JPH0768731A - シルクスクリーン印刷機 - Google Patents

シルクスクリーン印刷機

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JPH0768731A
JPH0768731A JP24070993A JP24070993A JPH0768731A JP H0768731 A JPH0768731 A JP H0768731A JP 24070993 A JP24070993 A JP 24070993A JP 24070993 A JP24070993 A JP 24070993A JP H0768731 A JPH0768731 A JP H0768731A
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JP
Japan
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work
ink
plate
silk screen
opening
Prior art date
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Application number
JP24070993A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihito Kajiwara
彰人 梶原
Katsuyuki Yoshikawa
勝之 吉川
Takayuki Yamawaki
隆行 山脇
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Glory Kiki Co Ltd
Original Assignee
Glory Kiki Co Ltd
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Publication of JPH0768731A publication Critical patent/JPH0768731A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな機械設置面積を必要とすることなく、
ワークを立てたまま手作業によらずに側面にシルクスク
リーン印刷ができるようにする。 【構成】 版10を第1のフレーム1に保持し、第1の
フレームを傾動可能な第2のフレーム2に保持し、第2
のフレーム2を第3のフレーム3に保持する。そして、
第1のフレーム1にスキージ17とドクター20を有す
るスキージユニット14と、ワークの一側面を吸着し開
口部を抱え込み保持するホルダユニット16を取り付け
る。また、版10には上端と一側端に当て治具30を設
け、下端にインキ溜め31を設ける。そして、ワークを
位置合わせした後、版10を下降させて上下方向の位置
を決め、第2のフレーム2をスライドさせ前後方向の位
置を決めてホルダユニット16によりワークを保持す
る。そして、スキージ17でインキをかき上げ、版10
を傾斜させてインキ返しを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は箱体等の側面に印刷を施
すためのシルクスクリーン印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機本体等の大型の箱体の側面に
印刷を行う方法としてはシルクスクリーン印刷が一般に
用いられている。シルクスクリーン印刷は、周知のよう
にテトロン,ナイロン,ステンレス等でできたシルク状
のスクリーンを用いて、例えばこのスクリーンに感光液
を塗布してフィルム(ポジチブ)から焼き付けを行った
後、未感光部を洗い出して網目で所要の絵柄や文字を表
現した版を形成し、この版にインキをのせスキージでか
きとるように延ばしていくことによってスクリーンの網
目ステンシルを通してワークの印刷面にインキを移して
いく印刷法であって、単にスクリーン印刷とも呼ばれ、
また、シルク印刷とも呼ばれている。
【0003】ところで、シルクスクリーン印刷では、ス
キージによって一方向にインキを延ばした後、逆方向に
インキ返しを行う必要があって、安定したインキ返しを
行うためには版面を水平あるいは若干傾斜させた程度に
するのが普通である。しかし、ワークによっては、例え
