JPH076792B2 - 距離検出装置 - Google Patents

距離検出装置

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JPH076792B2
JPH076792B2 JP62239336A JP23933687A JPH076792B2 JP H076792 B2 JPH076792 B2 JP H076792B2 JP 62239336 A JP62239336 A JP 62239336A JP 23933687 A JP23933687 A JP 23933687A JP H076792 B2 JPH076792 B2 JP H076792B2
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俊彦 谷口
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ウエスト電気株式会社
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/06Systems determining position data of a target
    • G01S17/46Indirect determination of position data
    • G01S17/48Active triangulation systems, i.e. using the transmission and reflection of electromagnetic waves other than radio waves

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、被写体に対する投受光動作により被写体から
の反射光の受光センサ上での結像位置に比例した2種の
光電流を検出し、かつ演算することにより距離信号を得
るいわゆる三角測量方式に基づく距離検出装置に関し、
特に上記受光センサの設定位置ずれを電気的に調整でき
る距離検出装置に関する。
従来の技術 従来より三角測量方式に基づく距離検出装置は種々提案
あるいは実用化されているが、その測距原理上、受光セ
ンサによって得られる被写体からの反射光の結像位置が
所定の基準位置、即ち受光光学系の光軸位置に対する位
置として正確に検出できなければ、誤った距離情報を出
力してしまうことになる。
即ち、受光センサの電気的中心が受光光学系の光軸上に
正確に設定されていないと、上記結像位置は被写体まで
の距離に正確に対応しているとは言えない。
一方、上記所定の基準位置に対して受光センサの電気的
中心がずれる原因としては、受光センサの設置構成の寸
法精度やセンサ自体のばらつきが考えられ、従来は、一
度投受光光学系を形成した後、投光素子あるいは受光セ
ンサを適宜移動せしめ、所定距離の被写体に対して所定
信号を出力できるよう調整し、上記寸法精度等に基づく
受光センサの設定位置ずれを補正していた。
しかし、上記の調整作業は受光センサ等の微小な移動を
必要とし、即ち微小移動構成を設けなければならず、構
成が複雑化すると共に極めて注意を払わなければならな
い煩わしい作業となっていた。
かかる点を考慮したものとしては、例えば特開昭60−21
1412号公報にて前述の位置ずれを電気的に調整できる距
離検出装置が開示、提案されている。
上記提案装置は、第4図に示したように、受光センサと
して半導体位置検出素子1(以下、単にPSDと記す。)
を使用すると共に、このPSD1の遠距離側信号の通る経
路、即ち被写体が近距離になるほどスポット光Sが遠ざ
かるアノードA2側の電路に調整用抵抗2を介挿して構成
されている。尚、図中、Lは受光光学系(図示せず)の
光軸、CはPSD1の電気的中心を示し、図示した状態は、
光軸Lに対し上記電気的中心CがアノードA1側にずれて
いる状態を示している。
上記のように調整用抵抗2をアノードA2側に接続するこ
とにより、例えばスポット光SとアノードA1との間の抵
