JPH0768958B2 - 電気掃除機用電動送風機 - Google Patents

電気掃除機用電動送風機

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JPH0768958B2
JPH0768958B2 JP30510986A JP30510986A JPH0768958B2 JP H0768958 B2 JPH0768958 B2 JP H0768958B2 JP 30510986 A JP30510986 A JP 30510986A JP 30510986 A JP30510986 A JP 30510986A JP H0768958 B2 JPH0768958 B2 JP H0768958B2
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JP
Japan
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load side
fan
electric blower
sound absorbing
absorbing material
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JP30510986A
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剛 徳田
定廣 嶋田
賢二 加藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Electric Suction Cleaners (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電気掃除機に使用する電動送風機に関するも
のである。
(従来の技術) 例えば、特公昭54−18764号公報に示しているこの種の
従来の電動送風機を第3図により説明する。第3図は従
来の電動送風機を一部断面で示した正面図で、同図にお
いて、21は電動送風機本体、22は負荷側ブラケット、22
aは開口部、23は反負荷側ブラケット、23aは排気口、24
は回転軸、25はナット、26はファン、26aは吸込口、27
はエアガイド、28はケーシング、28aは吸気口、29は吸
音材である。電気送風機本体21は負荷側ブラケット22と
反負荷側ブラケット23とによりその外郭が形成され、負
荷側ブラケット22側には回転軸24が突出し、これにファ
ン26がナット25によって固く取り付けられている。ファ
ン26の外周及び下方にはエアガイド27が装着され、ファ
ン26の上方はケーシング28によって覆われ、ケーシング
28の中央部にはファン26の吸込口26aに対向して吸気口2
8aが開口している。また、負荷側ブラケット22には開口
部22aが、反負荷側ブラケット23には排気口23aが設けら
れている。
また、電動送風機本体21内部で発生する騒音を吸収する
ために、反負荷側ブラケット23の外周全体には円筒形の
吸音材(発泡ウレタン)29が巻かれている。
次に、動作を説明する。
通電によりロータの回転に伴いファン26が回転し、空気
は吸気口28aからファンの吸込口26aを通って流入し、第
3図の矢印で示すように、ファン26の外周から排出され
てエアガイド27から負荷側ブラケット22の開口部22aを
通ってモータ内部に入り、ロータ及びステータを冷却し
て反負荷側ブラケット23の排気口23aから外部に排出さ
れる。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記構成では、ファン26が高速回転(約30000r
pm)するため、空気はファン26の吸込口26aから高速で
吸い込まれ、ファン26、ケーシング28及びエアガイド27
等に当たって騒音が発生していた。この騒音は空気流と
ともに流れ、反負荷側ブラケット23の排気口23aから、
またその一部は排気口23aに達するまでの間に電動送風
機本体21を透過して外部に出ていた。
このため、従来は、電動送風機本体21の外周全体を吸音
材(発泡ウレタン)29で覆い、騒音を防止していた。従
って大量の吸音材29を必要とし、製造コストが高くなる
という問題があった。
また、吸音材29を電動送風機本体21の外周にただ巻いて
いるだけなので、本体と吸音材との間に隙間ができ、空
気流がその隙間を通って外部に出ていく可能性があり、
依然として十分な吸音効果が得られないという問題があ
った。
本発明は、吸音効果が良好な低騒音且つ安価な電気掃除
機用電動送風機を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記問題点を解決するために、ステータと、
ロータと、前記ロータの回転軸に取付けたファンと、前
記ファンの下方に設けられ、前記回転軸の負荷側軸受を
保持するエアガイドと、前記回転軸の反負荷側軸受を保
持する反負荷ブラケットとからなる電気掃除機用電動送
風機において、前記エアガイドと前記反負荷側ブラケッ
トを樹脂で成形し、前記反負荷側ブラケットの負荷側
に、円筒形の吸音材を内蔵した防音室部に設け、前記吸
音材を支持するために、前記エアガイドの下面にボス
を、前記反負荷ブラケットに円形のリブを形成したもの
である。
(作 用) 本発明は、上記構成により、ファンの吸込口から高速で
吸い込まれた空気は、ファン内部を通り外周から排出さ
れてエアガイドからモータ内部に入り、内部を冷却して
排気口から外部に出る。この時、空気はファン内部、ケ
ーシング及びエアガイド等に当たって騒音を発生する
が、この騒音は空気流とともに運ばれて防音室部に入る
と、防音室部に内蔵された吸音材によって吸収されてし
まい、空気流がさらにモータ内部を通って進み、最終的