ば自動販売機本体のような大型の箱体の側面にシルクス
クリーン印刷を行う場合に、ワークを横倒しにして水平
となった印刷面に印刷を行い、乾燥させた後、反転させ
て対向する印刷面の印刷を行うことになるので、大きな
印刷スペースが必要で、作業能率も悪い。そこで、ワー
クを立てたままで側面にシルクスクリーン印刷を行う方
法が従来から考えられ、一部で実施されている。
【0004】ワークを立てたままシルクスクリーン印刷
を行う従来の方法は、手作業によるものであって、版の
下端部にインキ溜めを取り付け、版の上端と一方の側端
に位置決め用の当て治具を取り付け、また、版面側にワ
ークとの隙間を一定に保つための治具を取り付ける。そ
して、作業手順はつぎのとおりである。
【0005】自動販売機本体等のワークを立てたまま印
刷面に版を重ね、位置決め用当て治具をワークに当てて
位置決めを行った後、ウレタンゴム等でできたスキージ
でインキ溜めのインキをすくい上げてスクリーンの裏面
にかき上げていく。そして、所定の高さまでかき上げた
ところで、下端側を持ち上げて版を傾け、その状態でス
キージを下方に移動させてインキ返しを行う。
【0006】また、特公平2−18984号公報には、
プラスチック材製の瓶用梱包箱のような箱状物体の全側
面をスクリーン印刷によって同時に印刷する方法および
装置として、ワークを所定位置まで搬送し、持ち上げ
て、位置決め保持し、4個の印刷ステーションにより4
箇所全ての側面の印刷を同時に行うようにしたものが記
載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】箱体等ワークを立てた
まま側面にシルクスクリーン印刷を行う場合に、ワーク
が比較的小さい場合には例えば上記公報記載のような方
法および装置によって自動印刷を行おうとした例もある
が、そのような公知の方法および装置をワークが例えば
自動販売機本体のように大型の場合にそのまま適用しよ
うとすると、ワークを持ち上げる機構とか位置決め保持
する機構とか印刷ステーションとかがいずれも大掛かり
になり、機械設置面積が異常に大きなものとなってしま
う。したがって、例えば自動販売機本体を立てたまま側
面にシルクスクリーン印刷を行うには、従来は上述のよ
うな方法によって手作業で印刷を行うしかなく、これで
は印刷作業者の肉体的負担が大きいという問題があっ
た。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、ワークを立てたまま手作業によらず側
面にシルクスクリーン印刷を施すことができ、かつ、機
械設置面積が小さくてすむシルクスクリーン印刷機を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、所要の絵柄も
しくは文字をシルク状のスクリーンの網目で表現した版
を垂直に立て、スクリーンを通して裏面側から版面側へ
インキを押し出すことによりワーク側面に印刷を行うシ
ルク印刷機に係るものであって、所定位置に送り込まれ
るワークの印刷面に対向して版を支持する支持機構と、
ワークおよび支持機構の一方を他方に対し接近および離
反自在に移動させる駆動機構と、支持機構側に設けられ
版面に対しワークを位置決めして保持するホルダ機構
と、スクリーンの背面側下端に位置するよう版または支
持機構のいずれかに設けられるインキ溜めと、インキか
き上げ用スキージによりインキ溜めからインキをすくい
上げてスクリーンの背面にかき上げスクリーンを通して
ワークの印刷面にインキを移動させるとともに、インキ
返しドクターによって上から下へスクリーン背面のイン
キ返しを行うダブルスキージ機構とを具備することを特
徴とする。
【0010】版面とワークとの位置決めを容易なものと
するため、前記駆動機構はワークに対して版を進退せし
めるよう支持機構を移動させるものとし、前記支持機構
は版面に対しワークの位置決めのための相対移動を可能
とするよう揺動および回動自在に版を支持するものとす
るのがよい。
【0011】また、インキかき上げ後の刷完の位置にあ
るインキを刷出しの位置まで運ぶインキ返しでは、イン
キが固形化して網目を詰まらせるのを防止すると同時に
色むらのない印刷を可能とするよう網目にインキを埋め
込む必要があり、そのためには、前記支持機構はインキ
かき上げの後、インキ返しに先立って版を下端側が持ち
上がる形で傾斜させる傾動手段を備えたものとするのが
よい。
