JPH0765629B2 - 歯車変速機の同期装置 - Google Patents
歯車変速機の同期装置Info
- Publication number
- JPH0765629B2 JPH0765629B2 JP60191267A JP19126785A JPH0765629B2 JP H0765629 B2 JPH0765629 B2 JP H0765629B2 JP 60191267 A JP60191267 A JP 60191267A JP 19126785 A JP19126785 A JP 19126785A JP H0765629 B2 JPH0765629 B2 JP H0765629B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- synchro
- gear
- spline
- sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、歯車変速機に用いられる同期装置の改良に
関する。
関する。
従来の歯車変速機の同期装置としては、例えば特公昭46
−17642号公報に記載されているようなものがある。
−17642号公報に記載されているようなものがある。
それは、回転軸にスプライン結合されたハブと、このハ
ブに回転方向へ一体且つ軸方向へ移動可能に支持された
スリーブと、回転軸に回転自在に支持されたギヤと、こ
のギヤの内側に設けた内部スプラインに噛合するギヤス
プラインを設けたクラッチギヤと、このクラッチギヤの
テーパコーン部に外嵌され且つリングスプラインを設け
たシンクロメッシュリングと、前記ギヤとクラッチギヤ
との間に摩擦係合可能に介在したコーンリングと、を備
え、前記コーンリングに設けた複数の凸部を前記ハブに
設けた複数の凹部に各係合してコーンリングとハブとを
回転方向に一体とすることにより、使用部品の外形や直
径等を増加することなく従来装置に比して摩擦面積を大
幅に大きくし、伝達トルクの容量を増加するようにして
いる。
ブに回転方向へ一体且つ軸方向へ移動可能に支持された
スリーブと、回転軸に回転自在に支持されたギヤと、こ
のギヤの内側に設けた内部スプラインに噛合するギヤス
プラインを設けたクラッチギヤと、このクラッチギヤの
テーパコーン部に外嵌され且つリングスプラインを設け
たシンクロメッシュリングと、前記ギヤとクラッチギヤ
との間に摩擦係合可能に介在したコーンリングと、を備
え、前記コーンリングに設けた複数の凸部を前記ハブに
設けた複数の凹部に各係合してコーンリングとハブとを
回転方向に一体とすることにより、使用部品の外形や直
径等を増加することなく従来装置に比して摩擦面積を大
幅に大きくし、伝達トルクの容量を増加するようにして
いる。
しかしながら、このような従来の変速機の同期装置にあ
っては、ハブに設けた凹部とこれに係合するコーンリン
グに設けた凸部との回転方向の互いに接触面が軸方向と
平行に展開するよう形成されていたため、同期操作時、
3個所ある円錐摩擦面に作用する力が人の操作力による
もののみであって増幅されることがなかったことから、
伝達トルクの容量を十分に大きくすることができないと
いう問題点があった。
っては、ハブに設けた凹部とこれに係合するコーンリン
グに設けた凸部との回転方向の互いに接触面が軸方向と
平行に展開するよう形成されていたため、同期操作時、
3個所ある円錐摩擦面に作用する力が人の操作力による
もののみであって増幅されることがなかったことから、
伝達トルクの容量を十分に大きくすることができないと
いう問題点があった。
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たものであり、同期側部材に対して回転方向へは一体を
なし且つ軸方向へは移動可能に支持されたスリーブと被
同期側部材に回転方向へ一体に支持されたクラッチギヤ
との間に、互いに同心に配置され且つ一方の部材に設け
た凸部と他方の部材に設けた凹部とを係合させることに
より回転方向へ一体をなし且つ前記同期側部材の回転に
連動するシンクロアウタリング及びシンクロインナリン
グを介在させた歯車変速機の同期装置において、前記シ
ンクロアウタリングと前記シンクロインナリングとの間
に、前記クラッチギヤと回転方向へ一体をなすコーンリ
ングを前記シンクロアウタリング及びシンクロインナリ
ングとそれぞれ摩擦係合可能に介在させると共に、前記
