JP3332795B2 - インクタンクおよびインクジェットカートリッジ - Google Patents

インクタンクおよびインクジェットカートリッジ

Info

Publication number
JP3332795B2
JP3332795B2 JP11114297A JP11114297A JP3332795B2 JP 3332795 B2 JP3332795 B2 JP 3332795B2 JP 11114297 A JP11114297 A JP 11114297A JP 11114297 A JP11114297 A JP 11114297A JP 3332795 B2 JP3332795 B2 JP 3332795B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink tank
absorbing member
ribs
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11114297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10296991A (ja
Inventor
実 野澤
圭一郎 佃
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP11114297A priority Critical patent/JP3332795B2/ja
Priority to US09/059,392 priority patent/US6264315B1/en
Priority to ES98107261T priority patent/ES2162363T3/es
Priority to EP98107261A priority patent/EP0875383B1/en
Priority to DE69802225T priority patent/DE69802225T2/de
Publication of JPH10296991A publication Critical patent/JPH10296991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3332795B2 publication Critical patent/JP3332795B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/1752Mounting within the printer
    • B41J2/17523Ink connection
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17506Refilling of the cartridge
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録分野に用いられるインクタンク、このインクタンクと
インクジェット記録ヘッドとを一体化したインクジェッ
トカートリッジに関し、具体的には負圧発生部材をイン
ク吸収部材として用いるインクタンクおよびインクジェ
ットカートリッジに関する。
【0002】
【0003】なお、本明細書で「インク」とは、インク
ジェット記録ヘッドから吐出されるインクの他、記録紙
へのインクの浸透性を向上させるために使用される処理
液等のプリント性向上液を含むものとして用いている。
【0004】
【従来の技術】インクジェット記録の分野において、装
置の小型化、メンテナンスフリーなどの観点から、記録
ヘッドとインクタンクとを一体化し、記録装置に対して
着脱自在とした、インクジェットカートリッジが用いら
れている。このインクジェットカートリッジとしては、
例えば、記録ヘッドとインクタンクとを常時一体化した
構成と、記録ヘッドとインクタンクとを別体で作成し使
用時に一体化する構成とが知られている。
【0005】上記インクジェットカートリッジのいずれ
の構成においても、そのインクタンクには、通常はイン
クを安定して保持し、かつ、記録時には安定して記録ヘ
ッドにインクを供給するために、記録ヘッドに供給され
るインク流れに対する背圧(負圧)を発生する機構が求
められる。
【0006】この負圧を発生させるための最も容易な方
法の一つとして、ウレタンフォーム等の多孔質体を負圧
発生部材(インク吸収部材)として用い、この多孔質体
の毛管力を利用する方法がある。この方法に用いられる
インクタンクは、通常、インクを貯留するインク吸収部
材を収納した収納部と、インク収納部材にインクを供給
するインク供給開口部と、印字中のインク供給を円滑に
するために収納部に空気を取り入れるための大気連通口
とを含む構成とされる。
