JP2005507036A - 窓ラップ - Google Patents
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Abstract
窓ラップ100は、未仕上げの窓枠周囲の様々な厚みの乾式壁に適合し、及びそれを保護するのに用いられ、完全に直角のコーナーをもつ窓枠を形成する。窓ラップ100は、各々が互いに対して垂直に延びるわき柱/敷居延長部304及び壁延長部302を有する。壁延長部302は、前面106、後面108、及び前面と後面との間に延びる遠方表面を有し、かつ、様々な厚みの乾式壁パネルに合うように調整可能である。下塗り塗料又は接着性ラミネートの層は、塗料が前面106に付着することができるように、延長部の各々の前面106に塗布されている。窓ラップ100のわき柱/敷居延長部304はまた、壁延長部302と同様に作成され、いかなる奥行きのわき柱/敷居でも形成するのに用いることができる。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、窓ラップに関し、より具体的には、窓周囲の乾式壁縁部を仕上げるのに用いることができる窓ラップに関する。
【背景技術】
【0002】
窓枠は、典型的には、側部のわき柱と、上部及び底部の敷居とからなり、長方形の形状に形成されている。建物が建築中のときは、未仕上げの窓枠が造られ、壁を通しての窓のための空間を与える。未仕上げの枠は、窓が位置することになる壁の構造に応じて、様々な材料で造ることができるが、典型的には、未仕上げの枠は2×4、又は2×6の間柱を用いて造られる。次に、壁の枠組表面全体に、及び未仕上げの窓枠開口の周囲に、乾式壁を設置することができる。次に、乾式壁コーナーを仕上げる従来の手段のいずれかを用いて、仕上枠のわき柱及び敷居を形成するのに用いられる乾式壁パネルでコーナーを形成することにより、未仕上げの窓枠周囲の乾式壁が仕上げられるか、又は窓ラップが木材又は他の材料で造られて、仕上枠を与え、窓枠周囲の乾式壁の未仕上げの縁部を被覆する。
【0003】
仕上窓枠を造るこれらの従来方法は、時間がかかるものであり、かつ、適切に行われるためには、経験を積んだ職人の技能を必要とする。
【0004】
乾式壁パネルは、部屋の内壁及び天井を形成するために、建築産業において広く用いられている。乾式壁パネルは、紙で被覆された石膏又は強化石膏コアで作られている。乾式壁パネルは、所望の寸法に切断して、各種タイプの枠組に装着することが容易であるという利点を有する。しかしながら、縁部が完全に真っ直ぐかつ滑らかとなり、それらが出会って望みどおりの見た目に美しい完全に真っ直ぐなコーナーを形成できるように乾式壁パネルを切断するのは非常に難しい。さらに、乾式壁パネルが所望の寸法に切断されるとき、パネルの縁部は露出されたまま残されている。この露出された石膏コアは柔らかく、切断された縁部が何らかの方法で保護されない限り、崩れやすい。これは、外壁コーナーで特に重要である。
【0005】
窓枠が木材などの枠組材料で組み立てられるとき、それにより形成される内側及び外側コーナーが完全に真っ直ぐになることはほとんどない。木製枠組部材の寸法、木材の反り、及び一貫性のない建築施工における小さな変動が、壁と窓枠が出会うコーナーが完全に真っ直ぐにならない原因である。次に、乾式壁パネルが、湾曲した枠組材料に装着されるとき、それらの交差部分もまた湾曲することになる。
【0006】
2枚の乾式壁が当接して、仕上窓枠に存在するような内側又は外側コーナーを形成する交差部分に、滑らかで耐久性のある仕上げを提供するために、各種の装置が用いられてきた。用いられる従来装置の中には、乾式壁テープ及び金属製コーナービードがある。従来の乾式壁テープは、ロール状に巻かれた多孔質の紙を巾狭の細長いリボン又はストリップ状にして提供されている。その紙は、時には、水分の浸透を増加させ、気泡がテープの裏側に閉じこめられるのを防ぐために、穴が開けられている。乾式壁テープは、最初に、当接している乾式壁パネルの接合部及び縁部に貼られ、次に、時には「泥」と呼ばれるウェット・プラスターで被覆される。プラスターは、テープの縁部に沿って端がそがれ、かつ均されて、テープ縁部とテープが貼られている乾式壁パネルとの間の境界を隠す。ウェット・プラスターが乾燥したとき、テープ及び乾式壁は塗装され、又は、そうでなければ、適切な壁被覆材を用いて被覆され得る。
【0007】
完全に真っ直ぐな交差部分が達成されるように内側コーナーの両面にプラスターを塗布するためには、相当な技能を必要とする。また、上述の反った枠組部材及び一貫性のない建築施工から生じる湾曲を修正するために、プラスターを何層か塗布しなければならず、各層間で丸1日の乾燥時間が必要とされる。それでも完全に真っ直ぐなコーナーには滅多にならない。最も高度な熟練者でない限り、第2面が塗られている間に、プラスターこてがプラスターの第1面を傷つけることになる。一旦プラスターが塗られ、乾燥されると、それは塗装及び壁紙を施すための適切な表面を提供するのに適した仕上がりとなるまで研磨されなければならない。
【0008】
乾式壁テープは紙で形成されているので、それは非常に柔軟性があり、乾式壁の交差パネル縁部の様々な表面形状に適合することになる。従来の乾式壁テープが壁の外側コーナーで用いられるとき、テープが乾式壁パネルの露出され切断された縁部における凹凸に従うので、テープの柔軟性は、しばしば凹凸のあるコーナー境界を生ずる結果となる。テープは脆くもあり、外側コーナーによって被る不断の物理的酷使に対する十分な耐性がない。結果として、従来の乾式壁テープは、露出された外側コーナーで用いることができない。
【0009】
それゆえ、建物建設において外側コーナーを仕上げるために、金属製コーナービードがしばしば用いられている。従来の金属製ビードは、L字形の又は角度を持たせた断面形状で形成され、典型的には、亜鉛メッキ鋼などの金属の細長い有孔ストリップから製造され、長方形の角度を形成するために長さ方向に90°の屈曲部をもつように恒久的に変形されている。金属製ビードは、典型的には、部屋内部の外側コーナーを形成するために直角に出会う、隣接する乾式壁パネルの交差部分に位置されている。金属製ビードの部分が、乾式壁パネルを通して、乾式壁パネルの背後に配置される木製の支持構造部材まで、所定の位置に釘打ちされる。次に、ウェット・プラスターが、金属製ビードの金属フランジ又は脚状部材を被覆する場所に均され、プラスターの縁部は、金属の縁部を隠すために均され、かつ、端がそがれる。
【0010】
金属製ビードの剛性が、建物内壁の外側コーナーを、鋭く真っ直ぐで審美的に満足な縁部に仕上げることを可能にする一方、金属製ビードの使用は、いくつかの重要な問題を含む。時間が経つと、金属製コーナービードが錆び、それにより、コーナーで壁表面にはっきり目に見える錆の染みを生じさせる。金属製フランジの縁部、又は、金属製コーナービードを乾式壁パネルに取り付けるのに用いられる釘の頭部を完全に被覆することは常には可能でなく、壁の望ましい滑らかな外観を損なう。亀裂が、フランジの外方縁部で重なっているプラスター内に発達することが多い。これが発生するのを防止するために、2又は3層のプラスターがしばしば塗布され、前の層は、次の層が塗られる前に24時間もの間をかけて乾燥させられ固められる。コーナーが、下にある枠組にともなう問題のせいで曲がるか又はぎざぎざにされるとき、金属製ビードは表面領域を十分に被覆することができず、又は、存在する凹凸を修正するのに十分なほどの柔軟性がない。別の問題は、金属製ビードが作られる可鍛性金属は形状記憶性がきわめて乏しく、へこんだり又はしわが寄ったりしやすく、そうなった後では、それを真っ直ぐにして滑らかな仕上げをもたらすのが難しいという事実に内在する。工事現場で材料の大部分が受けやすい粗雑な取扱のために、ストリップがしわになり、へこみ、あるいはねじれ、それゆえ、それらが使用不可能となったり、又は最終的に粗悪な結果を生み出すためにしか使用できなくなるのはまれなことではない。さらに、金属製ストリップは、建築工事において大量に用いられ、相当な費用を計上する可能性がある。
【0011】
その上、乾式壁コーナーが窓枠を仕上げるのに用いられるとき、その結果の枠はあまり絶縁されない。このタイプの枠はまた、あまり強度がなく、窓枠のコーナーでしばしば亀裂が発達する。さらに、外気の漏れも発生することになる。
【0012】
従来の窓ラップが用いられる場合、その結果の枠は、より強度があり、より絶縁され得るが、その使用は、取り付けのために別途の時間と材料と費用を必要とする。こうした従来の窓ラップは、外気の漏れの傾向もある。
【0013】
したがって、窓の周囲に用いられる乾式壁の縁部を保護し、仕上窓枠のために完全に真っ直ぐなコーナーを提供し、強度があり、絶縁性があり、窓枠周囲の外気漏れをなくし、用いるのが容易で経済的な窓ラップに対する必要性が存在する。
【0014】
記述された従来の窓枠仕上方法のいずれも、これらの必要性を充足するものではない。
【0015】
