JPH0769407B2 - 磁気検出装置 - Google Patents
磁気検出装置Info
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- JPH0769407B2 JPH0769407B2 JP2049458A JP4945890A JPH0769407B2 JP H0769407 B2 JPH0769407 B2 JP H0769407B2 JP 2049458 A JP2049458 A JP 2049458A JP 4945890 A JP4945890 A JP 4945890A JP H0769407 B2 JPH0769407 B2 JP H0769407B2
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- hall
- same
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A41—WEARING APPAREL
- A41D—OUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
- A41D25/00—Neckties
- A41D25/06—Neckties with knot, bow or like tied by the user
- A41D25/10—Means for holding the knot, or the like
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A41—WEARING APPAREL
- A41B—SHIRTS; UNDERWEAR; BABY LINEN; HANDKERCHIEFS
- A41B3/00—Collars
- A41B3/12—Collars with supports for neckties or cravats
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Hall/Mr Elements (AREA)
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は半導体ホールセンサを磁気検出に使用する磁気
検出装置に関する。
検出装置に関する。
(従来の技術) 従来、電子モータのロータ磁極の位置検出には半導体ホ
ールセンサ単体のホール出力電圧が使用されている。
ールセンサ単体のホール出力電圧が使用されている。
このように半導体ホールセンサは単体で使用するのが一
般的であるが、以下のような問題点があった。
般的であるが、以下のような問題点があった。
(イ)出力電圧の温度依存性が生ずる。
一般に半導体では温度によってキャリアの数及び易動度
が変化するため、ホール出力電圧も変化し、実使用上問
題となる。即ち、実装上あるいは使用温度上制限が加わ
る温度による変化量は半導体材料固有のバンドギャップ
できまる。Si1.1eV,InSb0.18eV,InAs0.36eV,GaAs1.43eV
であるのでGaAsがこの点で最も優れている(温度特性が
小さく、−500ppm/℃のオーダである)。しかし、温度
特性のために、使用用途の範囲に制限があることは事実
で、例えば広い温度幅の環境にさらされる車や、高信頼
性を要求される産業用途ではまだまだ難点がある。
が変化するため、ホール出力電圧も変化し、実使用上問
題となる。即ち、実装上あるいは使用温度上制限が加わ
る温度による変化量は半導体材料固有のバンドギャップ
できまる。Si1.1eV,InSb0.18eV,InAs0.36eV,GaAs1.43eV
であるのでGaAsがこの点で最も優れている(温度特性が
小さく、−500ppm/℃のオーダである)。しかし、温度
特性のために、使用用途の範囲に制限があることは事実
で、例えば広い温度幅の環境にさらされる車や、高信頼
性を要求される産業用途ではまだまだ難点がある。
(ロ)零磁界での出力、即ちオフセット電圧が存在す
る。
る。
実際の半導体ホールセンサ素子では、形状のわずかな非
対称性や材料の不均質性があるため、電流の流れが一様
でなくなり、零磁界でも出力電圧が生ずる。オフセット
電圧が大きいと、磁束Bの正負に対する出力電圧が異な
る。即ち、例えば+Bの出力に対してホール素子の実際
の出力|VM(+)|=|VH+VHO|とすると、−Bに対し
