JPH0562882U - 距離測定装置 - Google Patents
距離測定装置Info
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- JPH0562882U JPH0562882U JP897792U JP897792U JPH0562882U JP H0562882 U JPH0562882 U JP H0562882U JP 897792 U JP897792 U JP 897792U JP 897792 U JP897792 U JP 897792U JP H0562882 U JPH0562882 U JP H0562882U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 受光量が大きく変動しても、広い範囲の距離
を測定できるようにする。 【構成】 演算処理回路100は、ピーク検出回路18
によって検出された受光パルスのピーク値に応じて、受
光パルスのピーク値が適正範囲内に入るように、光量調
整回路4Cを制御する。
を測定できるようにする。 【構成】 演算処理回路100は、ピーク検出回路18
によって検出された受光パルスのピーク値に応じて、受
光パルスのピーク値が適正範囲内に入るように、光量調
整回路4Cを制御する。
Description
【0001】
本考案は、光パルスを使用する距離測定装置に関する。
【0002】
近年、無人搬送車やロボットの制御用として、あるいは車の衝突防止用として 、比較的長い距離をリアルタイムで測定可能な距離センサの需要が高まっており 、その一つとしてレ−ザ測距装置の開発が進められている。
【0003】 レ−ザ測距装置は、光パルスの伝搬時間を利用したものであり、光源より発せ られた光パルスが測定対象物で反射し、再び戻って来るまでの時間を測定するこ とにより距離を求めている。測定対象物までの距離(L)と伝搬時間(T)の関 係はT=(2L)/Cで表される(ただし、Cは光速である)。
【0004】 図3は、従来のレ−ザ測距装置の測定系を示す。まず、トリガ発生回路2から 出力されたトリガ信号により、パルス駆動回路4がオンになり、光源6に給電さ れ、光源6から光パルスが発せられる。この光パルスは、送光系(図示せず)を 介して測定対象物に向けて出射される。
【0005】 一方、時間測定回路16は、回路2からトリガ信号を受けると、測定を開始す る。測定対象物からの反射光は、図示しない受光系を介して受光器12で検出さ れ、増幅回路14で増幅された後、時間測定回路16に供給される。これにより 、回路16は、時間測定を終了させる。回路16で測定された時間Tと、前述の 関係より測定対象物までの距離Lが求められる。
【0006】
前述のレ−ザ測距装置では、受光器12で検出される光量は、距離によって大 きく変化するとともに、測定対象物の反射率や大きさにも依存するため、受光量 の変動範囲は非常に広くなる。
【0007】 しかしながら、通常の増幅回路14では、このような広い変動範囲には対応で きず、例えば予想される最小光量に合わせてゲインを設定した場合には、比較的 近距離では受光波形が飽和してしまい、その結果、測定誤差が大きくなるという 問題があった。
【0008】 本考案は、このような状況に鑑みてなされたものであり、受光量が大きく変動 しても、広い範囲の距離を測定できる距離測定装置を提供することを目的とする 。
【0009】
本考案は、光源から出射された光パルスを、測定対象物に向けて送光し、前記 測定対象物からの反射光パルスを受光して、前記光パルスの伝搬時間を測定する ことにより前記測定対象物までの距離を測定する距離測定装置であって、光源の 発光量を変化させることができる発光量可変回路(例えば、実施例の光量調整回 路4C)と、受光パルスのピーク値を検出するピーク検出回路(例えば、実施例 のピーク検出回路18)と、このピーク検出回路によって検出されたピーク値に 応じて、受光パルスのピーク値が所定範囲内に入るように、発光量可変回路を制 御する制御手段(例えば、実施例の演算処理回路100)とを備えることを特徴 とする。
【0010】 光源は、パルス電流により光パルスを出射する半導体レーザであることが好ま しく、発光量可変回路は、パルス電流を変化させて出力できるパルス発生回路で あることが好ましい。
【0011】 制御手段は、演算処理回路を含んで構成されることが好ましい。この場合、ピ ーク検出回路の出力をディジタル信号に変換して演算処理回路に供給するアナロ グ/ディジタル変換回路を備えることが好ましい。
【0012】
上記構成の本考案の距離測定装置においては、受光パルスのピーク値が検出さ れ、検出されたピーク値に応じて、受光パルスのピーク値が所定範囲すなわち適 正範囲内に入るように、発光量が制御される。
【0013】
以下、本考案の実施例について図面を参照して詳しく説明する。図1は本考案 による距離測定装置の実施例を示す。トリガ発生回路2は、トリガ信号を出力す る。光量調整回路4Cは、トリガ信号を受けると、後述の演算処理回路100に よって指定された光量の光パルスを光源6から発生させる。この例では、光源6 として、半導体レ−ザが使用されている。一方、時間測定回路16Cは、演算処 理回路100から測距モード信号を受けているときには、トリガ発生回路2から トリガ信号を受けると、時間測定を開始する。
【0014】 光パルスは、送光系8により測定対象物へ向けて送光される。測定対象物で反 射した光の一部は、受光系10を介して受光器12にて検出される。受光器12 から出力される受光信号は、増幅回路14で増幅された後、時間測定回路16C およびピ−ク検出回路18へ入力される。
【0015】 時間測定回路16Cは、前述のように、演算処理回路100から測距モード信 号を受けているときには、トリガ信号を受けると同時に時間測定を開始し、受光 信号を受けると時間測定を終了する。このようにして測定された光パルスの伝搬 時間は、演算処理回路100に供給される。演算処理回路100は、供給された 伝搬時間測定値に基づいて、測定対象物までの距離を計算する。
【0016】 一方、ピ−ク検出回路18は、受光信号のピ−ク値を検出し、A/D変換回路 20に出力する。A/D変換回路20は、受けたピーク値をディジタル信号に変 換して、演算処理回路100に供給する。演算処理回路100は、光量調整モー ドにあるときには、受光信号のピ−ク値が適正範囲のレベルになるように、光量 調整回路4Cに光量指定信号を出力し、すなわち光量調整回路4Cを制御して、 光源6の発光量を調整する。なお、ここで言う適正範囲のレベルとは、距離測定 可能であり且つ測距誤差が大きくならない範囲の信号レベルをいう。
【0017】 図2は、光量調整回路4Cの一構成例を示す。光源すなわち半導体レ−ザ6に 直列にスイッチィング素子であるFET22が接続され、光源6およびFET2 2の直列回路に並列にコンデンサ24が接続され、この並列回路に可変バイアス 電圧源26が直列に接続されている。可変バイアス電圧源26は、演算処理回路 100からの光量指定信号に従って出力電圧を変化させる。コンデンサ24は、 可変バイアス電圧源26によって充電される。
【0018】 FET22のゲートにトリガ信号が供給されると、コンデンサ24に蓄積され た電荷が、FET22を介して光源6に供給される。すなわち、光源6には、パ ルス電流が供給される。これにより、光源6は、光パルスを発生する。この光パ ルスの光量は、コンデンサ24に蓄積された電荷量、即ち可変バイアス電圧源2 6の出力電圧に依存する。従って、可変バイアス電圧源26の出力電圧を、演算 処理回路100からの光量指定信号によって制御することにより光量の調整が可 能となる。
【0019】 次に、図1の実施例の動作を説明する。動作は、光量調整モ−ドと測距モ−ド の2つのモ−ドから成っている。まず、光量調整モ−ドから説明する。このモー ドでは、演算処理回路100から時間測定回路16Cに測距モード信号が供給さ れないので、時間測定回路16Cは、時間測定を行わない。
【0020】 まず、トリガ発生回路2が、トリガ信号を出力する。光量調整回路4Cは、ト リガ信号を受けると、演算処理回路100によって指定された光量の光パルスを 光源6から発生させる。
【0021】 光パルスは、送光系8により測定対象物へ向けて送光される。測定対象物で反 射した光の一部は、受光系10を介して受光器12にて検出される。受光器12 から出力される受光信号は、増幅回路14で増幅された後、ピ−ク検出回路18 へ入力される。
【0022】 ピ−ク検出回路18は、受光信号のピ−ク値を検出し、A/D変換回路20に 出力する。A/D変換回路20は、受けたピーク値をディジタル信号に変換して 、演算処理回路100に供給する。演算処理回路100は、受光信号のピ−ク値 が適正範囲のレベルになるように、光量調整回路4Cに光量指定信号を出力し、 光源6の発光量を調整する。
【0023】 光源6からの光パルスの出射および演算処理回路100による発光量の制御は 、受光信号のピ−ク値が適正範囲のレベルになるまで繰り返される。ピ−ク値が 所定のレベルになったら、演算処理回路100は、光量調整モ−ドから測距モ− ドに切り換え、時間測定回路16Cに測距モード信号を出力し、測距を開始する 。
【0024】 測距モ−ドにおいては、まず、トリガ発生回路2が、トリガ信号を出力する。 光量調整回路4Cは、トリガ信号を受けると、演算処理回路100によって指定 された光量の光パルスを光源6から発生させる。一方、時間測定回路16Cは、 トリガ発生回路2からトリガ信号を受けると、時間測定を開始する。
【0025】 光パルスは、送光系8により測定対象物へ向けて送光される。測定対象物で反 射した光の一部は、受光系10を介して受光器12にて検出される。受光器12 から出力される受光信号は、増幅回路14で増幅された後、時間測定回路16C へ入力される。
【0026】 時間測定回路16Cは、前述のように、トリガ信号を受けると同時に時間測定 を開始し、受光信号を受けると時間測定を終了する。このようにして測定された 光パルスの伝搬時間は、演算処理回路100に供給される。演算処理回路100 は、供給された伝搬時間測定値に基づいて、測定対象物までの距離を計算する。
【0027】 なお、上記実施例においては、光源として、半導体レーザを使用したが、ヘリ ウムネオンレーザ等他の光源も使用できる。
【0028】 また、光源の発光量を可変にする回路も、図2の構成に限定されず、種々の構 成をとることができる。
【0029】
以上のように、本考案によれば、受光パルスのピーク値を検出し、受光パルス のピーク値が所定範囲すなわち適正範囲内に入るように、発光量を制御するよう にしたので、受光量が大きく変動しても、広い距離範囲において高精度の距離測 定が可能となる。
【図1】本考案の距離測定装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1の光源が半導体レ−ザである場合の光量調
整回路4Cの一構成例を示す回路図である。
整回路4Cの一構成例を示す回路図である。
【図3】従来のレ−ザ測距装置の測定系を示すブロック
図である。
図である。
4C 光量調整回路 16C 時間測定回路 18 ピ−ク検出回路 20 A/D変換回路 100 演算処理回路
Claims (3)
- 【請求項1】 光源から出射された光パルスを、測定対
象物に向けて送光し、前記測定対象物からの反射光パル
スを受光して、前記光パルスの伝搬時間を測定すること
により前記測定対象物までの距離を測定する距離測定装
置において、 前記光源の発光量を変化させることができる発光量可変
回路と、 前記受光パルスのピーク値を検出するピーク検出回路
と、 前記ピーク検出回路によって検出されたピーク値に応じ
て、前記受光パルスのピーク値が所定範囲内に入るよう
に、前記発光量可変回路を制御する制御手段とを備える
ことを特徴とする距離測定装置。 - 【請求項2】 前記光源が、パルス電流により光パルス
を出射する半導体レーザであり、前記発光量可変回路
が、前記パルス電流を変化させて出力できるパルス発生
回路であることを特徴とする請求項1記載の距離測定装
置。 - 【請求項3】 前記制御手段が、演算処理回路を含んで
構成され、前記ピーク検出回路の出力をディジタル信号
に変換して前記演算処理回路に供給するアナログ/ディ
ジタル変換回路を備えることを特徴とする請求項1また
は請求項2記載の距離測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP897792U JPH0562882U (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 距離測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP897792U JPH0562882U (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 距離測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562882U true JPH0562882U (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11707754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP897792U Withdrawn JPH0562882U (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 距離測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0562882U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006311512A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-11-09 | Toshiba Corp | 送受信モジュール及び送受信モジュールを備えたレーダ装置 |
JP2010025906A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-02-04 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 距離画像センサ |
JP2010190797A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Jfe Steel Corp | 開先部最深位置検出装置および開先部最深位置検出方法 |
WO2015098469A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | 株式会社リコー | 測距装置、電子機器、測距方法、測距プログラム |
JP2018119986A (ja) * | 2011-05-11 | 2018-08-02 | レッダーテック インコーポレイテッド | 明るい周囲背景光下における多視野スキャナー無し光学式距離計 |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP897792U patent/JPH0562882U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960404 |