本明細書で説明される窓ラップは、既述のこれらの必要性の全てを充足することができる。その窓ラップは、完全に形成されたコーナーを有し、かつ、いかなる奥行きのわき柱/敷居にも使用できる。その窓ラップは、窓枠の内側縁部周囲の乾式壁の露出された縁部を被覆し、及び保護し、様々な厚みの乾式壁パネルに合うように調整可能である。その窓ラップは、絶縁することができ、外気漏れを防止するためにシールすることができる。最後に、その窓ラップは、その簡素化された断面形状のため、経済的に製造することができる。
【0016】
【特許文献1】
米国特許出願第09/888,011号明細書
【発明の開示】
【0017】
窓ラップは、未仕上げの窓枠周囲の様々な厚みの乾式壁に適応させ、及びそれを保護するのに用いられ、完全に直角のコーナーをもつ窓枠を形成する。窓ラップは、各々が互いに対して垂直に延びるわき柱/敷居延長部及び壁延長部を有する。壁延長部は、前面、後面、及び前面と後面との間に延びる遠方表面を有し、かつ、様々な厚みの乾式壁パネルに合うように調整可能である。下塗り塗料又は接着性ラミネートの層は、塗料が前面に付着することができるように、延長部の各々の前面に塗布されている。窓ラップのわき柱/敷居延長部は、また、壁延長部と同様に作成され、あらゆる奥行きのわき柱/敷居を形成するのに用いることができる。
【0018】
本発明は、添付図面と組み合わせて、より容易に理解できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
乾式壁パネルは、従来、例えば、3/8インチ(9.5mm)幅、1/2インチ(12.7mm)幅、及び5/8インチ(15.9mm)幅などの所定の幅で提供され、全てを含むものではない。本発明の窓ラップは、用いられる乾式壁パネルのいかなる幅にも適合することができる。
【0020】
本発明の窓ラップは、先願であるが同時出願係属中の米国特許出願番号09/888,011の対象である乾式壁コーナー仕上装置部品を用いて製造されるのが好ましい。したがって、乾式壁コーナー仕上装置部品がはじめに記述され、次に乾式壁コーナー仕上装置部品を用いて組み立てられる窓ラップの詳細な説明が続くことになる。
【0021】
図1及び図1aに移ると、乾式壁コーナー仕上装置部品の左翼部102及び右翼部104が、可撓性の中央接合部100に取り付けられ、かつ、そこから末端縁部110に向かって外方に延びている。図1aにおいて、翼部102、104は、前面106及び後面108を有する。前面106及び後面108は、翼部102、104の外方支柱110を超えて外方に延びている。乾式壁コーナー仕上装置が、内側コーナーか外側コーナーのいずれかを被覆する場合、装置の後面108は内壁の枠組に並置される一方、前面106が、壁を形成している乾式壁パネルの表面とつながり、部屋内に面する。図1に示されている実施形態においては、翼部104は前面106のみを有する。前面106は、最終的に壁を装飾するのに用いられるいかなる塗料又は壁被覆材も容易に付着することになるように、図3に示されるような下塗り塗料300の層で被覆されてもよい。あるいは、前面106は、図4に示されるような、それに装着されている接着性ラミネート400を有してもよい。
【0022】
乾式壁コーナー仕上装置の好ましい実施形態において、ラミネート400は前面106に用いられる。最良の結果を得るには、ラミネートは、装置を可撓性の接合部で曲げるときにひび割れないような伸張性又は柔軟性を持つが、他の点では乾式壁パネルの表面特性と同様の表面特性を有すべきである。広範な試験を通じて、最良の結果は、マサチューセッツ州フィッチバーグのFibermark社により製造され、製造番号X41693で販売されている紙ラミネートを用いて得られた。この具体的なラミネートの開示は、本発明をこのラミネートのみの使用に制限するものではなく、装置での使用にも適している他のラミネートの使用を除外するものでもないことが理解される。
【0023】
好ましい実施形態において、紙ラミネートは、塗布後及び装置の通常の作動状態の間の柔軟性を保つ感圧性の接着剤により装置に固着されている。広範な試験を通じて、最良の結果は、ニューハンプシャー州ナシュアのWorthern Industries社により製造され、製造番号Nylco E−68で販売されている接着剤を用いて得られた。この接着剤は、装置とラミネートとの間に融着レベルの結合を与え、ラミネートが装置から剥離する傾向を大きく弱める。他の適切な接着剤は、硬化せず、取り付けられる紙ラミネートの伸張性を打ち消すこともないものを含む。
【0024】
装置それ自体は、様々な材料を用いて押し出し成形されてもよい。本発明の好ましい実施形態において、ペンシルベニア州フォンベルのVeka,Inc.社により製造され、製造番号X−15で販売されているPVCプラスチックが用いられる。この具体的な材料の開示は、本発明をこの材料のみの使用に制限するものではなく、装置での使用にも適している他の材料の使用を除外するものでもないことが理解される。
【0025】
乾式壁コーナー仕上装置部品の構造は、図2において、より明瞭に見られる。可撓性の中央接合部100は、各翼部の前面から他方の面へ延び、かつ、テーパ付けされているか又は平行壁を有するかのどちらかであるのが好ましいが、装置を中央接合部100で様々な角度に曲げることを可能にする、作動可能なV形、U形、C形などのような、いかなる接合部形状も用いることが可能であることが明確に理解される。中央接合部100は、直線的に延びている軸線に沿って延びて、コーナー又は縁部を形成する。
【0026】
可撓性の接合部のテーパ付けされた接合部101の実施形態は、装置の前面106と平行に延びる前面を有する。テーパ付けされた接合部101の後面は、前面に向かって、2つの翼部から内側にテーパ付けされている。このことは、図6においてより明瞭に見ることができるように、装置が接合部に沿って曲げられるとき、そこでそれが最も薄くなるテーパ付けされた接合部101の前面に沿って、鋭くきれいなコーナーを形成させる。
【0027】
可撓性の接合部のテーパ付けされた接合部101の実施形態は、内側及び外側コーナーの両方を形成するのに用いることができる。
【0028】
多数の支柱206は、翼部102、104の各々の後面108を、翼部102、104の各々の前面106から隔てている。図1a、図1b及び図2に示されている実施形態において、支柱206のパターンは、コーナー装置の構造に安定性を与え、なおかつ、以下により詳細に論じられるように、装置が外側コーナーの周りに折り曲げられることを可能にする。図1及び図2に示されている支柱206のパターンが、安定性及び折り曲げ性というこれらの特徴を与えることになる唯一のパターンではなく、他のパターンも適切となるであろうことと、それらが本発明に含まれることとなることが、当業者には明白であろう。
【0029】
後面108の縁部202は、前面106の縁部200を超えて延びている。前面106の外方部分204は、後面108に向かって僅かにテーパが付いており、そのため、以下により詳細に論じられるように、後面108の縁部202と前面106の縁部200が乾式壁パネルの両面に密接して存在し、乾式壁パネルの縁部を前面106と後面108との間の空間114に位置させることができる。
【0030】
可撓性のフランジ接合部113は、後面108と外方縁部110との交差部分に配置されている。後面108は、次に、可撓性のフランジ接合部113で曲げられ、それにより、後面フランジ112が可撓性のフランジ接合部113の周りにピボット運動されて、様々な厚みの乾式壁パネルに合うように前面106と後面108との間の空間114が調整される。
【0031】
図1から図13までに図示された可撓性のフランジ接合部113以外のタイプを本発明において用いることが可能であり、かつ、本発明は、上述の曲げ及びピボット運動を与えるいかなるタイプ及び設計の接合部をも含むことが理解される。
【0032】
装置の好ましい実施形態において、前面106及び後面108は、それらが翼部102、104の各々の遠方端に向かって延びるのに従って、互いに向かって僅かにテーパが付いている。翼部102、104のこのテーパ付けは、装置表面及び挿入された乾式壁パネル表面からの滑らかな移行を容易にするのに役立つ。
【0033】
図5は、外側コーナーを形成するために、中央接合部100で、矢印500により示されているように90°の角度に曲げられた乾式壁コーナー仕上装置を図示する。窓ラップのわき柱及び敷居部分として用いられるためには、各々が90°の外側コーナーの状態に形成された4つの乾式壁コーナー仕上装置が必要とされる。窓ラップの4つの部分は、2つの側部わき柱部分、上部敷居部分、及び底部敷居部分からなる。
【0034】
図7が示すように、各部分の端部は、接合される各部分の端部間で90°の留め継ぎを形成する角度で切断されている。この形状において、乾式壁コーナー仕上装置の翼部は、その時、壁延長部302及びわき柱/敷居延長部304を形成する。
【0035】
図8から図12までは、窓ラップを形成するために相互に組み立てられた4つのわき柱/敷居部分を示す。その部分は、各々の留め継ぎ306で接合されている。わき柱敷居部分はいかなる方法でも相互に接合することができるが、好ましい結合は留め継ぎを用いるものである。留め継ぎは、ファスナ又は接着剤により、相互に留められてもよい。しかしながら、留め継ぎ端部の各々を接合する好ましい手段は、各端部を互いに融着するか又は溶接することである。これを行うことにより、空気及び水の密封シールが、隣接部分の各々の間に形成される。各部分の壁延長部302は、すべて中央接合部から外方へ延び、かつ同一面に広がる。このとき、各部分のわき柱/敷居延長部304は、すべて中央接合部から後方へ延び、延長部の各々は隣接する延長部に対して垂直である。
【0036】
このように、上述の窓ラップは、相互に接合されるわき柱部分及び敷居部分の長さを変化させることにより、簡単に、いかなる寸法の窓枠にも適合するように製造することができる。わき柱/敷居延長部もまた、いかなる所望のわき柱/敷居の奥行きにも適合するように変化させることができる。所望のわき柱/敷居の奥行きが、わき柱/敷居延長部の長さと比べて浅い場合は、その延長部を適当な奥行きに切断してもよい。しかしながら、所望のわき柱/敷居の奥行きが、わき柱/敷居延長部の長さと比べて深い場合は、所望の奥行きを与えるために、乾式壁1枚をわき柱/敷居延長部に挿入してもよい。
【0037】
窓ラップは、次に、ユニットとして、未仕上げ窓枠に直接挿入することができる。接着剤が、壁延長部302の後面202と未仕上げ枠との間に用いられるのが好ましい。しかしながら、トリム溝又は充填材もまた、窓ラップと未仕上げ窓枠との間に用いることができる。接着剤の使用は、窓ラップの定着を可能にさせ、窓ラップのコーナーでの亀裂発生の可能性を低減し、かつ、窓ラップと枠との間のほぼ気密のシールを与える。窓枠周囲の枠組壁上の乾式壁パネルは、次に、窓ラップの壁延長部302の空間114内に挿入することができる。
【0038】
例として、図13において、窓ラップの延長部は、釘806の使用により、壁枠組800に装着されている。窓ラップは、事前に穴を形成する必要なしに、釘806を後面108のフランジ112を通して打ち込ませるのに十分な柔らかさのプラスチック製であることが好ましい。ネジ、ボルト、接着剤などの使用といった他の方法が、窓ラップを枠組の支持部材に装着する際に、等しく効果的であることが明白に理解される。窓ラップの装着場所及び釘806の位置は、窓ラップが枠組内部及び一つの枠組部材800から次の部材までに存在する可能性のある凹凸を修正するのを可能とするために、変化させることができる。必要に応じて、窓ラップが釘806により装着されるか又は接着剤により固着されるのに先立ち、シムを窓ラップの背後に設置してもよい。乾式壁パネル804の縁部は、前面106と後面108との間の空間114内に挿入され、そのことにより、乾式壁パネル804の縁部が、翼部102、104の外方支柱110と当接する。図13において、前面106と後面108との間の空間114は、乾式壁パネル804を収容するのに過不足のない広さであり、かつ、前面106及び後面108は、乾式壁パネル804に近接して並置されることがわかる。乾式壁パネル804は、このように、釘806を覆い隠す。乾式壁パネル804は、通常の方法で、枠組800に装着される。
【0039】
図13が示すように、次に、縁部200を覆い隠し、かつ、滑らかで平坦な表面を提供するために、プラスター1300が、前面106のテーパ付けされた遠方部分204と乾式壁パネル804のテーパ付けされた縁部に塗布されている。プラスター1300は、仕上装置のテーパ付けされた部分204にのみ塗布されているので、コーナー内部にプラスターを塗布する際に固有の難点が回避されている。こうした難点は、中でも、コーナー内部でプラスターこてを操作する際に、コーナーの2つの側部が出会うところに完全に真っ直ぐな縁部を作り出すのに技能が必要とされるという困難性、及び、窓ラップと乾式壁との間の接合部を完全に覆い隠すために、又は、寸法間違いの、設置間違いの、若しくは反った枠組部材から生じる凹凸を修正するために、数層のプラスター1300が必要とされ、各層が乾燥するのに相当な時間を要することを含む。一旦プラスター1300が塗布されると、壁又はわき柱/敷居の表面は、塗装、壁紙貼り、又は他のいずれかの所望の方法によって仕上げることができる。前面106に結合されている下塗り塗料300は、塗装又は他の壁被覆材が仕上装置の前面106に付着できるようにする。別の実施形態において、ラミネート400が前面106に接着取り付けされていて、次の塗装のための表面を提供することができる。
【0040】
縁部200を覆い隠すために、プラスター代替物を用いることもできる。プラスター代替物は、スタッコ、スタッコプラスター、合成スタッコ、及びセメントサイディング製品を含むが、これらに限定されない。
【0041】
あるいは、窓ラップは、窓ラップの縁部を覆い隠すように窓ラップ及び乾式壁の縁部間にプラスターを塗布せずに取り付けられてもよい。窓ラップは、次に、所望のいずれかの方法で塗装されるか又は被覆されて、縁の周囲に視覚的な縁を与えてもよい。別の代替手段は、窓ラップ及び乾式壁の縁部の上にモールディングを設置することにより、窓ラップを覆い隠すことである。
【0042】
図14(a)は、静止状態にある壁又はわき柱/敷居延長部を図示する。1/2インチ(12.7mm)乾式壁パネル1500が、図14(b)に示されているように、縁部200、202の間の空間114に挿入されるとき、乾式壁パネル1500は、図14(c)に示されるように、縁部200により後面フランジに押し付けられて保持されている。
【0043】
図15(a)は、縁部200、202の間の空間114に挿入された5/8インチ(15.9mm)乾式壁パネル1600を図示する。より厚みのある乾式壁パネル1600の場合は、後面フランジ112は、可撓性のフランジ接合部113において、前面106から遠ざかる方向にピボット運動する。前面106は、各翼部の端部から遠ざかる方向に延長部の前面106から後面へ延びる外方支柱110により、相対的に直線のままとなる。後面フランジ112がピボット運動する一方で、前面106を相対的に直線のままにさせるのに役立つ別の考察は、後面108の壁厚を前面106の壁厚と比べて僅かにより薄くすることである。この効果はまた、可撓性のフランジ接合部113で外方支柱110と交わるところの後面108の壁厚を減らし、それによりその付近の領域を薄弱化して、フランジ接合部113をより容易にピボット運動させる、といった他の方法で促進させることもできる。
【0044】
図15(b)は、図16にさらに示されるように延長部と乾式壁パネル1600が取り付けられると、乾式壁パネル1600に隣接する位置に保持される、後面フランジ112を図示する。
【0045】
装置を用いる場合の最良の結果は、延長部の空間114の内側表面を乾式壁に固着させるのに接着剤が用いられた場合に見出された。好ましくは、融着接着剤が用いられる。この用途に適していることが見出された2つの接着剤は、オハイオ州メンターのOSI Sealants社により製造された製造番号PL Premium、及び、ミシガン州オックスフォードのITW Foam Seal社により製造された製造番号F2100Aと併用される製造番号F2100である。これらの具体的な接着剤の開示は、本発明をこれらの接着剤のみの使用に限定するものではなく、装置での使用にも適している他の接着剤の使用を除外するものでもないことが理解される。
【0046】
図16は、窓ラップの延長部が、どのように5/8インチ(15.9mm)パネル1600に取り付けられるかを図示する。ブロック1700は、装置及び乾式壁パネル1600を、乾式壁パネル1600が装着される枠組表面と平行に保つのに用いることができる。ブロック1700は、延長部の後面108に固着されている。窓ラップ及び乾式壁パネル1600は、釘1702又は他のいくつかの留め具により、枠組表面に固着されている。釘1702が枠組表面に留められるとき、後面フランジ112は、枠組表面と乾式壁パネル1600との間に挟まれ、かつ、これらに隣接する。このように、この窓ラップは、装置の厚みと比べて厚い乾式壁パネルに用いることができる。
【0047】
本発明の窓ラップは、幾通りかの方法で改変されてもよい。第1に、窓ラップは、固体材料又はプラスチック以外の材料で造ることができる。第2に、乾式壁コーナー仕上装置部品は、2つの翼部間の中央に90°の曲げが付けられ、その2つの間の接合部が固定されている状態に、押し出し成型することができる。それが、押し出し成型ステップと角度付け−切断ステップとの間の装置を曲げるステップを省くことになる一方、装置が平らなときにわき柱/敷居部分が相互に接続される前に、装置を保管し及び輸送することをより容易にする。第3に、窓ラップ内に追加の絶縁材が要求される場合、各々の部分が相互に接合される前に、支柱間に絶縁材を設置してもよい。第4に、外方縁部に隣接し、かつ、補強構造が存在しない、各延長部の前面及び後面の外方部分の各々は、除外されてもよい。第5に、わき柱及び敷居部分の各々は、留め継ぎ以外により、又は、各部分を相互に融着すること若しくは溶接すること以外により、相互に接続されてもよい。第6に、壁又はわき柱/敷居延長部の各々は、単一の表面のみを用いて造られていてもよい。最後に、わき柱及び敷居部分は、異なる形状の窓枠に用いることができるように、互いに対して90°以外の角度で相互に接続されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明に従って窓ラップの各部分を形成するのに用いられる部品の一実施形態の部分斜視図である。
【図1a】本発明に従って窓ラップの各部分を形成するのに用いられる部品の別の実施形態の部分斜視図である。
【図1b】本発明に従って窓ラップの各部分を形成するのに用いられる部品の更に別の実施形態の部分斜視図である。
【図2】本発明に従って窓ラップの各部分を形成するのに用いられる好ましい部品の断面図を示す。
【図3】図2の線描き部分から切り取られた詳細断面図であり、本発明に従って窓ラップの各部分を形成するのに用いられる乾式壁コーナー仕上装置の、下塗剤の層で被覆された前面を示す。
【図4】図2の線描き部分から切り取られた詳細断面図を示し、本発明に従って窓ラップの各部分を形成するのに用いられる乾式壁コーナー仕上装置の、接着性ラミネートで被覆された前面を示す。
【図5】本発明に従って窓ラップの各部分を形成するのに用いられる、外側コーナーを形成するために90°に曲げられた乾式壁コーナー仕上装置の断面図を示す。
【図6】図2に示されているような乾式壁コーナー仕上装置の中央接合部の詳細断面図であり、テーパ付けされた接合部を備える装置の実施形態を示す。
【図7】各々が外側コーナーを形成するために曲げられ、相互に設置されるときにその終端部が90°の留め継ぎを形成する角度で切断されている、2つの乾式壁コーナー仕上装置の部分斜視図である。
【図8】各々が外側コーナーを形成するために曲げられ、相互に設置されるときにその終端部が90°の留め継ぎを形成する角度で切断され、本発明の窓ラップを形成するために相互に接合された、4つの乾式壁コーナー仕上装置の正面斜視図を示す。
【図9】図8に示されている窓ラップの背面斜視図を示す。
【図9a】窓ラップの別の実施形態の背面斜視図を示す。
【図10】本発明の窓ラップの正面図である。
【図11】本発明の窓ラップの背面図である。
【図12】本発明の窓ラップの側面図である。
【図13】壁又はわき柱/敷居延長部の断面図であり、乾式壁パネルと共に用いられ乾式パネルと延長部との間にプラスターが塗布されている状態を示す。
【図14a】壁又はわき柱/敷居延長部の部分断面図であり、1/2インチ(12.7mm)(12.7mm)厚の乾式壁パネルを用いた延長部の使用を図示する。
【図14b】壁又はわき柱/敷居延長部の部分断面図であり、1/2インチ(12.7mm)厚の乾式壁パネルを用いた延長部の使用を図示する。
【図14c】壁又はわき柱/敷居延長部の部分断面図であり、1/2インチ(12.7mm)厚の乾式壁パネルを用いた延長部の使用を図示する。
【図15a】壁又はわき柱/敷居延長部の部分断面図であり、5/8インチ(15.9mm)(15.9mm)厚の乾式壁パネルを用いた装置の使用を図示する。
【図15b】壁又はわき柱/敷居延長部の部分断面図であり、5/8インチ(15.9mm)厚の乾式壁パネルを用いた装置の使用を図示する。
【図16】壁又はわき柱/敷居延長部の更に別の部分断面図であり、5/8インチ(15.9mm)厚の乾式壁パネル及び枠組構造に固着させられたブロックを用いた装置の使用を図示する。
【0001】
本発明は、一般に、窓ラップに関し、より具体的には、窓周囲の乾式壁縁部を仕上げるのに用いることができる窓ラップに関する。
【背景技術】
【0002】
窓枠は、典型的には、側部のわき柱と、上部及び底部の敷居とからなり、長方形の形状に形成されている。建物が建築中のときは、未仕上げの窓枠が造られ、壁を通しての窓のための空間を与える。未仕上げの枠は、窓が位置することになる壁の構造に応じて、様々な材料で造ることができるが、典型的には、未仕上げの枠は2×4、又は2×6の間柱を用いて造られる。次に、壁の枠組表面全体に、及び未仕上げの窓枠開口の周囲に、乾式壁を設置することができる。次に、乾式壁コーナーを仕上げる従来の手段のいずれかを用いて、仕上枠のわき柱及び敷居を形成するのに用いられる乾式壁パネルでコーナーを形成することにより、未仕上げの窓枠周囲の乾式壁が仕上げられるか、又は窓ラップが木材又は他の材料で造られて、仕上枠を与え、窓枠周囲の乾式壁の未仕上げの縁部を被覆する。
【0003】
仕上窓枠を造るこれらの従来方法は、時間がかかるものであり、かつ、適切に行われるためには、経験を積んだ職人の技能を必要とする。
【0004】
乾式壁パネルは、部屋の内壁及び天井を形成するために、建築産業において広く用いられている。乾式壁パネルは、紙で被覆された石膏又は強化石膏コアで作られている。乾式壁パネルは、所望の寸法に切断して、各種タイプの枠組に装着することが容易であるという利点を有する。しかしながら、縁部が完全に真っ直ぐかつ滑らかとなり、それらが出会って望みどおりの見た目に美しい完全に真っ直ぐなコーナーを形成できるように乾式壁パネルを切断するのは非常に難しい。さらに、乾式壁パネルが所望の寸法に切断されるとき、パネルの縁部は露出されたまま残されている。この露出された石膏コアは柔らかく、切断された縁部が何らかの方法で保護されない限り、崩れやすい。これは、外壁コーナーで特に重要である。
【0005】
窓枠が木材などの枠組材料で組み立てられるとき、それにより形成される内側及び外側コーナーが完全に真っ直ぐになることはほとんどない。木製枠組部材の寸法、木材の反り、及び一貫性のない建築施工における小さな変動が、壁と窓枠が出会うコーナーが完全に真っ直ぐにならない原因である。次に、乾式壁パネルが、湾曲した枠組材料に装着されるとき、それらの交差部分もまた湾曲することになる。
【0006】
2枚の乾式壁が当接して、仕上窓枠に存在するような内側又は外側コーナーを形成する交差部分に、滑らかで耐久性のある仕上げを提供するために、各種の装置が用いられてきた。用いられる従来装置の中には、乾式壁テープ及び金属製コーナービードがある。従来の乾式壁テープは、ロール状に巻かれた多孔質の紙を巾狭の細長いリボン又はストリップ状にして提供されている。その紙は、時には、水分の浸透を増加させ、気泡がテープの裏側に閉じこめられるのを防ぐために、穴が開けられている。乾式壁テープは、最初に、当接している乾式壁パネルの接合部及び縁部に貼られ、次に、時には「泥」と呼ばれるウェット・プラスターで被覆される。プラスターは、テープの縁部に沿って端がそがれ、かつ均されて、テープ縁部とテープが貼られている乾式壁パネルとの間の境界を隠す。ウェット・プラスターが乾燥したとき、テープ及び乾式壁は塗装され、又は、そうでなければ、適切な壁被覆材を用いて被覆され得る。
【0007】
完全に真っ直ぐな交差部分が達成されるように内側コーナーの両面にプラスターを塗布するためには、相当な技能を必要とする。また、上述の反った枠組部材及び一貫性のない建築施工から生じる湾曲を修正するために、プラスターを何層か塗布しなければならず、各層間で丸1日の乾燥時間が必要とされる。それでも完全に真っ直ぐなコーナーには滅多にならない。最も高度な熟練者でない限り、第2面が塗られている間に、プラスターこてがプラスターの第1面を傷つけることになる。一旦プラスターが塗られ、乾燥されると、それは塗装及び壁紙を施すための適切な表面を提供するのに適した仕上がりとなるまで研磨されなければならない。
【0008】
乾式壁テープは紙で形成されているので、それは非常に柔軟性があり、乾式壁の交差パネル縁部の様々な表面形状に適合することになる。従来の乾式壁テープが壁の外側コーナーで用いられるとき、テープが乾式壁パネルの露出され切断された縁部における凹凸に従うので、テープの柔軟性は、しばしば凹凸のあるコーナー境界を生ずる結果となる。テープは脆くもあり、外側コーナーによって被る不断の物理的酷使に対する十分な耐性がない。結果として、従来の乾式壁テープは、露出された外側コーナーで用いることができない。
【0009】
それゆえ、建物建設において外側コーナーを仕上げるために、金属製コーナービードがしばしば用いられている。従来の金属製ビードは、L字形の又は角度を持たせた断面形状で形成され、典型的には、亜鉛メッキ鋼などの金属の細長い有孔ストリップから製造され、長方形の角度を形成するために長さ方向に90°の屈曲部をもつように恒久的に変形されている。金属製ビードは、典型的には、部屋内部の外側コーナーを形成するために直角に出会う、隣接する乾式壁パネルの交差部分に位置されている。金属製ビードの部分が、乾式壁パネルを通して、乾式壁パネルの背後に配置される木製の支持構造部材まで、所定の位置に釘打ちされる。次に、ウェット・プラスターが、金属製ビードの金属フランジ又は脚状部材を被覆する場所に均され、プラスターの縁部は、金属の縁部を隠すために均され、かつ、端がそがれる。
【0010】
金属製ビードの剛性が、建物内壁の外側コーナーを、鋭く真っ直ぐで審美的に満足な縁部に仕上げることを可能にする一方、金属製ビードの使用は、いくつかの重要な問題を含む。時間が経つと、金属製コーナービードが錆び、それにより、コーナーで壁表面にはっきり目に見える錆の染みを生じさせる。金属製フランジの縁部、又は、金属製コーナービードを乾式壁パネルに取り付けるのに用いられる釘の頭部を完全に被覆することは常には可能でなく、壁の望ましい滑らかな外観を損なう。亀裂が、フランジの外方縁部で重なっているプラスター内に発達することが多い。これが発生するのを防止するために、2又は3層のプラスターがしばしば塗布され、前の層は、次の層が塗られる前に24時間もの間をかけて乾燥させられ固められる。コーナーが、下にある枠組にともなう問題のせいで曲がるか又はぎざぎざにされるとき、金属製ビードは表面領域を十分に被覆することができず、又は、存在する凹凸を修正するのに十分なほどの柔軟性がない。別の問題は、金属製ビードが作られる可鍛性金属は形状記憶性がきわめて乏しく、へこんだり又はしわが寄ったりしやすく、そうなった後では、それを真っ直ぐにして滑らかな仕上げをもたらすのが難しいという事実に内在する。工事現場で材料の大部分が受けやすい粗雑な取扱のために、ストリップがしわになり、へこみ、あるいはねじれ、それゆえ、それらが使用不可能となったり、又は最終的に粗悪な結果を生み出すためにしか使用できなくなるのはまれなことではない。さらに、金属製ストリップは、建築工事において大量に用いられ、相当な費用を計上する可能性がある。
【0011】
その上、乾式壁コーナーが窓枠を仕上げるのに用いられるとき、その結果の枠はあまり絶縁されない。このタイプの枠はまた、あまり強度がなく、窓枠のコーナーでしばしば亀裂が発達する。さらに、外気の漏れも発生することになる。
【0012】
従来の窓ラップが用いられる場合、その結果の枠は、より強度があり、より絶縁され得るが、その使用は、取り付けのために別途の時間と材料と費用を必要とする。こうした従来の窓ラップは、外気の漏れの傾向もある。
【0013】
したがって、窓の周囲に用いられる乾式壁の縁部を保護し、仕上窓枠のために完全に真っ直ぐなコーナーを提供し、強度があり、絶縁性があり、窓枠周囲の外気漏れをなくし、用いるのが容易で経済的な窓ラップに対する必要性が存在する。
【0014】
記述された従来の窓枠仕上方法のいずれも、これらの必要性を充足するものではない。
【0015】
本明細書で説明される窓ラップは、既述のこれらの必要性の全てを充足することができる。その窓ラップは、完全に形成されたコーナーを有し、かつ、いかなる奥行きのわき柱/敷居にも使用できる。その窓ラップは、窓枠の内側縁部周囲の乾式壁の露出された縁部を被覆し、及び保護し、様々な厚みの乾式壁パネルに合うように調整可能である。その窓ラップは、絶縁することができ、外気漏れを防止するためにシールすることができる。最後に、その窓ラップは、その簡素化された断面形状のため、経済的に製造することができる。
【0016】
【特許文献1】
米国特許出願第09/888,011号明細書
【発明の開示】
【0017】
窓ラップは、未仕上げの窓枠周囲の様々な厚みの乾式壁に適応させ、及びそれを保護するのに用いられ、完全に直角のコーナーをもつ窓枠を形成する。窓ラップは、各々が互いに対して垂直に延びるわき柱/敷居延長部及び壁延長部を有する。壁延長部は、前面、後面、及び前面と後面との間に延びる遠方表面を有し、かつ、様々な厚みの乾式壁パネルに合うように調整可能である。下塗り塗料又は接着性ラミネートの層は、塗料が前面に付着することができるように、延長部の各々の前面に塗布されている。窓ラップのわき柱/敷居延長部は、また、壁延長部と同様に作成され、あらゆる奥行きのわき柱/敷居を形成するのに用いることができる。
【0018】
本発明は、添付図面と組み合わせて、より容易に理解できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
乾式壁パネルは、従来、例えば、3/8インチ(9.5mm)幅、1/2インチ(12.7mm)幅、及び5/8インチ(15.9mm)幅などの所定の幅で提供され、全てを含むものではない。本発明の窓ラップは、用いられる乾式壁パネルのいかなる幅にも適合することができる。
【0020】
本発明の窓ラップは、先願であるが同時出願係属中の米国特許出願番号09/888,011の対象である乾式壁コーナー仕上装置部品を用いて製造されるのが好ましい。したがって、乾式壁コーナー仕上装置部品がはじめに記述され、次に乾式壁コーナー仕上装置部品を用いて組み立てられる窓ラップの詳細な説明が続くことになる。
【0021】
図1及び図1aに移ると、乾式壁コーナー仕上装置部品の左翼部102及び右翼部104が、可撓性の中央接合部100に取り付けられ、かつ、そこから末端縁部110に向かって外方に延びている。図1aにおいて、翼部102、104は、前面106及び後面108を有する。前面106及び後面108は、翼部102、104の外方支柱110を超えて外方に延びている。乾式壁コーナー仕上装置が、内側コーナーか外側コーナーのいずれかを被覆する場合、装置の後面108は内壁の枠組に並置される一方、前面106が、壁を形成している乾式壁パネルの表面とつながり、部屋内に面する。図1に示されている実施形態においては、翼部104は前面106のみを有する。前面106は、最終的に壁を装飾するのに用いられるいかなる塗料又は壁被覆材も容易に付着することになるように、図3に示されるような下塗り塗料300の層で被覆されてもよい。あるいは、前面106は、図4に示されるような、それに装着されている接着性ラミネート400を有してもよい。
【0022】
乾式壁コーナー仕上装置の好ましい実施形態において、ラミネート400は前面106に用いられる。最良の結果を得るには、ラミネートは、装置を可撓性の接合部で曲げるときにひび割れないような伸張性又は柔軟性を持つが、他の点では乾式壁パネルの表面特性と同様の表面特性を有すべきである。広範な試験を通じて、最良の結果は、マサチューセッツ州フィッチバーグのFibermark社により製造され、製造番号X41693で販売されている紙ラミネートを用いて得られた。この具体的なラミネートの開示は、本発明をこのラミネートのみの使用に制限するものではなく、装置での使用にも適している他のラミネートの使用を除外するものでもないことが理解される。
【0023】
好ましい実施形態において、紙ラミネートは、塗布後及び装置の通常の作動状態の間の柔軟性を保つ感圧性の接着剤により装置に固着されている。広範な試験を通じて、最良の結果は、ニューハンプシャー州ナシュアのWorthern Industries社により製造され、製造番号Nylco E−68で販売されている接着剤を用いて得られた。この接着剤は、装置とラミネートとの間に融着レベルの結合を与え、ラミネートが装置から剥離する傾向を大きく弱める。他の適切な接着剤は、硬化せず、取り付けられる紙ラミネートの伸張性を打ち消すこともないものを含む。
【0024】
装置それ自体は、様々な材料を用いて押し出し成形されてもよい。本発明の好ましい実施形態において、ペンシルベニア州フォンベルのVeka,Inc.社により製造され、製造番号X−15で販売されているPVCプラスチックが用いられる。この具体的な材料の開示は、本発明をこの材料のみの使用に制限するものではなく、装置での使用にも適している他の材料の使用を除外するものでもないことが理解される。
【0025】
乾式壁コーナー仕上装置部品の構造は、図2において、より明瞭に見られる。可撓性の中央接合部100は、各翼部の前面から他方の面へ延び、かつ、テーパ付けされているか又は平行壁を有するかのどちらかであるのが好ましいが、装置を中央接合部100で様々な角度に曲げることを可能にする、作動可能なV形、U形、C形などのような、いかなる接合部形状も用いることが可能であることが明確に理解される。中央接合部100は、直線的に延びている軸線に沿って延びて、コーナー又は縁部を形成する。
【0026】
可撓性の接合部のテーパ付けされた接合部101の実施形態は、装置の前面106と平行に延びる前面を有する。テーパ付けされた接合部101の後面は、前面に向かって、2つの翼部から内側にテーパ付けされている。このことは、図6においてより明瞭に見ることができるように、装置が接合部に沿って曲げられるとき、そこでそれが最も薄くなるテーパ付けされた接合部101の前面に沿って、鋭くきれいなコーナーを形成させる。
【0027】
可撓性の接合部のテーパ付けされた接合部101の実施形態は、内側及び外側コーナーの両方を形成するのに用いることができる。
【0028】
多数の支柱206は、翼部102、104の各々の後面108を、翼部102、104の各々の前面106から隔てている。図1a、図1b及び図2に示されている実施形態において、支柱206のパターンは、コーナー装置の構造に安定性を与え、なおかつ、以下により詳細に論じられるように、装置が外側コーナーの周りに折り曲げられることを可能にする。図1及び図2に示されている支柱206のパターンが、安定性及び折り曲げ性というこれらの特徴を与えることになる唯一のパターンではなく、他のパターンも適切となるであろうことと、それらが本発明に含まれることとなることが、当業者には明白であろう。