【0007】このようなインクタンクでは、例えば、特
公平5−23954号公報に開示されているように、収
納部内にインクによって密閉された空気層が存在しない
ように収納部内壁面とインク吸収部材との間の間隙を形
成するリブを設け、この隙間を大気連通口を介して大気
に連通させる構成が知られている。
【0008】一方、上述のインクタンクの収納部に収納
されるインク吸収部材としては、予め熱処理を加えて圧
縮したもの(以下、熱圧縮吸収体と称する)が好適であ
る。このような熱圧縮吸収体を収納したインクタンクに
インクを充填する場合には、減圧注入法により注入され
るのが一般的である。この方法では、インク充填がされ
ていないインクタンクの収納部を減圧した後、減圧状態
を維持したままインク供給開口部からインクを収納部内
部に注入し、熱圧縮吸収体表面にインクをまわした後、
インク注入を止めてから収納部を大気に対して開放状態
にすることで、熱圧縮吸収体内部へインクを充填するこ
とによって行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のイン
クジェットカートリッジのインクタンクの中には、イン
クタンクを記録装置のキャリッジに着脱自在に搭載し、
キャリッジの走査方向に対するインクタンクの幅を狭く
することで記録装置内の限られたスペースの中でインク
収納量の増大を図るものがある。このため、インクタン
クとしては、キャリッジの走査方向に直交する方向に対
して、偏平薄型の外形状を有するものがある。
【0010】この偏平薄型インクタンクにインクを減圧
注入により充填する場合に、本発明者らの実験の結果、
次のような現象が起こる場合があることが分かった。
【0011】すなわち、減圧を行う際、収納部の強度的
に弱い壁面が多孔質体を有する内方に変形し、インク吸
収部材と収納部の内面が接触することがある。特に、図
16に示すような偏平薄型のインクタンク1の場合、筐
体2の収納部2aを形成する面のうち、内面の表面積最
大の面2W(以下、最大面積面と称する)が内方(矢印
X方向)に歪むなど、変形しやすいため、インク吸収部
材3の表面と収納部2aの内面2Wとの接触部分は広範
囲にわたることになる。このような接触状態を維持した
まま、インクを注入したときに、この接触部分に対応す
るインク吸収部材3表面にインクが入り込めなくなり、
この状態で収納部2aを減圧状態から大気に開放する
と、インクがインク吸収部材への内部に均等に浸透され
ない。最悪の場合には、インクタンク1から記録ヘッド
へのインクの供給性能に問題が生じる場合も考えられ
る。
【0012】このような現象は、特に収納部の最大面積
面の面積が、隣接する他の面の面積の総和より大きいも
のについて特に顕著であり、本発明者らにより初めて認
識された問題である。
【0013】また、本発明者らは、さらに実験を行った
結果、従来技術にあるようなリブを単に収納部の最大面
積面に設けただけでは、減圧を行った際に、インク吸収
部材にリブが埋もれてしまうため、上述の収納部内面と
インク吸収部材表面との接触部分の範囲を小さくするこ
とができないことがわかった。
【0014】本発明の目的は、上述の減圧インク充填に
伴う問題を解決するインクタンクおよびインクジェット
カートリッジを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の課
題を解決するために鋭意検討した結果、収納部を構成す
る壁面のうち、例えば最大面積面にそれぞれ少なくとも
2本のリブを一組とした突起部を複数設け、リブの間隔
を狭くすることで、インクの減圧充填時における、イン
ク吸収部材と収納部の内面との接触面積を減少させ、イ
ンク収納部材の内部にインクを効率よく浸透させること
ができるインク充填を行えるとの知見を得るに至った。
【0016】すなわち、本発明は、インクを貯留するイ
ンク吸収部材を収納した多面体形状の収納部と、該収納
部の一部に設けられ前記インク吸収部材にインクを供給
するのに用いられるインク供給開口部と、該インク供給
開口部から離れた前記収納部に設けられ該収納部内を大
気に連通するための大気連通口とを含むインクタンクで
あって、内部空間を減圧することによりインクを充填さ
れ、前記収納部の内面の最大面積面の略中央部に、少な
くとも前記収納部の内面長さに略等しい2つのリブから
なる突起部を複数設けるとともに、前記リブの間隔は、
これらリブの長さ方向に沿って変化し、前記インク吸収
部材が前記収納部により圧縮されている部分において前
記2つのリブの間に前記インク吸収部材が埋没しない程
度に狭くなっていることを特徴とする。
【0017】ここで、前記突起部のリブの間隔は0.5
mm以上2.5mm以下の範囲であってもよい。