ては|VM(−)|=|VH−VHO|となる。したがって、|V
HO|が大きいと、本来|VM(+)|=|VM(−)|=|VH
|としての回路設計がなされるので、設計マージンがと
れなくなる。最悪、モータが動作しなくなることもあ
る。
対称性や材料の不均質性があるため、電流の流れが一様
でなくなり、零磁界でも出力電圧が生ずる。オフセット
電圧が大きいと、磁束Bの正負に対する出力電圧が異な
る。即ち、例えば+Bの出力に対してホール素子の実際
の出力|VM(+)|=|VH+VHO|とすると、−Bに対し
ては|VM(−)|=|VH−VHO|となる。したがって、|V
HO|が大きいと、本来|VM(+)|=|VM(−)|=|VH
|としての回路設計がなされるので、設計マージンがと
れなくなる。最悪、モータが動作しなくなることもあ
る。
又、従来、特性の揃った一対の半導体ホールセンサ素子
を一定の間隔を設けて配設し両者の差電圧を出力に取出
すことで、2素子の線上での磁場の傾斜を検出するもの
もある。しかしながら、このような2素子の線上での磁
場の傾斜を検出するものでは同一特性の素子間の差電圧
を取り出すため磁場そのものの検出には使用できない。
あくまで磁場の変化分の検出に限られる。
を一定の間隔を設けて配設し両者の差電圧を出力に取出
すことで、2素子の線上での磁場の傾斜を検出するもの
もある。しかしながら、このような2素子の線上での磁
場の傾斜を検出するものでは同一特性の素子間の差電圧
を取り出すため磁場そのものの検出には使用できない。
あくまで磁場の変化分の検出に限られる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、磁場その
ものを良好に検出し得、かつ、ホール出力電圧の温度特
性及びオフセット電圧を改善し得る磁気検出装置を提供
することを目的とする。
ものを良好に検出し得、かつ、ホール出力電圧の温度特
性及びオフセット電圧を改善し得る磁気検出装置を提供
することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段と作用) 本発明は上記目的を達成するために、同一半導体チップ
あるいは同一外囲器内に形成した一対のホールセンサか
らなる磁気検出装置において、一方のホールセンサの出
力電圧を他方のホールセンサの出力電圧より大きくし、
両方のホールセンサの出力電圧の差を出力として取り出
すことを特徴とするものである。
あるいは同一外囲器内に形成した一対のホールセンサか
らなる磁気検出装置において、一方のホールセンサの出
力電圧を他方のホールセンサの出力電圧より大きくし、
両方のホールセンサの出力電圧の差を出力として取り出
すことを特徴とするものである。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図であり、7は半
導体チップ又は外囲器で、この同一半導体チップ上又は
同一外囲器内には第1のホールセンサ5及び第2のホー
ルセンサ6が形成される。この第1のホールセンサ5に
は入力端子IC(−)1及び入力端子IC1(+)2及び
出力端子VH1(+)3が設けられ、第2のホールセンサ
6には入力端子IC(−)1及び入力端子IC2(+)
2′及び出力端子VH2(+)4が設けられる。前記第1
のホールセンサ5の出力電圧VH1(+)を第2のホール
センサ6の出力電圧VH2(+)より大きくなるように第
1のホールセンサ5を構成する。しかして、第1のホー
ルセンサ5の出力電圧VH1(+)と第2のホールセンサ
6の出力電圧VH2(+)の差を磁気検出装置の出力とし
て取り出す。尚、入力端子2に加えられた制御電流IC1
(+)は第1のホールセンサ5を通って入力端子1に流
れ、入力端子2′に加えられた制御電流IC2(+)は第
2のホールセンサ6を通って入力端子1に流れる。又、
第1のホールセンサ5及び第2のホールセンサ6には磁
束密度Bが貫通している。
導体チップ又は外囲器で、この同一半導体チップ上又は
同一外囲器内には第1のホールセンサ5及び第2のホー
ルセンサ6が形成される。この第1のホールセンサ5に
は入力端子IC(−)1及び入力端子IC1(+)2及び
出力端子VH1(+)3が設けられ、第2のホールセンサ
6には入力端子IC(−)1及び入力端子IC2(+)
2′及び出力端子VH2(+)4が設けられる。前記第1
のホールセンサ5の出力電圧VH1(+)を第2のホール
センサ6の出力電圧VH2(+)より大きくなるように第
