JPH07646A - 電気かみそりの外刃製造方法及び外刃の母型 - Google Patents

電気かみそりの外刃製造方法及び外刃の母型

Info

Publication number
JPH07646A
JPH07646A JP5143093A JP14309393A JPH07646A JP H07646 A JPH07646 A JP H07646A JP 5143093 A JP5143093 A JP 5143093A JP 14309393 A JP14309393 A JP 14309393A JP H07646 A JPH07646 A JP H07646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer blade
thin plate
curved
manufacturing
longitudinal direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5143093A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Furuichi
武 古市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP5143093A priority Critical patent/JPH07646A/ja
Publication of JPH07646A publication Critical patent/JPH07646A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性が良く外刃形状の精度を良くする電気
かみそりの製造方法及び外刃の母型の提供を目的とす
る。 【構成】 電鋳母材22の長手方向に、所定間隔をおいて
レジスト樹脂3 を焼付けて、その焼付けた部分を母型部
21とし、電鋳母材22の各母型部21間の短手方向両側縁に
切欠部7 を形成し、電鋳母材22の各母型部21間の略中央
位置に絞り基準孔6 を形成し、各母型部21が長手方向及
び短手方向に湾曲するように絞り加工した後、各母型部
21に電着を行って、長手方向及び短手方向に湾曲する外
刃1 を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往復式やロータリー式
等の電気かみそりの外刃の製造方法及び外刃の母型に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気かみそりの外刃製造方法は、
薄く精度の良い外刃を得るために、電鋳法によるものが
一般的であった。例えば、特開昭57-79192号に開示され
た製造方法によれば、形成しようとする外刃と略同一形
状外表面を有する導電性の母型の表面上に、その外刃の
毛導入孔に対応する部分に絶縁性薄膜を形成し、これを
電着槽に侵漬することにより母型の絶縁性薄膜を形成し
ない露出部分に1次電着部を形成し、次いで1次電着部
の表面に2次電着部を形成し、その後この2次電着部を
母型より剥離すれば外刃完成品が得られた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の電気か
みそりの外刃製造方法において、外刃の母型は厚みの厚
いものであり、種々の形状の母型を得るには、多くの材
料と時間とを費やさなければならず、生産効率の悪いも
のであった。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされるも
のであり、その目的とするところは、生産性が良く外刃
形状の精度を良くする電気かみそりの外刃の製造方法及
び外刃の母型を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の電気かみそりの外刃製造方法は、長
尺の導電性薄板の長手方向に所定間隔をおいて複数個の
母型を形成し、外刃の毛導入孔に対応するように各母型
の表面に絶縁性薄膜を形成し、各母型が長手方向及び短
手方向に湾曲するように導電性薄板を絞り加工した後、
各母型の表面に対して電着を行って長手方向及び短手方
向に湾曲してなる外刃を形成する方法としている。
【0006】また、請求項2記載の電気かみそりの外刃
製造方法は、請求項1記載の導電性薄板を絞り加工する
までの工程において、導電性薄板の各母型間の短手方向
両側縁に切欠部を形成する方法としている。
【0007】また、請求項3記載の電気かみそりの外刃
製造方法は、請求項2記載の導電性薄板を絞り加工する
までの工程において、導電性薄板の各母型間の略中間位
置に絞り加工用の絞り基準部を形成する方法としてい
る。
【0008】また、請求項4記載の電気かみそりの外刃
製造方法は、請求項2記載の絞り加工の工程において、
導電性薄板を長手方向及び短手方向のうちのいずれか一
方向に湾曲した後、長手方向及び短手方向のうちの他方
向に湾曲する方法としている。
【0009】また、請求項5記載の電気かみそりの外刃
の母型は、長手方向及び短手方向に湾曲してなるもので
あって、その長手方向又は短手方向に所定間隔をおいて
複数個併設された構成としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の方法によれば、長手方向及び短
手方向に湾曲する複数個の母型を用いて各母型表面に対
して電着を行うので、長手方向及び短手方向に湾曲して
なる薄肉の外刃が量産できる。
【0011】請求項2記載の方法によれば、導電性薄板
を絞り加工する工程において、各母型の伸びを少なくす
るとともに各母型のシワの発生を抑える。
【0012】請求項3記載の方法によれば、絞り基準部
が板厚方向にずれないように絞り基準部を固定して導電
性薄板を絞り加工すると、各母型は他の母型からの影響
を受けにくくなる。
【0013】請求項4記載の方法によれば、請求項2記
載の方法よりも、各母型の伸びを少なくするとともに各
母型のシワの発生を抑える。
【0014】請求項5記載の構成によれば、各母型表面
に対して電着を行った場合、長手方向及び短手方向に湾
曲してなる薄肉の外刃が形成できる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図11に基づい
て説明する。
【0016】第1図は、本実施例で得られた往復式又は
ロータリ式電気かみそりの外刃1 を示している。外刃1
は、長手方向(図中のX方向)及び短手方向(図中のY
方向)に湾曲してなるものであり、多数の毛導入孔11
と、外刃1 を外刃フレーム(図示せず)に取り付けるた
めの孔12(8個)とが形成されている。
【0017】以下、上記外刃1 の製造方法を工程順に説
明する。まず、アルミニウム、真鍮、銅等の金属材料で
四角形薄板状の電鋳母材2 を形成する。そして、電鋳母
材2 の表面に絶縁性のレジスト樹脂3 を塗布した後、複
数の外刃1 のパターン13が縦横に配列したフィルムを介
して電鋳母材2 を露光して、電鋳母材2 の表面に複数の
外刃1 のパターンを焼き付ける。この焼き付けた部分の
各々を母型部21とする。露光後、電鋳母材2 の表面に焼
き付けられなかった不要なレジスト樹脂3 を洗浄により
除去する。図2中の13a は毛導入孔11に対応する毛導入
孔対応部、13b は孔12に対応する孔対応部である。
【0018】電鋳母材2 の四隅のそれぞれに基準孔4a,4
b,5a,5b を開けた後、図3に示すように、基準孔4aと基
準孔4bとを基準にして、A列に基準孔4,…,4を開ける。
同様に、基準孔5aと基準孔5bとを基準にして、B列に基