【0018】また、前記インク供給開口部は、前記突起
部の延在する方向に交差する面に設けられてもよい。
【0019】さらに、前記収納部の内面には、10mm
以下の間隔で複数の前記突起部が設けられてもよい。
【0020】前記少なくとも2つの収納部が一体化さ
れ、該一体化された収納部が減圧された際に大気圧空間
と減圧空間とを仕切る収納部の内面に前記突起部が設け
られてもよい。
【0021】また、本発明のインクジェットカートリッ
ジは、上述のインクタンクと、該インクタンクと着脱自
在に一体化した記録ヘッドとを含むことを特徴とする。
【0022】ここで、前記記録ヘッドは、インクに膜沸
騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換体を有
してもよい。
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0026】(実施形態1)図1は、本発明のインクタ
ンクの一実施形態を示す断面図であり、図2は図1にお
けるA−A線に沿う断面図である。
【0027】図1および図2において符号1は偏平薄型
のインクタンクである。このインクタンク1は、内部に
1種類のインクを収納するための収納部2aを有する略
矩形の筐体2と、この筐体2の収納部2aに収納される
負圧発生部材としてのインク吸収部材3と、上記筐体2
の一部に設けられ収納部2aにインクを供給するために
用いられるインク供給開口部4と、このインク供給開口
部4から離れた上記筐体2の一部に設けられ上記収納部
2a内を大気に開放する大気連通口5とから概略構成さ
れている。
【0028】上記インク供給開口部4には、上記繊維体
等からなるインク供給部材6が埋設されている。このイ
ンク供給部材6の下面、すなわち開口部4から外部に露
出している面には、後述の記録ヘッド側へインクを供給
するためのインク供給管(不図示)が押し当てられるこ
とにより、インク吸収部材3に充填されていたインクを
毛管現象を利用して記録ヘッド側に安定に供給すること
が可能である。
【0029】また、上記大気連通口5の近傍であって上
記収納部2aの上面部には、下方に向けて突出する複数
の壁部7が設けられている。これら壁部7はその下端部
によりインク吸収部材3の上部を押圧して大気連通口5
の周囲の収納部2aにインク漏れ等を防止する内空間を
形成することができる。
【0030】本実施形態では、筐体2の最大面積面2w
の内側に略平行に配された2つのリブ8aを1組とした
突起部8が複数(本実施形態では4つ)設けられてい
る。リブ8aの間隔はインク吸収部材3と突起部8とが
接触した際にインク吸収部材3の表面と収納部2aの内
面2wとの間にインクの通路となり得る隙間が形成され
る範囲で決められ、具体的には、0.5mm以上2.5
mm以下とされる。
【0031】また、上記リブ8aの間隔は、上述のよう
にインク通路を形成できる程度であればリブ8aの長さ
方向に一定である必要はない。インク吸収部材3の圧縮
されている部分の近傍では、リブ8aの幅を変えること
によりその間隔を狭くしている。これは、圧縮されてい
る部分においては、インク吸収部材3にリブ8aが埋め
込まれてインク通路の維持ができなくなるのを防止する
ためである。
【0032】なお、本実施形態では、筐体1の側面には
インクタンク1の着脱の際にインクタンク1を保持する
ための把持部9が設けられている。
【0033】以上説明したように、本実施形態では、収
納部2aの最大面積面2wの内側に上述の突起部8が設
けられているので、このインクタンク1にインク充填を
行う際の減圧時において、収納部2aの最大面積面2w
が収納部内方へ変形し、インク吸収部材3表面と突起部
8とが接触した場合であっても、この突起部8の存在に
より、収納部2aの最大面積面2wとインク吸収部材3
表面との間にインク吸収部材3の表面全体に行き渡らせ
るためのインク通路としての隙間を維持することができ
る。このため、減圧下において、供給されたインクがイ
ンク吸収部材3の表面全体に行き渡ることになるので、
その後、収納部2a内部を大気に解放したとき、インク
吸収部材3の内部にまで十分インクを浸透させることが
でき、収納部2a内部に空気溜まりを残すこともない。
このようにインク注入されたインクタンクは安定的にイ
ンクの供給を行うことが可能である。
【0034】次に、図1および図2に示したインクタン
クにインクを注入する方法の一例を説明する。
【0035】まず、大気連通口5を塞ぐと共にインク供
給開口部4から吸引する。この吸引によりインク吸収部
材3およびインク供給部材6中に含まれる空気を相当量
排出する。さらに吸引を続けて所定の気圧まで減圧させ
たところで、吸引を停止して減圧状態を維持する。
【0036】次に、減圧下において、インク供給開口部
