JPH0764075A - 液晶投射装置 - Google Patents

液晶投射装置

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JPH0764075A
JPH0764075A JP5210252A JP21025293A JPH0764075A JP H0764075 A JPH0764075 A JP H0764075A JP 5210252 A JP5210252 A JP 5210252A JP 21025293 A JP21025293 A JP 21025293A JP H0764075 A JPH0764075 A JP H0764075A
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JP
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liquid crystal
light
crystal panel
polarization
polarized light
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JP5210252A
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English (en)
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Osami Ishigaki
長実 石垣
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏光ビームスプリッタの透過光と反射光をケ
ラれることなく液晶パネルの同一位置に集光させて、投
射画像の輝度を向上させる。 【構成】 偏光ビームスプリッタ511 、512 は、光
源11から照射された光を、そのまま透過するP偏光光
とこれと垂直方向に反射されるS偏光光に分離する。S
偏光光は反射ミラー521 、522 で反射され、さらに
1/2波長板53 1 、532 でP偏光光に変換される。
反射ミラー521 、522 は偏光ビームスプリッタ51
1 、512 から離して配置されているため、ケラれるこ
となくその反射光を液晶パネルに集光することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクリーンに映像を投影
する液晶投射装置に係わり、特に偏光変換光学系を設け
て光利用効率を高めるようにした液晶投射装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スクリーンに映像を投影する装置の1つ
に液晶投射装置がある。液晶投射装置は、小型の液晶パ
ネル上の映像情報をスクリーンに拡大投影するものであ
る。
【0003】例えば特開昭63−15220号公報に
は、カラー用の投写式液晶表示装置が開示されている。
この投写式液晶表示装置では、R(赤)、G(緑)、B
(青)各色ごとの画像を表示する3個の液晶パネルを用
意し、それらの投射光を合成してスクリーンに投影して
いる。
【0004】図2は、このような液晶投射装置の一般的
な構成を表わしたものである。同図の液晶投射装置は光
源11と、映像情報を電気的情報から光学的情報に変換
する液晶パネル12と、この映像情報をスクリーン上に
拡大して投影するための投射レンズ13より構成され
る。光源11から出射されたほぼ平行な光は液晶パネル
12にほぼ垂直に入射する。液晶パネル12の前後には
第1の偏光板14および第2の偏光板15がこれと並行
に配置されおり、第1の偏光板14によって紙面に平行
な偏光面を持つ偏光光を選択入射させて表示を行ってい
る。このため、光源11により投射された全光束のうち
50%以下の光しか利用されず、それ以外の光は第1の
偏光板14で吸収されて熱に変化する。
【0005】そこで、偏光板で吸収されていた光も有効
に利用するために偏光変換光学系が考案された。偏光変
換光学系は入力した光を一旦複数の偏光成分に分離し、
それぞれの偏光方向を一致させて再合成するものであ
る。この偏光方向は光軸に対する偏光変換光学系の設置
方向によって定まり、この設置方向を変えるとそれに伴
って変化する。
【0006】図3は、このような偏光変換光学系を備え
た液晶投射装置の構成を表わしたものである。図2と同
一部分には同一の符号を付しており、その説明を適宜省
略する。偏光変換光学系21は、光源11から出射され
液晶パネル12を照射する光束上に配置されており、偏
光面が紙面に平行な方向にほぼ揃うような向きに設置さ
れている。以下に、従来提案された偏光変換光学系を例
にとって、その構成および動作について詳しく説明す
る。
【0007】図4は、特願平4−33821号公報に開
示された偏光変換光学系の構成および光源との位置関係
を表わしたものである。同図に示した部分は図3に示し
た液晶投射装置の一部であり、同一部分には同一符号を