凸部及び前記凹部間の前記回転方向に対向する互いの接
触面を、伝達トルクの大きさに応じて凸部が凹部内に食
い込むよう前記回転方向に対して傾斜させることによ
り、上記問題点を解決することを特徴としている。
たものであり、同期側部材に対して回転方向へは一体を
なし且つ軸方向へは移動可能に支持されたスリーブと被
同期側部材に回転方向へ一体に支持されたクラッチギヤ
との間に、互いに同心に配置され且つ一方の部材に設け
た凸部と他方の部材に設けた凹部とを係合させることに
より回転方向へ一体をなし且つ前記同期側部材の回転に
連動するシンクロアウタリング及びシンクロインナリン
グを介在させた歯車変速機の同期装置において、前記シ
ンクロアウタリングと前記シンクロインナリングとの間
に、前記クラッチギヤと回転方向へ一体をなすコーンリ
ングを前記シンクロアウタリング及びシンクロインナリ
ングとそれぞれ摩擦係合可能に介在させると共に、前記
凸部及び前記凹部間の前記回転方向に対向する互いの接
触面を、伝達トルクの大きさに応じて凸部が凹部内に食
い込むよう前記回転方向に対して傾斜させることによ
り、上記問題点を解決することを特徴としている。
而して、この発明では、同期側部材であるハブと被同期
側部材であるギヤとを回転方向へ一体とするためスリー
ブを軸方向へ移動させると、キーがスリーブと一体に移
動してシンクロアウタリングを押圧し、これによりシン
クロアウタリング及びシンクロインナリングとコーンリ
ングとの間に摩擦トルクが発生し、このようにして同期
が行われる。そして、同期が完了すると、摩擦トルクが
消滅し且つスリーブの阻止力も解除されて該スリーブが
移動可能となり、シンクロアウタリングを押し分けてス
リーブスプラインがギヤスプラインに噛み合い、これに
より変速が終了する。このとき、シンクロアウタリング
及びシンクロインナリングに設けた凸部及び凹部間の回
転方向に対向する互いに傾斜している接触面により、同
期側部材と被同期側部材との回転差に応じて凸部が凹部
内に食い込み、このようにしてシンクロアウタリング及
びシンクロインナリング間にセルフサーボ効果が働き、
従って、両リング間の結合力が増加するため、小さな操
作力であっても確実に同期させることができ、迅速且つ
容易に変速操作を行うことができる。
側部材であるギヤとを回転方向へ一体とするためスリー
ブを軸方向へ移動させると、キーがスリーブと一体に移
動してシンクロアウタリングを押圧し、これによりシン
クロアウタリング及びシンクロインナリングとコーンリ
ングとの間に摩擦トルクが発生し、このようにして同期
が行われる。そして、同期が完了すると、摩擦トルクが
消滅し且つスリーブの阻止力も解除されて該スリーブが
移動可能となり、シンクロアウタリングを押し分けてス
リーブスプラインがギヤスプラインに噛み合い、これに
より変速が終了する。このとき、シンクロアウタリング
及びシンクロインナリングに設けた凸部及び凹部間の回
転方向に対向する互いに傾斜している接触面により、同
期側部材と被同期側部材との回転差に応じて凸部が凹部
内に食い込み、このようにしてシンクロアウタリング及
びシンクロインナリング間にセルフサーボ効果が働き、
従って、両リング間の結合力が増加するため、小さな操
作力であっても確実に同期させることができ、迅速且つ
容易に変速操作を行うことができる。
以下、この発明を図示実施例に基づいて説明する。
第1図及び第2図は、この発明の一実施例を示す図であ
る。
る。
まず、構成を説明すると、第1図に示す1が、手動変速
機の出力軸等の回転軸であり、この回転軸1は、段部を
2個所設けることによって大径部と中径部と小径部とを
形成している。回転軸1の中径部には、被同期側部材で
あるギヤ2がベアリング3を介して回転自在に外嵌支持
されていて、このギヤ2には、図示しない入力軸側のギ
ヤが噛合される。さらに、回転軸1の小径部にはスプラ
イン1aを設け、このスプライン1aには同期側部材である
ハブ4をスプライン結合していると共に、このハブ4及
び前記ギヤ2の軸方向への移動をカラー15によって制限
している。
機の出力軸等の回転軸であり、この回転軸1は、段部を
2個所設けることによって大径部と中径部と小径部とを
形成している。回転軸1の中径部には、被同期側部材で
あるギヤ2がベアリング3を介して回転自在に外嵌支持
されていて、このギヤ2には、図示しない入力軸側のギ
ヤが噛合される。さらに、回転軸1の小径部にはスプラ
