JPH0768112B2 - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH0768112B2 JPH0768112B2 JP14548986A JP14548986A JPH0768112B2 JP H0768112 B2 JPH0768112 B2 JP H0768112B2 JP 14548986 A JP14548986 A JP 14548986A JP 14548986 A JP14548986 A JP 14548986A JP H0768112 B2 JPH0768112 B2 JP H0768112B2
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- ultraviolet
- resin
- ultraviolet absorber
- absorber
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- A61K8/8141—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- A61K8/8152—Homopolymers or copolymers of esters, e.g. (meth)acrylic acid esters; Compositions of derivatives of such polymers
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- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q17/00—Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
- A61Q17/04—Topical preparations for affording protection against sunlight or other radiation; Topical sun tanning preparations
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は新規な日焼け止め化粧料に関するものである。
さらに詳しくは化粧品の付着性，伸び，すべり，被覆
力，紫外線遮断能にすぐれ、かつ安全性の高い日焼け止
め化粧料を提供することを目的とする。
さらに詳しくは化粧品の付着性，伸び，すべり，被覆
力，紫外線遮断能にすぐれ、かつ安全性の高い日焼け止
め化粧料を提供することを目的とする。
本発明の紫外線吸収剤含有偏平粒状樹脂微粉末は、その
独特の粒度，粒度形状により、極めて肌になじみ易く、
被覆力にすぐれ化粧品に適度の伸びとすべりを与え、従
来から化粧品配合剤として使用されてきたタルク，カオ
リン，酸化チタンなどの無機質粉末類とも併用でき、こ
れらと優れた親和性，均一混合性を有するものである。
独特の粒度，粒度形状により、極めて肌になじみ易く、
被覆力にすぐれ化粧品に適度の伸びとすべりを与え、従
来から化粧品配合剤として使用されてきたタルク，カオ
リン，酸化チタンなどの無機質粉末類とも併用でき、こ
れらと優れた親和性，均一混合性を有するものである。
また、樹脂粉末のもつ、透明感，柔らかな風合，比重が
軽いことに基づく、化粧おとしの良さ、撥水性等の優れ
た性質も得られる。
軽いことに基づく、化粧おとしの良さ、撥水性等の優れ
た性質も得られる。
さらに、紫外線吸収剤を樹脂に含有することにより、紫
外線吸収剤が直接肌に接することなく、安全性も高ま
り、かつ紫外線遮断能の優れた日焼け止め化粧料を提供
するものである。
外線吸収剤が直接肌に接することなく、安全性も高ま
り、かつ紫外線遮断能の優れた日焼け止め化粧料を提供
するものである。
