JPH0767305A - 電動機の電機子 - Google Patents

電動機の電機子

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JPH0767305A
JPH0767305A JP23079493A JP23079493A JPH0767305A JP H0767305 A JPH0767305 A JP H0767305A JP 23079493 A JP23079493 A JP 23079493A JP 23079493 A JP23079493 A JP 23079493A JP H0767305 A JPH0767305 A JP H0767305A
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JP
Japan
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armature
holding member
electric motor
commutator
holding
Prior art date
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Pending
Application number
JP23079493A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Sagara
弘明 相良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH0767305A publication Critical patent/JPH0767305A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイル片を多数接続してもバランスが悪くな
らず、かつ製造時の工数を減少させることのできる電動
機の電機子を提供する。 【構成】 電機子鉄心3と、電機子鉄心3より小径の整
流子5との間に設けられた保持部10により、電機子鉄
心3に巻かれた複数の電機子導線1の端部を、整流子5
の円筒状に配された複数のセグメント6に真っ直に向か
わせる状態で保持する。そして、この保持部10は、シ
ャフト2と同軸に設けられると共に保持部材とリングと
よりなり、保持部材にリンクを嵌合することにより複数
の電機子導線1の端部をセグメント6に真っ直に向かわ
せた状態で保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、整流子の円筒状に配さ
れた複数のセグメントに電機子鉄心に巻かれた複数の電
機子導線を接続する構造の電動機の電機子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動機の電機子においては、電動
機の電流が大きくなると電機子導線である電機子コイル
(以下コイルという)の電流密度の関係からコイルを複
数組に分け、これらの分けられた各コイル片を並列接続
して整流子へ接続するようにするようにしたものがあ
る。
【0003】そして、このような電動機の電機子を製造
する場合には、図5に示すようにまず多数のコイル片1
を、シャフト2に固定された電機子鉄心3に形成された
各スロット4に複数本(n本)ずつ挿入して巻く。次
に、このn本のコイル片1の両端部を、シャフト2に固
定されると共に電機子鉄心3よりも小径の整流子5の円
筒状に配された各セグメント6のライザー7に接続する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
して電動機の電機子を製造する際、整流子が電機子鉄心
よりも小径となっていることから、同図に示すようにセ
グメント6とスロット4の位置がずれるようになり、こ
のため各コイル片1をライザー7に接続するためにはコ
イル片1を屈曲する必要がある。
【0005】ここで、このコイル片1の屈曲は手作業で
行なわれるため成形誤差が生じ、このように成形誤差を
有するコイル片を多数ライザーに接続すると、電機子に
アンバランスが生じて電機子のバランスが悪くなり、こ
のような電機子を電動機に組み込むと電動機が振動を起
こすという問題点があった。
【0006】また、このような従来の電動機の電機子に
おいては、同図に示すようにコイル片1,1同士の接触
面が少なくなるため、コイル片1を固定するためのワニ
スの効果も悪くなる。このため、コイル片1を固定する
ためにはコイル片1の端部にポリエステルあるいは綿の
テープ8を巻付け、そのテープ8にワニス処理を行わな
ければならず手間がかかるという問題点があった。
【0007】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、コイル片を多数接続し
てもバランスが悪くならず、かつ製造時の工数を減少さ
せることのできる電動機の電機子を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、シャフトに電
機子鉄心及び電機子鉄心より小径の整流子を固定し、前
記電機子鉄心に巻かれた複数の電機子導線を屈曲させて
前記整流子の円筒状に配された複数のセグメントに接続
する構造の電動機の電機子において、前記電機子鉄心と
整流子との間に前記電機子導線の端部を前記セグメント
に真っ直に向かわせる状態で保持する保持部を設けたも
のである。
【0009】また本発明は、前記保持部は、前記シャフ
トと同軸に設けられ、外周面に前記導線を保持する挿入
溝が前記セグメントと同数だけ形成されている保持部材
と、前記保持部材の挿入溝に嵌合して前記保持部材に保
持された前記導線の抜け止めを行なう嵌合突起が内周面
に形成されているリングとよりなるものである。
【0010】
【作用】電機子鉄心と電機子鉄心より小径の整流子との
間に設けられた保持部により、電機子鉄心に巻かれた複
数の電機子導線の端部を、整流子の円筒状に配された複
数のセグメントに真っ直に向かわせる状態で保持するこ
とができる。
【0011】そして、この保持部は、シャフトと同軸に
設けられ、外周面に導線を保持する挿入溝がセグメント
と同数だけ形成されている保持部材と、保持部材の挿入
溝に嵌合して保持部材に保持された電機子導線の抜け止
めを行なう嵌合突起が内周面に形成されているリングと
よりなり、保持部材にリンクを嵌合することにより複数
の電機子導線の端部をセグメントに真っ直に向かわせた
状態で保持することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例に係る電動機の
電機子の側面図である。同図において、図5と同一符号
は同一又は相当部分を示している。
【0014】図1において、9は電機子本体、10は電
機子鉄心3と整流子5との間に設けられると共に、コイ
ル片1の端部をセグメント6に真っ直に向かわせた状態
で保持する保持部であり、この保持部10はシャフト2
と同軸に設けられている。そして、この保持部10は、
図2に示すように保持部材11と、リング12とにより
なっている。ここで、この保持部材11は、外周面に挿
入溝13がセグメント6と同数だけ形成されたものであ
り、この挿入溝13にコイル片1を挿入してコイル片1
の端部をセグメント6に真っ直に向かわせた状態で保持
するようになっている。
【0015】ところで、この保持部材11の、各挿入溝
13により細かく分割された側壁部14には、例えば後
