JPH0767362B2 - 液体パン改良剤 - Google Patents
液体パン改良剤Info
- Publication number
- JPH0767362B2 JPH0767362B2 JP5123306A JP12330693A JPH0767362B2 JP H0767362 B2 JPH0767362 B2 JP H0767362B2 JP 5123306 A JP5123306 A JP 5123306A JP 12330693 A JP12330693 A JP 12330693A JP H0767362 B2 JPH0767362 B2 JP H0767362B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- weight
- liquid bread
- vegetable oil
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A21—BAKING; EDIBLE DOUGHS
- A21D—TREATMENT, e.g. PRESERVATION, OF FLOUR OR DOUGH, e.g. BY ADDITION OF MATERIALS; BAKING; BAKERY PRODUCTS; PRESERVATION THEREOF
- A21D2/00—Treatment of flour or dough by adding materials thereto before or during baking
- A21D2/08—Treatment of flour or dough by adding materials thereto before or during baking by adding organic substances
- A21D2/14—Organic oxygen compounds
- A21D2/16—Fatty acid esters
- A21D2/165—Triglycerides
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A21—BAKING; EDIBLE DOUGHS
- A21D—TREATMENT, e.g. PRESERVATION, OF FLOUR OR DOUGH, e.g. BY ADDITION OF MATERIALS; BAKING; BAKERY PRODUCTS; PRESERVATION THEREOF
- A21D8/00—Methods for preparing or baking dough
- A21D8/02—Methods for preparing dough; Treating dough prior to baking
- A21D8/04—Methods for preparing dough; Treating dough prior to baking treating dough with microorganisms or enzymes
- A21D8/042—Methods for preparing dough; Treating dough prior to baking treating dough with microorganisms or enzymes with enzymes
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Edible Oils And Fats (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体のパン改良剤に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】取扱い、ポンプ輸送、及び計量を容易に
するために、液体のパン改良組成物が過去において開発
されている。そのような液体パン改良剤の必要条件は、
それらが約10〜30℃の温度で液状であり、そのような温
度での貯蔵において安定であり、2つの異なる相に分離
してはならない(このような相分離には沈殿物の生成も
含まれる)ということである。
するために、液体のパン改良組成物が過去において開発
されている。そのような液体パン改良剤の必要条件は、
それらが約10〜30℃の温度で液状であり、そのような温
度での貯蔵において安定であり、2つの異なる相に分離
してはならない(このような相分離には沈殿物の生成も
含まれる)ということである。
【0003】米国特許第 3,943,259号によれば、4〜14
重量%の軟質モノ及びジグリセリド、2〜8重量%のエ
ステル乳化剤、0〜8重量%の固体ステアリンフラクシ
ョン、及び少なくとも40重量%の液体植物性油を含む液
体ショートニングが上述の必要条件を満足する。
重量%の軟質モノ及びジグリセリド、2〜8重量%のエ
