JPH0545926Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0545926Y2
JPH0545926Y2 JP1985065276U JP6527685U JPH0545926Y2 JP H0545926 Y2 JPH0545926 Y2 JP H0545926Y2 JP 1985065276 U JP1985065276 U JP 1985065276U JP 6527685 U JP6527685 U JP 6527685U JP H0545926 Y2 JPH0545926 Y2 JP H0545926Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
output
light receiving
light
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985065276U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61181315U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985065276U priority Critical patent/JPH0545926Y2/ja
Publication of JPS61181315U publication Critical patent/JPS61181315U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0545926Y2 publication Critical patent/JPH0545926Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、カメラ等の小型機器の測距装置に関
するもので、投光手段によつて物体に投光し、反
射光を受けて回路処理することによつて測距を行
なう方式の測距装置の制御回路の改良に関するも
のである。
〔従来技術〕
従来、三角測距の原理を利用した投光式の測距
装置は、カメラの自動焦点検出装置等において、
種々の方式のものが提案されている。
特開昭59−193308号公報に示されるものは、物
体からの反射光を2分割受光素子によつて受光
し、その2つの受光素子間の出力差がゼロになつ
た点を検出することによつて測距信号を得るもの
である。
〔従来技術の問題点〕
上記従来の提案のものによれば、受光素子間の
出力差信号として得られる積分出力は、電源電圧
に依存する場合がある。すなわち、物体からの反
射光が十分なレベルとしてある場合には出力信号
が出力回路の飽和状態まで達するために、この場
合には電源電圧に依存することになる。一方、積
分出力を比較するための基準電圧は一定であるた
め、上記積分出力と基準電圧の交差する点を測距
信号とするならば、減電圧の影響を受けてしまう
ことになる。
一方、特開昭58−34312号公報は、受光回路の
過大直流入力成分に対しては、無信号相当を出力
するように出力制限回路を設けることにより、太
陽直射光束等に対して距離信号を例えば無限遠合
焦位置にするものを示している。このような出力
制限回路を設けることによつて、電源電圧の変動
があつた場合でも常に無限遠合焦位置から変動し
ないようにするものであるため、適正な距離測定
はできない。
〔目的〕
従つて本考案はこれらの点を改良すべく、2分
割受光素子による測距装置において、電圧変化が
生じた場合でも、高精度の測距装置を提供するこ
とを目的とするものである。
〔構成および作用〕
上記目的を達成するために、2分割受光素子の
出力の検波回路出力と積分回路との間に電圧クリ
ツプ回路(例えばダイオード)を設けるものであ
る。これによつて、電源電圧に無関係に積分出力
の変化量は一定となり、基準電圧との交差点を検
出して測距信号を得る場合、常に正確な信号が得
られることになる。
〔実施例〕
第1図は、本考案の補償回路が適用可能な測距
装置の概略を示すもので、同図において、1は赤
外発光ダイオード等の発光素子、2は投光レン
ズ、3は被写体(被測距物体)、4は受光レンズ、
5は2分割センサーでシリコンフオトダイオード
等の受光素子5a,5bからなる。6は投光軸、
7は反射光軸である。2分割センサー5は、初期
は点線で示す位置にあり、この位置から図中の矢
印方向に走査し、受光素子5aと5bの中央で光
を受ける所までの走査量lによつて距離を検出す
るものである。この例においては、2分割センサ
ーが走査する場合について述べたが、センサーは
固定で、受光レンズ4が移動しても良く、また反
射ミラーを利用して反射光軸を変化させて、それ
ぞれの移動量又は角度を距離に対応する値として
読み取ることもできる。このような距離検出の光
学的構成の例については本出願人の出願を含み既
に提案されているものの中の一つの例を示したに
過ぎない。次に、第2図に本考案の補償回路を適
用した測距装置の回路例を示し、第3図の出力波
形図と共に説明をする。第2図において5a,5
bはフオトダイオード等の受光素子で、アノード
接地の5aとカソード接地5bがあり、5aのカ
ソードと5bのアノードは接続されている。受光
素子5a,5bは第1図で説明した2分割センサ
ーを構成しておりきわめて近接して、一平面上に
並設されている。11,15は交流増幅器で、そ