（従来の技術） （発明が解決しようとする問題点） 従来、日焼け止め化粧品に配合される紫外線遮断物質と
しては、パラアミノ安息香酸，ベンゾフェノン誘導体，
ケイ酸誘導体，ベンゾトリアゾール誘導体，サリチル酸
誘導体等の紫外線吸収剤と酸化チタン，酸化亜鉛，酸化
鉄等の無機顔料があげられる。
しては、パラアミノ安息香酸，ベンゾフェノン誘導体，
ケイ酸誘導体，ベンゾトリアゾール誘導体，サリチル酸
誘導体等の紫外線吸収剤と酸化チタン，酸化亜鉛，酸化
鉄等の無機顔料があげられる。
前者の有機紫外線吸収剤は皮膚に対する透明性，紫外線
吸収による吸収能の低下、着色等の化粧用原料として
は、多くの問題がある。
吸収による吸収能の低下、着色等の化粧用原料として
は、多くの問題がある。
一方、後者の無機顔料は安全性等には問題はないが、紫
外線遮断能をあげるために高濃度配合すると遮断力が大
きすぎて皮膚に塗布した場合、皮膚が白くなったり、逆
に着色しすぎたりし、自然な仕上がりを得ることが難し
い。
外線遮断能をあげるために高濃度配合すると遮断力が大
きすぎて皮膚に塗布した場合、皮膚が白くなったり、逆
に着色しすぎたりし、自然な仕上がりを得ることが難し
い。
また、これらはいずれも日焼け止め化粧料として、非常
に大切な化粧もちに関しても皮膚に対する付き，耐水性
などに欠点を有しており、十分な効果をあげることが不
可能である。また、紫外線吸収剤を含有させ、安全性，
および感触効果を高めた紫外線遮断剤としては、出願人
が先に発明し、出願した特願昭60−161030号に記載の紫
外線吸収剤含有球状ポリエチレン粉末があるが、これは
球状粒子であるため肌への付着性が乏しく、従って化粧
もちが充分でない。
に大切な化粧もちに関しても皮膚に対する付き，耐水性
などに欠点を有しており、十分な効果をあげることが不
可能である。また、紫外線吸収剤を含有させ、安全性，
および感触効果を高めた紫外線遮断剤としては、出願人
が先に発明し、出願した特願昭60−161030号に記載の紫
外線吸収剤含有球状ポリエチレン粉末があるが、これは
球状粒子であるため肌への付着性が乏しく、従って化粧
もちが充分でない。
また肌を均一に覆って紫外線が肌に浸入しないようにす
るためには、紫外線吸収剤を樹脂に大量に含有させる
か、あるいは紫外線吸収剤含有樹脂粉末を化粧品に大量
に配合しなければ充分な効果が得られないという欠点が
あった。
るためには、紫外線吸収剤を樹脂に大量に含有させる
か、あるいは紫外線吸収剤含有樹脂粉末を化粧品に大量
に配合しなければ充分な効果が得られないという欠点が
あった。
（問題を解決するための手段） 本発明者らは、このような状況に鑑み、前記問題点を排
除した有用な化粧料を開発すべく鋭意検討を重ねた結
果、紫外線吸収剤を均一に分散，含有させた偏平粒状樹
脂微粉末を配合すれば、これが薄板状であるいう形状効
果から肌を均一にむらなく覆うことができ、少量で非常
に高い紫外線遮断効果が得られること、また、肌への付
着性，透明性，伸び，すべり，被覆力，化粧もちなどの
点に優れた特徴が得られることを見い出し、本発明を完
成するに至った。
除した有用な化粧料を開発すべく鋭意検討を重ねた結
果、紫外線吸収剤を均一に分散，含有させた偏平粒状樹
脂微粉末を配合すれば、これが薄板状であるいう形状効
果から肌を均一にむらなく覆うことができ、少量で非常
に高い紫外線遮断効果が得られること、また、肌への付
着性，透明性，伸び，すべり，被覆力，化粧もちなどの
点に優れた特徴が得られることを見い出し、本発明を完
成するに至った。
本発明の目的は、紫外線吸収剤を均一に分散，含有させ
た偏平粒状樹脂微粉末を配合することにより、非常に優
れた日焼け止め効果を有し、かつ透明感に優れ、自然な
色調を有し、皮膚に対する付着性が非常に良く、経時的
にも化粧くずれしない日焼け止め化粧料を提供すること
にある。
た偏平粒状樹脂微粉末を配合することにより、非常に優
れた日焼け止め効果を有し、かつ透明感に優れ、自然な
