JPH076641B2 - 天井埋込形換気空調ユニット - Google Patents

天井埋込形換気空調ユニット

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JPH076641B2
JPH076641B2 JP62296964A JP29696487A JPH076641B2 JP H076641 B2 JPH076641 B2 JP H076641B2 JP 62296964 A JP62296964 A JP 62296964A JP 29696487 A JP29696487 A JP 29696487A JP H076641 B2 JPH076641 B2 JP H076641B2
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JP
Japan
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air
partition plate
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conditioning
indoor
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JP62296964A
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JPH01137130A (ja
Inventor
紀光 甲賀
Original Assignee
松下精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はビルディングなどの天井裏内に備えられる天井
埋込形の換気空調ユニットに関するものである。
従来の技術 従来この種の換気空調ユニットは、第5図および第6図
に示すような構成となっている。すなわち換気空調ユニ
ットの本体1は天井裏内にスラブなどより吊り下げられ
るものであり、この本体1は天井面2に設けた吸込グリ
ル3と連結される。本体1の側面には、外部より新鮮な
空気を取り入れるため、吸気ダクト4を接続した、吸気
口5が設けられ、また室内の空気を外部へ排出するた
め、排気ダクト6を接続した排気口7が設けられてい
る。前記本体1の他の側面には、本体内で熱交換された
空気を室内へ導くための室内吹出ダクト8が接続され
る。
前記本体1の内部には、第1仕切板9と、第2仕切板10
により区画された、空調室13と、熱交換室15と換気送風
室18を形成してあり、空調室13には空調用送風機11を、
熱交換室15には天井面に点検口30を有する全熱交換器14
を、また換気送風室18には吸気ファン16と排気ファン17
を配置している。前記空調室13は第4仕切板19により仕
切られ、送風機11の下流側に形成された室に空調用熱交
換器12を配置している。そして前記吸込グリル3から吸
込まれた室内空気は、空調室13から前記第4仕切板19に
設けられた空調吐出口20を通過し、空調用熱交換器の冷
媒と熱交換されることにより冷風または温風となって、
前記室内吹出ダクト8を経て、天井面2に設けられた室
内吹出口21より室内に吹き出される。
前記吸気ファン16により、吸気ダクト4、吸気口5より
吸い込まれた外気は、前記第2仕切板10を設けた吸気連
通口22より前記熱交換室15の第5仕切板23、第6仕切板
24により仕切られた区画より全熱交換器14を経て、第7
仕切板25、第8仕切板26により仕切られた区画に到達
し、前記第1仕切板9に設けられた換気連通口27より前
記空調室13に流入し、前述の吸込グリル3より吸い込ま
れた空気と合流する。
前記排気ファン17により、吸込グリル3より吸い込まれ
た室内空気の一部は、前記第1仕切板9に設けられた排
気連通口28より、第2仕切板10に設けられた排気連通口
229を通り、第5仕切板23と第8仕切板26に仕切られた
区画に到達し、全熱交換器14を経て、第7仕切板25と第
6仕切板24に仕切られた区画より、排気口7、排気ダク
ト6を経て屋外に排出されて空調と換気を行なうもので
あった。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、第6図に示すように、室内
より吸込グリル3を通して空調室13に吸い込まれた室内
空気は一方で空調用送風機11に引き込まれ、他方排気フ
ァン17により熱交換器14に向っても吸い込まれることと
なる。このため、排気ファン17により排気される室内空
気の量が、空調用送風機11による送風量により影響を受
けてしまうといった状況が発生する。すなわち空調用送
風機11の送風量が多いときは、排気ファン16により排気
