JPH0768776A - インクカートリッジおよびインクジェット記録ヘッドとそのインクジェット記録装置 - Google Patents

インクカートリッジおよびインクジェット記録ヘッドとそのインクジェット記録装置

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JPH0768776A
JPH0768776A JP21933393A JP21933393A JPH0768776A JP H0768776 A JPH0768776 A JP H0768776A JP 21933393 A JP21933393 A JP 21933393A JP 21933393 A JP21933393 A JP 21933393A JP H0768776 A JPH0768776 A JP H0768776A
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JP
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ink
recording head
cartridge
jet recording
negative pressure
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Application number
JP21933393A
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English (en)
Inventor
Naoto Asai
直人 浅井
Masahiko Hisumi
昌彦 日隅
Tsutomu Abe
力 阿部
Eiichiro Shimizu
英一郎 清水
Masami Ikeda
雅実 池田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物流時に洩れたり破損することがなく、高い
使用効率が保たれると共に安定した負圧をヘッドに供給
することのできるインクカートリッジおよびインクジェ
ット記録ヘッドとそのインクジェット記録装置を提供す
る。 【構成】 インク(8)をタンク(7)に充填し、封体
(3A)によりインク供給部(3)を封止状態に保つイ
ンクカートリッジ(1)と、インク吐出部(11)と一
体に構成され、多孔質部材(13)が充填され、インク
導入部(4)および大気連通口(14)を有し、前記イ
ンク吐出部にインクを導く負圧発生室(12)を具えた
インクジェット記録ヘッド(2)とをインク供給部
(3)にインク導入部(4)を圧入することにより一体
に結合されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクカートリッジお
よびインクジェット記録ヘッドとそのインクジェット記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置において
は、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘ
ッドに対し、それに見合うインクが順調に供給されると
共に、非記録時には記録ヘッドのインク吐出口からイン
クが洩れるようなことがないように工夫されたインク収
容部を設けることが望まれてきた。また、かかるインク
収容部(以下ではインクタンクという)をインクジェッ
ト記録ヘッドに着脱自在とした交換型の場合はその着脱
が容易であると共に、その際にインク洩れ等がなく、か
つ、記録ヘッドに確実にインクの供給が行われる必要が
ある。
【0003】従来のこのような交換型インクタンクとし
ては、例えば、特開昭63−63242号公報(以下で
第1従来例という)に開示されているものが知られてい
る。本例は、インクタンク内に発泡材であるポリウレタ
ンフォームなどの多孔質部材が充填されていて、その毛
細管力により負圧を発生せしめると共にインクを保持さ
せ、インクが洩れることがないようにしたものである。
【0004】また、特開平2−522号公報(以下で第
2従来例という)には、1次インク貯蔵部と2次インク
貯蔵部とインクジェット記録ヘッドとの間をそれぞれ多
孔質部材でつなぐようにしたインクジェットヘッドカー
トリッジの例が開示されている。このものは、貯蔵部自
体には多孔質部材を充填せず、その間のインク流路にの
み多孔質部材を配設することで、インクの収容効率の向
上を図ると共に、2次インク貯蔵部を設けることで、温
度上昇あるいは圧力低下にともなう1次インク貯蔵部の
空気膨張によって一次インク貯蔵部からインクが流出す
るのを抑制し、かつ、記録時における記録ヘッドの負圧
が一定に保たれるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1従来例においては、インクタンク内のほぼ全体に多孔
質部材が装填されることからインクの充填量が制限され
るとともに多孔質部材中に使用されずに残るインク量が
多くなり、インクの使用効率が悪いという課題があり、
また、インクの残量検知が困難であって、更に、インク
