JPH076619U - 強制循環式空調室内熱交換器のドレン処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内用熱交換器のドレン排出の配管が不用に
なり、また室内用熱交換器の取り付け位置に制約をうけ
なくなるドレン吸引処理装置を提供する。 【構成】 電磁弁（２）をバイパス回路として持つエジ
ェクター（１）を設け、フロートスイッチ（６）を備え
るドレンタンク（５）の中でフィルター（４）を接続し
たドレン吸引菅を設け、外部で逆止弁（３）を通じてエ
ジェクターに接続する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、冷房用熱交換器内の結露水ドレンを循環水配管内に吸引処理する 装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、結露にて生じたドレン水はドレン専用配管にて室外に排出されていた

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）ドレン排出の配管が必要であった。 （ロ）ドレン排出の為に室内用熱交換器の取り付け位置に制約をうけた。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

冷房用循環水配管（９）に、通常開弁状態にある電磁弁（２）をバイパス回路 として持つエジエクター（１）を設け、室内用熱交換器（７）に結露して生じる ドレン水をドレンタンク（５）に溜めドレンタンクのフロートスイッチ（６）の 上限にてバイパス回路の電磁弁を閉じることによってエジェクターへの循環水量 を増やしてエジェクターを作動させ、フィルター（４）逆止弁（３）を有するド レン吸引菅（１０）を通じてエジェクターによってドレンタンクからドレン水を 吸引処理することを特徴とした熱交換器用ドレン処理装置である。

【０００５】

【作用】

冷房用強制循環水配管の室内用熱交換器の入り口あるいは出口側のいずれかに 本装置を接続する。

【０００６】

【実施例】 以下、本考案の実施例について説明する。 室内用熱交換器（７）の出口側に電磁弁（２）エジェクター（１）ドレン吸引菅 （１０）フィルター（４）ドレンタンク（５）フロートスイッチ（６）からなる 本装置を取り付ける。通常の場合、室内用熱交換器を通って出た循環水はバイパ ス回路である電磁弁を通って循環水ポンプ（１２）に吸引後吐出され循環水冷却 用熱交換器（１１）で冷却された後再び室内用熱交換器へと循環される。このと き室内用熱交換器表面に結露して生じるドレン水はドレンパン（８）を介してド レンタンクに溜められる。ドレンタンクの水位が上昇することによってフロート スイッチが作動して電磁弁が閉じられることによってバイパス回路が閉ざされて 、エジェクターへの循環水量を増してエジエクターを作動させ、ドレン水はドレ ンタンクからフィルター、逆止弁を有するドレン吸引菅を通じてエジェクターに 吸引され冷却循環水に混入される。ドレン水がエジェクターによって吸引される ことによってドレンタンクの水位が下降するとフロートスイッチが作動して電磁 弁が開かれ、バイパス回路が通じることによってエジェクターへの循環水量が減 りエジェクターが作動しなくなり、再びドレンタンクの水位がフロートスイッチ を作動さす水位に上昇するまでドレン水の吸引は休止する。 尚、本考案の他の実施例として、エジェクターのかわりにポンプにて行うこと もできる。

【０００７】

【考案の効果】

ドレン排出の配管が不用になり、またドレン排出の為に熱交換器の取り付け位 置に制約をうけなくてすむ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の使用状態を示す配管系統図

【図２】本考案の正面図

【符号の説明】

１ エジェクター ２ バイパス用の電磁弁 ３ 逆止弁 ４ フィルター ５ フロートタンク ６ フロートスイッチ ７ 室内用熱交換器 ８ ドレンパン ９ 冷房用循環水配管 １０ ドレン吸引菅 １１ 循環水冷却用熱交換器 １２ 循環水ポンプ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】冷房用循環水配管（９）にエジェクター
   （１）を設け、フィルター（４）逆止弁（３）を有する
   ドレン吸引菅（１０）を通じてエジェクター（１）に
   て、室内用熱交換器（７）内に結露して生じるドレン水
   を循環水配管内に吸引処理することを特徴とした熱交換
   器用ドレン処理装置。