JP2913494B2 - 真円度測定方法 - Google Patents

真円度測定方法

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JP2913494B2 JP17096692A JP17096692A JP2913494B2 JP 2913494 B2 JP2913494 B2 JP 2913494B2 JP 17096692 A JP17096692 A JP 17096692A JP 17096692 A JP17096692 A JP 17096692A JP 2913494 B2 JP2913494 B2 JP 2913494B2
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真円度測定方法に係り、
特に歯車の歯先円の真円度を真円度測定装置を用いて測
定する真円度測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の真円度測定方法は、真円
度測定装置に歯車を回転可能に支持し、この歯車の歯の
先端面に上下方向に移動可能な真円度測定用測定子を当
接する。歯車を回転させると、測定子は歯車の歯に沿っ
て上下方向に移動し、この移動量が検出器に出力される
と、検出器は前記移動量に基づいて歯車の測定データを
作成する。
【0003】そして、歯車の歯先円の真円度を測定する
場合は、前記測定データから測定対象外の測定データ
(歯先の面、歯元の面、及び歯元円の各測定データ)を
取り除き、その残りの測定データに基づいて中心法計算
(最小自乗法、最大内接円中心法、最小外接円中心法、
又は最小領域中心法)を行い、歯車の歯先円の真円度を
算出する。
【0004】ところで、前記測定対象外の測定データ範
囲は、真円度測定前に測定した歯車の輪郭形状から前記
歯先の面、歯元の面、及び歯元円を含む角度を、測定基
準から円周方向に補正して得た無効角度として判定され
る。そして、真円度測定の際に前記無効角度を真円度測
定装置の制御部のCPUに設定する。CPUは、検出器
から出力された測定データから無効角度範囲内の測定デ
ータを取り除き、その残りの測定データに基づいて前述
した中心法計算を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、真円度
測定装置を用いた従来の真円度測定方法では、測定対象
外の無効角度を得る為に、歯車の輪郭形状を予め測定し
なければならないので、真円度測定に手間がかかると共
に長時間を要すという欠点がある。また、従来の真円度
測定方法では、輪郭形状から無効角度を設定しているの
で、歯数の多い歯車では前記無効角度を設定し難いとい
う欠点がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、歯車の輪郭形状を測定することなく、また歯数
に影響されず、検出器から出力される測定データから歯
車の歯先円の真円度を測定する真円度測定方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、歯車の歯の先端面に検出器の測定子を当接
し、前記歯車を回転させた時の該測定子の動きから得た
測定データに基づいて、歯車の歯先円の真円度を測定す
る真円度測定方法に於いて、歯車に応じたピッチ角度
と、その歯車の歯の先端面の有効測定角度とを予め設定
すると共に、このピッチ角度と有効測定角度とに基づい
て前記各歯の先端面の有効測定角度範囲内の測定データ
のみを抽出し、該測定データに基づいて歯車の歯先円の
真円度を測定することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、測定対象の歯車に応じたピッ
チ角度と、その歯車の歯の先端面の有効測定角度とを予
め設定する。そして、前記ピッチ角度と有効測定角度と
に基づいて、検出器から出力される測定データから前記
各歯の先端面の有効測定角度範囲内の測定データのみを
抽出する。そして、抽出した前記測定データに基づい
て、歯車の歯先円の真円度を測定する。これにより、歯
車の輪郭形状を測定することなく、また歯数に影響され
ることなく、検出器から出力される測定データから歯車
の歯先円の真円度を測定することができる。
【0009】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る真円度測
定方法の好ましい実施例について詳説する。図1には、
本発明に係る真円度測定方法が適用された真円度測定装
置10の実施例が示されている。同図に於いて、この真
円度測定装置10は計測部12、検出器14、及び演算
部16とから構成される。
【0010】前記計測部12は測定子18を有し、この
測定子18は図中上下方向に移動可能に支持されてい
る。また、前記測定子18の先端部18aは、歯車20
の歯21の歯先面21aに押圧当接される。尚、前記歯
車20はその中心20aで回転可能に支持されている。
前記測定子18には、検出器14が接続される。この検
出器14は、歯車20を回転させることにより生じる測
定子18の移動量に基づいて、歯車20の測定データを
示すアナログ信号を前記演算部16に出力する。
【0011】前記演算部16はアンプ22、A/D変換
器24、及びCPU26等から成り、前記検出器14か
