JPH07640U - 平面研削盤 - Google Patents

平面研削盤

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JPH07640U
JPH07640U JP3170793U JP3170793U JPH07640U JP H07640 U JPH07640 U JP H07640U JP 3170793 U JP3170793 U JP 3170793U JP 3170793 U JP3170793 U JP 3170793U JP H07640 U JPH07640 U JP H07640U
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JP
Japan
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column
surface grinder
saddle
grindstone
bed
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JP3170793U
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JP2514061Y2 (ja
Inventor
卓也 若山
Original Assignee
株式会社アマダワシノ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械の熱変位補正の容易化,機械のコンパク
ト化,並びに組立ての容易化を図った平面研削盤を提供
することにある。 【構成】 ベッド3上にサドル5を介してワークテーブ
ル7を設けると共にコラム11を設け、このコラム11
に回転自在な砥石23を備えた上下動自在な砥石ヘッド
15を設けてなる平面研削盤1であって、前記コラム1
1に砥石ヘッド15の上下送り機構装置13を内蔵せし
めてなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、新規な平面研削盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、平面研削盤としてはコラムを固定しサドルを移動させるサドルタイプの 平面研削盤と、サドルを固定しコラムを移動させるコラムタイプの平面研削盤と が知られている。
【0003】 前者のサドルタイプの平面研削盤では、回転自在な砥石を備えた砥石ヘッドを 上下動せしめる上下送り機構装置は、コラム天井取付タイプとコラム下部内蔵タ イプとが知られている。また、後者のコラムタイプの平面研削盤では、回転自在 な砥石を備えた砥石ヘッドを上下動せしめる上下送り機構装置は、コラム天井取 付タイプが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術のうち、サドルタイプおよびコラムタイプの平面 研削盤におけるコラム天井取付タイプでは、コラムの天井上にギヤボックスが設 けてあるため、重心が高くなり振り子のような振動を起こし研削面に悪影響を及 ぼしている。また、コラムの天井上にギヤボックスが設けてあると共に上下スト ローク分のボールねじ長さが飛び出してしまい機械全高を低くすることができな いという問題がある。
【0005】 さらに、コラム天井取付タイプでは、環境温度の変化やコラム内部温度の上昇 などで、熱膨張が起こるときコラムは上方向へ、ボールねじは下方向に伸びると いう逆方向変位であったため、ワークの削りすぎを起こす要因にもなっていた。 前記コラムタイプの平面研削盤におけるコラム下部内蔵タイプでは、コラム下 部とベッド内部にギヤボックスが取り付くため、ベッド組み付け後にしか上下送 り機構装置が完成されないので、組立て作業上無駄があった。
【0006】 この考案の目的は、上記問題点を改善するために、機械の熱変位補正の容易化 ,機械のコンパクト化,並びに組立ての容易化を図った平面研削盤を提供するこ とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、ベッド上にサドルを介してワークテ ーブルを設けると共にコラムを設け、このコラムに回転自在な砥石を備えた上下 動自在な砥石ヘッドを設けてなる平面研削盤であって、前記コラムに砥石ヘッド の上下送り機構装置を内蔵せしめて平面研削盤を構成した。
【0008】 前記平面研削盤において、前記ベッド上にサドルを固定すると共にコラムを移 動自在に設けたり、あるいは前記ベッド上にコラムを固定すると共にサドルを移 動自在に設けてなるものである。
【0009】
【作用】
この考案の平面研削盤を採用することにより、ベッド上にサドルを介してワー クテーブルが設けられていると共にベッド上にコラムを設け、このコラムに回転 自在な砥石を備えた砥石ヘッドが上下動自在に設けられている。しかも、コラム に砥石ヘッドの上下送り機構装置が内蔵されている。
【0010】 したがって、ワークテーブル上にワークを載置固定し、サドルまたはコラムを 移動せしめると共に、コラムに内蔵された上下送り機構装置によって砥石ヘッド が上下動されて回転自在な砥石でワークに研削加工が行われる。
【0011】 コラムに上下送り機構装置を内蔵せしめたことによって、機械の熱変位補正が 容易に行われると共に、機械のコンパクト化が図られ、さらに組立てが容易に行 われる。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】 図1を参照するに、平面研削盤1は例えば箱形状のベッド3を備えており、こ のベッド3上の図1において左側にはサドル5が固定して設けられている。この サドル5上にはワークWを載置固定するワークテーブル7が設けられている。
【0014】 前記ベッド3上の図1において右側には左右方向へ移動自在なコラムベース9 が設けられている。このコラムベース9は例えば図示省略のボールねじ,ナット 部材などの送り機構により左右方向へ移動されるようになっており、すでに公知 であるから詳細な構成と説明を省略する。
【0015】 前記コラムベース9上にはコラム11が立設されており、このコラム11内に は上下動送り機構装置13が設けられている。この上下動送り機構装置13によ って砥石ヘッド15が上下動自在に設けられている。この砥石ヘッド15の図1 において右側にはモータブラケット17を介して回転用駆動モータ19が取付け られている。
【0016】 この回転用駆動モータ19の出力軸には左右方向へ延伸した回転軸21が連結 されている。この回転軸21の左端には砥石23が取付けられている。
【0017】 上記構成により、回転用駆動モータ19を駆動せしめると、出力軸を介して回 転軸21が回転されるから、砥石23が所望の回転数で回転されることになる。 前記上下動送り機構装置13としては、前記コラム11の下部にギヤボックス 25が設けられている。このギヤボックス25の内部には例えばウオームとハス バギヤからなる伝達部材が設けられており、この伝達部材はギヤボックス25の 側面に設けられたサーボモータ27の出力軸に連結されている。
【0018】 前記コラム11内には上下方向へ延伸したボールねじ29が設けられており、 このボールねじ29の下部は前記ギヤボックス25内のベアリング31によって 回転自在に支持されていると共に、ボールねじ29の上部はコラム11の上部に 設けられたベアリング33によって支持されている。しかも、ボールねじ29は 前記砥石ヘッド15を貫通しており、砥石ヘッド15の下部に取付けられたボー ルねじナット35に螺合されている。
【0019】 上記構成により、サーボモータ27を駆動せしめると、ギヤボックス25内の 伝達部材を介してボールねじ29が回転される。このボールねじ29の回転によ り、ボールねじナット35を介して砥石ヘッド15が上下動されることになる。 したがって、ワークWをワークテーブル7上に載置固定した状態で、コラムベ ース9を図1において左方へ移動せしめて位置決めすると共に、砥石ヘッド15 を図1の状態から下降せしめながら砥石23を回転せしめることによってワーク Wに平面研削加工が行われることになる。なお、コラムベース27は必要に応じ て図1において紙面に対して直交する方向へ往復動されるものである。
【0020】 前記ギヤボックス25はコラム11の下部よりボールねじ29を取付けたまま 挿入し、コラム11の下部に固定される。このように上下動送り機構装置13を コラム11に組立てると共に、砥石ヘッド15をコラム11に組立てた後、コラ ム11をコラムベース9に取付けることがてきる。したがって、上下動送り機構 装置13の組立てと、砥石ヘッド15の組立てをそれぞれサブアッセンブリ化す ることができるため、平面研削盤1の組立てを容易に行うことができる。
【0021】 また、コラム11内に上下動送り機構装置13を設けることによって、平面研 削盤1の高さを低くすることができるから、平面研削盤1自体のコンパクト化を 図ることができる。
【0022】 さらに、環境温度やコラム11内の温度が上昇すると、コラム11自体および ボールねじ29が熱膨張するが、ギヤボックス25をコラム11内の下部に取付 けたことにより、コラム11の伸びは無関係となり、ボールねじ29の伸びだけ を補正すればよいことになる。そのため、熱変位補正を容易に行うことができる 。なお、ボールねじ29の温度を検出するのに、例えばボールねじ29が中空で あれば温度センサをボールねじ29の内部に設けたり、あるいはボールねじナッ ト35に温度センサを設けることによって、ボールねじ29の温度を検出するこ とができ、この検出された温度をモニタすることにより、容易に熱変位補正を行 うことができる。
【0023】 図2には図1に代る他の実施例が示されている。図2において図1の部品と同 じ部品には同一符号を付して同じ構成については説明を省略し、異なる点につい てのみ説明をする。
【0024】 すなわち、図2において、ベッド3上の右側にコラム11を立設して固定する と共に、サドル5を左右方向並びに紙面に対して直交した方向へ移動するように したもので、それ以外は同じであるから、上述の実施例と同様の作用並びに効果 を奏するものである。
【0025】 なお、この考案は、前述した実施例に限定されることなく、適宜な変更を行う ことにより、その他の態様で実施し得るものである。
【0026】
【考案の効果】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この考案によれば、実用新 案登録請求の範囲に記載されているとおりの構成であるから、機械の熱変位補正 の容易化,機械のコンパクト化,並びに組立ての容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施する一実施例の平面研削盤の正
面図である。
【図2】図1に代る他の実施例の平面研削盤の正面図で
ある。
【符号の説明】
1 平面研削盤 3 ベッド 5 サドル 7 ワークテーブル 9 コラムベース 11 コラム 13 上下動送り機構装置 15 砥石ヘッド 23 砥石

