JPH0765399B2 - 中古建屋構造材の新装化施工方法 - Google Patents

中古建屋構造材の新装化施工方法

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JPH0765399B2
JPH0765399B2 JP4300340A JP30034092A JPH0765399B2 JP H0765399 B2 JPH0765399 B2 JP H0765399B2 JP 4300340 A JP4300340 A JP 4300340A JP 30034092 A JP30034092 A JP 30034092A JP H0765399 B2 JPH0765399 B2 JP H0765399B2
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JP
Japan
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pillar
corner member
corner
building
synthetic resin
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JP4300340A
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JPH06123177A (ja
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彰 丸山
伸一 鈴木
彰 吉田
則男 原田
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日本総合住生活株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は使用年数を経た中古建屋
の構造材の新装化するための施工方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】住宅建築は人間生活の基盤をなすもので
あり、国家施策の大きな柱としてその供給が進められて
いるが、これら建築住宅は使用年数と共に、柱、竪枠、
敷居などの露出している部分が次第に変色し、新築時の
状態を長く維持し得ないことは日常経験するところであ
る。
【0003】ところが、住宅などは耐用年数が長くその
間に住人の変更することが屡々あり、あるいは改装の必
要に迫られ、内部を新築時に近い状態に見せることが求
められる。そのため従来においてこのような場合、通
常、建屋の基本材をなす柱や竪枠などは難しいため襖,
障子など建具を貼り替え新装化することによって一時し
のぎが行われて来た。
【0004】しかし従来行われているそれら襖などの貼
り替えは襖の縁枠はそのままにして襖紙のみを新しいも
のと貼り替えるものが殆どであり、従って襖紙は新しく
なっても、縁枠は依然として中古のままで残り、一部塗
料などで補修するにしても全体としての外観に一部難を
免れなかった。そこで、襖紙の貼り替えに伴って同時に
縁枠の美装化をはかるべく使用年数を経た襖などの建具
の貼り替えにおいて、襖紙の如き表装用上貼紙を貼り替
えると同時に周囲の縁枠に対し前記貼り替え上貼紙に対
応し、合成樹脂フィルムなどの薄葉シートを被着するこ
とが提案された。(特開平4−80486号)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記提案にな
るものは襖などの建具あるいは建具を嵌入する敷居、鴨
居などであり、建屋内部に露出している柱などに対して
は殆ど考慮されていない。しかし、建屋内部においては
柱などの露出している部分は極めて多く、建屋の新装化
には柱など構造材の美装も欠かせない問題である。
【0006】本発明は上述の如き実状に対し、特に柱,
竪枠などの構造材に着目し、これに適合する外装施工の
手段を見出すことにより中古住宅の新装化を図り、中古
住宅の需要に対応せしめて新鮮味を出し、中古住宅に対
する要望を満足せしめることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明は、使用年数を経た中古建屋の柱、竪枠など構
造材の露出部分表面に、少なくとも一端部側を薄肉とし
て成形した合成樹脂製平面材又は/及び合成樹脂製コー
ナー部材を組み合わせて被着、外装し、前記薄肉部を互
いに重合せしめることにより接合して構造材に対し前記
平面材又は/及びコーナー部材を面一状態で固定一体化
せしめる施工方法にある。
【0008】ここで上記合成樹脂製平面材あるいはコー
ナー部材は既知の樹脂成形によって成形されたものであ
り、通常、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステ
ル樹脂など成形可能な樹脂が用いられ成形時、その一方
の端部側又は両端部側に薄肉部を形成する。この薄肉部
は平面材又はコーナー部材において同じ側であってもよ
くまた、反対側の面であってもよい。反対側の面である
場合には組み合わせて使用される場合に接合部として互
いに接合するに際し有利である。
【0009】
【作用】上記本発明により施工するときは、平面材又は
コーナー部材を、中古建屋内で柱あるいは竪枠などの露
出部分に合わせて平面部のみの場合は平面材のみを使用
し、平面部とコーナー部を含むときは平面材とコーナー
部材を夫々の形状に合わせ組み合わせて該露出部分外面
に被着、外装し、薄肉部分が重なるときは反対側の面に
凹部が形成されたものを用いて互いに重ねて接合するこ
とを容易とし、夫々の薄肉部分内面を接着剤、粘着材あ
るいは粘着テープにより固着一体化して柱、竪枠などの
新装化が完成する。
【0010】
【実施例】以下、更に添付図面により本発明の実施例を
説明する。図1は本発明により施工された柱の1例であ
り、図2は同施工にあたり使用した合成樹脂製部材であ
る。図において(1)は建屋の柱を示し建屋内で露出し
た三面と、残り一面の僅かの部分にコーナー部を含む合
成樹脂製コーナー部材(2)が被着されている。
【0011】ここで合成樹脂製コーナー部材(2)は4
種(2A),(2B),(2C),(2D)のコーナー
部材が使用されており、夫々僅かではあるが、形状が異
なっている。即ち、コーナー部材(2A),(2B)は
何れも両端部に薄肉部(3)が形成されているが、この
