JPH076712Y2 - 電源回路 - Google Patents
電源回路Info
- Publication number
- JPH076712Y2 JPH076712Y2 JP1991028896U JP2889691U JPH076712Y2 JP H076712 Y2 JPH076712 Y2 JP H076712Y2 JP 1991028896 U JP1991028896 U JP 1991028896U JP 2889691 U JP2889691 U JP 2889691U JP H076712 Y2 JPH076712 Y2 JP H076712Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- circuit
- power supply
- voltage
- potential side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
- Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複写機,プリンタファ
クシミリなどに使用される比較的小電流出力の電源回路
に関する。
クシミリなどに使用される比較的小電流出力の電源回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機,プリンタファクシミリなど、印
刷部に感光体を備える装置の電源回路には、感光体プロ
セス部での微妙なバイアス電圧を調整するのに比較的小
電流出力の電源回路が使用される。この電源回路では、
バイアス電圧を調整するのに通常の電源回路とは異なっ
て、調整によってプラス出力およびマイナス出力が出せ
るようにしておく必要がしばしばある。従来、このよう
な用途に対して、プラス出力およびマイナス出力を持つ
二つの電源回路を並列に接続し、リレー等の有接点スイ
ッチ、またはトランジスタなどの無接点スイッチを用い
て出力の切替えを行うか、またはプラス出力およびマイ
ナス出力を持つ電源を直列に接続し、そのいずれかを起
動させ、他方の電源の動作を停止させるなどの方式を採
用していた。図3,図4はこれらの従来の電源回路を示
している。図3は、二つの電源を並列に接続したもの
で、スイッチS1がオンの時にスイッチS2がオフにな
り、トランスT1のみが動作してプラス出力となる。ま
た、スイッチS2がオンの時にはスイッチS1がオフに
なり、トランスT2のみが動作してマイナス出力とな
る。また、図4は二つの電源を直列に接続し、入力切換
信号によっていずれかの電源を起動させる方式のもので
ある。
刷部に感光体を備える装置の電源回路には、感光体プロ
セス部での微妙なバイアス電圧を調整するのに比較的小
電流出力の電源回路が使用される。この電源回路では、
バイアス電圧を調整するのに通常の電源回路とは異なっ
て、調整によってプラス出力およびマイナス出力が出せ
るようにしておく必要がしばしばある。従来、このよう
な用途に対して、プラス出力およびマイナス出力を持つ
二つの電源回路を並列に接続し、リレー等の有接点スイ
ッチ、またはトランジスタなどの無接点スイッチを用い
て出力の切替えを行うか、またはプラス出力およびマイ
ナス出力を持つ電源を直列に接続し、そのいずれかを起
動させ、他方の電源の動作を停止させるなどの方式を採
用していた。図3,図4はこれらの従来の電源回路を示
している。図3は、二つの電源を並列に接続したもの
で、スイッチS1がオンの時にスイッチS2がオフにな
り、トランスT1のみが動作してプラス出力となる。ま
た、スイッチS2がオンの時にはスイッチS1がオフに
なり、トランスT2のみが動作してマイナス出力とな
る。また、図4は二つの電源を直列に接続し、入力切換
信号によっていずれかの電源を起動させる方式のもので
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記の方法
は、プラス出力用とマイナス出力用の二つのトランスが
必要であり、必ずどちらかのトランスが動作を停止して
いるために、設計上非常に不経済であった。またプラス
出力からマイナス出力への連続的な可変がほとんど不可
能であるために、このような調整が必要となる複写機等
に使用する場合、限界があった。
は、プラス出力用とマイナス出力用の二つのトランスが
必要であり、必ずどちらかのトランスが動作を停止して
いるために、設計上非常に不経済であった。またプラス
出力からマイナス出力への連続的な可変がほとんど不可
能であるために、このような調整が必要となる複写機等
に使用する場合、限界があった。
【0004】本考案の目的は、電源トランスが一個でよ
く、しかもプラス出力からマイナス出力への連続的可変
が可能な電源回路を提供することにある。
く、しかもプラス出力からマイナス出力への連続的可変
が可能な電源回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、電源トランス
の二次側出力を整流,平滑する整流,平滑回路と、前記
平滑出力を分圧する抵抗分圧回路と、アース端子と前記
平滑出力の一方の電位側間に接続される抵抗と、前記平
滑出力の他方の電位側と前記アース端子間に接続される
可変抵抗回路と、を備え、前記抵抗分圧回路で分圧され
た電圧を出力電圧とすることを特徴とする。また、前記
可変抵抗回路は出力電圧の極性切換信号でオンオフ制御
