JPH08233565A - 回転体の径方向振れ測定方法及び測定装置 - Google Patents

回転体の径方向振れ測定方法及び測定装置

Info

Publication number
JPH08233565A
JPH08233565A JP3480995A JP3480995A JPH08233565A JP H08233565 A JPH08233565 A JP H08233565A JP 3480995 A JP3480995 A JP 3480995A JP 3480995 A JP3480995 A JP 3480995A JP H08233565 A JPH08233565 A JP H08233565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
displacement
output
radial direction
radial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3480995A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumasa Kuroba
康雅 黒羽
Tomoyoshi Yamada
朋良 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP3480995A priority Critical patent/JPH08233565A/ja
Publication of JPH08233565A publication Critical patent/JPH08233565A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、径方向の振れを測定する際に、回
転軸方向の振れの影響を無視できるようにして、高精度
な測定を行なうことを目的とする。 【構成】 少なくとも1つのセンサ部2を径方向に設け
た2つの非接触変位センサと、軸方向の厚さが前記変位
センサのセンサ部1、2径と同程度もしくはそれ以下の
回転体3の被測定部とを備え、2つの前記変位センサの
センサ部1、2は、回転軸を含む1平面に配置し、2つ
の前記変位センサ出力の差をとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク等の回転体の
径方向振れ測定に関し、特に、コンピュータの外部記憶
装置に用いられるディスクファイル装置(磁気ディスク
装置、光磁気ディスク装置等)の高密度化において、ス
ピンドルの径方向振れ(ラジアル・ランナウト)の測定
方法及び測定装置に関する。
【0002】振れ(RO)には、回転同期振れ(RR
O)と回転非同期振れ(NRRO)がある。ディスクフ
ァイル装置では、記録媒体であるディスクの記録密度の
増加に伴いトラックピッチが小さくなる。
【0003】例えば、10000TPI(トラック/イ
ンチ)では、2.54μm/トラックである。この場
合、ヘッドにより記録・再生を行おうとすると、トラッ
クピッチの±5%程度以内にNRROを抑えなければな
らない。したがって、NRROは0.1μm以下、測定
精度としては0.01μm程度が必要とされている。
【0004】
【従来の技術】図6は、従来例の説明図であり、回転デ
ィスク3と変位センサのセンサ部1を示す。
【0005】従来ディスクファイル装置のスピンドルの
ラジアル・ランナウトを測定する際に、測定対象への影
響がない非接触式の微小変位計が主に使用されている。
非接触式の微小変位計としては静電容量式、渦電流式、
光学式があげられる。
【0006】渦電流式変位計ではコイルをセンサ部に使
用しているため、小さくするには限界がある。また、測
定対象は金属などの導電体に限られていて、ガラスディ
スクでの測定はできない。
【0007】光学式変位計のなかで、例えばフォトニク
スセンサ(商標名)はセンサ部の径が小さいため、分解
能の高い測定も可能であるが、このようなセンサは測定
範囲が狭い。また、表面形状の影響を受けやすい。レー
ザー・ドップラー振動計の場合は、基本的に速度計であ
るため、回転体の変位測定ではDCドリフトが生じてし
まい測定が困難であった。
【0008】静電容量式センサの場合、測定範囲は数十
μm程度である上、分解能が0.01μmオーダ以下で
あるので、ランナウト(RO)を測定するのによく用い
られている。
【0009】ただし、静電容量式センサの場合、センサ
部を測定対象に測定範囲内まで接近させる必要がある。
そこで、小型装置の場合、ディスクをスピンドルへ組み
立てた状態でラジアル・ランナウトを測定する際には、
ディスク端面以外での測定は困難であった。
【0010】通常、回転体の曲面部の変位を測定する場