色調を有し、皮膚に対する付着性が非常に良く、経時的
にも化粧くずれしない日焼け止め化粧料を提供すること
にある。
本発明で用いる紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息
香酸，ベンゾフェノン誘導体，ケイ皮酸誘導体，ベンゾ
トリアゾール誘導体，サリチル酸誘導体などが例示され
るが本発明で使用できる紫外線吸収剤は、化粧品原料基
準、あるいは汎用化粧品原料基準記載のものでなければ
ならないのは当然である。
香酸，ベンゾフェノン誘導体，ケイ皮酸誘導体，ベンゾ
トリアゾール誘導体，サリチル酸誘導体などが例示され
るが本発明で使用できる紫外線吸収剤は、化粧品原料基
準、あるいは汎用化粧品原料基準記載のものでなければ
ならないのは当然である。
本発明で用いる紫外線吸収剤含有偏平粒状樹脂微粉末の
原料樹脂は特に限定されるものではく、ポリエチレン，
ポリプロピレン，ポリスチレン，ナイロン，ポリメチル
メタクリレート，スチレンアクリル系共重合体，エチレ
ンアクリル酸共重合体等があげられる。
原料樹脂は特に限定されるものではく、ポリエチレン，
ポリプロピレン，ポリスチレン，ナイロン，ポリメチル
メタクリレート，スチレンアクリル系共重合体，エチレ
ンアクリル酸共重合体等があげられる。
樹脂に紫外線吸収剤を均一に分散させる方法としては、
出願人が先に出願した特願昭60−161030号に記載の方法
によって行なう。
出願人が先に出願した特願昭60−161030号に記載の方法
によって行なう。
即ち、樹脂100重量部に対し、１〜50重量部の紫外線吸
収剤をミキシングロール，ニーダー，エクストルーダ
ー，バンパリミキサーなどの混練機を用いて実質的に均
一に溶融混合せしめた後、ノズル吹出し法，溶解法，分
散法などの粉砕法を樹脂の種類に応じて、適宜選択使用
すればよく、特に限定されるものではないが、紫外線吸
収剤を混合したポリオレフィンを水媒体中でエチレンオ
キシド−プロピレンオキシド共重合体の存在下、加熱，
加圧下で溶融攪拌して、乳化液を得、これを紫外線吸収
剤を含有するポリオレフィンの軟化温度以下に冷却する
ことにより、紫外線吸収剤を均一に分散，含有した真球
状粉末が得られる。
収剤をミキシングロール，ニーダー，エクストルーダ
ー，バンパリミキサーなどの混練機を用いて実質的に均
一に溶融混合せしめた後、ノズル吹出し法，溶解法，分
散法などの粉砕法を樹脂の種類に応じて、適宜選択使用
すればよく、特に限定されるものではないが、紫外線吸
収剤を混合したポリオレフィンを水媒体中でエチレンオ
キシド−プロピレンオキシド共重合体の存在下、加熱，
加圧下で溶融攪拌して、乳化液を得、これを紫外線吸収
剤を含有するポリオレフィンの軟化温度以下に冷却する
ことにより、紫外線吸収剤を均一に分散，含有した真球
状粉末が得られる。
これを偏平化する方法としては、「偏平粒状樹脂粉末の
製造方法」として、特願昭61−5861号、並びに特願昭61
−30160号に記載した方法によって行なう。
製造方法」として、特願昭61−5861号、並びに特願昭61
−30160号に記載した方法によって行なう。
即ち、その製造方法は、球状あるいは球状に近い形状の
粒径１ミクロン以上の樹脂粉末を原料とし、１つの処理
槽の中に樹脂粉末，溶媒，ビーズ，必要により、分散
剤，乳化剤を投入して、混合攪拌処理するか、あるい
は、加熱条件下で２本ロール，加圧プレス機などの加圧
装置で、圧縮異形化することにより得られる。
粒径１ミクロン以上の樹脂粉末を原料とし、１つの処理
槽の中に樹脂粉末，溶媒，ビーズ，必要により、分散
剤，乳化剤を投入して、混合攪拌処理するか、あるい
は、加熱条件下で２本ロール，加圧プレス機などの加圧
装置で、圧縮異形化することにより得られる。
上記の如き、紫外線吸収剤を含有した樹脂粉末を原料と
し、上記の偏平化技術を用いることにより、本発明の紫
外線吸収剤含有偏平粒化樹脂粉末が得られる。