されるスイッチ素子であることを特徴とする。
の二次側出力を整流,平滑する整流,平滑回路と、前記
平滑出力を分圧する抵抗分圧回路と、アース端子と前記
平滑出力の一方の電位側間に接続される抵抗と、前記平
滑出力の他方の電位側と前記アース端子間に接続される
可変抵抗回路と、を備え、前記抵抗分圧回路で分圧され
た電圧を出力電圧とすることを特徴とする。また、前記
可変抵抗回路は出力電圧の極性切換信号でオンオフ制御
されるスイッチ素子であることを特徴とする。
【0006】
【作用】平滑出力の例えば高電位側(他方の電位側)と
アース端子間に接続される可変抵抗回路を、仮に無限大
の抵抗となるように設定すると、アース端子と平滑出力
の低電位側に(一方の電位側)に接続される抵抗は、出
力に対して直列に接続される抵抗となり、且つ出力電圧
は高電位側の極性(プラス出力)の電圧となる。一方、
前記可変抵抗回路を短絡状態に置くと、上記アース端子
と平滑出力の低電位側に接続される抵抗が出力に対して
並列に接続されるようになり、かつ、平滑出力の高電位
側がアース電位に接続されることになるために、出力電
圧は平滑出力の低電位側の極性(マイナス出力)の電圧
となる。したがって、可変抵抗回路を、たとえばスイッ
チ素子で構成すると、このスイッチ素子をオンオフ制御
することでプラス出力とマイナス出力のいずれかを得る
ことができる。また可変抵抗回路を可変することにより
マイナス出力からプラス出力まで連続的に変化する出力
電圧を得ることができる。
アース端子間に接続される可変抵抗回路を、仮に無限大
の抵抗となるように設定すると、アース端子と平滑出力
の低電位側に(一方の電位側)に接続される抵抗は、出
力に対して直列に接続される抵抗となり、且つ出力電圧
は高電位側の極性(プラス出力)の電圧となる。一方、
前記可変抵抗回路を短絡状態に置くと、上記アース端子
と平滑出力の低電位側に接続される抵抗が出力に対して
並列に接続されるようになり、かつ、平滑出力の高電位
側がアース電位に接続されることになるために、出力電
圧は平滑出力の低電位側の極性(マイナス出力)の電圧
となる。したがって、可変抵抗回路を、たとえばスイッ
チ素子で構成すると、このスイッチ素子をオンオフ制御
することでプラス出力とマイナス出力のいずれかを得る
ことができる。また可変抵抗回路を可変することにより
マイナス出力からプラス出力まで連続的に変化する出力
電圧を得ることができる。
【0007】
【実施例】図1は本考案の実施例の回路図である。
【0008】この電源回路は電源トランスTの一次側に
トランジスタQ1および発振制御回路を含むスイッチン
グ回路が接続されている。また電源トランスTの二次側
には、ダイオードD21とコンデンサC21を含む整
流,平滑回路が接続され、コンデンサC21には並列
に、抵抗R21とR22からなる抵抗分圧回路が接続さ
れている。この抵抗分圧回路で分圧された電圧は出力電
圧として出力端子OUTPUTに導かれる。平滑出力V
2の低電位側とアース端子GND間には抵抗R23が接
続されている。またアース端子GNDと上記平滑出力V
2の高電位側間にはトランジスタQ21が接続されてい
る。トランジスタQ21のベースには発振制御回路の切
り換え制御信号が入力する。発振制御回路には切り換え
信号が入力し、この切り換え信号によってトランジスタ
Q21をオンしたりオフしたりすることができる。
トランジスタQ1および発振制御回路を含むスイッチン
グ回路が接続されている。また電源トランスTの二次側
には、ダイオードD21とコンデンサC21を含む整
流,平滑回路が接続され、コンデンサC21には並列
に、抵抗R21とR22からなる抵抗分圧回路が接続さ
れている。この抵抗分圧回路で分圧された電圧は出力電
圧として出力端子OUTPUTに導かれる。平滑出力V
2の低電位側とアース端子GND間には抵抗R23が接
続されている。またアース端子GNDと上記平滑出力V
2の高電位側間にはトランジスタQ21が接続されてい
る。トランジスタQ21のベースには発振制御回路の切
り換え制御信号が入力する。発振制御回路には切り換え
信号が入力し、この切り換え信号によってトランジスタ
Q21をオンしたりオフしたりすることができる。
【0009】次に上記の電源回路の動作を説明する。
【0010】発振開始は、発振制御回路にトリガを入力
することによって行う。発振が開始して、電源トランス
Tの二次側に出力が表れると、この二次側出力が整流,
平滑されて平滑出力V2となり、このV2が抵抗分圧回
路に印加される。この時、トランジスタQ21がオフ状
態であると、出力端子OUTPUTに表れる出力は、平
滑出力V2に対し、抵抗R21,R22によって分圧さ
れたプラス出力となる。この場合、抵抗R23は出力に
対し直列抵抗として作用する。一方、トランジスタQ2
1がオン状態の時には、平滑出力V2の高電位側がアー
ス電位に接続されることとなり、抵抗R23は出力に対
して並列抵抗として作用する。この結果、OUTPUT
に表れる出力はマイナス出力となる。
することによって行う。発振が開始して、電源トランス
Tの二次側に出力が表れると、この二次側出力が整流,
平滑されて平滑出力V2となり、このV2が抵抗分圧回
路に印加される。この時、トランジスタQ21がオフ状
態であると、出力端子OUTPUTに表れる出力は、平
滑出力V2に対し、抵抗R21,R22によって分圧さ
