JPH05227710A - モータの偏心測定装置 - Google Patents

モータの偏心測定装置

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JPH05227710A
JPH05227710A JP8907791A JP8907791A JPH05227710A JP H05227710 A JPH05227710 A JP H05227710A JP 8907791 A JP8907791 A JP 8907791A JP 8907791 A JP8907791 A JP 8907791A JP H05227710 A JPH05227710 A JP H05227710A
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JP
Japan
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value
detector
peak
nrro
rro
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8907791A
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English (en)
Inventor
Itaru Tamura
格 田村
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Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 偏位計3の出力のピーク値を検出する第一ピ
ーク検出器4の他に第二ピーク検出器5を設け、両ピー
ク検出器4,5によるピーク値の差を取ることによりN
RROの値を検出し、且つこの値を差動増幅器10で増幅
してNRROの算出を行う。 【効果】 RROの値に対して非常に小さいNRROの
値を増幅することにより、NRROの最少分解能を良く
し、RROの測定と同一ステーションNRROの測定が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置等の
駆動機構に用いられるモータの偏心を測定する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置は、磁性体が塗布され
た記録部材である磁気ディスクをスピンドルモータを用
いて回転させ、これに磁気ヘッドを近接させて磁気ディ
スクにデータを書き込み或いは読み取る装置である。こ
の磁気ディスクは、ハブ部材等を介してスピンドルモー
タの回転軸に取り付けられるが、かかる装置に於いては
モータ軸の振れ、所謂モータの偏心を極力防止する必要
がある。それはモータの回転軸に偏心があると、回転時
に磁気ディスクが振れてしまい、データの書き込み時及
び読み取り時に磁気ヘッドが磁気ディスクに接触した
り、所定の位置をアクセス出来なくなるからである。
【0003】図4は前記モータの偏心を検出した測定結
果の一例を示すものであり、横軸は時間、縦軸は回転軸
の偏位量を示す。図4からも分かるように、モータの偏
心には所謂繰り返し振れ(Repeatable RunOut 、以下
『RRO』という)と、非繰り返し振れ(Non-Repeatab
le RunOut 、以下『NRRO』という)がある。RRO
は、モータの1回転毎に繰り返し表れる所定量の振れで
あり、モータ軸の傾き等によって規則的に生ずる。磁気
ディスク装置等に使用するモータにあっては、このRR
Oを数十μm程度に抑える必要がある。一方、NRRO
は前記RROとは別に表れる振れであり、転がり軸受内
の玉の傷や非真円性、或いはベアリングハウジングの形
状誤差等によってランダムに生ずる。このNRROがあ
るとデータの書き込み位置と読み出し位置が異なってし
まい、誤ったデータが読み出されてしまう等の不都合が
ある。従って、NRROの発生は極力防止しなければな
らず、発生しても数/10μm程度に抑える必要がある。
【0004】従来のRROの検出は、図4に於ける偏位
量のうち、ピーク値検出回路でピーク値を検出すると共
に、ボトム値検出回路でボトム値を検出し、それぞれの
値をA/D変換して両者の値の差をとることによってR
ROの測定を行っている。一方、NRROの検出は、図
4に示す各周期の波形をピークホールドし、これらのデ
ータをA/D変換して処理することによりNRROを測
定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記測定に於いてRR
OとNRROの測定を同時に行えれば測定ステーション
が1箇所で済むと共に、測定工程を減少させることが出
来るためにコスト的にもメリットがある。しかしRRO
の値に対してNRROの値は非常に小さいために(例え
ば1/100以下)、A/D変換器の入力をRROの値に適
合させようとするとNRROの値の最少分解能が悪くな
ってしまう。一方、前記A/D変換器の入力をNRRO
の値に適合させると、RROの値が大きくなり過ぎてし
まう。このため従来はRROの測定と、NRROの測定
を別個に行わざるを得なかった。本発明は従来の前記課
題を解決するものであり、その目的とするところは、N
RROの測定をRROの測定と同時に行うことを可能と
したモータの偏心測定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明に係る代表的な手段は、モータの軸振れ量を検
出する手段と、前記軸振れ量の基本ピーク値を検出する
第一検出手段と、一定のタイミングで前記軸振れ量のピ
ーク値を検出する第二検出手段と、前記第一検出手段と
第二検出手段の検出結果を差動増幅する増幅手段とを設
けたことを特徴としてなる。
【0007】
【作用】前記手段にあっては、モータの軸振れ量を検出
するに際し、軸振れ量の基本ピーク値を検出し、このピ
ーク値と一定のタイミングで検出したピークとを差動増
幅することにより、同一のA/D変換器でNRROの最
少分解能をRROの最少分解能と同等にすることが出来
る。これにより、RROの測定と同一ステーションによ
ってNRROの測定を精度良く行うことが可能となるも
のである。
【0008】
【実施例】次に前記手段を適用した本発明の実施例につ
いて図1及び図2を参照して説明する。尚、図1は本発
明の一実施例に係るモータの偏心測定装置の概略構成を
示すブロック図であり、図2はモータ軸の偏心量を検出
する各出力波形を示す。図1に於いて、1はハブ部材を
取り付けたスピンドルモータの回転軸であり、この回転
軸1の近傍には該軸1の表面までの距離を測定する静電
容量センサ2が配設されている。このセンサ2は回転軸
1までの距離変化を静電容量変化として電圧値で検出す
るものであり、その検出値を偏位計3へ出力する。
【0009】偏位計3は前記静電センサ2からモータの
軸振れ量を測定し、その測定値を2個のピーク検出器、
即ち第一ピーク検出器4と第二ピーク検出器5、及び1
個のボトム検出器6に出力する。比較器7は前記偏位計
3の偏位方向に対応してCPU8へ矩形波を出力するも
のであり、この出力に応じてCPU8がピーク検出器
4,5及びボトム検出器6への検出・リセット信号を出
力する。ピーク検出器4,5は前記検出・リセット信号
に応じて偏位計3のピーク値をホールドし、ボトム検出
器6はボトム値をホールドする。差動増幅器9は第二ピ
ーク検出器5のピーク値から第一ピーク検出器4のピー
ク値を差動増幅し、そのアナログ値をA/D変換器10へ
出力する。A/D変換器10は第一ピーク検出器4、ボト
ム検出器6及び差動増幅器9からのアナログ入力をデジ
タル変換してCPU8へ出力する。そしてCPU8は前
記の如く比較器7から出力されるタイミングにより偏位
量をサンプリングし、RRO及びNRROを算出するも
のである。
【0010】次に図2を参照してRRO及びNRROの
測定動作について説明する。尚、この実施例では偏位計
出力の最初の1周期でRROを測定し、2周期以後の出
力でNRROを測定する例を示している。先ずRROの
測定動作について説明する。比較器7は偏位計出力が
「正」のとき「ハイ」信号を生成し、偏位計出力が
「負」のとき「ロウ」信号を生成する。この比較器出力
が最初に立ち上がるとき、第一ピーク検出器4の値をリ
セットし、該ピーク検出器4によって偏位計3のピーク
値をホールドする。また比較器出力が最初に立ち下がる
とき、ボトム検出器6の値をリセットし、該ボトム検出
器6によって偏位計3のボトム値をホールドする。これ
らピーク値及びボトム値はA/D変換器10へ出力され、
ピーク値は比較器出力が最初に立ち下がるときにデジタ
ル値に変換され、ボトム値は比較器出力が2回目に立ち
上がるときにデジタル値に変換される。これらデジタル
値はCPU8へ出力され、CPU8がピーク値とボトム
値の差を算出してRROの値を算出する。尚、前記ピー
ク値とボトム値は測定終了までホールドされ、前記ピー
ク値は基本ピーク値として後述するNRROの測定に使
用される。
【0011】次にNRROの測定動作について説明す
る。比較器出力が2回目以降に立ち上がる毎に、第二ピ
ーク検出器4の値をリセットし、それ以後の各偏位計周
期のピーク値を第二ピーク検出器5によってホールドす
る。この検出値は差動増幅器9へ出力され、差動増幅器
9が前記ピーク値とRRO測定時に差動増幅器9へ出力
された第一検出器4の基本ピーク値の差を取ると共に、
その値(アナログ値)を増幅してA/D変換器10へ出力
する。この差動増幅器9の出力が偏位計出力におけるピ
ークのNRROの値である。A/D変換器10は比較器出
力が2回目以降に立ち下がる毎に、前記入力値をデジタ
ル値に変換してCPU8へ出力する。CPU8は前記の
如くして入力した値の平均値を算出してNRROの値を
算出する。