し、上記の偏平化技術を用いることにより、本発明の紫
外線吸収剤含有偏平粒化樹脂粉末が得られる。
本発明で用いられる原料樹脂としては前記のようにポリ
エチレン，ポリプロピレン，ナイロン，ポリメチルメタ
クリレート等の熱可塑性樹脂があげられるが本発明では
化粧料に用いるのであるから化粧品原料基準あるいは汎
用化粧品原料基準記載のものでなければならないのは当
然のことである。
エチレン，ポリプロピレン，ナイロン，ポリメチルメタ
クリレート等の熱可塑性樹脂があげられるが本発明では
化粧料に用いるのであるから化粧品原料基準あるいは汎
用化粧品原料基準記載のものでなければならないのは当
然のことである。
この点よりすれば、前記以外にもアクリル酸，アクリル
酸メチル，アクリル酸エチル，アクリル酸ブチル，アク
リル酸オクチル，アクリル酸ラウリル，アクリル酸エト
キシエチル，アクリル酸ヒドロキシエチル，アクリル酸
アミド，メタクリル酸，メタクリル酸エチル，メタクリ
ル酸ヒドロキシエチル，メタクリル酸アミド，酢酸ビニ
ル，スチレンなどの単独重合体、または相互の二元共重
合体，あるいは三元共重合体のうちから前記基準に合致
するものを適宜選択することができる。
酸メチル，アクリル酸エチル，アクリル酸ブチル，アク
リル酸オクチル，アクリル酸ラウリル，アクリル酸エト
キシエチル，アクリル酸ヒドロキシエチル，アクリル酸
アミド，メタクリル酸，メタクリル酸エチル，メタクリ
ル酸ヒドロキシエチル，メタクリル酸アミド，酢酸ビニ
ル，スチレンなどの単独重合体、または相互の二元共重
合体，あるいは三元共重合体のうちから前記基準に合致
するものを適宜選択することができる。
これら原料樹脂の中でも、一般的にポリエチレン，ナイ
ロ，ポリメチルメタクリレートなどは、化粧品原料とし
ての配合例が多く、取り扱う上での物性，加工条件など
が明確なため化粧品の使用原料として、よく用いられ
る。
ロ，ポリメチルメタクリレートなどは、化粧品原料とし
ての配合例が多く、取り扱う上での物性，加工条件など
が明確なため化粧品の使用原料として、よく用いられ
る。
本発明で用いる紫外線吸収剤含有偏平粒状樹脂微粉末
は、その粒径径が１〜50ミクロンのもの、即ち、厚みが
１ミクロン以上で長径が50ミクロン以下の範囲内のもの
が使用でき、中でも５〜20ミクロンのもので、該偏平粒
状樹脂微粉末の長径をｌ、短径をｍ、厚みをｎで表すと
き、式ｌ＞ｍ＞n,l/n≧２を満足する範囲のものが好ま
しい。
は、その粒径径が１〜50ミクロンのもの、即ち、厚みが
１ミクロン以上で長径が50ミクロン以下の範囲内のもの
が使用でき、中でも５〜20ミクロンのもので、該偏平粒
状樹脂微粉末の長径をｌ、短径をｍ、厚みをｎで表すと
き、式ｌ＞ｍ＞n,l/n≧２を満足する範囲のものが好ま
しい。
大きすぎると異物感があり、優れた滑り感が得られな
い。
い。
また、あまり小さすぎても飛散などの関係で好ましくな
い。また、前記紫外線吸収剤含有偏平粒状樹脂微粉末の
化粧料基剤への配合割合は、化粧料基剤100重量部に対
し、２〜50重量部配合するのが適当である。ここで、化
粧料基剤は、日焼け止め化粧料用として通常使用される
ものであれば特に限定されるものではない。
い。また、前記紫外線吸収剤含有偏平粒状樹脂微粉末の
化粧料基剤への配合割合は、化粧料基剤100重量部に対
し、２〜50重量部配合するのが適当である。ここで、化
粧料基剤は、日焼け止め化粧料用として通常使用される
ものであれば特に限定されるものではない。
本発明をさらに詳細に説明するために、以下に実施例を
示す。
示す。
なお、実施例で使用した紫外線吸収剤含有真球状ポリエ
チレン粉末および紫外線吸収剤含有偏平粒状ポリエチレ
ン粉末は、以下にのべる製造法により、作製したものを
試料にした。
チレン粉末および紫外線吸収剤含有偏平粒状ポリエチレ
ン粉末は、以下にのべる製造法により、作製したものを
試料にした。
