JP3894521B2 - 電源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源装置に係り、更に詳しくは、例えば電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置等に搭載する場合に好適な電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の電子写真方式の複写機やプリンタ、特に、単色または複数色を重ねて一つの画像を形成する画像形成装置に関しては、感光体に形成されたトナー像を転写体に吸着されたコピー紙に転写し、その工程を複数回繰り返すことによって一つの画像に複数の画像を重ね合わせている。
【0003】
上記のような転写体を有する電子写真方式の画像形成装置においては、トナー画像をコピー紙に転写する際に、定電流出力の高電圧を印加するが、画像を重ねる際にこの工程を複数回繰り返すと、転写体の帯電電位は上昇し、場合によっては10数[KV]を超える高電圧が必要となる。しかしながら、装置内に上記のような高電圧を印加、帯電させることは、装置内のリークの防止を考慮した場合、シャーシ等のグランド筺体との沿面を充分確保することが必要であり、このため、装置自体が大型化するといった問題がある。
【0004】
一方、上記のような問題を解決するために、転写体の電位を最初にマイナス側に帯電しておき、転写工程において電位を順次上昇させることで、転写体の帯電電位の絶対値を抑える手法が実用化されている。しかしながら、この手法においては、転写体上のコピー紙の乗っていない部分を帯電させるとその電位が感光体を痛めるおそれがあり、これを回避するために、転写体上のコピー紙の乗っていない部分は、常に0電位となるようにマイナス側の帯電を行わず、且つ、転写工程における帯電を行わないように、転写高圧出力を0[μA]制御する必要があった。
【0005】
更にまた、上記のような0[μA]制御を行った場合、コピー紙が通過する際には転写高圧を印加する必要があるが、コピー紙の先端が通過する以前に転写高圧が印加されるとコピー紙と転写体の吸着力が低下し、場合によってはコピー紙が転写体から剥がれてしまうおそれがあり、従って、コピー紙の先端が通過するまでは、0[μA]制御を継続する制御を行っていた。
【0006】
図10は従来例に係る高圧発生装置における高圧停止手段の構成を示す回路図である。図示の如く、高圧発生装置の動作を停止させるために、電源Vsの供給をカットするパワートランジスタTr71を有しており、このON/OFFによって装置のON/OFFを行っている。また、ON/OFF切り替え時の出力のオーバーシュート(またはアンダーシュート)を抑制するために、電源Vsの供給の立ち上がりに時定数を持たせており、このための回路が抵抗R71、R72、コンデンサC71からなる時定数回路である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては下記のような問題があった。即ち、上述したような従来の定電流型高圧発生装置においては、0〜数百[μA]、または、(−)数百[μA]〜(+)数百[μA]の出力を、(−)数[KV]〜(+)数[KV]の電圧によって、外部供給される電圧レベル信号に従いリニアに可変する必要がある。このような高圧発生装置は、通常プラスの高圧駆動回路とマイナスの高圧駆動回路とを切り替え制御すると共に、双方への切り替えをスムーズに行う必要があるため、回路が複雑になり、装置の大型化やコストアップの原因となっていた。
【0008】
また、上記のような高圧発生装置の出力をOFFさせる場合には、出力電流を0[μA]に制御するだけでは電圧が0[KV]になるとは限らず、回路そのものを停止させる必要があるため、高圧駆動回路の駆動電源をカットする方法が採られており、このためのパワー素子が必要になったり、出力ON時のオーバーシュートを防止するための、電力の供給の時定数回路が必要であり、このためのコストアップも避けられなかった。更に、上述の時定数回路は高圧出力の立上がり時間にも影響を与えるため、高速の立上がりの要求には対応できないという問題があった。
