JP2001049711A - 排水管 - Google Patents

排水管

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JP2001049711A
JP2001049711A JP11227581A JP22758199A JP2001049711A JP 2001049711 A JP2001049711 A JP 2001049711A JP 11227581 A JP11227581 A JP 11227581A JP 22758199 A JP22758199 A JP 22758199A JP 2001049711 A JP2001049711 A JP 2001049711A
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JP
Japan
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tapered
thickness
pipe
drain
gradually
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JP11227581A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yagi
博史 八木
Yosuke Nakamura
陽介 中村
Akira Shozaki
晃 庄▲崎▼
Masao Nakaishi
正雄 仲石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 胴部の重量を余り増やすことなく剛性を高め
て水衝突面に排水が衝突したときの胴部の振動を減少
し、騒音低減を図る。 【解決手段】 胴部2の内周面の流水通過断面が水流方
向下手側に向けて漸次減少する水衝突面を有する排水管
1において、前記胴部2の、少なくともテーパ状部2b
を、その肉厚が上流側から下流側へと漸次厚くなるよう
に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、中高層集
合住宅等において用いられる、汚水と雑排水を集合して
流す一管式排水管の排水集合管等の排水管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排水集合管等にあっては、胴部に
下細りテーパ状部を形成したり、上部に複数本の横枝管
を接続したりしており、胴部内周面は上排水立管、横枝
管等から流れてくる排水が勢いよく衝突する水衝突面と
なっている。また、管内に通気立管と同じ役割を果たす
空気コアを、排水の流れに旋回力を与えることによって
形成するために、1又は複数枚の羽根を設けたり、排水
の落下速度を減速するために羽根を設けたり、横接続部
に接続した横枝管に上排水立管又は他の横枝管からの排
水が逆流するのを防止するために逆流防止部を設けたり
しており、これら羽根及び逆流防止部は、排水を衝突さ
せてその流れの方向、勢い等を制御する水案内部となっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の排水管
は、胴部内周面に排水が衝突すると振動が発生し、ま
た、水案内部の水衝突による振動が胴部に伝播し、胴部
が音響放射面となり、大きな騒音を発生したり、耐久性
低下の原因になることもある。防振技術として、排水集
合管と床スラブとの間に防振材を介在させて、床スラブ
への振動伝播を防止する技術は開発されているが(特開
平6−306904号公報)、排水管自体の振動、騒音
の低減は期待し難い。
【0004】本発明は、上述のような実情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、胴部又は水案内
部の重量を余り増すことなく剛性を高めて、水衝突面に
排水が衝突した場合の胴部又は水案内部の振動を減少し
て、騒音を低減できるようにした排水管を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じている。即ち、
本発明は、胴部内周面の流水通過断面が水流方向下手側
に向けて漸次減少する水衝突面を有する排水管におい
て、前記胴部の肉厚を上流側から下流側へと漸次厚くな
るように形成している点に特徴がある。これによって、
胴部は余り重量が増えることなく剛性が高まり、水衝突
面に排水が衝突した場合の胴部の振動が減少し、排水管
の騒音が低減する。
【0006】また、本発明に係る排水管は前記胴部に下
細りのテーパ状部を有し、該テーパ状部の肉厚を胴部の
上流側の部分よりも漸次厚く形成している点に特徴があ
る。発明者らは、騒音低減に最も重要なのは下細りのテ
ーパ状部の剛性であるとの知見を得た。かかる知見に基
づき、テーパ状部を上流側の部分より漸次厚肉にするこ
とにより、他の部分も厚肉にする場合に比べて、排水管
全体で余り重量を増やすことなく効果的に振動を低減で
きる。そして、前記テーパ状部の下流側部の肉厚を、こ
れに続く円筒部の肉厚にまで漸次薄くなるように形成す
るのが好ましい。これにより、前記テーパ状部の下部と
これに続く円筒部との間の外面を滑らかにし、外観をよ
くすることができる。
【0007】本発明に係る排水管は、排水立管に接続さ
れる上接続部及び下接続部と、前記下接続部より少なく
とも一部が膨出する胴部と、該胴部に設けられた横枝管
接続部と、前記胴部下部の下細りのテーパ状部を備え、
該テーパ状部の肉厚を前記胴部上部よりも漸次厚く形成
している点に特徴がある。なお、この場合においても、
前記テーパ状部の下流側部の肉厚を、これに続く下接続
部の肉厚まで漸次薄くなるように形成するのが好まし
い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る排水集合管
1の一実施の形態を示している。この排水集合管1は、
胴上部2Aに、上排水立管3に接続される上接続部4
と、便器、流し台、洗面所等からの排水を排水集合管胴
部2に流す横枝管5が接続される1又は複数の横接続部
6とが設けられ、胴上部2Aはその内径が上接続部4の
内径より膨出され、胴下部2Bは下細りテーパ状に形成
されていてスラブ7に形成した通孔に挿通状とされて、
モルタル8によって固定され、下排水立管9と接続可能
な下接続部10が形成されている。
【0009】排水集合管1の胴下部2Bは、上部が円筒
状で下部が下細りテーパ状に形成され、円筒状部2a及
びテーパ状部2bの内周面は、上排水立管3、横枝管5
等から流れてくる排水が勢いよく衝突する水衝突面とな
っている。また、テーパ状部2bの下部にも円筒状に形
成された円筒状部2cを備えている。この円筒状部2a
