JP2003337375A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
離素子を配置したプロジェクタであってさらにコントラ
スト特性が向上されたプロジェクタを提供する。 【解決手段】 偏光光束を出射する照明装置と、この照
明装置からの偏光光束を変調する透過型液晶パネルと、
この透過型液晶パネルの出射面側に配置された偏光分離
素子であって、入射面が光軸に対して略45度傾斜した
状態で配置され、前記透過型液晶パネルの透過光を2つ
の直交成分に分離して、一方の直線偏光を透過し、他方
の直線偏光を反射する偏光分離素子と、この偏光分離素
子の出射面側に配置された出射側偏光板と、この出射側
偏光板を透過した光束を拡大投写する投写レンズと、を
備え、前記照明装置と前記出射側偏光板との間に、前記
偏光分離素子における光束の偏光軸の回転を補償する光
学補償板をさらに備えたプロジェクタ。
Description
関する。
を示す図である。図13に示されるように、このプロジ
ェクタ80は、照明装置100と、色分離装置200
と、リレー光学装置240と、反射ミラー220と、2
つのフィールドレンズ280R、280Gと、3つの液
晶パネル300R,300G,300Bと、ダイクロイ
ックプリズム400と、投写レンズ500とを備えてい
る。色分離装置200は、ダイクロイックミラー21
0,212を備えている。リレー光学装置240は、入
射側レンズ262、反射ミラー252、リレーレンズ2
64、反射ミラー254及びフィールドレンズ266B
を備えている。
は、照明領域である液晶パネル300R,300G,3
00Bの有効領域をほぼ均一に照明するためのインテグ
レータ光学系であって、略平行な光束を出射する光源1
10と、第1のレンズアレイ120と、第2のレンズア
レイ130と、偏光変換素子140と、重畳レンズ15
0とを備えている。
光源ランプ112から出射された放射光をほぼ平行な光
線束として出射するリフレクタ114とを備えている。
光源ランプ112としては、輝度の高い高圧水銀ランプ
等が用いられている。
の小レンズを備え、これら複数の第1の小レンズによっ
て光源110から出射された光束を複数の部分光束に分
割する機能を有している。
の小レンズを備え、これら複数の部分光束が集光される
位置近傍に配置されている。第2のレンズアレイ130
も、第1のレンズアレイ120の小レンズに対応するよ
うに、小レンズが配列された構成を有している。第2の
レンズアレイ130は、第1のレンズアレイ120から
出射された各部分光束の中心軸(主光線)が重畳レンズ
150の入射面に垂直に入射するように構成されてい
る。
イ130から出射された光束をほぼ一種類の偏光光束
(例えばS偏光光束)に変換する機能を有している。こ
のため、従来利用されていなかったP偏光成分又はS偏
光成分のいずれか一方の偏光成分をも利用することがで
き、照度の高い光を、液晶パネル300R,300G,
300Bに照射することが可能となり、その結果、スク
リーン上には輝度の高い画像を表示することができる。
を出射したほぼ一種類の偏光光束(例えばS偏光光束)
を、液晶パネル300R,300G,300Bに重畳さ
せる機能を有している。このため、第1のレンズアレイ
120、第2のレンズアレイの作用とあいまって、液晶
パネル300R,300G,300Bの有効領域をほぼ
均一に照明することができる。
装置200によって赤、緑及び青の3つの色光に分離さ
れ、それぞれの色光は3つの液晶パネル300R、30
0G、300Bによって変調され、ダイクロイックプリ
ズム400によって合成され、この合成光は投写レンズ
400を介してスクリーンS上などに投写されることに
なる。
いては、各液晶パネル300R,300G,300Bの
出射側偏光板で、透過する偏光成分(例えばS偏光成
分)に直交する偏光成分(例えばP偏光成分)が吸収さ
れて熱が発生し、この部分で温度が上昇するため、プロ
ジェクタのさらなる高輝度化を図るのが容易ではない。
このため、この熱の発生を軽減するために、従来の他の
プロジェクタが提案されている(特開平11−8436
8号公報参照。)。この従来の他のプロジェクタは、透
過型液晶パネルの出射面側に反射型の偏光分離素子を配
置したプロジェクタであって、上記した熱の発生を軽減
することができるのに加えて、液晶パネルへの戻り光を
発生させず液晶パネルの電気回路の駆動に不具合を生じ
させることもないので、さらなる高輝度化を図ることが
容易な優れたプロジェクタである。この従来の他のプロ
ジェクタの作用を図14及び図15を用いて説明する。
説明する図であり、図15は、従来の他のプロジェクタ
の光学系を説明する図である。図14に示された従来の
プロジェクタ80は、図13に示された従来のプロジェ
クタ80と同じプロジェクタである。なお、図14、図
15においては、説明を簡単にするために、色分離装置
200、色合成装置400及びリレー光学装置240な
どを省略するとともに、照明装置100中の第1のレン
ズアレイ120、第2のレンズアレイ130、偏光変換
素子140及び重畳レンズ150を省略してある。ま