イン1aを設け、このスプライン1aには同期側部材である
ハブ4をスプライン結合していると共に、このハブ4及
び前記ギヤ2の軸方向への移動をカラー15によって制限
している。
上記ハブ4の外周にはハブスプライン4aが形成されてい
て、このハブスプライン4aには、これと嵌合することが
できるスリーブスプライン5aを有するスリーブ5を軸方
向へ移動可能にスプライン嵌合している。スリーブ5の
外周には、図示しないシフトフォークのフォーク部分が
係合される環状溝5aが、また、各スプライン歯の両側に
は面取り状のチャンファ5b,5bがそれぞれ形成されてい
て、そのギヤ2側には、シンクロアウタリング6のリン
グスプライン6aを臨ませている。さらに、ハブ4には円
周方向に等角度隔てて3個の溝(図に表れない)が設け
られていて、その溝内には、図に表れないキーを軸方向
へ移動可能に介装している。そして、キーはスイーブ5
側に突出する突起を有し、その突起がスリーブ5に設け
られた係合溝に係合されていると共に、環状のワイヤば
ねによって半径方向外側に付勢されている。
て、このハブスプライン4aには、これと嵌合することが
できるスリーブスプライン5aを有するスリーブ5を軸方
向へ移動可能にスプライン嵌合している。スリーブ5の
外周には、図示しないシフトフォークのフォーク部分が
係合される環状溝5aが、また、各スプライン歯の両側に
は面取り状のチャンファ5b,5bがそれぞれ形成されてい
て、そのギヤ2側には、シンクロアウタリング6のリン
グスプライン6aを臨ませている。さらに、ハブ4には円
周方向に等角度隔てて3個の溝(図に表れない)が設け
られていて、その溝内には、図に表れないキーを軸方向
へ移動可能に介装している。そして、キーはスイーブ5
側に突出する突起を有し、その突起がスリーブ5に設け
られた係合溝に係合されていると共に、環状のワイヤば
ねによって半径方向外側に付勢されている。
シンクロアウタリング6の半径方向内側には円錐形の穴
側摩擦面6aを形成していると共に、その穴側摩擦面6aの
小径側には、半径方向内側に突出する複数の凸部7を設
けている。このシンクロアウタリング6の内側には、外
周に円錐形の軸側摩擦面8aを形成したシンクロインナリ
ング8を同心に配置していると共に、その軸側摩擦面8a
の小径側には、前記凸部7の先部が挿入されて回転方向
に係合できる凹部9を設けている。凸部7及び凹部9の
形状は、第2図に断面して示すように、回転方向Xに対
向する互いの接触面7a,9aを該回転方向Xに対してそれ
ぞれ所定角度θだけ傾斜させて設定している。なお、シ
ンクロインナリング8は、クラッチギヤ10の筒軸部10a
に回転自在に外嵌されている。
側摩擦面6aを形成していると共に、その穴側摩擦面6aの
小径側には、半径方向内側に突出する複数の凸部7を設
けている。このシンクロアウタリング6の内側には、外
周に円錐形の軸側摩擦面8aを形成したシンクロインナリ
ング8を同心に配置していると共に、その軸側摩擦面8a
の小径側には、前記凸部7の先部が挿入されて回転方向
に係合できる凹部9を設けている。凸部7及び凹部9の
形状は、第2図に断面して示すように、回転方向Xに対
向する互いの接触面7a,9aを該回転方向Xに対してそれ
ぞれ所定角度θだけ傾斜させて設定している。なお、シ
ンクロインナリング8は、クラッチギヤ10の筒軸部10a
に回転自在に外嵌されている。
クラッチギヤ10の外周には、前記シンクロアウタリング
6のリングスプライン6bの外側に臨むギヤスプライン10
aが、また内周にはスプライン10aがそれぞれ形成されて
いる。そして、このクラッチギヤ10の内側に設けたスプ
ライン10bを前記ギヤ2のボス部外周に設けたスプライ
ン2aに嵌合することにより、ギヤ2とクラッチギヤ10と
を回転方向に一体としている。
6のリングスプライン6bの外側に臨むギヤスプライン10
aが、また内周にはスプライン10aがそれぞれ形成されて
いる。そして、このクラッチギヤ10の内側に設けたスプ
ライン10bを前記ギヤ2のボス部外周に設けたスプライ
ン2aに嵌合することにより、ギヤ2とクラッチギヤ10と
を回転方向に一体としている。
また、前記シンクロアウタリング6とシンクロインナリ
ング8との間には、テーパコーン状をなすコーンリング
11を介在させている。このコーンリング11の外周にはシ
ンクロアウタリング6の穴側摩擦面6aに合致する外部摩