ステル乳化剤、0〜8重量%の固体ステアリンフラクシ
ョン、及び少なくとも40重量%の液体植物性油を含む液
体ショートニングが上述の必要条件を満足する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの公知の組成物
は良好な貯蔵特性を有し、テキスチャー、比体積、或い
は耐ステーリング(anti-staling)性のような適正な特性
をドウ又はドウから製造された焼成生成物に付与する
が、この生成物は室温である程度の期間の貯蔵後ペース
ト状になるという欠点を有する。さらに高い温度では、
この生成物は油の滲出を示す(約10〜15重量%)。本発
明者らは、上述のドウの特性がパン改良酵素をこの米国
特許の組成物に配合することによって改良できることを
見出だした。しかしながら、この酵素の配合は、米国特
許第 3,943,259号の組成物の貯蔵特性に悪影響を与え
た。
は良好な貯蔵特性を有し、テキスチャー、比体積、或い
は耐ステーリング(anti-staling)性のような適正な特性
をドウ又はドウから製造された焼成生成物に付与する
が、この生成物は室温である程度の期間の貯蔵後ペース
ト状になるという欠点を有する。さらに高い温度では、
この生成物は油の滲出を示す(約10〜15重量%)。本発
明者らは、上述のドウの特性がパン改良酵素をこの米国
特許の組成物に配合することによって改良できることを
見出だした。しかしながら、この酵素の配合は、米国特
許第 3,943,259号の組成物の貯蔵特性に悪影響を与え
た。
【0005】本発明者らは、貯蔵安定性の問題と酵素の
配合の問題をどのように解決するかについて研究した。
その結果、本発明者らは、パン改良酵素を含むが、少な
くとも4カ月間安定なままである新規な液体パン改良組
成物を見出だした。
配合の問題をどのように解決するかについて研究した。
その結果、本発明者らは、パン改良酵素を含むが、少な
くとも4カ月間安定なままである新規な液体パン改良組
成物を見出だした。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による液体パン改
良組成物は、75〜95重量%の植物性油であって、N20<
2.0 を有するもの(N20は安定化後NMRパルスによっ
て測定された固体脂肪含有率である)、1〜5重量%の
水素添加植物性油であって、60乃至70℃の間の融点を有
するもの、1〜5重量%の部分的に水素添加された植物
性油であって、35乃至45℃の間の融点を有するもの、2
〜20重量%、好ましくは2〜10重量%の乳化剤であっ
て、少なくとも、飽和又は不飽和のモノ及び/又はジグ
リセリドからのジアセチル酒石酸エステル(即ち、DA
TAエステル)を含み、選択的に、飽和及び/又は不飽
和のモノ及びジグリセリド(即ち、ハイモノ(Hymon
o));及び/又はカルシウムステアリルラクチレート
(即ち、CSL)及び/又はナトリウムステアリルラク
チレート(即ち、SSL)と組み合わされたもの、0〜
0.2重量%の風味剤、0.1 〜 0.5重量%のパン改良酵
素、0.1 〜 1.0重量%、好ましくは0.1 〜 0.5重量%の
オキシダントを含み、組成物中に存在する結晶化脂肪の
結晶サイズは25μm未満、好ましくは10μm未満であ
り、組成物中に存在する粒子の平均粒度は50μm未満で
ある。
良組成物は、75〜95重量%の植物性油であって、N20<
2.0 を有するもの(N20は安定化後NMRパルスによっ
て測定された固体脂肪含有率である)、1〜5重量%の
水素添加植物性油であって、60乃至70℃の間の融点を有
するもの、1〜5重量%の部分的に水素添加された植物
性油であって、35乃至45℃の間の融点を有するもの、2
〜20重量%、好ましくは2〜10重量%の乳化剤であっ
て、少なくとも、飽和又は不飽和のモノ及び/又はジグ
リセリドからのジアセチル酒石酸エステル(即ち、DA
TAエステル)を含み、選択的に、飽和及び/又は不飽
和のモノ及びジグリセリド(即ち、ハイモノ(Hymon
o));及び/又はカルシウムステアリルラクチレート
(即ち、CSL)及び/又はナトリウムステアリルラク
チレート(即ち、SSL)と組み合わされたもの、0〜
0.2重量%の風味剤、0.1 〜 0.5重量%のパン改良酵
素、0.1 〜 1.0重量%、好ましくは0.1 〜 0.5重量%の
オキシダントを含み、組成物中に存在する結晶化脂肪の
結晶サイズは25μm未満、好ましくは10μm未満であ
り、組成物中に存在する粒子の平均粒度は50μm未満で
ある。
【0007】N20<2.0 を有する液体植物性油は、N値
に関する要件を満足する全ての液体植物性油から選択で
きる。それらの例は、大豆油、ヒマワリ油、サフラワー
油、及びとうもろこし油である。大豆油を使用するのが
好ましい。
に関する要件を満足する全ての液体植物性油から選択で
きる。それらの例は、大豆油、ヒマワリ油、サフラワー