準孔5,…,5を開ける。これより後の工程において、基準
孔4a,4b を基準孔4 に、基準孔5a,5b を基準孔5 にみな
して説明することにする。
【0019】ここで、基準孔4,…,4と基準孔5,…,5とを
基準にして、電鋳母材2 を切断する(図4)。そして、
基準孔4 と基準孔5 とを基準にして、切断後の各電鋳母
材22の各母型部21間に、絞り基準孔6,…,6を開ける(図
5)。
【0020】そして、電鋳母材22の各母型部21間の短手
方向両面に、略U字形状の切欠部7,…,7を形成する(図
6)。
【0021】そして、基準孔4,5 と絞り基準孔6,…,6と
を基準にして、電鋳母材22を、その短手方向にプレス等
により湾曲させて1次絞り加工を行う(図7)。
【0022】そして、基準孔4,5 と絞り基準孔6,…,6と
が板厚方向に変位しないように、電鋳母材22を、各母型
部21が長手方向に湾曲するように2次絞り加工を行う
(図8)。このとき、切欠部7 は、各母型部21が隣の母
型部21に引っ張りを受けることなく各母型部21を長手方
向に湾曲させやすくするので、電鋳母材22は、シワや亀
裂等が発生しにくくなる。
【0023】絞り加工後の電鋳母材22を第1電着層(図
示せず)に浸漬して1次電着を行い、電鋳母材22の導電
表面23、すなわちレジスト樹脂3 の存在しない表面に、
ニッケルメッキ8 をほどこし、電鋳母材22を第1電着層
から引き上げる(図9)。
【0024】次いで、電鋳母材22のニッケルメッキ8 を
ほどこした側の表面に、剥離処理として不導体化処理を
行う。さらに、電鋳母材22を第2電着層(図示せず)に
浸漬して2次電着を行い、所要の厚さを有する電鋳層14
を形成し、電鋳母材22を第2電着層から引き上げる(図
10)。
【0025】最後に、電鋳層14を電鋳母材22の剥離処理
面から剥離すれば、電鋳層14が毛導入孔11間のリブ部を
構成し、さらにシンク部15を有する外刃1 が得られる。
【0026】以上のようにして得られた外刃1 は、薄肉
でかつ強度の高いものであり、しかも外刃1 の量産が可
能である。
【0027】なお、本実施例では、切欠部7 を略U字形
状としたが、本発明においては、略U字形状に限られる
ものではなく、例えば、図12に示すように、略口字形
状に形成してもよい。
【0028】また、本実施例では、絞り基準孔6 を各電
鋳母材22の各母型部21間に1個ずつ開けたが、これに限
らずに、例えば、図13に示すように、各電鋳母材22の
各母型部21間に2個ずつ開けてもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の電気かみそりの外刃製造
方法は、長手方向及び短手方向に湾曲する複数個の母型
を用いて各母型表面に対して電着を行うので、長手方向
及び短手方向に湾曲してなる薄肉の外刃が量産でき、そ
の結果、生産性を向上することができる。
【0030】請求項2記載の電気かみそりの外刃製造方
法は、請求項1記載の効果に加え、導電性薄板を絞り加
工する工程において、各母型の伸びを少なくするととも
に各母型のシワの発生を抑えるので、外刃の精度を向上
することができる。
【0031】請求項3記載の電気かみそりの外刃製造方
法は、請求項2記載の効果に加え、絞り基準部が板圧厚
向にずれないように絞り基準部を固定して導電性薄板を
絞り加工すると、各母型は他の母型からの影響を受けに
くくなるので、さらに外刃の精度を向上することができ
る。
【0032】請求項4記載の電気かみそりの外刃製造方
法は、請求項2記載の効果に加え、請求項2記載の方法
よりも、各母型の伸びを少なくするとともに各母型のシ
ワの発生を抑えるので、さらに外刃の精度を向上するこ
とができる。
【0033】請求項5記載の電気かみそりの外刃の母型
は、各母型表面に対して電着を行った場合、長手方向及
び短手方向に湾曲してなる薄肉の外刃が形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の外刃の外観を示す斜視図で
ある。
【図2】その外刃のパターンを示す図である。
【図3】その製造方法の一工程を示す正面図である。
【図4】その製造方法の一工程を示す正面図である。
【図5】その製造方法の一工程を示す正面図である。
【図6】その製造方法の一工程を示す正面図である。
【図7】その製造方法の一工程を示す斜視図である。
【図8】その製造方法の一工程を示す斜視図である。
【図9】その製造方法の一工程を示す部分断面図であ
る。
【図10】その製造方法の一工程を示す部分断面図であ
る。
【図11】その製造方法の一工程を示す部分断面図であ
る。
【図12】その変形例を示す正面図である。
【図13】その変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 外刃 11 毛導入孔 21 母型部 22 (切断後の)電鋳母型 3 レジスト樹脂 6 絞り基準孔 7 切欠部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向及び短手方向に湾曲してなる外
    刃を電鋳法で形成するにあたり、長尺の導電性薄板の長
    手方向に所定間隔をおいて複数個の母型を形成し、外刃
    の毛導入孔に対応するように各母型の表面に絶縁性薄膜
    を形成し、各母型が長手方向及び短手方向に湾曲するよ
    うに導電性薄板を絞り加工した後、各母型の表面に対し
    て電着を行って外刃を形成する電気かみそりの外刃製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記導電性薄板を絞り加工するまでの工
    程において、導電性薄板の各母型間の短手方向両側縁に
    切欠部を形成する請求項1記載の電気かみそりの外刃製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記導電性薄板を絞り加工するまでの工
    程において、導電性薄板の各母型間の略中間位置に絞り
    加工用の絞り基準部を形成する請求項2記載の電気かみ
    そりの外刃製造方法。
  4. 【請求項4】 前記絞り加工の工程において、導電性薄
    板を長手方向及び短手方向のうちのいずれか一方向に湾
    曲した後、長手方向及び短手方向のうちの他方向に湾曲
    する請求項2記載の電気かみそりの外刃製造方法。
  5. 【請求項5】 長手方向及び短手方向に湾曲してなるも
    のであって、その長手方向又は短手方向に所定間隔をお
    いて複数個併設された電気かみそりの外刃の母型。
JP5143093A 1993-06-15 1993-06-15 電気かみそりの外刃製造方法及び外刃の母型 Withdrawn JPH07646A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5143093A JPH07646A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 電気かみそりの外刃製造方法及び外刃の母型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5143093A JPH07646A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 電気かみそりの外刃製造方法及び外刃の母型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07646A true JPH07646A (ja) 1995-01-06

Family

ID=15330754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5143093A Withdrawn JPH07646A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 電気かみそりの外刃製造方法及び外刃の母型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07646A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998048983A1 (en) * 1997-04-30 1998-11-05 Braun Gmbh Shaving systems and foils
JP2008055663A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Seiko Instruments Inc 型および微細部品の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998048983A1 (en) * 1997-04-30 1998-11-05 Braun Gmbh Shaving systems and foils
JP2008055663A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Seiko Instruments Inc 型および微細部品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5645977A (en) Method of making molds for manufacturing multiple-lead microstructures
EP0470232A1 (en) Three dimensional plating or etching process and masks therefor
JPH07646A (ja) 電気かみそりの外刃製造方法及び外刃の母型
US2225734A (en) Electrolytic method of making screens
JPH0692053A (ja) 印刷用メタルマスク版の製造方法
JPH05220920A (ja) 印刷用メタルマスク版の製造方法
US2225733A (en) Process for the electrolytic production of metal screens
JP3834829B2 (ja) エンボス賦型フィルム製造用原版およびその製造方法
JP2992642B2 (ja) スクリーン印刷用マスクの製造方法
US4192719A (en) Method of making a shearfoil for dry shavers
JP7133131B2 (ja) 成形型の製造方法、成形型、乗物用内装材の製造方法
JP2840666B2 (ja) スクリーン印刷用メッシュ、並びにその製造方法
JP3470232B2 (ja) 電気かみそり等の電鋳製外刃
JP2831060B2 (ja) 電鋳製のic用リードフレーム
JPH05156484A (ja) フレネルレンズ電鋳用母型及びこれを用いた金型の製造方法
RU2050423C1 (ru) Гальванопластический способ изготовления деталей, преимущественно матриц пресс-форм
JPH0548148B2 (ja)
IE47411B1 (en) Cutting foil for an electrically driven dry shaver
JPS5974289A (ja) 電鋳用母型の製造方法
JP2000355788A (ja) ニッケル積層体並びにその製造方法
JPS5985882A (ja) 電気かみそりの外刃の製造方法
JPH06182063A (ja) 往復式電気かみそりの外刃
JP2729662B2 (ja) 電気かみそり等の外刃の製造方法
JPS63102786A (ja) 電気かみそりの網目状外刃
JPS5844753B2 (ja) 電気カミソリの外刃電鋳用母型の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000905