述する図3に(a)に示すように切欠き15が形成され
ている。そして、コイル片1を、この切欠き15に押し
当てると、コイル片1は保持部材11の挿入溝13に臨
むと共に隣接する一方の側壁部14aの下端に当るよう
になり、このコイル片1を側壁部14aの下端を支点と
して折曲するようにすれば簡単にコイル片1を成形誤差
の少ない、同一の形状に折曲成形することができるよう
になっている。
【0016】さらに、このようにコイル片1を折曲成形
した後、このコイル片1を挿入溝13に押し込むと、コ
イル片1の先端はセグメント6に真っ直に向かった状態
となり、この先端部をセグメント6にハンダにて接続す
ることにより、電機子本体8のバランスを悪くすること
なく、電機子本体8を製造することができるようになっ
ている。なお、1つの挿入溝13には多数のコイル片1
が保持されるようになるのでコイル片1間の接触面積が
増大し、ワニス効果も大きくなるようになっている。
【0017】一方、リング12は、図2に示すように保
持部材11の挿入溝13に嵌合して保持部材11に保持
されたコイル片1の抜け止めを行なう嵌合突起16が内
周面に形成されたものであり、このリング12の嵌合突
起16を保持部材11の挿入溝13に嵌合することによ
り、保持部10はコイル片1を保持することができるよ
うになっている。
【0018】そして、このように構成された電機子を製
造する場合は、図3の(a)に示すように、まずコイル
片1を保持部材11の切欠き15に押し当てて、保持部
材11の挿入溝13に臨ませる。次に、このコイル片1
を、隣接する側壁部14aの下端を支点として折曲した
後、挿入溝13に押し込むことにより保持部材11にコ
イル片1を保持させる。なお、この際、コイル片1の先
端はセグメント6に真っ直に向かった状態となる。
【0019】この後、同様にして他のコイル片1を折曲
成形して逐次挿入溝13に押し込み、図3の(b)に示
すように複数のコイル片1を保持部材11に保持させ
る。そして最後に、保持部材11に保持された複数のコ
イル片1の先端部をセグメント6にハンダ付けにより接
続した後、図4に示すようにリング12を嵌入すると、
コイル片1は、図3の(c)に示すようにリング12の
嵌合突起16により抜け出ることのないように保持され
る。
【0020】このように、複数のコイル片1を保持部材
11の切欠き15に押し当てた後、隣接する側壁部14
aの下端を支点として折曲し、挿入溝13に押し込むこ
とによりコイル片1の端部をセグメント6に真っ直に向
かわせた状態で保持することができる。さらに、この後
リング12を保持部材11に嵌合することにより、コイ
ル片1の抜け止めを行なうことができる。
【0021】なお、これまでの説明においては、コイル
片1を同一形状に折曲するため側壁部14に切欠き15
を形成するようにしたものについて述べてきたが、本発
明はこれに限らず、例えばコイル片1が隣接する一方の
側壁部14aの下端に当るように側壁部14にテーパを
形成するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、保持部材
により複数のコイル片を同一形状に成形することができ
ると共に、コイル片の端部をセグメントに真っ直に向か
わせる状態で保持することができるので、コイル片を多
数接続してもバランスが悪くなることはなく、またワニ
ス効果も向上する。さらに、保持部材を利用してコイル
を成形するようにしたので、作業性が向上し、製造時の
工数を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電動機の電機子の側面
図。
【図2】上記電機子の保持部の分解図。
【図3】上記電機子を製造する際の様子を示す図。
【図4】上記保持部の保持部材にコイル片を保持した
後、リングを嵌入する様子を示す図。
【図5】従来の電動機の電機子の側面図。
【符号の説明】
1 コイル片 3 電機子鉄心 5 整流子 6 セグメント 10 保持部 11 保持部材 12 リング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトに電機子鉄心及び電機子鉄心よ
    り小径の整流子を固定し、前記電機子鉄心に巻かれた複
    数の電機子導線を屈曲させて前記整流子の円筒状に配さ
    れた複数のセグメントに接続する構造の電動機の電機子
    において、 前記電機子鉄心と整流子との間に前記電機子導線の端部
    を前記セグメントに真っ直に向かわせる状態で保持する
    保持部を設けたことを特徴とする電動機の電機子。
  2. 【請求項2】 前記保持部は、前記シャフトと同軸に設
    けられ、外周面に前記導線を保持する挿入溝が前記セグ
    メントと同数だけ形成されている保持部材と、前記保持
    部材の挿入溝に嵌合して前記保持部材に保持された前記
    導線の抜け止めを行なう嵌合突起が内周面に形成されて
    いるリングとよりなることを特徴とする請求項1記載の
    電動機の電機子。
JP23079493A 1993-08-25 1993-08-25 電動機の電機子 Pending JPH0767305A (ja)

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JP23079493A JPH0767305A (ja) 1993-08-25 1993-08-25 電動機の電機子

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JPH0767305A true JPH0767305A (ja) 1995-03-10

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JP23079493A Pending JPH0767305A (ja) 1993-08-25 1993-08-25 電動機の電機子

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002374645A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Aisin Seiki Co Ltd 直流ブラシモータのロータユニット及びそのコイルの巻線方法
EP1560316A2 (en) 2004-02-02 2005-08-03 Hitachi, Ltd. Electric motor with commutator, and manufacturing method of armature and starter motor for engine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002374645A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Aisin Seiki Co Ltd 直流ブラシモータのロータユニット及びそのコイルの巻線方法
EP1560316A2 (en) 2004-02-02 2005-08-03 Hitachi, Ltd. Electric motor with commutator, and manufacturing method of armature and starter motor for engine

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