油、及びとうもろこし油である。大豆油を使用するのが
好ましい。
【0008】60乃至70℃の間の融点を有する水素添加植
物性油は、融点に関する要件を満足する全ての水素添加
植物性油から選択できる。それらの例は、水素添加大豆
油、特に、BO-65 、水素添加菜種油、水素添加ヒマワリ
油、又は水素添加サフラワー油である。水素添加大豆油
が好ましい。
物性油は、融点に関する要件を満足する全ての水素添加
植物性油から選択できる。それらの例は、水素添加大豆
油、特に、BO-65 、水素添加菜種油、水素添加ヒマワリ
油、又は水素添加サフラワー油である。水素添加大豆油
が好ましい。
【0009】35乃至45℃の間の融点を有する部分的に水
素添加された植物性油は、融点に関する要件を満足する
全ての部分水素添加植物性油から選択できる。それらの
例は、部分水素添加大豆油、特に、モルド油(Moldo oi
l) 、即ち、38〜42℃の間の融点を有する部分水素添加
大豆油、部分水素添加菜種油、部分水素添加ヒマワリ
油、部分水素添加サフラワー油、又は部分水素添加とう
もろこし油である。ここで、(そして実施例で説明する
が)この部分的に水素添加された化合物の存在は、最終
生成物の所望の安定性を得るために必須であることを強
調する。
素添加された植物性油は、融点に関する要件を満足する
全ての部分水素添加植物性油から選択できる。それらの
例は、部分水素添加大豆油、特に、モルド油(Moldo oi
l) 、即ち、38〜42℃の間の融点を有する部分水素添加
大豆油、部分水素添加菜種油、部分水素添加ヒマワリ
油、部分水素添加サフラワー油、又は部分水素添加とう
もろこし油である。ここで、(そして実施例で説明する
が)この部分的に水素添加された化合物の存在は、最終
生成物の所望の安定性を得るために必須であることを強
調する。
【0010】もう1つの重要な特徴は、DATAエステ
ル(モノ及び/又はジグリセリドからのジアセチル酒石
酸エステル)が乳化剤組成物中に存在するということで
ある。DATAエステルに加えて、モノ及び/又はジグ
リセリド(即ち、ハイモノ)、ステアリルラクチレート
(Ca- とNa- の両方、従って、CSL又はSSL)のよ
うなその他の乳化剤も存在できる。本発明者らは、特
に、DATAエステルとハイモノの2〜6のDATA:
1〜4のハイモノの重量比率の混合物が優れた結果を与
えることを発見した。
ル(モノ及び/又はジグリセリドからのジアセチル酒石
酸エステル)が乳化剤組成物中に存在するということで
ある。DATAエステルに加えて、モノ及び/又はジグ
リセリド(即ち、ハイモノ)、ステアリルラクチレート
(Ca- とNa- の両方、従って、CSL又はSSL)のよ
うなその他の乳化剤も存在できる。本発明者らは、特
に、DATAエステルとハイモノの2〜6のDATA:
1〜4のハイモノの重量比率の混合物が優れた結果を与
えることを発見した。
【0011】パン改良酵素はパン改良特性を有する公知
の酵素のいずれでもよい。それらの例は、アミラーゼ、
キシラナーゼ、グルコースオキシダーゼ、マンナーゼ、
マルターゼ、又はそれらの混合物である。
の酵素のいずれでもよい。それらの例は、アミラーゼ、
キシラナーゼ、グルコースオキシダーゼ、マンナーゼ、
マルターゼ、又はそれらの混合物である。
【0012】オキシダントは、例えば、アスコルビン酸
又はKBrO3 のような、パンのドウ中で使用されてい
る公知のオキシダントのいずれでもよい。アスコルビン
酸を組成物に添加するのが好ましい。
又はKBrO3 のような、パンのドウ中で使用されてい
る公知のオキシダントのいずれでもよい。アスコルビン
酸を組成物に添加するのが好ましい。
【0013】本発明の液体パン改良剤の調製中に適用さ
れなければならない条件は、本発明の組成物中の結晶化
脂肪の結晶サイズが25μm未満、好ましくは10μm未
満、さらに好ましくは8μm未満になるようなものでな
ければならない。このような条件は、以下で指摘するよ
うに、処理条件を適切に選択することによって達成され
る。本発明の組成物中に存在する結晶化脂肪の量は(組
成物全体に基づいて計算して)2〜10重量%であるのが
好ましい。
れなければならない条件は、本発明の組成物中の結晶化
脂肪の結晶サイズが25μm未満、好ましくは10μm未
満、さらに好ましくは8μm未満になるようなものでな
ければならない。このような条件は、以下で指摘するよ
うに、処理条件を適切に選択することによって達成され
る。本発明の組成物中に存在する結晶化脂肪の量は(組
成物全体に基づいて計算して)2〜10重量%であるのが
好ましい。
【0014】最も好ましい組成物は、80〜90重量%の大
豆油、2〜4重量%の65℃の融点を有する硬化大豆油、
2〜4重量%の40℃の融点を有する部分硬化大豆油、6
〜8重量%の乳化剤であって、60〜80重量%のDATA
エステルと40〜20重量%のハイモノとから成るもの、0.
