JPH0764042A - 超広角液晶プロジェクタシステム - Google Patents

超広角液晶プロジェクタシステム

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JPH0764042A
JPH0764042A JP5209064A JP20906493A JPH0764042A JP H0764042 A JPH0764042 A JP H0764042A JP 5209064 A JP5209064 A JP 5209064A JP 20906493 A JP20906493 A JP 20906493A JP H0764042 A JPH0764042 A JP H0764042A
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JP
Japan
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liquid crystal
projector system
screen
crystal projector
wide
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JP5209064A
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English (en)
Inventor
Hideo Tanide
秀雄 谷出
Masayuki Muranaka
昌幸 村中
Shigeru Mori
繁 森
Kiyoshi Wada
清 和田
Isao Yoshizaki
功 吉崎
Naoyuki Ogura
直之 小倉
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Hitachi Ltd
Sega Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Sega Enterprises Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/74Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor
    • H04N5/7416Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor involving the use of a spatial light modulator, e.g. a light valve, controlled by a video signal
    • H04N5/7441Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor involving the use of a spatial light modulator, e.g. a light valve, controlled by a video signal the modulator being an array of liquid crystal cells

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Signal Processing (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 投写レンズ6はスクリーン形状に略一致する
像面湾曲を有し投写角が120度以上の投写レンズであ
り、例えば魚眼レンズなどが相当する。ドーム状スクリ
ーン7は、球の半分もしくは一部分で構成された形状や
ある曲線の回転体の一部で構成された形状のスクリーン
である。投写レンズ6を用いて液晶パネル3に映し出さ
れた映像をドーム状スクリーン7に拡大投写し、100
インチもの大画面の映像を映し出す。 【効果】 0.6〜1.5mという短い映写距離(投写
レンズ6からドーム状スクリーン7までの距離)で10
0インチもの大画面の映像を得ることができ、映写時の
システム占有空間を小さくできると共に、臨場感のある
映像を楽しむことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ信号等の映像信
号を液晶パネルに入力し、映し出された映像をスクリー
ン上に拡大投写する超広角液晶プロジェクタシステムに
関し、特に、ゲーム機器やオーディオビジュアル機器等
として用いて好敵な、臨場感にあふれ、娯楽の多様性に
富んだ超広角液晶プロジェクタシステムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】液晶を用いて大画面の映像を得る従来の
液晶プロジェクタシステムとしては、例えば、特開昭6
2−159120号公報に記載のものがある。
【0003】図2は従来の液晶プロジェクタシステムの
構成を概略的に示した構成図である。図2において、光
源1からの光をレンズ2にて集める。その光束によって
液晶パネル3に映し出された映像を投写レンズ4にてス
クリーン5上に拡大投写する。これにより、対角線10
0インチもの平面の映像を得ることができる。
【0004】また、関連する従来の映像装置としては、
例えば、(株)朝日ソノラマ発刊、現代カメラ新書N
o.76、小倉敏布著、レンズの科学入門(下)95頁
に記載のような、構造建造物であるプラネタリウムを用
いた全天投影の映像装置が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶プロジェク
タシステムは、100インチの大画面の映像を得ようと
すると、投写レンズ4からスクリーン5までの映写距離
は3〜4mの充分な距離が必要である。このため、この
システムの使用時は、6畳一間を占有するほどの空間が
必要となる。
【0006】一方、このような大画面プロジェクタシス
テムをゲーム機器として用い、多くの人の楽しみに供す
るには、いわゆるゲームセンタのような屋内に設置でき
る映写時の占有空間が小さいコンパクトなシステムにす
ることが必要であり、しかも、一人から数人で楽しむこ
とのできるシステムであることが望まれる。
【0007】また、ゲームを行う映像の観視者に対して
は、投写部本体によって、圧迫感,不快感を感じさせな
いように、適度な空間の確保と快適性向上が必要であ
る。なお、プラネタリウムを用いた全天投影の映像装置
の場合は、観視者のための空間は十分確保されている
が、構造建造物であるため、工業生産性のある普及しや
すいシステムとは言い難い。
【0008】また、ゲーム機器では、より現実的で臨場
感のある映像が映写でき、娯楽の多様性に富んだシステ
ムが望まれている。従来の液晶プロジェクタシステムで
は、100インチの平面映像を得ることができるが、臨
場感という点では物足りない。また、ゲーム機器として
は、多くの情報を伝えることにより、娯楽の多様性を与
え、多くの人に楽しみを供することができる。
【0009】本発明の目的は、映写時の占有空間を小さ
くし、工業生産性に適し、臨場感のある映像を楽しむこ
とのできる液晶プロジェクタシステムを提供することに
ある。
【0010】さらに、映写時の占有空間内で使用者に、
投写部本体による圧迫感,不快感を感じさせない快適な
空間を確保したシステム、及び多くの情報を伝えること
により、娯楽の多様性があるシステムを提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、液晶プロジェクタシステムにおいて、
投写レンズとして、スクリーン形状に略一致する像面湾
曲を有し120度以上の投写角を有する、魚眼レンズな
どの投写レンズを用いるようにした。また、上記構成に
加えて、スクリーンとして、ドーム状スクリーンを用い
るようにした。さらに、前記投写レンズからスクリーン
までの距離を0.3〜2m,好ましくは0.6〜1.5
mとするようにした。
【0012】上記の別の目的を達成するため、前記投写
レンズのバックフォーカスを0.1〜2.2m、好まし
くは0.2〜1.2mとするようにした。加えて、ある
いは前記投写レンズから出射する光線の光軸と前記スク
リーンのスクリーン中心からの法線とのなす角即ちディ
センタ度が、20度を超えるようにした。
【0013】さらに、スクリーン表面に自発光性表示素
子もしくは光透過性表示素子を具備するようにした。加
えて、あるいは前記投写レンズを通って映し出される映
像とは異なる新たな情報をスクリーンに投写する情報投
写部を設けるようにした。
【0014】
【作用】上記の構成の超広角プロジェクタシステムにお
いては、投写レンズとして、スクリーン形状に略一致す
る像面湾曲を有し120度以上の投写角を有する、魚眼
レンズなどの投写レンズを用いることにより、投写角が
従来の液晶プロジェクタシステムの35〜45度より格
段に広いため、対角線長100インチ以上の大画面(縦
横比3:4、ドーム状スクリーンの曲面上の長さに相
当)を前記投写レンズからスクリーンまでの映写距離を
短くすることで、映写時のシステムの占有空間を小さく
することができる。また、前記投写レンズを用いること
により該投写レンズからスクリーンまでの映写距離を
1.5m以下にすることで、システム全長として3m程
度のシステムにできる。この超広角液晶プロジェクタシ
ステムはゲームセンタのような屋内に設置できるので、
多くの人の使用に供することができる。また、構造建造
物とは異なり、小形乗用車程度の比較的小型な装置とす
ることができ、工業生産性を有するものとなる。
【0015】光源から液晶パネルまでの投写部本体に
は、光源から発生する熱とその熱を冷却するための冷却
装置が存在するため、熱の発生と冷却装置等の雑音が生
じる。ゲームを行う観視者に、この熱や雑音が伝わる
と、不快感を与えることとなる。そこで、投写部本体を
ゲームを行う観視者よりも後方に位置するよう構成でき
るように、前記投写レンズのバックフォーカスを長くす
ることにより、観視者に不快感を与えない快適な空間を
供することができる。また、前記投写レンズから出射す
る光線の光軸と前記スクリーンのスクリーン中心からの
法線とのなす角即ちディセンタ度が、20度を超えるよ
うに、光源から液晶パネルまでの投写部本体を設置する
ことにより、ゲームを行う観視者に不快感を与えない快
適な空間を確保することができる。
【0016】また、スクリーン表面に自発光性表示素子
もしくは光透過性表示素子を具備した構成や、加えて、
あるいは情報投写部を設けた構成とすることにより、前
記投写レンズを通って映し出される映像の他の新たな情
報を与えることができ、ゲーム機器に娯楽の多様性を持
たせることができる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例としての液晶プ
ロジェクタシステムの構成を概略的に示した構成図であ
る。光源1からの光を、レンズ2にて液晶パネル3へ集
光させ、液晶パネル3に送られた映像信号を液晶パネル
3上に映しだし、その映像を投写レンズ6に取り込み、
ドーム状スクリーン7に拡大投写する。
【0018】光源1として、ハロゲンランプ、キセノン
ランプ、メタルハライドランプ等があるが、現状発光効
率や寿命の点でメタルハライドランプが好適である。8
は光源1の反射鏡であり、光源1からの光を有効利用す
るために設ける。反射鏡8の形状には球面、放物面、楕
円面等があり、レンズ2への入射光量ができるだけ均一
になるよう設計されている。
【0019】レンズ2は、光源1からの光を取り込み、
その光を液晶パネル3の画面サイズに集光させる為のレ
ンズで、ここではレンズ厚さを薄くできるフレネルレン
ズを使用している。レンズ2は特にフレネルレンズであ
る必要はなく、また複数枚構成でも一向に構わない。レ
ンズ2から光源1までの距離は空気流動による冷却効果
の確保のためにもある程度必要である。レンズ2はガラ
スやプラスチックなどの略透明材料からできている。光
源1からの光には、可視光のほかに赤外光や紫外光が含
まれるが、このシステムにおいて赤外光と紫外光は不要
であり、特に赤外光は熱源として回路等に悪影響を与え
るので、弱める必要がある。レンズ2はそのような赤外
光と紫外光を弱める働きもしている。また、赤外光と紫
外光に関しては、レンズ2のほかにコールドミラーやコ
ールドフィルタ、それに紫外線カットフィルタを用いる
ことにより、ある程度カットすることができる。この
他、赤外光による発熱は冷却ファン等の冷却装置により
冷却することができる。
【0020】液晶パネル3は、レンズ2を通過した光源
1からの光を受光して映像を映出するものであれば、何
ら構わない。また液晶パネルが3板でも構わない。ここ
では、液晶パネル3は高精細の可能な単板フルカラーの
TFT液晶パネルにより構成した例である。液晶パネル
3にはできるだけ平行光を入射することとする。これは
液晶パネル3での光のロスを小さくするためである。な
お、光源1から液晶パネル3までの部分を投写部本体1
1と呼ぶことにする。投写部本体11には駆動回路等の
回路部と回路等の冷却装置を含んでいる。
【0021】6は投写レンズであって、スクリーン形状
に略一致する像面湾曲を有し投写角が120度以上の投
写レンズであり、例えば、魚眼レンズなどが相当する。
なお、この投写レンズ6は複数枚構成で構わない。ドー
ム状スクリーン7は、球の半分もしくは一部分で構成さ
れた形状やある曲線の回転体の一部で構成された形状の
スクリーンである。
【0022】以上の様に、スクリーン形状に略一致する
像面湾曲を有し120度以上の投写角を有する、例え
ば、魚眼レンズなどの投写レンズ6を用いることによ
り、120度以上の広投写角を得ることができ、投写角
の小さい従来の投写レンズからスクリーンまでの距離
(3〜4m)より短い距離で、大画面(100インチク
ラス以上)の映像を得ることができる。このため、拡大
投影の為に使っていた空間を小さくできることから、映
写時のシステムの占有空間を小さくできる。なお、10
0インチの大画面は対角線が100インチで、縦横比が
3:4である画面として便宜的に表わしている。
【0023】また、投写レンズ6により、広画角(12
0度以上)で近距離に投写されるため、観視者には映像
を本当に近距離で感じることができ、その上、ドーム状
スクリーン7にすることにより、観視者に形状による圧
