JPH0766064A - 巻鉄心製造装置 - Google Patents

巻鉄心製造装置

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JPH0766064A
JPH0766064A JP20735593A JP20735593A JPH0766064A JP H0766064 A JPH0766064 A JP H0766064A JP 20735593 A JP20735593 A JP 20735593A JP 20735593 A JP20735593 A JP 20735593A JP H0766064 A JPH0766064 A JP H0766064A
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JP
Japan
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winding
iron plate
length
winding shaft
wound
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JP20735593A
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English (en)
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Osamu Minaminaka
理 南中
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、鉄板の平均板厚を自動的に実測し
て1回の巻き取り量をより正確となし得るようにしてい
る。 【構成】 パルス発電機30は巻軸23の1回転分の巻
き込みベルト28の移動長さを測定し、今回の測定値お
よび前回の測定値(カウンタ39におけるカウント値)
は、第1のカウント値保持器40および第2のカウント
値保持器41に記憶される。演算器33は、これに基づ
いて、鉄板1の実際の板厚を算出すると共に、巻軸23
の次の1回転による鉄板巻き取り長さを算出して指令す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧器などの電気機器
に用いられるワンターンカット形の巻鉄心を製造する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の巻鉄心製造装置には、特公昭2
−28244号公報に示されるものがある。このもので
は、図5に示すように、鉄板1を1巻きする毎に切れ目
2a,2b,…2nを形成しており、この場合、その切
れ目2a,2b,…2n間を長さPにずらし、この長さ
Pの積算値がAとなると、切れ目の位置をその積算値A
分戻すようにしている。
【0003】さて、このものにおいては、鉄板1につい
て、次に巻き取るべき長さLを、鉄板1の板厚をtとし
たとき、 L=S+鉄板の切れ目間の長さ(P)+π・t …(1) とし、また鉄板の切れ目がB点まで達したときには、切
れ目を戻すべく、 L=S−A+π・t …(2) となる。ここで、Sは外周長であり、これは図6に示す
ように、鉄板1の外面での周長をいうものである。ま
た、巻き取るべき長さLは、同図に示すように鉄板1の
板厚中心での長さをいうものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
においては、板厚tは、作業者によって適当な数値が設
定されていた。しかしながら、一般には鉄板の厚さに
は、公差があり、設定された板厚と、実際の鉄板の平均
的板厚が異なる場合がある。この場合、次に述べるよう
に、鉄板の切れ目位置が計算値よりずれる。
【0005】すなわち、次に巻き取るべき長さLs1は Ls1=S+P+π・ts …(3) となる。tsは板厚の設定値を示す。
【0006】しかし、設定値Tsと、実際の平均の板厚
tmが異なると、切れ目位置のずれ量Pm1は、 Pm1=Ls1−(S+π・tm) =P+π・(ts−tm) …(4) となり、π・(ts−tm)だけの誤差が生じる。
【0007】ここで、鉄板をn回巻くと、その誤差はn
・π・(ts−tm)となる。例えば、ts=0.5m
m、tm=0.45mm、n=300回とすると、切れ
目位置誤差は47mmとなる。このため、図7で示すよ
うに、切れ目位置がずれた鉄心ができることがある。切
れ目位置のずれが大きいと、図8で示すような矩形状の
鉄心を形成する場合に、切れ目位置が鉄心の湾曲部にく
るため、後行程で組み立てがしにくくなる問題がある。
【0008】すなわち、変圧器を組み立てる場合、図9
に示すように巻鉄心3を製造した後、図10に示すよう
な矩形状に成形し、焼鈍する。次に、その成形された巻
鉄心3を分解して、図11に示すように、数枚ないし十
数枚ずつ、予め製作されたコイル4に順次通してゆく。
この時、隣接する鉄板同志を密着させると共に、切れ目
位置のギャップが小さくなるよう締め付けを行なってか
ら、次の鉄板を通すようにしている。ここで、図9のよ
うに切れ目がずれていない場合には、切れ目が図10の
ように直線部分にあるため、隣接する鉄板同志が滑りや
すく、締め付けが容易である。しかし、図8のように、
切れ目が湾曲部分にあると、隣接する鉄板同志が滑りに
くいため、締め付けが困難となる。また締め付けが不十
分となると、切れ目のギャップが広くなることもあり、
変圧器の特性を低下させる。さらには上記ギャップがも
っと大きくなると、鉄板を順次コイル4へ通してゆくう
ちにコイル4内に手が入りにくくなり、組み立てが不可
能となることもあった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、鉄板の平均板厚を自動的に実測し
て1回の巻き取り量をより正確となし得、もって切れ目
位置のずれをなくすことができる巻鉄心製造装置を提供
するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の巻鉄心製造装置
は、帯状をなす鉄板を巻回して支持する支持部材と、こ
の支持部材から繰り出された前記鉄板を巻き取る巻軸
と、前記支持部材から送り出された前記鉄板を前記巻軸
に送り込む送りローラと、この送りローラと前記巻軸と
の間に設けられ前記鉄板を切断する切断機構と、前記巻
軸に巻き取られた前記鉄板の外周を囲んで支持しながら
回転移動する巻き込みベルトと、前記巻軸の1回転分の
巻き込みベルトの移動量を算出する移動量測定手段と、
この移動量測定手段によって算出した今回の巻き込みベ
ルトの移動量と前回の巻き込みベルトの移動量とを記憶
する記憶手段と、記憶されている今回および前回の巻き
込みベルトの移動量に基づいて鉄板の板厚を算出する板
厚演算手段と、この板厚演算手段からの指令を受けて次
に巻き取る前記鉄板の巻き取り長さを算出して指令する
巻き取り長さ演算手段と、この巻き取り長さ演算手段か
らの指令値に応じて動作しこの指令値に応じた長さで前
記鉄板を送るように前記送りローラを回転制御する送り
ローラ回転制御機構と、前記巻き取り長さ演算手段から
の指令値に応じて動作しこの指令値に基づいて前記鉄板
を巻き取るように前記巻軸を回転制御する送り巻軸回転
制御機構とを具備して構成される。
【0011】この場合、巻き取り長さ演算手段について
は、鉄板の切れ目間の長さと、鉄板の鉄心から前記切断
機構までの積算長さとに基づいて巻き取り長さを補正す
る補正手段を含む構成としても良い。
【0012】
【作用】巻軸が駆動されて鉄板が巻き取られてゆくと、
巻き込みベルトが回転移動する。すると、移動量測定手
段により、巻軸1回転分のベルト移動量が算出される。
この算出は連続して少なくとも2回行なわれ、今回およ
び前回の移動量測定値は、記憶手段により記憶される。
前回の移動量測定値に対して、今回の移動量測定値の増
加分には鉄板の実際の板厚分が含まれる。従って、この
移動量測定値から鉄板の実際の板厚を算出することが可
能となる。この実際の板厚は、板厚算出手段により算出
される。この板厚の算出値は巻き取り長さ演算手段に与
えられ、この巻き取り長さ演算手段は、この板厚算出値
に基づいて次の巻き取り長さを算出する。この結果、次
の巻き取り長さは正確となる。なお、この巻き取り長さ
算出値に基づいて送りローラおよび巻軸が回転制御され
る。
【0013】この場合、巻き取り長さ演算手段について
は、鉄板の切れ目間の長さと、鉄板の鉄心から前記切断
機構までの積算長さとに基づいて巻き取り長さを補正す
る補正手段を含む構成とすれば、巻き取り長さをさらに
正確に演算することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1ない
し図4を参照しながら説明する。図2において、11は
フープ状の帯状をなす鉄板1を支持する支持部材、1
2,12´は鉄板1を支持部材11から巻き出す巻き出
すローラ、13は一方の巻き出しローラ12をベルト1
4を介して回転させる電動機である。15は補助ロー
ラ、16,16´は支持部材11から繰り出された鉄板
1を順次所定長さで送る送りローラである。17はサー
ボモータ、18は回転発電機で、これらは一方の送りロ
ーラ16を回転駆動し且つその回転を制御するものであ
り、図1で示すようにサーボモータ制御器19とともに
送りローラ回転制御機構20を構成している。21は送
りローラ16と一体で回転するパルス発電機である。
【0015】22は送りローラ16,16´に対し鉄板
送り方向前方に設けられた切断機構で、これは図示しな
いエアシリンダなどにより駆動されて鉄板1を切断す
る。23は切断機構22に対して鉄板送り方向に設けら
れた巻軸で、これは送られてきた鉄板1を1巻回分すな
わち1回転毎に巻き取る。24はサーボモータ、25は
回転発電機で、これらは巻軸23を回転駆動し且つ回転
制御するものであり、サーボモータ制御器26(図1参
照)とともに巻軸回転制御機構27を構成している。
【0016】28は巻軸23に巻き取られた鉄板1の外
周側を囲み押さえ付けて支持する無端状の巻き込みベル
トで、これは複数のガイドローラ29により回転移動自
在に架設され、巻軸23に巻き取られてゆく鉄板1の回
転に従動して回転する。30は所定のガイドローラ29
と一体に回転するパルス発電機で、これはガイドローラ
29を介して巻き込みベルト28の回転移動に従動し巻
軸23に巻き取られる鉄板1の長さを測るもので、移動
量測定手段たるものである。31は巻き込みベルト28
に張力を与えるためのシリンダである。32は巻軸原点
スイッチで、これは巻軸23が1回転する毎に巻軸23
に設けた動作体43により動作される。
【0017】次に、図1において33は演算器で、これ
は板厚演算手段および巻き取り長さ演算手段ならびに補
正手段たるものであり、これの動作については後述す
る。34は演算器33の指令に基づいてパルスを発生す
るパルス発生器である。35はパルス発生器34からの
パルスと送りローラ用のパルス発電機21からのパルス
を受けて両者を比較してその差分を出力する差分カウン
タ、36は差分カウンタ35からのデジタル信号をアナ
ログ信号に変換して送りローラ用のサーボモータ制御器
19に出力するデジタル/アナログ変換器である。37
はパルス発生器34からのパルスと巻軸用のパルス発電
機30からのパルスとを比較してその差分を出力する差
分カウンタ、38は差分カウンタ37からのデジタル信
号をアナログ信号に変換して巻軸用のパルス発電機30
からのパルスと巻軸用のサーボモータ制御器26に出力
するデジタル/アナログ変換器である。39は巻軸原点
スイッチ32からの信号により動作してパルス発電機3
0からのパルス数をカウントするカウンタ、40は巻軸
原点スイッチ32からの信号によりカウンタ39の今回
のカウント値を保持する記憶手段たる第1の保持手段、
41は巻軸原点スイッチ32からの信号によりカウンタ
39の前回のカウント値を保持する記憶手段たる第2の
保持手段である。42は作業者が板厚を設定するための
板厚設定器で、その設定値は演算器33に与えられる。
【0018】上記構成においては、送りロータ16,1
6´は、支持部材11に保持されている鉄板1を、巻軸
23が1回転して巻き取る長さに相当する長さをもって
巻軸23に向けて送る。巻軸23は、送りローラ16,
16´により送られてきた鉄板1を1回転して所定長さ
で巻き取り、切断機構22が鉄板1の巻軸巻き取り終端
箇所を切断する。この場合、差分カウンタ35,37お
よび送りローラ回転制御機構20並びに巻軸回転制御機
構27の回転制御作用によって、巻軸23側の鉄板1と
送りローラ16,16´側の鉄板1とは、切断されてい
るが、あたかも1枚の鉄板と同様に同期して移動する。
【0019】巻き込みベルト28は巻軸23に巻き取ら
れた鉄板1の外周側を圧接して押さえつつその外周長に
相当する長さだけ回転移動する。これに応じてパルス発
電機30が巻き込みベルト28の移動長さを測定し、こ
の信号に応じて演算器33が鉄板1の実際の板厚を算出
すると共に、巻軸23の次の1回転による鉄板巻き取り
長さを指令し、これに基づいて送りローラ回転制御機構
20と巻軸回転制御機構27が送りローラ16と巻軸2
3に対し、所定の巻き取り長さに相当する長さをもって
鉄板1を送って巻き取るように回転制御する。この動作
を繰り返すことにより、図5に示したように、1巻回毎
に切れ目(突き合わせ部2a…2n)をもった鉄板1
(1a…1n)を、その切れ目(突き合わせ部2a…2
n)が円周方向にずれるようにして順次1巻回毎に巻き
取り、巻鉄心を製造する。
【0020】さらに、上記実施例の特徴的作用について
詳述する。演算器33は、巻軸23の駆動に伴い、巻き
込みベルト28が回転移動すると、巻軸23と一体の動
作体43により巻軸原点スイッチ32が駆動される。こ
れにより、カウンタ39は消去され、巻き込みベルト2
8がさらに回転すると、パルス発電機30が回転してパ
ルスを発生し、これによりカウンタ39のカウント値が
増加してゆく。この時、巻軸23が1回転して動作体4
3により再び巻軸原点スイッチ32が動作すると、カウ
ンタ39のカウント値が今回のカウント値(今回の巻軸
23の1回転分の巻き込みベルト28の移動量)として
第1の保持手段40に記憶されると共に、今までこの第
1の保持手段40に記憶されていたカウント値(前回の
巻軸23の1回転分の巻き込みベルト28の移動量)
が、前回のカウント値として第2の保持手段41に記憶
される。
【0021】これら今回のカウント値および前回のカウ
ント値は、演算器33に与えられ、演算器33は、これ
らのカウント値に基づいて鉄板1の実際の板厚を算出す
ると、共に、次に巻き取るべき鉄板1の長さを算出す
る。
【0022】すなわち、今回のカウント値は、今回の鉄
心3の外周長Sを示し、前回のカウント値は、前回の鉄
心3の外周長Soを示す。しかして、巻き取った鉄板1
の平均の板厚t´は t´=(S−So)/(2・π) …(5) で求められる。
【0023】また、次に巻き取るべき鉄板1の長さL
は、 L=S+P+π・t´ …(6) となる。さらに、数回から十数回に一度、鉄板の切れ目
がB点まで達すると、次に巻き取るべき鉄板1の長さL
は、 L=S−A+π・t´ …(7) となる。
【0024】このようにして、実際の鉄板1の平均板厚
t´を自動的に実測し得、これにより、1回の巻き取り
量をより正確となし得、もって切れ目位置のずれをなく
すことができるという効果を奏する。
【0025】なお、第1回目および第2回目の巻取時に
は、巻き取った板厚を算出することができない。このた
め、この第1回目および第2回目の巻取りについては、
板厚設定器42に設定された板厚を用いるようにしても
良いし、あるいは、前に製造した鉄心の最終巻取時の板
厚を用いるようにしても良い。
【0026】ここで、演算器33における巻き取り長さ
演算手段は、以下に述べる補正手段を含む構成としても
良い。すなわち、上記(7)式における外周長Sはパル
ス発電機30等に基づいて測定されるが、この外周長S
には、この装置の構造上、実際の長さに対して若干の誤
差が不可避的に含まれる。その詳細を図3および図4を
参照して述べる。従来からの外周長Sの測定方法は、鉄
板を巻き取るときに、巻軸原点スイッチ32が動作体4
3によって最初にオンしてから次にオンするまでの、巻
き込みベルト28の移動量を測定し、この移動量をもっ
て周長Sとしている。つまり、図3に示す周長ABがこ
れに相当する。
【0027】ところが、一回の巻き取りを終了する状態
は、巻軸原点スイッチ43がオンしてから、動作量St
と切れ目位置のずれ量k・Pだけ回転した状態である。
この動作量Stは、巻軸原点スイッチ43を定速状態で
動作させるため(加減速状態では動作速度にばらつきが
あって不安定であるため)、巻軸原点スイッチ43がオ
ンしてから動かす量であり、Pは切れ目間の長さ、kは
切れ目数(0,1,2,…数十程度)である。
【0028】この状態において、巻き取るべき鉄板長L
aを求めると、 La=外周長(A→B)+P+πt´ …(8) となる。
【0029】このLaが示す長さは、図4の長さ(B→
C4)である。しかし、巻き取るべき鉄板1の本当の長
さは長さ(B3→C3)である。従って、本来ならば長
さ(A2→B3)を測定して、次の1回分の長さを算出
すべきである。これに対して、実際に測定できるのは、
外周長(A→B)である。
【0030】ここで、外周長(A→B)と外周長(A2
→B3)との差Eは、 E=外周長(A2→B3)−外周長(A→B) =2・π・t´・(長さ(B→B3)/長さ(B→C)) =2・π・t´・{(St+k・P+Ls)/(S+2・π・t´)} …(9) となる。ここでLsは、鉄板1の鉄心から切断機構22
までの長さである。
【0031】これから分かるように、次に巻き取るべき
鉄板の長さを求めるために本当に必要な外周長は、装置
が測定し得る外周長に対して、所定の回転量(前述の原
点検出後の一定の移動量Stと、切れ目位置のずれ量k