合、測定対象としては、センサ部の大きさの4倍以上の
厚さが必要とされていた。しかしセンサ部はφ0.5m
m程度のものもあるが、ディスク厚さは厚くても1mm
前後であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。静電容量式セ
ンサの場合、測定対象であるディスクの厚さが薄い場
合、ラジアル方向のセンサ出力はアキシアル・ランナウ
トに敏感であるので、ディスク端でラジアル・ランナウ
トを測定する際、必然的にアキシアル振動を誤差として
拾ってしまっていた。
【0012】また、スピンドルのNRROはラジアル方
向よりアキシアル方向の方が大きいため、ラジアル変位
の出力において、アキシアル方向のNRROがラジアル
方向のNRROにプラスされて、又は突出して観察され
る場合があった。
【0013】本発明は、このような従来の課題を解決
し、径方向の振れを測定する際に、回転軸方向の振れの
影響を無視できるようにして、高精度な測定を行うこと
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、1、2はセンサ部、3は回転体(デ
ィスク)、4はスピンドルモータ部、6、7は変位出力
変換器、8は演算回路を示す。
【0015】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。少なくとも1つのセンサ部2を径方向
に設けた2つの非接触変位センサと、軸方向の厚さが前
記変位センサのセンサ部1、2径と同程度もしくはそれ
以下の回転体3の被測定部とを備え、2つの前記変位セ
ンサのセンサ部1、2は、回転軸を含む1平面に配置
し、2つの前記変位センサ出力の差をとる。
【0016】また、少なくとも1つのセンサ部2を径方
向に設けた2つの非接触変位センサと、軸方向の厚さが
前記変位センサのセンサ部1、2径と同程度もしくはそ
れ以下の回転体3の被測定部と、2つの前記変位センサ
出力の演算をする演算回路8とを備え、2つの前記変位
センサのセンサ部1、2は、回転軸を含む1平面に配置
し、前記演算回路8で2つの前記変位センサ出力の差を
とる。
【0017】さらに、2つの前記変位センサのセンサ部
1、2を、回転軸に対し180度の位置で径方向に対抗
させる。また、複数枚のディスク3を180度ずれた位
置で径方向に交互に寄せてスピンドルに積層し、2つの
前記変位センサのセンサ部1、2をそれぞれ逆に寄せた
ディスク3に180度ずらして配置する。
【0018】さらに、1つのセンサ部2を径方向に、も
う1つのセンサ部1を回転軸に対し0度もしくは180
度の位置で軸方向に配置した2つの非接触変位センサ
と、軸方向の厚さが前記変位センサのセンサ部1、2径
と同程度もしくはそれ以下の回転体3の被測定部と、2
つの前記変位センサ出力の演算をする演算回路8とを備
え、2つの前記変位センサのセンサ部1、2は、回転軸
を含む1平面に配置し、前記演算回路8で、前記軸方向
の変位センサ出力を径方向振れ相当出力に換算した後、
前記径方向の変位センサ出力から前記換算出力を差し引
く。
【0019】
【作用】前記構成に基づく本発明の作用を説明する。2
つの非接触変位センサの少なくとも1つのセンサ部2を
径方向に設け、回転体3の被測定部の軸方向の厚さが前
記変位センサのセンサ部1、2径と同程度もしくはそれ
以下とし、2つの前記変位センサのセンサ部1、2は、
回転軸を含む1平面に配置し、2つの前記変位センサ出
力の差をとるため、回転軸方向の振れの影響を無視でき
高精度な測定ができる。
【0020】また、2つの前記変位センサのセンサ部
1、2は、回転軸を含む1平面に配置し、演算回路8で
2つの前記変位センサ出力の差をとるため、回転軸方向
の振れの影響を無視でき高精度な測定ができる。
【0021】さらに、2つの前記変位センサのセンサ部
1、2を、回転軸に対し180度の位置で径方向に対抗
させるため、演算回路8で2つの前記変位センサ出力の
差をとることにより、アキシアル変位の影響を差し引く
ことができる。
【0022】また、複数枚のディスク3を180度ずれ
た位置で径方向に交互に寄せてスピンドルに積層し、2
つの前記変位センサのセンサ部1、2をそれぞれ逆に寄
せたディスク3に180度ずらして配置するため、複数
枚のディスクを用いた場合にも、正確な径方向振れの測
定ができる。
【0023】さらに、もう1つの変位センサのセンサ部
1を回転軸に対し0度もしくは180度の位置で軸方向
に配置し、演算回路8で、前記軸方向の変位センサ出力
を径方向振れ相当出力に換算した後、前記径方向に配置
した変位センサ出力から前記換算出力を差し引くため、
前記センサ部1は複数の取り付け場所を選択でき、径方
向振れ測定装置の設計を容易に行うことができる。