付している。偏光変換光学系21は、入力光を異なる偏
光成分に分離する2個の偏光ビームスプリッタ311
312 と、これらの偏光成分を集光させるための2個の
反射ミラー321 、322 と、偏光面を回転させるため
の2個の1/2波長板331 、332 を備えている。
【0008】偏光ビームスプリッタ311 、312 は、
屈折率が同じ2個の三角柱状の光学ガラスを接合して作
られている。その境界面は入力した光を異なる偏光成分
に分離する偏光分離面となっている。2つの偏光ビーム
スプリッタ311 、312 は、それぞれの偏光分離面が
互いに直交するように並べて配置され、光源からの照射
光を、そのまま透過するP偏光光とこれとは垂直方向に
反射されるS偏光光とに分離するようになっている。
【0009】偏光ビームスプリッタ311 、312 に隣
接して、S偏光光を液晶パネルに集光させるための反射
ミラー321 、322 が配置されている。また、反射ミ
ラー321 、322 の設置方向は、偏光ビームスプリッ
タ311 、312 とのなす角αが45°になるような方
向にしている。反射ミラー321 、322 の液晶パネル
側には、反射されたS偏光光の偏光面を90°回転させ
るための1/2波長板331 、332 が配置されてい
る。
【0010】光源11より照射された光はほぼ垂直に偏
光ビームスプリッタ311 、312に入射し、透過した
P偏光光はそのままその光軸方向にある第1の偏光板1
4に入射する。一方、光源の主光軸と垂直な方向に分離
されたS偏光光は、反射ミラー321 、322 で第1の
偏光板14の方向に反射される。この反射されたS偏光
光は、1/2波長板により偏光面が回転されP偏光光に
なる。従って、第1の偏光板14にはP偏光光のみが入
射することになる。その偏光面は第1の偏光板14の偏
光軸と一致するので、結局、偏光変換光学系21により
第1の偏光板14に集光された光はその大部分がこれを
透過して液晶パネル12に到達する。
【0011】以上のように偏光変換光学系を用いること
により、光源から出射された光を液晶パネル入射以前に
2つの偏光成分に分離し、これらを液晶パネル前面の偏
光板の偏光軸に一致するように再合成することができる
ようになった。従って、これまで偏光板で吸収されて熱
に変換されていた光も有効に利用でき、従来と比べて明
るい投射画像が得られるようになった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、液晶投射
装置に偏光変換光学系を設けることにより、これが無い
場合と比較して明るい映像が得られるようになった。
【0013】ところで、室内灯で照明した部屋など明る
い場所で投影を行わなければならない場合がある。この
ような場合、スクリーンに投影された映像は外光に対す
るコントラストが低下して見づらくなる。そこで、さら
に映像を明るくする必要が生じる。そのような方法の1
つは、偏光変換光学系の反射ミラーの設置角度αを45
°より小さくして、偏光ビームスプリッタの透過光と反
射光をより効率的に液晶パネルに集光させることであ
る。
【0014】図5は、図4の構成で反射ミラーの設置角
度αを45°より小さくした偏光変換光学系を表わした
ものである。このような向きに反射ミラーを設置する
と、反射光が偏光ビームスプリッタによりケラれてしま
い、光線を有効に使用することができなくなってしまう
という問題が生じる。一般に、光源から照射される照射
光は中心付近が最も強い。このような中心付近の光は反
射ミラーの最も偏光ビームスプリッタ寄りの位置で反射
される。ところが、このような位置で反射される光は最
もケラレの影響を受ける光である。従って、特に光量の
多い部分の光線がケラれてしまうため、これらの光線が
ケラれなかったとした場合に比べて大きな輝度の低下を
まねくことになる。
【0015】そこで本発明の目的は、偏光ビームスプリ
ッタの透過光と反射光をケラれることなく液晶パネルの
同一位置に集光させて、より明るい投射画像を得ること
にある。
【0016】また、本発明の他の目的は、偏光変換光学
系の構造を簡単化した軽量コンパクトな液晶投射装置を
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、光源と、この光源からの光がほぼ垂直に入射される
ように配置された液晶パネルと、この液晶パネルの光源
側に配置されこの液晶パネルに一偏光成分のみを選択入
射させる偏光子としての第1の偏光板と、液晶パネルに
対して光源とは逆側に配置されこの液晶パネルを透過し
た光のうち一偏光成分のみを選択出射させる検光子とし
ての第2の偏光板と、形状が直方体でありその1つの面
に光源からの光がほぼ垂直に入射するような向きでこの
光源と第1の偏光板との間に配置され入射光をP偏光光
とS偏光光に分離してP偏光光をそのまま前方に透過さ
せるとともにS偏光光を入射面と直交する側面から垂直
に出射させる偏光ビームスプリッタと、この偏光ビーム
スプリッタの入射面と側面の交線を軸としてこの側面を