される室内空気の量が減り、空調用送風機11の送風量が
少ないときは、排気ファン16により排気される室内空気
の量が多くなるということになり、一定した排気がおこ
なえず、空調用送風機11による影響で、常に不安定な排
気量になってしまうという問題点があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、空調用送
風機の送風量にかかわりなく、一定の排気ができるよう
な換気空調ユニットを提供することを目的とするもので
ある。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、本体と結合する
天井グリルと、前記本体内に、第1仕切板と、第2仕切
板とによって区画された空調室と、全熱交換室と、換気
送風室とを直列に備え、前記空調室側には、前記天井グ
リルの空調用室内吸込口に連通する開口部と、空調用送
風機および空調用熱交換器および前記天井グリルの室内
吹出口に連通する開口部を設け、前記全熱交換室を介在
して設けた前記換気送風室には、室内の吸込口に対応し
た排気ファンと、前記吸気ファンより第1仕切板に設け
た第1吸気連通口から全熱交換器を経て、第2仕切板に
設けた第2吸気連通口と、前記排気ファンより、排気用
室内吸込口を経て第1仕切板に設けた排気連通口から全
熱交換器を通って外側に連通する排気口を備えるように
したものである。
作用 この構成により、空調室側では、天井グリルと連通した
空調用室内吸込口より室内空気を吸込み、空調用送風機
により空調用熱交換器を経て、室内吹出口より空調され
た空気が天井グリルを介して吹出され、一方、換気送風
室では、吸気ファンおよび排気ファンを運転し、前記吸
気ファンによって、吸気口より流入した室内空気が第1
吸気連通口より全熱交換器を通り、第2吸気連通口より
空調室に流れて室内に流れる。一方前記排気ファンによ
って、排気用室内吸込口より流入した室内空気が排気連
通口を経て、全熱交換器を通り排気口より室外へ排気さ
れることとなる。
実施例 以下本発明による一実施例を第1図〜第4図にもとづい
て説明する。第1図,第2図において、換気空調ユニッ
トの本体40は天井裏41(第2図)にスラブなどより吊り
下げられて据え付けられる。本体40の側面には新鮮な外
気を取り入れるため、外部に連通した吸気ダクト42、吸
気口43および室内の空気を屋外へ排出するため、外部に
連通した排気ダクト44、排気口45が設けられ、本体40の
下方の天井面46に、室内の空気を取り入れ、また室内へ
空気を吹き出すように循環する流路を有した天井グリル
47を備えている。
第1図,第2図,第3図において本体の構成を説明す
る。本体40内は、第1仕切板48と第2仕切板49により換
気送風室50と、全熱交換室51と、空調室52とに仕切られ
ている。前記換気送風室50内は、第3仕切板53により、
2室に仕切られ、それぞれの室に、吸気ファン54と排気
ファン55を配置している。前記全熱交換室51のほぼ中央
には全熱交換器56が配置され、第4仕切板57、第5仕切
板58、第6仕切板59、第7仕切板60により、その囲りは
4つの区画に仕切られている。前記空調室52は第8仕切
板61により、空調用送風機62と空調用熱交換器63を収容
する室に仕切られていて、前記空調用送風機62の吐出口
67が設けられている。前記排気ファン55と連通して、排
気用室内吸込口64および前記空調用送風機62と連通し
て、空調用室内吸込口65と、また前記空調用熱交換器63
と連通して、室内吹出口66が前記天井グリル47を介して
室内68と連通している。
また第4図は天井グリル47の斜視図で、本体40と結合
し、中央に全熱交換器の位置56aの点検口72と、この点
検口72の蓋体73を有し、点検口72は片側が固定され片側
が開くようになっている(二点鎖線は開いた状態を示
す。)。また天井グリル47の両端の両端近くの上方に、
空調用室内吸込口65、排気用室内吸込口64、室内吹出口
66が位置している。
上記構成において、空調用送風機62と、吸気ファン54、
排気ファン55を運転することにより、空調用送風機62に
よって天井グリル47を経て空調用室内吸込口65より室内
空気が本体40内に取り入れられ、第8仕切板61に設けら
れた空調吐出口67を通り、空調用熱交換器63により冷風
または温風となり、室内吹出口66、天井グリル47を経て
室内68に吹き出される。また吸気ファン54により屋外よ
り吸気ダクト42、吸気口43を経て取り入れられた外気
は、第2仕切板49に設けられた、第1吸気連通口69を経
て、全熱交換器56を経た後、第1仕切板48に設けられ
た、第2吸気連通口70より、空調室52に流入し、前述の
空調用室内吸込口65より吸い込まれた空気と合流する。