4からインクの注入を開始する。図3に示すように、筐
体2内には自由インクが充填され、収納部2aの最大面
積面2Wの内側に設けられた突起部8によりインク吸収
部材3表面と最大面積面2Wとの間にインク通路が維持
される。このため、突起部8のリブ8aの長さ方向ばか
りでなく、その方向に交差する方向にも、突起部8のイ
ンク通路がインク浸透の機転となってインクが浸透す
る。インク吸収部材3の内部にインクが達していない
が、インクの浸透が図4に示す程度まで進んだところ
で、インクの注入を停止すると共に大気に開放する。こ
れにより、インクの浸透がインクの浸透が達していなか
ったインク吸収部材3の内部にまで完全に及び、インク
の注入を終了する。
【0037】なお、残ったインクについては、必要に応
じて二次抜きをすることもできる。
【0038】(実施形態2)図5は、本発明のインクタ
ンクの他の実施形態を示す概略斜視図であり、図6は図
5におけるB−B線に沿う断面図であり、図7は図6に
おけるC−C線に沿う断面図である。なお、本実施形態
の構成要素のうち、先の実施形態の構成要素と共通する
ものについては、同一の符号を付し、その部分の説明を
省略する。
【0039】本実施形態は、先の実施形態にかかる偏平
薄型の筐体を厚み方向に3つ重ねて一体化したインクタ
ンクであって、これら3つの筐体のうち外側の2つの筐
体の外側壁部2Wの内面にそれぞれ突起部8が設けられ
ている点に特徴がある。突起部8が設けられる2つの筐
体の外側壁部2Wは、前述のインク充填における減圧時
に大気圧空間と減圧空間とを仕切る壁であり、筐体内方
へ変形する可能性がある。このため、その外側壁部2W
の内面に上述したように突起部8を設けることにより、
その内面とインク吸収部材3表面との間にインク吸収部
材3表面全体にインクを行き渡らせるためのインク通路
を形成することができる。
【0040】なお、図7における符号10は中間の筐体
の両壁部の内面に設けられたリブである。このリブ10
は、上述の突起部8を構成するリブ8aと異なり、単に
相互離間距離を大きくとり、インク吸収部材3表面を押
圧してこれを保持するための部材である。インク吸収部
材へのインクの充填を一度に行う場合には、このリブの
設けられている面は減圧空間同士の間を仕切る壁となる
ので、必ずしも本願発明のリブを採用する必要はない。
もちろん、リブ10に代えてリブ8を設けてもよい。
【0041】本実施形態は、3つの筐体が一体化された
構成のインクタンクであるが、筐体ごとにインクを他か
ら独立した状態で保持することができる。このため、図
5に示すようにインク供給開口部4およびインク供給部
材6等は筐体ごとに設けられている。このような構成の
インクタンク1は、例えば図8および図9に示すヘッド
ホルダ14内に装着可能である。ヘッドホルダ14は筐
体3つ分の大きさのインクタンク1を受け入れるハウジ
ング14aとこのハウジング14aの内底部に設けられ
各インク供給開口部4に挿入可能なインク導入口14b
とこのインク導入口14b内に配され各インク供給部材
6の端部に当接するインク供給管14cとハウジング1
4a内をインクタンク1の筐体ごとに分画するためのリ
ブ15とハウジング14aの外底部に設けられ、インク
に膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換
体を有する記録ヘッド部16とから概略構成されてい
る。
【0042】このような構成のヘッドホルダ14は、図
5に示したインクタンク1を搭載してインクジェットカ
ートリッジを構成し、このカートリッジは後述の記録装
置のキャリッジ上に装着可能である。
【0043】(実施形態3)図10は、本発明のインク
タンクのさらに他の実施形態を示す概略斜視図であり、
図11は図10におけるD−D線に沿う断面図であり、
図12は図11におけるE−E線に沿う断面図である。
なお、本実施形態の構成要素のうち、先の実施形態の構
成要素と共通するものについては、同一の符号を付し、
その部分の説明を省略する。
【0044】本実施形態は、先の実施形態2に係るイン
クタンクを基本型とし、図11に示すように、各筐体内
に仕切壁17を設け、合計6種類のインクを収納できる
ように構成した点に特徴がある。本実施形態の仕切壁1
7は、一つの筐体内部を把持部9から離れた小室18と
把持部9に近い大室19とに分画するものである。小室
18の壁面は比較的小面積であり、インク注入時の減圧
下における内方への変形量が少なく、インク吸収部材3
表面と内壁面との接触部分も少ないことから、突起部8
を設けていない。これに対し、大室19の壁面は比較的
大面積であり、インク注入時の減圧下における内方への
変形量が大きく、インク吸収部材3表面と内壁面との接