含む平面をこの偏光ビームスプリッタの外側方向に45
°未満の角度αだけ回転して得られる平面を仮想平面A
としこの仮想平面Aを側面と垂直でかつこれから遠ざか
る方向に距離dだけ平行移動して得られる平面を仮想平
面Bとするとき入射面に垂直な方向の偏光ビームスプリ
ッタの厚さtを用いて“d≧t・tan(90°−2
α) ”が成り立つような仮想平面B内に配置されS偏光
光を液晶パネルに集光させる反射ミラーと、前記それぞ
れの偏光光の偏光面を前記第1の偏光板の偏光軸方向と
一致させる偏光面回転手段と、前記第2の偏光板に対し
て液晶パネルとは逆側に配置され映像を拡大投射するた
めの投射レンズとを液晶投射装置に具備させる。
【0018】すなわち請求項1記載の発明では、反射ミ
ラーの最も偏光ビームスプリッタに近い部分で反射され
た光、すなわち偏光ビームスプリッタによって最もケラ
れやすい光が偏光ビームスプリッタの側面に入射しない
ように、反射ミラーを偏光ビームスプリッタから離して
配置している。いま、反射ミラーで反射された光と側面
のなす角度θを用いてそのような条件を表すと、式
(1)のようになる。また、反射ミラーで反射される光
の入射角と反射角が等しいことから式(2)が成り立
つ。式(1)と式(2)から角度θを消去すると式
(3)が得られる。このように請求項1記載の発明で
は、式(3)が成り立つように反射ミラーを設置してこ
れによる反射光が偏光ビームスプリッタによってケラれ
ないようにしている。
【0019】
【数1】
【0020】請求項2記載の発明では、光源と、この光
源からの光がほぼ垂直に入射されるように配置された液
晶パネルと、この液晶パネルの光源側に配置されこの液
晶パネルに一偏光成分のみを選択入射させる偏光子とし
ての第1の偏光板と、液晶パネルに対して光源とは逆側
に配置されこの液晶パネルを透過した光のうち一偏光成
分のみを選択出射させる検光子としての第2の偏光板
と、形状が直方体でありその1つの面に光源からの光が
ほぼ垂直に入射するような向きでこの光源と第1の偏光
板との間に配置され入射光をP偏光光とS偏光光に分離
してP偏光光をそのまま前方に透過させるとともにS偏
光光を入射面と直交する側面から垂直に出射させる偏光
ビームスプリッタと、この偏光ビームスプリッタの入射
面と側面の交線を軸としてこの側面を含む平面をこの偏
光ビームスプリッタの外側方向に45°未満の角度αだ
け回転して得られる平面を仮想平面Aとしこの仮想平面
Aを側面と垂直でかつこれから遠ざかる方向に距離dだ
け平行移動して得られる平面を仮想平面Bとするとき入
射面に垂直な方向の偏光ビームスプリッタの厚さtを用
いて“d≧t・tan(90°−2α) ”が成り立つよ
うな仮想平面B内に配置されS偏光光を前記液晶パネル
に集光させる反射ミラーと、それぞれの偏光光の偏光面
を回転させて第1の偏光板の偏光軸方向と一致させる偏
光面回転手段としての位相差板と、第2の偏光板に対し
て液晶パネルとは逆側に配置され映像を拡大投射するた
めの投射レンズとを液晶投射装置に具備させる。
【0021】すなわち請求項2記載の発明では、偏光面
回転手段として薄くて軽い位相差板を用いたので液晶投
射装置を軽量コンパクト化することができる。
【0022】請求項3記載の発明では、偏光ビームスプ
リッタで分離されたS偏光光の偏光面の回転を前記反射
ミラーで反射された後に行っている。従って、S偏光光
のま反射ミラーで反射されることになり、反射前に回転
する場合、すなわちP偏光光として反射する場合に比べ
て反射率が高くなる。
【0023】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施例における液晶投
射装置で用いた偏光変換光学系の構成および光源との位
置関係を表わしたものである。この偏光変換光学系は従
来提案されたものと同様に、図3で表わされた液晶投射
装置に組み込まれている。光源11はメタルハライドラ
ンプであり、放物面状のリフレクタによりほぼ平行な光
線を出射するようになっている。
【0025】偏光変換光学系41は、入力光をP偏光光
とS偏光光に分離する2個の偏光ビームスプリッタ51
1 、512 と、S偏光光を液晶パネルに入射させるため
の2個の反射ミラー521 、522 と、S偏光光の偏光
面を回転させる2個の1/2波長板531 、532 を備
えている。これらは、従来の液晶投射装置の偏光変換光
学系で用いられていたものと材質および構造が同じであ
るが、本実施例の場合には、偏光ビームスプリッタ51
1 、512 の光軸方向の厚さを20mmとしている。
【0026】2つの偏光ビームスプリッタ511 、51
2 によって分離されたS偏光光を液晶パネルに集光させ
るための2個の反射ミラー521 、522 は、それぞれ
偏光ビームスプリッタ511 、512 との距離dが2m
mとなるように配置されている。また、この反射ミラー
521 、522 の設置方向は、偏光ビームスプリッタ5
1 、512 とのなす角αが42°になるような方向に