に排気口から出る時には騒音はほとんどなくなる。この
ように空気流の流れの途中で騒音を吸収してしまうので
吸音効果も向上し、また吸音材の使用量についても、従
来のように電動送風機本体の全周を巻くのに比べてはる
かに少なくて済み、製造コストも低減できる。
(実施例) 本発明の一実施例を第1図及び第2図により説明する。
第1図は本発明の一実施例の電動送風機の縦断面図、第
2図は同実施例の横断面図である。同図において、1は
ロータ、2は回転軸、3aは負荷側軸受、3bは反負荷側軸
受、4は反負荷側ブラケット、4aは排気口、5はブラシ
ホルダ、6はステータ、7はエアガイド、8はネジ、9
はファン、9aは吸込口、10はナット、11はケーシング、
11aは吸気口、12は防音室部、13は吸音材、14はボス、1
5はリブである。
ロータ1には回転軸2が取り付けられ、回転軸2にはロ
ータ1を挟んで負荷側には負荷側軸受3aが、反負荷側に
は反負荷側軸受3bが圧入されている。樹脂製のほぼ円筒
状の反負荷ブラケット4は、その中央部でステータ6
を、その下部でブラシホルタ5をそれぞれ保持し、最下
部では反負荷側軸受3bを支持し、下部側面には排気口4a
が設けられている。回転軸2に圧入されている負荷側軸
受3aは樹脂製のエアガイド7によって支持され、エアガ
イド7と反負荷側ブラケット4はネジ8でとめられてい
る。
ロータ1の負荷側には、エアガイドを貫通して回転軸2
が突出しており、これにファン9がナット10によって固
く取付けられ、ファン9はロータ1の回転に伴って回転
する。ファン9の上方はケーシング11によって覆われ、
ケーシング11の中央にはファン9の吸込口9aに対向して
吸気口11aが設けられている。
また、反負荷側ブラケット4の負荷側には円筒形の吸音
材(発泡ウレタン)13を防音室部12の内周面に沿って内
蔵した防音室部12が設けられ、円筒形の吸音材13が吸い
込まれた空気流で倒れないように支え、且つステータ6
の肩部を押えてそのガタツキを防止するために複数個の
ボス14が、また反負荷側ブラケット4には同じく吸音材
が設けられ、それが倒れないように下部から支持するた
めに円形のリブ15が形成されている。
次に、動作を説明する。
通電によりロータ1が回転すると、ロータ1の回転に伴
いファン9が回転する。この回転により、空気がケーシ
ング11の吸気口11aからファン9の吸込口9aへ高速で吸
い込まれ、ファン9の外周から排出されてエアガイド7
からモータ内部に入り、ロータ1,ステータ6を冷却し反
負荷側ブラケット14の排気口4aから外部に排出される。
この時、ファン9の回転により吸い込まれた空気がファ
ン内部に当たって発生する騒音及びファン9の外周から
排出された空気がケーシング11及びエアガイド7に当た
って発生する騒音が、空気流とともにエアガイド7を通
って防音室部12に入るが、防音室部12に内蔵された吸音
材13はこれらの騒音を直ちに吸収してしまい、空気流は
さらにモータ内部を通って排気口4aから出るが、騒音は
ほとんど外部に出ることがなくなる。
空気流が防音室部12を通る際、内蔵された円筒形の吸音
材13が気流によって内側に倒れるようとするのを、エア
ガイド7の下面に形成された複数個のボス14と反負荷側
ブラケットに形成された円形のリブ15が支えることにな
る。
反負荷側ブラケット14及びエアガイド7は樹脂製のた
め、これらにリブ15及びボス14を形成するのは容易であ
る。
(発明の効果) 本発明によれば、樹脂製の反負荷側ブラケットの負荷側
に吸音材を内蔵した防音室部に設けることにより、吸い
込まれた空気がファン、ケーシング及びエアガイド等に
当たって発生した騒音が、空気流とともに防音室部を通
る際に吸音材によって吸収されてしまうので、空気流が
排気口から排出される時にはほとんど騒音がなくなる。
このように、空気流の流れの途中で騒音を吸収するの
で、騒音効果が向上するばかりでなく、また従来のよう
に反負荷ブラケットの外周全体を吸音材で巻くのに比
べ、吸音材の使用量も少なくて済み、安価で低騒音の電
動送風機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電動送風機の縦断図面、第
2図は同実施例の横断図面、第3図は従来の電動送風機
を一部断面で示した正面図である。 1……ロータ、2……回転軸、3a……負荷側軸受、3b…
…反負荷側軸受、4……反負荷側ブラケット、4a……排
気口、5……ブラシホルダ、6……ステータ、7……エ
アガイド、8……ネジ、9……ファン、9a……吸込口、
10……ナット、11……ケーシング、11a……吸気口、12
……防音室部、13……吸音材、14……ボス、15……リ
ブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータと、ロータと、前記ロータの回転
    軸に取り付けたファンと、前記ファンの下方に設けら
    れ、前記回転軸の負荷側軸受を保持するエアガイドと、
    前記回転軸の反負荷側軸受を保持する反負荷ブラケット
    とからなる電気掃除機用電動送風機において、前記エア
    ガイドと前記反負荷側ブラケットを樹脂で成形し、前記
    反負荷側ブラケットの負荷側に、円筒形の吸音材を内蔵
    した防音室部を設け、前記吸音材を支持するために、前
    記エアガイドの下面にボスを、前記反負荷ブラケットに
    円筒形のリブを形成したことを特徴とする電気掃除機用
    電動送風機。
JP30510986A 1986-12-20 1986-12-20 電気掃除機用電動送風機 Expired - Fee Related JPH0768958B2 (ja)

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