【0024】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図2〜図5は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2〜図5中、図1、図6と同じものは同じ符号で
示してある。
【0025】1)スピンドル回転時のディスク変位の説
明 図2はスピンドル回転時のディスク変位の説明図であ
り、図2(a)はラジアル方向変位、図2(b)はアキ
シアル方向変位(傾き)、図2(c)はアキシアル方向
変位(平行)、図2(d)はアキシアル+ラジアル方向
変位(平行)を示す。
【0026】図2(a)のラジアル方向変位は、スピン
ドル回転時にディスクがラジアル方向、例えば図示の実
線から点線の位置に変位するものである。図2(b)の
アキシアル方向変位(傾き)は、スピンドル回転時にデ
ィスク3が、例えば図示の実線から点線の位置に傾く、
傾きモード変位をするものである。
【0027】図2(c)のアキシアル方向変位(平行)
は、スピンドル回転時にディスク3が、例えば図示の実
線から点線の位置に平行移動する、平行モード変位をす
るものである。
【0028】図2(d)のアキシアル+ラジアル方向変
位(平行)は、スピンドル回転時にディスク3が、例え
ば図示の実線から点線のように、斜め方向に平行移動す
る、平行モード変位をするものである。
【0029】2)変位センサ出力の説明 図3は、グラフによる変位センサ出力の説明図であり、
図3(a)は、ラジアル変位出力におけるアキシアル高
さ位置の影響、図3(b)は、ラジアル感度の校正直線
の説明を示す。
【0030】図3(a)においては、静電容量式センサ
のセンサ部をディスク端へラジアル方向変位を測定する
ように設置して、ディスクを停止させた状態で、アキシ
アル方向へセンサ部を移動したときの出力変化を測定し
たものである。センサ部のセンタ位置とディスクの厚さ
のセンタ位置が一致したとき出力が最大となり、その相
対位置が僅かでもずれると出力が低下する。
【0031】例えば、ディスクとセンサ部との相対位置
が、図3(a)の横軸のアキシアル高さ位置「0」であ
るセンサ出力最大位置から20μm動いたとすると、実
際にはラジアル変位が無かったとしてもセンサ出力は低
下して、縦軸のラジアル変位出力のように約−0.1μ
mのラジアル変位に相当する出力が観察されることを示
している。
【0032】このように、ラジアル方向のセンサ出力
は、アキシアル・ランナウトに敏感であるので、ディス
ク端でラジアル・ランナウトを測定する場合、必然的に
アキシアル振動を誤差として拾ってしまう。従って、こ
のアキシアル振動による誤差を除く必要がある。
【0033】図3(b)においては、静電容量式センサ
のセンサ部の位置をディスク厚さのセンタ位置付近に位
置決めすれば、縦軸であるラジアル変位(μm)に対す
る横軸のセンサ出力電圧(V)は線形となる。この測定
範囲は、測定対象が平面のものの変位に比し、7割程度
になるが問題ない出力結果が得られている。
【0034】3)ラジアル方向に対するセンサを2つ用
いる場合の説明 図4はラジアル方向に対するセンサを2つ用いる場合の
説明図であり、図4(a)はセンサ部を回転軸に対し1
80度対峙して設置する説明、図4(b)は複数のディ
スクを積層する場合の説明である。
【0035】a):図4(a)において、スピンドルモ
ータ部4に取付けられたディスク3と、該ディスク3端
で回転軸に対し180度対峙した位置へラジアル方向に
センサ部1、2を2つ設置する。
【0036】このセンサ部1、2からの出力は、それぞ
れ変位出力変換器6、7に入力され、変位出力変換器
6、7からそれぞれ変位センサ出力として、演算回路で
あるアキシアル変位除去回路8に入力される。
【0037】アキシアル変位除去回路8には、差動回路
81と調整回路82が設けてあり、差動回路81で前記
2つの変位センサ出力を差し引き、調整回路82で半分
の出力に調整して出力するものである。
【0038】次に上記図4(a)の測定動作を説明す
る。センサ部1、2は、スピンドルモータ部4が回転時
に変位センサ出力(変位出力変換器6、7の出力)が最
大となるようにアキシアル方向の位置合わせをし、変位
センサ出力を同時に測定する。この測定で、時間軸の出
力において、図2(a)のラジアル方向変位は、例えば
一方の変位センサ出力が増加する(ディスク3がセンサ
部に近ずく)と他方の減少する(ディスク3がセンサ部
から離れる)逆位相の関係となる。
【0039】また、図2(b)〜図2(d)のアキシア
ル方向変位での傾きモード、及び平行モードによるアキ
シアル変位は、すべて一方の変位センサ出力が減少する
と他方も減少する同位相となる。
