JPH0768707A - 化粧材及びその製造方法 - Google Patents

化粧材及びその製造方法

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JPH0768707A
JPH0768707A JP24216493A JP24216493A JPH0768707A JP H0768707 A JPH0768707 A JP H0768707A JP 24216493 A JP24216493 A JP 24216493A JP 24216493 A JP24216493 A JP 24216493A JP H0768707 A JPH0768707 A JP H0768707A
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Osamu Maruyama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価な下地材を用いて簡単な製造工程によっ
て製造することができ、しかも天然木の突板を用いたも
のと同等の優れた質感や美観を有する化粧材を提供す
る。 【構成】 下地材6の表面に半透明性シート材8を接着
剤10によって接着することにより基体4を製造する。
半透明性シート材8としては、その表面にインク積層部
18が模様20状に配列されたものを用いる。基体4の
シート材接着面22に、エンボスe1による模様24、
エンボスe2による溝26及びエンボスe3による溝28
をエンボス加工によって同時に形成する。そして、基体
4のシート材接着面22に着色を行い、さらに表面塗装
層32を形成して化粧材2を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床板用の板材等として
好適に使用することができる化粧材及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洋室の床板用板材として、表層材
に天然木の突板を用いた溝付きの化粧材が使用されてい
る。
【0003】上記化粧材は、例えば図11に示すもので
ある。図11の化粧材52は、下級木材であるラワン等
の単板54を複数枚(本例では5枚)貼り合わせた長さ
約1800mm(6尺)、幅約300mm(1尺)、厚
さ約12mmの普通合板56の表面に天然木の突板58
を接着した後、溝加工により溝60、60を形成し、最
後に表面塗装62を施したものである。
【0004】上記突板58は、優良天然木の板材を厚さ
0.2mm〜0.3mm程度に薄くスライスしたもの
で、木材特有の質感や美観をもたらす柾目、板目などの
木目模様64が良好に表れており、またその色相も全面
にわたってほぼ同系で整っている。したがって、この天
然木の突板58を用いた化粧材52は見栄えがよく、商
品価値の高いものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、優良天然木の不
足が進んできている。また、世界的にも天然木の有効利
用や節約を図る傾向にある。そして、このような状況を
背景として、優良天然木の突板の安定供給、適正価格維
持が難しくなっていているのが現状である。このため、
図11に示したような天然木の突板を用いた化粧材は、
非常に高価格になってきている。
【0006】また、図11に示した天然木の突板を用い
た化粧材は、普通合板と突板との接着を行った後、さら
に溝加工を行わなければならず、製造工程が煩雑である
という問題があり、しかも図11(A)に示すように表
面に突板の接合部66がある場合、長期間が経過すると
この接合部66が劣化し、隣接する突板間に隙間が生じ
るという欠点がある。
【0007】一方、これまで木材特有の質感や美観を表
す突板の材料として使用されていなかったラワン等の下
級木材では、その供給は優良天然木のように厳しい状況
にはなっていない。したがって、下級木材を用いて外観
の優れた化粧材を製造することができれば、産業上、資
源保護上きわめて有効である。
【0008】しかし、下級木材の場合、優良天然木とは
異なり、その板材の表面には柾目、板目等の良好な木目
模様は通常表れておらず、しかもその表面には様々な大
きさや色の濃さを持った導管の断面や導管口が存在して
いたり、色相も部分部分で異なっていることが多い。
【0009】したがって、下級木材のみを原材として化
粧材を製造した場合、模様的な統一のない見栄えの悪い
ものしか得ることができず、高級感のある化粧材を得る