た、緑の光路のみを示している。さらにまた、光軸を引
き伸ばして直線で表している。
クタ80においては、光源ランプ112から放射された
光はリフレクタ114で略平行光にされ、図示しない第
1及び第2のレンズアレイ120,130、偏光変換素
子140及び重畳レンズ150を経て、面内の輝度分布
が均一化され、ほぼ一方の偏光成分(S偏光成分)を有
する偏光光束にされる。このS偏光光束は、透過型液晶
パネル300Gの入射側偏光板310Gを透過した後に
透過型液晶パネル300Gにより画像信号に応じて変調
される。その後、透過型液晶パネル300Gより変調さ
れた偏光光束のうちS偏光光束が出射側偏光板320G
を透過して、この出射側偏光板320Gの透過光が、図
示しないダイクロイックプリズム400を経て、投写レ
ンズ500によりスクリーン上などに拡大投影される。
なお、照明装置からの光束のうち完全にはS偏光光束に
変換されずに残存しているP偏光光束は、入射側偏光板
310Gにより吸収され、透過型液晶パネル300Gに
入射されないようになっている。
おいては、透過型液晶パネル300Gにより変調された
偏光光束のうちP偏光光束は、出射側偏光板320Gで
吸収されてしまうため、熱が発生する。
0においては、図15に示されるように、S偏光光束
は、透過型液晶パネル300Gの入射側偏光板310G
を透過した後に透過型液晶パネル300Gにより画像信
号に応じて変調される。その後、透過型液晶パネル30
0Gより変調された偏光光束のうちS偏光光束は偏光分
離素子330G及び出射側偏光板320Gを透過して、
図示しないダイクロイックプリズム400を経て、投写
レンズ500によりスクリーン上などに拡大投影され
る。このとき、透過型液晶パネル300Gにより変調さ
れた偏光光束のうちP偏光光束は偏光分離素子330G
により反射され系外に出るため、出射側偏光板320G
における熱の発生が軽減されている。さらに、偏光分離
素子330Gの表面で反射されたP偏光光束は透過型液
晶パネル300Gに戻ることはないため、液晶パネルの
電気回路の駆動に不具合を生じさせることがない。この
ため、従来の他のプロジェクタ90は、従来のプロジェ
クタ90に比べて、高輝度化が容易な優れたプロジェク
タである。
0は、高輝度化が容易な優れたプロジェクタであるが、
スクリーン上などに投影される画像のコントラストが低
下するという問題点があった。
過型液晶パネルの出射面側に反射型の偏光分離素子を配
置したプロジェクタであってさらにコントラスト特性が
向上されたプロジェクタを提供することを目的とする。
の他のプロジェクタにおいて、スクリーン上などに投影
される画像のコントラストが低下してしまう原因を鋭意
努力して解析した結果、従来の他のプロジェクタにおい
ては、反射型の偏光分離素子の入射面で、入射される光
束のうち特定の角度成分の光束の偏光軸が回転してしま
うことを見出した。すなわち、従来の他のプロジェクタ
においてスクリーン上などに投影される画像のコントラ
ストが低下してしまうのは、「反射型の偏光分離素子の
入射面で、本来この偏光分離素子を透過すべき偏光光束
であっても、そのうち特定の角度成分の偏光光束が偏光
分離素子で反射されて」しまったり、「本来偏光分離素
子の入射面で反射されるべき偏光光束であっても、その
うち特定の角度成分の偏光光束がこの偏光分離素子を透
過して」しまったりするのが原因であることを見出した
のである。本発明の発明者は、この知見に基づいて本発
明を完成させたものである。
を出射する照明装置と、この照明装置からの偏光光束を
変調する透過型液晶パネルと、この透過型液晶パネルの
出射面側に配置された偏光分離素子であって、入射面が
光軸に対して略45度傾斜した状態で配置され、前記透
過型液晶パネルの透過光を2つの直交成分に分離して、
一方の直線偏光を透過し、他方の直線偏光を反射する偏
光分離素子と、この偏光分離素子の出射面側又は反射面
側に配置された出射側偏光板と、この出射側偏光板を透
過した光束をスクリーン上などに拡大投写する投写レン
ズと、を備えたプロジェクタにおいて、前記照明装置と
前記出射側偏光板との間に、前記偏光分離素子における
偏光光束の偏光軸の回転を補償する光学補償板をさらに
備えたことを特徴とする。
において、スクリーン上などに投影される画像のコント
ラストが低下してしまうのは、いわゆる反射型の偏光分
離素子の入射面で、入射される光束のうち特定の角度成
分の光束の偏光軸が回転してしまうのが原因である。こ
れに対して、本発明のプロジェクタにおいては、その特
定の角度成分の光束の偏光軸が回転する分を補償する光
学補償板を備えるようにしたため、「本来反射型偏光分
離素子の入射面で反射されたり出射側偏光板で吸収され
る結果、投写レンズに到達されるべきでない偏光光束が
投写レンズに到達すること」はなくなり、コントラスト
特性を向上させることができる。
主として偏光分離素子の透過軸と反射軸とで構成される
平面に対して角度成分を有する光束のことであり、言い
換えると、偏光分離素子の透過軸と反射軸とで構成され
る平面に対して平行でない光束である。
射側偏光板との間に配置されるようにすると、前記透過