・Pと、鉄板1の鉄心から切断機構22までの長さLs
との和)だけずれている。従って、次に巻き取る鉄板1
の長さLを求めるときに、上述の(9)式の誤差Eを前
述の(6)式に加える補正を行なえば良い。すなわち、 L=S+P+π・t´+E =S+P+π・t´+2・π・t´・{(St+k・P+Ls)/(S+2 ・π・t´)} …(10) となる。
【0032】なお、数回から十数回に一度切れ目位置を
最初の位置に戻すときは、次に巻き取る鉄板1の長さL
は、 L=S−A+π・t´+E =S−A+π・t´+2・π・t´・{(St+k・P+Ls)/(S+2 ・π・t´)} …(11) となる。
【0033】このように、鉄板1の切れ目間の積算長さ
k・Pと、鉄板1の鉄心から切断機構22までの長さL
sとに基づいて巻き取り長さLを補正するから、巻き取
り長さLをさらに正確に演算することができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、鉄板の平均板
厚を自動的に実測し得、これにより1回の巻き取り量を
より正確となし得、もって切れ目位置のずれをなくすこ
とができるという効果を奏する。
【0035】請求項2の発明によれば、鉄板の切れ目間
の長さと、鉄板の鉄心から前記切断機構までの積算長さ
とに基づいて巻き取り長さを補正するから、1回の巻き
取り量をさらに正確化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す制御系のブロック図
【図2】概略的構成図
【図3】巻回の様子を示す図
【図4】巻回の様子を示す図
【図5】巻鉄心の切れ目部分を示す部分正面図
【図6】外周長を説明するための図
【図7】切れ目がずれている場合の巻鉄心の斜視図
【図8】切れ目がずれている巻鉄心の成形状態を示す斜
視図
【図9】切れ目がずれていない場合の巻鉄心の斜視図
【図10】切れ目がずれていない巻鉄心の成形状態を示
す斜視図
【図11】巻鉄心のコイルへの挿入手順を説明するため
の斜視図
【符号の説明】
11は支持部材、16,16´は送りローラ、17はサ
ーボモータ、19はサーボモータ制御器、20はローラ
回転制御機構、21はパルス発電機、22は切断機構、
23は巻軸、26はサーボモータ制御器、27は巻軸回
転制御機構、28は巻き込みベルト、30はパルス発電
機(移動量測定手段)、32は巻軸原点スイッチ、33
は演算器(板厚演算手段、巻き取り長さ演算手段、補正
手段)、39はカウンタ、40は第1の保持手段(記憶
手段)、41は第2の保持手段(記憶手段)、43は動
作体を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状をなす鉄板を巻回して支持する支持
    部材と、 この支持部材から繰り出された前記鉄板を巻き取る巻軸
    と、 前記支持部材から送り出された前記鉄板を前記巻軸に送
    り込む送りローラと、 この送りローラと前記巻軸との間に設けられ前記鉄板を
    切断する切断機構と、 前記巻軸に巻き取られた前記鉄板の外周を囲んで支持し
    ながら回転移動する巻き込みベルトと、 前記巻軸の1回転分の巻き込みベルトの移動量を算出す
    る移動量測定手段と、 この移動量測定手段によって算出した今回の巻き込みベ
    ルトの移動量と前回の巻き込みベルトの移動量とを記憶
    する記憶手段と、 記憶されている今回および前回の巻き込みベルトの移動
    量に基づいて鉄板の板厚を算出する板厚演算手段と、 この板厚演算手段からの指令を受けて次に巻き取る前記
    鉄板の巻き取り長さを算出して指令する巻き取り長さ演
    算手段と、 前記巻き取り長さ演算手段からの指令値に応じて動作し
    この指令値に応じた長さで前記鉄板を送るように前記送
    りローラを回転制御する送りローラ回転制御機構と、 この巻き取り長さ演算手段からの指令値に応じて動作し
    この指令値に基づいて前記鉄板を巻き取るように前記巻
    軸を回転制御する送り巻軸回転制御機構とを具備してな
    る巻鉄心製造装置。
  2. 【請求項2】 巻き取り長さ演算手段には、鉄板の切れ
    目間の積算長さと、鉄板の鉄心から前記切断機構までの
    長さとに基づいて巻き取り長さを補正する補正手段が含
    まれていることを特徴とする請求項1記載の巻鉄心製造
    装置。
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