ことは困難である。
【0010】また、下級木材から得られた単板は、前述
したように表面に導管口などが存在しているほか、繊維
が毛羽立っていることが多い。このため、表面塗装など
の化粧仕上げ前に表面研磨を行っても、レイズグレーン
等の発生によって仕上げ塗装を良好に行うことが難しい
という問題がある。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、安価にかつ簡便な製造工程によって製造することが
でき、しかも天然木の突板を用いたものと同等の優れた
質感や美観を有する化粧材を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため、優良天然木の突板を用いること
なく優れた外観を有する化粧材を製造することについて
鋭意研究を行い、下記(1)〜(5)の知見を得た。
【0013】(1)合板、ムク板、集成材、突板張りの
板、木質系ボード、樹脂系ボード等からなる下地材の表
面に半透明性シート材を接着することにより、下地材の
表面が備えている外観的な要素から所望の好ましい部分
のみを選択的に透かしてシート材の表面に表せること。
【0014】(2)下地材の表面に半透明性シート材を
接着することにより、下地材表面の毛羽立ち等がシート
材によって隠され、シート材の表面に仕上げ塗装を良好
に行えること。
【0015】(3)下地材の表面に半透明性シート材を
接着し、この半透明性シート材接着面にエンボス加工に
よってエンボスからなる模様を設けることにより、下地
材の表面から選択的に透かした外観的要素とエンボスに
よる模様とが複合してシート材表面に表れ、優れた外観
を有する化粧材が得られること。
【0016】(4)下地材に直接エンボスを形成した場
合、下地材の有する復元力によってエンボスが経時的に
変形するおそれがあるが、下地材にシート材、特に薄葉
紙を接着することにより、下地材の復元力を抑制してエ
ンボスの変形を防止できること。
【0017】(5)エンボス加工工程において、エンボ
スによる模様の形成と同時にエンボスによる溝を形成す
ることにより、溝加工工程を要することなく溝を形成す
ることができ、製造工程を簡略化できること。
【0018】そして、上述した下地材への半透明性シー
ト材の接着、エンボス加工による模様の形成又は模様及
び溝の同時形成という手段を採用することにより、天然
木の突板を用いることなく、しかも下地材が予め備えて
いる色彩、模様等の外観的要素を利用しながら、優れた
質感及び美観を備えた化粧材を簡便かつ安価に製造でき
ることを見い出した。
【0019】ところで、優良天然木の突板では、柾目、
板目といった木目模様の間の素地の部分に、種々の色相
を有する小さな線、斑点等からなる模様が存在するのが
通常であり、この素地の部分の模様が突板に特有の木質
感を付与している。したがって、下地材への半透明性シ
ート材の接着、エンボス加工による模様等の形成といっ
た手段によって化粧材を製造する場合においても、上述
した素地の部分の模様を再現することが望ましい。
【0020】そこで、本発明者はこの点につきさらに検
討を行った結果、下地材に接着する半透明性シート材と
して、表面にインク積層部が模様状に配列されたものを
用いることにより、エンボス加工による模様とインク積
層部による模様とが複合して半透明性シート材の表面に
表れ、インク積層部で構成される模様によって素地の部
分に存在する種々の色相を有する小さな線状、斑点状な
どの模様を再現できることを見い出した。
【0021】また、前記インク積層部を形成するインク
として半透明性シート材の着色に用いる着色剤をはじく
性質を有するものを用いた場合、半透明性シート材に着
色を行った場合でもインク積層部は着色されないため、
インク積層部による模様が半透明性シート材の表面に良
好に表れることを見い出し、本発明をなすに至った。
【0022】したがって、本発明は、下地材の表面に半
透明性シート材が接着されてなる基体の半透明性シート
材接着面にエンボスからなる模様又はエンボスからなる
模様及び溝が形成されているとともに、前記半透明性シ
ート材に表面塗装が施されている化粧材であって、前記
半透明性シート材が、表面にインク積層部が模様状に配
列されたものであることを特徴とする化粧材を提供す
る。
【0023】また、本発明は、下地材の表面に半透明性
シート材が接着されてなる基体の半透明性シート材接着
面にエンボスからなる模様又はエンボスからなる模様及
び溝が形成されているとともに、前記半透明性シート材