消費期間中に負圧をほぼ一定にすることが難しい。
【0006】また、前記第2従来例では、負圧発生手段
である、多孔質部材がインク流路中に配置されることか
ら、多孔質部材内に充分インクが含浸されており、その
毛細管力による負圧の発生が非記録時では不十分となる
ためにわずかな衝撃でインクジェット記録ヘッドのイン
ク吐出口からインクが漏れるという問題があった。ま
た、あらかじめインクジェット記録ヘッドがインクタン
クと一体に形成されているので、インクタンクをインク
記録ヘッドに交換自在とする交換型インクカートリッジ
には、適用できないという点があった。
【0007】更にまた、交換型のインクカートリッジに
したとしても、そのインクタンクにポリウレタンフォー
ムなどの多孔質部材を装填したのでは、使い捨てとして
交換後はその多孔質部材も捨ててしまわれることになり
経済的とはいえない。
【0008】また、従来の記録ヘッドとインクタンクと
の接続部にも問題があり、接続部にインクタンク側から
インクが導かれるような構成の場合は、接続部の封止手
段として、交換時インクが洩れることなく着脱が行え
て、しかも装着状態で良好なインク供給状態が得られる
ようにする必要がある。なお一般にかかる場合記録ヘッ
ド側ではその接続部からインク吐出口までのインク流路
を短かく保つようにしており、接続部を上述のように構
成するにはどうしても装着時に力がかかるような構造と
なるが、記録ヘッドの方はその位置が高精度に保たれな
ければならないことから、かかる全ての条件を満たすこ
とが難しいという問題がある。
【0009】更にまた、インクタンク側の接続部にまで
多孔質部材が装填されている場合は、接続部を力がかか
らないように互いに余裕を持たせる構造としても洩れの
心配はないが、接続部において記録ヘッド側のインク供
給管を挿入すると、その先が多孔質部材を押圧すること
で、インクが外部に洩れてしまう。
【0010】本発明の目的は、上述したような従来の諸
問題の解決を図り、単独の物流時にも洩れたり破損する
虞がなく信頼性が保たれ、簡単な構造でインクの有無検
知が可能であり、高いインクの使用効率が保たれると共
に常に安定した負圧をヘッドに供給することのできるイ
ンクカートリッジおよびこれに着脱自在なインクジェッ
ト記録ヘッドとこれらを装着して記録を行うインクジェ
ット記録装置とを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、インクを充填したインクタンクのイン
ク供給部を封体により封止状態に保つインクカートリッ
ジと、インク吐出口および該インク吐出口にインクを導
くインク路を有し、インク吐出機能を具えたインク吐出
部と一体に構成され、インクを吸収する多孔質部材、前
記インク供給部からインクを導入するインク導入部およ
び大気連通口を有する負圧発生室から前記インク吐出部
に前記インク路を介してインクの供給が可能なインクジ
ェット記録ヘッドとを前記インク供給部に前記インク導
入部を圧入することにより前記封体による封止状態を解
除して一体に結合し、前記インクタンク内のインク圧に
より前記負圧発生室を介してインクを前記インク吐出部
に供給するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、そのインクカートリッジとイ
ンクジェット記録ヘッドとを一体結合するにあたり、イ
ンクカートリッジのインク供給部にインクジェット記録
ヘッド側の負圧発生室に連通するインク導入部を圧入す
ることによって、インク供給部の封体による封止状態を
解除すると共に、インクカートリッジのインクタンク内
の液圧を利用してインクをインク導入部を介して負圧発
生室に、更に負圧発生室からインク吐出部に導くことが
できるもので、インクカートリッジのインクタンクに充
分なインクが収容できると共にインク吐出部のインク吐
出によって発生する負圧を利用して負圧発生室を介し、
適切にインクをインクタンクから導くことができ、しか
もインクカートリッジの交換にあたり、十分にインクを
使い切ることができる。
【0013】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細かつ具体的に説明する。
【0014】図1は本発明の特徴を最も良く表わす第1
実施例を示す。ここで、1および2は本発明にかかるイ
ンクカートリッジおよびインクジェット記録ヘッドであ
る。すなわち、インクカートリッジ1とインクジェット
記録ヘッド2とはその(A)および(B)に示すように
互いに着脱自在に構成されている。3はインクカートリ
ッジ1側の雌型をなすインク供給部、4はインクジェッ
ト記録ヘッド2側から突設され、インク供給部3に挿着
可能な雄型のインク導入部、また、5はインクカートリ
ッジ1側に設けた係着部材、6はインクジェット記録ヘ
ッド2側に設けられ、その(B)に示すようにカートリ
ッジ1とヘッド2とを一体化した時に係着部材5に係合
する係止爪である。
【0015】インクカートリッジ1はその内部が空洞の
インクタンク7に形成されていて、このインクタンク7
にインク8が充填されており、記録ヘッド2側に装着さ
れるまでの間、(A)に示すようにインク供給部3は封