型液晶パネルの入射面側に配置しても出射面側に配置し
ても、上記効果が得られる。但し、透過型液晶パネルの
入射面側に入射側偏光板が配置されている場合には、こ
の入射側偏光板の出射面側に配置するのが好ましい。
を出射する照明装置と、この照明装置からの偏光光束を
変調する透過型液晶パネルと、この透過型液晶パネルの
出射面側に配置された偏光分離素子であって、入射面が
光軸に対して略45度傾斜した状態で配置され、前記透
過型液晶パネルの透過光を2つの直交成分に分離して、
一方の直線偏光を透過し、他方の直線偏光を反射する偏
光分離素子と、前記偏光分離素子で分離された一方の出
力光をスクリーン上などに拡大投写する投写レンズと、
を備えたプロジェクタにおいて、前記照明装置と前記偏
光分離素子との間に、前記偏光分離素子における光束の
偏光軸の回転を補償する光学補償板をさらに備えたこと
を特徴とする。
学補償板を前記照明装置と前記偏光分離素子との間に配
置するようにしたため、上記(1)に記載のプロジェク
タとは異なって出射側偏光板がない場合であっても、
「本来反射型偏光分離素子の入射面で反射される結果、
投写レンズに到達されるべきでない偏光光束が投写レン
ズに到達すること」がなくなり、コントラスト特性を向
上させることができる。
ジェクタにおいては、前記光学補償板は、入射面が前記
偏光変換素子の透過軸と反射軸とで構成される第1の平
面に垂直な軸を回転軸として、光軸に対して所定角度傾
斜した状態で配置された光学補償板であることが好まし
い。
補償板は、前記偏光分離素子における偏光光束の偏光軸
の回転を効果的に補償することができる。この所定角度
は、実験的に定めることもできるし、光学シミュレーシ
ョンによって定めることもできる。
おいては、前記光学補償板は、遅相軸が前記第1の平面
に垂直な軸を回転軸として、光軸に対して前記所定角度
傾斜している光学補償板であることが好ましい。
補償板は、前記偏光分離素子における偏光光束の偏光軸
の回転を効果的に補償することができる。
クタにおいては、前記光学補償板は、前記透過型液晶パ
ネルと平行に配置されるとともに、遅相軸が前記偏光変
換素子の透過軸と反射軸とで構成される第1の平面に垂
直な軸を回転軸として、光軸に対して所定角度傾斜して
いる光学補償板であることもできる。
光学補償板は、前記偏光分離素子における偏光光束の偏
光軸の回転を効果的に補償することができる。また、こ
のよに構成すれば、透過型液晶パネルの出射面に貼り付
けることもできるようになる。
記載のプロジェクタにおいては、前記光学補償素子は、
複屈折フィルム、一軸性単結晶又は液晶フィルムである
ことが好ましい。
が、一軸性単結晶としては水晶板やサファイア板、液晶
フィルムとしてはTACフィルム上に液晶を配向させた
フィルムなどを好適に用いることができる。
記載のプロジェクタにおいては、前記偏光分離素子は、
その偏光分離面が誘電体多層膜又は回折格子により構成
されてなることが好ましい。
光分離特性を得ることができる。誘電体多層膜として
は、基板上にSiO2やTiO2などの異なる屈折率を
有する誘電体薄膜を何十層も積層したものを好適に用い
ることができる。また、回折格子としては、透明基板上
に金属薄膜細線パターンを光の波長よりも十分短いピッ
チで配列させたものを好適に用いることができる。
記載のプロジェクタにおいては、前記偏光分離素子は、
貼り合わせ面が偏光分離面になるように2枚の三角柱プ
リズムを貼りあわせて得られる直方体プリズムであっ
て、その光軸方向に平行な辺の長さが光軸に直交する方
向に平行ないずれの辺の長さより短い直方体プリズムで
あることもできる。
光軸方向における長さを短くすることができ、プロジェ
クタをコンパクトに構成することができる。
記載のプロジェクタにおいては、前記照明装置と前記透
過型液晶パネルとの間に、入射側偏光板をさらに備えた
ものとすることが好ましい。
晶パネルに入射される偏光光束の偏光度を高めて、コン
トラスト特性をさらに向上させることができる。
束を出射する照明装置と、この照明装置からの光をダイ
クロイックミラーの作用により複数の色光に分離する色
分離装置と、この色分離装置で分離された複数の色光を
それぞれ変調する複数の電気光学変調装置と、前記電気
光学変調装置で変調された色光を合成する色合成装置
と、この色合成装置で合成された光をスクリーン上など
に投写する投写レンズと、を備えたプロジェクタにおい
て、前記照明装置と前記投写レンズとの間に、前記色分
離装置における偏光光束の偏光軸の回転を補償する光学
補償板をさらに備えたことを特徴とする。
は、光学補償板の作用により、色分離装置におけるダイ
クロイックミラーや誘電体多層反射ミラーの入射面で、
入射される光束のうち特定の角度成分の偏光光束の偏光
軸が回転してしまうことに起因する偏光度の低下を効果
的に抑制することができる。その結果、本発明のプロジ
ェクタにおいては、入射側偏光板での熱の発生を抑制す
ることができるという効果がある。また、そのため、光
利用効率が向上し、高輝度化に寄与することができると
いう効果がある。
タにおいては、前記光学補償素子は、前記色分離装置に
おける前記照明装置に最も近い側に配置されたダイクロ