に着色及び表面塗装が施されている化粧材であって、前
記半透明性シート材が、表面に半透明性シート材の着色
剤をはじくインクからなるインク積層部が模様状に配列
されたものであることを特徴とする化粧材を提供する。
【0024】本発明は、下地材の表面に半透明性シート
材を接着することにより基体を製造し、次いで前記基体
の半透明性シート材接着面にエンボス加工によってエン
ボスによる模様を形成した後、又はエンボス加工によっ
てエンボスによる模様及び溝を同時に形成した後、前記
半透明性シート材に表面塗装を施すようにした化粧材の
製造方法であって、前記半透明性シート材として、表面
にインク積層部が模様状に配列されたものを用いること
を特徴とする化粧材の製造方法を提供する。
【0025】また、本発明は、下地材の表面に半透明性
シート材を接着することにより基体を製造し、次いで前
記基体の半透明性シート材接着面にエンボス加工によっ
てエンボスによる模様を形成した後、又はエンボス加工
によってエンボスによる模様及び溝を同時に形成した
後、前記半透明性シート材に着色及び表面塗装を順次施
すようにした化粧材の製造方法であって、前記半透明性
シート材として、表面に半透明性シート材の着色剤をは
じくインクからなるインク積層部が模様状に配列された
ものを用いることを特徴とする化粧材の製造方法を提供
する。
【0026】以下、本発明につきさらに詳しく説明す
る。本発明の化粧材は、下地材の表面に半透明性シート
材を接着した基体を用いる。下地材としては、特に限定
されないが、例えば、合板、ムク板、集成材、突板張り
の板、木質系ボード、樹脂系ボードからなるもの等を用
いることができる。
【0027】ここで、合板としては、公知の普通合板、
例えばラワン、カポール等の下級木材からなる複数枚の
単板を接着剤によって繊維方向が互いに直交するように
貼り合わせたものなどを使用することができる。
【0028】ムク板としては、例えばラミン、ゴム、ラ
ワン、カポールといった下級木材のムク板等を挙げるこ
とができる。
【0029】集成材としては、例えばラミン、ゴム、ラ
ワン、カポールといった下級木材のひき板あるいは小角
材等を繊維方向を互いにほぼ平行にして集成接着したも
のなどを挙げることができる。
【0030】突板張りの板としては、合板からなる基材
に天然木の突板を接着したもの等を挙げることができ
る。
【0031】木質系ボードとしては、木材小片に接着剤
を加えて高温・高圧でプレスしたパーティクルボード、
木材繊維を成形して造ったファイバーボードなどを好適
に用いることができる。これらの内、ファイバーボード
としては、ハードボード(硬質繊維板)、MDF(中質
繊維板)、インシュレーションボード(軟質繊維板)等
を挙げることができる。
【0032】樹脂系ボードとしては、各種合成樹脂から
なる硬質樹脂ボード、軟質樹脂ボード、発泡樹脂ボード
などが挙げられる。また、不燃性、難燃性、断熱性、吸
音性、遮音性、クッション性といった特殊な性能を有す
る樹脂ボードを用いた場合には、それぞれの特性を生か
した化粧材を得ることができる。
【0033】本発明の化粧材を床板用の板材とする場
合、下地材の厚さは10〜18mm程度とすることが好
ましい。
【0034】半透明性のシート材としては、必ずしも限
定されないが、下地材表面の好ましい色や模様を透かす
一方で、好ましくない色や模様を隠すような半透明性を
有するものであることが好ましい。このような半透明性
の度合いのシート材を用いることにより、下地材の表面
が予め備えている外観的な要素から好ましい部分のみを
選択してシート材の表面に表すことができる。なお、シ
ート材の半透明性の度合いは、全面にわたってほぼ一定
にしてもよく、部分的に異ならせてもよい。
【0035】半透明性シート材として、具体的には、例
えば秤量が20〜50g/m2の薄葉紙(麻の繊維によ
って作られたインディアンペーパー、ライスペーパー
等)、グラシンペーパー、パラフィンペーパー、和紙、
樹脂製シートなどを挙げることができるが、これらに限
定されるものではない。
【0036】また、半透明性シート材としては、任意の
色に着色したものや、任意形状の透かし模様等を設けた
ものを用いてもよく、これによって変化のある外観、質
感を得ることができる。
【0037】これらのなかで特に好ましいのは、薄葉
紙、中でも未漂白のパルプを含む薄葉紙である。未漂白
のパルプを含む薄葉紙は、その色相が合板、ムク板、集
成材、突板張りの板、木質系ボードといった木質系下地
材と同系の薄茶色であるため、この薄葉紙を木質系下地