【0009】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、簡単な構成でスムースな制御動作を実現すると共に装置の小型化とコストダウンを実現し、更に出力制御の遅延等の不具合を起こすことなく安定した停止制御を実現すること等を可能とした高圧電源装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の電源装置は、正の高圧出力を発生する正高圧発生手段と、負の高圧出力を発生する負高圧発生手段とを有し、前記正高圧発生手段と前記負高圧発生手段から発生された高圧を負荷へ供給する電源装置であって、前記負荷に流れる負荷電流に応じた電圧を出力する電流検出手段と、前記電流検出手段の出力信号と第1の外部入力信号との差分に応じた電圧を出力する増幅手段と、入力電圧の増加に従い出力電圧を減少する第1の入力電圧範囲と、入力電圧の増加に従い出力電圧を増加する第2の入力電圧範囲と、入力電圧の増加に拘わらず固定値を出力する第3の入力電圧範囲とを有する入出力特性を持ち、前記増幅手段の出力電圧が入力され、その入力電圧と前記入出力特性に従って電圧を出力する入出力手段と、前記入出力手段がどの入出力特性領域で動作するかを識別し、識別信号を出力する識別手段と、前記識別信号に基づいて前記入出力手段が出力する電圧の出力伝達先を切り替える切り替え手段と、前記第1とは別の第2の外部入力信号に応答して前記入出力手段への入力が前記第3の入力電圧範囲になるよう設定する出力制御手段と、を有し、前記入出力手段は、前記出力制御手段により前記第3の入力電圧範囲の電圧が入力されると、前記正高圧発生手段の出力及び前記負高圧発生手段の出力が共にオフするような固定値を出力することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0027】
[1]第1の実施の形態
図1は本発明の第1の実施の形態に係る高圧電源装置の構成を示すブロック図である。第1の実施の形態に係る高圧電源装置は、電流検出手段11と、誤差増幅手段12と、非線形入出力手段13と、識別手段14と、切り替え手段15と、マイナス高圧発生手段16と、プラス高圧発生手段17とを備える構成となっている。図中18は負荷、Aは出力端を示す。
【0028】
上記各部の構成を詳述すると、電流検出手段11は、負荷18に流れる電流に応じた電圧レベル信号を発生する。誤差増幅手段12は、外部から入力される電圧レベル信号(CONTROL)と電流検出手段11からの検出信号とを比較し、その差分を増幅する。非線形入出力手段13は、リニアに増加する入力電圧の変化に対して、リニアに減少する入力電圧範囲とリニアに増加する入力電圧範囲との少なくとも2つの入出力特性を有する。識別手段14は、誤差増幅手段12の出力電圧を予め設定された基準電圧と比較し、非線形入出力手段13が誤差増幅手段12の出力電圧に対してどの出力特性範囲に位置しているかを表す識別信号を出力する。
【0029】
切り替え手段15は、識別手段14からの識別信号を受けて、非線形入出力手段13の出力の伝達先を切り替える。マイナス高圧発生手段16は、切り替え手段15からの信号レベルに応じたマイナスの高圧出力を発生する。プラス高圧発生手段17は、マイナス高圧発生手段16のロウ側出力端子にその出力が接続されると共に、電流検出手段11に接続され、切り替え手段15からの信号レベルに応じたプラスの高圧出力を発生する。
【0030】
次に、上記のごとく構成してなる第1の実施の形態に係る高圧電源装置における動作を説明する。誤差増幅手段12は、外部入力される電圧レベル信号(CONTROL)と電流検出手段11からの検出信号とを比較し、その差分を増幅する。この増幅された信号は、非線形入出力手段13と識別手段14に入力される。これに伴い、非線形入出力手段13は上記増幅信号に応じた出力信号を発生する一方で、識別手段14はその内部に予め設定された基準電圧と上記増幅信号とを比較し、識別信号を発生する。
【0031】
