JP3875788B2 - 浴水浄化装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、浴水浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
浴槽の浴水を循環ポンプにより吸水部から吸引し、プレフィルタにて大きなゴミ等を取り除いた後、ろ過や加熱或いは殺菌等の所定の処理を浄化処理部において行い、処理後の浴水を出水部から浴槽に戻し、このサイクルを繰り返して、浴水を循環浄化する装置が市販され、普及している。
このような浴水浄化装置は、所定期間使用すると、ろ過装置等内部に垢等が付着するため、定期的に内部洗浄を行う必要があるが、この内部洗浄を浴水を逆流させることにより行わせる洗浄機構を備えたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の浴水浄化装置において、浴水を逆流させて内部洗浄を行わせるために、浴水を逆流させる範囲が限定され、吸水部や出水部の近傍まで自動洗浄することはできなかった。
特にプレフィルタ部分に関しては、ユーザのメンテナンスによっているのが現状であり、ユーザが手洗いする必要がある等の問題があった。
本発明は上記従来技術の欠点を改善することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、循環ポンプにより浴槽の浴水を吸水部から吸水し、浄化処理部において所定の処理を行った後に、出水部から浴水を浴槽に戻す浄化機構と、前記循環ポンプにより浴水を逆流させて内部を洗浄する洗浄機構と、を備えた浴水浄化装置において、前記吸水部と出水部との間に、吸水部側から出水部側へのみ流通するバイパス路を設け、前記吸水部のバイパス路との接続部よりも浄化処理部側にプレフィルタを設け、該プレフィルタと前記接続部との間に切替バルブを設け、該切替バルブの他方側に浴水を系外に排出するための排出管路を設け、前記プレフィルタの吸水部側を該排出管路と切替接続可能とし、前記プレフィルタが、浴水の入口と出口を有する所定の容積の空間と、該空間内部に所定の空隙を残す量だけ装入された複数の板片状のフィルタ部材と、前記浴水の出口と入口に設けられた前記フィルタ部材による詰まりを防止する機構と、を有することを特徴とする。
この構成により、浴水を逆流させる際に、吸水部からバイパス路を通して逆流させることが可能であり、プレフィルタを含めてほぼ装置全体の広い範囲での逆流洗浄が可能になる。そのため、装置全体の内部洗浄が行える。また、該バイパス路は吸水部から出水部側への一方通行の流路であるため、切替バルブなどを設ける必要がなく、循環ポンプによる流れを逆方向にするだけで、浴水の装置全体の逆流を実現することが可能である。
またプレフィルタは、前記浴水の出口と入口に前記フィルタ部材による詰まり防止機構を備えているため、逆流の際にも板片状のフィルタ部材のつまりが生ずることなく、逆流洗浄を効率的に行うことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、循環ポンプPが逆転駆動できないタイプであって、吸い込み、吐き出しの切替ができないタイプの場合の構成を示すものである。
図1の(A)において、点線で囲まれた本体から吸水管路4が突出し、逆止弁3を介して吸水口1に連結している。この吸水口1は浴槽(図示せず)内に位置し、浴槽の浴水を吸引して、吸水管路4を介して本体に送り込むようになっている。
【0006】
吸水管路4は排出切替バルブ5とプレフィルタ2を介して循環ポンプPに接続されている。循環ポンプPはポンプ切替バルブ30とポンプ管路31を備えており、ポンプ切替バルブ30を切り替えることにより浴水を逆流させることが出来るようになっている。
該循環ポンプPは浴水を吸い上げて、ヒータHで所定温度に加熱し、殺菌装置UVで殺菌した後に、ろ過タンクTに送る込むように構成されている。ろ過タンクTにおいて、浴水はろ過され、プレフィルタ洗浄用バルブ7から、出水管路10と逆止弁11を通って、出水口12から浴槽に戻されるようになっている。
【0007】
吸水口1と出水口12の近傍にはバイパス管路20が設けられている。この実施形態では、逆止弁3と排出切替バルブ5の間で、本体の外に接続部15を位置させて、ここでバイパス管路20と吸水管路4とを接続させている。また、出水部側はそれと対応する逆止弁11とプレフィルタ洗浄用バルブ7間の本体の外において出水管路10とバイパス管路20とを接続するようになっている。
【0008】
バイパス管路20の途中には逆止弁21が設けられており、吸水管路4から出水管路10へのみ浴水が流れ、反対方向には流れないようになっている。
なお前記排出切替バルブ5は循環ポンプPへの接続を吸水管路4側と排出管路6側とに切り替えるためのもので、排出管路6は浴槽の外に位置している。この構成により逆流洗浄の際に、循環ポンプPからの洗浄水を排出管路6側に流して、浴槽の外、系外に排出するようになっている。
【0009】
以上の構成において、(A)に示すように通常の浄化運転時は、吸水口1から浴水が吸い込まれ、逆止弁3、吸水管路4、排出切替バルブ5を通って、プレフィルタ2からポンプ切替バルブ30、循環ポンプP及びヒータHを経由し、更に殺菌装置UVとろ過タンクTを通り、ここで殺菌及びろ過されてプレフィルタ洗浄用バルブ7から出水管路10及び逆止弁11を通って出水口12から浴槽に戻される。
プレフィルタ2を逆流洗浄する時は、(B)に示すように、ポンプ切替バルブ30と排出切替バルブ5及びプレフィルタ洗浄用バルブ7を切り替える。これにより浴水は吸水口1から逆止弁3、バイパス管路20、逆止弁21、出水管路10、プレフィルタ洗浄用バルブ7を通り、ろ過タンクT及び殺菌装置UVはパスして直接ポンプ切替バルブ30に流れ、循環ポンプPとヒータHを通って、再びポンプ切替バルブ30からプレフィルタ2に流れ込む。この時浴水は(A)に示す場合と逆方向からプレフィルタ2に流れ込み、内部を洗浄して排出切替バルブ5を経由して排出管路6から排出される。
以上によりプレフィルタ2の逆流洗浄が行える。
なお、(C)は全体の逆流洗浄を行う場合の状態図であり、この時もプレフィルタ2の逆流洗浄が行われる。(D)はバイパスジェットの状態図、(E)は逆流熱循環の状態図である。
【0010】
逆流洗浄を行う場合のプレフィルタ2は、逆流により洗浄効果が高いものを使用するのが当然に好ましく、その実施形態を図2に示す。
図2において、プレフィルタ2は円筒状の形状をしており、その上底と下底にそれぞれ入口23と出口24を備えており、通常の浄化動作の時には浴水は入口23から出口24に流れるようになっている。プレフィルタ2の内部には多数のフィルタ部材25が浮動、遊動可能に装入されている。
【0011】
このフィルタ部材25は図3に示すようにこの実施形態ではプラスチック樹脂からなる丸板片であり、プレフィルタ2の出口24の近傍に設けられた網26上に積み重なるようになっている。網26の編み目は当然にフィルタ部材25が抜けられない大きさとする。
なお、この丸板は薄い金属の板でもかまわない。逆の水の流れの力で浮き上がる重さであれば良い。
また、本実施例では丸形としているが、四角または星形などの形状及びこの板状のものにウェーブをかけるなどの方法も考えられる。このように形状を変化させることによって積み重なった時の隙間を調整することができる。
【0012】
以上の構成のプレフィルタ2は浴水が入口23から出口24に流れている時は、フィルタ部材25が網26の上に積み重なって、その隙間を通る浴水から大きなゴミを取り除く働きをする。
一方、浴水を逆流させて出口24から入口23に流すと、図4に示すようにフィルタ部材25は網26から離れてプレフィルタ2内を浮遊し、フィルタ部材25の間に貯まったゴミは入口23から排出される。このゴミは図1において、排出管路6から浴槽の外に排出され、プレフィルタ2の洗浄が行われる。
なお、入口23の周囲には貼り付き防止ピン27を形成し、逆流洗浄の際にフィルタ部材25が貼り付いて入口23を塞がないように構成するのが望ましい。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の浴水浄化装置によれば、簡単な構成により装置内部を広い範囲にわたりプレフィルタも含め逆流洗浄することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略図。
【図2】本発明のプレフィルタの一実施形態を示す正断面図。
【図3】本発明のプレフィルタの内部構造を示す拡大斜視図。
【図4】本発明のプレフィルタの逆流洗浄時の状態を示す正断面図。
【符号の説明】
1:吸水口、2:プレフィルタ、3:逆止弁、4:吸水管路、5:排出切替バルブ、6:排出管路、7:プレフィルタ洗浄用バルブ、10:出水管路、11:逆止弁、12:出水口、15:接続部、20:バイパス管路、21:逆止弁、23:入口、24:出口、25:フィルタ部材、26:網、27:貼り付き防止ピン、30:ポンプ切替バルブ、31:ポンプ管路、32:3方向切替バルブ、33:切替バルブ、34:切替バルブ、35:切替バルブ、T:ろ過タンク、H:ヒータ、P:循環ポンプ、UV:殺菌装置。
Claims (1)
- 循環ポンプにより浴槽の浴水を吸水部から吸水し、浄化処理部において所定の処理を行った後に、出水部から浴水を浴槽に戻す浄化機構と、前記循環ポンプにより浴水を逆流させて内部を洗浄する洗浄機構と、を備えた浴水浄化装置において、
前記吸水部と出水部との間に、吸水部側から出水部側へのみ流通するバイパス路を設け、
前記吸水部のバイパス路との接続部よりも浄化処理部側にプレフィルタを設け、
該プレフィルタと前記接続部との間に切替バルブを設け、該切替バルブの他方側に浴水を系外に排出するための排出管路を設け、前記プレフィルタの吸水部側を該排出管路と切替接続可能とし、
前記プレフィルタが、浴水の入口と出口を有する所定の容積の空間と、該空間内部に所定の空隙を残す量だけ装入された複数の板片状のフィルタ部材と、前記浴水の出口と入口に設けられた前記フィルタ部材による詰まりを防止する機構と、を有する、
ことを特徴とする浴水浄化装置。
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Publications (2)
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JP02156498A Expired - Fee Related JP3875788B2 (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 浴水浄化装置 |
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- 1998-01-20 JP JP02156498A patent/JP3875788B2/ja not_active Expired - Fee Related
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