材に接着した場合、下地材の木としての色相をさほど損
なわない状態で下地材の木肌や色相を一定の範囲内にお
いて薄葉紙の表面に表すことができる。そして、これに
より下地材の木肌や色相の大きさ、濃淡のばらつきの幅
が小さく抑えられ、模様的な統一の少なさが緩和され
る。また、薄葉紙を用いることにより、下地材の復元力
を効果的に抑制してエンボスの変形を有効に防止するこ
とができる。
【0038】また、シート材として和紙を用いた場合、
和紙には繊維が密になった部分と疎になった部分とがあ
るため、部分部分で半透明性の度合いが異なっており、
変化に富んだ外観を引き出すことができる。
【0039】本発明で用いる半透明性シート材には、そ
の表面にインク積層部を模様状に配列する。この場合、
インク積層部の配列態様に特に制限はないが、様々な色
彩を有する小型の線状、斑点状等のインク積層部を優良
天然木の突板の素地の部分が有する模様のように配列す
ることが望ましい。
【0040】インク積層部を形成するインクとしては、
半透明性シート材の着色に用いる着色剤をはじく性質の
ものを用いることが好ましい。これにより、前述したよ
うに、半透明性シート材に着色を行った場合でもインク
積層部による模様を半透明性シート材の表面に良好に表
すことができる。なお、インク積層部の形成手段として
は、例えば印刷等を挙げることができる。
【0041】下地材にシート材を接着する接着剤として
は、酢酸ビニル系等の任意の接着剤を用いることができ
るが、本発明では接着剤に木材の素地調製等に用いられ
る砥の粉を分散することが好ましい。下地材として木質
系のものを用い、接着剤として砥の粉を分散したものを
用いた場合、砥の粉によって木質系下地材の表面に存在
する微小で雑多な導管や導管口が隠蔽され、製品の外観
が向上する。なお、接着剤には、着色剤や砥の粉以外の
隠蔽剤を混合することもできる。
【0042】また、下地材として木質系のものを用い、
シート材として未漂白のパルプを含む薄葉紙を用い、か
つ接着剤として砥の粉を分散したものを用いた場合、砥
の粉は薄葉紙の原料の一部となっている未漂白のパルプ
及び木質系下地材と同様の色相を持っているので、薄葉
紙の表面には木質系下地材、砥の粉及び薄葉紙の色相が
同調した色相が表れる。
【0043】本発明の化粧材は、上記基体の半透明性シ
ート材接着面にエンボスからなる模様又はエンボスから
なる模様及び溝が形成されている。エンボスとは、エン
ボス加工によって形成した凹部をいう。エンボス加工
は、エンボスに対応する凸部が形成された成形ロールを
備えたエンボス加工機を用いて行われる。
【0044】エンボスによる模様は、基体の半透明性シ
ート材接着面に小型の任意数の互いに密集したエンボス
群を目的とする模様状に配列することにより形成するこ
とができる。エンボスによる模様としては、例えば柾目
模様、板目模様などの木目模様、あるいは唐草模様、市
松模様、網代模様等が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。
【0045】エンボスによる溝は、基体の半透明性シー
ト材接着面に溝状のエンボスを設けることにより形成す
ることができる。
【0046】なお、模様及び溝を形成するエンボスの断
面形状、平面形状等に特に限定はなく、目的に応じた任
意の形状とすることができる。
【0047】また、エンボス加工機の成型ロールの模様
形成用凸部を任意の高さ範囲(例えば100〜400
μ)で様々な高さを有するものに形成したり、成型ロー
ル表面の任意の箇所、例えば凸部の上面あるいは凸部間
に形成される凹部の底面に細かい凹凸模様(例えば梨地
模様)を付けることにより、さらに変化のある外観を有
する化粧材を得ることができる。
【0048】本発明の化粧材は、必要に応じ、基体の半
透明性シート材接着面に着色が施されている。着色剤と
しては、各種の染料や顔料を用いることができる。ただ
し、請求項3、4、7、8の発明において着色は必須で
ある。
【0049】本発明の化粧材は、基体の半透明性シート
材接着面に表面塗装が施されている。表面塗装剤として
は、無色透明あるいは有色透明のラッカー、ウレタン塗
料等を挙げることができるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0050】
【実施例】次に、実施例により本発明を具体的に示す
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