擦面11aが、また、内周にはシンクロインナリング8の
軸側摩擦面8aに合致する内部摩擦面11bがそれぞれ形成
されていると共に、それら摩擦面11a,11bの大径側には
軸方向に突出する複数の突起11cを設けている。このコ
ーンリング11の突起11cは、クラッチギヤ10に設けた係
合穴10cに係合されていて、これでクラッチギヤ10とコ
ーンリング11とを回転方向に一体としている。
ング8との間には、テーパコーン状をなすコーンリング
11を介在させている。このコーンリング11の外周にはシ
ンクロアウタリング6の穴側摩擦面6aに合致する外部摩
擦面11aが、また、内周にはシンクロインナリング8の
軸側摩擦面8aに合致する内部摩擦面11bがそれぞれ形成
されていると共に、それら摩擦面11a,11bの大径側には
軸方向に突出する複数の突起11cを設けている。このコ
ーンリング11の突起11cは、クラッチギヤ10に設けた係
合穴10cに係合されていて、これでクラッチギヤ10とコ
ーンリング11とを回転方向に一体としている。
なお、ハブスプライン4a、スリーブスプライン5a、リン
グスプライン6b及びギヤスプライン10aの各ピッチ円及
びモジュールは互いに等しく設定されていて、スリーブ
5をギヤ2側へ移動させると、常時ハブスプライン4aに
噛合しているスリーブスプライン5aが、その移動量に応
じてリングスプライン6b及びギヤスプライン10aと噛合
することができる。そして、リングスプライン6b及びギ
ヤスプライン10aの各スリーブ5側には、それぞれ面取
り状のチャンファ6c,10dを形成している。
グスプライン6b及びギヤスプライン10aの各ピッチ円及
びモジュールは互いに等しく設定されていて、スリーブ
5をギヤ2側へ移動させると、常時ハブスプライン4aに
噛合しているスリーブスプライン5aが、その移動量に応
じてリングスプライン6b及びギヤスプライン10aと噛合
することができる。そして、リングスプライン6b及びギ
ヤスプライン10aの各スリーブ5側には、それぞれ面取
り状のチャンファ6c,10dを形成している。
次に、作用について説明する。
回転力がギヤ2に伝達されると、そのギヤ2の回転力に
より、これにスプライン結合されたクラッチギヤ10と、
このクラッチギヤ10の係合穴10cに突起11cが係合された
コーンリング11とが一体的に回転する。しかしながら、
ギヤ2はベアリング3を介して回転軸1に回転自在に支
持されていると共に、クラッチギヤ10及びコーンリング
11とシンクロインナリング8及びシンクロアウタリング
6との間にはそれぞれ隙間が設けられているため、ギヤ
2側の回転力は、インナ・アウタ両リング6,8及び回転
軸1には伝達されない。
より、これにスプライン結合されたクラッチギヤ10と、
このクラッチギヤ10の係合穴10cに突起11cが係合された
コーンリング11とが一体的に回転する。しかしながら、
ギヤ2はベアリング3を介して回転軸1に回転自在に支
持されていると共に、クラッチギヤ10及びコーンリング
11とシンクロインナリング8及びシンクロアウタリング
6との間にはそれぞれ隙間が設けられているため、ギヤ
2側の回転力は、インナ・アウタ両リング6,8及び回転
軸1には伝達されない。
この状態から、ギヤ2に伝達された回転力を回転軸1に
伝達する(変速)ため、図示しないコントロールレバー
のシフト操作によってスリーブ5が第1図において左方
向へ移動すると、シンクロアウタリング6のキー溝に係
合している図に表れないキーがスリーブ5と一体に移動
してそのキー溝端面に接触する。さらにスリーブ5が左
方向へ移動すると、キーがシンクロアウタリング6をク
ラッチギヤ10側に押圧し、これにより、シンクロアウタ
リング6の穴側摩擦面6aがコーンリング11の外部摩擦面
11aに係合すると共に、シンクロアウタリング6に付与
された押圧力によりコーンリング11が若干クラッチギヤ
10側に移動するため、該コーンリング11の内部摩擦面11
bがシンクロインナリング8の軸側摩擦面8aに係合す
る。
伝達する(変速)ため、図示しないコントロールレバー
のシフト操作によってスリーブ5が第1図において左方
向へ移動すると、シンクロアウタリング6のキー溝に係
合している図に表れないキーがスリーブ5と一体に移動
してそのキー溝端面に接触する。さらにスリーブ5が左
方向へ移動すると、キーがシンクロアウタリング6をク
ラッチギヤ10側に押圧し、これにより、シンクロアウタ