この識別信号は例えば、誤差増幅手段12からの増幅信号が上記予め設定された基準電圧よりも大きかった場合は、切り替え手段15がプラス高圧発生手段17を選択するような信号であり、誤差増幅手段12からの増幅信号が上記予め設定された基準電圧よりも小さかった場合は、切り替え手段15がマイナス高圧発生手段16を選択するような信号である。これによって、非線形入出力手段13からの出力信号は、誤差増幅手段12の出力に応じてプラス高圧発生手段17とマイナス高圧発生手段16とに適宜伝達される。
【0032】
一方、非線形入出力手段13の入出力特性は、入力される信号の電圧レベルによってその特性がリニア減少からリニア増加に切り替わるように設定されているので、この切り替わりの入力電圧ポイントを識別手段14に予め設定された基準電圧と同レベルに設定しておけば、マイナス高圧発生手段16とプラス高圧発生手段17の切り替えと同時に、各高圧発生手段16、17に合わせた入出力特性に切り替えることができる。
【0033】
更に、外部入力の電圧レベル信号(CONTROL)に対して電流検出手段11の検出した負荷電流値が低かった(或いはマイナス方向に高かった)場合に、誤差増幅手段12の出力が大きくなるように、また、負荷電流値が高かった(或いはマイナス方向に低かった)場合に、誤差増幅手段12の出力が小さくなるように、電流検出手段11、誤差増幅手段12、外部入力の電圧レベル信号(CONTROL)の特性を設定しておく。
【0034】
上記の設定により、検出した電流値が外部入力の電圧レベル信号(CONTROL)よりも高かった場合は下げるように、低かった場合は上げるように、各高圧発生手段16、17の切り替え及び各高圧発生手段16、17の制御を行えるので、プラス、マイナス様々な電流値、電圧値に対応して、負荷電流の値を所望の一定値に制御することができる。
【0035】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、高圧電源装置は、負荷電流に応じた電圧レベル信号を出力する電流検出手段11と、電流検出手段11の出力信号と外部入力信号とを比較しその差分を増幅する誤差増幅手段12と、リニアに増加する入力電圧の変化に対してリニアに減少する入力電圧範囲とリニアに増加する入力電圧範囲との少なくとも二つの入出力特性を有する非線形入出力手段13と、切り替え手段15の信号レベルに応じたプラスの高圧出力を発生するプラス高圧発生手段17と、切り替え手段15の信号レベルに応じたマイナスの高圧出力を発生するマイナス高圧発生手段16と、非線形入出力手段13が誤差増幅手段12の出力電圧に対してどの出力特性範囲に位置しているかを識別する識別手段14と、識別手段14の識別に基づき非線形入出力手段13の出力伝達先を切り替える切り替え手段15とを有するため、下記のような効果を奏する。
【0036】
一つの誤差増幅手段12の出力を非線形入出力手段13に入力し、その出力動作に合わせて、プラス高圧発生手段17とマイナス高圧発生手段16の動作の切り替えと、出力動作の制御を行うようにしたので、簡単な構成でスムーズな制御動作を実現することができる。これにより、装置の小型化とコストダウンを実現することができる。
【0037】
[2]第2の実施の形態
図2は本発明の第2の実施の形態に係る高圧電源装置の構成を示すブロック図である。第2の実施の形態に係る高圧電源装置は、電流検出手段21と、誤差増幅手段22と、非線形入出力手段23と、識別手段24と、切り替え手段25と、マイナス高圧発生手段26と、プラス高圧発生手段27と、出力制御手段29とを備える構成となっている。図中28は負荷、Aは出力端を示す。
【0038】
上記各部の構成を詳述すると、電流検出手段21は、負荷28に流れる電流に応じた電圧レベル信号を発生する。誤差増幅手段22は、外部から入力される電圧レベル信号(CONTROL)と電流検出手段21からの検出信号とを比較し、その差分を増幅する。非線形入出力手段23は、リニア減少領域、リニア増加領域を有すると共に、入出力特性に固定値出力領域を有する。識別手段24は、誤差増幅手段22の出力電圧を予め設定された基準電圧と比較し、非線形入出力手段23が誤差増幅手段22の出力電圧に対してどの出力特性範囲に位置しているかを表す識別信号を出力する。
【0039】