製造例−１ ポリエチレン（住友化学製；商品名スミカセンG807）10
0部と紫外線吸収剤、２−ヒドロキシ−４−メトキシベ
ンゾフェノン（住友化学製；商品名スミソーブ110）100
部をニーダーで充分に混練したものを、オートクレープ
に投入し、これにエチレンオキシド−プロピレンオキシ
ド共重合体（旭電化製；商品名プルロニックＦ−108）
および純水を仕込み密閉した。
0部と紫外線吸収剤、２−ヒドロキシ−４−メトキシベ
ンゾフェノン（住友化学製；商品名スミソーブ110）100
部をニーダーで充分に混練したものを、オートクレープ
に投入し、これにエチレンオキシド−プロピレンオキシ
ド共重合体（旭電化製；商品名プルロニックＦ−108）
および純水を仕込み密閉した。
次に加熱，加圧下で溶融攪拌して乳化液を得、ポリエチ
レンの軟化温度以下に冷却し、濾過乾燥し、紫外線吸収
剤を含有した真球状の微粒子を得た。
レンの軟化温度以下に冷却し、濾過乾燥し、紫外線吸収
剤を含有した真球状の微粒子を得た。
微粒子の粒子径は平均粒径14.3μであった。こうして得
られた平均粒径14.3μの紫外線吸収剤含有ポリエチレン
粉末10部と、直径3mmのガラス製ビーズ100部を乳化剤エ
チレンオキシド−プロピレンオキシド共重合体１部を含
む100部の水溶液中に投入し、30°で７時間混合攪拌し
た。
られた平均粒径14.3μの紫外線吸収剤含有ポリエチレン
粉末10部と、直径3mmのガラス製ビーズ100部を乳化剤エ
チレンオキシド−プロピレンオキシド共重合体１部を含
む100部の水溶液中に投入し、30°で７時間混合攪拌し
た。
その後、20メッシュの金網でガラス製ビーズを取り除い
た後、濾液を再度濾過し、ポリエチレンを濾別し、乾燥
した。
た後、濾液を再度濾過し、ポリエチレンを濾別し、乾燥
した。
得られた粉末は、偏平粒状になっており、長径／厚みの
比は10〜40であった。
比は10〜40であった。
製造例−２ ２−ヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノンの代わり
に、２−（２′−ヒドロキシ−５′−メチルフェニル）
ベンゾトリアゾールを用いた以外は、製造例−１と同様
に乳化を行ない冷却後、濾過，乾燥し、平均粒径13.5μ
の紫外線吸収剤含有ポリエチレン微粒子を得た。
に、２−（２′−ヒドロキシ−５′−メチルフェニル）
ベンゾトリアゾールを用いた以外は、製造例−１と同様
に乳化を行ない冷却後、濾過，乾燥し、平均粒径13.5μ
の紫外線吸収剤含有ポリエチレン微粒子を得た。
こして得られた微粒子粉末をロール温度70〜80℃に保
ち、ロール間，間隙を0.1〜0.5mmに保った２本ロールに
投入した。
ち、ロール間，間隙を0.1〜0.5mmに保った２本ロールに
投入した。
この操作を１〜５分間繰り返し、凝集状の粉末を得た。
その後、ピンミルで凝集体をほぐし、空気分級機を用い
て凝集物を除去し紫外線吸収剤含有偏平粒状樹脂微粉末
を得た。
て凝集物を除去し紫外線吸収剤含有偏平粒状樹脂微粉末
を得た。
長径／厚みの比は５〜20であった。
製造例−３ ２−ヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノン５部、６
ナイロン（東レ製；アミランCM1021）40部、ポリエチレ
ンオキサイド60部をニーダーで10分間、230〜240℃の加
熱下で混練，溶融し、冷却後クラッシャーで粉砕し、水
中に浸漬し約30分間攪拌してサスペンジョンを得た。
ナイロン（東レ製；アミランCM1021）40部、ポリエチレ
ンオキサイド60部をニーダーで10分間、230〜240℃の加
熱下で混練，溶融し、冷却後クラッシャーで粉砕し、水
中に浸漬し約30分間攪拌してサスペンジョンを得た。
濾過，乾燥し、紫外線吸収剤含有ナイロン微粒子を得
た。
た。
微粒子の粒子径は、平均粒径５〜６μであった。
こうして得られた微粒子粉末を製造例１と同様の処理を