【0051】実施例 図1及び図2は本発明の一実施例に係る化粧材を示す。
この化粧材2は溝付きのもので、床板用の板材として使
用されるものである。
【0052】図中4は基体を示す。この基体4は、下地
材6の表面に半透明性シート材8を接着剤10によって
接着したものである。
【0053】下地材6は、表単板12、中単板14及び
裏単板16を接着剤(カゼイングルー)によって貼り合
わせた厚さ約12mmの普通合板である。これらの単板
12、14、16は、いずれも下級木材であるラワン系
木材から切り出したもので、それぞれの繊維方向が互い
に直交するように積層されている。
【0054】シート材8は、未漂白のパルプ(機械パル
プ)を約30〜60%含んだ秤量40g/m2以下の薄
葉紙で、その表面側には裏面側(下地材6側)に比べて
滑らかな平滑面加工がされている。このシート材8は、
薄茶色を呈した半透明性のもので、その薄茶色は下地材
6の表面の色相と同系のものとなっている。
【0055】シート材8には、図3及び図4に示すよう
に、その表面に種々の色彩を有する線状、斑点状等の小
型のインク積層部18が多数配列され、これらインク積
層部18によって模様20が構成されている。インク積
層部18による模様20は、シート材8の着色に用いる
着色剤をはじく性質を有するインクを用いて印刷によっ
て形成されている。
【0056】接着剤10は酢酸ビニル系のものであり、
下地材6の表面全面にわたって塗布されている。また、
接着剤10には砥の粉が均一に分散されている。
【0057】基体4の半透明性シート材接着面22に
は、互いに密集した任意の数の小型エンボスe1からな
るエンボス群E1が木目模様状に配列され、このエンボ
ス群E1によって木目模様24が形成されている。小型
エンボスe1は、縦断面形状が四角形のものであり、平
面形状は雲型、楕円形、紡錘形などである。小型エンボ
スe1の寸法は、深さが約0.1〜0.2mm、幅が約
0.3〜1.8mm、長さが約1.3〜8.0mm程度
である。
【0058】基体4の半透明性シート材接着面22に
は、長さ方向に沿って連続した2本の長尺溝状エンボス
e2が等間隔毎に平行配置され、この長尺溝状エンボス
e2によって溝26が形成されている。長尺溝状エンボ
スe2は、縦断面形状が四角形のものである。長尺溝状
エンボスe2の寸法は、深さが約0.5〜2mm、幅が
約0.5〜2mmで、長さは基体4の長さと同じであ
る。
【0059】また、基体4の半透明性シート材接着面2
2には、基体4一側部と一方の溝26との間、一方の溝
26と他方の溝26との間及び他方の溝26と基体4他
側部との間に、それぞれ幅方向に沿って浅溝状エンボス
e3が形成され、この浅溝状エンボスe3によって突板の
継ぎ目を表現する溝28が形成されている。浅溝状エン
ボスe3は、縦断面形状が四角形のものである。溝状エ
ンボスe3の寸法は、深さが約0.1〜1mm、幅が約
0.3〜1.8mm程度である。
【0060】さらに、基体4のシート材接着面22は、
図示していないが、エンボス加工機の成型ロールとして
その凸部間に形成される凹部の底面に細かい凹凸模様を
付けたものを用いたことにより、素地の部分(エンボス
e1、e2、e3による模様や溝が形成されていない部分
であって、図1において符号30で示したような部分)
が梨地状になっている。
【0061】基体4の半透明性シート材接着面22は着
色剤によって着色されている。また、半透明性シート材
接着面22全面には化粧仕上げのための表面塗装層32
が形成されている。この表面塗装層32は、透明塗料で
あるクリアラッカーからなる。
【0062】本実施例の化粧材2の製造は、以下のよう
に行う。まず、必要により、下地材6の表単板12の表
面をスクレーバー、ベルトサンダー等の研磨機によって
研磨する。表面研磨後の表単板12の表面には、通常図
7に示すように導管34や導管口36が比較的乱雑に存
在し、また不揃いな濃淡のある色模様38も存在してい
る。
【0063】次に、砥の粉を均一に分散した接着剤10
を表単板12の表面全面にわたって塗布し、この接着剤
10によって薄葉紙8を表単板12の表面に接着するこ
とにより、基体4を製造する。
【0064】このとき接着剤10は薄葉紙(シート材)
8に含浸し、薄葉紙8の薄茶色の色相を淡いものとする
が、薄葉紙8がこれによって完全に透明化することはな
く、その半透明性は薄茶色の色相の下で維持される。
【0065】基体4を乾燥させた後、エンボス加工機を
用いて、その半透明性シート材接着面22に薄葉紙8の
