JPH0411287A - 管楽器の歌口 - Google Patents

管楽器の歌口

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JPH0411287A
JPH0411287A JP2113917A JP11391790A JPH0411287A JP H0411287 A JPH0411287 A JP H0411287A JP 2113917 A JP2113917 A JP 2113917A JP 11391790 A JP11391790 A JP 11391790A JP H0411287 A JPH0411287 A JP H0411287A
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夏木 文吉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フルート、トランペット等の管楽器の歌口に
関し、特に楽器内に吹き込んだ空気の流れを良くするこ
とにより、音量、音の出やすさ及び立上がり等を改良で
きるようにした歌口に関する。
(従来の技術) フルート、トランペット等の種の管楽器は、それぞれ独
特の構成及び音の発生原理を有し、それは楽器が確立さ
れてから現在に至るまで長い間はとんど変わっていない
。周知のように、このような管楽器では、管体と、その
端部又は側部に設けられた歌口とを備え、歌口の孔から
吹き込んだ空気の流れによって、管体の中に閉じ込めら
れた気柱を振動させて音を発生させるようになっている
また、この空気の流れをできるだけ円滑にして滑らかな
音を形成するという観点から、歌口の孔の内周面には鏡
面仕上げがなされていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の管楽器は、一般的に、歌口の孔か
ら吹き込んだ空気の流量及び速度を十分に確保できない
ために、音を出しに<<、音量が不足しがちであり、ま
た音の立上がりも良くない等の欠点があり、その結果、
初心者は容易に演奏できないとともに、相当の訓練を積
んだ演奏家でも、音の表現や反応の速さが制約されるた
めに、より高い音楽性の演奏を行うのが困難であった。
例えば、フルートの場合には、第2図に示すように、管
体の頭部管1の側部に孔5をもつ歌口4が設けられ、孔
5の内周面には鏡面仕上げがされており、この歌口4の
孔5の角に向かって管体の横方向から吹き込んだ空気を
、管体の長さ方向に進ませて音を発生させるようになっ
ている。このため、歌口4の孔5を通過する時に、空気
の流れの方向が横方向から長さ方向に変化することによ
り、歌口4の内壁の近傍に空気の流れのはく離現象が生
じ、それによって大きな渦が形成され、乱流が起こって
エネルギー損失が太き(なる。その結果、音を有効に発
生させる空気の流量及び速度が大幅に低下してしまい、
上述のような問題を招くことになる。フルートの場合、
特に中音域の音を出しにくいという欠点がある。
このような問題を解決するためのフルートの歌口の構造
として、第7図及び第8図に示すように、歌口4の孔5
の内壁底部の角をカットして丸みを付ける等、歌口4の
断面を変化させたり、第2図に示すように、歌口4を取
り付けた頭部管1にテーパを付けたりすることが知られ
ているが、このような歌口の構造はいずれも、上記空気
の流れのはく離現象をほとんど防止できないため、演奏
者が明確には感じ取れない程度のわずかな効果をもつに
過ぎないことがわかった。
また、トランペットの場合には、第5図に示すように、
歌口9は、鏡面仕上げをしたほぼ円錐状の内周面をもつ
孔10をその先端部に備えるとともに、図示しない管体
の端部に接続されており、この歌口9の孔11に正面か
ら空気を吹き込んで音を発生させるようになっているが
、孔11からより細い歌口の部分へ空気が通る際に、や
はり空気の流れのはく離現象が生ずることにより、上述
と同様の欠点を有するものである。特に、トランペット
の場合には、高音域の音が出しにくく、これに対処する
ため、孔の形状が異なる複数の歌口を用意しておいて演
奏前に適宜交換して使用したり、あるいは空気の吹き当
てる孔の内周面位置を変えると音の出やすい音域が多少
変わることに着目して、演奏中に空気の吹当て位置を変
化させたりしていた。しかし、前者は費用がかかり、ま
た交換が面倒であり、後者は高度な技術を要するもので
ある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされた
ものであり、管楽器の音の出やすさ、音量及び立上がり
等を改良し、それにより、初心者には演奏が容易で、演
奏家はより高い音楽性の演奏を行うことができるように
した、管楽器の歌口を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するため、管楽器の管体に設
けられ、孔から吹き込んだ空気の流れによって音を発生
させるように構成された管楽器の歌口において、該歌口
の孔の内周面に複数の凹部を設けたものである。
(作 用) 歌口の孔を介して管内に空気を吹き込むと、孔の内周面
に設けた複数の凹部の各々に小さな空気の渦が形成され
ることにより、この近傍における空気の流れのはく離が
防止される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図は、本発明を適用したフルートの全体
構成を示すものである。第1図に示すように、フルート
は、各々が銀、金又は洋銀にッケルシルバー)等で作ら
れた頭部管1、本体管2及び足部管3が、順次互いに嵌
め込まれて一体的に形成されている。第1図乃至第4図
に示すように、頭部管1の先端側の側面には開口1aが
穿設され、この開口1aにほぼ楕円形の歌口4が嵌め込
まれ、はんだ付は等によって固定されている。
歌口4には、その軸線方向のほぼ中心で且つ円周方向に
若干偏位した位置に、はぼ楕円形の孔5が半径方向に貫
通して設けられている。孔5の内周面には、第3図及び
第4図に示すように、その全体にわたって、断面が半円
形の複数の凹部6が形成されている。歌口4は、上記管
1〜3と同じ又は異なる金属材料で作られ、頭部管lに
組み付ける前に、手加工又は機械加工によって所定の大
きさ、形状に成形され且つ表面仕上げが行われる。
頭部管1には、第2図に示すように、先端部1bから本
体管2との接続端部1cに向かって径が若干拡大するテ
ーパが設けられており、先端部1bは閉塞されている。
また、本体管2及び足部管3には、側面の所定位置に穿
設された複数のトーンホール7及びこれを開閉するため
の複数のキー機構8が設けられている。
次に、上記構成の管楽器の歌口の作動を説明する。
フルートを演奏する際、演奏者は歌口4に横から唇を当
てて、空気が歌口4の孔5の上側の角に当たるように息
を吹き込む。この空気の流れは、この孔5の角に突き当
たって2つの流れに分割され、一部は歌口4を通り越し
て外部へ逃げ、流れの残りの部分は、内部に入り、頭部
管1から本体管2及び足部管3に向かって長さ方向に進
み、管に閉じ込められた気柱を振動させて音を発生させ
る。音の高さは、キー機構8を指で操作することにより
トーンホール7を開閉し、気柱の長さを変化させること
によって変えられる。
歌口4を通るとき、空気の流れは歌口4の内周面に形成
された各凹部6内に小さな渦を形成する。
その結果、歌口4の内壁の表面近傍に空気の流れのは(
離が生ずるのを防止でき、従って、空気の大きな渦が生
ずることはなく、乱流の形成が阻止されることから、エ
ネルギー損失を極めて小さくすることができる。このた
め、管内の空気の流量及び速度共に、従来と比較して大
幅に増大するので、空気の流量が大きくなることにより
主に音の出やすさと音量を、また空気の速度が大きくな
ることにより主に音の立上がりを著しく改良でき、従っ
て、初心者は容易に演奏でき、演奏家はより高い音楽性
の演奏を行うことができる。
第5図は、本発明の第2の実施例を示す。この実施例は
本発明の歌口をトランペットに適用したものである。即
ち、歌口9の先端部に設けられたほぼ円錐状の孔10の
内周面□には、その全体にわたって、前述した実施例と
同様の複数の凹部11が設けられており、歌口9には図
示しない通常と同様の本体管が接続される。従って、フ
ルートの場合と同様の作用により、従来と比較して、本
体管を通る空気の流れの流量及び速度を大幅に増大させ
、音量、音の出しやすさ及び立上がりを著しく向上させ
ることができる。特に、高音域を含めて全音域にわたっ
て音が出やすくなることから、従来のトランペットと異
なり、演奏者の所望する主要な音域に応じて、歌口を交
換して使い分けたり、演奏中に空気を吹き当てる位置を
変えたりする必要はなく、初心者も演奏を容易に行うこ
とができる。
また、本発明の歌口は、このような利点を有するもので
ありながら、フルート又はトランペットの音質を従来と
同様に維持することが確かめられている。
なお、上述の実施例では、フルート及びトランペットに
本発明を適用したものを示したが、本発明はこれに限ら
ず、他の金管楽器にも同様に適用できることは明らかで
ある。また、上述の実施例では、複数の凹部を歌口の孔
の内周面全体にわたって設けているが、これを孔の内周
面の一部にのみ、例えばフルートの場合では、孔の内周
面の前側部分にのみ設けることも勿論可能である。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の管楽器の歌口によれば、
管楽器の音の出やすさ、音量及び立上がり等を改良し、
それにより、初心者は容易に演奏でき、演奏家はより高
い音楽性の演奏を行うことができるという効果を奏する
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用するフルートの平面図、第2図は
第1図のフルートの頭部管を示す拡大平面図、第3図は
第2図の線■−■に沿う、本発明の歌口を示す縦断面図
、第4図は第2図の線■−■に沿う、本発明の歌口を示
す横断面図、第5図は本発明を適用するトランペットの
歌口の平面図、第6図は第5図の線VI−Vlに沿う縦
断面図、第7図は従来の歌口を示す第3図と同様の縦断
面図、第8図は従来の歌口を示す第4図と同様の縦断面
図である。 1・・・頭部管、 2・・・本体管、 3・・・足部管、 4.9・・・歌口、 5.10・φ・孔、 6.11・・・凹部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 管楽器の管体に設けられ、孔から吹き込んだ空気の流れ
    によって音を発生させるように構成された管楽器の歌口
    において、該歌口の孔の内周面に複数の凹部を設けたこ
    とを特徴とする管楽器の歌口。
JP2113917A 1990-04-27 1990-04-27 管楽器の歌口 Expired - Lifetime JPH0664458B2 (ja)

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JP2113917A JPH0664458B2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 管楽器の歌口

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JPH0411287A true JPH0411287A (ja) 1992-01-16
JPH0664458B2 JPH0664458B2 (ja) 1994-08-22

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4336496A1 (de) * 1993-10-26 1995-04-27 Anton J Dipl Ing Braun Konzert-Querflöte
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CN114937445A (zh) * 2022-06-21 2022-08-23 那文宇 一种双簧管乐器

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