触部分が多い。このため、突起部8によりインク吸収部
材3表面全体にインクを行き渡らせるためのインク通路
を確保することができる。
【0045】なお、仕切壁17により一つの筐体内部を
等分に分画してもよく、その場合には必要に応じて突起
部8を両室の内壁部に設けてもよい。
【0046】このような構成のインクタンク1は例えば
図13および図14に示すヘッドホルダ14内に装着可
能である。このヘッドホルダ14はインクタンク1のイ
ンク供給開口部4およびインク供給部材6の数、位置に
対応してインク導入口14bおよびインク供給管14c
を有するものである。
【0047】本実施形態における6つのインク収納領域
においては、例えば小室18と、この小室18と仕切壁
17を介して隣接する大室19とに同一色のインクを注
入すると共に、小室18には通常濃度のインクを注入
し、大室19には淡色のインクを注入し、合計3色、6
種類のインクを注入してもよい。小室18に相対的に濃
度の高いインクを注入するのは、このタイプのインクタ
ンク1をヘッドホルダ14内に装着する際に小室18側
を下側に、大室19側を上側にした状態とすることか
ら、万が一、インク漏れがあったときに、大室19側の
淡色インクが相対的に濃色インクに混色した場合の記録
への影響は小さく、その逆の場合の記録への影響は大き
いからである。
【0048】次に、本発明のインクタンクまたはインク
ジェットカートリッジを搭載し得る記録装置の一例を図
15を参照して説明する。
【0049】図15に本発明に適用したインクジェット
記録装置の概略図を示した。ここで、20は上述のイン
クジェットカートリッジであり、上方にインクタンク
部、下方に記録ヘッドを有するヘッドホルダを有してお
り、さらに記録ヘッドを駆動するための信号などを受容
するためのコネクタ(不図示)が設けられている。21
はキャリッジであり、2個のインクジェットカートリッ
ジ20を位置決めして搭載し、しかも記録ヘッドを駆動
するための信号などを伝達するためのコネクタホルダが
設けられており記録ヘッドと電気的に接続されるように
なっている。
【0050】本実施形態における2個のインクジェット
カートリッジ20については、右側が濃度の濃いイエロ
ー、マゼンタ、シアンや濃度の薄いイエロー、マゼン
タ、シアン用のインクタンク部を有するもの、左側がブ
ラックインクや後述のプリント性向上液のインクタンク
部を有するものである。22はキャリッジ21の主走査
方向に延在し、キャリッジ21を摺動自在に支持する走
査レール、23はキャリッジ21を往復動させるための
駆動力を伝達する駆動ベルトである。26,27は、記
録ヘッドによる記録位置の前後に配置されて記録媒体の
挾持搬送を行うための搬送ローラ対、28は紙などの記
録媒体で、記録媒体28の被記録面を平坦に規制するプ
ラテン(不図示)に圧接されている。この時キャリッジ
21に搭載されたインクジェットカートリッジ1aの記
録ヘッド部はキャリッジ21から下方へ突出して記録媒
体搬送用ローラ24,25間に位置し、記録ヘッド部の
吐出口形成面は、プラテン(不図示)の案内面に圧接さ
れた被記録材28に平行に対向するようになっている。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
減圧インク充填時に変形し易い壁面内側に間隔の狭い2
つのリブからなる突起部を複数設けたことにより、当該
壁面が減圧下で内方に変形してもその壁面とインク吸収
部材表面との間にインク吸収部材表面全体にインクを行
き渡らせるためのインク通路が形成されるので、インク
吸収部材の内部にまで十分にインクを浸透させることが
できる。このように十分にインク充填されたインクタン
クまたはインクジェットカートリッジは、記録装置に装
着されたときに、記録ヘッドに対し常に安定したインク
供給を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクタンクの一実施形態を示す断面
図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1および図2に示したインクタンクに対する
インク充填を説明するための断面図である。
【図4】図1および図2に示したインクタンクに対する
インク充填を説明するための断面図である。
【図5】本発明のインクタンクの他の実施形態を示す概
略斜視図である。
【図6】図5におけるB−B線に沿う断面図である。
【図7】図6におけるC−C線に沿う断面図である。
【図8】ヘッドホルダを上方から視た斜視図である。
【図9】ヘッドホルダを下方から視た斜視図である。
【図10】本発明のインクタンクのさらに他の実施形態
を示す概略斜視図である。
【図11】図10におけるD−D線に沿う断面図であ
る。