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上にサドルを介してワークテーブ
    ルを設けると共にコラムを設け、このコラムに回転自在
    な砥石を備えた上下動自在な砥石ヘッドを設けてなる平
    面研削盤であって、前記コラムに砥石ヘッドの上下送り
    機構装置を内蔵せしめてなることを特徴とする平面研削
    盤。
  2. 【請求項2】 前記ベッド上にサドルを固定すると共に
    コラムを移動自在に設けてなることを特徴とする請求項
    1記載の平面研削盤。
  3. 【請求項3】 前記ベッド上にコラムを固定すると共に
    サドルを移動自在に設けてなることを特徴とする請求項
    1記載の平面研削盤。
JP1993031707U 1993-06-14 1993-06-14 平面研削盤 Expired - Lifetime JP2514061Y2 (ja)

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JPH07640U true JPH07640U (ja) 1995-01-06
JP2514061Y2 JP2514061Y2 (ja) 1996-10-16

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100928541B1 (ko) * 2003-06-17 2009-11-26 주식회사 포스코 트롤리 연마장치
JP2020049580A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社ナガセインテグレックス 工作機械

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555220U (ja) * 1978-06-24 1980-01-14
JPS5554175A (en) * 1978-10-06 1980-04-21 Hitachi Seiko Ltd Numerically controlled surface grinder
JPH0290027U (ja) * 1988-12-28 1990-07-17

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