ら出力されたアナログ信号はアンプ22によって増幅さ
れる。アンプ22で増幅されたアナログ信号は、A/D
変換器24によってディジタル信号に変換され、前記C
PU26のRAM28に逐次記憶される。RAM28に
記憶されたディジタル信号は、センサ30からCPU2
6に逐次出力される歯車20の回転角度情報と、CPU
26のROM32にプログラムされた後述するフイルタ
とに基づいてフイルタ処理される。そして、CPU26
は、フイルタ処理された前記ディジタル信号に基づいて
中心法計算等を行い、歯車20の歯21の先端面21a
の真円度を算出する。
【0012】次に、前記CPU26によるフイルタ処理
について説明する。先ず、CPU26のROM32に、
前記歯車20のピッチ角度θ1 、歯21の先端面21a
が歯車20の中心20aに対してなす角度(以下、「有
効測定角度」と称す)θ2 、及び測定開始点Aを予め入
力する。これにより、ROM32は前記ピッチ角度
θ1 、有効測定角度θ2 、及び測定開始点Aに基づい
て、A/D変換器24からRAM28に記憶されるディ
ジタル信号のデータ(図2参照)のうち、前記有効測定
角度θ2 範囲内の測定データa、b、c、d、e、f…
のみを抽出するようにプログラムされる。
【0013】尚、本実施例では前記測定開始点Aを、最
上部に位置した歯21の先端面21aの中央に設定す
る。また、図2に示したグラフの横軸は歯車20の回転
角度を示し、縦軸は歯車20の回転角度に対する歯車半
径の変位量を示している。次に、真円度測定を開始す
る。前記CPU26は、RAM28に逐次記憶されるデ
ィジタル信号のデータを、ROM32に設定された前記
プログラムと、センサ30から逐次出力される回転角度
情報とに基づいてフイルタ処理する。先ず、前記測定開
始点Aからピッチ角度θ1 回転した位置を中心として、
±(θ2 /2)範囲内の測定データaを抽出してメモリ
する。これにより、1枚目の歯21の先端面21aの変
位量が測定される。次に、測定開始点Aから2×θ1
転した位置を中心として、±(θ2 /2)範囲内の測定
データbを抽出してメモリする。このようにしてCPU
26は、残りの歯21、21…の測定データc、d、
e、f…を抽出してメモリし、全ての歯21、21…の
先端面21a、21a…の変位量を測定する。
【0014】そして、CPU26は図3に示すように、
メモリした前記測定データa、b、c、d、e、f…の
各変位量に基づいて、P−P(peak to pea
k)値の変位量を算出し、歯車20の真円度を算出す
る。これにより、本実施例では、歯車20の輪郭形状を
測定することなく、検出器から出力される測定データか
ら歯車20の歯先円の真円度を測定することができる。
また、歯車20の諸元を入力すれば良いので、歯数に影
響されることなく歯先円の真円度を容易に測定すること
ができる。
【0015】尚、本実施例では、有効測定角度θ2 範囲
の測定データ全体を抽出するとしたが、これに限られる
のもではなく、有効測定角度θ2 範囲内であれば点測定
した1つの測定データを抽出するようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る真円度
測定方法によれば、歯車に応じたピッチ角度と、その歯
車の歯の先端面の有効測定角度とを予め設定し、このピ
ッチ角度と有効測定角度とに基づいて、検出器から出力
される測定データから前記各歯の先端面の有効測定角度
範囲内の測定データのみを抽出し、抽出した測定データ
に基づいて歯車の歯先円の真円度を測定するようにし
た。これにより、歯車の輪郭形状を測定することなく、
また歯数に影響されることなく、検出器から出力される
測定データから歯車の歯先円の真円度を測定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真円度測定方法が適用された真円
度測定装置の実施例を示す説明図
【図2】CPUのRAMに記憶される測定データ
【図3】CPUのROMで処理された残りの測定データ
【符号の説明】
10…真円度測定装置 12…計測部 14…検出器 16…演算部 18…測定子 20…歯車 21…歯 21a…先端面 22…アンプ 24…A/D変換器 26…CPU 30…センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯車の歯の先端面に検出器の測定子を当
    接し、前記歯車を回転させた時の該測定子の動きから得
    た測定データに基づいて、歯車の歯先円の真円度を測定
    する真円度測定方法に於いて、 歯車に応じたピッチ角度と、その歯車の歯の先端面の有
    効測定角度とを予め設定すると共に、このピッチ角度と
    有効測定角度とに基づいて前記各歯の先端面の有効測定
    角度範囲内の測定データのみを抽出し、該測定データに
    基づいて歯車の歯先円の真円度を測定することを特徴と
    する真円度測定方法。
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CN108562256B (zh) * 2017-11-29 2020-09-04 中国航发沈阳黎明航空发动机有限责任公司 一种齿形中部不完整圆弧端齿齿顶高测量方法

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