JPH076778Y2 - 間欠駆動する大型のファンを利用した捕虫器 - Google Patents

間欠駆動する大型のファンを利用した捕虫器

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JPH076778Y2
JPH076778Y2 JP1992069849U JP6984992U JPH076778Y2 JP H076778 Y2 JPH076778 Y2 JP H076778Y2 JP 1992069849 U JP1992069849 U JP 1992069849U JP 6984992 U JP6984992 U JP 6984992U JP H076778 Y2 JPH076778 Y2 JP H076778Y2
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fan
insect trap
insect
pests
cylinder
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幹雄 古田
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Fulta Electric Machinery Co Ltd
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Fulta Electric Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、筒体のほぼ中程に設け
られたファン駆動用及び性フェロモン拡散用で、かつそ
のファン径が40cm以上で構成されているファンを利用
し、しかも当該筒体の下方に形成される空気流通路で生
成される大量の空気を有効利用して、主に果樹園、牛
舎、鶏舎等で使用される捕虫器の捕虫袋に害虫を、殺す
ことなく、かつ大量に誘惑(誘導)することを目的とし
た間欠駆動する大型のファンを利用した捕虫器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、捕虫器として知られている構造
は、実開平3−31868号の捕虫器がある。この考案
は、誘引灯を備えた捕虫器本体と、この捕虫器本体より
垂下されたモータ及び小型ファンが設けられる筒体と、
この筒体に取付け自在に設けられる捕虫袋と、で構成さ
れ、前記誘引灯を介して、害虫を誘引し、主として夜間
常時回転する小型ファンにより、前記誘引した害虫を捕
虫袋内に捕獲する機構となっている。尚、同様な趣旨の
もとに、電撃殺虫器が存在するが、この種機器は、その
名称よりして本考案とは、その内容を異にする処であ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】以上で説明した捕虫器
は、通常、光センサーを介して、モータを一定のスピー
ドで常時回転し、主として夜間は常時、小型ファンによ
る空気の吸込みと、この吸込を利用して、捕虫袋内に害
虫を強制吸引する構造である。それがため、当該捕虫器
の近辺では、常時、空気がまい、いわゆる風が生成され
ていることになる。処が、この風は、害虫の誘引にはあ
まり役立たず、かえって不都合となる。即ち、害虫は、
せっかく誘引灯により捕虫器の近傍に飛来するが、この
風をきらって捕虫器を迂回して、その多くは他の処に飛
び去っていき、究極的には十分な捕獲ができない。換言
すれば、従来の捕虫器は、各種害虫の特性を十分に把握
していないものであり、改良の余地がある。また前記
時回転方式では、エネルギーロスとなり、昨今問題とな
っている省エネルギー、省電力等の面でも課題を残す処
であり、かつ騒音の点でも課題を残す処である。更に
記の如く、小型ファンによる強風を介しての強制的な捕
獲、或いは、常時かつ一気の吸引方式では、虫を殺した
り、又はこれに起因して、筒体等の器材の汚染の発生、
或いは虫の死骸による悪臭の発生、等の課題が考えられ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、間欠
かつ包括的な捕虫を介して害虫を殺すことなく、大量に
確実かつ迅速に捕獲できること、又は器材を汚染するこ
となく捕獲できること、等を目的として、下記の構成を
採用する。
【0005】即ち、本考案の間欠駆動する大型のファン
を利用した捕虫器は、誘引灯を備えた捕虫器本体と、
の捕虫器本体より垂下された大径の筒体と、 この筒体に
設けられたファン駆動用及び性フェロモン拡散用で、そ
のファン径が40cm以上で構成されている大型のファン
と、この筒体に設けられ、かつ前記大型のファンで吹き
下ろされた大量の空気が通過する前記筒体に形成される
空気流通路と、 前記筒体の下方に設けられる逆止弁機構
を備えたろうと状の自動閉塞部と、 前記空気流通路及び
この自動閉塞部を介して吹き下ろされる大量の空気によ
り運ばれる害虫を捕獲する前記筒体に設けた捕虫袋と、
前記ファンを間欠駆動する制御装置と、で構成されてい
る。
【0006】
【作用】以下、本考案の作用(害虫の捕獲)を説明す
る。柱、建物等の建造物に吊下された捕虫器の筒体に自
動閉塞部を有する捕虫袋を取付ける。そして、モータを
駆動する。勿論、例えば、光センサーにより、所定の条
件下で駆動させることも可能である。このモータ駆動に
よりファン径40cm以上のファン(以下、大型のファン
とする。)が間欠回転され、当該間欠回転する大型のフ
ァンの停止時に、害虫は捕虫器本体に設けた少なくとも
8本の誘引灯に誘惑されて、当該捕虫器本体の捕虫口の
近傍に効率的に集められる。この集められた害虫は、そ
の後、大型のファンの回転を介して生ずる大量の空気
(以下、原則として空気とする。)により、筒体に生じ
る道及び空気流路を経由して、捕虫袋に向って空気が吹
き下ろされる。即ち、空気流通路に生成される風の道
(空気の流れ)及び自動閉塞部を陽圧により逆止弁の拡
開を介して、前記誘引灯で誘惑した害虫を、殺すことな
く、大量に確実かつスムーズに捕虫袋に導く。したがっ
て、誘引灯が点灯されると害虫は、風を苦にすることな
く(即ち、間欠駆動方式であることから)、当該誘引灯
に確実に導かれてくる。殊に、大型のファンが停止さ
れ、無風状態となると、前述の如く、害虫は違和感な
く、集まってくる。
【0007】このようにして、誘引灯の近傍に集まった
害虫は、その後、回転する大型のフ ァンの吸い込み力、
並びにろうと状の捕虫口の下方にあって吸引作用を行う
ために、ろうと状の捕虫口付近の虫を、緩やかに大きく
包み込むように、多くの空気(風)とともにいっしょに
取り込む機能を介して、害虫にダメージを与えることな
く、一気かつ大量に筒体の空気流通路を経由して、自動
閉塞部を経由して捕虫袋内に捕獲される。
【0008】殊に、農事の捕虫対象の害虫、例えば、カ
メ虫等の場合には、殺傷することなく捕獲(捕虫)で
き、死滅による悪臭からの弊害を防止できる。
【0009】尚、その後、所定時間を経過すると、大型
のファンが停止され、かつこれに伴って自動閉塞部が自
動閉塞され、前記捕虫袋内に捕獲された害虫は、当該捕
虫袋外への逃避はきわめて困難となる。そして、大型の
ファン停止後、所定時間が経過すると、再び大型のファ
ンが駆動される。これによって、誘引灯の近傍に集まっ
た、害虫は、前述と同様に、吸い込み力を介して、一気
に捕虫袋内に捕獲されるとともに、捕虫袋内に捕獲され
ている害虫に対する大型のファンの吹き下ろし力によ
り、当該害虫の発する性フェロモンを広範囲に拡散し、
飛翔している害虫を誘惑する。これにより、効率よくか
つ広範囲に害虫の誘引が期待できる。
【0010】以上の害虫の捕獲及び性フェロモンを介し
ての誘惑等が、所要時間継続された後、大型のファンは
停止される。以後は、前述の操作及び制御が繰り返され
る。勿論、前記捕虫袋が、一杯の場合は、その都度取り
替えられる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。1は誘引灯2(8本を装備する)、反射板3を
繞設してなる捕虫器本体で、この捕虫器本体1には吊杆
4を介して、ほぼ円筒状の筒体5が設けられている。
して、前記筒体5の上部のろうと状(ベルマウス)の捕
虫口5aの下方にはモータ6で駆動される大型のファン
7(ファン径40cm以上の吸引ファン)が設けられ、か
つ空気流通路8が形成されており、当該大型のファン7
の駆動により、吊杆4の周辺より大量の害虫及び空気を
吸い込むとともに、前記空気流通路8を介して、後述す
る捕虫袋内に、前記害虫及び空気を送り込む。尚、実機
では、ファン7の径60cm、ファン用等のモータ6は8
極、200W、820回転/分(60ヘルツ)又は70
0回転/分(50ヘルツ)を採用した。尚、前述の反射
板3の反射光を利用して、害虫をより多く集め得ること
と、間欠駆動方式の大型のファン7の停止時を介して、
害虫をより効率的に集め得る効果がある。
【0012】図中9はロート状をなす自動閉塞部10を
備えてなるメッシュ、網体等でなる空気透過性部材で構
成する捕虫袋で、前記筒体5に着脱自在に設けられる。
そして、前記自動閉塞部10は、ろうと状をした可撓性
部材、又はメッシュ等の空気透過性部材に磁石等の閉塞
手段を設けた構成、或は空気透過性部材と可撓性部材と
の組合せ構成などが考えられ、前記空気流通路8を経由
して吹き下ろされてくる害虫及び空気、即ち、陽圧によ
り逆止弁を拡開し、前記吹き下ろし停止で、自動閉塞さ
れる構成となっている。
【0013】図中11は吊具、12は間欠駆動装置又は
駆動装置等の制御装置を示す。また図示の中で、仮想線
で示す如く、取替式性フェロモン13を適宜位置(適
所)に、一個又は数個、取付け又は取外し自在に設け、
害虫の誘惑を更に助成することも可能である(この取替
式性フェロモン13単独も可である。)。
【0014】
【考案の効果】本考案は、以上で詳述したように、誘引
灯を備えた捕虫器本体の筒体のほぼ中程に、40cm以上
で構成されている大型のファンを設け、この筒体に陽圧
により拡開する自動閉塞部を有する捕虫袋を設け、前記
大型のファンを間欠駆動を介して空気流通路で生成され
る大量の空気を介して、前記捕虫袋に、害虫を殺傷する
ことなく捕虫する構成であり、下記の効果を有する。
【0015】(1)間欠駆動する大型のファンを利用す
ることと、大型のファンの位置が、ろうと状の捕虫口の
下方にあって吸引作用を行うために、ろうと状の捕虫口
付近の 虫を、緩やかに大きく包み込むように、しかも一
気かつ確実に害虫をほぼ生きたままの状態で捕獲でき
る。
【0016】(2)大型のファンの間欠駆動方式を採用
することから、ファンの緩やかな回転と、大量の空気を
利用して、害虫に殺傷を与えることなく捕虫できる効
果、並びに殊に、農事の捕虫対象の害虫、例えば、カメ
虫等の場合には、殺傷することなく捕獲でき、死滅によ
る悪臭からの弊害を防止できる。
【0017】(3)前記の如く、害虫を生きたまま捕獲
することから、自動閉塞部が陽圧により拡開し、陽圧停
止により自動閉塞する構成を利用して、前記捕獲害虫の
捕虫袋外への逃避を、確実に回避できる効果がある。
【0018】(4)大型のファンを間欠駆動する方式で
あるので、捕獲害虫より発せられる性フェロモンを、筒
体の上方に浮上させ得る効果と、この筒体の上方に害虫
を効率的に誘惑できる効果が考えられる。
【0019】(5)前述の反射板の反射光を利用して、
害虫をより多く集め得ることと、間欠駆動方式の大型の
ファンの停止時を介して、害虫をより効率的に集め得る
効果がある。また従来の騒音の問題点も解消された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 捕虫器本体 2 誘引灯 3 反射板 4 吊杆 5 筒体 5a 捕虫口 6 大型のモータ 7 ファン 8 空気流通路 9 捕虫袋 10 自動閉塞部 11 吊具 12 制御装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘引灯を備えた捕虫器本体と、この捕虫
    器本体より垂下された大径の筒体と、 この筒体に設けら
    れたファン駆動用及び性フェロモン拡散用で、そのファ
    ン径が40cm以上で構成されている大型のファンと、
    筒体に設けられ、かつ前記大型のファンで吹き下ろさ
    れた大量の空気が通過する前記筒体に形成される空気流
    通路と、 前記筒体の下方に設けられる逆止弁機構を備え
    たろうと状の自動閉塞部と、 前記空気流通路及びこの自
    動閉塞部を介して吹き下ろされる大量の空気により運ば
    れる害虫を捕獲する前記筒体に設けた捕虫袋と、 前記フ
    ァンを間欠駆動する制御装置と、で構成されている間欠
    駆動する大型のファンを利用した捕虫器
  2. 【請求項2】 請求項1の捕虫器本体に反射板を繞設し
    てなる請求項1の間欠駆動する大型のファンを利用した
    捕虫器。
JP1992069849U 1992-10-07 1992-10-07 間欠駆動する大型のファンを利用した捕虫器 Expired - Lifetime JPH076778Y2 (ja)

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JPH0633472U JPH0633472U (ja) 1994-05-06
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