次に排気ファン55により、天井グリル47を経て排気用室
内吸込口64より吸い込まれた室内空気は、第2仕切板49
に設けられた排気連通口71より全熱交換器56を経て、排
気口45、排気ダクト44より屋外に排出される。
前述の吸気ファン54による屋外からの吸気流と、排気フ
ァン55による室内からの排気流とが全熱交換器56で熱交
換をおこない、排熱回収をし、排熱回収をした屋外より
の空気(吸気流)が、第2吸気連通口70より空調室52内
で、空調用室内吸込口65より流入した室内空気と合流、
混合し、空調用送風機62により、空調用熱交換器63で冷
風または温風となって、室内吹出口66、天井グリル47を
経て室内へ供給されるのである。この結果従来の本体は
略四角形状に外枠が形成されていたが、本実施例のよう
に長方形状にすることにより、方向性が定められ、その
ため据付工事に便利性が生じ、しかも、この長方形状の
本体と結合する天井グリルも同じ長方形状となるから天
井面でのインテリアデザインも向上するのである。
発明の効果 前記実施例の説明より明らかなように、本発明は、第1
仕切板と第2仕切板によって区画した空調室と、全熱交
換室と、換気送風室と形成し、外気を吸気ファンによっ
て第1仕切板に設けた第1吸気連通口から全熱交換器を
経て第2仕切板の第2吸気連通口より空調室に導入する
とともに、室内空気の排気は、排気用室内吸込口より第
1仕切板に設けた排気連通口より全熱交換器を通して排
気口より屋外へ排気するように形成したことにより、空
調用送風機により本体に取り入れられる室内空気は空調
用室内吸込口より吸い込まれるとともに、吸気口より流
入した外気と合流して室内へ吹出され、排気は排気ファ
ンにより室内より本体に取り入れられて、排気用室内吸
込口より吸い込まれ、全熱交換室側より直接排気される
ことになり、室内空気の排気量が、空調用送風機による
送風量の影響を受けるということはなくなり、一定量の
排気ができるようになり、室内における排気量と、吸気
量のバランス、すなわち平衡的な換気を行なうことがで
きるので建物の他の場所からのすき間風を防止でき室内
での気圧の変化がほとんどなく、快適性が生じるという
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の天井埋込形換気空調ユニッ
トの平面断面図、第2図は同天井埋込形換気空調ユニッ
トの側断面図、第3図は同天井埋込形換気空調ユニット
の空調室部分の側断面図、第4図は同天井埋込形換気空
調ユニットの天井グリルの斜視図、第5図は従来の天井
埋込形換気空調ユニットの平面断面図、第6図は同従来
の天井埋込形換気空調ユニットの側断面図である。 40……本体、43……吸気口、45……排気口、47……天井
グリル、48……第2仕切板、49……第1仕切板、50……
換気送風機、51……全熱交換室、52……空調室、54……
吸気ファン、55……排気ファン、62……空調用送風機、
63……空調用熱交換器、64……排気用室内吸込口、65…
…空調用室内吸込口、66……室内吹出口、69……第1吸
気連通口、70……第2吸気連通口、71……排気連通口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と、この本体に結合する天井グリル
    と、前記本体内に第1仕切板と第2仕切板とによって区
    画されて、かつ直列的な関係にある空調室と全熱交換室
    と換気送風室を備え、前記空調室側には、前記天井グリ
    ルの空調用室内吸込口に連通する開口部と、空調用送風
    機および空調用熱交換器および前記天井グリルの室内吹
    出口に連通する開口部を設け、前記全熱交換室を介在し
    て設けた前記換気送風室には、室内の吸込口に対応した
    吸気ファンおよび排気用室内吸込口に対応した排気ファ
    ンと、前記吸気ファンより第1仕切板に設けた第1吸気
    連通口から全熱交換器を経て、第2仕切板に設けた第2
    吸気連通口と、前記排気ファンより、排気用室内吸込口
    を経て第1仕切板に設けた排気連通口から全熱交換器を
    通って外側に連通する排気口を備えてなる天井埋込形換
    気空調ユニット。
JP62296964A 1987-11-24 1987-11-24 天井埋込形換気空調ユニット Expired - Lifetime JPH076641B2 (ja)

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JPH01137130A JPH01137130A (ja) 1989-05-30
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