リング6の穴側摩擦面6aがコーンリング11の外部摩擦面
11aに係合すると共に、シンクロアウタリング6に付与
された押圧力によりコーンリング11が若干クラッチギヤ
10側に移動するため、該コーンリング11の内部摩擦面11
bがシンクロインナリング8の軸側摩擦面8aに係合す
る。
このとき、シンクロアウタリング6とコーンリング11と
の間には相対回転があるため、キー溝の回転方向への隙
間分だけシンクロアウタリング6が回転し、これによ
り、スリーブ5のチャンファ5bとシンクロアウタリング
6のチャンファ6cとが相対する位置(インデックス状
態)に相対変化する。さらにスリーブ5を移動しようと
すると、スリーブ5とシンクロアウタリング6の各チャ
ンファ5b,6c同士が接触し、スリーブ5の動きが阻止さ
れると共に、そのスリーブ5の押圧力により、シンクロ
アウタリング6とコーンリング11との間及びコーンリン
グ11とシンクロインナリング8との間に摩擦トルクが発
生し、これにより、同期が行われる。
の間には相対回転があるため、キー溝の回転方向への隙
間分だけシンクロアウタリング6が回転し、これによ
り、スリーブ5のチャンファ5bとシンクロアウタリング
6のチャンファ6cとが相対する位置(インデックス状
態)に相対変化する。さらにスリーブ5を移動しようと
すると、スリーブ5とシンクロアウタリング6の各チャ
ンファ5b,6c同士が接触し、スリーブ5の動きが阻止さ
れると共に、そのスリーブ5の押圧力により、シンクロ
アウタリング6とコーンリング11との間及びコーンリン
グ11とシンクロインナリング8との間に摩擦トルクが発
生し、これにより、同期が行われる。
このように同期が完了すると、前記摩擦トルクが消滅す
ると共に、スリーブ5の移動に抗する阻止力も解除さ
れ、該スリーブ5が移動可能な状態となる。その結果、
スリーブ5を移動しようとする力によってスリーブスプ
ライン5aが、シンクロアウタリング6のリングスプライ
ン6aを押し分けつつ、さらにクラッチギヤ10側に移動し
てギヤスプライン10aに噛み合う。これにより、スリー
ブ5を介してクラッチギヤ10とハブ4とが連結されて回
転方向に一体となり、ギヤ2に伝達された回転力が、ク
ラッチギヤ10、スリーブ5及びハブ4を介して回転軸1
に伝達される。
ると共に、スリーブ5の移動に抗する阻止力も解除さ
れ、該スリーブ5が移動可能な状態となる。その結果、
スリーブ5を移動しようとする力によってスリーブスプ
ライン5aが、シンクロアウタリング6のリングスプライ
ン6aを押し分けつつ、さらにクラッチギヤ10側に移動し
てギヤスプライン10aに噛み合う。これにより、スリー
ブ5を介してクラッチギヤ10とハブ4とが連結されて回
転方向に一体となり、ギヤ2に伝達された回転力が、ク
ラッチギヤ10、スリーブ5及びハブ4を介して回転軸1
に伝達される。
この場合、シンクロアウタリング6の穴側摩擦面6aとコ
ーンリング11の外部摩擦面11aとの間に発生した摩擦ト
ルクによってシンクロアウタリング6にトルクが伝達さ
れると、そのトルク及びコーンリング11の内部摩擦面11
bとシンクロインナリング8の軸側摩擦面8aとの間に発
生した摩擦トルクにより、シンクロアウタリング6に設
けた凸部7が凹部9に係合するシンクロインナリング8
が該シンクロアウタリング6と一体に回転する。このと
き、シンクロアウタリング6の凸部7及びシンクロイン
ナリング8の凹部9間の回転方向に対向する互いの接触
面は、トルクの大きさに応じて食い込み側への分力が増
加するよう該回転方向Xに対して所定角度θだけ傾斜し
て設定されているため、アウタ及びインナ両リング6,8
とコーンリング11との間には、人のシフト操作に伴う押
圧力のみではなく、前記凸部7と凹部9との係合により
発生する分力に基づく倍力されたサーボ効果を伴う力が
作用する。
ーンリング11の外部摩擦面11aとの間に発生した摩擦ト
ルクによってシンクロアウタリング6にトルクが伝達さ
れると、そのトルク及びコーンリング11の内部摩擦面11
bとシンクロインナリング8の軸側摩擦面8aとの間に発
生した摩擦トルクにより、シンクロアウタリング6に設
けた凸部7が凹部9に係合するシンクロインナリング8
が該シンクロアウタリング6と一体に回転する。このと
き、シンクロアウタリング6の凸部7及びシンクロイン
ナリング8の凹部9間の回転方向に対向する互いの接触