【0040】従って、アキシアル変位除去回路8で、2
つの変位センサ出力を差し引くと、アキシアル変位の影
響をキャンセルすることができる。なお、上記実施例で
は、ディスク端において変位を測定したが、これに限定
されるものではなく、例えば、ディスク3をスピンドル
モータ部4に搭載するハブを被測定部とすることができ
る。
【0041】b):図4(b)において、スピンドルモ
ータ部4へ複数のディスク3が、間隔リング5を介して
積層されている。これらのディスク3は、バランスをと
るため180度ずれた位置で径方向に交互に寄せる方法
をとる場合がある。
【0042】この場合、2つの変位センサのセンサ部
1、2は、それぞれ逆に寄せたディスク3に180度ず
らして径方向に設置する。このとき、前記図4(a)の
実施例で用いた2つの変位センサ出力の差をアキシアル
除去回路8でとることによりラジアルの回転同期振れ
(RRO)を差し引くことができ、精度の良い測定が行
える。当然、アキシアル変位の影響をキャンセルする効
果もある。
【0043】4)アキシアル・ランナウト測定用のセン
サを用いる場合の説明 図5は、アキシアル・ランナウト測定用のセンサを用い
る場合の説明図である。図5において、スピンドルモー
タ部4にディスク3が取付けられており、1つのセンサ
部2をラジアル・ランナウト測定用に設置する。
【0044】もう1つのセンサ部1をアキシアル・ラン
ナウト測定用に、ラジアル用のセンサ部2と回転軸に対
し180度の位置(の位置)に設置する。なお、この
アキシアル用のセンサ部1は、の位置以外に、センサ
部2と回転軸に対し0度(センサ部2と回転軸を結んだ
線上)の位置(又はの位置)もしくは180度対峙
した位置(の位置)に設置することができる。
【0045】センサ部2の出力は、変位出力変換器7に
入力され、変位出力変換器7の出力は、変位センサ出力
として演算回路であるアキシアル変位除去回路8に入力
される。センサ部1の出力は、変位出力変換器6に入力
され、この変位出力変換器6の出力は、変位センサ出力
としてアキシアル変位除去回路8に入力される。
【0046】アキシアル変位除去回路8には、差動回路
81、ディスク端でのアキシアル変位演算回路83、ラ
ジアル変位相当出力演算回路84が設けてある。差動回
路81は、変位出力変換器7の出力とラジアル変位相当
出力演算回路84の出力との差を出力するものである。
【0047】ディスク端でのアキシアル変位演算回路8
3は、変位出力変換器6の出力からディスク端での変位
を演算(変位出力変換器6の出力×ディスク外径/測定
位置径)するものである。
【0048】ラジアル変位相当出力演算回路84は、デ
ィスク端でのアキシアル変位演算回路83の出力から、
ラジアル変位相当出力に変換する演算を行うものであ
る。次に上記図5の測定動作を説明する。
【0049】まず、スピンドル回転時に、ラジアル用の
センサ部2は、変位センサ出力(変位出力変換器7の出
力)が最大となるようにアキシアル方向の位置合わせを
する。
【0050】そして、アキシアル用のセンサ部1は、変
位センサ出力(変位出力変換器6の出力)が0Vを中心
となるようにアキシアル方向へ位置合わせをする。例え
ば、図3(b)の横軸の0V位置を中心とし、+又は−
に変化するようにアキシアル方向に位置合わせをする。
【0051】次に、このアキシアルの変位センサ出力
を、ディスク端でのアキシアル変位演算回路83及びラ
ジアル変位相当出力演算回路84でラジアル方向変位相
当出力に換算した後、ラジアル方向センサ部2からの変
位センサ出力から、アキシアル方向センサ部1からの変
位センサ出力の換算出力を差し引く。
【0052】このようにして、時間軸の出力において、
アキシアル方向での傾きモード(図2(b)参照)、平
行モード(図2(c)、図2(d)参照)によるアキシ
アル変位は、ラジアル方向変位相当出力に換算した場合
(図3(a)参照)にすべてラジアル方向センサ出力と
同位相となり、2つの変位センサからの出力を差動回路
81で差し引くとアキシアル変位の影響をキャンセルす
ることができる。
【0053】なお、ラジアル用の変位センサにおいて、
アキシアル変位の影響は、センサ部1が図5の点線で示
した、の0度の位置では同位相、と点線で示した
の位置では逆位相となり位置により異なる場合があ
る。しかし、ラジアル変位相当出力演算回路84でラジ
アル変位出力に変換するとすべて同位相となるため、ア
キシアル変位の影響を差し引くことができる。
【0054】また、上記実施例では、センサ部2は、デ
ィスク端での測定を示したが、これに限定されるもので
はなく、例えば、ディスク3をスピンドルモータ部4に
搭載するハブを被測定部とすることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 :2つの非接触変位センサの少なくとも1つのセンサ