【0012】また、前記ホルダ機構はワークの印刷面を
挟んで互いに対向する前後側面の少なくとも一方を吸着
し所定位置に保持可能な吸着保持手段を有するものとす
るのがよく、その場合に、ホルダ機構は、一側が開口部
とされたワークに対し該開口部から印刷面の背部に入り
込んで該開口部の端縁を抱え込む抱え込み保持手段を有
し、該抱え込み手段が開口部と対向する側の非開口の側
面を吸着保持する吸着保持手段と協動してワークを所定
位置に位置決めし保持するものとするのがよい。また、
このホルダ機構は、ワーク送り込み方向の前後にいずれ
も前記吸着保持手段と前記抱え込み保持手段を有し、一
側が開口部とされたワークに対し該開口部を前後いずれ
に向けても位置決め保持可能とするよう構成するのがよ
い。
【0013】
【作用】本発明によれば、送り込まれるワークの側面に
対向して垂直に立てた状態で版が支持される。また、こ
の版を支持する支持機構が駆動機構によりワークに対し
て接近および離反自在とされ、あるいはワークが駆動機
構により支持機構に対して接近および離反自在とされ
る。そして、ワークが所定位置に送り込まれると、例え
ば支持機構が駆動されてワークの印刷面に対し版面が所
定のクリアランスを保持する位置に移動し、支持機構側
に設けられたホルダ機構により版面に対しワークが位置
決め保持される。その際、支持機構により揺動および回
動自在に版が支持されると、ワークの送り込み状態があ
る程度ラフな場合でも版の方を移動させて位置合わせを
行うようにできて、ホルダ機構による位置決め保持のた
めの作業が容易となる。
【0014】こうして版面に対しワークが位置決め保持
された後、スキージによってインキ溜めからインキがす
くい上げられ、スクリーン背面にインキがかき上げられ
る。すると、スクリーンを通してワークの印刷面にイン
キが移り、所要の絵柄もしくは文字が印刷される。そし
て、インキかき上げ後にドクターによってインキ返しが
行われスクリーン背面からインキがかき落とされる。そ
の際、インキかき上げの後、版が下端側が持ち上がる形
で傾けられることにより、安定定したインキ返しが可能
となり、ワークにインキが移って空になった網目にイン
キを埋め込むことができ、それによって、継続して行わ
れるインキかき上げの間にインキが固形化するのが防止
され、また、全ての網目がインキで埋まることによって
色むらのない安定した印刷が可能となる。
【0015】また、ホルダ機構が例えば吸着保持手段と
抱え込み保持手段を有するものである場合に、一側が開
口部とされた箱体等のワークは、開口部を前後いずれか
に向けて送り込まれた後、前後側面の一方が吸着保持手
段によって吸着保持され、他方が抱え込み保持手段によ
って抱え込まれることによって版面に対し所定位置に位
置決めされ保持される。そして、このような吸着保持手
段と抱え込み保持手段を利用することで、開口部を前後
いずれに向けた状態でも位置決め保持が可能となり、し
たがって、ワークの向きを変えることで左右両側面の印
刷が可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0017】図1は本発明の一実施例のシルクスクリー
ン印刷機の正面図、図2は同シルクスクリーン印刷機の
側面図、図3は同シルクスクリーン印刷機のホルダ機構
部分の拡大斜視図、図4は同シルクスクリーン印刷機に
おける版の単体斜視図、図5は同シルクスクリーン印刷
機の外観を使用状態で示す概略図である。
【0018】この実施例において、図に100で示すシ
ルクスクリーン印刷機は、版を支持する支持機構とし
て、版を上下スライド可能に保持する第1のフレーム1
と、この第1のフレームを保持し、かつ、第1のフレー
ム共々傾動可能な第2のフレーム2と、第2のフレーム
2を前後(図1の面に対し垂直方向)にスライド可能に
保持する第3のフレーム3を備えている。そして、上記
第3のフレーム3が左右(図1において左右方向)にス
ライド可能で、かつ、若干の揺動および回動が可能であ
るよう第4のフレーム(本体フレーム)4に保持されて
いる。
【0019】第3のフレーム3は、上端部中央に揺動お
よび回動自在の継ぎ手部材5を介して懸垂台6に取り付
けられている。そして、第4のフレーム4の頂部に一側
部から中央部まで一対のレール7a,7bが設置され、
これに第3のフレームを取り付けた上記懸垂台6が滑動
ならびに転動自在に搭載されている。