【0029】
後面108の縁部202は、前面106の縁部200を超えて延びている。前面106の外方部分204は、後面108に向かって僅かにテーパが付いており、そのため、以下により詳細に論じられるように、後面108の縁部202と前面106の縁部200が乾式壁パネルの両面に密接して存在し、乾式壁パネルの縁部を前面106と後面108との間の空間114に位置させることができる。
【0030】
可撓性のフランジ接合部113は、後面108と外方縁部110との交差部分に配置されている。後面108は、次に、可撓性のフランジ接合部113で曲げられ、それにより、後面フランジ112が可撓性のフランジ接合部113の周りにピボット運動されて、様々な厚みの乾式壁パネルに合うように前面106と後面108との間の空間114が調整される。
【0031】
図1から図13までに図示された可撓性のフランジ接合部113以外のタイプを本発明において用いることが可能であり、かつ、本発明は、上述の曲げ及びピボット運動を与えるいかなるタイプ及び設計の接合部をも含むことが理解される。
【0032】
装置の好ましい実施形態において、前面106及び後面108は、それらが翼部102、104の各々の遠方端に向かって延びるのに従って、互いに向かって僅かにテーパが付いている。翼部102、104のこのテーパ付けは、装置表面及び挿入された乾式壁パネル表面からの滑らかな移行を容易にするのに役立つ。
【0033】
図5は、外側コーナーを形成するために、中央接合部100で、矢印500により示されているように90°の角度に曲げられた乾式壁コーナー仕上装置を図示する。窓ラップのわき柱及び敷居部分として用いられるためには、各々が90°の外側コーナーの状態に形成された4つの乾式壁コーナー仕上装置が必要とされる。窓ラップの4つの部分は、2つの側部わき柱部分、上部敷居部分、及び底部敷居部分からなる。
【0034】
図7が示すように、各部分の端部は、接合される各部分の端部間で90°の留め継ぎを形成する角度で切断されている。この形状において、乾式壁コーナー仕上装置の翼部は、その時、壁延長部302及びわき柱/敷居延長部304を形成する。
【0035】
図8から図12までは、窓ラップを形成するために相互に組み立てられた4つのわき柱/敷居部分を示す。その部分は、各々の留め継ぎ306で接合されている。わき柱敷居部分はいかなる方法でも相互に接合することができるが、好ましい結合は留め継ぎを用いるものである。留め継ぎは、ファスナ又は接着剤により、相互に留められてもよい。しかしながら、留め継ぎ端部の各々を接合する好ましい手段は、各端部を互いに融着するか又は溶接することである。これを行うことにより、空気及び水の密封シールが、隣接部分の各々の間に形成される。各部分の壁延長部302は、すべて中央接合部から外方へ延び、かつ同一面に広がる。このとき、各部分のわき柱/敷居延長部304は、すべて中央接合部から後方へ延び、延長部の各々は隣接する延長部に対して垂直である。
【0036】
このように、上述の窓ラップは、相互に接合されるわき柱部分及び敷居部分の長さを変化させることにより、簡単に、いかなる寸法の窓枠にも適合するように製造することができる。わき柱/敷居延長部もまた、いかなる所望のわき柱/敷居の奥行きにも適合するように変化させることができる。所望のわき柱/敷居の奥行きが、わき柱/敷居延長部の長さと比べて浅い場合は、その延長部を適当な奥行きに切断してもよい。しかしながら、所望のわき柱/敷居の奥行きが、わき柱/敷居延長部の長さと比べて深い場合は、所望の奥行きを与えるために、乾式壁1枚をわき柱/敷居延長部に挿入してもよい。
【0037】
窓ラップは、次に、ユニットとして、未仕上げ窓枠に直接挿入することができる。接着剤が、壁延長部302の後面202と未仕上げ枠との間に用いられるのが好ましい。しかしながら、トリム溝又は充填材もまた、窓ラップと未仕上げ窓枠との間に用いることができる。接着剤の使用は、窓ラップの定着を可能にさせ、窓ラップのコーナーでの亀裂発生の可能性を低減し、かつ、窓ラップと枠との間のほぼ気密のシールを与える。窓枠周囲の枠組壁上の乾式壁パネルは、次に、窓ラップの壁延長部302の空間114内に挿入することができる。
【0038】
例として、図13において、窓ラップの延長部は、釘806の使用により、壁枠組800に装着されている。窓ラップは、事前に穴を形成する必要なしに、釘806を後面108のフランジ112を通して打ち込ませるのに十分な柔らかさのプラスチック製であることが好ましい。ネジ、ボルト、接着剤などの使用といった他の方法が、窓ラップを枠組の支持部材に装着する際に、等しく効果的であることが明白に理解される。窓ラップの装着場所及び釘806の位置は、窓ラップが枠組内部及び一つの枠組部材800から次の部材までに存在する可能性のある凹凸を修正するのを可能とするために、変化させることができる。必要に応じて、窓ラップが釘806により装着されるか又は接着剤により固着されるのに先立ち、シムを窓ラップの背後に設置してもよい。乾式壁パネル804の縁部は、前面106と後面108との間の空間114内に挿入され、そのことにより、乾式壁パネル804の縁部が、翼部102、104の外方支柱110と当接する。図13において、前面106と後面108との間の空間114は、乾式壁パネル804を収容するのに過不足のない広さであり、かつ、前面106及び後面108は、乾式壁パネル804に近接して並置されることがわかる。乾式壁パネル804は、このように、釘806を覆い隠す。乾式壁パネル804は、通常の方法で、枠組800に装着される。
【0039】
図13が示すように、次に、縁部200を覆い隠し、かつ、滑らかで平坦な表面を提供するために、プラスター1300が、前面106のテーパ付けされた遠方部分204と乾式壁パネル804のテーパ付けされた縁部に塗布されている。プラスター1300は、仕上装置のテーパ付けされた部分204にのみ塗布されているので、コーナー内部にプラスターを塗布する際に固有の難点が回避されている。こうした難点は、中でも、コーナー内部でプラスターこてを操作する際に、コーナーの2つの側部が出会うところに完全に真っ直ぐな縁部を作り出すのに技能が必要とされるという困難性、及び、窓ラップと乾式壁との間の接合部を完全に覆い隠すために、又は、寸法間違いの、設置間違いの、若しくは反った枠組部材から生じる凹凸を修正するために、数層のプラスター1300が必要とされ、各層が乾燥するのに相当な時間を要することを含む。一旦プラスター1300が塗布されると、壁又はわき柱/敷居の表面は、塗装、壁紙貼り、又は他のいずれかの所望の方法によって仕上げることができる。前面106に結合されている下塗り塗料300は、塗装又は他の壁被覆材が仕上装置の前面106に付着できるようにする。別の実施形態において、ラミネート400が前面106に接着取り付けされていて、次の塗装のための表面を提供することができる。
【0040】
縁部200を覆い隠すために、プラスター代替物を用いることもできる。プラスター代替物は、スタッコ、スタッコプラスター、合成スタッコ、及びセメントサイディング製品を含むが、これらに限定されない。
【0041】
あるいは、窓ラップは、窓ラップの縁部を覆い隠すように窓ラップ及び乾式壁の縁部間にプラスターを塗布せずに取り付けられてもよい。窓ラップは、次に、所望のいずれかの方法で塗装されるか又は被覆されて、縁の周囲に視覚的な縁を与えてもよい。別の代替手段は、窓ラップ及び乾式壁の縁部の上にモールディングを設置することにより、窓ラップを覆い隠すことである。
【0042】
図14(a)は、静止状態にある壁又はわき柱/敷居延長部を図示する。1/2インチ(12.7mm)乾式壁パネル1500が、図14(b)に示されているように、縁部200、202の間の空間114に挿入されるとき、乾式壁パネル1500は、図14(c)に示されるように、縁部200により後面フランジに押し付けられて保持されている。
【0043】
図15(a)は、縁部200、202の間の空間114に挿入された5/8インチ(15.9mm)乾式壁パネル1600を図示する。より厚みのある乾式壁パネル1600の場合は、後面フランジ112は、可撓性のフランジ接合部113において、前面106から遠ざかる方向にピボット運動する。前面106は、各翼部の端部から遠ざかる方向に延長部の前面106から後面へ延びる外方支柱110により、相対的に直線のままとなる。後面フランジ112がピボット運動する一方で、前面106を相対的に直線のままにさせるのに役立つ別の考察は、後面108の壁厚を前面106の壁厚と比べて僅かにより薄くすることである。この効果はまた、可撓性のフランジ接合部113で外方支柱110と交わるところの後面108の壁厚を減らし、それによりその付近の領域を薄弱化して、フランジ接合部113をより容易にピボット運動させる、といった他の方法で促進させることもできる。