部2を径方向に設け、2つの前記変位センサ出力の差を
とるため、回転軸方向の振れの影響を無視でき高精度な
測定ができる。
【0056】:2つの変位センサのセンサ部1、2
は、回転軸を含む1平面に配置し、演算回路で2つの前
記変位センサ出力の差をとるため、回転軸方向の振れの
影響を無視でき高精度な測定ができる。
【0057】:2つの変位センサのセンサ部1、2
を、回転軸に対し180度の位置で径方向に対抗させる
ため、演算回路で2つの前記変位センサ出力の差をとる
ことにより、アキシアル変位の影響を容易に差し引くこ
とができる。
【0058】:複数枚のディスクを180度ずれた位
置で径方向に交互に寄せてスピンドルに積層し、2つの
変位センサのセンサ部1、2をそれぞれ逆に寄せたディ
スクに180度ずらして配置するため、複数枚のディス
クを用いた場合にも、正確な径方向振れの測定ができ
る。
【0059】:1つの変位センサのセンサ部1を回転
軸に対し0度もしくは180度の位置で軸方向に配置
し、演算回路8で、前記軸方向の変位センサ出力を径方
向振れ相当出力に換算した後、径方向に配置した変位セ
ンサ出力から前記換算出力を差し引くため、前記センサ
部1は複数の取り付け場所の選択ができ、径方向振れ測
定装置の設計を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例におけるスピンドル回転時のディスク変
位説明図である。
【図3】実施例における変位センサ出力の説明図であ
る。
【図4】実施例におけるラジアル方向に対するセンサを
2つ用いる場合の説明図である。
【図5】実施例におけるアキシアル・ランナウト測定用
のセンサを用いる場合の説明図である。
【図6】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1、2 センサ部 3 回転体(ディスク) 4 スピンドルモータ部 6、7 変位出力変換器 8 演算回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのセンサ部を径方向に設
    けた2つの非接触変位センサと、 軸方向の厚さが前記変位センサのセンサ部径と同程度も
    しくはそれ以下の回転体の被測定部とを備え、 2つの前記変位センサのセンサ部は、回転軸を含む1平
    面に配置し、2つの前記変位センサ出力の差をとること
    を特徴とした回転体の径方向振れ測定方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つのセンサ部を径方向に設
    けた2つの非接触変位センサと、 軸方向の厚さが前記変位センサのセンサ部径と同程度も
    しくはそれ以下の回転体の被測定部と、 2つの前記変位センサ出力の演算をする演算回路とを備
    え、 2つの前記変位センサのセンサ部は、回転軸を含む1平
    面に配置し、前記演算回路で2つの前記変位センサ出力
    の差をとることを特徴とした回転体の径方向振れ測定装
    置。
  3. 【請求項3】 2つの前記変位センサのセンサ部を、回
    転軸に対し180度の位置で径方向に対抗させることを
    特徴とした請求項2記載の回転体の径方向振れ測定装
    置。
  4. 【請求項4】 複数枚のディスクを180度ずれた位置
    で径方向に交互に寄せてスピンドルに積層し、2つの前
    記変位センサのセンサ部をそれぞれ逆に寄せたディスク
    に180度ずらして配置することを特徴とした請求項2
    記載の回転体の径方向振れ測定装置。
  5. 【請求項5】 1つのセンサ部を径方向に、もう1つの
    センサ部を回転軸に対し0度もしくは180度の位置で
    軸方向に配置した2つの非接触変位センサと、 軸方向の厚さが前記変位センサのセンサ部径と同程度も
    しくはそれ以下の回転体の被測定部と、 2つの前記変位センサ出力の演算をする演算回路とを備
    え、 2つの前記変位センサのセンサ部は、回転軸を含む1平
    面に配置し、前記演算回路で、前記軸方向の変位センサ
    出力を径方向振れ相当出力に換算した後、前記径方向の
    変位センサ出力から前記換算出力を差し引くことを特徴
    とした回転体の径方向振れ測定装置。
