JPH0765347B2 - 構造物間の密封材 - Google Patents

構造物間の密封材

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JPH0765347B2
JPH0765347B2 JP16554986A JP16554986A JPH0765347B2 JP H0765347 B2 JPH0765347 B2 JP H0765347B2 JP 16554986 A JP16554986 A JP 16554986A JP 16554986 A JP16554986 A JP 16554986A JP H0765347 B2 JPH0765347 B2 JP H0765347B2
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JP
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opening
sealing material
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JP16554986A
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久也 潤田
千秋 須藤
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Bridgestone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、構造物間、例えば相隣接するケーソン間に挿
入設置され、両ケーソン間の隙間の水の流通をできるだ
け阻止して両ケーソン間の隙間からの土砂等の流出を防
止した構造物間の密封材に関するものである。
従来技術 従来、海岸の埋立てに際しては海中にケーソン等の構造
物を据付け、これによって埋立て土砂を堰止めて土砂の
流出、崩壊を防止している。
特に重力式ケーソンを使用する場合には、波浪もしくは
捨石等の不等沈下によって相隣接するケーソン間に大き
な隙間が生じ、これらの隙間を埋めるために密封材を挿
入するが、ケーソン間の隙間は狭いもの広いもの種々あ
り、またこの隙間を確実に塞ぐ必要上、挿入後拡大でき
る構造が望ましい。
このような構造のものとして、第8図に図示するよう
に、弾性部材からなる袋状の密封材01をケーソン02,02
間に挿入し、該密封材01の内部に土砂等の充填材04を充
填して密封材01を膨張させ、両側のケーソン02,02に密
着させるようにしたものがある。
この密封材01は、第9図に示すように、平坦な板状体に
ベルト成型用プレスによって成型され、袋部は該袋部の
内面となる部分03に離型剤を挿入して置くことにより形
成される。06は繊維またはスチール等の補強材である。
しかしこのような密封材においては、これが充填材04に
よって膨張する時、その下端部Aが第8図に示すように
曲率をもって拡開するため、下方の隅に隙間05が生じ、
この隙間05から埋立土砂が流出する。
この埋立土砂の流出を防止した構造物間の密封材を本出
願人は特願昭59-229022号(特開昭61-109824号公報)と
して出願した。
この出願の密封材011は、第10図ないし第11図に図示さ
れるように、中空の帯状本体012と、この本体012の両面
に沿わせてそれぞれ添設した4枚の開閉部材013とから
成り、これらの本体012および開閉部材013はいずれもゴ
ム等の弾性材料で作られている。この密封材011はベル
ト成型用プレスによって成形され、使用前は第10図に示
すように扁平な帯状をなしている。
第10図においてaは、本体012が第11図に示すように袋
状に拡開した時にその内面を形成する部分で、この部分
は成型時に離型材を介在させて素材相互の接着を防ぐこ
とにより形成される。
また、本体012と各開閉部材013との間も同様にして本体
012の両縁部を除いた部分bにおいて分離されており、
従って各開閉部材013はその一方の端縁部014を本体012
に沿って接合され、他方の端縁部を自由端015として本
体012の外面に沿っている。前記袋の内面を形成する分
離部分aは、第11図に示すように、本体012の下端まで
は達せず、本体012の下部には底部016が形成されてい
る。そして本体012には部分aを包囲して帆布またはバ
イアスコード等からなる補強材017が埋設されており、
各開閉部材013にも同様な補強材(図示されず)が埋設
されている。
この密封材011は第10図に示すような扁平状態で隣接す
るケーソン019,019(第11図)間に挿入した後、部分a
を開いて内部に水膨潤ゴムを装入してから、水、砂等を
充填する。すると本体012は第11図に示すように鞘状に
膨張するが、この時本体012と接合している開閉部材013
の端縁部014が本体012の変形に伴なって角度を変えるの
で、開閉部材013は本体012の外面を離れて側方に張出
し、その自由端015の近傍が第11図に示すようにケーソ
ン019に密着する。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、密封材011の底部016では、本体012の膨
張が充分でない結果、開閉部材013の側方への張出しが
不充分であり、しかもケーソン019の設定基礎020に開閉
部材013の下端が接して開閉部材013の側方への張出しを
拘束しようとする力が働くため、密封材011底部におけ
る開閉部材013の自由端015はケーソン019の側面に密着
できず、埋立土砂の流出を確実に防止することが困難で
あった。
問題点を解決するための手段および作用 本発明はこのような難点を克服した構造物間の密封材の
改良に係り、構造物間に介在し該構造物間を密封する弾
性材料からなる中空帯状密封材の下部において、該中空
帯状密封材の巾の少なくとも半分を越える巾を有する開
閉部材を、前記中空帯状密封材の側面の一側縁から略巾
中央部の任意の位置迄に接離自在に配設するとともに、
該開閉部材の基部を、前記密封材の側面の他側縁から略
中央部の任意の位置迄に一体に付設し、この開閉部材の
長さ方向の曲げ剛性を高めることにより、中空帯状密封
材の膨張時に、該密封材の下部の不充分な膨張による開
閉部材の張出し不足を、該密封材の中間部の充分な膨張
による開閉部材の張出しで補うことができる。
実施例 以下第1図ないし第7図に図示された本発明の一実施例
について説明する。
密封材1の帯状本体2は、分離部分aを包囲した帆布ま
たはバイアスコード等からなる補強材3をゴム等の弾性
材料層中に埋設してなり、成型時に離型材を介在させて
素材相互の接着を防ぐことによって、袋状拡開時に内面
とからなる分離部分が形成される。
帯状本体2の下部において、その一側端2aから帯状本体
2の巾中央迄に、かつ帯状本体2の下縁2bから帯状本体
2の巾Wと等しい高さの個所迄帯状本体2の両側面2cと
分離部分aとの厚みの中心部に位置し前記分離部分aと
同様に剥離部分bが形成され、この剥離部分bの外方に
は補強帆布が埋設された開閉部片4が構成されている。
さらに帯状本体2の開閉部片4の内面に、高さが帯状本
体2の巾Wと等しく、巾が帯状本体2の巾Wの2/3の寸
法を有する矩形の鋼板5が一体に添接されるとともに、
開閉部片4より帯状本体2の他側端2dに向って帯状本体
2の内部の鋼板5の基部5aが一体に埋設されており、開
閉部片4および鋼板5でもって開閉部材が構成されてい
る。
第1図ないし第7図に図示の実施例は前記したように構
成されているので、扁平な状態で隣接するケーソン6,6
(第4図、第5図および第7図)間に密封材1を挿入し
た後、分離部分aを開いて内部に水、砂または水膨潤ゴ
ム等の膨張材の如き充填材7を注入すると、帯状本体2
は鞘に近い形状に膨張する。
この場合、密封材1がケーソン6,6間に挿入されていな
い状態では、帯状本体2の巾Wの2/3の巾を有する鋼板
5の基部5aが帯状本体2の中央部より他側縁2dにむかっ
て一体に埋設されているため、基部5aの近くの帯状本体
2の部分2eの斜面方向に沿い開閉部片4および鋼板5は
第7図に図示されるように上方から見て八字状に開こう
とするが、第5図および第6図に図示されるように、密
封材1がケーソン6,6間に挿入された状態では、開閉部
片4および鋼板5はその開きが拘束され、開閉部片4は
相互に平行な状態でケーソン6,6の側面6a,6aに密接しう
る。
この状態において、帯状本体2の下縁2bの近くの帯状本
体2の膨張の度合いがそれより上方の膨張度合に比べて
小さく、かつケーソン6の設置基礎8の抵抗によって開
閉部片4および鋼板5の下部が開こうとする力が不足し
ても、鋼板5の剛性によって鋼板5の上部に働く開閉部
片4および鋼板5の開放力が開閉部片4および鋼板5の
下部に伝達され、ケーソン6,6間は下部から上方に亘っ
て充分に密封される。
特にケーソン6,6間の設置基礎8の近傍においては、水
流によって設置基礎8の土砂が洗掘され易いが、この開
閉部片4および鋼板5が設置基礎8に密接して、水の流
れが阻止されるため、土砂等の流出を確実に防止するこ
とができる。
発明の効果 このように本発明においては、中空帯状密封材の膨張時
に、該密封材の下部の不充分な膨張による開閉部材の張
出し不足を、該密封材の中間部の充分な膨張による開閉
部材の張出しで補うことができるため、構造物間の側面
に開閉部材の自由端縁を上方から下方に達する全深さに
亘り密接させて、構造物間を完全に密接し、土砂等の流
出を確実に防止することができる。海側に開閉部材の上
部自由端がないため、水の進入がないが、従来品(第11
図)では水の流入があるので土砂の流出が起る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明に係る構造物間の密封材の
一実施例を図示した図面であり、第1図はその収縮状態
における帯状本体の一部横断した斜視図、第2図はその
下部側面図、第3図はケーソン間に密封材を挿入して膨
張させた状態の側面図、第4図は第3図のIV-IV矢視
図、第5図は第3図のV−Vに沿って截断した横断平面
図、第6図はその一部欠除した斜視図、第7図はケーソ
ン間に密封材を挿入しないまま膨張させた場合の密封材
の斜視図、第8図はケーソン間で従来の密封材を膨張さ
せた場合の縦断正面図、第9図はその密封材を収縮させ
た場合の横断面図、第10図はこれを改良した本出願人の
出願に係る従来の密封材の収縮状態における一部横断斜
視図、第11図はこれを膨張させた場合の一部欠除斜視図
である。 1……密封材、2……帯状本体、3……補強材、4……
開閉部片、5……鋼板、6……ケーソン、7……充填
材、8……設置基礎、a……分離部分、b……剥離部
分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造物間に介在し該構造物間を密封する弾
    性材料からなる中空帯状密封材の下部において、該中空
    帯状密封材の巾の少なくとも半分を越える巾を有し少な
    くとも長さ方向に曲げ剛性の大きな開閉部材を、前記中
    空帯状密封材の側面の一側縁から略巾中央部の任意の位
    置迄に接離自在に配設するとともに、該開閉部材の基部
    を、前記密封材の側面の他側縁から略中央部の任意の位
    置迄に一体に付設したことを特徴とする構造物間の密封
    材。
JP16554986A 1986-07-16 1986-07-16 構造物間の密封材 Expired - Lifetime JPH0765347B2 (ja)

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JPS6322941A JPS6322941A (ja) 1988-01-30
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JP2007223165A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Osaka Gas Co Ltd 配管補修用掘削具とその掘削具を使用する配管補修方法

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