面は、トルクの大きさに応じて食い込み側への分力が増
加するよう該回転方向Xに対して所定角度θだけ傾斜し
て設定されているため、アウタ及びインナ両リング6,8
とコーンリング11との間には、人のシフト操作に伴う押
圧力のみではなく、前記凸部7と凹部9との係合により
発生する分力に基づく倍力されたサーボ効果を伴う力が
作用する。
従って、スリーブ5に作用する人の操作力が小さい場合
であっても、凸部7と凹部9との係合によるセルフサー
ボ効果によって大きな摩擦トルクを得ることができる。
そのため、シンクロアウタリング及びシンクロインナリ
ング間の結合力を大幅に増加させることができ、小さな
操作力で確実に同期させることができて迅速且つ容易に
変速操作を行うことができる。
であっても、凸部7と凹部9との係合によるセルフサー
ボ効果によって大きな摩擦トルクを得ることができる。
そのため、シンクロアウタリング及びシンクロインナリ
ング間の結合力を大幅に増加させることができ、小さな
操作力で確実に同期させることができて迅速且つ容易に
変速操作を行うことができる。
第3図及び第4図には、この発明の他の実施例を示す。
この実施例は、シンクロインナリング18の軸側摩擦面18
aの大径側に半径方向外側に突出する複数の凸部17を設
けると共に、これらの凸部17に係合することができる複
数の凹部19をシンクロアウタリング16の穴側摩擦面16a
の大径側に設け、これら凸部17及び凹部19の係合により
両リング16,18を回転方向に一体としたものである。そ
のため、円錐筒状をなすコーンリング21には、その小径
側に半径方向内側に突出する複数の突起21cを設けると
共に、これらの突起21cが係合できる切欠き22をクラッ
チギヤ20の筒軸部20aの先端部に設け、これら突起21と
切欠き22との係合によってクラッチギヤ20とコーンリン
グ21とを回転方向に一体としている。
aの大径側に半径方向外側に突出する複数の凸部17を設
けると共に、これらの凸部17に係合することができる複
数の凹部19をシンクロアウタリング16の穴側摩擦面16a
の大径側に設け、これら凸部17及び凹部19の係合により
両リング16,18を回転方向に一体としたものである。そ
のため、円錐筒状をなすコーンリング21には、その小径
側に半径方向内側に突出する複数の突起21cを設けると
共に、これらの突起21cが係合できる切欠き22をクラッ
チギヤ20の筒軸部20aの先端部に設け、これら突起21と
切欠き22との係合によってクラッチギヤ20とコーンリン
グ21とを回転方向に一体としている。
他の構成及び作用は前記実施例と同様であり、このよう
に構成することによっても前記実施例と同様の効果を得
ることができる。
に構成することによっても前記実施例と同様の効果を得
ることができる。
以上説明してきたように、この発明によれば、同期側部
材側のスリーブと被同期側部材側のクラッチギヤとの間
に、一方の部材に設けた凸部と他方の部材に設けた凹部
との係合により一体に回転するシンクロアウタリングと
シンクロインナリングとを介在させ、これらアウタ及び
インナ両リング間にコーンリングを介在させると共に、
これら3個のリングを互いに摩擦結合可能に構成し、さ
らに、前記凸部及び凹部間の回転方向に対向する互いの
接触面を該回転方向に対して傾斜させるようにしたた
め、シンクロアウタリング及びシンクロインナリング間
に前記凸部と凹部との係合による摩擦トルクのセルフサ
ーボ効果を生起させることができ、変速操作時、人の操
作力以上の力を作用させることができる。従って、人の
シフト操作力が小さい場合であっても、凸部と凹部との
係合に基づくセルフサーボ効果によって大きな摩擦トル
クを得ることができるため、シンクロアウタリング及び
シンクロインナリング間の結合力を大幅に増加させるこ
とができ、小さな操作力で確実に同期させることができ
ると共に、迅速且つ容易に変速操作を行うことができる
という効果を得ることができる。
材側のスリーブと被同期側部材側のクラッチギヤとの間
に、一方の部材に設けた凸部と他方の部材に設けた凹部
との係合により一体に回転するシンクロアウタリングと
シンクロインナリングとを介在させ、これらアウタ及び
インナ両リング間にコーンリングを介在させると共に、
これら3個のリングを互いに摩擦結合可能に構成し、さ
らに、前記凸部及び凹部間の回転方向に対向する互いの
接触面を該回転方向に対して傾斜させるようにしたた