体3Aによって閉塞されている。一方、インクジェット
記録ヘッド2はインク吐出口9およびインク路10を有
し、インク吐出機能を具えたインク吐出部11と、負圧
発生室12とが壁2Aを隔てて一体に形成されていて、
負圧発生室12には多孔質材からなり、後述するように
して記録時に負圧を発生する負圧発生部材13が充填さ
れている。14は負圧発生室12の頂部に設けられた大
気連通口、15は負圧発生室12のインク導入部4が設
けられている壁に沿わせて形成され、負圧発生室12に
インク導入部4を介して導入されるインクを負圧発生部
材13に吸収分散させるためのインク溝、16は負圧発
生部材13に圧接するインク路10の開口部10Aに設
けたフィルタである。
【0016】ついで、このように構成したインクジェッ
ト記録ヘッド2とインクカートリッジ1とを一体に結合
し、(B)に示すような使用状態とする場合のインク8
の動きについて説明する。いま、(A)に示すようにイ
ンクカートリッジ1とインクジェット記録ヘッド2とが
個別に用意された状態で、双方を矢印方向に突き合わせ
るようにすると、ヘッド2側のインク導入部4がインク
カートリッジ1の雌型に形成されたインク供給部3に液
密に嵌合され、更にその封体3Aを突き破って(B)に
示すように結合される。同時に、ヘッド2側の係止爪6
にカートリッジ1側の係着部材5が弾性的に係着され
る。
【0017】そして、上述したようなインク導入部4の
インク供給部3への嵌合動作にともなって、インクタン
ク7中のインク8がインク導入部4を介して負圧発生室
12に浸入する。なお、負圧発生室12には多孔質の負
圧発生部材13が装填されており、更に大気連通口14
が設けられているので、その毛細管力により負圧発生部
材13に浸透したインク8はやがて、フィルタ16およ
びインク路10を介してインク吐出部11のインク吐出
口9に到達し、記録可能な状態となる。
【0018】ついで、このような構成になるインクジェ
ットヘッドカートリッジを装備した状態でインクジェッ
ト記録装置により記録が行われると、インク吐出口9か
らインクの吐出が行われるたびに発生する負圧により負
圧発生室12からインク路10にインクが供給される。
かくして、負圧発生室12とインクタンク7との間には
圧力差が生じるが、負圧発生室12には大気連通口14
が設けられているために大気連通口14から侵入する空
気は負圧発生部材13,インク溝15,インク導入部4
およびインク供給部3を経てインクタンク7に導かれ、
上記の圧力差を解消するように作用する。ただし、記録
中は上述の動作が連続的に繰返されるもので、従い、イ
ンクタンク7内はその間ある程度の負圧に保たれてい
る。
【0019】かくして、インクカートリッジ1において
は、そのインクタンク7内のインク8が完全に使用し切
られるまで、換言すると効率良く使用インクを保持する
ことができる。また、インクカートリッジ1の外殻およ
びインクジェット記録ヘッド2の負圧発生室12の外殻
を透明ないし半透明な材料で形成することにより、その
内部に収容されるインクの有無を目視で判断することが
できる。なお、これまでの交換可能なインクジェットヘ
ッドカートリッジの場合、その交換回数はヘッド側に対
して10〜500回というのが通例であったが、本発明
では、その実施例で示すように、インクカートリッジ1
においてそのインクタンク7内のインク8を最後迄完全
に使い切ることができるので、その容量にもよるが、従
来に比して交換回数を減らすことが可能であり、それだ
け作業効率を高めることができる。
【0020】図2は本発明の第2実施例を示す。本例
は、インクカートリッジ1側に設けるインク供給部3に
例えばゴムなどの弾性体による栓部材23を圧入して封
止状態に保つと共に、インクジェット記録ヘッド2のイ
ンク導入部4を細径の差込み部4Aと太細の押込み部4
Bとの2段に形成したものである。なお、その他の構成
および機能については第1実施例と変わらず、その説明
を省略する。
【0021】このように構成したインクジェットヘッド
カートリッジにおいては、その一体結合にあたり、
(A)に示す状態でまず、インクジェット記録ヘッド2
側のインク導入部4の差込み部4Aを、インクカートリ
ッジ1側の栓部材23の差込み孔23Aから更にその奥
の封止孔23Bを押し拡げるようにして挿入する。かく
して、栓部材23の外面23Cにインク導入部4の段付
きとした押込み部4Bの前面を当接させた上、その前面
で栓部材23自体を(B)に示すようにインクタンク7
内に押込み、栓部材23およびインク供給部3とインク
導入部4との間を気液密に保つことができる。なお、本
例の場合は、インク導入部4の差込み部4Aが栓部材2
3を貫通したところでインクタンク7から負圧発生室1
2へのインクの導入が開始され、更に押込み部4Bによ
る栓部材23のタンク内への押込みによるピストン作用
でインク8を更に速やかに負圧発生室12に導くことが
できる。
【0022】図3は本発明の第3実施例を示す。本例は
インクカートリッジ1側のインク供給部3に設ける供給
孔3Bおよび供給孔3Bに嵌入するインク導入部4の外