れぞれ入力コンデンサ12,16を有し、帰還抵
抗14,18、帰還コンデンサ13,17から成
る。外来光と、信号光を区別するために発光素子
をパルス駆動し、前記のように交流増幅器によつ
て、信号光のみを増幅するように構成する。19
は交流増幅された信号を復調するための検波回路
で、発光素子のドライブ信号を利用した同期検波
回路である。20は検波出力を、あるレベルでク
リツプするためのダイオード、21,22は積分
回路を形成する抵抗とコンデンサーである。23
は電圧コンパレータで、一方の入力は前記積分出
力、他の入力は基準電圧Vrが与えられている。
また、前記交流増幅器11,15の基準入力は共
に基準電圧Vrが与えられている。
次にその作動について説明する。外来光と共に
パルス変調された信号光が反射光として受光素子
に入射する。第1図で説明した構成のように2分
割センサー5が近距離側nより∞側に相当する方
向に走査するとすれば、走査開始前は受光素子5
aよりも5bの方に入射する光が多く出力電流も
大きい。従つて初段の増幅器11の入力にはコン
デンサ12を介して負のパルス信号が入る。しか
し増幅器11,15は交流増幅器であるために、
入力信号は両極性の交流振幅信号に変換されてお
り、入力された負のパルス信号を復調するために
は同期検波を行ない、発光素子の投光によつて得
られた信号のみを位相によつて分離検波してい
く。そこで増幅された負のパルス信号は次の積分
回路21,22で直流信号となる。第3図のVc
で、その積分出力電圧を示す。検波出力に対し積
分による遅れ△tを生じる。横軸は走査方向左の
近距離側nより右の∞側へ走査することを示す。
2分割センサーの走査に伴ない、反射光は受光素
子5bから徐々に5a上に移動する。積分出力は
基準電圧Vrに一致する点まで上がりさらに上方
に上昇する。これは受光素子5bの出力電流よ
り、5aの出力電流が大きくなつたために、増幅
器11の入力には正のパルス信号が入力されるよ
うになつたためである。積分出力がその途中で基
準電圧に一致した点は、すなわち、2つの受光素
子5a,5bの出力が等しくなつた時で、この時
はお互いの出力電流が打ち消し合い、増幅器11
への入力はゼロになつていることを意味する。す
なわち距離検出点として求める点である。これを
電圧コンパレータ23によつて検出し、第3図の
Voで示すようにHiからLowの反転信号を発生す
る。この時点の走査量が被写体(物体)までの距
離に対応し、同図中のdで示す。第3図において
pは発光素子の駆動パルス信号、VAは交流増幅
器15の出力波形を示し、実線で結んだ波形VA
上の点が同期検波によつて復調されるレベルであ
る。
第4図は本考案の補償回路の動作を説明する交
流増幅器15の出力波形(AC波形)と積分回路
の出力波形(積分波形)である。縦軸は電圧、横
軸は時間を表わす。aは飽和しない場合の波形、
bは飽和する場合の波形を表わす。
まず、a飽和しない場合には、電源電圧に関係
なく交流増幅器の増幅率が一定で、積分波形は積
分遅れ△tだけAC波形よりも遅れて基準電圧Vr
と交差する。次にb飽和する場合は、電源電圧に
応じて飽和電圧が異なりダイナミツクレンジが違
つてくる。AC波形では電源電圧に関係なく飽絡
線は同一点で基準電圧Vrと交差する。積分波形
は下限の飽和レベルがトランジスタのVBEに抑え
込まれてそれ以下にならず、電源電圧にはよらな
いで同じ電圧から上昇し始める。ここで、電源電
圧によつて上限飽和電圧が異なるために、電源電
圧に応じて積分回路の充電カーブが異なり、また
飽和電圧に近づくにつれて、アンプ能力が不足し
てくるという影響をうけて、積分波形の傾きが異
なる。したがつて、積分波形は積分遅れ△t′と共
に、電源電圧に応じた遅れ分だけAC波形よりも
遅れてVrと交差する。
そこで、上限飽和電圧が電源電圧に関係なく一
定となる電圧、ここではVc.c.2Vのときの飽和電
圧より低い電圧に、クリツプ回路によつて抑え込
む。これによつて積分波形は、電源電圧に依らず
一定時間△t″だけAC波形より遅れてVrと交差
し、電圧特性を持たないことになる。
本考案においては、2分割受光素子を走査する
形式で説明を行なつたが、本出願人が既に提案し
た投光素子を走査する方式においても本考案の制
御回路は適用可能である。また、実施例における
説明では、クリツプ回路としてダイオードを使用
した例で説明したが、本考案はこれに限定するも
のではなく、ツエナーダイオード、トランジスタ
又は他の回路形式でも成立することは明らかであ
る。
〔効果〕
以上説明したように、投光式で2分割受光素子
を使用した測距装置において、その出力と基準電
圧との間にクリツプ回路を設けることにより、減
電圧による誤差を生じない高精度の測距装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の補償回路が適用可能な測距
装置の概略図、第2図は、本考案の補償回路を適
用した測距装置の回路例、第3図は第2図の回路
の出力波形図、第4図は、本考案の補償回路の説
明のための出力波形図である。 1は発光素子、5は2分割受光素子、11,1
5は交流増幅器、20はダイオード、21,22
は積分回路、23は電圧コンパレータである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受光素子と投光レンズから成る投光手段によつ
    て物体に投光し、物体からの反射光を、受光レン
    ズと2分割受光素子から成る受光手段で受けて、
    回路処理することによつて距離検出を行なう測距
    装置において、上記投光手段または上記受光手段
    を走査することにより出力される上記2分割受光
    素子の出力差を検出するための増幅回路と、上記
    増幅回路の出力を検波する検波回路と、上記検波
    回路の出力を積分する積分回路と、上記積分回路
    の出力を一方の入力とする電圧コンパレータとを
    設け、上記検波回路の出力と上記積分回路との間
    に電圧クリツプ回路を設け、前記積分回路の積分
    波形に応答して前記電圧コンパレータの出力によ
    り距離検出を行なうことを特徴とする投光式測距
    装置における減電圧補償回路。
JP1985065276U 1985-05-01 1985-05-01 Expired - Lifetime JPH0545926Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985065276U JPH0545926Y2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985065276U JPH0545926Y2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61181315U JPS61181315U (ja) 1986-11-12
JPH0545926Y2 true JPH0545926Y2 (ja) 1993-11-30

Family

ID=30597129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985065276U Expired - Lifetime JPH0545926Y2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0545926Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834312A (ja) * 1981-08-24 1983-02-28 Canon Inc 能動型測距装置
JPS59193308A (ja) * 1983-04-19 1984-11-01 Canon Inc 差動型センサによる距離検出方式

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834312A (ja) * 1981-08-24 1983-02-28 Canon Inc 能動型測距装置
JPS59193308A (ja) * 1983-04-19 1984-11-01 Canon Inc 差動型センサによる距離検出方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61181315U (ja) 1986-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4621292A (en) Automatic focusing device for a video camera
US5905576A (en) Optical displacement measurement device and optical displacement measurement system
US4935613A (en) Light projecting type distance measuring apparatus
US4913546A (en) Range finder
US4758082A (en) Distance detection apparatus
JPH0545926Y2 (ja)
US6549058B1 (en) Signal processing circuits for multiplication or division of analog signals and optical triangulation distance measurement system and method incorporating same
US4796044A (en) Auto-focus camera
EP0328136B1 (en) Distance measuring apparatus
JP2004245780A (ja) 測距装置
US4868666A (en) Automatic focusing apparatus having an automatic offset voltage regulating device
JPH0576605B2 (ja)
JPH058575Y2 (ja)
JPS61226640A (ja) 示差屈折計
JPH0332757B2 (ja)
US4586806A (en) Camera range finder
JPS61277009A (ja) 測距装置
JPS62203010A (ja) 測距装置
JPH0226726B2 (ja)
JPS62165613A (ja) オ−トフオ−カス装置
KR950008702B1 (ko) 비디오 카메라의 자동초점 조정장치 및 그 방법
JPH0576604B2 (ja)
JPH0346820A (ja) 光電スイッチ
JPS6344114A (ja) 光学式変位測定装置
JPH046410A (ja) 光電スイッチ