上からエンボスe1、e2及びe3を同時に形成する。
【0066】この場合、エンボス加工機の成形ロールと
しては、模様24を構成するエンボスe1、溝26を構
成するエンボスe2、溝28を構成するエンボスe3に対
応する凸部を有するものを用いる。この凸部は、成形ロ
ールの表面にエッチング等によって設ける。また、成形
ロールには、エンボスe1、e2、e3に対応する凸部の
間に形成される凹部の全部又は一部に梨地形成用の小さ
な凹凸をエッチング等によって設ける。そして、エンボ
ス加工機の成形ロールと搬送台との間に基体4を置き、
成形ロールを基体4の半透明性シート材接着面22に押
しつけながら成形ロールを回転させることにより、エン
ボスe1、e2、e3と梨地を形成する。なお、エンボス
e2による溝26やエンボスe3による溝28をさらに深
くする場合は、後加工でエンボスe2やe3に沿って通常
の溝加工を行ってもよい。
【0067】次に、表面塗装層32の形成前に、基体4
の半透明性シート材接着面22を染料によって着色す
る。染料はエンボスe1、e2及びe3の内周壁部及び底
部を染色する。このとき、下地材6の単板の繊維方向が
水平方向に沿っていることによって、エンボスe1、e2
及びe3の底部よりも内周壁部に染料がより多く浸透し
て強い着色を果たし、エンボスe1、e2及びe3内にお
いて色調の変化が生じるようになる。なお、この着色に
は顔料を用いてもよい。
【0068】この場合、薄葉紙8には着色剤をはじくイ
ンクからなるインク積層部18が積層が形成されている
ので、図5に示すように着色剤39は薄葉紙8に含浸し
て薄葉紙8を着色するが、インク積層部18には付着し
ない。したがって、薄葉紙8の表面には、図6に示すよ
うに、エンボスe1による木目模様24(図中太線で示
す)の間の素地30の部分に、インク積層部18による
模様20(図中細線で示す)が表れ、これによって良好
な木質感を得ることができる。
【0069】最後に、基体4の半透明性シート材接着面
22全面に表面保護、つや出し等のためにクリアラッカ
ーを塗装して表面塗装層32を形成する。これにより本
実施例の化粧材2が完成する。なお、表面塗装層は、一
回目の塗装を行った後にこの塗装層を研磨し、次いで2
回目の塗装を行うような複数回の塗装によって形成して
もよい。
【0070】本実施例の作用効果は次に述べる通りであ
る。 (1)本実施例においては、普通合板6の表単板12の表
面に、未漂白のパルプを含みその色相が表単板12の表
面と同系の薄茶色となっている薄葉紙8が貼り付けられ
ている。そのため、薄葉紙8は、表単板12の自然な色
相をさほど損なわない状態で、その半透過性によって図
7に示した表単板12の模様としての導管34、導管口
36、色模様38を、一定の範囲内の大きさや濃さに限
ってその表面に表すことになる。すなわち、図8に示す
ように、薄葉紙8の表面には、大きさや濃淡のばらつき
の幅が小さく抑えられて模様的な統一の少なさが緩和さ
れた新たな導管40、導管口42、色模様44が表れ
る。
【0071】(2)図9に示すように、薄葉紙8を表単板
12に接着する接着剤10には砥の粉46が均一に分散
されているので、この砥の粉46が微小で雑多な導管4
7や導管口48を隠す働きをする。しかも、砥の粉46
は薄葉紙8の原料の一部となっている未漂白のパルプ及
び表単板12と同系の色相を持っているので、薄葉紙8
の表面に表れる色相は表単板12、砥の粉46及び薄葉
紙8の色相が同調したものとなる。
【0072】(3)図10に示すように、表単板12の表
面にある粗雑な繊維49や導管口48付近で発生してい
るレイズグリーン50は、接着剤10及び薄葉紙8によ
って毛羽立ちが矢印方向に阻止されている。これによっ
て、薄葉紙8の表面に均一な表面塗装32を容易に行う
ことができ、良好な化粧仕上げ得ることができる。
【0073】(4)本実施例においては、エンボス群E1に
よる木目模様24を設けてあるので、薄葉紙8の表面に
表れた表単板12表面の外観的要素とエンボス群E1に
よる木目模様24とが複合化する。また、薄葉紙8の表
面にインク積層部18による模様20を設けてあるの
で、この模様20とエンボス群E1による木目模様24
とが複合化する。したがって、天然木の突板を用いたも
のと同等の質感や美観を備え、意匠的に優れた外観の化
粧材2を得ることができる。
【0074】(5)本実施例においては、エンボス加工工
程でエンボスe1、e2、e3からなる模様24、溝2
6、溝28を同時に形成するようにしたので、製造工程