施こし、紫外線吸収剤含有偏平粒状微粉末を得た。
施こし、紫外線吸収剤含有偏平粒状微粉末を得た。
長径／厚みの比は５〜20であった。
以下、本発明の紫外線吸収剤含有偏平粒状微粉末の効果
を実施例を用いて示す。
を実施例を用いて示す。
なお、日焼け止め効果の尺度はSPF値（Sun Protection
Factor）を用いた。
Factor）を用いた。
SPF値は、パネラー10人の背部に１cm2当たり、2mgの化
粧料試料を均一に塗布した時の最小紅斑生成エネルギー
Eaと、当該化粧料試料を全く塗布しない時の最小紅斑生
成エネルギーEcとの比から求めた。
粧料試料を均一に塗布した時の最小紅斑生成エネルギー
Eaと、当該化粧料試料を全く塗布しない時の最小紅斑生
成エネルギーEcとの比から求めた。
（SPF値の定義は、フェドラルレジスターFederal Regis
ter 43,（166）38206〜38269（1978）参照） SPF値＝Ea/Ec 測定は、東芝衣料用品株式会社Ｍ−DMI型の衣料用紫外
線照射装置に、東芝FL−20SE−30のランプを５本接続
し、15cmの距離から照射した。
ter 43,（166）38206〜38269（1978）参照） SPF値＝Ea/Ec 測定は、東芝衣料用品株式会社Ｍ−DMI型の衣料用紫外
線照射装置に、東芝FL−20SE−30のランプを５本接続
し、15cmの距離から照射した。
照射エネルギーの測定は、東芝化学機械株式会社製の紫
外線強度計（UVR−305/365）で行なった。
外線強度計（UVR−305/365）で行なった。
Ａをヘンシュルミキサーで混合し、Ｂを均一に溶解，混
合後Ａに添加し、混合攪拌粉砕した後、金型中にプレス
して製品とする。
合後Ａに添加し、混合攪拌粉砕した後、金型中にプレス
して製品とする。
比較例−１として、紫外線吸収剤含有偏平粒状ポリエチ
レン末のかわりに紫外線吸収剤含有真球状ポリエチレン
粉末を、比較例−２に紫外線吸収剤を単独で配合した場
合を示した。本組成物，および比較例−1,2の日焼け止
め効果、そして官能テスト結果は第１表の通りである。
レン末のかわりに紫外線吸収剤含有真球状ポリエチレン
粉末を、比較例−２に紫外線吸収剤を単独で配合した場
合を示した。本組成物，および比較例−1,2の日焼け止
め効果、そして官能テスト結果は第１表の通りである。
官能テストは、女性パネラー10人に通常の使用法で使用
してもらい、肌上でののび，化粧仕上がり，密着性，化
粧くずれ，耐水性等について評価した。
してもらい、肌上でののび，化粧仕上がり，密着性，化
粧くずれ，耐水性等について評価した。
この時、非常に良いを5,良いを4,普通を3,わるいを2,非
常にわるいを１とし、パネラー10人の平均値を示した。
常にわるいを１とし、パネラー10人の平均値を示した。
このように本発明組成物は、日焼け止め効果のみならず
化粧効果においても著しく優れている。
化粧効果においても著しく優れている。
Ａをヘンシュルミキサーで混合し、Ｂを添加して、混合
攪拌粉砕後、金型中でプレスして製品とする。
攪拌粉砕後、金型中でプレスして製品とする。
比較例−３として、紫外線吸収剤含有真球状ポリエチレ
ン末を用い、比較例−４に紫外線吸収剤を単独で配合し
た。
ン末を用い、比較例−４に紫外線吸収剤を単独で配合し
た。
本組成物，および比較例の日焼け止め効果および官能テ
スト（パネラー10人による）結果は、第２表の通りであ
る。
スト（パネラー10人による）結果は、第２表の通りであ
る。
Ａをヘンシュルミキサーで混合し、Ｂを均一に溶解，混
合後、Ａに添加し、混合攪拌粉砕した後、金型中にプレ
スして製品とする。
合後、Ａに添加し、混合攪拌粉砕した後、金型中にプレ
スして製品とする。
比較例−５として、紫外線吸収剤含有真球状ナイロン末
を用い比較例−６に紫外線吸収剤を単独で配合した。
を用い比較例−６に紫外線吸収剤を単独で配合した。
本組成物，および比較例の日焼け止め効果および官能テ
スト（パネラー10人による）結果は第３表の通りであ
る。
スト（パネラー10人による）結果は第３表の通りであ
る。
（発明の効果） 本発明の日焼け止め化粧料は、前記官能テストに示す如
く日焼け止め効果に優れており、 少量で非常に高い紫外線遮断効果が得られる。また実際
皮膚に塗布した場合、従来品に比べ、肌上でのびがよ
く、化粧仕上り，密着性，耐水性の点で優れているばか
りか、化粧くずれなく、化粧おとしの点でも優れてい
る。
く日焼け止め効果に優れており、 少量で非常に高い紫外線遮断効果が得られる。また実際
皮膚に塗布した場合、従来品に比べ、肌上でのびがよ
く、化粧仕上り，密着性，耐水性の点で優れているばか
りか、化粧くずれなく、化粧おとしの点でも優れてい
る。
このように本発明の紫外線吸収剤を含有した偏平粒状樹
脂微粉末を配合した化粧料は従来品の特徴を有すると同
時に従来品に見られない優れた特性を示す。
脂微粉末を配合した化粧料は従来品の特徴を有すると同
時に従来品に見られない優れた特性を示す。
Claims (7)
- 【請求項１】紫外線吸収剤を実質的に均一に含有する偏
平粒状樹脂微粉末を配合してなる日焼け止め化粧料。 - 【請求項２】偏平粒状樹脂微粉末がその長径をｌ、短径
をｍ、厚みをｎで表わすとき 式ｌ＞ｍ＞ｎ、l/n≧２を満足する特許請求の範囲
（１）記載の化粧料。 - 【請求項３】樹脂100重量部に対し、紫外線吸収剤を１
〜50重量部含有した偏平粒状樹脂微粉末を配合する特許
請求の範囲（１）記載の化粧料。 - 【請求項４】紫外線吸収剤含有偏平粒状樹脂微粉末を化
粧料基剤100重量部に対し、２〜50重量部配合する特許
請求の範囲（１）記載の化粧料。 - 【請求項５】樹脂がポリエチレンである特許請求の範囲
（１）記載の化粧料。 - 【請求項６】樹脂がナイロンである特許請求の範囲
（１）記載の化粧料。 - 【請求項７】樹脂がポリメチルメタクリレートである特
許請求の範囲（１）記載の化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14548986A JPH0768112B2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14548986A JPH0768112B2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS632919A JPS632919A (ja) | 1988-01-07 |
| JPH0768112B2 true JPH0768112B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=15386443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14548986A Expired - Lifetime JPH0768112B2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0768112B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102164862B1 (ko) * | 2013-05-14 | 2020-10-13 | 다이셀에보닉 주식회사 | 자외선 산란제를 함유하는 수지 분체 및 그의 제조 방법, 및 화장료 |
-
1986
- 1986-06-20 JP JP14548986A patent/JPH0768112B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS632919A (ja) | 1988-01-07 |
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