【0044】
図15(b)は、図16にさらに示されるように延長部と乾式壁パネル1600が取り付けられると、乾式壁パネル1600に隣接する位置に保持される、後面フランジ112を図示する。
【0045】
装置を用いる場合の最良の結果は、延長部の空間114の内側表面を乾式壁に固着させるのに接着剤が用いられた場合に見出された。好ましくは、融着接着剤が用いられる。この用途に適していることが見出された2つの接着剤は、オハイオ州メンターのOSI Sealants社により製造された製造番号PL Premium、及び、ミシガン州オックスフォードのITW Foam Seal社により製造された製造番号F2100Aと併用される製造番号F2100である。これらの具体的な接着剤の開示は、本発明をこれらの接着剤のみの使用に限定するものではなく、装置での使用にも適している他の接着剤の使用を除外するものでもないことが理解される。
【0046】
図16は、窓ラップの延長部が、どのように5/8インチ(15.9mm)パネル1600に取り付けられるかを図示する。ブロック1700は、装置及び乾式壁パネル1600を、乾式壁パネル1600が装着される枠組表面と平行に保つのに用いることができる。ブロック1700は、延長部の後面108に固着されている。窓ラップ及び乾式壁パネル1600は、釘1702又は他のいくつかの留め具により、枠組表面に固着されている。釘1702が枠組表面に留められるとき、後面フランジ112は、枠組表面と乾式壁パネル1600との間に挟まれ、かつ、これらに隣接する。このように、この窓ラップは、装置の厚みと比べて厚い乾式壁パネルに用いることができる。
【0047】
本発明の窓ラップは、幾通りかの方法で改変されてもよい。第1に、窓ラップは、固体材料又はプラスチック以外の材料で造ることができる。第2に、乾式壁コーナー仕上装置部品は、2つの翼部間の中央に90°の曲げが付けられ、その2つの間の接合部が固定されている状態に、押し出し成型することができる。それが、押し出し成型ステップと角度付け−切断ステップとの間の装置を曲げるステップを省くことになる一方、装置が平らなときにわき柱/敷居部分が相互に接続される前に、装置を保管し及び輸送することをより容易にする。第3に、窓ラップ内に追加の絶縁材が要求される場合、各々の部分が相互に接合される前に、支柱間に絶縁材を設置してもよい。第4に、外方縁部に隣接し、かつ、補強構造が存在しない、各延長部の前面及び後面の外方部分の各々は、除外されてもよい。第5に、わき柱及び敷居部分の各々は、留め継ぎ以外により、又は、各部分を相互に融着すること若しくは溶接すること以外により、相互に接続されてもよい。第6に、壁又はわき柱/敷居延長部の各々は、単一の表面のみを用いて造られていてもよい。最後に、わき柱及び敷居部分は、異なる形状の窓枠に用いることができるように、互いに対して90°以外の角度で相互に接続されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明に従って窓ラップの各部分を形成するのに用いられる部品の一実施形態の部分斜視図である。
【図1a】本発明に従って窓ラップの各部分を形成するのに用いられる部品の別の実施形態の部分斜視図である。
【図1b】本発明に従って窓ラップの各部分を形成するのに用いられる部品の更に別の実施形態の部分斜視図である。
【図2】本発明に従って窓ラップの各部分を形成するのに用いられる好ましい部品の断面図を示す。
【図3】図2の線描き部分から切り取られた詳細断面図であり、本発明に従って窓ラップの各部分を形成するのに用いられる乾式壁コーナー仕上装置の、下塗剤の層で被覆された前面を示す。
【図4】図2の線描き部分から切り取られた詳細断面図を示し、本発明に従って窓ラップの各部分を形成するのに用いられる乾式壁コーナー仕上装置の、接着性ラミネートで被覆された前面を示す。
【図5】本発明に従って窓ラップの各部分を形成するのに用いられる、外側コーナーを形成するために90°に曲げられた乾式壁コーナー仕上装置の断面図を示す。
【図6】図2に示されているような乾式壁コーナー仕上装置の中央接合部の詳細断面図であり、テーパ付けされた接合部を備える装置の実施形態を示す。
【図7】各々が外側コーナーを形成するために曲げられ、相互に設置されるときにその終端部が90°の留め継ぎを形成する角度で切断されている、2つの乾式壁コーナー仕上装置の部分斜視図である。
【図8】各々が外側コーナーを形成するために曲げられ、相互に設置されるときにその終端部が90°の留め継ぎを形成する角度で切断され、本発明の窓ラップを形成するために相互に接合された、4つの乾式壁コーナー仕上装置の正面斜視図を示す。
【図9】図8に示されている窓ラップの背面斜視図を示す。
【図9a】窓ラップの別の実施形態の背面斜視図を示す。
【図10】本発明の窓ラップの正面図である。
【図11】本発明の窓ラップの背面図である。
【図12】本発明の窓ラップの側面図である。
【図13】壁又はわき柱/敷居延長部の断面図であり、乾式壁パネルと共に用いられ乾式パネルと延長部との間にプラスターが塗布されている状態を示す。
【図14a】壁又はわき柱/敷居延長部の部分断面図であり、1/2インチ(12.7mm)(12.7mm)厚の乾式壁パネルを用いた延長部の使用を図示する。
【図14b】壁又はわき柱/敷居延長部の部分断面図であり、1/2インチ(12.7mm)厚の乾式壁パネルを用いた延長部の使用を図示する。
【図14c】壁又はわき柱/敷居延長部の部分断面図であり、1/2インチ(12.7mm)厚の乾式壁パネルを用いた延長部の使用を図示する。
【図15a】壁又はわき柱/敷居延長部の部分断面図であり、5/8インチ(15.9mm)(15.9mm)厚の乾式壁パネルを用いた装置の使用を図示する。
【図15b】壁又はわき柱/敷居延長部の部分断面図であり、5/8インチ(15.9mm)厚の乾式壁パネルを用いた装置の使用を図示する。
【図16】壁又はわき柱/敷居延長部の更に別の部分断面図であり、5/8インチ(15.9mm)厚の乾式壁パネル及び枠組構造に固着させられたブロックを用いた装置の使用を図示する。
Claims (35)
- 窓枠の内側表面に枠形成し、かつ内壁表面を囲むための窓ラップであって、縦方向軸線に沿って延びる接合部で接合された2つの延長部、すなわち、壁延長部及びわき柱/敷居延長部を備え、前記壁延長部は補強構造により隔てられた前面及び後面を有し、壁延長部の前面及び後面の外方部分には前記補強構造が存在せず、後面の外方部分は隣接する補強構造と共に縦方向のヒンジを形成し、それにより後面の外方部分は様々な厚みのパネルを収容するべく後方にピボット運動することができることを特徴とする窓ラップ装置。
- 前記わき柱/敷居延長部は、補強構造により隔てられた前面及び後面を有し、前記わき柱/敷居延長部の後面もまた、隣接する補強構造と共に縦方向のヒンジを形成する外方部分を有することを特徴とする請求項1に記載の窓ラップ装置。
- 前記わき柱/敷居延長部の前面及び後面の外方部分には、補強構造が存在しないことを特徴とする請求項2に記載の窓ラップ装置。
- 前記接合部は、可撓性の接合部であることを特徴とする請求項1に記載の窓ラップ装置。
- 前記壁延長部及びわき柱/敷居延長部は、相互に90°の角度をなして接合部から延びていることを特徴とする請求項1に記載の窓ラップ装置。
- 壁延長部及びわき柱/敷居延長部の前面の外方部分のいずれかは、前記補強構造を超えて延びていないことを特徴とする請求項2に記載の窓ラップ装置。
- 壁延長部及びわき柱/敷居延長部の前面の外方部分の両方は、前記補強構造を超えて延びていないことを特徴とする請求項2に記載の窓ラップ装置。
- 壁延長部及びわき柱/敷居延長部の後面の外方部分のいずれかは、前記補強構造を超えて延びていないことを特徴とする請求項2に記載の窓ラップ装置。
- 壁延長部及びわき柱/敷居延長部の後面の外方部分の両方は、前記補強構造を超えて延びていないことを特徴とする請求項2に記載の窓ラップ装置。
- 壁延長部及びわき柱/敷居延長部の前面及び後面の外方部分のいずれも、前記補強構造を超えて延びていないことを特徴とする請求項2に記載の窓ラップ装置。
- 未仕上げの窓枠周囲に仕上窓枠を形成するのに用いる窓ラップであって、前記窓ラップは複数の部品を備え、部品の各々は2つの延長部、すなわち、壁延長部及びわき柱/敷居延長部を備え、延長部の各々は前面及び後面を有し、該前面及び後面は内方及び外方縁部を有し、補強構造は壁延長部の前面と後面との間に延び、2つの延長部の内方縁部は縦方向軸線に沿って延びる接合部で接合され、前記前面及び後面は補強構造の存在しない外方部分を有し、部品の各々は、それらの縦方向端部で相互に連結され、それにより該部品の各々の壁延長部のすべてがそれらの前記接合部から外方へ延び、かつ同一面に広がり、前記部分の各々のわき柱/敷居延長部のすべてがそれらの前記接合部から後方へ延び、前記わき柱/敷居延長部の各々が壁延長部と垂直に広がるようにされていることを特徴とする窓ラップ。