め、シンクロアウタリング及びシンクロインナリング間
に前記凸部と凹部との係合による摩擦トルクのセルフサ
ーボ効果を生起させることができ、変速操作時、人の操
作力以上の力を作用させることができる。従って、人の
シフト操作力が小さい場合であっても、凸部と凹部との
係合に基づくセルフサーボ効果によって大きな摩擦トル
クを得ることができるため、シンクロアウタリング及び
シンクロインナリング間の結合力を大幅に増加させるこ
とができ、小さな操作力で確実に同期させることができ
ると共に、迅速且つ容易に変速操作を行うことができる
という効果を得ることができる。
第1図はこの発明の一実施例を断面して示した説明図、
第2図は第1図のII−II線断面図、第3図はこの発明の
他の実施例を示す要部説明図、第4図は第3図のIV−IV
線断面図である。 1……回転軸、2……ギヤ(被同期側部材)、4……ハ
ブ(同期側部材)、4a……ハブスプライン、5……スリ
ーブ、5a……スリーブスプライン、6,16……シンクロア
ウタリング、6b……リングスプライン、7,17……凸部、
8,18……シンクロインナリング、9,19……凹部、10,20
……クラッチギヤ、10a……ギヤスプライン、10c……係
合穴、11,21……コーンリング、11c,21c……突起、22…
…切欠き
第2図は第1図のII−II線断面図、第3図はこの発明の
他の実施例を示す要部説明図、第4図は第3図のIV−IV
線断面図である。 1……回転軸、2……ギヤ(被同期側部材)、4……ハ
ブ(同期側部材)、4a……ハブスプライン、5……スリ
ーブ、5a……スリーブスプライン、6,16……シンクロア
ウタリング、6b……リングスプライン、7,17……凸部、
8,18……シンクロインナリング、9,19……凹部、10,20
……クラッチギヤ、10a……ギヤスプライン、10c……係
合穴、11,21……コーンリング、11c,21c……突起、22…
…切欠き
Claims (1)
- 【請求項1】同期側部材に対して回転方向へは一体をな
し且つ軸方向へは移動可能に支持されたスリーブと被同
期側部材に回転方向へ一体に支持されたクラッチギヤと
の間に、互いに同心に配置され且つ一方の部材に設けた
凸部と他方の部材に設けた凹部とを係合させることによ
り回転方向へ一体をなし且つ前記同期側部材の回転に連
動するシンクロアウタリング及びシンクロインナリング
を介在させた歯車変速機の同期装置において、前記シン
クロアウタリングと前記シンクロインナリングとの間
に、前記クラッチギヤと回転方向へ一体をなすコーンリ
ングを前記シンクロアウタリング及びシンクロインナリ
ングとそれぞれ摩擦係合可能に介在させると共に、前記
凸部及び前記凹部間の前記回転方向に対向する互いの接
触面を、伝達トルクの大きさに応じて凸部が凹部内に食
い込むよう前記回転方向に対して傾斜させたことを特徴
とする歯車変速機の同期装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60191267A JPH0765629B2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 歯車変速機の同期装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60191267A JPH0765629B2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 歯車変速機の同期装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6252241A JPS6252241A (ja) | 1987-03-06 |
| JPH0765629B2 true JPH0765629B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=16271698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60191267A Expired - Fee Related JPH0765629B2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 歯車変速機の同期装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0765629B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0290425U (ja) * | 1988-12-27 | 1990-07-18 | ||