している。反射ミラー521 、522 の液晶パネル側に
は、これにより反射されたS偏光光の偏光面を90°回
転させるための1/2波長板531 、532 が配置され
ている。
【0027】光源11より照射された光はほぼ垂直に2
つの偏光ビームスプリッタ511 、512 に入射し、透
過したP偏光光はそのままその光軸方向にある第1の偏
光板14に入射する。一方、光源の主光軸と垂直な方向
に分離されたS偏光光は、反射ミラー521 、522
第1の偏光板14の方向に反射される。その際、反射ミ
ラー521 、522 の設置角度αを45°より少し小さ
くとったので、反射光が少し内側を向き、この反射光と
偏光ビームスプリッタ511 、512 を透過したP偏光
光を、第1の偏光板14上の同一位置に集光させること
ができる。反射ミラー521 、522 により反射された
S偏光光は、1/2波長板により偏光面が回転されP偏
光光に変換される。従って、第1の偏光板14にはP偏
光光のみが入射することになる。これらP偏光光は第1
の偏光板14を透過して液晶パネル12に到達する。
【0028】ところで、本実施例の反射ミラー521
522 は、偏光ビームスプリッタ511 、512 と2m
m離して設置されている。これにより、偏光ビームスプ
リッタ511 、512 に近い部分で反射された光もケラ
れることなく液晶パネルに入射する。
【0029】図1に示される偏光変換光学系の場合、反
射ミラーを偏光ビームスプリッタからどれだけ離して設
置すればよいかは、偏光ビームスプリッタの厚さtと反
射ミラーの設置角度αで決まり、次の式(4)で与えら
れる。
【0030】
【数2】
【0031】反射ミラーと偏光ビームスプリッタとの距
離dが式(4)の右辺で与えられる値より小さければ、
本発明による効果が半減してしまい、逆にこの値より大
きいと偏光変換光学系の形状が大きくなってしまう。従
って、式(4)の右辺で与えられる値の近傍とするのが
望ましい。
【0032】このように、式(4)が成り立つように反
射ミラーを配置することによって光線の利用効率が高く
なり、従来の液晶投射装置より明るい映像が得られる。
例えば、本実施例の液晶投射装置の場合、輝度を約20
%向上させることが可能である。
【0033】本実施例では反射ミラーの設置角度αが4
2°の場合について説明したが、これは光源の特性や要
求される映像の光量分布などを考慮して決められるもの
であり、42°以外の他の値になるよう設置されること
もある。その場合でも45°以下であれば、本発明を適
用することができる。その際、反射ミラーの設置位置は
式(4)に基づいて決めればよい。
【0034】また、本実施例では偏光変換光学系から出
射される光束をP偏光光としたが、これはS偏光光や
(S+P)/2等であっても構わない。(S+P)/2
の場合は、偏光ビームスプリッタで分離されたS偏光光
とP偏光光を、それぞれ1/4波長板とこれとは逆位相
の1/4波長板で変換することにより実現できる。
【0035】偏光ビームスプリッタで分離されたS偏光
光に対する波長板は、その光路上であればどこに配置し
てもよい。従って、反射ミラーの液晶パネル側以外に、
反射ミラーと偏光ビームスプリッタの間に配置すること
も可能である。また、波長板を複数枚重ねて用いてもよ
く、その枚数には特に制限がない。
【0036】本実施例では偏光光分離手段として、底面
が直角二等辺三角形をした2つの三角柱状の光学ガラス
をその斜面で接合した構造の偏光ビームスプリッタを用
いたが、P偏光光とS偏光光に分離できれば他の構造の
ものであっても構わない。また、分離後の各偏光光の出
射方向も特別な制限はない。
【0037】光源はメタルハライドランプである必要は
なく、キセノンランプやハロゲンランプ等であっても差
し支えない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、“d≧t・tan(90°−2α) ”が成り
立つようにS偏光光を反射させる反射ミラーを偏光ビー
ムスプリッタから離して配置したので、反射ミラーによ
り反射された光が偏光ビームスプリッタによってケラれ
ないという効果がある。
【0039】また、請求項2記載の発明によれば、偏光
面回転手段として位相差板を用いたので、液晶投射装置
を軽量コンパクトにすることが可能となる。
【0040】さらに、請求項3記載の発明によれば、偏
光ビームスプリッタで分離されたS偏光光を反射ミラー
で反射してからその偏光面の回転を行い、S偏光光のま
ま反射されるようにしたので、偏光面を回転してから反
射する場合、すなわちP偏光光として反射される場合と
比較して輝度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における液晶投射装置で用いら
れた偏光変換光学系の構成および光源との位置関係を表
わした説明図である。
【図2】従来の典型的な液晶投射装置の構成を表わした
説明図である。
【図3】従来の偏光変換光学系を備えた液晶投射装置の
構成を表わした説明図である。
【図4】従来提案された偏光変換光学系の構成および光
源との位置関係を表わした説明図である。
【図5】従来提案された偏光変換光学系の問題点を示し
た説明図である。
【符号の説明】
11 光源 12 液晶パネル 13 投射レンズ 14 第1の偏光板(偏光子) 15 第2の偏光板(検光子) 16 スクリーン 41 偏光変換光学系 511 、512 偏光ビームスプリッタ 521 、522 反射ミラー 531 、532 1/2波長板(偏光面回転手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 この光源からの光がほぼ垂直に入射されるように配置さ
    れた液晶パネルと、 この液晶パネルの前記光源側に配置されこの液晶パネル
    に一偏光成分のみを選択入射させる偏光子としての第1
    の偏光板と、 前記液晶パネルに対して前記光源とは逆側に配置されこ
    の液晶パネルを透過した光のうち一偏光成分のみを選択
    出射させる検光子としての第2の偏光板と、 形状が直方体でありその1つの面に前記光源からの光が
    ほぼ垂直に入射するような向きでこの光源と前記第1の
    偏光板との間に配置され入射光をP偏光光とS偏光光に
    分離してP偏光光をそのまま前方に透過させるとともに
    S偏光光を入射面と直交する側面から垂直に出射させる
    偏光ビームスプリッタと、 この偏光ビームスプリッタの前記入射面と前記側面の交
    線を軸としてこの側面を含む平面をこの偏光ビームスプ
    リッタの外側方向に45°未満の角度αだけ回転して得
    られる平面を仮想平面Aとしこの仮想平面Aを前記側面
    と垂直でかつこれから遠ざかる方向に距離dだけ平行移
    動して得られる平面を仮想平面Bとするとき前記入射面
    に垂直な方向の偏光ビームスプリッタの厚さtを用いて
    “d≧t・tan(90°−2α)”が成り立つような
    仮想平面B内に配置され前記S偏光光を前記液晶パネル
    に集光させる反射ミラーと、 前記それぞれの偏光光の偏光面を前記第1の偏光板の偏
    光軸方向と一致させる偏光面回転手段と、 前記第2の偏光板に対して前記液晶パネルとは逆側に配
    置され映像を拡大投射するための投射レンズとを具備す
    ることを特徴とする液晶投射装置。
  2. 【請求項2】 光源と、 この光源からの光がほぼ垂直に入射されるように配置さ
    れた液晶パネルと、 この液晶パネルの前記光源側に配置されこの液晶パネル
    に一偏光成分のみを選択入射させる偏光子としての第1
    の偏光板と、 前記液晶パネルに対して前記光源とは逆側に配置されこ
    の液晶パネルを透過した光のうち一偏光成分のみを選択
    出射させる検光子としての第2の偏光板と、 形状が直方体でありその1つの面に前記光源からの光が
    ほぼ垂直に入射するような向きでこの光源と前記第1の
    偏光板との間に配置され入射光をP偏光光とS偏光光に
    分離してP偏光光をそのまま前方に透過させるとともに
    S偏光光を入射面と直交する側面から垂直に出射させる
    偏光ビームスプリッタと、 この偏光ビームスプリッタの前記入射面と前記側面の交
    線を軸としてこの側面を含む平面をこの偏光ビームスプ
    リッタの外側方向に45°未満の角度αだけ回転して得
    られる平面を仮想平面Aとしこの仮想平面Aを前記側面
    と垂直でかつこれから遠ざかる方向に距離dだけ平行移
    動して得られる平面を仮想平面Bとするとき前記入射面
    に垂直な方向の偏光ビームスプリッタの厚さtを用いて
    “d≧t・tan(90°−2α)”が成り立つような
    仮想平面B内に配置され前記S偏光光を前記液晶パネル
    に集光させる反射ミラーと、 前記それぞれの偏光光の偏光面を回転させて前記第1の
    偏光板の偏光軸方向と一致させる位相差板と、 前記第2の偏光板に対して前記液晶パネルとは逆側に配
    置され映像を拡大投射するための投射レンズとを具備す
    ることを特徴とする液晶投射装置。
  3. 【請求項3】 前記偏光ビームスプリッタで分離された
    S偏光光の偏光面の回転を前記反射ミラーで反射された
    後に行うことを特徴とした請求項1記載の液晶投射装
    置。
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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9625745B2 (en) 2013-11-15 2017-04-18 Reald Inc. High dynamic range, high contrast projection systems
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