イックミラーと、前記電気光学変調装置との間に、各色
光毎に配置されてなることが好ましい。
とにきめ細かく光学補償が行えるため、上記(10)の
効果が大きくなる。
のプロジェクタにおいては、前記光学補償板は、入射面
が前記ダイクロイックミラーの透過軸と反射軸とで構成
される第2の平面に垂直な軸を回転軸として、光軸に対
して所定角度傾斜した状態で配置された光学補償板であ
ることが好ましい。
補償板は、前記偏光分離素子における偏光光束の偏光軸
の回転を効果的に補償することができる。この所定角度
は、実験的に定めることもできるし、光学シミュレーシ
ョンによって定めることもできる。
タにおいては、前記光学補償板は、遅相軸が前記第2の
平面に垂直な軸を回転軸として、光軸に対して前記所定
角度傾斜している光学補償板であることが好ましい。
補償板は、前記偏光分離素子における偏光光束の偏光軸
の回転を効果的に補償することができる。
のプロジェクタにおいては、前記光学補償板は、前記光
軸に対して垂直に配置されるとともに、遅相軸が前記ダ
イクロイックミラーの透過軸と反射軸とで構成される第
2の平面に垂直な軸を回転軸として、光軸に対して所定
角度傾斜している光学補償板であることがもできる。
補償板は、前記ダイクロイックミラーなどにおける偏光
光束の偏光軸の回転を補償することができる。
施の形態を詳しく説明する。
1に係るプロジェクタ10の光学系を示す図である。図
2は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタ10の光
学系を説明する図であり、(a)は図中のyz平面にお
ける断面図であり(b)は図中のxz平面に面における
断面図である。図1及び図2においては、上記した図1
4及び図15と同様に、説明を簡単にするために、色分
離装置200、色合成装置400及びリレー光学装置2
40などを省略するとともに、照明装置100中の第1
のレンズアレイ120、第2のレンズアレイ130、偏
光変換素子140及び重畳レンズ150を省略してあ
る。これらについては、図13のものと基本的には同じ
ものである。また、緑の光路のみを示している。さらに
また、光軸を引き伸ばして直線で表している。
プロジェクタ10は、光源110と、入射側偏光板31
0Gと、透過型液晶パネル300Gと、偏光分離素子3
30Gと、出射側偏光板320Gと、投写レンズ500
と、を備えるとともに、光学補償板340Gをさらに備
えている。
偏光板310Gとの間に、図示されていない第1のレン
ズアレイ、第2のレンズアレイ、偏光変換素子、重畳レ
ンズ、色分離装置などをさらに備えている。また、出射
側偏光板320Gと投写レンズ500との間に、図示し
ないダイクロイックプリズムをさらに備えている。ま
た、赤の光路、青の光路においても、同様な構成を有し
ている。
まれることがあるP偏光光束を吸収して偏光度を高める
機能を有する。また、透過型液晶パネル300Gは、画
像信号に応じて、このS偏光光束を変調し、S偏光光束
とP偏光光束とを含む光束に変換する機能を有する。ま
た、偏光分離素子330Gは、入射面が光軸に対して略
45度傾斜した状態で配置され、透過型液晶パネル31
0Gの透過光を2つの直交成分に分離して、一方の直線
偏光(S偏光光束)を透過し、他方の直線偏光(P偏光
光束)を反射する機能を有する。また、出射側偏光板3
20Gは、偏光分離素子330Gの出射面側に配置さ
れ、偏光分離素子で完全には反射できずに透過されたP
偏光光束を吸収し、スクリ−ン上などに投写される画像
のコントラストを高める機能を有する。投写レンズ50
0は、出射側偏光板320Gを透過した出力光をスクリ
ーンなどに拡大投写する機能を有する。
的な点は、光学補償板340Gを備えている点である。
この光学補償板340Gは、偏光分離素子330Gの入
射面における光束の偏光軸の回転を補償する機能を有す
る。プロジェクタ10においては、光学補償板340G
は、透過型液晶パネル300Gと偏光分離素子330G
との間に配置されているが、これに限られず、照明装置
(偏光変換素子)と出射側偏光板320Gとの間に配置
されれば、透過型液晶パネル300Gの入射面側に配置
しても出射面側に配置しても、所定の効果が得られる。
90において、スクリーン上などに投影される画像のコ
ントラストが低下してしまうのは、偏光分離素子330
Gの入射面で、入射される光束のうち「特定の角度成分
の光束」の偏光軸が回転してしまうのが原因である。こ
れに対して、実施形態1に係るプロジェクタ10におい
ては、その「特定の角度成分の光束」の偏光軸が回転す
る分を補償する光学補償板340Gを備えるようにした
ため、「本来偏光分離素子330Gの入射面で反射され
たり出射側偏光板320Gで吸収され投写レンズ500
に到達されるべきでない偏光光束」は投写レンズ500
に到達することがなくなり、コントラスト特性を向上さ
せることができる。
主として偏光分離素子330Gの透過軸と反射軸とで構
成される平面(yz平面)に対して角度成分を有する光
束のことであり、言い換えると、この(yz)平面に対
して平行でない光束であり、図2(b)で「m+」や
「m−」で示されたような光束である。本発明の発明者
の解析により、偏光分離素子330Gの入射面では、入
射される光束のうち、「(yz)平面対してに平行な光
束」においては偏光軸はほとんど回転しないのに対し
て、上記「特定の角度成分の光束((yz)平面に対し
て角度成分を有する光束)」においては偏光軸が大きく
回転してしまうことが見出されたが、このことが、この
「特定の角度成分の光束」の偏光軸が回転する分を補償
してコントラストを向上させるという本発明につながっ
たのである。
に垂直な軸を回転軸として、光軸に対して所定角度傾斜
した状態で配置されている。このように構成すれば、偏
光分離素子330Gにおける偏光光束の偏光軸の回転を
効果的に補償することができる。この所定角度は、実験
的に定めることもできるし、光学シミュレーションによ
って定めることもできる。
(b)に示したように、遅相軸dが上記(yz)平面に
垂直な軸を回転軸として、光軸に対して前記所定角度傾
斜するように構成されている。このように構成したこと
ににより、偏光分離素子330Gにおける偏光光束の偏
光軸の回転を効果的に補償することができる。
0Gとして、一軸延伸フィルムからなる複屈折フィルム
を用いたが、これに限られず、水晶板やサファイア板な
どの一軸性単結晶、TACフィルム上に液晶を配向させ
た液晶フィルムなども好適に用いることができる。
0として、偏光分離面が誘電体多層膜により構成されて
なるものを用いたが、これに限られず、偏光分離面が回
折格子により構成されてなるものも好適に用いることが
できる。
係るプロジェクタにおける光学補償板の作用を説明する
図である。(a)は光学系の配置図であり、(b)は漏
れ光強度の角度依存性を示す図である。各図(b)にお
いては、漏れ光強度の単位は「%」であり、(x)方
向、(y)方向についての角度の単位は「°」である。
これらの図に基づいて、本実験例を説明する。
に、実験例1においては、入射側偏光板310Eと出射
側偏光板320Eとを平行に配置する。入射側偏光板3
10Eの偏光軸と出射側偏光板320Eの偏光軸とは直
交させる。この状態で、S偏光光束を入射側偏光板に入
射させる。すると、S偏光光束は、入射側偏光板310
Eを透過し、出射側偏光板320Eで吸収される。な
お、S偏光光束に含まれることがあるP偏光光束成分
は、入射側偏光板310Eで吸収されている。従って、
理想的には、出射側偏光板320Eを透過する漏れ光は
存在しない。しかしながら、図3(b)に示されるよう
に、この漏れ光は完全には零にはならず、光軸に対する
入射光の角度に応じて変化する所定の値をとる。この漏
れ光は、スクリーン上などに投写される画像のコントラ
ストを下げる原因となるため、できるだけ小さいことが
好ましい。通常、プロジェクタにおいては、透過型液晶
パネルに照明される照明光の角度範囲はおよそ10度以
内であるため、この範囲で、できるだけ小さいことが望
ましい。
に、実験例2においては、入射側偏光板310Eと出射
側偏光板320Eとの間に偏光分離素子330Eを傾斜
して配置する。この状態で漏れ光強度を測定すると、図
4(b)に示されるように、(x)方向及び(−x)方
向の角度成分をもった光束においては、漏れ強度が大き
くなり、コントラストが低下することが予想される。
に、実験例3においては、入射側偏光板310Eと偏光
分離素子330Eとの間に光学補償板340Eを傾斜し
て配置する。この状態で漏れ光強度を測定すると、図5
(b)に示されるように、実験例2と比較すると、全体
的に漏れ強度が小さくなり、コントラストの低下が抑制
されることが予想される。
おいては、入射側偏光板310Eと透過型液晶パネル3
00Eと出射側偏光板320Eとを平行に配置する。入
射側偏光板310Eの偏光軸と出射側偏光板320Eの
偏光軸とは直交させる。透過型液晶パネル300Eにお
いては液晶分子を立てて偏光軸の回転をしない状態とす
る。この状態で、S偏光光束を入射側偏光板310Eに
入射させる。すると、S偏光光束は、入射側偏光板31
0E及び透過型液晶パネル300Eを透過し、出射側偏
光板320Eで吸収される。なお、S偏光光束に含まれ
ることがあるP偏光光束成分は、入射側偏光板310E
で吸収されている。従って、理想的には、出射側偏光板
320Eを透過する漏れ光は存在しない。しかしなが
ら、図6(b)に示されるように、この漏れ光は完全に
は零にはならず、入射光の角度に応じて変化する所定の
値をとる。この漏れ光は、スクリーン上などに投写され
る画像のコントラストを下げる原因となるため、できる
だけ小さいことが好ましい。通常、プロジェクタにおい
ては、透過型液晶パネルに照明される照明光の角度範囲
はおよそ10度以内であるため、この範囲で、できるだ
け小さいことが望ましい。
に、実験例5においては、透過型液晶パネル300Eと
出射側偏光板320Eとの間に偏光分離素子330Eを
傾斜して配置する。この状態で漏れ光強度を測定する
と、図7(b)に示されるように、主として(x)方向
及び(−x)方向の角度成分をもった光束においては、
漏れ強度が大きくなり、コントラストが低下することが
予想される。
に、実験例6においては、透過型液晶パネル300Eと
偏光分離素子330Eとの間に光学補償板340Eを傾
斜して配置する。この状態で漏れ光強度を測定すると、
図8(b)に示されるように、実験例5と比較すると、
全体的に漏れ強度が小さくなり、コントラストの低下が
抑制されることが予想される。
クタの高輝度化を図るために偏光分離素子330Eを光
軸に傾斜して配置すると、コントラストが低下するが、
光学補償板340Eを光軸に傾斜して配置すると、この
コントラストの低下を抑制することができる。
2に係るプロジェクタ20の光学系を示す図であり、
(a)は図中のyz平面における断面図であり(b)は
図中のxz平面に面における断面図である。実施形態2
に係るプロジェクタ20が実施形態1に係るプロジェク
タ10と異なるのは、光学補償板の構造である。実施形
態2に係る光学補償板342Gは、図9に示されるよう
に、透過型液晶パネル300Gと平行に配置されるとと
もに、遅相軸dが偏光変換素子330Gの透過軸と反射
軸とで構成される平面(yz平面)に垂直な軸を回転軸
にして、光軸に対して所定角度傾斜している光学補償板
である。このように構成することによっても、この光学
補償板342Gは、偏光分離素子330Gにおける偏光
光束の偏光軸の回転を補償することができる。光学補償
素子342Gとしては、TACフィルム上に液晶を配向
させた液晶フィルムなどを好適に用いることができる。
態3に係るプロジェクタ30の光学系を示す図である。
実施形態3に係るプロジェクタ30が実施形態1に係る
プロジェクタ10と異なるのは、偏光分離素子の構造で
ある。実施形態3に係る偏光分離素子332Gは、図1
0に示されるように、貼り合わせ面が偏光分離面になる
ように2枚の三角柱プリズムを貼りあわせて得られる直
方体プリズムであって、その光軸方向に平行な辺の長さ
が光軸に直交する方向に平行ないずれの辺の長さより短
い直方体プリズムである。このプロジェクタ30におい
ては、光学系の光軸方向における長さを短くすることが
でき、プロジェクタをコンパクトに構成することができ
る。
態4に係るプロジェクタ40の光学系を示す図である。
実施形態4に係るプロジェクタ40が実施形態1に係る
プロジェクタ10と異なるのは、出射側偏光板がないこ
とである。このように、出射側偏光板がないプロジェク
タであっても、光学補償板340Gが透過型液晶パネル
300Gと偏光分離素子330Gとの間に配置されてい
るため、「本来偏光分離素子330Gの入射面で反射さ
れ投写レンズ500に到達されるべきでない偏光光束」
は投写レンズ500に到達することがなくなり、コント
ラスト特性を向上させることができる。
態5に係るプロジェクタ50の光学系を示す図である。
図12に示されるように、実施形態5に係るプロジェク
タ50は、光源110と、この光源110からの光をダ
イクロイックミラー210及び誘電体多層反射ミラー2
20などの作用により赤、緑、青の色光に分離する色分
離装置とを備え、色分離装置における偏光光束の偏光軸
の回転を補償する光学補償板350Rをさらに備えてい
る。図12においては、説明を簡単にするために、透過
型液晶パネル、色合成装置、リレー光学装置、投写レン
ズなどを省略するとともに、照明装置中の第1のレンズ
アレイ、第2のレンズアレイ、偏光変換素子及び重畳レ
ンズを省略してある。これらについては、図13のもの
と基本的には同じものである。また、赤の光路のみを示
している。
50においては、光学補償板350Rの作用により、色
分離装置におけるダイクロイックミラー210や誘電体
多層反射ミラー220の入射面で、入射される光束のう
ち「特定の角度成分の偏光光束」の偏光軸が回転してし
まうことに起因する偏光度の低下を抑制することができ
る。その結果、このプロジェクタ40においては、入射
側偏光板310Rでの熱の発生を抑制することができる
という効果がある。また、そのため、光利用効率が向上
し、高輝度化に寄与することができるという効果があ
る。
償素子350Rは、ダイクロイックミラー210Gと誘
電体多層反射膜220との間に配置されているが、これ
に限られず、照明装置と入射側偏光板310Rとの間に
配置されていれば所定の効果が得られる。
平面に垂直な軸を回転軸にして、光軸に対して所定角度
傾斜した状態で配置されている。このように構成すれ
ば、ダイクロイックミラー210や誘電体多層反射膜2
20における偏光光束の偏光軸の回転を効果的に補償す
ることができる。この所定角度は、実験的に定めること
もできるし、光学シミュレーションによって定めること
もできる。
平面に垂直な軸を回転軸にして、光軸に対して前記所定
角度傾斜している。このように構成すれば、ダイクロイ
ックミラー210や誘電体多層反射膜220における偏
光光束の偏光軸の回転を効果的に補償することができ
る。光学補償板350Rは、光軸に垂直に配置されると
ともに、遅相軸dがダイクロイックミラー210の透過
軸と反射軸とで構成される平面(yz平面)に垂直な軸
を回転軸として、光軸に対して所定角度傾斜している光
学補償板とすることもでき、この場合にも、ダイクロイ
ックミラー210や誘電体多層反射膜220における偏
光光束の偏光軸の回転を補償することができる。
0Rとして、一軸延伸フィルムからなる複屈折率フィル
ムを用いたが、これに限られず、水晶板やサファイア板
などの一軸性単結晶、TAC上に液晶を配向させた液晶
フィルムなども好適に用いることができる。
系を示す図である。
系を説明する図である。
る光学補償板の作用を説明するための図である。
る光学補償板の作用を説明するための図である。
る光学補償板の作用を説明するための図である。
る光学補償板の作用を説明するための図である。
る光学補償板の作用を説明するための図である。
る光学補償板の作用を説明するための図である。
系を示す図である。
学系を示す図である。
学系を示す図である。
学系を示す図である。
る。
の図である。
ための図である。
ジェクタ 100・・・照明装置 110・・・光源 112・・・光源ランプ 114・・・リフレクタ 120・・・第1のレンズアレイ 130・・・第2のレンズアレイ 140・・・偏光変換素子 150・・・重畳レンズ 200・・・色分離装置 210・・・第1のダイクロイックミラー 212・・・第2のダイクロイックミラー 220,252,254・・・反射ミラー 240・・・リレー光学装置 280R,280G,266B・・・フィールドレンズ 300R,300G,300B,300E・・・液晶パ
ネル 310G,310R,310E・・・入射側偏光板 320G,320E・・・出射側偏光板 330G,330E,332G・・・偏光分離素子 340G,342G,340E,350R・・・光学補
償板 400・・・ダイクロイックプリズム 500・・・投写レンズ d・・・遅相軸 S・・・スクリーン
Claims (14)
- 【請求項1】 偏光光束を出射する照明装置と、 この照明装置からの偏光光束を変調する透過型液晶パネ
ルと、 この透過型液晶パネルの出射面側に配置された偏光分離
素子であって、入射面が光軸に対して略45度傾斜した
状態で配置され、前記透過型液晶パネルの透過光を2つ
の直交成分に分離して、一方の直線偏光を透過し、他方
の直線偏光を反射する偏光分離素子と、 この偏光分離素子の出射面側又は反射面側に配置された
出射側偏光板と、 この出射側偏光板を透過した光束をスクリーン上などに
拡大投写する投写レンズと、を備えたプロジェクタにお
いて、 前記照明装置と前記出射側偏光板との間に、前記偏光分
離素子における光束の偏光軸の回転を補償する光学補償
板をさらに備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 【請求項2】 偏光光束を出射する照明装置と、 この照明装置からの偏光光束を変調する透過型液晶パネ
ルと、 この透過型液晶パネルの出射面側に配置された偏光分離
素子であって、入射面が光軸に対して略45度傾斜した
状態で配置され、前記透過型液晶パネルの透過光を2つ
の直交成分に分離して、一方の直線偏光を透過し、他方
の直線偏光を反射する偏光分離素子と、 前記偏光分離素子で分離された一方の出力光をスクリー
ン上などに拡大投写する投写レンズと、を備えたプロジ
ェクタにおいて、 前記照明装置と前記偏光分離素子との間に、前記偏光分
離素子における光束の偏光軸の回転を補償する光学補償
板をさらに備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のプロジェクタに
おいて、 前記光学補償板は、入射面が前記偏光変換素子の透過軸
と反射軸とで構成される第1の平面に垂直な軸を回転軸
として、光軸に対して所定角度傾斜した状態で配置され
た光学補償板であることを特徴とするプロジェクタ。 - 【請求項4】 請求項3に記載のプロジェクタにおい
て、 前記光学補償板は、遅相軸が前記第1の平面に垂直な軸
を回転軸として、光軸に対して前記所定角度傾斜してい
る光学補償板であることを特徴とするプロジェクタ。 - 【請求項5】 請求項1又は2に記載のプロジェクタに
おいて、 前記光学補償板は、前記透過型液晶パネルと平行に配置
されるとともに、遅相軸が前記偏光変換素子の透過軸と
反射軸とで構成される第1の平面に垂直な軸を回転軸と
して、光軸に対して所定角度傾斜している光学補償板で
あることを特徴とするプロジェクタ。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のプロ
ジェクタにおいて、 前記光学補償素子は、複屈折率フィルム、一軸性単結晶
又は液晶フィルムであることを特徴とするプロジェク
タ。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載のプロ
ジェクタにおいて、 前記偏光分離素子は、その偏光分離面が誘電体多層膜又
は回折格子により構成されてなることを特徴とするプロ
ジェクタ。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載のプロ
ジェクタにおいて、 前記偏光分離素子は、貼り合わせ面が偏光分離面になる
ように2枚の三角柱プリズムを貼り合わせて得られる直
方体プリズムであって、その光軸方向に平行な辺の長さ
が光軸に直交する方向に平行ないずれの辺の長さより短