【0020】第2のフレーム2は、上端部2箇所に取り
付けられた吊り金具8a,8bを介して前後スライド可
能に第3のフレーム3に吊り下げられるとともに、第3
のフレーム3に取り付けられた一対の傾動用シリンダ9
a,9bによって下端部が持ち上がる方向に傾斜可能と
されている。
【0021】図において10はシルクスクリーン印刷用
の版を示す。この版10は、枠体11に張ったシルク状
のスクリーン12に写真製版法によって網目ステンシル
を形成したものであって、第1のフレーム1に保持さ
れ、第1のフレーム1の上部に設けられた押さえシリン
ダ13によって上下方向にスライド可能とされている。
【0022】第2のフレーム2のレール2aにはスキー
ジユニット14が上下走行自在に装着され、また、これ
を上下方向に走行駆動する走行用モータ15が上端に取
り付けられている。また、第1のフレーム1には前後の
柱部分に各上下一対のホルダユニット16が取り付けら
れ、その取り付け位置が上下調整可能とされている。
【0023】第2のフレーム2に装着されたスキージユ
ニット14は、ダブルスキージであって、ウレタンゴム
製のインキかき上げ用スキージ17を保持したスキージ
保持板18にスキージ押さえ用シリンダ19が連結され
るとともに、スキージ17の上方にウレタンゴム製のイ
ンキ返しドクター20が配置され、これを保持するドク
ター保持板21に連結されたドクタ押さえ用シリンダ2
2が上記スキージ保持板18に取り付けられた構造とな
っている。
【0024】各ホルダユニット16は、版面側で内側に
向けて配置された上下二つの吸着パット23を備えると
ともに、これら吸着パット23を取り付けた第1の可動
部材24には版10を版面側から抱え込むための抱え板
部25が設けられている。そして、この第1の可動部材
24を版面に平行に進退動させる第1のホルダ駆動用シ
リンダ26が第2の可動部材27に固定され、上記第1
のフレーム1に固定された取り付けブラケット28に第
2のホルダ駆動用シリンダ29が固定されて、この第2
のホルダ駆動シリンダ29により上記第2の可動部材2
7が版面に対し垂直方向に進退動されるよう構成されて
いる。
【0025】版10には図4に示すように上端の2箇所
と一方の側端の2箇所に、版面方向に所定寸法突出する
よう位置決め用当て治具30が取り付けられている。ま
た、版10にはスクリーン12の背面側下端にインキ溜
め31が取り付けられている。
【0026】上記シルクスクリーン印刷機100は、図
5に示すようにワーク(自動販売機本体)200を搬送
するローラコンベア300の所定位置に設置される。ま
た、シルクスクリーン印刷機100はキャスタ32によ
ってローラコンベア300の搬送方向に移動可能とされ
ている。図5において33は操作盤である。シルクスク
リーン印刷機100はこの操作盤33の操作によって以
下の動作を行う。
【0027】位置合わせおよび上下位置決め ワーク200を図5に示すように開口部を後ろに向けて
ローラコンベア300上を搬送し、シルクスクリーン印
刷機100内の所定位置に送り込んだ後、第3のフレー
ム3をワーク200に接近する方向にスライドさせ、ま
た、第2のフレーム2を揺動あるいは回動させてワーク
200の印刷面を版面に位置合わせし、次いで、図6に
示すように押えシリンダ13によって版10を下降さ
せ、上端側の位置決め当て治具30をワーク200の上
面に当てる。これで上下方向の位置が決まる。図で34
は版面とワーク印刷面との間に所要の隙間を保つための
スペーサ部材である。
【0028】前後方向位置決めおよび保持 つぎに、図7の(a)に示すように矢印Aの方向に第2
のフレーム2をスライドさせて、前端側の側面に側端側
の位置決め当て治具30を当てる。これで前後方向の位
置が決まる。そして、この状態で前後のホルダユニット
16の吸着パット23に吸着動作を行わせる。その際、
各ホルダユニット16には吸着パット23にかかる圧力
に基づいてワーク200の開口部と非開口の側面を判定
させて、非開口の側面に対しては吸着を続けさせ、開口
部に対しては吸着を中止する。その結果、非開口側面で
ある前方側面のみ吸着保持される。一方、開口部である
後ろ側については、吸着が中止され、図7の(b)に示
すように第1のホルダ駆動用シリンダ26を矢印Bの方
向に作動させて抱え板部25をワーク200の印刷面背
部に入り込ませ、次いで第2のホルダ駆動用シリンダ2