に続くテーパ状部2bの肉厚は、下方に向かうに従って
漸次厚くされ、円筒状部2cの内周面と同径で上方のテ
ーパ状部2bにまで延長された内面と交差する点Pから
下方は、円筒状部2cに到達するまでの間が、漸次薄く
されており、胴下部2Bの剛性を高めて水衝突により発
生する振動を低減するようにしてある なお、前記テーパ状部2bの最大肉厚Tと、前記円筒状
部2aの肉厚t及び下接続部10の肉厚t1との比は、
例えば、2:1:1.4とするのが好ましい。
【0010】前記胴下部2Bのテーパ状部2b又は円筒
状部2aからテーパ状部2bにかけて、その内周面に
は、管軸方向に対して傾斜した或いは管軸廻りに螺旋状
とされた旋回羽根11が設けられ、この旋回羽根11が
水案内部材を構成し、その上面が水衝突面となってい
る。この旋回羽根11は、排水集合管1内に流下した排
水を旋回流に変化させ、かつ管壁に沿って流し、排水管
の中央部に排水流のない空間、すなわち空気コアを生じ
させ、前記旋回流及び空気コアによって、「ゴボゴボ
音」の原因である管内の空気圧変動を減小させ、スムー
ズで静かな排水流下性能を発揮させるものである 前記旋回羽根11は、図示していないが、水衝突面の裏
面側に複数本の略横歩行の直線状のリブを形成して、旋
回羽根11の重量を余り増加させることなく、撓みを低
下させて振動低減を図るようにすることができる。
【0011】なお、排水集合管1は、胴下部2Bの外周
面にもリブ、例えば輪形状リブ、管軸方向又は斜め方向
の直線リブ、ネット形状のリブ、格子形状のリブ等を設
けて、剛性を高め、より確実に振動・騒音を低減できる
ようにしてもよい。また、前記実施の形態は、種々変形
することができる。例えば、胴上部2Aには接続部4、
5等が形成されていてその剛性が高くなっているが、接
続部が少ない場合、接続部と対向する壁の外周面にリブ
を形成してもよい。また、排水管は、T字管、Y字管等
の他の型式の排水集合管、異径管、エルボ等の管でもよ
く、そのような排水が衝突する面を有する管の胴部の外
周面に種々の形状のリブを設けておけばよい。
【0012】このように、振動の発生源であるテーパ状
部2bの肉厚が、円筒状部2a下端から下方に向かって
漸次厚くされているので、テーパ状部2bの剛性が高ま
り、水衝突により発生する振動が低減される。また、肉
厚を漸次増加させたのは、テーパ状部2bだけであり、
排水集合管1全体としては重量増加は少ない。また、テ
ーパ状部2bの外周面及び内周面は他の部分(円筒状部
2a,2c)と連続した面を構成しており、従来の排水
集合管と見かけ上同じである。このように、テーパ状部
2bを厚肉にしても当該テーパ状部2bが円筒状部2
a,2cより外方に突出していないので、外観上優れて
いる。
【0013】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、胴部の内
周面に水衝突面を有する排水管において、前記胴部の肉
厚を上流側から下流側へと漸次厚くなるように形成して
いるので、余り重量を増やすことなく胴部の剛性を高め
ることができ、排水が衝突しても胴部の振動が減少し、
騒音を低減できる。また、本発明は、前記胴部に下細り
のテーパ状部を有し、該テーパ状部の肉厚を前記胴部の
上流側の部分よりも漸次厚く形成した構成とすることに
より、他の部分も厚肉にする場合に比べて、排水管全体
で余り重量を増やすことなく効果的に振動を低減でき
る。
【0014】そして、本発明は、前記テーパ状部の下流
側部の肉厚をこれに続く円筒部の肉厚にまで漸次薄くな
るように形成ことで、前記テーパ状部の下流側部とこれ
に続く円筒部との間の外面を滑らかにし、外観をよくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す一部破断正面図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 排水集合管 2 胴部 2A 胴上部 2B 胴下部 2a 円筒状部 2b テーパ状部 2c 円筒状部 3 上排水立管 4 上接続部 6 横枝管接続部 9 下排水立管 10 下接続部 T 最大肉厚 t 円筒状部の肉厚 t1 下接続部の肉厚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄▲崎▼ 晃 大阪府大阪市大正区南恩加島7丁目1番22 号 株式会社クボタ恩加島工場内 (72)発明者 仲石 正雄 大阪府大阪市大正区南恩加島7丁目1番22 号 株式会社クボタ恩加島工場内 Fターム(参考) 2D061 AA04 AB02 AC07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部内周面の流水通過断面が水流方向下
    手側に向けて漸次減少する水衝突面を有する排水管にお
    いて、 前記胴部の肉厚を上流側から下流側へと漸次厚くなるよ
    うに形成していることを特徴とする排水管。
  2. 【請求項2】 前記胴部に下細りのテーパ状部を有し、
    該テーパ状部の肉厚を前記胴部の上流側の部分よりも漸
    次厚く形成していることを特徴とする請求項1に記載の
    排水管
  3. 【請求項3】 前記テーパ状部の下流側部の肉厚をこれ
    に続く円筒部の肉厚にまで漸次薄くなるように形成して
    いることを特徴とする請求項2に記載の排水管。
  4. 【請求項4】 排水立管に接続される上接続部及び下接
    続部と、前記下接続部より少なくとも一部が膨出する胴
    部と、該胴部に設けられた横枝管接続部と、前記胴部下
    部の下細りのテーパ状部を備え、該テーパ状部の肉厚を
    前記胴部上部よりも漸次厚く形成していることを特徴と
    する排水管。
  5. 【請求項5】 前記テーパ状部の下流側部の肉厚を、こ
    れに続く下接続部の肉厚まで漸次薄くなるように形成し
    ていることを特徴とする請求項4に記載の排水管。
JP11227581A 1999-08-11 1999-08-11 排水管 Pending JP2001049711A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005317444A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005317444A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック
JP4613030B2 (ja) * 2004-04-30 2011-01-12 本田技研工業株式会社 燃料電池スタック

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