周部を共に大きく形成すると共に、インク供給部3の外
側を封止している封体3Aを双方の結合時にインク導入
部4の先端部に形成した環状の打抜き部24によって打
ち抜くようにしたものである。かくして、結合状態では
(B)に示すようにして一体化され、上述したインク導
入部4の外周部がインク供給孔3Bに圧入されるピスト
ン作用でインクタンク7中のインク8が負圧発生室12
側に導入される。なお、記録動作中の作用はこれまでに
述べてきた実施例と変わらない。
【0023】図4は第3実施例の変形例であり、本例
は、インク導入部4の先端部に前例の打抜部24を設け
る代りに斜めに切り落とされた形の剱先部4Cを形成
し、剱先部4Cにより(B)に示すようにして封体3A
を内部に引外すようにしたものである。
【0024】図5は本発明の第4実施例を示す。本例
は、インクカートリッジ1のインクタンク7内に予め弾
性体からなる中空の球体25を(A)に示すようにイン
ク圧によって圧縮した形で封入しておくようにしたもの
である。かくして、インクタンク7内に封入されている
インクに液圧を持たせておくことにより(B)に示すよ
うな一体結合時にその液圧を利用してインクジェット記
録ヘッド2側の負圧発生室12へのインク導入を助成す
ることができ、また、記録中速やかにインクジェット記
録ヘッド2側へのインク補給を行わせることができる。
【0025】図6および図7は第4実施例の変形例をそ
れぞれ示す。図6に示す例はインクタンク7内のインク
8に液圧を保つために、インクタンク7内を液面に応じ
て摺動するピストン部材26を内装し、ピストン部材2
6の上部に圧縮気体27を充填させて、その気体圧によ
りインク8をインクジェット記録ヘッド2側に導入させ
るようにしたものである。また、図7は圧縮気体の代り
にばね28を内装し、ばね28のばね力によりインク8
に液圧を発生させ、インクジェット記録ヘッド2側のイ
ンク導入を助成するようにしたものである。
【0026】図8は、本発明の第5実施例を示す。本例
は、インクカートリッジ1にインク8を充填したあとイ
ンク8自体の加圧を図るようにしたものである。30は
シリンダ状にインクタンク7から外方に向けて突設した
インク充填部、31はインク充填部30に圧入可能なピ
ストン状をなす栓部材である。なお、栓部材31とイン
ク充填部30とは互いに気液密に保たれるもので、双方
を雄ねじと雌ねじとの螺合状態に保ち、栓部材31のね
じ込み動作によって充填されたインク8を加圧するよう
にしてもよい。
【0027】このように構成したインクカートリッジ1
ではインク充填部30からインクタンク7にインク8を
充填したあと、栓部材31を矢印Pで示すようにインク
充填部30に圧入することによってタンク2内のインク
8を加圧状態に保つ。よって、第1実施例のところで説
明したようにして、インクカートリッジ1とインクジェ
ット記録ヘッド2とを(B)の如く一体結合することに
よりインクタンク7から負圧発生室12,負圧発生室1
2からインク路10を介してインク吐出口9にインクを
導くことができる。
【0028】なお、以上に述べてきた各実施例において
は、インクタンク7と負圧発生室12との間でインク8
および空気の流通をしやすくするために負圧発生室12
のインク導入部4側の壁に沿わせてインク溝15を立上
がらせるようにしたが、溝とする代りに壁からすじ状突
部を立上がらせるようにしてその突部に沿って形成され
る空間を利用するようにしてもよい。
【0029】また、上述の各実施例による交換型インク
カートリッジ1をカラーインクジェット記録装置に対応
するために各色(例えばブラック,イエロー,マゼン
タ,シアンの4色)のインクをそれぞれ個別の交換型イ
ンクカートリッジのインクタンクに収容して使用するこ
とができる。また、個別のインクカートリッジを一体化
させて交換型インクカートリッジとしてもよく、あるい
は、使用頻度の高いブラックインク用の交換型インクカ
ートリッジと他のカラーインク一体化交換カートリッジ
を分離した交換型インクカートリッジとしてもよい。こ
れらの組み合わせはインクジェット装置に合わせて自在
に設定すればよい。
【0030】更にまた、上述の各交換型インクカートリ
ッジにおいて、インクジェット記録ヘッドにおける負圧
を制御するためには、負圧発生部材13の材質の選定,
形状,寸法はもとより、インク溝15の形状,寸法,イ
ンク供給部3およびインク導入部4の形状,寸法,負圧
発生室12とインクタンク7との容積割合、インク導入
部4の交換型インクカートリッジ1への挿入量,形状,
寸法,フィルター16の形状,寸法,目の荒さ及びイン
クの表面張力などを最適化することがより好ましい。
【0031】また、本発明で使用する負圧発生部材13
には、それ自身、液体(インク)の自重及びわずかな振
動に対してもインクを保持する能力を有するものであれ
ば従来公知の部材が使用できる。例えば、繊維を網状に
網込んだ綿状体や連通孔を有する多孔質体などが挙げら
れるが、インク保持力及び負圧発生などが調整容易なポ
リウレタンフォームなどのスポンジが好ましい。特に、
フォームラバーの場合には、フォームラバー製造時に所
望の多孔密度となるように調整できるので好ましい。