| US5135087A (en) * | 1991-01-16 | 1992-08-04 | New Venture Gear, Inc. | Dual-cone synchronizer with servo action |
| KR100428010B1 (ko) * | 2002-07-16 | 2004-04-28 | 현대자동차주식회사 | 수동변속기의 동기장치 |
| EP2194286B1 (de) * | 2008-12-04 | 2012-02-22 | Hoerbiger Antriebstechnik GmbH | Synchronisiereinrichtung |
| DE102014108031A1 (de) * | 2014-06-06 | 2015-12-17 | Hoerbiger Antriebstechnik Holding Gmbh | Synchronisationseinheit für ein Getriebe |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4617642B2 (ja) | 2003-07-07 | 2011-01-26 | セイコーエプソン株式会社 | 配線基板の製造方法、及び電気光学装置の製造方法 |
-
1985
- 1985-08-30 JP JP60191267A patent/JPH0765629B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4617642B2 (ja) | 2003-07-07 | 2011-01-26 | セイコーエプソン株式会社 | 配線基板の製造方法、及び電気光学装置の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6252241A (ja) | 1987-03-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0942314A (ja) | 同期装置クラッチ組立体 | |
| KR870000976B1 (ko) | 동기장치를 갖춘 부변속기 | |
| JPS63125827A (ja) | 同期装置 | |
| JPH0765629B2 (ja) | 歯車変速機の同期装置 | |
| GB2161870A (en) | Synchronous clutch mechanism | |
| JPH04231726A (ja) | 自己調整型シンクロナイザー | |
| JP2600674B2 (ja) | 同期装置 | |
| JPS6140857B2 (ja) | ||
| JPH0545849Y2 (ja) | ||
| EP1801443B1 (en) | Synchromesh system | |
| JPS63246540A (ja) | 動力伝達装置の同期装置 | |
| JPH0610221Y2 (ja) | 歯車変速機の同期装置 | |
| JPH052847B2 (ja) | ||
| JPH0738739Y2 (ja) | 回転同期装置 | |
| JP2536927Y2 (ja) | 複数コーン型同期装置 | |
| JP2004076812A (ja) | トランスミッションの同期結合装置 | |
| JPH0716108Y2 (ja) | 複数コーン型同期装置 | |
| JPH0612259Y2 (ja) | 手動変速機の同期装置 | |
| JP2506071Y2 (ja) | 変速機の同期噛合装置 | |
| JPH0723617Y2 (ja) | 同期噛合装置 | |
| JPH0744823Y2 (ja) | 同期装置 | |
| JP2010025293A (ja) | 車両用手動変速機の同期かみあい装置 | |
| JPH03239820A (ja) | 同期噛合装置 | |
| JPH0744828Y2 (ja) | 同期噛合装置 | |
| JPH0744826Y2 (ja) | 変速機の同期装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |