JPH0766490B2 - 磁気ヘツド - Google Patents

磁気ヘツド

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JPH0766490B2
JPH0766490B2 JP60102595A JP10259585A JPH0766490B2 JP H0766490 B2 JPH0766490 B2 JP H0766490B2 JP 60102595 A JP60102595 A JP 60102595A JP 10259585 A JP10259585 A JP 10259585A JP H0766490 B2 JPH0766490 B2 JP H0766490B2
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JP
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magnetic
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magnetic material
magnetic head
core
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静夫 大関
建一郎 百瀬
真宏 生田目
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気ヘッドに関するものである。
(従来の技術) テープレコーダー用磁気ヘッドの主流は、ギャップのあ
るリング状のコアとそれに巻かれたコイルとからなって
いる。これは、リング系ヘッドと呼ばれている。
磁気ヘッドには、動作目的に応じて録音ヘッド,再生ヘ
ッド,消去ヘッドがあるが、一般のカセットテープには
録音と再生を兼用にした録音ヘッドと消去ヘッドが使わ
れている。
いずれにしても、原理的にはリングの一部に空隙を成形
することに変わりはない。このような磁気ヘッドには薄
いコアを積層するラミネーションタイプあるいは一枚板
で形成されるピースタイプなどがある。
一般にピースタイプは、録音ヘッドの一部あるいは消去
ヘッドに利用されている。ピースタイプの磁気ヘッドに
おいては、ギャップ部に非磁性のスペーサを用い、これ
を磁性体で挟んで固定する。このスペーサは、通常1〜
100μm程度の薄いものであり、取扱いが大変である。
このため、製造が困難で、特に自動化が難しく、磁気ヘ
ッドの製造工程上大きなネックになると共に、均一な品
質のものが得られ難く、さらにコストアップを招く大き
な要因であった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、前記事情を考慮してなされたもので、このよ
うな磁気ヘッドに用いられるコアのギャップ形成のため
のスペーサを挟む工程を不要とし、均一な品質のものを
もたらす磁気ヘッドを提供するものである。
(課題を解決するための手段と作用) 本発明は、このような磁気ヘッドのコアを構成する磁性
体の両面に、非磁性体を薄くクラッドすることにより、
スペーサを不要とし、しかも製造も容易となったもので
ある。る すなわち、本発明の磁性ヘッドは、磁性体の両面に非磁
性体をクラッドした材料の、前記一方の面の非磁性体に
よりギャップ部を形成したコアを用いたことを特徴とす
る。
具体的には、例えばコアの板厚が0.5mm,ギャップが0.04
mm(40μm)の場合は、コア材0.5mm,非磁性体0.02mmの
クラッド材を製造し、スリットなどの手段により任意の
形状に部品加工した後、焼鈍して突合わせれば良い。
本発明においては、製造時の都合を考えて、磁性体の両
面に非磁性体をクラッドしている。
コア材としての磁性体は、実用的にみた場合、例えば現
在使用されているNi−Fe系軟磁性合金(一般に「パーマ
ロイ」と称される)が適用できる。両面クラッドによる
特性劣化(熱膨張係数の差により歪がかかる)が考えら
れるので、磁歪の小さい、いわゆる80%Ni系材が最も良
い。
磁性体の両面にクラッドさる非磁性体は、Ni−Cu系合金
のキュプロニッケル,ベリリウム銅,チタン,洋白な
ど、展延性のある非磁性金属であれば適用可能である。
これらの非磁性体のうちで、パーマロイとの相性を考慮
すれば、Ni−Cu系合金のキュプロニッケルが最も良い。
クラッド法は、ロール加工による圧着法が磁性体と非磁
性体の密着性が良好な点で好ましいが、他のクラッド法
でも良い。
本発明の磁気ヘッドは、リング型のピースタイプヘッド
に用いて効果が大きいが、中でも透磁率が低くても使用
可能な直流消去ヘッドへの適用が最も実用的である。
(実施例) 磁性体としての81Ni−5.5Mo−Fe合金(パーマロイ)よ
りなる厚さ2mmの板材および非磁性体としてのキュプロ
ニッケルよりなる厚さ0.1mmの板材を用意した。これら
の板材を用い、冷間圧着によりパーマロイの両面にキュ
プロニッケルを圧着し、その比率が1:20:1の3層クラッ
ド材を製造した。
このクラッド材に焼鈍および冷間加工を繰返し、厚さ0.
5mmの板材に加工した。この時のキュプロニッケルの厚
さは約23μmであった。
この板材を直流消去ヘッドとしての形状に成形し、約10
00℃で磁性焼鈍を行った。この焼鈍後の板材の非磁性体
を、突合わせて消去ヘッドコアとした。
このコアを用いた消去ヘッドと、46μmのキュプロニッ
ケル製スペーサを別途用意し、ギャップ部を形成した消
去ヘッドを作成した。
これらの本発明の消去ヘッド、従来の消去ヘッドを比較
したところ、消去特性は共に75dBであり特性上の差異は
なく、本発明の消去ヘッドは良好な特性が得られた。
一方、製造工程は大幅に簡素化され、コストダウンがな
されると共に、安定した品質を得ることができた。
(発明の効果) 本発明の磁気ヘッドは、簡単な工程で製造することがで
き、実用に十分な特性を有し、かつ安定した品質を得る
ことができるものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性体の両面に非磁性体をクラッドした材
    料の、前記一方の面の非磁性体によりギャップ部を形成
    したコアを用いたことを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】コアは非磁性体をギャップ部とするリング
    状である特許請求の範囲第1項に記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】磁性体はNi−Fe系軟磁性合金である特許請
    求の範囲第1項に記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】磁気ヘッドは消去用ヘッドである特許請求
    の範囲第1項に記載の磁気ヘッド。
JP60102595A 1985-05-16 1985-05-16 磁気ヘツド Expired - Fee Related JPH0766490B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5076595A (ja) * 1973-10-12 1975-06-23
JPS57138022A (en) * 1981-02-20 1982-08-26 Mitsumi Electric Co Ltd Magnetic head
JPS6116703U (ja) * 1984-07-02 1986-01-31 ミツミ電機株式会社 消去磁気ヘツド

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CN86102817A (zh) 1987-01-07
KR900002986B1 (en) 1990-05-04
CN86102817B (zh) 1988-11-30
JPS61261807A (ja) 1986-11-19

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