抗値をR1,スポット光SとアノードA2との間の抵抗値をR
2,上記調整用抵抗2の抵抗値をR3とすると、アノード
A1,およびA2から出力される夫々の光電流I1,I2の比I1/I
2は、I1/I2=(R2+R3)/R1なる。
従って、スポット光SがアノードA1側から光軸Lに近づ
くにつれて上記R2は減少し、R1は増大するため、上記比
I1/I2は小さくなり、そしてスポット光Sが光軸上に入
射した被写体が無限遠に存在している場合に最も小さく
なる。
この時、上記比I1/I2が「1」となるように上記調整用
抵抗2の抵抗値R3の値を設定してやれば、光軸L上の位
置をPSD1の実効的な電気的中心とみなせることになる。
即ち、PSD1の電気的中心Cを調整用抵抗2の抵抗値R3
設定という極めて簡単な電気的な操作によりアノードA2
側にずらせることになり、冒頭に述べたような設定位置
ずれに対する調整が行なえることになるわけである。
発明が解決しようとする問題点 上述した提案装置は、PSDの所望設定位置に対する位置
ずれを電気的に調整できることになるが、調整用抵抗
は、遠距離側信号の通る経路に介挿されているため、例
えばPSDの電気的中心が受光光学系の光軸よりも遠距離
側,即ち第 図に図示した状態とは逆の状態にずれた時
には、全く対処できない不都合点を有している。
さらに上記提案公報中にも開示されているように、調整
用抵抗を遠距離側信号が通る経路中に介挿することか
ら、PSDの有効受光面が変化し、どうしてもPSDの出力特
性の傾きが変化してしまう不都合点も有している。
即ち、上記提案装置にあっては上記特性の傾きの変化を
補正する何らかの手段を必要とし、上記提案装置におい
ては、複数のコンパレータからなりPSDにより得られる
2種の光電流を対数変換する等、適宜処理して得られる
距離情報である出力電圧を量子化する量子化回路の上記
コンパレータ群の基準レベルを制御している。
しかしながら、上記量子化回路における基準レベルの制
御作業は、PSDおよび回路部品の個々のばらつきを考慮
すると、確かに電気的に制御できるものの実際には極め
て複雑な作業となってしまう不都合点を有している。
本発明は上記のような点を考慮してなしたもので、極め
て簡単な作業により、受光光学系の光軸に対するPSD等
の受光センサの電気的中心の設定位置ずれあるいは受光
センサの出力特性を調整できる距離検出装置を提供する
ことを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明による距離検出装置は、投光手段の投光に基づく
被写体からの反射光の入射角に応じた2種の光電流を出
力する受光センサと、上記2種の光電流の夫々を外乱光
と分離して増幅、かつ対数電圧変換し第1,第2の出力電
圧を発生する第1,第2の対数変換手段と、上記第1,第2
の出力電圧が供給されることにより第1の定電流源によ
って適宜設定、出力される定電流を上記第1,第2の出力
電圧比に等しい電流値比を有する第1,第2電流に分流す
る分流手段と、一定時間動作する第1スイッチを介して
上記第1もしくは第2電流が供給されることにより充電
あるいは放電せしめられる積分コンデンサと、上記積分
コンデンサの両端に接続され上記積分コンデンサに供給
される電流に重畳される第3電流を適宜設定、出力し上
記積分コンデンサに流れる積分電流を制御するシフト電
源手段と、上記積分コンデンサの両端に接続され上記第
3電流等に基づく第1積分動作後に測定可能距離を考慮
した適宜期間動作し、上記積分コンデンサを放電あるい
は充電せしめる第2積分動作を行なう第4電流を適宜設
定、出力する積分制御手段と、上記積分コンデンサの一
端電位を上記第1,第2積分動作が行なわれていない時、
上記第1,第2積分動作の基準となる基準電位に制御する
電位制御手段とを備えて構成されている。
作用 本発明による距離検出装置は上記のような構成を備えて
いることから、積分コンデンサは分流手段およびシフト
電源手段の出力する電流によって形成される積分電流に
て、一定時間、適宜の基準電位に対する充電あるいは放
電動作である第1積分動作を行ない、上記一定時間経過
後、積分制御手段の出力する電流によって適宜期間放電
あるいは充電動作である第2積分動作を行なうことに、
即ち二重積分動作を行なうことになるわけである。
上記第1積分動作は、受光センサが出力する被写体まで
の距離に対応した光電流に基づいて行なわれ、従って上
記第1積分動作に基づき、上記基準電圧に対して得られ
る積分電圧は被写体までの距離に対応した電圧値とな
り、もちろん上記積分電圧を基に行なわれる第2積分動
作によって上記積分電圧が上記基準電位に復帰する迄の
時間を上記被写体迄の距離情報として使用できることに
なる。
また、シフト電源手段が出力する第3電流を適宜制御す
ることにより、距離情報を得るための第1積分動作特性
を制御できることに、即ち、第1あるいは第2電流を可
変せずに積分コンデンサに供給される積分電流を制御で
きることになり、後で詳述するが、上記制御により受光
センサの設定位置ずれを補正できることになる。
換言すれば、受光センサの設定位置ずれにより第1,第2
の対数変換手段の出力する第1,第2の出力電圧比が正常
時とは異なっても、第3電流を制御することにより積分
コンデンサに供給される積分電流を上記電圧比に基づき
形成された第1あるいは第2電流値をシフトせしめた値
に設定でき、上記積分電流と上記電圧比に基づき出力さ
れるもう一方の第2あるいは第1電流との比率を正常時
の比率に制御できることになり、この結果、上記受光セ
ンサの設定位置ずれを補正できることになるわけであ
る。
実 施 例 第1図は本発明による距離検出装置の一実施例の要部を
示す電気回路図であり、図中、第4図と同図番,同符号
は同一機能構成を示している。
第1図からも明らかなように、この実施例は受光センサ
としてPSD1を採用していると共に、かかるPSD1より出力
される光電流I1,I2の夫々を外乱光と分離しかつ増幅、
さらに対数電圧変換する例えば特公昭62−34082号公報
等にて周知の第1,第2の対数変換手段3,4を備えてい
る。
上記第1,第2の対数変換手段3,4が夫々出力する第1,第
2の出力電圧V1,V2は、本実施例においては、適宜の定
電流I0を設定、出力する第1の定電流源6とエミッタが
互いに接続されかつその接続点が上記第1の定電流源6
と接続される第1,第2のトランジスタ7,8、ダイオード
Dからなり、後述する積分コンデンサ9および第1スイ
ッチ10を介して電源電圧Vccとアース間に接続されてい
る分流手段5の上記第1,第2のトランジスタ、8のベー
スに夫々供給されている。
積分コンデンサ9は、電源電圧Vccとアースとの間に分
流手段5の第1のトランジスタ7、第1の定電流源6お
よび第1スイッチ10を介して接続されている。
第1スイッチ10はその動作期間が一定期間となるよう制
御され、この実施例の場合、上記第1スイッチ10が一定
期間オン動作せしめられることにより積分コンデンサ9
の図示極性への充電動作が行なわれることになる。
積分コンデンサ9の両端には適宜の定電流を設定、出力
する第2の定電流源12と上記第1スイッチ10と連動して
動作せしめられる第2スイッチ13とを直列接続して形成
されるシフト電源手段11が接続されている。
さらに積分コンデンサ9の両端には、適宜の定電流を設
定、出力する第3の定電流源15と上記第1スイッチ10の
動作終了に周期して測定可能距離を考慮した適宜期間の
動作を開始する第3スイッチ16とを直列接続して形成さ
れる積分制御手段14が接続されている。従って、この実
施例の場合、積分コンデンサ9は第3スイッチ16の第1
スイッチ10のオン動作終了後のオンにより第3の定電流
源15の出力する定電流にて図示極性との逆方向の充電動
作、即ち放電動作を上記適宜期間行なうことになる。
さらに加えて、積分コンデンサ9には、コンパレータ1
8,基準電源19,トランジスタ20,21,ダイオード22,第4ス
イッチ23等から構成され、上述した第1,第3スイッチ1
0,16両者の非動作時において上記第4スイッチ23がオン
状態を維持することによって動作し、上記積分コンデン
サ9の充放電動作の基準となる基準電圧Vrefを設定、か
つ上記積分コンデンサ19に供給する電位制御手段17が接
続されている。
以下、上記のような構成の動作について説明する。
今、電源電圧Vccが供給されると、まず第4スイッチ23
のオン状態によって電位制御手段17が動作し、図中のY
点の電位が、基準電源19の有する上記電源電圧Vccより
低い適宜の基準電圧Vrefになされることになる。
即ち、電源電圧Vccの供給時、上記Y点の電位が上記基
準電圧Vrefより低いとコンパレータ18は高レベル信号を
出力し、トランジスタ20,21をオンせしめ、よって上記
Y点にはトランジスタ21を介して電源電圧Vccが供給さ
れ、一方、上記供給により上記Y点の電位が上昇し上記
基準電圧Vrefを越えると、コンパレータ18は反転して低
レベル信号を出力し、トランジスタ20,21をオフせし
め、よって上述した電源電圧Vccの供給が遮断され、以
降、上述の動作をコンパレータ18等からなる電位制御手
段17は繰り返すことになり、この結果、上記Y点の電位
は基準電圧Vrefに制御されることになるわけである。
ここで、説明の便宜上、PSD1の有効受光面長lの1/2の
地点である光学的中心Cと受光光学系(図示せず)の光
軸Lとが一致しているとし、さらに、投光手段(図示せ
ず)による投光が被写体(図示せず)にて反射されるこ
とにより得られることにより得られるスポット光Sが、
第1図に示したようにPSD1の光学的中心Cからxの地点
に入射したとすると、PSD1は上記被写体が近距離になる
程上記スポット光Sが近づくアノードA1および反対側の
アノードA2より夫々下式で示される光電流I1,I2を出力
する。
ただし、IPはカソードBに流れる電流である。
上記光電流I1,I2は第1,第2の対数変換手段3,4に供給さ
れ、夫々外乱光と分離、かつZ倍に増幅、さらに対数電
圧変換されることになり、上記手段3,4は下式で示され
る第1,第2の出力電圧V1,V2を出力する。
ただし、VBはバイアス電圧、IDは対数圧縮ダイオードの
逆飽和電流、Kは定数である。
上記第1,第2の出力電圧V1,V2は分流手段5の第1,第2
のトランジスタ7,8のベースに供給され、従って第1ス
イッチ10がオンされていれば分流手段5は動作し、上記
トランジスタ7,8を介して、第1の定電流源6が出力す
る定電流I0を上記出力電圧V1,V2に応答すると共に両者
の比に等しい電流比率となるように分流した第1,第2電
流I3,I4を流すことになる。
即ち、I3+I4=I0,I3/I4=V1/V2なる関係を満足する第
1,第2電流I3,I4が第1,第2のトランジスタ7,8を介して
流れることになるわけである。
一方、分流手段5が積分コンデンサ9およびシフト電源
手段11を介して電源電圧Vccと接続され、かつ上記手段1
1の第2スイッチ13が第1スイッチ10と連動して動作
し、さらに第1スイッチ10に連動して第4スイッチ23が
オフとなり電位制御手段17が非動作状態になることを考
えると、上記第1,第2電流I3,I4の内、第1電流I3は、
積分コンデンサ9を介して流れる電流をII1、第2の定
電流源12が出力し第2スイッチ13を介して流れる定電流
をISとすると、 I3=II1+IS ……(5) と示すことができる。
換言すれば、この実施例の場合、第1,第2の出電電圧
V1,V2が供給され、第1,第2スイッチ10,13がオン、第4
スイッチ23がオフしていると、積分コンデンサ9は、
(5)式中にII1で示し、I3−ISとなる第1積分電流に
て図示極性に充電され、第1積分動作を行なうことにな
るわけである。
ところで、本実施例においては上記第1スイッチ10は投
光手段の投光動作中において所望のタイミングで一定時
間T1だけオン動作するようになされており、積分コンデ
ンサ9における上述した第1積分電流II1(=I3−IS
による第1積分動作は、上記一定時間T1中において行な
われることになる。
上記一定時間T1の経過後第1,第2スイッチ10,13がオフ
すると、積分制御手段14の第3スイッチ16が前述したよ
うに適宜期間オンすることになり、積分コンデンサ9は
第1積分電流II1にて充電されていた電荷を第3の定電
流源15が設定、出力する第2積分電流II2にて放電する
第2積分動作を第3スイッチ16のオン期間中行なうこと
になる。尚、この時、第4スイッチ23はオフ状態に維持
されていることはいうまでもない。
ここで、以上のような動作時における先に述べた第1図
中のY点の電位変化をみてみると、基準電圧Vrefを基に
して第2図に示したようになる。
尚、第2図中における時点t0は第1,第2スイッチ10,13
のオン時点、時点t1は時点t0から一定時間T1経過後の第
3スイッチオン時点、時点t2は第2積分動作によりY点
の電位が基準電圧Vrefに復帰しコンパレータ18が反転す
る時点、時点t3は積分制御手段14の第3スイッチ16の適
宜の動作期間の終了時点を夫々示している。
さて、ここで上記一定時間t1中において行なわれる第1
積分動作によって充電される積分コンデンサ9の積分電
圧Vxについて考えてみる。
上記積分電圧は、Q=C・V,dQ/dt=i,より、 で示される。但し、CINTは積分コンデンサ9の容量値で
ある。
一方、第1図中のX点の電位をVI0とすると、第1,第2
のトランジスタ7,8の夫々のベース〜エミッタ間電圧V
BE7,VBE8先の第1,第2の出力電圧V1,V2および第1,第2
電流I3,I4との関係を考えると、 VBE7=V1−VI0=KlnI3/ID ……(7) VBE8=V2−VI0=KlnI4/ID ……(8) となる。
上記(7),(8)式に前述した(3),(4)式を代
入すると、 となる。
上記(9),(10)式における左辺が等しいことから となり、よって I1・I3=I2・I4 ……(11) となる。
ここで、前述したように、I3+I4=I0であるので、上記
(11)式を変形すると、I1・I3=I2・(I0−I3)とな
り、I3を求めると、 となり、さらに前述の(1),(2)式を代入すると、 となる。
従って、先の(6)式は、 と示すことができ、上記第1積分動作による積分電圧Vx
は、スポット光Sの入射位置xに対応した電圧値とな
る。
この結果、上記積分電圧Vxは、I0,CINT等をあらかじめ
適宜の所定値に設定しておくことにより被写体までの距
離情報として使用できることになるわけである。
本実施例においては、さらに上記積分電圧Vxに対し定電
流による放電という第2積分動作を行なうことにより上
記電圧Vxを第2図中においてT2で示した時間信号に置換
している。
従って、第1積分動作終了後におけるコンパレータ18の
出力端子181の出力反転時点t2を検知することにより、
得られる時間信号T2を距離情報として使用できることに
なる。
次に、PSD1の光学的中心Cと光軸Lとが第1図中にΔx
で示したように、アノードA1側あるいはA2側にずれてい
る場合について述べる。
かかる場合においても上述した場合と同一の被写体の場
合、スポット光Sは光軸Lからxだけ離れた位置に入射
し、従って第1積分動作による上記(13)式で示される
積分コンデンサ9の積分電圧Vx′は、 と示すことができる。
ここで、上記(14)式中のISが前述の場合と同様の値あ
るいは存在しないと仮定すると、上記積分電圧Vx′は同
一の被写体であるにもかかわらず上述したずれ±Δxに
て、先のずれていない場合の積分電圧Vxとは異なった値
となってしまい、結局、正確な距離情報としては使用で
きなくなってしまう。
しかしながら、本発明においてはシフト電源手段11によ
り適宜設定、出力される電流ISを上記(14)式中に含ん
でおり、かかるISを適宜制御したIS′とすることによ
り、上記(14)式中の±Δxによる影響を除去できるこ
とになる。
以下、この点について詳述する。
今、PSD1の光学的中心Cと光軸Lとが一致した前述した
ような場合における被写体距離を基準距離D0と考え、即
ち光軸Lからxだけ離れた位置にスポット光Sが入射す
る状態を基準状態と考え、かつこの時の(13)式で示し
た第1積分動作による積分電圧VxがV0になるように第2
の定電流源12が出力する定電流ISを調整したとする。
この時、積分コンデンサ9に流れる第1積分電流II
1は、第1積分動作期間が一定時間T1であることを考え
ると、 と示すことができる。
一方、(12)式に示したように、 であり、従って、かかる場合における調整された定電流
ISは、上記(15),(12′)式より 次いで任意の被写体距離Dyの被写体に対し投光動作を行
なった場合、PSD1上でスポット光Sの入射位置が例えば
アノードA1側にyだけ移動したとすると、その時、第1
のトランジスタ7に流れる第1電流I3yは、 となる。
同様に、この時の第1積分電流II1yは、上記(15),
(17)式より、 となり、さらに、この時の積分電圧Vyは、前述の(6)
式より、 と示すことができる。
一方、PSD1の中心Cが光軸Lより±Δxだけずれている
場合であるが、かかる場合も上記場合同様、基準距離D0
において第1積分動作による積分電圧VxがV0になるよう
に定電流ISをIS′に調整すると、第1積分電流II1
は、 となり、当然のことながら先の(14)式と同式となる。
この時、第1のトランジスタ7に流れる電流I3′は、
(12)式および±Δxのずれを考慮すると、 と示すことができ、従って、この時に調整された定電流
IS′は、上記(20),(21)式から、 となる。
ここで、前述の場合と同様に被写体距離Dyの被写体に対
し投光動作を行なえば、PSD1上でのスポット光Sの移動
距離は先の場合と同じyとなることから、この時、第1
のトランジスタ7に流れる電流I3y′は、 となり、また第1積分電流II1y′は、上記(22),(2
3)式から、 となる。
従って、この時の積分電圧Vy′は、 となり、前述した(19)式で示した積分電圧Vyと同一値
となる。
即ち、PSD1の中心Cが光軸Lからずれているにもかかわ
らず、先の調整を行なうことにより第1積分動作に基づ
いて得られる積分電圧Vy′をずれていない場合の積分電
圧Vyと等しくできるわけであり、上記Vy′をVy同様距離
情報として使用できることになりこの結果上記ずれによ
る影響は完全に除去されたことになる。
換言すれば、中心Cと光軸Lとが一致している場合に適
宜設定された電流ISの値を、ずれに応答して増減制御し
たIS′とすることにより、光軸Lに対する上記中心Cの
アノードA1あるいはA2側へと位置ずれを電気的に補正で
きることになるわけである。
尚、上記調整されたIS′を上記ISを使って示せば、 となることは、詳述するまでもない。
さて、最後に本発明による距離検出装置における上記し
た第2積分動作に基づく時間信号T2と被写体距離との関
係について考えてみる。
第1図に示した実施例は、被写体からの反射スポット光
Sが入射する側のアノードA1から出力される光電流I1
基づいた第1電流I3の流れるループ内に積分コンデンサ
9が設けられているため、上記時間信号T2と距離との関
係は、図示すると第3図に示したような特性となる。
ここで、前述した第2の定電流源12の出力する定電流IS
の可変による上記特性への影響についてみてみると、上
記定電流ISの可変により積分コンデンサ9に流れる第1
積分電流II1の値が、第1,第2電流I3,I4の比を変えるこ
となく変化せしめられることを考えると、上記ISの可変
は上記特性を第3図中に矢印fあるいはgで示したよう
に平行移動せしめる作用を有することになり、この結
果、PSDの設定位置ずれを補正できることになるわけで
ある。
加えて、前述の説明では、第1あるいは第3の定電流源
6,15の出力する定電流I0,II2は、夫々あらかじめ設定さ
れるとしていたが、上述した定電流ISと同様に可変でき
るようになすと、夫々第3図に示した特性を以下のよう
に制御できることになる。
まず、第1の定電流源6の出力する定電流I0を可変して
やれば、第3図に示した特性の任意点を中心とした傾き
を可変できることになり、また第2の定電流源15の出力
する定電流II2を可変してやれば、第3図に示した特性
の利用範囲を可変できることに、即ち第3図中に示した
h〜i間を距離信号として使用するj〜k間を距離信号
として使用するか等の選択を行なえることになる。
以上本発明による距離検出装置の一実施例について述べ
てきたが、積分コンデンサ9、シフト電源手段11等は第
2電流I4の流れるループ内に設けても良く、即ち同様の
作用,効果を第3図に示した時間信号T2と被写体距離の
関係は、逆関係になるものの得られることになる。
発明の効果 本発明による距離検出装置は、上述したように二重積分
動作を行なうと共に、その第1積分動作における第1積
分電流値を制御するシフト電源手段を設けてあることか
ら、被写体からの反射光の入射位置に応じた2種の光電
流を出力する受光センサの受光光学系の光軸に対する位
置ずれを、上記シフト電源手段における適宜の電流制御
という電気的な制御により、そのずれ方向に関係なく簡
単に行なえることになる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による距離検出装置の一実施例を示す要
部電気回路図、第2図は第1図におけるY点の電位変化
を示す電圧波形図、第3図は第2図においてT2で示した
時間信号と被写体距離との関係を示す特性図、第4図は
従来例の回路図である。 1……PSD、3……第1の対数変換手段、4……第2の
対数変換手段、5……分流手段、6……第1の定電流
源、7……第1のトランジスタ、8……第2のトランジ
スタ、9……積分コンデンサ、10……第1スイッチ、11
……シフト電源手段、12……第2の定電流源、13……第
2スイッチ、14……積分制御手段、15……第3の定電流
源、16……第3スイッチ、17……電位制御手段、18……
コンパレータ、19……基準電源、20,21……トランジス
タ、22……ダイオード、23……第4スイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投光手段の投光に基づく被写体からの反射
    光の入射角に応じた2種の光電流を出力する受光センサ
    と、前記2種の光電流の夫々を外乱光と分離して増幅し
    かつ対数電圧変換し第1,第2の出力電圧を発生する第1,
    第2の対数電圧変換手段と、第1の定電流源によって適
    宜設定出力される定電流を前記第1,第2の出力電圧の比
    に等しい電流値比を有する第1・第2電流に分流する分
    流手段と、一定時間動作する第1スイッチを介して前記
    第1・第2電流のどちらか一方が供給され充電あるいは
    放電せしめられる積分コンデンサと、前記積分コンデン
    サの両端に接続され前記積分コンデンサに供給される前
    記第1・第2電流のどちらか一方に重畳される第3電流
    を適宜設定・出力し前記積分コンデンサに流れる積分電
    流を制御するシフト電源手段と、前記積分コンデンサの
    両端に接続され前記第3電流等に基づく第1積分動作後
    に測定可能距離を考慮した適宜期間動作し前記積分コン
    デンサを放電あるいは充電せしめる第2積分動作を行な
    う第4電流を適宜設定・出力する積分制御手段と、前記
    積分コンデンサの一端電位を前記第1,第2積分動作が行
    なわれていない時、前記第1,第2積分動作の基準となる
    基準電位に制御する電位制御手段とを備えてなる距離検
    出装置。
  2. 【請求項2】シフト電源手段は、第1スイッチと連動し
    て動作する第2スイッチと出力電流値を可変できる第2
    の定電流源との直列接続体である特許請求の範囲第1項
    に記載の距離検出装置。
  3. 【請求項3】積分制御手段は、第1スイッチの動作終了
    に同期して適宜期間動作する第3スイッチと第3の定電
    流源との直列接続体である特許請求の範囲第1項に記載
    の距離検出装置。
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