【図12】図11におけるE−E線に沿う断面図であ
る。
【図13】ヘッドホルダを上方から視た斜視図である。
【図14】ヘッドホルダを下方から視た斜視図である。
【図15】本発明のインクタンクを搭載できる記録装置
の一例を示す一部を破断した斜視図である。
【図16】従来のインクタンクの減圧変形状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 インクタンク 2 筐体 2a 収納部 2W 最大面積面 3 インク吸収部材 4 インク供給開口部 5 大気連通口 6 インク供給部材 7 壁部 8 突起部 8a リブ 9 把持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−39820(JP,A) 特開 平6−126976(JP,A) 特開 平8−112906(JP,A) 特開 昭60−245560(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを貯留するインク吸収部材を収納
    した多面体形状の収納部と、該収納部の一部に設けられ
    前記インク吸収部材にインクを供給するのに用いられる
    インク供給開口部と、該インク供給開口部から離れた前
    記収納部に設けられ該収納部内を大気に連通するための
    大気連通口とを含むインクタンクであって、 内部空間を減圧することによりインクを充填され、前記
    収納部の内面の最大面積面の略中央部に、少なくとも前
    記収納部の内面長さに略等しい2つのリブからなる突起
    部を複数設けるとともに、 前記リブの間隔は、これらリブの長さ方向に沿って変化
    し、前記インク吸収部材が前記収納部により圧縮されて
    いる部分において前記2つのリブの間に前記インク吸収
    部材が埋没しない程度に狭くなっていることを特徴とす
    るインクタンク。
  2. 【請求項2】 前記突起部のリブの間隔は0.5mm以
    上2.5mm以下の範囲であることを特徴とする請求項
    記載のインクタンク。
  3. 【請求項3】 前記インク供給開口部は、前記突起部の
    延在する方向に交差する面に設けられていることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載のインクタンク。
  4. 【請求項4】 前記収納部の内面には、10mm以下の
    間隔で複数の前記突起部が設けられていることを特徴と
    する請求項1から請求項3の何れかに記載のインクタン
    ク。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも2つの収納部が一体化さ
    れ、該一体化された収納部が減圧された際に大気圧空間
    と減圧空間とを仕切る収納部の内面に複数の前記突起部
    が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項
    の何れかに記載のインクタンク。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5の何れかに記載の
    インクタンクと、該インクタンクと着脱自在に一体化し
    た記録ヘッドとを含むことを特徴とするインクジェット
    カートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、インクに膜沸騰を生
    じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換体を有するこ
    とを特徴とする請求項6に記載のインクジェットカート
    リッジ。
JP11114297A 1997-04-28 1997-04-28 インクタンクおよびインクジェットカートリッジ Expired - Fee Related JP3332795B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11114297A JP3332795B2 (ja) 1997-04-28 1997-04-28 インクタンクおよびインクジェットカートリッジ
US09/059,392 US6264315B1 (en) 1997-04-28 1998-04-14 Ink tank ink jet cartridge and ink filling method
ES98107261T ES2162363T3 (es) 1997-04-28 1998-04-21 Deposito de tinta, cartucho para chorros de tinta y metodo de llenado de tinta.
