が充分得られなか
った。 【0006】そこで次に上記欠点を解消するためのフル
ートの歌口を本願発明者は研究考案した。 【0007】即ち、図2に示すような唇を当てる手前側
の穴3a内面に接続する側の頭部管1a内面部位に、頭
部管1a外方へ膨出する膨出弯曲凹面12aが形成され
るよう突舌片11a部を設け、該管内部1aを音響的空
間A及び流体的空間Bに二分してなるフルートの歌口で
ある。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】ところが、如何にも上
記のフルートの歌口の場合では、流体的空間が外方へ拡
張され膨出する拡大空間のため、流体的空間で生ずる螺
旋流による龍巻効果が大きく、清明ではりのある豊かな
大きな音質が充分得られるが、その反面、フルートの音
階の高音部に障害が発生することがわかった。 【0009】また歌口の穴は外部開孔端から内部開孔端
へ向って漸次広くなる末広ノズル状テーパ孔となるよう
に所謂アンダーカットが施され豊かな大きい音が出るよ
うにしてあるが、このアンダーカットもそのテーパ度が
過度に大きくなると、上記拡大空間の場合と同様に最高
音が出なくなることがわかった。 【0010】 【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するためになされたものであって、この発明のフルー
トの歌口は、唇を当てる手前側の穴内面に接続する側の
頭部管内面部位に、頭部管外方へ膨出する膨出弯曲凹面
が形成されるよう突舌片を設けて該管内部を音響的空
間及び流体的空間に二分してなるフルートの歌口におい
て、頭部管の管内面に、膨出弯曲凹面と等しい縦断面積
音階高音部の障害防止のための弯曲隆起部管内面が
連続流線形を画くよう設けると共に該弯曲隆起部の両側
に遮気堤を夫々設けてなり、頭部管内面の弯曲隆起部及
びその両側の遮気堤の加工により連続した閉鎖二次空間
の均衝の破壊より生ずる高音部の障害を除去する為、加
工部位の空間に絞り加工又は肉付を層流を害せざる様に
施し均衝を保ことを特徴としている。音響発生的空間及
び流体的空間但し前者と後者との境界は気体の壁である
から後者に対する音響の伝達には何等障害はない。 【0011】次にこの発明を以下実施例について図面
(図3,4,5)を参照しながら詳しく説明する。 【0012】 【実施例】 先ず2は、エッジ4から穴3内面を経て頭部管1の管内
面5上部に通ずる一連の内面帯域を乱流を作らぬ層流と
なる流線体形面6に形成してなる歌口である。そしてこ
の歌口2では、唇を当てる手前側の穴3内面に接続する
側の頭部管1内面部位に、頭部管1外方へ膨出する下縁
片13から突舌片11部に位置する上縁片14に向って
幅が漸次狭くなった台形状の膨出弯曲凹面12が図3,
4,5に示すように形成されるよう突舌片11を設け、
該管1内部を音響的空間A及び流体的空間Bに二分して
ある。 【0013】そこで本願発明フルートの歌口は、上記フ
ルートの歌口2において、頭部管1の管内面に、膨出弯
曲凹面12部と等しい縦断面積の弯曲隆起部15を管内
面が滑らかな流線を画くよう設けると共に該弯曲隆起部
15の両側に、図5のように内側ベクトル8の空気流が
左右両側方へ夫々分岐流8´,8´として妄りに不規則
に流出するのを阻止するための遮気堤16が夫々設けら
れている。なお7は呼気、9は外側ベクトル、10は流
入ベクトルである。 【0014】 【発明の効果】この発明フルートの歌口では流体的空間
が外方へ拡張され膨出する拡大空間のため、流体的空間
で生ずる螺旋流による龍巻効果が大きく清明ではりのあ
る豊かな大きな音質が十分得られる効果があると共に頭
部管の管内面に膨出弯曲凹面部と等しい縦断面積の弯曲
隆起部を管内面が滑らかな流線を画くよう設けたから、
管内面の膨出弯曲凹面部を大きくしても高音部が欠如す
ることにならず、即ちフルートの音階の最高音を容易に
出すことができる優れた効果がある。 【0015】また歌口の穴のアンダーカットのテーパー
度合を過度に大にしてはりのある豊かな大きな音を出す
ようにしても、最高音が出なくなるという欠点を生じな
い副次的な効果がある。さらに弯曲隆起部の両側に遮気
堤を夫々設けてあるから、内側ベクトルの空気流が弯曲
隆起部において両側へ分岐するイレギュラーな流れとな
ることがなく、常にはりのある豊かな音質が得られる。
またこの発明の歌口によると、音の強弱の幅が広くなる
と共に微弱な音も容易に出すことができるもので斯界に
新機軸をもたらすものである。龍巻効果の為管内に負圧
を生じ従来の管より呼気の吸収が大となり、所謂ブレス
の効率が著しく良くなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来の改良前フルート歌口の縦断側面図であ
る。 【図2】従来の改良後フルート歌口の縦断側面図であ
る。 【図3】本発明フルート歌口の縦断側面図である。 【図4】本発明の要部を示す説明図である。 【図5】本発明要部を示す頭部管の展開図である。 【符号の説明】 1,1a 頭部管 2,2a 歌口 3,3a 穴 4,4a エッジ 5,5a 管内面 6,6a 流線体形面 7,7a 呼気 8,8a 内側ベクトル 8´ 分岐流 9,9a 外側ベクトル 10,10a 流入ベクトル 11 突舌片 11a 突舌部 12 膨出弯曲凹面 12a 凹形弯曲面 13 下縁片 14 上縁片 15 弯曲隆起部 16 遮気堤 A 音響的空間 B 流体的空間

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】唇を当てる手前側の穴内面に接続す
    る側の頭部管内面部位に、頭部管外方へ膨出する膨出弯
    曲凹面が形成されるよう突舌片部を設けて該管内部を音
    響的空間及び流体的空間に二分してなるフルートの歌口
    において、頭部管の管内面に、膨出弯曲凹面部と等しい
    縦断面積の音階高音部の障害防止のための弯曲隆起部を
    管内面が連続流線形を画くよう設けると共に該弯曲隆起
    部の両側に遮気堤を夫々設けてなり、頭部管内面の弯曲
    隆起部及びその両側の遮気堤の加工により連続した閉鎖
    二次空間の均衡の破壊により生ずる高音部の障害を除去
    する為、加工部位の空間に絞り加工又は肉付を層流を害
    せざる様に施し均衡を保つことを特徴とするフルートの
    歌口。
JP4030091A 1992-01-20 1992-01-20 フルートの歌口 Expired - Lifetime JPH0769682B2 (ja)

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JP4030091A JPH0769682B2 (ja) 1992-01-20 1992-01-20 フルートの歌口
US08/001,467 US5261308A (en) 1992-01-20 1993-01-07 Mouthpiece of flute

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JP4030091A JPH0769682B2 (ja) 1992-01-20 1992-01-20 フルートの歌口

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JPH05197370A JPH05197370A (ja) 1993-08-06
JPH0769682B2 true JPH0769682B2 (ja) 1995-07-31

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US5261308A (en) 1993-11-16
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