1のホールセンサ5を構成する。しかして、第1のホー
ルセンサ5の出力電圧VH1(+)と第2のホールセンサ
6の出力電圧VH2(+)の差を磁気検出装置の出力とし
て取り出す。尚、入力端子2に加えられた制御電流IC1
(+)は第1のホールセンサ5を通って入力端子1に流
れ、入力端子2′に加えられた制御電流IC2(+)は第
2のホールセンサ6を通って入力端子1に流れる。又、
第1のホールセンサ5及び第2のホールセンサ6には磁
束密度Bが貫通している。
第2図は本発明に係る半導体チップ8上に形成した電極
構造の一例であり、第1のホールセンサ5は入力電極I
C(−)11−1,入力電極IC1(+)12,出力電極VH1
(+)13,出力電極VH(−)17−1,動作領域15より構成
され、第2のホールセンサ6は入力電極IC(−)11−
2,入力電極IC2(+)12′,出力電極VH2(+)14,出
力電極VH(−)17−2,動作領域16より構成される。前
記入力電極IC(−)11−1と入力電極IC(−)11−2
はパターンで接続され、前記出力電極VH(−)17−1
と出力電極VH(−)17−2はパターンで接続される。
構造の一例であり、第1のホールセンサ5は入力電極I
C(−)11−1,入力電極IC1(+)12,出力電極VH1
(+)13,出力電極VH(−)17−1,動作領域15より構成
され、第2のホールセンサ6は入力電極IC(−)11−
2,入力電極IC2(+)12′,出力電極VH2(+)14,出
力電極VH(−)17−2,動作領域16より構成される。前
記入力電極IC(−)11−1と入力電極IC(−)11−2
はパターンで接続され、前記出力電極VH(−)17−1
と出力電極VH(−)17−2はパターンで接続される。
次に、第1のホールセンサ5の出力電圧VH1(+)を第
2のホールセンサ6の出力電圧VH2(+)より大きくす
る手段について説明する。
2のホールセンサ6の出力電圧VH2(+)より大きくす
る手段について説明する。
一般に、ホールセンサの出力電圧VHは以下のように表
わされる。
わされる。
VH=K*・Rd・Ic・B ただし、K*は比感度,Rdは入力抵抗,Icは制御電流,Bは
ホールセンサ素子動作層を貫通する磁束密度である。
ホールセンサ素子動作層を貫通する磁束密度である。
さらに、K*は以下のように表わされる。
ただし、RHはホール係数でキャリア濃度に逆比例す
る。dは動作層の厚み、fHは動作層の形状と易動度で決
まる因子である。
る。dは動作層の厚み、fHは動作層の形状と易動度で決
まる因子である。
第1のホールセンサ5のホール係数RHを第2のホー
ルセンサ6のホール係数RHより大きくすることによ
り、第1のホールセンサ5の出力電圧VH1(+)を第2
のホールセンサ6の出力電圧VH2(+)より大きくす
る。
ルセンサ6のホール係数RHより大きくすることによ
り、第1のホールセンサ5の出力電圧VH1(+)を第2
のホールセンサ6の出力電圧VH2(+)より大きくす
る。
すなわち、第3図に示すように、半導体基板32に形成さ
れた第1のホールセンサ5の動作層30のイオン注入の打
込エネルギを、第2のホールセンサ6の動作層31のイオ
ン注入の打込エネルギより大きくし、同じ抵抗値を維持
して動作層30を動作層31より深く形成すると、キャリヤ
密度nが小さくなるので、RH∝1/nよりホール係数RH
は大きくなり第1のホールセンサ5のホール出力電圧V
Hを大きくすることができる。
れた第1のホールセンサ5の動作層30のイオン注入の打
込エネルギを、第2のホールセンサ6の動作層31のイオ
ン注入の打込エネルギより大きくし、同じ抵抗値を維持
して動作層30を動作層31より深く形成すると、キャリヤ
密度nが小さくなるので、RH∝1/nよりホール係数RH
は大きくなり第1のホールセンサ5のホール出力電圧V
Hを大きくすることができる。
これと同時に、動作層30の不純物散乱が動作層31の不純
物散乱より減少するので、易動度が大きくなり、因子fH
が大きくなり第1のホールセンサ5のホール出力電圧V
Hを大きくすることができる。
物散乱より減少するので、易動度が大きくなり、因子fH
が大きくなり第1のホールセンサ5のホール出力電圧V
Hを大きくすることができる。
尚、第3図において、N+層26,27、動作層30より第1の
ホールセンサ5が形成され、N+層28,29、動作層31より
第2のホールセンサ6が形成される。前記N+層26には入