1 〜0.25重量%の酵素、0.1 〜0.25重量%のアスコルビ
ン酸を含み、結晶化脂肪の結晶サイズは6〜8μmであ
り、存在する粒子の平均粒度は30〜40μmである。
豆油、2〜4重量%の65℃の融点を有する硬化大豆油、
2〜4重量%の40℃の融点を有する部分硬化大豆油、6
〜8重量%の乳化剤であって、60〜80重量%のDATA
エステルと40〜20重量%のハイモノとから成るもの、0.
1 〜0.25重量%の酵素、0.1 〜0.25重量%のアスコルビ
ン酸を含み、結晶化脂肪の結晶サイズは6〜8μmであ
り、存在する粒子の平均粒度は30〜40μmである。
【0015】実際は、存在する粒子の平均粒度は結晶化
脂肪の粒度と酵素の粒度とによって主に決定される。
脂肪の粒度と酵素の粒度とによって主に決定される。
【0016】必要な特性を有する液体パン改良剤は、以
下の処理工程から成る方法によって得られる: (1) 脂肪成分を50乃至75℃の温度で混合して溶融させる
工程、(2) 溶融脂肪混合物を混練りし、通常、A−ユニ
ットとC−ユニットから成るボテーター(Votator) (し
かし、A−C−B−ユニットも可能)を通してワーキン
グし、その間、混合物を20〜32℃まで冷却する工程、
(3) 工程(2) からの冷却された混合物を少なくとも1時
間、好ましくは少なくとも10時間、25〜35℃の温度で穏
やかに攪拌して流動化する工程、(4) 酵素(1種又は複
数種)及びオキシダント(1種又は複数種)を工程(3)
から得られた混合物に添加する工程、(5) 工程(4) から
の混合物を30分間乃至4時間、環境温度で攪拌する工
程。
下の処理工程から成る方法によって得られる: (1) 脂肪成分を50乃至75℃の温度で混合して溶融させる
工程、(2) 溶融脂肪混合物を混練りし、通常、A−ユニ
ットとC−ユニットから成るボテーター(Votator) (し
かし、A−C−B−ユニットも可能)を通してワーキン
グし、その間、混合物を20〜32℃まで冷却する工程、
(3) 工程(2) からの冷却された混合物を少なくとも1時
間、好ましくは少なくとも10時間、25〜35℃の温度で穏
やかに攪拌して流動化する工程、(4) 酵素(1種又は複
数種)及びオキシダント(1種又は複数種)を工程(3)
から得られた混合物に添加する工程、(5) 工程(4) から
の混合物を30分間乃至4時間、環境温度で攪拌する工
程。
【0017】この方法において、工程(2) 及び(3) は、
脂肪結晶の所望の結晶サイズと組成物中の脂肪結晶の所
望の量を得るために必須のものである。特に、温度と滞
留時間は重要である。
脂肪結晶の所望の結晶サイズと組成物中の脂肪結晶の所
望の量を得るために必須のものである。特に、温度と滞
留時間は重要である。
【0018】酵素は、低温でのみ添加できる。従って、
酵素は工程(4) において添加される。工程(5) における
攪拌は、組成物中に存在する粒子の所望の平均粒度を得
るために必要である。
酵素は工程(4) において添加される。工程(5) における
攪拌は、組成物中に存在する粒子の所望の平均粒度を得
るために必要である。
【0019】本発明者らは、本発明の新規な組成物の貯
蔵安定性は少なくとも4か月であるが、同様な組成物で
あるが部分的に水素添加された脂肪成分を含まないもの
の貯蔵安定性は2か月未満であることを見出だした。
蔵安定性は少なくとも4か月であるが、同様な組成物で
あるが部分的に水素添加された脂肪成分を含まないもの
の貯蔵安定性は2か月未満であることを見出だした。
【0020】
【実施例】実施例及び比較実施例 1.第1表に記載の脂肪成分を70℃で混合し溶融させ
た; 2.この混合物をボテーター(A−C)に通し、25℃ま
で冷却した; 3.冷却された混合物を30℃の攪拌タンク中で流動化し
たが、この流動化中、混合物を16時間ゆっくりと攪拌し
た; 4.酵素とアスコルビン酸を混合物に添加した; 5.混合物を環境温度で2時間攪拌した。
た; 2.この混合物をボテーター(A−C)に通し、25℃ま
で冷却した; 3.冷却された混合物を30℃の攪拌タンク中で流動化し
たが、この流動化中、混合物を16時間ゆっくりと攪拌し
た; 4.酵素とアスコルビン酸を混合物に添加した; 5.混合物を環境温度で2時間攪拌した。
【0021】最終生成物の貯蔵安定性を観察した。沈殿
物が観察されたときの時間を第1表に示す。
物が観察されたときの時間を第1表に示す。
【0022】 第1表 成分 実施例1 実施例2 大豆油(N20=0) 86.7 wt.% 86.7 wt.% h.BO−65 2.5 wt.% 5.0 wt.% モルド BO−40 2.5 wt.% − DATAエステルとモノ 8.0 wt.% 8.0 wt.% グリセリドを含む乳化剤 パン改良酵素 0.15 wt.% 0.15 wt.% アスコルビン酸 0.15 wt.% 0.15 wt.% 貯蔵安定性 4か月 2か月
Claims (9)
- 【請求項1】 液体パン改良組成物であって、 75〜95重量%の植物性油であって、N20<2.0 を有する
もの、 1〜5重量%の水素添加植物性油であって、60乃至70℃
の間の融点を有するもの、 1〜5重量%の部分的に水素添加された植物性油であっ
て、35乃至45℃の間の融点を有するもの、 2〜20重量%、好ましくは2〜10重量%の乳化剤であっ
て、少なくとも、飽和又は不飽和のモノ及び/又はジグ
リセリドからのジアセチル酒石酸エステルを含み、選択
的に、飽和及び/又は不飽和のモノ及び/又はジグリセ
リド、及び/又はカルシウムステアリルラクチレート及
び/又はナトリウムステアリルラクチレートと組み合わ
されたもの、 0〜 0.2重量%の風味剤、 0.1 〜 0.5重量%のパン改良酵素、 0.1 〜 1.0重量%、好ましくは0.1 〜 0.5重量%のオキ
シダントを含み、組成物中に存在する結晶化脂肪の結晶
サイズは25μm未満、好ましくは10μm未満であり、組
成物中に存在する粒子の平均粒度は50μm未満である、
液体パン改良組成物。 - 【請求項2】 N20<2.0 を有する植物性油が大豆油で
ある、請求項1の液体パン改良組成物。 - 【請求項3】 水素添加植物性油が完全に水素添加され
た大豆油である、請求項1の液体パン改良組成物。 - 【請求項4】 部分的に水素添加された植物性油が、38
〜42℃の融点を有する部分的に水素添加された大豆油で
ある、請求項1の液体パン改良組成物。 - 【請求項5】 乳化剤が、モノ及び/又はジグリセリド
からのジアセチル酒石酸エステルとモノグリセリドとの
ブレンドを含み、2〜6のモノ及び/又はジグリセリド
からのジアセチル酒石酸エステル対1〜4のモノグリセ
リドの重量比率を有するものである、請求項1の液体パ
ン改良組成物。 - 【請求項6】 パン改良酵素が、アミラーゼ、キシラナ
ーゼ、グルコースオキシダーゼ、マンナーゼ、マルター
ゼ、又はそれらの混合物から成る群から選択される、請
求項1の液体パン改良組成物。 - 【請求項7】 オキシダントがアスコルビン酸である、
請求項1の液体パン改良組成物。 - 【請求項8】 組成物中に存在する25μm未満の結晶サ
イズを有する結晶化脂肪の量が2〜10重量%である、請
求項1の液体パン改良組成物。 - 【請求項9】 請求項1の組成物を有する液体パン改良
組成物の製造方法であって、 (1) 脂肪成分を50乃至75℃の温度で溶融して混合させる
工程、 (2) 脂肪混合物を混練りし、ボテーターを通してワーキ
ングし、その間、混合物を20〜32℃の温度まで冷却する
工程、 (3) 工程(2) から得られた脂肪結晶の液体分散体を少な
くとも1時間、好ましくは少なくとも10時間、25〜35℃
の温度で穏やかに攪拌して流動化する工程、 (4) 酵素及びオキシダントを工程(3) から得られた混合
物に添加する工程、 (5) 工程(4) からの混合物を30分間乃至4時間、環境温
度で攪拌する工程を含む、方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL92201189.5 | 1992-04-29 | ||
EP92201189 | 1992-04-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06319431A JPH06319431A (ja) | 1994-11-22 |
JPH0767362B2 true JPH0767362B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=8210579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5123306A Expired - Lifetime JPH0767362B2 (ja) | 1992-04-29 | 1993-04-27 | 液体パン改良剤 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5362512A (ja) |
JP (1) | JPH0767362B2 (ja) |
AT (1) | ATE152880T1 (ja) |
AU (1) | AU664077B2 (ja) |
CA (1) | CA2095131A1 (ja) |
DE (1) | DE69310611T2 (ja) |
ZA (1) | ZA933025B (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE198121T1 (de) * | 1994-09-24 | 2001-01-15 | Nestle Sa | Hitzestabile öl-in-wasser emulsion und verfahren zur herstellung derselben |
WO1997006775A1 (en) * | 1995-08-18 | 1997-02-27 | Novo Nordisk A/S | Tooth bleaching |
US6524637B2 (en) * | 1998-03-20 | 2003-02-25 | Danisco A/S | Composition providing a stable suspension of a particulate component |
DE19919195B4 (de) * | 1999-04-29 | 2004-07-22 | Fuchs Gmbh & Co. | Pumpfähiger Backzusatz |
US6387433B1 (en) | 1999-06-18 | 2002-05-14 | Archer-Daniels-Midland Company | Fluid emulsified shortening composition |
GB9916698D0 (en) * | 1999-07-16 | 1999-09-15 | Kerry Ingredients Uk Limited | Food composition |
GB2360438B (en) * | 2000-03-22 | 2004-04-07 | Kerry Ingredients | Liquid dough conditioner |
US20100062136A1 (en) * | 2008-09-05 | 2010-03-11 | J.R. Simplot Company | French fry parfry oil for reduced freezer clumping |
US20130045322A1 (en) * | 2010-04-30 | 2013-02-21 | Frank Emile Wubbolts | Edible oil composition |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2815286A (en) * | 1955-10-28 | 1957-12-03 | Procter & Gamble | Liquid shortening |
GB1025992A (en) * | 1962-07-16 | 1966-04-14 | Unilever Ltd | Fat compositions and their preparation |
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PH10719A (en) * | 1972-08-17 | 1977-08-25 | Procter & Gamble | Fluid shortening prepared by eliminating polymorphic conversion step |
US3914452A (en) * | 1973-05-17 | 1975-10-21 | Scm Corp | Fluid shortening |
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