を簡略化して製造コストを引き下げることができる。
【0075】(6)本実施例では下地材6に薄葉紙8を接
着してあるので、薄葉紙8の作用によって下地材6の復
元力を抑制することができ、エンボスの形状が経時的に
変化して模様や溝が劣化することを防止できる。
【0076】なお、上記実施例においては、下地材とし
て普通合板を用いたが、ムク板、集成材、突板張りの
板、木質系ボード、樹脂系ボード等を用いてもよい。ま
た、エンボスe1、e2及びe3の縦断面形状を四角形と
したが、例えば縦断面形状をV字形とすることによりエ
ンボスe1、e2及びe3の内周壁部の面積を大きくし、
内周壁部からの反射光を乱反射させて、エンボスe1、
e2及びe3の見た目に変化が出るようにしてもよい。さ
らに、その他の構成についても本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更して差し支えない。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は下記〜
の効果を奏する。
【0078】下地材の表面に半透明性シート材を接着
し、さらにこの半透明性シート材接着面にエンボスによ
る模様を設けたので、シート材を透過した下地材表面の
外観的要素とエンボスによる模様とが複合化する。ま
た、シート材の表面にインク積層部を模様状に配列した
ので、このインク積層部からなる模様とエンボスによる
模様とが複合化する。このため、優れた外観を有する化
粧材を得ることができる。
【0079】表層材に天然木の突板を用いた化粧材
は、期間を経るにつれて突板の色調が徐々に変化し、そ
れが天然木特有の風合いを出す。本発明では、半透明性
シート材を用いたことにより、下地材として木質系のも
のを用いた場合にその下地材の経時的な色調変化がシー
ト材を透過して化粧材の表面に表れるので、化粧材自体
の色調が期間を経るにつれて徐々に変化し、天然木に近
い風合いを得ることができる。
【0080】下地材にシート材を接着してあるので、
下地材のエンボスに対する復元力が抑制され、エンボス
形状の経時的な劣化が防止される。
【0081】下地材表面の毛羽立ち等がシート材によ
って隠され、シート材の表面に仕上げ塗装を良好に行う
ことができる。
【0082】天然木突板を用いた化粧材のように突板
の接合部の経時的劣化によって隙間ができるという問題
が生じない。
【0083】本発明の製造方法によれば、エンボス加
工工程で模様及び溝の両者を同時に形成するようにした
ので、従来のような基体と突板との接着工程及びその後
の溝加工工程が必要なく、しかも下地材にシート材を積
層してあることにより仕上げ塗装が容易であるため、製
造工程を簡便にして本発明化粧材を効率良く製造するこ
とができる。
【0084】したがって、本発明によれば、高価な突板
を用いることなく安価な下地材を基材とし、かつ簡便な
製造工程によって、下地材が持っている質感を尊重しな
がら優れた外観を備え、しかも化粧仕上げが良好な安価
な化粧材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る化粧材を示す一部省略
平面図である。
【図2】同例の化粧材を示す模式的拡大断面図である。
【図3】同例に用いた半透明性シート材を示す一部省略
平面図である。
【図4】同例に用いた半透明性シート材を示す模式的拡
大断面図である。
【図5】同例に用いた半透明性シート材を着色した状態
を示す模式的拡大断面図である。
【図6】同例に用いた半透明性シート材のインク積層部
の作用を示す説明図である。
【図7】同例に用いた普通合板の表単板表面を示す一部
省略平面図である。
【図8】同例においてシート材表面に表れた模様を示す
一部省略平面図である。
【図9】同例の接着剤層を示す模式的拡大断面図であ
る。
【図10】同例の接着剤層及びシート材の作用を示す説
明図である。
【図11】天然木の突板を用いた従来の化粧材を示すも
ので、(A)は一部省略平面図、(B)は断面図であ
る。
【符号の説明】
2 化粧材 4 基体 6 下地材 8 半透明性シート材 10 接着剤 18 インク積層部 20 模様 22 半透明性シート材接着面 24 模様 26 溝 28 溝 32 表面塗装層 39 着色剤 e1 小型エンボス e2 長尺溝状エンボス e3 浅溝状エンボス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地材の表面に半透明性シート材が接着
    されてなる基体の半透明性シート材接着面にエンボスか
