JP2930284B2 - オゾン殺菌手段を備えた浴槽の温水循環ろ過装置 - Google Patents

オゾン殺菌手段を備えた浴槽の温水循環ろ過装置

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JP2930284B2
JP2930284B2 JP6173445A JP17344594A JP2930284B2 JP 2930284 B2 JP2930284 B2 JP 2930284B2 JP 6173445 A JP6173445 A JP 6173445A JP 17344594 A JP17344594 A JP 17344594A JP 2930284 B2 JP2930284 B2 JP 2930284B2
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浩之 高浜
飛鳥 八木
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Chofu Seisakusho Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浴槽の温水を循環ろ
過して清澄に保つ、温水循環ろ過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明に技術的に最も近い従来例とし
ては、特許出願人が特願平6−121985として出願
したものがある。
【0003】すなわち、室外に設けた温水循環ろ過装置
の吸引側に、オゾン発生装置を取り付け、吸入された浴
槽水とオゾンエアーを循環ポンプのインペラーで攪拌
し、浴槽水へのオゾンの溶け込みを促したのち、浴槽水
に溶け込んだオゾンによって浴槽水を清澄にし、浴槽水
と分離したオゾンエアーは、ポンプ下流側のろ過器本体
の上部に設けられた空気抜き装置により、排出する構造
のものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例にあっては、循環ポンプによって浴槽水とオ
ゾンエアーを充分に攪拌しても、回路パイプを通ってろ
過器内に入るとすぐに、オゾンエアーは空気抜き装置に
よって室外へ排出されてしまうので、浴槽水とオゾンエ
アーは循環ポンプからろ過器までの回路パイプ内でしか
接触しないことになり、室外へ排出されるオゾンエアー
には、まだ充分な殺菌能力を有する濃度があるにもかか
わらず、排出されてしまうというムダがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来の問題点に着目してなされたもので、ろ過器上部に
設けられた空気抜き装置の下側に、ろ過器内の上部ろ過
材入れ筒の小粒子ろ過材に触れない程度の位置までパイ
プを下ろすことにより、上記問題点を解決することを目
的としている。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1,図2は、この発明の一実施例を示す図で
ある。まず図2に基づいて構成を説明すると、1は浴槽
であり、浴槽1に循環口2を設け、循環口2には毛髪等
の大きいゴミが温水循環ろ過装置4に流出しないようフ
ィルター3を設ける。
【0007】このフィルター3は掃除がし易いように脱
着式になっている。循環口2には2本の配管が接続さ
れ、1本は往管5、もう1本は戻り管6となっている。
戻り管6は循環ポンプ7に接続され、循環ポンプ7の吸
込側7Aの戻り管6の一部には電磁弁11を介して、オ
ゾン発生装置10、更にオリフィス8,吸引口9が接続
されている。
【0008】循環ポンプ7の吐出側7Bは、第1の三方
弁12の接続口12Cに接続され、接続口12Aはろ過
器本体13に、もう一方の接続口12Bは第2の三方弁
14の接続口14Aに接続される。
【0009】ろ過器本体13には少なくとも3つの配管
接続口があり、1つは前述の第1の三方弁12の接続口
12Aと接続する入口15、1つは第2の三方弁14の
接続口14Cに接続される出口16、残りの1つは逆洗
時水を捨てる排出口17であり、二方弁18と接続さ
れ、二方弁18の出口側は排水溝へ導かれる。
【0010】第2の三方弁14の接続口14Bは加熱器
19に接続され、途中に湯温検知素子20が設けられ
る。加熱器19の出口側は前述の往管5に接続されて、
循環回路が完成する。
【0011】35はろ過運転スイッチや逆洗運転スイッ
チ(図示せず)を設けたリモコンである。34は制御装
置であり、リモコン35、湯温検知素子20等により、
循環ポンプ7,オゾン発生装置10,電磁弁11,加熱
器19を制御している。
【0012】次に、ろ過器本体13について図1により
詳述すると、13はろ過器本体であり、ろ過器本体13
は、上部に空気抜き装置21が設けられたろ過ケース蓋
22と、ろ過ケース23内部に設けられた2種類のろ過
材入れ筒24,26で構成される。
【0013】空気抜き装置21は自動であり、空気抜き
装置21の下側には、パイプ33が接続され、このパイ
プ33は、ろ過ケース23内の上部ろ過材入れ筒24の
ろ過材28に触れない程度の位置まで下ろされている。
【0014】ろ過材入れ筒24,26は、それぞれ径が
異なっており、上部ろ過材入れ筒24は径が小さく、下
部ろ過材入れ筒26は径が大きく形成され、ろ過材入れ
筒24,26の底部には、メッシュ27が取り付けられ
ている。また、ろ過材入れ筒24,26の内部は、各々
粒子の大きさの異なった、小粒子ろ過材28,大粒子ろ
過材29によって占められる。小粒子ろ過材28には径
が略3mm以下のろ過材を使用する。
【0015】30はろ過ケース23の内部と、上部ろ過
材入れ筒24の下部と、下部ろ過材入れ筒26の上部を
シールするパッキンである。また、下部ろ過材入れ筒2
6はろ過ケース23の底に置かれた内筒支持台31の上
に置かれている。32はろ過ケース蓋22とろ過ケース
23の間をシールするパッキンである。
【0016】
【作用】次に作用を説明する。リモコン35に設けられ
たろ過運転スイッチ(図示せず)の操作で、制御装置3
4の指示により、循環ポンプ7が運転を開始すると、浴
槽1内の温水が循環口2より吸引され、循環回路内に吸
い込まれる。
【0017】この時、戻り管6の途中に設けられたオゾ
ン発生装置10の電磁弁11が、制御装置34の指示に
より開かれると、循環ポンプ7の吸引力により、吸引口
9よりエアーが吸引される。
【0018】この時同じく、制御装置34の指示により
オゾン発生装置10が運転を開始すると、オゾン発生装
置10内でオゾンが発生し、吸引されたエアーと一緒
に、浴槽水の流れる循環回路内に吸い込まれる。
【0019】吸引された浴槽水とオゾンエアーは、循環
ポンプ7のインペラー(図示せず)によって強力に攪拌
され、浴槽水とオゾンとの十分なる接触がなされ、浴槽
水中の雑菌や一般細菌の殺菌を行う。その後浴槽水中の
オゾンは、徐々に分離しながら浴槽水とともに、第1の
三方弁12の接続口12Cより接続口12Aを通って、
入口15よりろ過器本体13のろ過ケース23内に入
る。
【0020】ろ過ケース蓋22の上部には空気抜き装置
21が設けられており、浴槽水と分離したオゾンエアー
は、空気抜き装置21より外部に排出される。
【0021】ただし、空気抜き装置21の下部には、上
部ろ過材入れ筒24内の小粒子ろ過材28に触れない程
度の長さのパイプ33が接続されているので、ろ過ケー
ス23内の浴槽水の水位は、上部ろ過材入れ筒24の外
側では上部ろ過材入れ筒24の上部まで、上部ろ過材入
れ筒24の内部ではパイプ33の先端までとなる。
【0022】これにより、上部ろ過材入れ筒24の内部
に浴槽水が入っていく際に、図3に示すように、上部ろ
過材入れ筒24の内面に水壁40ができ、更に上部ろ過
材入れ筒24に落ちたところでは、ちょうど滝壺に水が
落ちたときと同じようにオゾンエアーと浴槽水が攪拌さ
れ、オゾンエアーと浴槽水はろ過器本体13内でも接触
可能となる。
【0023】従って、浴槽水と分離したオゾンエアーが
空気抜き装置21より外部に排出される前に、オゾンは
さらに浴槽水に溶け込むので、従来より一層浴槽水を清
澄にすることができ、空気抜き装置21より排出される
オゾンエアーの濃度も低減することが出来るわけであ
る。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ろ過
器上部に設けられた空気抜き装置の下側に、ろ過器内の
上部ろ過材入れ筒の小粒子ろ過材に触れない程度の位置
までパイプを下ろすことにより、オゾンエアーと浴槽水
の接触面積を広くすることができ、またろ過器内水面に
落差を設けたので、落水部分でも攪拌されるようにな
り、以前にも増して、浴槽水を十分に殺菌・清澄するこ
とができ、また室外に排出されるオゾンエアーの濃度も
低減でき、有効に利用できるようになった。
【0025】更に、浴槽水に溶け込んだオゾンは、浴槽
水中の汚れの凝集作用を発揮するので、浴槽水中の汚れ
を凝集し、凝集した汚れはろ過材に捕まり易くなるの
で、浴槽水を十分に清澄にすることができた。
【0026】
【他の実施例】本発明では、オゾンエアーの排出は、自
動空気抜き装置によって行う方法で説明してきたが、図
4に示すように、電極棒と電磁弁によって行う方法でも
同等の作用・効果が得られる。
【0027】この場合、長さの異なる2つの電極棒3
6,37を上部ろ過材入れ筒24に入るように取り付
け、アース38,電磁弁39をろ過ケース蓋22の上面
に取り付ける。電磁弁39は制御装置34によって制御
される。
【0028】入口15よりろ過器本体13内にオゾンエ
アーが流入すると、ろ過ケース23内の浴槽水の水位
は、オゾンエアーによって押されて下がっていく。
【0029】オゾンエアーがろ過ケース23内に増え続
け、浴槽水の水位が長電極棒36の先端から離れると、
電磁弁39は開となってオゾンエアーを室外に排出し、
浴槽水の水位が上がってきて短電極棒37の先端に達す
ると、電磁弁39は閉となるよう制御される。
【0030】この場合、上部ろ過材入れ筒24の内面の
水壁40は、40と40’の間で変動するようになる
が、自動空気抜き装置とその下にパイプを設けた場合と
同等の効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すろ過器の断面図である。
【図2】本発明の実施例のろ過器を搭載した温水循環ろ
過装置のシステム図である。
【図3】本発明の実施例を示すろ過器の断面図であり、
浴槽水とオゾンエアーの接触面を破線にて示す。
【図4】本発明の他の実施例を示すろ過器の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 浴槽 2 循環口 3 フィルター 4 温水循環ろ過装置 5 往管 6 戻り管 7 循環ポンプ 7A 吸込側 7B 吐出側 8 オリフィス 9 吸引口 10 オゾン発生装置 11 電磁弁 12 第1の三方弁 12A 接続口A 12B 接続口B 12C 接続口C 13 ろ過器本体 14 第2の三方弁 14A 接続口A 14B 接続口B 14C 接続口C 15 入口 16 出口 17 排出口 18 二方弁 19 加熱器 20 湯温検知素子 21 空気抜き装置 22 ろ過ケース蓋 23 ろ過ケース 24 上部ろ過材入れ筒 25 上部ろ過材入れ筒押さえ金具 26 下部ろ過材入れ筒 27 メッシュ 28 小粒子ろ過材 29 大粒子ろ過材 30 パッキン 31 内筒支持台 32 パッキン 33 パイプ 34 制御装置 35 リモコン 36 長電極棒 37 短電極棒 38 アース 39 電磁弁 40,40’ 水壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 35/027 B01D 35/30 A47K 3/00 C02F 1/50 F24H 9/00 A61H 33/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環ポンプ,オゾン発生装置,ろ過器,
    加熱器等を備えた浴槽の温水循環ろ過装置に於いて、ろ
    過器内部の水面位置を、上部ろ過材入れ筒の外側では、
    上部ろ過材入れ筒の上端より上で、上部ろ過材入れ筒の
    内側では、上部ろ過材入れ筒の上端より下で、かつ小粒
    子ろ過材よりも上方としたことを特徴とする、オゾン殺
    菌手段を備えた浴槽の温水循環ろ過装置。
  2. 【請求項2】 水面制御手段を、空気抜き装置の下側に
    パイプを設ける構造としたことを特徴とする、請求項1
    記載のオゾン殺菌手段を備えた浴槽の温水循環ろ過装
    置。
  3. 【請求項3】 水面制御手段を、電磁弁と、ろ過器内部
    に設けた電極棒と、制御基板としたことを特徴とする、
    請求項1記載のオゾン殺菌手段を備えた浴槽の温水循環
    ろ過装置。
JP6173445A 1994-06-30 1994-06-30 オゾン殺菌手段を備えた浴槽の温水循環ろ過装置 Expired - Lifetime JP2930284B2 (ja)

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