JPH0766017A - 抵抗体の製造法 - Google Patents

抵抗体の製造法

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JPH0766017A
JPH0766017A JP5209306A JP20930693A JPH0766017A JP H0766017 A JPH0766017 A JP H0766017A JP 5209306 A JP5209306 A JP 5209306A JP 20930693 A JP20930693 A JP 20930693A JP H0766017 A JPH0766017 A JP H0766017A
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JP
Japan
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tablet
paste
solvent
insulating resin
resistor
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Application number
JP5209306A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kitagawa
俊幸 北川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車機器等に利用される位置検出センサに
関するものであり、抵抗体タブレットの表面平滑性を向
上させることによって特性向上を図ることを目的とする
ものである。 【構成】 絶縁性樹脂材料のタブレット1にタブレット
と同種のオーバーコート2として微粉末樹脂材料を溶剤
に溶かしたペーストを塗布して、タブレットの表面粗度
を良化させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に自動車機器等に利用
される位置検出センサなどに用いられる抵抗体の製造法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図7〜図10により説明す
る。同図によると1は、絶縁性樹脂粉末を冷間成形して
作製したタブレットであり、1aは絶縁性樹脂粉末の粒
子1個を示す。5はタブレット1とのアンダーコートで
あり、3はアンダーコート上に印刷した電極パターンで
あり、4は一部をこの電極パターン3上に重畳した抵抗
パターンである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のアンダーコート5では図8のごとく凹凸が残り、タブ
レット1の表面粗度を良化させる効果が小さく、十分な
平滑性が得られないという課題があった。なお、十分な
表面平滑性を得るために、塗布回数を増すなどアンダー
コート5の膜厚を上げるしかなく工数も多くかかるなど
コストアップとなるものであった。
【0004】本発明はこの様な従来の課題を解決するも
のであり、1回のアンダーコート塗布で従来方法の多数
回と同等もしくはそれ以上の表面平滑性を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために絶縁性樹脂材料の溶解可能な溶剤を塗布した
り、微粉末樹脂材料を溶剤に溶かしたペーストを塗布し
たりするものである。
【0006】
【作用】上記の様に本発明はタブレット上に溶剤や微粉
末樹脂材料を溶剤に溶かしたペーストを塗布したりして
タブレットの表面粗度を良化させるものである。
【0007】
【実施例】本発明の抵抗体の製造法を図1〜図6の一実
施例により説明する。なお、従来の技術と同一部分は同
一番号を付与して説明する。
【0008】1はフェノール樹脂を冷間成形して形成し
た中間タブレットであり、2はタブレット1上に微粉末
フェノール樹脂材料をイソホロンに溶かしたペーストを
塗布して形成したオーバーコートであり、3はオーバー
コート2上に形成した電極パターンであり、4は同じく
オーバーコート2上に電極パターン3上に一部重畳した
抵抗パターンである。
【0009】上記のように抵抗体を形成することによっ
てタブレット1のフェノール樹脂が上記イソホロンによ
って溶解されるとともに、このイソホロンによって溶解
された微粉末フェノール樹脂材料からなるペーストを塗
布することにタブレット表面の平滑性が著しく良化し、
なおかつ塗布されたペーストはタブレットと同じフェノ
ール樹脂であることから、その他の特性、例えば硬化速
度や絶縁性等はタブレットと全く同等な状態を実現でき
るものである。
【0010】加えてタブレット材料とペースト樹脂材料
が同じでかつ溶剤に溶解されることからタブレット材料
とペースト間の皮膜密着性が強固に実現できるものであ
る(実施例1)。
【0011】なお、タブレット表面に溶剤を塗布するこ
とによっても表面平滑性を向上させることが可能である
(実施例2)。この時の他の条件は上記実施例1とは変
えないので説明は省略する。
【0012】この表面粗度の比較を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のように、絶縁性樹脂を冷
間成形して形成されたタブレット上にタブレットを溶解
可能な溶剤を使用したペーストを塗布することによって
タブレットの表面平滑性を向上できるという利点を有す
る。そして更に十分に平滑な面に形成された抵抗パター
ンは、膜厚の均一な状態が容易に可能となり、抵抗値を
含めた諸特性のバラツキを低減できるという効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抵抗体の製造法の一実施例における抵
抗体の拡大断面図
【図2】同要部であるタブレットの斜視図
【図3】同図2のA部の拡大図
【図4】同タブレット上にアンダーコートを塗布した斜
視図
【図5】同図4のB部の拡大図
【図6】同抵抗体の斜視図
【図7】従来のアンダーコートを塗布したタブレットの
斜視図
【図8】同図7のD部の拡大図
【図9】従来の抵抗体の斜視図
【図10】同図9のE部の拡大図
【符号の説明】
1 フェノール樹脂 1a フェノール樹脂粉末の粒子 2 オーバーコート 3 電極パターン 4 抵抗パターン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性樹脂を冷間成形して中間タブレッ
    トを形成する工程と、この中間タブレット上に微粉末樹
    脂材料を溶剤に溶かしたペーストを塗布する工程と、こ
    のペーストを塗布した中間タブレットを指触乾燥した
    後、抵抗ペーストを塗布する工程より成り、上記絶縁性
    樹脂、微粉末樹脂材料は、同種の絶縁性樹脂であること
    を特徴とする抵抗体の製造法。
  2. 【請求項2】 絶縁性樹脂、微粉末樹脂材料、抵抗ペー
    ストがフェノール樹脂であることを特徴とする請求項1
    の抵抗体の製造法。
  3. 【請求項3】 絶縁性樹脂を冷間成形して中間タブレッ
    トを形成する工程と、この中間タブレット上に溶剤を塗
    布する工程と、この溶剤を塗布した中間タブレットを指
    触乾燥した後、抵抗ペーストを塗布する工程より成り、
    溶剤が絶縁性樹脂を溶解可能なことを特徴とする抵抗体
    の製造法。
JP5209306A 1993-08-24 1993-08-24 抵抗体の製造法 Pending JPH0766017A (ja)

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