    らなる模様が形成されているとともに、前記半透明性シ
    ート材に表面塗装が施されている化粧材であって、前記
    半透明性シート材が、表面にインク積層部が模様状に配
    列されたものであることを特徴とする化粧材。
  2. 【請求項2】 下地材の表面に半透明性シート材が接着
    されてなる基体の半透明性シート材接着面にエンボスか
    らなる模様及び溝が形成されているとともに、前記半透
    明性シート材に表面塗装が施されている化粧材であっ
    て、前記半透明性シート材が、表面にインク積層部が模
    様状に配列されたものであることを特徴とする化粧材。
  3. 【請求項3】 下地材の表面に半透明性シート材が接着
    されてなる基体の半透明性シート材接着面にエンボスか
    らなる模様が形成されているとともに、前記半透明性シ
    ート材に着色及び表面塗装が施されている化粧材であっ
    て、前記半透明性シート材が、表面に半透明性シート材
    の着色剤をはじくインクからなるインク積層部が模様状
    に配列されたものであることを特徴とする化粧材。
  4. 【請求項4】 下地材の表面に半透明性シート材が接着
    されてなる基体の半透明性シート材接着面にエンボスか
    らなる模様及び溝が形成されているとともに、前記半透
    明性シート材に着色及び表面塗装が施されている化粧材
    であって、前記半透明性シート材が、表面に半透明性シ
    ート材の着色剤をはじくインクからなるインク積層部が
    模様状に配列されたものであることを特徴とする化粧
    材。
  5. 【請求項5】 下地材の表面に半透明性シート材を接着
    することにより基体を製造し、次いで前記基体の半透明
    性シート材接着面にエンボス加工によってエンボスによ
    る模様を形成した後、前記半透明性シート材に表面塗装
    を施すようにした化粧材の製造方法であって、前記半透
    明性シート材として、表面にインク積層部が模様状に配
    列されたものを用いることを特徴とする化粧材の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 下地材の表面に半透明性シート材を接着
    することにより基体を製造し、次いで前記基体の半透明
    性シート材接着面にエンボス加工によってエンボスによ
    る模様及び溝を同時に形成した後、前記半透明性シート
    材に表面塗装を施すようにした化粧材の製造方法であっ
    て、前記半透明性シート材として、表面にインク積層部
    が模様状に配列されたものを用いることを特徴とする化
    粧材の製造方法。
  7. 【請求項7】 下地材の表面に半透明性シート材を接着
    することにより基体を製造し、次いで前記基体の半透明
    性シート材接着面にエンボス加工によってエンボスによ
    る模様を形成した後、前記半透明性シート材に着色及び
    表面塗装を順次施すようにした化粧材の製造方法であっ
    て、前記半透明性シート材として、表面に半透明性シー
    ト材の着色剤をはじくインクからなるインク積層部が模
    様状に配列されたものを用いることを特徴とする化粧材
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 下地材の表面に半透明性シート材を接着
    することにより基体を製造し、次いで前記基体の半透明
    性シート材接着面にエンボス加工によってエンボスによ
    る模様及び溝を同時に形成した後、前記半透明性シート
    材に着色及び表面塗装を順次施すようにした化粧材の製
    造方法であって、前記半透明性シート材として、表面に
    半透明性シート材の着色剤をはじくインクからなるイン
    ク積層部が模様状に配列されたものを用いることを特徴
    とする化粧材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48104863U (ja) * 1972-03-14 1973-12-06
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JPS6067155A (ja) * 1983-09-21 1985-04-17 段谷産業株式会社 化粧板の製造方法

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