切り替え手段25は、識別手段24からの識別信号を受けて、非線形入出力手段23の出力の伝達先を切り替える。マイナス高圧発生手段26は、切り替え手段25からの信号レベルに応じたマイナスの高圧出力を発生する。プラス高圧発生手段27は、マイナス高圧発生手段26のロウ側出力端子にその出力が接続されると共に、電流検出手段21に接続され、切り替え手段25からの信号レベルに応じたプラスの高圧出力を発生する。
【0040】
出力制御手段29は、外部入力されるON/OFF制御信号を受けて、ON信号が入力された場合は電流検出手段21からの検出信号を有効とし、OFF信号が入力された場合は電流検出手段21からの検出信号を無効にすると共に、誤差増幅手段22の出力を非線形入出力手段23の固定値出力特性となる電圧範囲になるように、誤差増幅手段22への入力信号を制御する。
【0041】
次に、上記のごとく構成してなる第2の実施の形態に係る高圧電源装置における動作を説明する。外部からON信号が入力された場合、出力制御手段29は電流検出手段21からの検出信号を有効とする。一方、外部からOFF信号が入力された場合、出力制御手段29は電流検出手段21からの検出信号を無効にすると共に、誤差増幅手段22の出力を非線形入出力手段23の固定値出力特性となる電圧範囲になるように、誤差増幅手段22への入力信号を制御する。
【0042】
即ち、非線形入出力手段23の入出力特性に固定値出力領域を持たせ、該固定値出力をマイナス高圧発生手段26、プラス高圧発生手段27の出力が共にOFFとなるような電圧値に設定すると共に、誤差増幅手段22の出力を上記固定値出力領域に制御する出力制御手段29を設けることによって、OFF出力の制御を容易に且つ確実に行うことができる。これにより、回路のフィードバック定数を適切に設定することによって、オーバーシュートやアンダーシュート等を起こすことなくON/OFF制御を行うことができる。
【0043】
図3は上記図2に示した第2の実施の形態に係る高圧電源装置の出力制御手段29を実現する詳細構成を示す回路図である。図3において、トランジスタTr31のベース端子に外部からON/OFF信号が入力されると、該トランジスタTr31は外部からのON/OFF信号の状態に応じてON/OFF制御を行う。
【0044】
ここで例えば、外部入力のON/OFF信号がハイレベルであった場合は、トランジスタTr31がONとなり、これによってトランジスタTr32、トランジスタTr33はOFF、更に、トランジスタTr34、トランジスタTr35がOFF状態となる。この結果、出力制御手段29は電流検出手段21、誤差増幅手段22から切り離された状態となり、何等の影響も与えることはない。
【0045】
一方、外部入力のON/OFF信号がロウレベルとなった場合は、上述の各トランジスタが逆の状態となるため、オペアンプOP31の出力が誤差増幅手段22の入力、及び電流検出手段21の出力に接続される状態となる。ここで、電流検出手段21の出力インピーダンスが充分高く、且つオペアンプOP31の出力インピーダンスが充分低い場合は、本状態により電流検出手段21の出力は無効となり、変わってオペアンプOP31の出力が有効となる。
【0046】
ところで、オペアンプOP31はその一方の入力端に予め設定された基準電圧Vrefが入力されており、また、残る一方の入力端には誤差増幅手段22の出力が接続されているため、誤差増幅手段22の出力電圧が上記基準電圧Vrefとなるように制御される。従って、上記基準電圧Vrefを適当な値に設定しておけば、外部入力のON/OFF信号によって高圧電源装置の出力を停止状態に固定することができる。
【0047】
また、この場合の回路においては、ON/OFFの制御応答は高圧発生回路の出力制御応答と同様に行われるので、この応答を適当に設定しておけば、ON/OFF動作による出力のオーバーシュート、アンダーシュート等の発生を回避することができる。
【0048】
図4は上記図2に示した第2の実施の形態に係る高圧電源装置の出力制御手段29のもう一つの詳細構成(ON/OFF制御回路)を示す回路図である。本例は、誤差増幅手段22の入力端に信号を返すことなく、非線形入出力手段23への入力電圧を固定値出力特性の入力電圧範囲に直接設定するものである。