力電極IC(−)21を介してボンディングワイヤ33が接
続され、前記N+層27には入力電極IC1(+)を介してボ
ンディングワイヤ34が接続される。又、前記N+層28には
入力電極IC(−)が設けられ、前記N+層29には入力電
極IC2(+)24を介してボンディングワイヤ35が接続さ
れる。25は半導体基板32の表面に形成された絶縁膜であ
る。
ホールセンサ5が形成され、N+層28,29、動作層31より
第2のホールセンサ6が形成される。前記N+層26には入
力電極IC(−)21を介してボンディングワイヤ33が接
続され、前記N+層27には入力電極IC1(+)を介してボ
ンディングワイヤ34が接続される。又、前記N+層28には
入力電極IC(−)が設けられ、前記N+層29には入力電
極IC2(+)24を介してボンディングワイヤ35が接続さ
れる。25は半導体基板32の表面に形成された絶縁膜であ
る。
尚、因子fHだけを変える手段としては動作層の形状を変
える手段もある。
える手段もある。
第1のホールセンサ5の貫通磁束密度Bを第2のホー
ルセンサ6の貫通磁束密度Bより大きくすることによ
り、第1のホールセンサ5の出力電圧VH1(+)を第2
のホールセンサ6の出力電圧VH2(+)より大きくす
る。
ルセンサ6の貫通磁束密度Bより大きくすることによ
り、第1のホールセンサ5の出力電圧VH1(+)を第2
のホールセンサ6の出力電圧VH2(+)より大きくす
る。
即ち、第4図に示すように、第3図のように形成した半
導体チップにおいて、第1のホールセンサ5に対応した
上面に、磁性体例えば軟磁性材料36を形成する。この軟
磁性材料36を形成するには例えばフェライト粉等の磁性
粉を混ぜた樹脂を半導体チップの上面に滴下してエンキ
ャップ状に形成する。すなわち、磁性体の集磁効果によ
り周囲磁束が集束され磁束密度Bが大きくなり、第1の
ホールセンサ5の出力電圧VH1(+)を第2のホールセ
ンサ6の出力電圧VH2(+)より大きくすることができ
る。尚、磁性体としてヒステリシス特性を持たない軟磁
性材料を用いた場合には残留磁気の影響を小さくし、交
番磁界での使用に支障がないようにするこができる。
導体チップにおいて、第1のホールセンサ5に対応した
上面に、磁性体例えば軟磁性材料36を形成する。この軟
磁性材料36を形成するには例えばフェライト粉等の磁性
粉を混ぜた樹脂を半導体チップの上面に滴下してエンキ
ャップ状に形成する。すなわち、磁性体の集磁効果によ
り周囲磁束が集束され磁束密度Bが大きくなり、第1の
ホールセンサ5の出力電圧VH1(+)を第2のホールセ
ンサ6の出力電圧VH2(+)より大きくすることができ
る。尚、磁性体としてヒステリシス特性を持たない軟磁
性材料を用いた場合には残留磁気の影響を小さくし、交
番磁界での使用に支障がないようにするこができる。
尚、半導体チップの第1のホールセンサに対応した下面
あるいは面に磁性体を形成してもよい。半導体チップの
下面に磁性体を形成するには磁性体をペレット状に切り
出して半導体チップに接着するか、あるいは磁性粉を混
ぜた樹脂を半導体チップの裏面に塗布する。
あるいは面に磁性体を形成してもよい。半導体チップの
下面に磁性体を形成するには磁性体をペレット状に切り
出して半導体チップに接着するか、あるいは磁性粉を混
ぜた樹脂を半導体チップの裏面に塗布する。
第1のホールセンサ5のの入力抵抗Rdを第2のホール
センサ6の入力抵抗Rdより大きくすることにより、第1
のホールセンサ5の出力電圧VH1(+)を第2のホール
センサ6の出力電圧VH2(+)より大きくする。この場
合は定電流使用に有効である。
センサ6の入力抵抗Rdより大きくすることにより、第1
のホールセンサ5の出力電圧VH1(+)を第2のホール
センサ6の出力電圧VH2(+)より大きくする。この場
合は定電流使用に有効である。
即ち、第1のホールセンサ5の動作層のシート抵抗ρs
を第2のホールセンサ6の動作層のシート抵抗ρsより
高くすればいいので、第1のホールセンサ5の動作層の
ドーズ量を少なくする。例えば、第1のホールセンサ5
の動作層のドーズ量を200KeVで2×1012cm-2とし、第2
のホールセンサ6の動作層のドーズ量を200KeVで4×10
12cm-2とすることにより、第1のホールセンサ5の入力
抵抗Rdを第2のホールセンサ6の入力抵抗Rdより大きく
することができ、第1のホールセンサ5の出力電圧VH1