JP3480995A 1995-02-23 1995-02-23 回転体の径方向振れ測定方法及び測定装置 Withdrawn JPH08233565A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3480995A JPH08233565A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 回転体の径方向振れ測定方法及び測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3480995A JPH08233565A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 回転体の径方向振れ測定方法及び測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08233565A true JPH08233565A (ja) 1996-09-13

Family

ID=12424552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3480995A Withdrawn JPH08233565A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 回転体の径方向振れ測定方法及び測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08233565A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011107143A (ja) * 1998-06-04 2011-06-02 Performance Friction Corp 一体化したターニング・センタを有する非接触検査システム
CN109340260A (zh) * 2018-12-05 2019-02-15 长沙市开启时代电子有限公司 一种五自由度磁悬浮轴承双反互补电励磁控制器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011107143A (ja) * 1998-06-04 2011-06-02 Performance Friction Corp 一体化したターニング・センタを有する非接触検査システム
CN109340260A (zh) * 2018-12-05 2019-02-15 长沙市开启时代电子有限公司 一种五自由度磁悬浮轴承双反互补电励磁控制器
CN109340260B (zh) * 2018-12-05 2023-09-26 湖南开启时代科技股份有限公司 一种五自由度磁悬浮轴承双反互补电励磁控制器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6024437A (ja) 試料の流動学的特性を測定する装置
JP4984268B2 (ja) 軸ぶれ計測方法及び軸ぶれ計測機能を具備した自己校正機能付き角度検出器
JPH05500707A (ja) 高分解能絶対エンコーダ
JPWO2004027760A1 (ja) スピンスタンドおよびヘッド/ディスク試験装置
JPH0823974B2 (ja) 記録再生装置の動的トラック位置ずれを測定する方法
JP2635608B2 (ja) 光学的情報記憶媒体検査装置
JPH08233565A (ja) 回転体の径方向振れ測定方法及び測定装置
JP2756492B2 (ja) 動的粘弾性測定装置
JP4975230B2 (ja) 力を検査するための装置及び方法
JPH05307047A (ja) 慣性センサ
JPH02176415A (ja) 位置センサとそれを用いたトルクセンサ
Henze et al. Multi-channel interferometric measurements of slider flying height and pitch
JP3023206B2 (ja) サーボライタのヘッド位置決め装置
JP2715615B2 (ja) 磁気軸受の制御装置
JPH05227710A (ja) モータの偏心測定装置
JPH10332732A (ja) レゾルバ内蔵型角加速度検出装置
JP2002250639A (ja) 絶対位置検出エンコーダ
JP3011792B2 (ja) 回転体の偏心測定装置
JPH04360065A (ja) 磁気ディスク装置用測定装置
CN115962938B (zh) 陀螺仪的h型动压轴承陀螺电机气膜刚度非接触测试方法
JPH0543371Y2 (ja)
US7414929B2 (en) Optical disc tilt detection and tilt servo control method
JPS58133641A (ja) 回転円板の面振れ測定装置
JPH01148904A (ja) 磁気ディスク検査装置
JPH061200B2 (ja) リニアエンコ−ダ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020507