【0049】
図4において、外部からのON/OFF信号は、トランジスタTr41、トランジスタTr42のベース端に入力される。ここで、入力された信号がハイレベルのとき、トランジスタTr41、トランジスタTr42、及びトランジスタTr43はONとなり、ツェナダイオードZD41、ツェナダイオードZD42に電圧がかかる状態となる。
【0050】
この時、ツェナダイオードZD41のツェナ電圧VZL、及び、電源電圧VrとツェナダイオードZD42のツェナ電圧VZHとの差電圧(Vr−VZH)が、非線形入出力手段23の固定値出力特性の入力電圧範囲となるように、且つ、VZL<(Vr−VZH)となるように設定しておけば、非線形入出力手段23の出力は固定値出力特性による固定値となり、各高圧発生手段26、27の出力を停止することができる。
【0051】
また、外部入力のON/OFF信号がロウレベルである時は、トランジスタTr41、トランジスタTr42、更にはトランジスタTr43がOFF状態となり、誤差増幅手段22の出力が直接、非線形入出力手段23に入力されるようになる。
【0052】
ところで、図4の例においては、固定値出力領域の入力電圧を直接、非線形入出力手段23へ入力するため、ON/OFF動作の切り替え信号は装置全体のループ応答とは無関係に行われてしまう。その結果、出力の立ち上がり、立ち下がりにオーバーシュートやアンダーシュートが出る場合があるので、このような問題が発生する場合は、出力制御手段29内に設けた抵抗R41、抵抗R42、コンデンサC41によって応答時間を調整する必要がある。
【0053】
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、高圧電源装置は、負荷電流に応じた電圧レベル信号を出力する電流検出手段21と、電流検出手段21の出力信号と外部入力信号とを比較しその差分を増幅する誤差増幅手段22と、入出力特性に固定値出力領域を有し、該固定値出力がマイナス高圧発生手段26、プラス高圧発生手段27の出力が共にOFFとなるような電圧値に設定される非線形入出力手段23と、切り替え手段25の信号レベルに応じたプラスの高圧出力を発生するプラス高圧発生手段27と、切り替え手段25の信号レベルに応じたマイナスの高圧出力を発生するマイナス高圧発生手段26と、非線形入出力手段23が誤差増幅手段22の出力電圧に対してどの出力特性範囲に位置しているかを識別する識別手段24と、識別手段24の識別に基づき非線形入出力手段23の出力伝達先を切り替える切り替え手段25と、外部からON信号が入力された場合は電流検出手段21の検出信号を有効とし、外部からOFF信号が入力された場合は電流検出手段21の検出信号を無効にすると共に、誤差増幅手段22の出力を非線形入出力手段23の固定値出力特性となる電圧範囲になるように誤差増幅手段22への入力信号を制御する出力制御手段29とを有するため、下記のような効果を奏する。
【0054】
非線形入出力手段23に、プラス高圧発生手段27とマイナス高圧発生手段26の双方の出力を同時に停止させ得る出力電圧に設定された固定値出力領域を設け、更に、非線形入出力手段23の動作を、外部入力されるON/OFF信号の状態に応じて前記固定値出力領域に設定する出力制御手段29を設けているため、高圧出力制御のループ応答に大きな影響を与えずにON/OFF制御することができ、出力のオーバーシュートやアンダーシュートを起こさずに、なお且つ、出力ON/OFF時の立ち上がり、立ち下がり時間を極度に遅らせることなくスムーズなON/OFF制御を実現することができる。
【0055】
即ち、非線形入出力手段23の出力を固定値出力領域に設定もしくは制御するだけの簡単な構成で、プラス高圧発生手段27、マイナス高圧発生手段26の動作を確実に停止させることができる。これにより、出力制御の遅延等の不具合を起こすことなく安定した停止制御を実現することができる。
【0056】
[3]第3の実施の形態
上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、一つの非線形入出力手段をプラス、マイナス二つの高圧発生手段に切り替え供給して(−)〜(+)の出力範囲の高圧出力をスムーズ且つ簡単に制御する場合について説明したが、第3の実施の形態では、二つの非線形入出力手段を用いてプラス、マイナスの各高圧発生手段をスムーズ且つ簡単に制御する場合について説明する。