尚、フォームラバーを熱圧縮処理をして更に多孔密度を
調整した場合には、加熱による分解物が発生し、インク
物性を変化させ記録品位に悪影響を及ぼす場合があるの
で洗浄などの処理が必要となる。また、各種インクジェ
ット記録装置に対応した交換型インクカートリッジを製
造するためそれに応じた多孔密度のフォームが要求され
るが、熱圧縮を施していない特定のセル数(1インチ当
りの空孔の数)を持つフォーム材を所望の寸法にカット
し、負圧発生部材収容部に圧縮挿入し、多孔密度,毛管
力を調整することが好ましい。
【0032】また、負圧発生室12とインクタンク7と
の容積割合は、インクジェット記録装置の種類や使用さ
れる環境条件などを考慮して決定する必要がある。ま
た、使用する負圧発生部材13との関連も重要となる。
インクの使用効率を向上するためには、インクタンクの
容積を増やすことが好ましく、その際には、負圧発生室
12には負圧発生力の高い(スポンジでいえば圧縮率の
高い)負圧発生部材13を使用することが有効となる。
したがって、インク収容部の容積割合を増加するに伴っ
て負圧発生部材の負圧発生力を増加させる必要がある。
【0033】フィルター16の形状や寸法,目の荒さ
は、インクジェット記録装置の種類によって任意に設定
できるが、インクカートリッジからのごみの混入を防止
し記録ヘッドのノズルを詰まらせないためにもインク吐
出口よりも小さい目の荒さにするのが好適である。
【0034】また、これらの交換型インクカートリッジ
1に充填するインク8は、従来公知のものが使用でき
る。そのインクカートリッジへの充填量は、インクカー
トリッジ内容積を限度として任意であるが、交換型イン
クカートリッジ開封直後の負圧を維持するためにインク
タンク7への容積限度まで充填してもよいが、負圧発生
室12へのインク充填量は負圧発生部材13のインク保
持力を配慮して、その限界以下に設定されることが好ま
しい。尚、本発明でいうインク保持力とは、負圧発生部
材13にインク8を含浸させた際の部材単独でインクを
保持できる能力をさすものである。
【0035】図9は、上記実施例で示したインクジェッ
トヘッドカートリッジ(IJHC)を搭載可能なインク
ジェット記録装置IJRAの一例を示すので、ここでは
複数のインクカートリッジ1(例えばカラー別のインク
を収容する4つのインクカートリッジ)が不図示のイン
クジェット記録ヘッドに結合されている。ここで、記録
シートPはプラテン5000によりシート送り可能に保
持される。
【0036】図において駆動モータ5013の正逆回転
は駆動力伝達ギア5011,5009を介してリードス
クリュー5004に伝達され、これを回転させ、またキ
ャリッジHCはリードスクリュー5004のら線溝50
05に係合するピン(不図示)を有する。これによっ
て、キャリッジHCは装置長手方向に往復移動される。
5002は記録ヘッドユニット内の各記録ヘッドの前面
をキャップするキャップであり、不図示の吸引手段によ
りキャップ内開口を介して記録ヘッドの吸引回復を行う
ために用いられる。キャップ5002はギア5008等
を介して伝達される駆動力により移動各記録ヘッドの吐
出口面を覆うことができる。
【0037】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復は、キャリッジHCがホームポジションに移動し
たときにリードスクリュー5004の作用によってそれ
らの対応位置で所望の処理が行えるように構成されてい
るが、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0038】なおキャリッジHCに装着されたインクジ
ェット記録ヘッド(不図示)の接続パッド4502は、
キャリッジHCに設けられた接続板5030が所定軸廻
りに回動することにより、その接続パッド5031と接
続し、電気的接続がなされる。この接続はコネクタ等を
用いないため、インクジェット記録ヘッドには不要な力
が作用しない。
【0039】本発明は、特にインクジェット記録装置の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギとして熱エネルギを発生する手段を備え、前記熱エネ
ルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録ヘ
ッド、記録装置において優れた効果をもたらすものであ
る。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が達
成できるからである。
【0040】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0041】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,流路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に有効であ
る。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するス
リットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特
開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧力波を
吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開
昭59−138461号公報に基いた構成としても本発
明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態が
どのようなものであっても、本発明によれば記録を確実
に効率よく行うことができるようになるからである。
【0042】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0043】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0044】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0045】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0046】また、本発明は電気を力に変換させてイン
クを吐出させるピエゾジェット方式等、記録媒体と非接
触に記録ヘッドを配設させ、インクを噴射させて記録す
る方式等のインクジェット方式において有効である。
【0047】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、インクを充填したインクタンクのインク供給部を封
体により封止状態に保つインクカートリッジと、インク
吐出口および該インク吐出口にインクを導くインク路を
有し、インク吐出機能を備えたインク吐出部と一体に構
成され、インクを吸収する多孔質部材、前記インク供給
部からインクを導入するインク導入部および大気連通口
を有する負圧発生室から前記インク吐出部に前記インク
路を介してインクの供給が可能なインクジェット記録ヘ
ッドとを前記インク供給部に前記インク導入部を圧入す
ることにより前記封体による封止状態を解除して一体に
結合し、前記インクタンク内のインク圧により前記負圧
発生室を介してインクを前記インク吐出部に供給するよ
うにしたので、インクカートリッジとインクジェット記
録ヘッド共に単独物流時に高い信頼性が保たれ、また、
インクカートリッジに高い使用効率でインクを収容する
ことができる。更にまた、記録時および非記録時にあっ
て一体結合された状態で適当の負圧を保って高速記録に
対処することができる上、インク洩れのない交換型のイ
ンクジェットヘッドカートリッジを構成することができ
る。また、インクジェット記録ヘッドを装置本体側に搭
載したまま、容易にインクカートリッジの着脱交換を正
確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるインクカートリッジ
およびインクジェット記録ヘッドの構成を結合前の状態
(A)と一体結合後の状態(B)とで示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例によるインクカートリッジ
およびインクジェット記録ヘッドの構成を結合前の状態
(A)と一体結合後の状態(B)とで示す断面図であ
る。
【図3】本発明の第3実施例によるインクカートリッジ
およびインクジェット記録ヘッドの構成を結合前の状態
(A)と一体結合後の状態(B)とで示す断面図であ
る。
【図4】本発明第3実施例の変形例によるインクカート
リッジおよびインクジェット記録ヘッドの構成を結合前
の状態(A)と一体結合後の状態(B)とで示す断面図
である。
【図5】本発明の第4実施例によるインクカートリッジ
およびインクジェット記録ヘッドの構成を結合前の状態
(A)と一体結合後の状態(B)とで示す断面図であ
る。
【図6】本発明の第4実施例の変形例によるインクカー
トリッジおよびインクジェット記録ヘッドの構成を結合
前の状態(A)と一体結合後の状態(B)とで示す断面
図である。
【図7】本発明の第4実施例の他の変形例によるインク
カートリッジおよびインクジェット記録ヘッドの構成を
結合前の状態(A)と一体結合後の状態(B)とで示す
断面図である。
【図8】本発明の第5実施例によるインクカートリッジ
およびインクジェット記録ヘッドの構成を結合前の状態
(A)と一体結合後の状態(B)とで示す断面図であ
る。
【図9】本発明にかかるインクジェット記録装置の構成
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 インクカートリッジ 2 インクジェット記録ヘッド 3 インク供給部 3A 封体 3B インク供給孔 4 インク導入部 4A 差込み部 4B 押込み部 5 係着部材 6 係止爪 7 インクタンク 8 インク 9 インク吐出口 10 インク路 11 インク吐出部 12 負圧発生室 13 負圧発生部材 14 大気連通口 15 インク溝 16 フィルタ 23 栓部材 23A 差込み孔 23B 封止孔 23C 外面 24 打抜き部 25 球体 26 ピストン部材 27 圧縮気体 28 ばね 30 インク充填部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 英一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 池田 雅実 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを充填したインクタンクのインク
    供給部を封体により封止状態に保つインクカートリッジ
    と、 インク吐出口および該インク吐出口にインクを導くイン
    ク路を有し、インク吐出機能を具えたインク吐出部と一
    体に構成され、インクを吸収する多孔質部材、前記イン
    ク供給部からインクを導入するインク導入部および大気
    連通口を有する負圧発生室から前記インク吐出部に前記
    インク路を介してインクの供給が可能なインクジェット
    記録ヘッドとを前記インク供給部に前記インク導入部を
    圧入することにより前記封体による封止状態を解除して
    一体に結合し、前記インクタンク内のインク圧により前
    記負圧発生室を介してインクを前記インク吐出部に供給
    するようにしたことを特徴とするインクカートリッジお
    よびインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記インク供給部の封体は弾性体により
    栓状に形成されると共に前記インク導入部の先端部で拡
    径可能な封止孔を有し、該封止孔を介して圧入される前
    記インク導入部により前記封体が前記インクタンク内に
    圧入されることを特徴とする請求項1に記載のインクカ
    ートリッジおよびインクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記インク導入部の先端部は前記封止孔
    の拡径にそなえて細径に形成され、かつ、その端面がテ
    ーパ状に形成されることを特徴とする請求項2に記載の
    インクカートリッジおよびインクジェット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記インク導入部は、端面がテーパ状に
    形成された細径部と、前記封体を前記インクタンク内に
    圧入可能な大径部とからなることを特徴とする請求項2
    または3に記載のインクカートリッジおよびインクジェ
    ット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記インクタンク内のインク圧は該イン
    クタンク内に配設される液圧発生手段により発生される
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの項に記
    載のインクカートリッジおよびインクジェット記録ヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 インクを充填したインクタンクのインク
    供給部を封体により封止状態に保つインクカートリッジ
    と、 インク吐出口および該インク吐出口にインクを導くイン
    ク路を有し、インク吐出機能を具えたインク吐出部と一
    体に構成され、インクを吸収する多孔質部材、前記イン
    ク供給部からインクを導入するインク導入部および大気
    連通口を有する負圧発生室から前記インク吐出部に前記
    インク路を介してインクの供給が可能なインクジェット
    記録ヘッドとを前記インク供給部に前記インク導入部を
    圧入することにより前記封体による封止状態を解除して
    一体に結合し、前記インクタンク内のインク圧により前
    記負圧発生室を介してインクを前記インク吐出部に供給
    するようにしたインクカートリッジおよびインクジェッ
    ト記録ヘッドを具備し、当該インクジェット記録ヘッド
    の前記インク吐出口から被記録材に向けてインクを吐出
    し、記録を行うことを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記インクカートリッジおよびインクジ
    ェット記録ヘッドは複数組であることを特徴とする請求
    項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記インクジェット記録ヘッドはそのイ
    ンク吐出部に前記インクを吐出させるためのエネルギー
    発生素子として、インク中に膜沸騰を生じさせる熱エネ
    ルギーを発生する電気熱変換体を有することを特徴とす
    る請求項6または7に記載のインクジェット記録装置。
JP21933393A 1993-09-03 1993-09-03 インクカートリッジおよびインクジェット記録ヘッドとそのインクジェット記録装置 Pending JPH0768776A (ja)

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