い直方体プリズムであることを特徴とするプロジェク
タ。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載のプロ
ジェクタにおいて、 前記照明装置と前記透過型液晶パネルとの間に、入射側
偏光板をさらに備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 【請求項10】 偏光光束を出射する照明装置と、 この照明装置からの光をダイクロイックミラーの作用に
より複数の色光に分離する色分離装置と、 この色分離装置で分離された複数の色光をそれぞれ変調
する複数の電気光学変調装置と、 前記電気光学変調装置で変調された色光を合成する色合
成装置と、 この色合成装置で合成された光をスクリーン上などに投
写する投写レンズと、を備えたプロジェクタにおいて、 前記照明装置と前記電気光学変調装置との間に、前記色
分離装置における偏光光束の偏光軸の回転を補償する光
学補償板をさらに備えたことを特徴とするプロジェク
タ。 - 【請求項11】 請求項10に記載のプロジェクタにお
いて、 前記光学補償素子は、前記色分離装置における前記照明
装置に最も近い側に配置されたダイクロイックミラー
と、前記電気光学変調装置との間に、各色光毎に配置さ
れてなることを特徴とするプロジェクタ。 - 【請求項12】 請求項10又は11に記載のプロジェ
クタにおいて、 前記光学補償板は、入射面が前記ダイクロイックミラー
の透過軸と反射軸とで構成される第2の平面に垂直な軸
を回転軸として、光軸に対して所定角度傾斜した状態で
配置された光学補償板であることを特徴とするプロジェ
クタ。 - 【請求項13】 請求項12に記載のプロジェクタにお
いて、 前記光学補償板は、遅相軸が前記第2の平面に垂直な軸
を回転軸として、光軸に対して前記所定角度傾斜してい
る光学補償板であることを特徴とするプロジェクタ。 - 【請求項14】 請求項10又は11に記載のプロジェ
クタにおいて、 前記光学補償板は、前記光軸に対して垂直に配置される
とともに、遅相軸が前記ダイクロイックミラーの透過軸
と反射軸とで構成される第2の平面に垂直な軸を回転軸
として、光軸に対して所定角度傾斜している光学補償板
であることを特徴とするプロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002145161A JP2003337375A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002145161A JP2003337375A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | プロジェクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003337375A true JP2003337375A (ja) | 2003-11-28 |
JP2003337375A5 JP2003337375A5 (ja) | 2005-10-06 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002145161A Withdrawn JP2003337375A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | プロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003337375A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006301338A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Hitachi Ltd | 投射型映像表示装置、それに用いる光学ユニット及び偏光分離体 |
JP2006323283A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Sony Corp | 光学装置及び投射装置 |
JP2009505141A (ja) * | 2005-08-12 | 2009-02-05 | カラーリンク・インコーポレイテッド | 液晶型投射システム用のコントラスト強化 |
JP2009521721A (ja) * | 2005-12-22 | 2009-06-04 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 反射型偏光子を使用するプロジェクションシステム |
JP2012068663A (ja) * | 2011-11-04 | 2012-04-05 | Sony Corp | 光学装置及び投射装置 |
-
2002
- 2002-05-20 JP JP2002145161A patent/JP2003337375A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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