【0057】
図5は本発明の第3の実施の形態に係る高圧電源装置の構成を示すブロック図である。第3の実施の形態に係る高圧電源装置は、電流検出手段51と、誤差増幅手段52と、第一の非線形入出力手段53と、第二の非線形入出力手段54と、マイナス高圧発生手段56と、プラス高圧発生手段57とを備える構成となっている。図中58は負荷、Aは出力端を示す。
【0058】
上記各部の構成を詳述すると、電流検出手段51は、負荷58に流れる電流に応じた電圧レベル信号を発生する。誤差増幅手段52は、外部から入力される電圧レベル信号(CONTROL)と電流検出手段51からの検出信号とを比較し、その差分を増幅する。第一の非線形入出力手段53は、リニア減少領域と固定値出力領域を有し、誤差増幅手段52からの入力電圧に応じた出力電圧を発生する。第二の非線形入出力手段54は、固定値出力領域とリニア増加領域とを有し、誤差増幅手段52からの入力電圧に応じた出力電圧を発生する。
【0059】
マイナス高圧発生手段56は、第一の非線形入出力手段53からの信号レベルに応じたマイナスの高圧出力を発生する。プラス高圧発生手段57は、マイナス高圧発生手段56のロウ側出力端子にその出力が接続されると共に、電流検出手段51に接続され、第二の非線形入出力手段54からの信号レベルに応じたプラスの高圧出力を発生する。
【0060】
次に、上記のごとく構成してなる第3の実施の形態に係る高圧電源装置における動作を説明する。誤差増幅手段52は、電流検出手段51からの検出信号と外部入力の電圧レベル信号(CONTROL)とを比較し、その比較結果に応じた出力電圧を発生する。この出力電圧は、第一の非線形入出力手段53、第二の非線形入出力手段54に入力され、第一の非線形入出力手段53、第二の非線形入出力手段54は該入力電圧に応じた出力電圧を発生する。
【0061】
ここで例えば、電流検出手段51による電流検出結果が、外部入力の制御信号(CONTROL)に対して高かった場合(電流値がプラス方向に大きかった場合)は、プラス方向の出力を抑えるべく誤差増幅手段52の出力電圧が変化(減少)する。これによって第一及び第二の非線形入出力手段53、54の出力も変化する。
【0062】
例えば、第一の非線形入出力手段53の出力は固定値出力のままで第二の非線形入出力手段54の出力電圧が下がったり、または、第二の非線形入出力手段54の出力電圧は固定値のままで第一の非線形入出力手段53の出力電圧が上昇したりして、マイナス高圧発生手段56の出力は停止したままでプラス高圧発生手段57の出力が低下したり、プラス高圧発生手段57の動作は停止したままでマイナス高圧発生手段56の出力が増加する等して、その結果、負荷58に流れる電流がプラス方向に減少するように制御される。
【0063】
また、逆に電流検出手段51による電流検出結果が、外部入力の制御信号(CONTROL)に対して低かった場合は、上述した制御と逆の制御が行われ、負荷58に流れる電流がプラス方向に増加するように制御される。
【0064】
図6乃至図9は第3の実施の形態に係る高圧電源装置における動作を説明する動作説明図である。図6は誤差増幅手段52の出力動作を示しており、その出力は、検出した負荷電流が外部入力の制御信号(CONTROL)に対して過多である場合は減少し、検出した負荷電流が外部入力の制御信号(CONTROL)に対して過少である場合は増加する。
【0065】
図7は第一の非線形入出力手段53の出力動作を示しており、誤差増幅手段52からの出力に応じて、負荷電流過多(プラス方向に対して)の場合は該出力電圧は固定値領域内となり最小値、もしくは増加する方向を出力し、負荷電流過少の場合は該出力電圧は減少する方向、または固定値出力領域内となり最小値を出力する。
【0066】
図8は第二の非線形入出力手段54の出力動作を示しており、誤差増幅手段52からの出力に応じて、負荷電流過多の場合は該出力電圧は減少する方向、または固定値領域内となり最小値を出力し、負荷電流過少の場合は該出力電圧は固定値領域内となり最小値、もしくは増加する方向を出力する。