EP98107261A EP0875383B1 (en) 1997-04-28 1998-04-21 Ink tank, ink jet cartridge, and ink filling method
DE69802225T DE69802225T2 (de) 1997-04-28 1998-04-21 Tintenbehälter, Tintenstrahlpatrone, und Verfahren zum Füllen mit Tinte

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11114297A JP3332795B2 (ja) 1997-04-28 1997-04-28 インクタンクおよびインクジェットカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10296991A JPH10296991A (ja) 1998-11-10
JP3332795B2 true JP3332795B2 (ja) 2002-10-07

Family

ID=14553531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11114297A Expired - Fee Related JP3332795B2 (ja) 1997-04-28 1997-04-28 インクタンクおよびインクジェットカートリッジ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6264315B1 (ja)
EP (1) EP0875383B1 (ja)
JP (1) JP3332795B2 (ja)
DE (1) DE69802225T2 (ja)
ES (1) ES2162363T3 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3437491B2 (ja) 1998-06-30 2003-08-18 キヤノン株式会社 インク注入方法、それが用いられるインク注入装置、および、それを備えるインクジェット記録装置
JP4579446B2 (ja) * 2001-05-10 2010-11-10 キヤノン株式会社 液体収納容器
US20050157112A1 (en) 2004-01-21 2005-07-21 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer cradle with shaped recess for receiving a printer cartridge
US7448734B2 (en) 2004-01-21 2008-11-11 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer cartridge with pagewidth printhead
WO2005102712A1 (en) * 2004-04-19 2005-11-03 Canon Kabushiki Kaisha Ink container, inkjet printing head, and inkjet printing apparatus
JP4626264B2 (ja) * 2004-10-28 2011-02-02 ブラザー工業株式会社 記録ヘッドの保管装置および保管方法
US7182447B2 (en) * 2004-12-20 2007-02-27 Lexmark International, Inc. Wick for an inkjet printhead
US20070285475A1 (en) * 2006-04-24 2007-12-13 Freire E Mariano Inkjet cartridge refilling machine with improved refill process
US20080204527A1 (en) * 2007-02-28 2008-08-28 Kenneth Yuen Ink cartridge
JP6028424B2 (ja) * 2012-07-06 2016-11-16 セイコーエプソン株式会社 印刷材供給システムおよびそのカートリッジ
JP6028425B2 (ja) * 2012-07-06 2016-11-16 セイコーエプソン株式会社 カートリッジおよび印刷装置
JP6498098B2 (ja) 2015-10-30 2019-04-10 キヤノン株式会社 記録装置および液体収容部材
JP6700719B2 (ja) 2015-10-30 2020-05-27 キヤノン株式会社 液体吐出装置及びヘッド
JP2017081083A (ja) 2015-10-30 2017-05-18 キヤノン株式会社 液体吐出装置、ヘッド及び液体充填方法
JP6602160B2 (ja) 2015-10-30 2019-11-06 キヤノン株式会社 液体吐出装置及びヘッド
JP7246978B2 (ja) 2019-03-15 2023-03-28 キヤノン株式会社 液体吐出装置及び液体充填方法
JP7391637B2 (ja) 2019-12-03 2023-12-05 キヤノン株式会社 液体貯蔵装置および液体充填方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5048977A (en) * 1987-02-11 1991-09-17 Robbins Edward S Iii Ribbed free-standing enclosure
JPS63242643A (ja) 1987-03-31 1988-10-07 Canon Inc 液体噴射記録装置
DE3856561T2 (de) 1987-04-15 2004-06-09 Canon K.K. Ein Flüssigkeitsrestmengendetektor und ein Flüssigkeitseinspritzregistriergerät mit diesem Detektor