薄肉部(3)が互いに反対面に形成されていると共に、
コーナー部から先端部までの長さが異なっている。この
場合、通常、薄肉部(3)の肉厚は通常部分の肉厚の略
1/2 であり、図1の如く接合したとき外面が面一をなし
て接合されるように考慮されている。そして、前記コー
ナー部からの長さを異ならしめることによって柱面の互
いに反対面において接合部分が同一平面上に重なるのを
回避している。
【0012】一方、コーナー部材(2C),(2D)は
一端部側のみに略1/2 厚の薄肉部(3)が形成されてお
り、しかもコーナー部からの長さをも異ならしめて成形
されている。従って、このコーナー部材(2C),(2
D)は前記コーナー部材(2A),(2B)と互いに一
端側で接合したときその接合部外面は面一状態となり、
その接合線位置も柱面反対側同志間で互いに外れてい
る。なお、上記例では使用したコーナー部材(2)は4
種類であるが、本発明は必ずしもこれに拘束されるもの
ではなく、各柱に応じて各種形状をもつ複数種類を選定
し作成することが可能である。
【0013】図3はその1例であり、この場合にはコー
ナー部材(2E),(2F),(2G),(2H)は夫
々、その両端部又は一端部に薄肉部(3)が形成されて
いるが、各辺の長さは前記図1及び図2の場合に比して
短く、従って柱などに被着し、接合するにあたっては補
助部材(4)が接合部分に介挿される必要がある。この
補助部分(4)は前記コーナー部材(2)と同じく合成
樹脂により成形されたものであり、適宜所要の幅をもっ
て作られる。
【0014】しかして以上のようなコーナー部材(2)
の組み合わせにより柱などに外装したものはその薄肉部
分(3)において接着剤を用い、あるいは粘着剤、両面
接着又は粘着テープなど既知の接合材によって接合し柱
と一体化される。勿論、この接着剤、粘着剤、両面接着
テープなどは施工に先立ち、予め賦与しておき、その
後、前記コーナー部材などを被着するようにする。
【0015】図4は更に他の例としてコーナー部材でな
く、平面材(5)を用いて柱の外装を行う場合である。
この場合は前記コーナー部材(2)の使用に比し略同形
状の平面材(5)が使用可能である。そして平面材
(5)を用い、図4の如く施工するには予め各コーナー
部に接着剤あるいは両面接着テーブ(6)を付与してお
き、その後、両端部を薄肉に形成した合成樹脂製平面材
(5)を順次、その両端の薄肉部が各接着部に位置する
ように被着してゆき、コーナー部にはみ出た部分を面取
りすることによって行われる。従ってこの場合には、柱
面中央部に接合部が形成されることはなく、より簡便と
なる。
【0016】以上の施工は主として建屋の柱の露出に対
するものであるが、柱に限らず、竪枠などに対しても本
発明方法が適用される。
【0017】図5は竪枠(7)に対し本発明方法を適用
した例であり、図6に示す如き両端部を薄肉とした2種
類のコーナー部材(2L),(2M)と、互いに対向的
に用い得るコーナー部材(2N)によって被着が行われ
ている。この場合も施工は前述した柱に対する場合と同
様であり、薄肉部(3)を互いに重ね合わせることによ
って接合部を形成している。
【0018】以上、柱及び竪枠に対する本発明適用例を
説明したが、本発明は同様な施工により建屋構造部分で
新装が求められる各部材に適宜応用し、同様な効果が得
られることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように使用年数を経た中
古建屋の柱,竪枠など構造材の露出部分表面に、合成樹
脂製平面材又は/及び合成樹脂製コーナー部材を組み合
わせて被着、外装しそれら構造材を新装化せしめる方法
であり、従来殆ど顧みられなかった中古建屋内部の柱、
竪枠などを美麗せしめ、中古建屋内部の美観を増大し中
古建屋に住む人々に新味感を与えると共に、鴨居、敷
居、襖の新装とのバランスをとり、全体として中古建屋
に対する需要者の要求を満足させることができる。
【0020】また、本発明は上記施工にあたり、合成樹
脂成形による平面材及びコーナー部材を組み合わせるだ
けであるから施工が容易でコスト面でも有利であり、中
古建屋の補修上、頗る有利である。しかも上記平面材あ
るいはコーナー部材に天然類似模様を施すことにより一
層効果的である。
【0021】更に本発明に使用する平面材、コーナー部
材はその接合部が薄肉に形成されており、接合線を鮮明
とすることなく、また、貼り合わせであることを直観さ
せることもないと共に、特に接合線を木目状にするなど
変化を与えることも可能で、本発明方法の応用範囲は極
めて広く今後における住宅改善に寄与するところ、頗る
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を柱に適用した1例を示す横断面図
である。
【図2】上記図1に用いられた各コーナー部材を示す説
明図である。
【図3】本発明方法を柱に適用した他の実施例を示す横
断面図である。
【図4】本発明方法を柱に適用した更に他の実施例を示
す横断面図である。
【図5】本発明方法を竪枠に適用した実施例に係る横断
面図である。
【図6】図5における実施例で用いたコーナー部材を示
す説明図である。
【符号の説明】
(1) 柱 (2) コーナー部材 (3) 薄肉部 (5) 平面材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用年数を経た中古建屋の柱、竪枠など
    構造材の露出部分表面に、少なくとも一端部側を薄肉と
    して成形した合成樹脂製平面材又は/及び合成樹脂製コ
    ーナー部材を組み合わせて被着、外装し、前記薄肉部
    互いに重合せしめることにより接合して構造材に対し前
    記平面材又は/及びコーナー部材を面一状態で固定一体
    化せしめることを特徴とする中古建屋構造材の新装化施
    工方法。
JP4300340A 1992-10-12 1992-10-12 中古建屋構造材の新装化施工方法 Expired - Lifetime JPH0765399B2 (ja)

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JPH06123177A JPH06123177A (ja) 1994-05-06
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