【0067】
図9は上述の動作を足し合わせた第3の実施の形態における出力動作を示しており、負荷電流が過少の場合はマイナス駆動が絞られてプラス駆動が増加して行き、負荷電流が過多の場合はプラス駆動が絞られてマイナス駆動が増加して行く。
【0068】
また、図9に示されるように、第3の実施の形態においては、プラス駆動、マイナス駆動の双方が絞られて停止する停止領域を有しており、出力を停止させる場合は、誤差増幅手段52の出力、或いは各非線形入出力手段53、54への入力を該停止範囲となるように、或いは該停止範囲に設定するようにすればよい。尚、この方法については上記第2の実施の形態で説明したので、ここでは説明を省略する。
【0069】
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態によれば、高圧電源装置は、負荷電流に応じた電圧レベル信号を出力する電流検出手段51と、電流検出手段51の出力信号と外部入力信号とを比較しその差分を増幅する誤差増幅手段52と、リニア減少領域と固定値出力領域を有し、誤差増幅手段52からの入力電圧に応じた出力電圧を発生する第一の非線形入出力手段53と、固定値出力領域とリニア増加出力領域とを有し、誤差増幅手段52からの入力電圧に応じた出力電圧を発生する第二の非線形入出力手段54と、第一の非線形入出力手段53の出力に基づきマイナスの高圧出力を発生するマイナス高圧発生手段56と、第二の非線形入出力手段54の出力に基づきプラスの高圧出力を発生するプラス高圧発生手段57とを有するため、下記のような効果を奏する。
【0070】
一つの誤差増幅手段52の出力を、マイナス高圧発生手段56の出力制御領域と停止制御領域との二つの制御領域を有する第一の非線形入出力手段53と、プラス高圧発生手段57の出力制御領域と停止制御領域との二つの制御領域を有する第二の非線形入出力手段54とに入力するように構成したので、プラス高圧発生手段57、マイナス高圧発生手段56の制御が簡単な構成で且つスムーズな制御で実現することができ、更に、双方の停止も簡単に実現することができる。これにより、装置の小型化やコストダウンを実現することができると同時に、安定した停止制御をも可能とすることができる。
【0071】
尚、本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る電源装置は、例えば電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置に搭載して高圧を発生する等、所望の高圧の発生を必要とする種々の装置に用いることが可能である。また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、正の高圧出力を発生する正高圧発生手段と、負の高圧出力を発生する負高圧発生手段とを有し、前記正高圧発生手段と前記負高圧発生手段から発生された高圧を負荷へ供給する電源装置であって、前記負荷に流れる負荷電流に応じた電圧を出力する電流検出手段と、前記電流検出手段の出力信号と第1の外部入力信号との差分に応じた電圧を出力する増幅手段と、入力電圧の増加に従い出力電圧を減少する第1の入力電圧範囲と、入力電圧の増加に従い出力電圧を増加する第2の入力電圧範囲と、入力電圧の増加に拘わらず固定値を出力する第3の入力電圧範囲とを有する入出力特性を持ち、前記増幅手段の出力電圧が入力され、その入力電圧と前記入出力特性に従って電圧を出力する入出力手段と、前記入出力手段がどの入出力特性領域で動作するかを識別し、識別信号を出力する識別手段と、前記識別信号に基づいて前記入出力手段が出力する電圧の出力伝達先を切り替える切り替え手段と、前記第1とは別の第2の外部入力信号に応答して前記入出力手段への入力が前記第3の入力電圧範囲になるよう設定する出力制御手段と、を有し、前記入出力手段は、前記出力制御手段により前記第3の入力電圧範囲の電圧が入力されると、前記正高圧発生手段の出力及び前記負高圧発生手段の出力が共にオフするような固定値を出力するようにしたので、簡単な構成で負荷側の様々な電圧状態に対して所望の出力電流となる様に制御することが可能となり、従って、スムースな正の高圧と負の高圧の切り替えを行うことができるとともに、出力制御の遅延等の不具合を起こすことなく安定した停止制御を実現することができる。また、これにより、装置の小型化とコストダウンを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る高圧電源装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る高圧電源装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る高圧電源装置における出力制御手段の構成例を示す回路図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る高圧電源装置における出力制御手段の他の構成例を示す回路図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る高圧電源装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る高圧電源装置における誤差増幅手段の動作を示す説明図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る高圧電源装置における第一の非線形入出力手段の動作を示す説明図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る高圧電源装置における第二の非線形入出力手段の動作を示す説明図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る高圧電源装置における誤差増幅手段、第一の非線形入出力手段、第二の非線形入出力手段の各動作を足し合わせた動作を示す説明図である。
【図10】従来例に係る高圧発生装置における高圧停止手段の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
11、21、51 電流検出手段
12、22、52 誤差増幅手段
13、23 非線形入出力手段
14、24 識別手段
15、25 切り替え手段
16、26、56 マイナス高圧発生手段
17、27、57 プラス高圧発生手段
18、28、58 負荷
29 出力制御手段
53 第一の非線形入出力手段
54 第二の非線形入出力手段
Claims (2)
- 正の高圧出力を発生する正高圧発生手段と、負の高圧出力を発生する負高圧発生手段とを有し、前記正高圧発生手段と前記負高圧発生手段から発生された高圧を負荷へ供給する電源装置であって、
前記負荷に流れる負荷電流に応じた電圧を出力する電流検出手段と、
前記電流検出手段の出力信号と第1の外部入力信号との差分に応じた電圧を出力する増幅手段と、
入力電圧の増加に従い出力電圧を減少する第1の入力電圧範囲と、入力電圧の増加に従い出力電圧を増加する第2の入力電圧範囲と、入力電圧の増加に拘わらず固定値を出力する第3の入力電圧範囲とを有する入出力特性を持ち、前記増幅手段の出力電圧が入力され、その入力電圧と前記入出力特性に従って電圧を出力する入出力手段と、
前記入出力手段がどの入出力特性領域で動作するかを識別し、識別信号を出力する識別手段と、
前記識別信号に基づいて前記入出力手段が出力する電圧の出力伝達先を切り替える切り替え手段と、
前記第1とは別の第2の外部入力信号に応答して前記入出力手段への入力が前記第3の入力電圧範囲になるよう設定する出力制御手段と、
を有し、
前記入出力手段は、前記出力制御手段により前記第3の入力電圧範囲の電圧が入力されると、前記正高圧発生手段の出力及び前記負高圧発生手段の出力が共にオフするような固定値を出力することを特徴とする電源装置。 - 前記出力制御手段は、前記第2の外部入力信号がオフの場合、前記電流検出手段からの検出信号を無効にすることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
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