れたプラス出力となる。この場合、抵抗R23は出力に
対し直列抵抗として作用する。一方、トランジスタQ2
1がオン状態の時には、平滑出力V2の高電位側がアー
ス電位に接続されることとなり、抵抗R23は出力に対
して並列抵抗として作用する。この結果、OUTPUT
に表れる出力はマイナス出力となる。
【0011】上記のようにして、切り換え信号によって
トランジスタQ21をオンオフ制御することで、出力を
プラス出力にしたりマイナス出力にしたりすることがで
きる。
トランジスタQ21をオンオフ制御することで、出力を
プラス出力にしたりマイナス出力にしたりすることがで
きる。
【0012】また、トランジスタQ21のベース電流コ
ントロールによりコレクタエミッタ間の抵抗を制御し
て、出力をプラス出力からマイナス出力まで連続的に変
化させることが可能になる。
ントロールによりコレクタエミッタ間の抵抗を制御し
て、出力をプラス出力からマイナス出力まで連続的に変
化させることが可能になる。
【0013】図2はこの場合の例を示している。可変抵
抗VR1はプラス出力のレベルを連続的に変えるための
ものであり、可変抵抗VR2はマイナス出力のレベルを
連続的に可変するためのものである。コンパレータIC
1の非反転入力端子には基準電位が設定され、反転入力
端子に対して上記可変抵抗VR1およびVR2の中点タ
ップの電圧が入力されるようにしている。
抗VR1はプラス出力のレベルを連続的に変えるための
ものであり、可変抵抗VR2はマイナス出力のレベルを
連続的に可変するためのものである。コンパレータIC
1の非反転入力端子には基準電位が設定され、反転入力
端子に対して上記可変抵抗VR1およびVR2の中点タ
ップの電圧が入力されるようにしている。
【0014】
【考案の効果】一個の電源トランスでプラス極性および
マイナス極性のいずれかの電圧を出力させることができ
る。このため、回路は小型となり、且つ低コストとな
る。
マイナス極性のいずれかの電圧を出力させることができ
る。このため、回路は小型となり、且つ低コストとな
る。
【0015】また、プラス出力からマイナス出力への連
続的可変が可能となり、プラス極性およびマイナス極性
の範囲での微妙な調整が容易である。
続的可変が可能となり、プラス極性およびマイナス極性
の範囲での微妙な調整が容易である。
【図1】本考案の実施例の回路図
【図2】本考案の他の実施例の回路図
【図3】従来の電源回路の回路図
【図4】従来の他の電源回路の回路図
D21,C21−整流,平滑回路 V2−平滑出力 R21,R22−抵抗分圧回路 R23−抵抗 Q21−可変抵抗回路の一例としてのトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 1/00 304 E 7509−5G
Claims (2)
- 【請求項1】電源トランスの二次側出力を整流,平滑す
る整流,平滑回路と、前記平滑出力を分圧する抵抗分圧
回路と、アース端子と前記平滑出力の一方の電位側間に
接続される抵抗と、前記平滑出力の他方の電位側と前記
アース端子間に接続される可変抵抗回路と、を備え、前
記抵抗分圧回路で分圧された電圧を出力電圧とする電源
回路。 - 【請求項2】前記可変抵抗回路は出力電圧の極性切換信
号でオンオフ制御されるスイッチ素子である、請求項1
記載の電源回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991028896U JPH076712Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991028896U JPH076712Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 電源回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0648393U JPH0648393U (ja) | 1994-06-28 |
JPH076712Y2 true JPH076712Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=12261164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991028896U Expired - Lifetime JPH076712Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 電源回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076712Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5979855B2 (ja) * | 2011-12-06 | 2016-08-31 | 株式会社オーディオテクニカ | コンデンサマイクロホン |
-
1991
- 1991-04-24 JP JP1991028896U patent/JPH076712Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0648393U (ja) | 1994-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040319 |