9を矢印Cの方向に作動させて抱え板部25によりワー
ク200の開口部端縁を抱え込ませる。これでワーク2
00は前後方向にも位置決め保持される。
【0029】インキかき上げ(印刷) 位置決め保持が終わると、図8に示すようにスキージ1
7によりインキ溜め31のインキをすくってかき上げ
る。これで印刷が行われる。
【0030】インキ返し スキージ17が所定の上限位置に達したら、ホルダユニ
ット16によるワーク200の保持を終らせ、第2のフ
レーム2を傾動させて版10を傾斜させる。そして、図
9に示すようにドクター20によりインキ返しを行う。
【0031】以上でワーク200の一側面の印刷が完了
する。つぎに、ワーク200の対向するもう一つの側面
を印刷する場合には、ワーク200の向きを変えて開口
部を前に向け、同様の操作でもう一度上記〜の動作
を行わせる。
【0032】図10は、上記のインキかき上げとの
インキ返しによるインキの移動状態を模式的に示してい
る。図において35はスクリーン12に形成された網目
ステンシルである。また、36はインキである。
【0033】まず、図10の(a)は最初の印刷におけ
る1回目のインキかき上げ時の状態を示している。1回
目はスクリーン12の網目ステンシル35にインキ36
がない状態でインキかき上げが行われ、かき上げられた
インキ36が網目ステンシル35から押し出されてワー
ク200の印刷面に移る。このとき、かき上げ後のスク
リーン12には背面にインキ36が残る。なお、最初に
行う印刷ではこのように網目ステンシル35にインキが
ないので、1回刷りで所定の濃さを得ることは困難であ
る。そこで、最初の印刷は2回刷りとする。
【0034】図10の(b)はインキ返し時の状態を示
している。スクリーン12は傾斜し、そのの背面に残っ
ていたインキ36は、ドクター20の下降に伴ってかき
落とされる。その際、スクリーン12の網目ステンシル
35をインキ36が埋める。そして、このようにして網
目ステンシル35に押し込まれることにより、インキの
固形化による目詰まりが防止される、図10の(c)は
2回目以降のインキかき上げ時の状態を示している。2
回目以降のインキかき上げは、インキ返しによって網目
ステンシル35がインキ36で埋められた状態で行わ
れ、その網目ステンシル35を埋めていたインキ36が
ワーク200の印刷面に移ることによって、印刷面への
インキののりが均一となり、色むらのない安定した仕上
がりとなる。
【0035】なお、上記実施例では自動販売機本体をワ
ークとする場合を説明したが、本発明は、他の様々な箱
状体その他のワークの側面印刷に適用することができ
る。また、ワークは一側が開口部となっているものに限
られるものではない。
【0036】また、上記実施例では位置合わせをするの
に、版を支持した支持機構の方を移動させるものを説明
したが、ワークの方を移動させるよう駆動機構を構成す
ることも可能である。また、インキ溜めは支持機構側に
取り付けることもできる。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、大きな機械設置面積を必要とすることなしに、ワー
クを立てたまま手作業によらずワーク側面にシルクスク
リーン印刷を施すことができ、しかも、一側が開口部と
されたワークに対し該開口部を挟んで対向する両側面の
印刷を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシルクスクリーン印刷機の
正面図
【図2】本発明の一実施例のシルクスクリーン印刷機の
側面図
【図3】本発明の一実施例のシルクスクリーン印刷機の
ホルダ機構部分の拡大斜視図
【図4】本発明の一実施例のシルクスクリーン印刷機に
おける版の単体斜視図
【図5】本発明の一実施例のシルクスクリーン印刷機の
外観を使用状態で示す概略図
【図6】本発明の一実施例のシルクスクリーン印刷機に
おける位置合わせおよび上下位置決めの動作説明図
【図7】本発明の一実施例のシルクスクリーン印刷機に
おける前後方向位置決めおよび保持の動作説明図
【図8】本発明の一実施例のシルクスクリーン印刷機に
おけるインキかき上げの動作説明図
【図9】本発明の一実施例のシルクスクリーン印刷機に
おけるインキ返しの動作説明図
【図10】本発明の一実施例のシルクスクリーン印刷機
におけるインキかき上げ時およびインキ返し時のインキ
の移動状態を示す模式説明図
【符号の説明】
1 第1のフレーム 2 第2のフレーム 3 第3のフレーム 4 第4のフレーム(本体フレーム) 10 版 11 枠体 12 スクリーン 14 スキージユニット 16 ホルダユニット 17 スキージ 20 インキ返しドクター 23 吸着パット 25 抱え板部 30 当て治具 31 インキ溜め 35 網目ステンシル 36 インキ 100 シルクスクリーン印刷機 200 ワーク(自動販売機本体) 300 ローラコンベア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の絵柄もしくは文字をシルク状のス
    クリーンの網目で表現した版を垂直に立て、前記スクリ
    ーンを通して背面側から版面側へインキを押し出すこと
    によりワーク側面に印刷を行うシルク印刷機であって、
    所定位置に送り込まれるワークの印刷面に対向して前記
    版を支持する支持機構と、前記ワークおよび前記支持機
    構の一方を他方に対し接近および離反自在に移動させる
    駆動機構と、前記支持機構側に設けられ版面に対し前記
    ワークを位置決めして保持するホルダ機構と、前記スク
    リーンの背面側下端に位置するよう前記版または前記支
    持機構のいずれかに設けられるインキ溜めと、インキか
    き上げ用スキージにより前記インキ溜めからインキをす
    くい上げて前記スクリーンの背面にかき上げ該スクリー
    ンを通して前記ワークの印刷面にインキを移動させると
    ともに、インキ返しドクターによって上から下へ前記ス
    クリーン背面のインキ返しを行うダブルスキージ機構と
    を具備することを特徴とするシルクスクリーン印刷機。
  2. 【請求項2】 前記駆動機構は前記ワークに対して前記
    版を進退せしめるよう前記支持機構を移動させるもので
    あり、前記支持機構は前記版面に対し前記ワークの位置
    決めのための相対移動を可能とするよう揺動および回動
    自在に前記版を支持するものである請求項1記載のシル
    クスクリーン印刷機。
  3. 【請求項3】 前記支持機構は前記ダブルスキージ機構
    によるインキかき上げの後、インキ返しに先立って前記
    版を下端側が持ち上がる形で傾斜させる傾動手段を備え
    ものである請求項1記載のシルクスクリーン印刷機。
  4. 【請求項4】 前記ホルダ機構はワークの印刷面を挟ん
    で互いに対向する前後側面の少なくとも一方を吸着し所
    定位置に保持可能な吸着保持手段を有する請求項1記載
    のシルクスクリーン印刷機。
  5. 【請求項5】 前記ホルダ機構は、一側が開口部とされ
    たワークに対し該開口部から印刷面の背部に入り込んで
    該開口部の端縁を抱え込む抱え込み保持手段を有し、該
    抱え込み保持手段が前記開口部と対向する側の非開口の
    側面を吸着保持する吸着保持手段と協動して前記ワーク
    を所定位置に位置決めし保持するものである請求項4記
    載のシルクスクリーン印刷機。
  6. 【請求項6】 前記ホルダ機構は、ワーク送り込み方向
    の前後にいずれも前記吸着保持手段と前記抱え込み保持
    手段を有し、一側が開口部とされたワークに対し該開口
    部を前後いずれに向けても位置決め保持可能とするもの
    である請求項5記載のシルクスクリーン印刷機。
JP24070993A 1993-08-31 1993-08-31 シルクスクリーン印刷機 Pending JPH0768731A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002166522A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 Yokowo Co Ltd スクリーン印刷機およびスクリーン印刷方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002166522A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 Yokowo Co Ltd スクリーン印刷機およびスクリーン印刷方法

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