US4896172A (en) 1987-11-20 1990-01-23 Canon Kabushiki Kaisha Liquid injection recording apparatus including recording liquid circulation control
JPH02184453A (ja) 1989-01-11 1990-07-18 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2967613B2 (ja) 1991-07-17 1999-10-25 日産自動車株式会社 搬送装置
JP3110872B2 (ja) 1992-06-24 2000-11-20 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
CA2272165C (en) * 1992-07-31 2003-10-14 Canon Kabushiki Kaisha Liquid storing container for recording apparatus
JP3356818B2 (ja) * 1993-03-09 2002-12-16 富士ゼロックス株式会社 インクジェット記録装置のインク供給装置
US5790157A (en) * 1993-08-31 1998-08-04 Canon Kabushiki Kaisha Ink filling method and apparatus for ink cartridge
US5619239A (en) 1993-11-29 1997-04-08 Canon Kabushiki Kaisha Replaceable ink tank
JPH0839820A (ja) 1994-07-28 1996-02-13 Canon Inc インクタンク
JP3295339B2 (ja) * 1996-08-30 2002-06-24 キヤノン株式会社 インクタンク、ホルダー、インクジェットカートリッジおよびキャップ

Also Published As

Publication number Publication date
ES2162363T3 (es) 2001-12-16
US6264315B1 (en) 2001-07-24
EP0875383B1 (en) 2001-10-31
EP0875383A1 (en) 1998-11-04
DE69802225T2 (de) 2002-06-27
DE69802225D1 (de) 2001-12-06
JPH10296991A (ja) 1998-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3332795B2 (ja) インクタンクおよびインクジェットカートリッジ
US5659345A (en) Ink-jet pen with one-piece pen body
US5784088A (en) Ink jet recording apparatus using recording unit with ink cartridge having ink inducing element
US6997548B2 (en) Tank holder, liquid tank and tank attaching and detaching method
EP0805033B1 (en) Liquid accommodating container, ink jet cartridge having said liquid accommodating container and ink jet apparatus having said ink jet cartridge
US6170941B1 (en) Ink cartridge for ink-jet recorder
EP0640482A2 (en) Exchangeable ink cartridge
US5969739A (en) Ink-jet pen with rectangular ink pipe
EP1077131B1 (en) Ink container for an ink jet head
EP0709211B1 (en) Ink-tank pen with near, net size porous member
JP3564895B2 (ja) インクタンクおよびインクジェット記録装置
EP0709210B1 (en) Ink-jet pen with capillarity gradient
US20070132820A1 (en) Liquid cartridge
EP0709209B1 (en) Ink-container with porous member cover slip
JPH0768776A (ja) インクカートリッジおよびインクジェット記録ヘッドとそのインクジェット記録装置
JP3183146B2 (ja) インクタンクおよび記録装置
JPH0825644A (ja) インクタンクおよび該タンクを用いたインクジェット装置
JP2007022036A (ja) 記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
KR200268763Y1 (ko) 제트 프린터의 잉크 카트리지용 잉크-리필 유닛
CA2229871C (en) Liquid container for ink jet head
JPH11342625A (ja) インクジェット記録装置
JPH0760978A (ja) 交換型インクジェット用インクカートリッジ
JPH0760977A (ja) インクジェット用交換型インクカートリッジ
JPH08300677A (ja) インクジェット記録装置
JPH111002A (ja) インクジェットカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees