JPH0765894B2 - タイヤの形状検査方法 - Google Patents

タイヤの形状検査方法

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JPH0765894B2
JPH0765894B2 JP60291858A JP29185885A JPH0765894B2 JP H0765894 B2 JPH0765894 B2 JP H0765894B2 JP 60291858 A JP60291858 A JP 60291858A JP 29185885 A JP29185885 A JP 29185885A JP H0765894 B2 JPH0765894 B2 JP H0765894B2
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tire
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顕 石橋
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はタイヤの形状を検査する技術、特にタイヤのサ
イドウォール部の凹凸形状を検査する方法に関するもの
である。
(従来の技術) 例えばラジアルタイヤの製造においては、多数のスチー
ルワイヤを配列したスチールコードが用いられている
が、このスチールコード内でのスチールワイヤの配列は
常に規則正しいヒッチとなっているとは限らず、間隔が
広過ぎたり狭過ぎたりすることがある。例えばスチール
ワイヤの間隔が広過ぎた部分では、これに内圧をかけた
ときにその部分が外方に突出し、狭過ぎた部分では反対
に内方に凹むこととなり、いずれにしてもこのような部
分があるとタイヤの特性を損なう恐れがある。そこで完
成したタイヤに内圧をかけ、そのサイドウォール部にこ
のような凹凸があるか否かを検査する必要がある。
従来、上述したようなタイヤサイドウォール部の凹凸の
チェックは手で触って行うのが普通であったが、これに
は熟練を要するとともに人的誤差も生ずる問題があっ
た。そこで、タイヤサイドウォール部の形状を自動的に
検出して判定を行う装置の開発が進められてきた。例え
ば特開昭56−122931号公報には静電容量形の変位センサ
を用いてセンサとタイヤサイドウォール部との間の距離
をタイヤを回転させながら非接触で測定し、この変位信
号を処理してサイドウォール部の凹凸形状を検出し、こ
れを基準の形状と比較して凹凸の判定を行う方法が開示
されている。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来のタイヤ形状検査方法では変位センサから
供給される変位信号から凹凸を検出するために変位信号
を微分して変位信号の立上がりおよび立下がりを検出
し、立上がり部では凸、立ち下り部では凹と一義的に判
定して凹凸形状の検出を行なっている。このような検査
方法では変位信号が単純な凹凸を示すような場合には正
確な検出を行うことができるが、一般にタイヤサイドウ
ォール部の表面には文字やデコライン等が形成されてい
るため変位信号の波形は複雑なものとなり、従来の方法
ではタイヤの凹凸形状を正確に検出することは困難であ
った。例えば立下り部では凸のみの判定であり、前の立
下り部は考慮しておらず、立下り部では凹のみの判定で
あり、前の立上がり部を考慮していないので、立上り後
に立下りがないと凸と判定できないとともに立下りの後
に立上りがないと凹と判定できず、隠れた凸および凹を
検出できず、検出精度が低い欠点がある。したがって、
例えば大きな凹部の中に小さな凸部があるような場合に
この凸部を検出できず、検出の信頼性が損なわれること
になる。
さらに従来の方法では変位信号の幅と高さのみから凹凸
の大きさの判定を行なっているため、タイヤの回転方向
により判定結果が異なる場合がある。また、測定データ
はアナログ的に処理されているので測定データの数値化
ができず、設定に対する判定結果しか得られず、この判
定に到った経緯等を細かく分析することができず、十分
な情報が得られない欠点もある。
本発明の目的は上述した欠点を除去し、タイヤのサイド
ウォール部の凹凸構造を正確にかつ精度よく検出するこ
とができるとともに多くの有用な情報を得ることができ
るタイヤの検査検出方法を提供しようとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明のタイヤの形状検査方法は、タイヤのサイドウォ
ール部の凹凸を検査するに当たり、 エアーを充填したタイヤを回転させ、 このタイヤのサイドウォール部との間の距離を非接触で
測定するセンサからの出力信号をタイヤの回転位置を対
応してメモリに記憶し、 この記憶した変位信号を比較判定回路に供給し、 この比較判定回路では、先ず変位信号のピーク点または
ピーク点および変曲点を特異点として検出し、順次の特
異点間の幅1nと、順次の特異点の高さhnを求めるととも
に順次の特異点において縦軸および横軸と平行に引いた
直線によって囲まれる矩形の変位信号によって分割され
る上下の部分の面積凹Snおよび凸Snを求め、これら検出
した幅1n、高さhn、面積凹Snおよび凸Snをそれぞれの判
定値と比較し、これらの値が判定値内にあるときに適正
と判断し、判定値外にあるときに不適正と判断すること
を特徴とするものである。
(作 用) 上述した本発明のタイヤ形状検査方法によれば、変位信
号のピーク点、またはピーク点および変曲点に基づいて
凹凸を検出するものであるから凹部の中に隠されている
凸部、凸部の中に隠されている凹部を見付けることがで
き、検査精度は著しく向上することになる。
(実施例) 第1図は本発明のタイヤ形状検査方法を実施する装置の
一例の構成を示す図である。検査すべきタイヤ1はリム
2に組み、エアーを充填する。リム2はシャフト3を介
して回転駆動装置4に連結する。タイヤ1の上下のサイ
ドウォール部と対向して非接触式の変位センサ5および
6を配置し、センサとサイドウォール部との間の距離を
非接触で測定する。また、本例ではタイヤ1のトレッド
部に対向して第3の非接触式変位センサ7を配置し、ト
レッド部とこのセンサ7との間の距離をも測定する。こ