【0012】前記第二検出器5と第一検出器4とで検出
されるNRROの値はRROの値に対して非常に小さ
い。本実施例ではこのNRROの値を増幅することによ
り(例えばRRO値/NRRO値として約 100倍程
度)、A/D変換器10によるNRROの最少分解能をR
ROの最少分解能と同等にする。これによってRROを
検出するA/D変換器10によってNRROの最少分解能
を高めた状態で検出することが可能となるものである。
【0013】尚、前述した実施例ではRROの測定を偏
位計出力の最初の1周期で1回測定するようにしたが、
複数回測定してその平均値を取るようにしても良い。例
えば図3のタイミングチャートに示すように比較器出力
の立ち上がりのとき、第一ピーク検出器4の値をリセッ
トし、該ピーク検出器4によって偏位計3のピーク値を
ホールドする。また比較器出力が立ち下がるとき、ボト
ム検出器6の値をリセットし、該ボトム検出器6によっ
て偏位計3のボトム値をホールドする。これらピーク値
及びボトム値をA/D変換器10へ出力し、ピーク値は比
較器出力の立ち下がるときにデジタル値に変換し、ボト
ム値は比較器出力が立ち上がるときにデジタル値に変換
する。これらデジタル値をCPU8へ出力し、CPU8
が各周期のピーク値とボトム値の差を算出すると共に、
その平均値を算出するようにしても良い。このようにす
ると、RROの値がより正確に算出し得る。
【0014】また前述した如くRROの測定を偏位計出
力周波数で区別するのではなく、RROの測定とNRR
Oの測定とを時間的に区別し、例えば最初の1秒間はR
ROの算出を行い、次の1秒間はNRROの算出をする
ようにしても良い。
【0015】
【発明の効果】本発明は前述した如く、NRROの算出
に際し、モータの軸振れ量を検出するに際し、軸振れ量
の基本ピーク値を検出し、このピーク値と一定のタイミ
ングで検出したピークとを差動増幅することにより、同
一のA/D変換器でNRROの最少分解能をRROの最
少分解能と同等にすることが出来る。従って、RROの
測定と同一ステーションによってNRROの算出を精度
良く行うことが出来る。また本発明の測定装置によれば
RROの測定とNRROの測定とを略同時に出来るため
に検出工程を減少させ、コストダウンを図ることが出来
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るモータの偏心測定装置
の概略説明図である。
【図2】本発明の一実施例に係るモータの偏心測定装置
によってRRO及びNRROの測定を行うタイミングチ
ャートである。
【図3】RROの値を複数回検出する場合のタイミング
チャートである。
【図4】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1…回転軸 2…静電センサ 3…偏位計 4…第一ピーク検出器 5…第二ピーク検出器 6…ボトム検出器 7…比較器 8…CPU 9…差動増幅器 10…A/D変換器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの軸振れ量を検出する手段と、前
    記軸振れ量の基本ピーク値を検出する第一検出手段と、
    一定のタイミングで前記軸振れ量のピーク値を検出する
    第二検出手段と、前記第一検出手段と第二検出手段の検
    出結果を差動増幅する増幅手段と、を具備することを特
    徴としたモータの偏心測定装置。
JP8907791A 1991-03-29 1991-03-29 モータの偏心測定装置 Withdrawn JPH05227710A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8907791A JPH05227710A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 モータの偏心測定装置
US07/856,258 US5365458A (en) 1991-03-29 1992-03-25 Motor eccentricity measuring apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JP8907791A JPH05227710A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 モータの偏心測定装置

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JPH05227710A true JPH05227710A (ja) 1993-09-03

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JP (1) JPH05227710A (ja)

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