- 窓ラップが4つのわき柱及び敷居部品を備え、各々が互いに対して直角にそれらの縦方向端部で相互に連結されて、長方形の形状を形成することを特徴とする請求項11に記載の窓ラップ。
- わき柱/敷居延長部は、前面及び後面を有し、該前面及び後面は、前面と後面との間に延びる補強構造と共に内方及び外方縁部を有することを特徴とする請求項11に記載の窓ラップ。
- 前記接合部が可撓性であり、後面の内方縁部が前記可撓性の接合部から外方に互いに離間されていることを特徴とする請求項11に記載の窓ラップ。
- 前記延長部の前記前面及び後面は、前記接合部の外方の方向に互いに向かって近づいていくことを特徴とする請求項13に記載の窓ラップ。
- 前記補強構造は、前記延長部の各々の前面と後面との間に延びる複数の支柱をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の窓ラップ。
- 絶縁材は、前記支柱と前記延長部の各々の前面及び後面との間の間隙を埋めるのに用いられることを特徴とする請求項16に記載の窓ラップ。
- 前記延長部の各々の後面の前記外方部分は、前記窓ラップを枠組に装着するためのフランジを与えることを特徴とする請求項13に記載の窓ラップ。
- 前記延長部の各々の前面は、下塗り塗料又はラミネートにより被覆されていることを特徴とする請求項13に記載の窓ラップ。
- 前記延長部の各々の前面は、通常の作動状態において、柔軟性を保ち、かつ紙ラミネートの伸張性を打ち消すことのない接着剤により固着された伸張性の紙ラミネートで被覆されていることを特徴とする請求項13に記載の窓ラップ。
- 延長部の前面及び後面の外方部分間の通常の開口と比べて厚い乾式壁パネルを用いる場合に、乾式壁パネル及び窓ラップを乾式壁パネル及び窓ラップが固着される枠組表面と平行に保たせるために、延長部の後面に隣接する位置に置かれるブロックが併用されていることを特徴とする請求項1に記載の窓ラップ。
- 前記延長部の前面及び後面の外方部分の内側表面は、接着剤により、窓ラップ延長部と共に用いられている乾式壁パネルに固着されることを特徴とする請求項13に記載の窓ラップ。
- 前記延長部の前面及び後面の外方部分の一方又は両方は、取り除かれるか又は除外されていることを特徴とする請求項13に記載の窓ラップ。
- 前記わき柱/敷居延長部は、わき柱/敷居延長部の長さと比べて浅いわき柱/敷居に適応させるべく、切断されるか又はそうでなければ短くされていることを特徴とする請求項11に記載の窓ラップ。
- わき柱/敷居延長部の長さと比べて奥行きのあるわき柱/敷居に適応させるべく、乾式壁のある一定の長さが、わき柱/敷居延長部の前面及び後面の外方部分間の開口に挿入されることを特徴とする請求項13に記載の窓ラップ。
- 部品の各々は、留め継ぎにより相互に連結されることを特徴とする請求項11に記載の窓ラップ。
- 留め継ぎの各々は、相互に融着されるか又は溶接されることを特徴とする請求項26に記載の窓ラップ。
- 2つの側部わき柱、上部敷居、及び底部敷居を有する窓枠を仕上げる方法であって、
2つのわき柱部品、上部敷居部品、及び底部敷居部品を備える窓ラップであって、部品の各々は2つの延長部、すなわち、壁延長部及びわき柱/敷居延長部を備え、延長部の各々は前面及び後面を有し、該前面及び後面は内方及び外方縁部を有し、補強構造は2つの延長部の各々の前面と後面との間に延び、2つの延長部の内方縁部は縦方向軸線に沿って延びる接合部で接合され、前記前面及び後面は補強構造の存在しない外方部分を有し、わき柱及び敷居部品の各々は、それらの縦方向端部で互いに対して直角に相互に連結されて長方形の形状を形成し、それにより前記わき柱及び敷居部品の各々の壁延長部のすべてがそれらの前記接合部から外方へ延び、かつ同一面に広がり、前記わき柱及び敷居部品の各々のわき柱/敷居延長部のすべてがそれらの前記接合部から後方へ延び、前記わき柱/敷居延長部の各々が隣接するわき柱/敷居延長部及び壁延長部の各々に対して垂直に広がっている窓ラップを与えるステップと、
窓ラップを未仕上げ窓枠内に挿入するステップと、
窓ラップ及び挿入された乾式壁パネルを枠組表面に固着するステップと、
プラスター又はプラスター代替物を窓ラップと乾式壁パネルが出会う領域に塗布して、装置とパネルとの間の滑らかで平坦な表面を創出するステップと、
プラスター又はプラスター代替物を乾燥させるステップと、
塗料又は他の表面被覆材を、取り付けられた窓ラップ及び乾式壁パネルに塗布するステップと、
を含むことを特徴とする方法。 - 2つの側部わき柱、上部敷居、及び底部敷居を有する窓枠を仕上げる方法であって、
2つのわき柱部品、上部敷居部品、及び底部敷居部品を備える窓ラップであって、部品の各々は2つの延長部、すなわち、壁延長部及びわき柱/敷居延長部を備え、延長部の各々は前面及び後面を有し、該前面及び後面は内方及び外方縁部を有し、補強構造は2つの延長部の各々の前面と後面との間に延び、2つの延長部の内方縁部は縦方向軸線に沿って延びる接合部で接合され、前記前面及び後面は補強構造の存在しない外方部分を有し、後面の外方部分は補強構造に隣接する縦方向のヒンジを形成し、それにより、延長部の各々の後面の外方部分は様々な厚みの乾式壁パネルを収容するべく後方へピボット運動することができ、わき柱及び敷居部品の各々は、互いに対して直角にそれらの縦方向端部で相互に連結されて長方形の形状を形成し、それにより前記わき柱及び敷居部品の各々の壁延長部のすべてがそれらの前記接合部から外方へ延び、かつ同一面に広がり、前記わき柱及び敷居部品の各々のわき柱/敷居延長部のすべてがそれらの前記接合部から後方へ延び、前記わき柱/敷居延長部の各々が隣接するわき柱/敷居延長部及び壁延長部の各々に対して垂直に広がっている窓ラップを与えるステップと、
接着剤を壁延長部の前面及び後面の外方部分の内側表面に塗布するステップと、
乾式壁パネルを壁延長部の各々の前面と後面との間の空間に挿入するステップと、
必要に応じて、シムを窓ラップと枠組表面との間に設置するステップと、
窓ラップを未仕上げ窓枠内に挿入するステップと、
窓ラップ及び挿入された乾式壁パネルを、窓ラップと枠組表面との間に接着剤を塗布することにより、枠組表面に固着するステップと、
プラスター又はプラスター代替物を、窓ラップ及び乾式壁パネルが出会う領域に塗布して、装置とパネルとの間の滑らかで平坦な表面を創出するステップと、
プラスター又はプラスター代替物を乾燥させるステップと、
塗料又は他の表面被覆材を、取り付けられた窓ラップ及び乾式壁パネルに塗布するステップと、
を含むことを特徴とする方法。 - 延長部の前記前面及び後面の外方部分の一方又は両方が取り除かれ、乾式壁パネルが枠組表面に固着されるのに先立ち、窓ラップが未仕上げ窓枠に挿入されることを特徴とする請求項28に記載の方法。
- 窓ラップが未仕上げ窓枠に挿入されるのに先立ち、わき柱/敷居延長部の長さと比べて浅いわき柱/敷居を提供するべく、わき柱/敷居延長部が切断されるか又は他の方法で短くされていることを特徴とする請求項28に記載の方法。
- 接着剤がわき柱/敷居延長部の内側表面にさらに塗布され、わき柱/敷居延長部の長さと比べて奥行きのあるわき柱/敷居を提供するべく、乾式壁のある一定の長さがわき柱/敷居延長部の前面及び後面の外方部分間の開口に挿入されることを特徴とする請求項28に記載の方法。
- 挿入された乾式壁パネルが延長部の前面及び後面の外方部分間の通常の空間と比べて厚い場合に、乾式壁パネル及び窓ラップを乾式壁パネル及び窓ラップが固着される枠組表面と平行に保たせるべく、ブロックが、通常の空間と比べて厚い乾式壁パネルに適合する各翼部の後面に隣接して設置されることを特徴とする請求項32に記載の方法。
- プラスター又はプラスター代替物が塗布されないことを特徴とする請求項28に記載の方法。
- 窓枠の内側表面に枠形成し、内壁表面を囲む窓ラップを形成する乾式壁コーナー仕上装置部品の使用であって、
縦方向端部間に所定の長さを有する複数の部品であって、部品の各々は壁延長部及びわき柱/敷居延長部を有し、延長部の各々は前面及び後面を有し、該前面及び後面は内方及び外方縁部を有し、補強構造は壁延長部の前面と後面との間に延び、2つの延長部の内方縁部は縦方向軸線に沿って延びる接合部で接合され、前記前面及び後面は補強構造の存在しない外方部分を有し、後面の外方部分は補強構造に隣接する縦方向のヒンジを形成し、それにより後面の外方部分は様々な厚みのパネルを収容するべく後方へピボット運動することができ、部品の各々の縦方向端部は、部品が縦方向端部で相互に連結されて、前記部品の各々の壁延長部のすべてが前記接合部から外方へ延び、かつ同一面に広がり、前記部品の各々のわき柱/敷居延長部のすべてが壁延長部に対して垂直な平面内に広がるように前記接合部から後方へ延びている前記窓ラップを形成するように形成されている、複数の部品を与え、
前記部品を部品の縦方向端部で相互に連結して前記窓ラップを形成する、
ことを含む使用。
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