れらの非接触式センサ5,6および7は静電容量式の変位
センサまたは光学式の変位センサを以って構成すること
ができる。これらの変位センサ5,6および7から出力さ
れる変位信号をそれぞれ増幅器8,9,10で増幅した後フィ
ルタ11,12,13に通してノイズを除去して波形成形する。
このように処理した変位信号は格納部14に格納する。格
納部14にはA/D変換器とメモリを設け、アナログ信号と
して供給される変位信号をタイヤ1の回転に同期したサ
ンプリングパルスでサンプリングしてデジタル信号に変
換し、これらのデジタル信号をメモリの所定の位置に格
納する。タイヤ1の回転と同期したサプリングパルスを
形成するために、タイヤ1を回転するタイヤ駆動装置4
を、タイヤ1に対する変位センサ5〜7の位置決めを行
なう制御回路15に接続するとともに格納部14も制御回路
15に接続し、制御回路からタイヤ駆動装置4へ駆動信号
を供給するとともにこの駆動信号と同期した信号を格納
部14へ供給し、タイヤの回転位相に同期したサンプリン
グパルスを発生させるようにする。本例では、タイヤ1
回転につき1000個のサンプル値が得られるように構成し
てある。
次に、格納部14に格納した変位信号データを比較判定回
路16に供給し、以下説明するような手法によりタイヤ1
の両サイドウォール部の凹凸形状およびトレッド部の凹
凸形状を検出し、これらを判定値設定部17から供給され
る判定値と比較し、適正、不適正を表わす判定出力を出
力端子19に供給する。
第2図は上述した比較判定回路16における凹凸形状の抽
出処理を説明するもので、本例では変位信号のピーク点
に基づいて凹凸の検出を行なうものであるが、このピー
ク点に加えて変曲点のデータを用いることもできる。第
1図に示すように格納部14に格納されているデジタルデ
ータを順次に比較判定回路16に読出し、ピーク点P1,P2
……Pn-1,Pn,Pn+1……を求める。次に順次のピーク点の
間隔l1,l2……ln-1,ln,ln+1……と、順次のピーク点の
レベル差すなわち高さh1,h2……hn-1,hn,hn+1……を求
める。さらに順次のピーク点Pn,Pn+1において横軸およ
び縦軸と平行に引いた直線によって囲まれる矩形を考
え、この矩形の変位信号によって分割される上、下の部
分の面積凹Sn及び凸Snを求める。これらの面積凹Sn及び
凸Snは上述した直線と変位信号とによって囲まれる部分
の面積を積分して求めることができる。このようにし
て、順次のピーク点について、幅ln、高さhn、面積凹
Sn,凸Snを求めることにより、凹凸の形状を検出するこ
とができる。次に比較判定回路16においては、判定値設
定部17から供給される幅ln、高さhn、面積凸Sn,凹Sn
許容範囲を示す判定値と比較し、検出したこれらの値が
判定値内にあるときに適正と判定し、判定値外となると
きには不適正と判定する。
また、タイヤ1のトレッド部の凹凸を検出する変位セン
サ7からの出力も同様に処理し、タイヤのラジアル方向
の変形量を基準範囲と比較し、これを外れたときに不適
正と判定する。
このように、本発明の検査方法によれば順次のピーク点
の状態から凹凸形状を検出するものであるから、変位セ
ンサから供給される複雑な波形を有する変位信号から凹
凸形状を正確に検出することができる。また、このよう
なピーク点に加えて変曲点を求め、この変曲点をピーク
点と同様に取扱うことにより検出精度をさらに向上する
ことができる。また、変位信号はデジタルデータとして
格納されているので、これからさらに有用な情報を得る
ことができる。
(発明の効果) 上述したように本発明のタイヤ形状検査方法によれば、
タイヤのサイドウォール部の凹凸形状を正確かつ高速度
で検出することができ、凹部に隠されている凸部や凸部
に隠されている凹部など従来の方法では検出できなかっ
た凹凸形状を精度良く検出することができ、タイヤのサ
イドウォール部の状態を高い信頼度を以って検査するこ
とができる。また、変位信号はデジタルデータとして記
憶されているので、これから多くの有用な情報を得るこ
とができる。
さらに上述した実施例ではタイヤの両側のサイドウォー
ル部の凹凸状態とラジアル方向の変形とを同時に検査す
ることができるので、検査に要する時間を著しく短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるタイヤの形状検査方法を実施する
検査装置の一例の構成を示す図、 第2図は本発明によって凹凸形状を検出する方法を説明
するための信号波形図である。 1……タイヤ、2……リム 4……タイヤ回転駆動装置 5〜7……変位センサ、8〜10……増幅器 11〜13……フィルタ、14……格納部 15……回転制御回路、16……比較判定回路 17……判定値設定部、18……出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤのサイドウォール部の凹凸を検査す
    るに当たり、 エアーを充填したタイヤを回転させ、 このタイヤのサイドウォール部との間の距離を非接触で
    測定するセンサからの出力信号をタイヤの回転位置を対
    応してメモリに記憶し、 この記憶した変位信号を比較判定回路に供給し、 この比較判定回路では、先ず変位信号のピーク点または
    ピーク点および変曲点を特異点として検出し、順次の特
    異点間の幅1nと、順次の特異点の高さhnを求めるととも
    に順次の特異点において縦軸および横軸と平行に引いた
    直線によって囲まれる矩形の変位信号によって分割され
    る上下の部分の面積凹Snおよび凸Snを求め、これら検出
    した幅1n、高さhn、面積凹Snおよび凸Snをそれぞれの判
    定値と比較し、これらの値が判定値内にあるときに適正
    と判断し、判定値外にあるときに不適正と判断すること
    を特徴とするタイヤの形状検査方法。
JP60291858A 1985-12-26 1985-12-26 タイヤの形状検査方法 Expired - Lifetime JPH0765894B2 (ja)

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