(+)を第2のホールセンサ6の出力電圧VH2(+)よ
り大きくすることができる。
を第2のホールセンサ6の動作層のシート抵抗ρsより
高くすればいいので、第1のホールセンサ5の動作層の
ドーズ量を少なくする。例えば、第1のホールセンサ5
の動作層のドーズ量を200KeVで2×1012cm-2とし、第2
のホールセンサ6の動作層のドーズ量を200KeVで4×10
12cm-2とすることにより、第1のホールセンサ5の入力
抵抗Rdを第2のホールセンサ6の入力抵抗Rdより大きく
することができ、第1のホールセンサ5の出力電圧VH1
(+)を第2のホールセンサ6の出力電圧VH2(+)よ
り大きくすることができる。
次に本実施例の効果について説明する。
温度改善効果 第5図に示すように、同一温度特性を有する第1のホー
ルセンサ5と第2のホールセンサ6の差を出力として取
り出すので、温度特性は相殺され、小さくなる。
ルセンサ5と第2のホールセンサ6の差を出力として取
り出すので、温度特性は相殺され、小さくなる。
尚、モノリシックでも、ハイブリッドでも同様の効果を
期待できる。
期待できる。
オフセット電圧(VHO)縮小効果 ハイブリッドの場合に限るが、特性が同一で接近したオ
フセット電圧を有する一対のホールセンサをペアリング
することで実現できる。すなわち、第1のホールセンサ
5のオフセット電圧をVHO1とし、第2のホールセンサ
6のオフセット電圧をVHO2とした場合、ペアリングし
た一対のホールセンサのオフセット電圧VHOはVHO=V
HO1−VHO2で、VHO1VHO2ならVHO0である。
フセット電圧を有する一対のホールセンサをペアリング
することで実現できる。すなわち、第1のホールセンサ
5のオフセット電圧をVHO1とし、第2のホールセンサ
6のオフセット電圧をVHO2とした場合、ペアリングし
た一対のホールセンサのオフセット電圧VHOはVHO=V
HO1−VHO2で、VHO1VHO2ならVHO0である。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、磁場そのものを良好
に検出することができ、かつ、ホール出力電圧の温度特
性及びオフセット電圧を改善することができる磁気検出
装置を提供することができる。
に検出することができ、かつ、ホール出力電圧の温度特
性及びオフセット電圧を改善することができる磁気検出
装置を提供することができる。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は本発
明に係る半導体チップ上面の一例を示す構成説明図、第
3図は本発明に係る半導体チップの一例を示す断面図、
第4図は本発明に係る半導体チップの他の例を示す断面
図、第5図は本発明に係る温度特性の一例を示す特性図
である。 1,2,2′……入力端子、3,4……出力端子、5……第1の
ホールセンサ、6……第2のホールセンサ、7……半導
体チップ又は外囲器、11−1,11−2,12,12′,21,22,23,2
4……入力電極、13,14,17−1,17−2……出力電極、15,
16……動作領域、18……半導体チップ、26……絶縁膜、
26,27,28,29……N+層、30,31……動作層、32……半導
体基板、33,34,35……ボンディングワイヤ、36……軟磁
性材料。
明に係る半導体チップ上面の一例を示す構成説明図、第
3図は本発明に係る半導体チップの一例を示す断面図、
第4図は本発明に係る半導体チップの他の例を示す断面
図、第5図は本発明に係る温度特性の一例を示す特性図
である。 1,2,2′……入力端子、3,4……出力端子、5……第1の
ホールセンサ、6……第2のホールセンサ、7……半導
体チップ又は外囲器、11−1,11−2,12,12′,21,22,23,2
4……入力電極、13,14,17−1,17−2……出力電極、15,
16……動作領域、18……半導体チップ、26……絶縁膜、
26,27,28,29……N+層、30,31……動作層、32……半導
体基板、33,34,35……ボンディングワイヤ、36……軟磁
性材料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−122465(JP,A) 特開 昭56−110277(JP,A) 特開 昭53−57983(JP,A) 特開 昭58−2085(JP,A) 特開 昭53−17083(JP,A) 特開 昭54−47588(JP,A) 特公 昭51−439(JP,B1) 特公 昭42−2791(JP,B1) 特公 昭58−43682(JP,B2) 特公 昭56−39066(JP,B2) 実公 昭44−4377(JP,Y1)
Claims (3)
- 【請求項1】同一半導体チップあるいは同一外囲器内に
形成した同一の温度特性及び同一のオフセット電圧出力
を有する一対のホールセンサからなり、一方のホールセ
ンサの出力電圧を他方のホールセンサの出力電圧より大
きくし、両方のホールセンサの出力電圧の差を出力とし
て取り出す磁気検出装置において、一方のホールセンサ
の出力電圧を他方のホールセンサの出力電圧より大きく
する手段として、半導体チップにおける一方のホールセ
ンサの上もしくは下もしくは両方に磁性体を配置したこ
とを特徴とする磁気検出装置。 - 【請求項2】同一半導体チップあるいは同一外囲器内に
形成した同一の温度性及び同一のオフセット電圧出力を
有する一対のホールセンサからなり、一方のホールセン
サの出力電圧を他方のホールセンサの出力電圧より大き
くし、両方のホールセンサの出力電圧の差を出力として
取り出す磁気検出装置において、一方のホールセンサの
出力電圧を他方のホールセンサの出力電圧より大きくす
る手段として、半導体基板に形成された一方のホールセ
ンサの動作層のイオン注入の打込エネルギを、他方のホ
ールセンサの動作層のイオン注入の打込エネルギより大
きくし、同じ抵抗値を維持して一方のホールセンサの動
作層を他方のホールセンサの動作層より深く形成したこ
とを特徴とする磁気検出装置。 - 【請求項3】同一半導体チップあるいは同一外囲器内に
形成した同一の温度特性及び同一のオフセット電圧出力
を有する一対のホールセンサからなり、一方のホールセ
ンサの出力電圧を他方のホールセンサの出力電圧より大
きくし、両方のホールセンサの出力電圧の差を出力とし
て取り出す磁気検出装置において、一方のホールセンサ
の出力電圧を他方のホールセンサの出力電圧より大きく
する手段として、一方のホールセンサの動作層のドーズ
量を他方のホールセンサの動作層のドーズ量より少なく
し、一方のホールセンサの動作層のシート抵抗を他方の
ホールセンサの動作層のシート抵抗より高くしたことを
特徴とする磁気検出装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2049458A JPH0769407B2 (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 磁気検出装置 |
KR1019910002993A KR910017201A (ko) | 1990-03-02 | 1991-02-25 | 자기검출장치 |
KR2019950002626U KR960000763Y1 (ko) | 1990-03-02 | 1993-02-17 | 자기검출장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2049458A JPH0769407B2 (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 磁気検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03252578A JPH03252578A (ja) | 1991-11-11 |
JPH0769407B2 true JPH0769407B2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=12831696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2049458A Expired - Lifetime JPH0769407B2 (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 磁気検出装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0769407B2 (ja) |
KR (2) | KR910017201A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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