迫感と遠近感を与え、結果的にこのシステムにより臨場
感のある映像を楽しむことができる。
【0024】図3は従来の液晶プロジェクタシステムに
おける投写レンズからスクリーンまでの映写距離と本発
明の液晶プロジェクタシステムにおける投写レンズから
ドーム状スクリーンまでの映写距離とを比較して示した
説明図である。(1)は従来のシステムを示しており、
投写レンズ4からスクリーン5までの距離Lは3〜4m
である。(2)は本発明のシステムを示しており、前述
のような投写レンズ6を用いることにより、投写レンズ
6からドーム状スクリーン7までの映写距離Lは、投写
角の小さい従来の投写レンズからスクリーンまでの距離
(3〜4m)より小さい0.3〜2mにて、同じ大きさ
の画面を映写することができる。
【0025】ここで、屋内に設置するプロジェクタシス
テムでは、システム全長として3m程度以内が望まし
く、従って、光源1から投写レンズ6までに必要な距離
と、その他の構造上必要な空間を考慮して、投写レンズ
6からドーム状スクリーン7までの映写距離Lは1.5
m以下が望ましい。
【0026】これに対し、投写角を180度と大きく
し、スクリーンを半球状にし、その球の中心に該投写レ
ンズを位置させた場合、対角100インチ以上の映像を
得るための投写レンズ6からドーム状スクリーン7まで
の映写距離Lは、0.6m以上である。このとき、投写
レンズ6からドーム状スクリーン7までの映写距離Lを
0.6mより小さくすると、システム自体のコンパクト
化は達成できるが、スクリーン上の映像は対角100イ
ンチより小さくなり、臨場感が低下する。また、投写角
が180度より小さい例えば120度の投写レンズと投
写角180度の投写レンズとを用いて、各々同一距離よ
り投写すると、投写角120度の方がスクリーン上の映
像サイズは小さくなり、臨場感は低下する。従って、ス
クリーン上の映像を大きくするには映写距離を伸ばす必
要があるので、投写角120度の投写レンズの場合の映
写距離Lは0.6mより大きくする必要がある。
【0027】以上をまとめると、投写レンズ6からドー
ム状スクリーン7までの映写距離Lは、0.3〜2m、
好ましくは0.6〜1.5mとするほうが良い。
【0028】図4は本発明の第2の実施例としての液晶
プロジェクタシステムにおける観視者と投写部本体との
位置関係を示す平面図及び側面図である。(1)は平面
図、(2)は側面図であり、図面上に示した部位自体の
大きさを規定した図面でなく、2人乗りになっているが
一人乗りもしくは数人乗りでも構わない。
【0029】光源1から液晶パネル3までの投写部本体
11には、光源から発生する熱とその熱を冷却するため
の冷却装置が存在するため、熱の発生と冷却装置等の雑
音が生じる。ゲームを行う観視者12に、この熱や雑音
が伝わると、不快感を与えることとなる。そこで、本実
施例では、ゲームを行う観視者12が快適にプレイでき
るようにするため、ゲームを行う観視者12と投写部本
体11の位置関係として、投写部本体11を観視者12
よりも後方に位置するように構成した。このため、投写
レンズ6からドーム状スクリーン7までの映写距離に応
じて、投写レンズ6のバックフォーカスBFを長くする
こととした。
【0030】しかし、バックフォーカスBFを長くする
と、システムの全長が長くなるため、観視者12と投写
部本体11とのすきまは、0.1〜0.5m好ましくは
0.2〜0.3mとするほうが良い。そこで、観視者1
2の位置をドーム状スクリーン7から1〜2mとし、投
写レンズ6からドーム状スクリーン7までの映写距離L
を0.3〜2mとし、観視者12と投写部本体11との
すきまを0.1〜0.5mとした場合、投写レンズ6の
バックフォーカスBFは0.1〜2.2mとなる。ま
た、観視者12の位置をドーム状スクリーン7から1.
5mとし、投写レンズ6からドーム状スクリーン7まで
の映写距離Lを0.6〜1.5mとし、観視者12と投
写部本体11とのすきまを0.2〜0.3mとした場
合、投写レンズ6のバックフォーカスBFは0.2〜
1.2mが好適となる。
【0031】なお、投写レンズ6のバックフォーカスB
Fが長い場合は、リレーレンズを用いても構わない。ま
た、光軸をミラ−等で折り曲げても構わない。折り曲げ
ることにより、光源1から投写レンズ6までで占める投
写部分の空間を小さくすることができる。
【0032】ところで、投写レンズ6からの映像を10
0インチ以上の大画面まで拡大し、ドーム状スクリーン
7上に映写するとき、ドーム状スクリーン7上に映し出
された映像の画素の大きさは、液晶パネル3中の画素数
による。このため、画素ピッチが粗い液晶パネルでもパ
ネルサイズが大きければ、液晶パネル3からドーム状ス
クリーン7への拡大倍率が小さい分、スクリーン上での
画素のピッチは小さくすることができる。但し、液晶パ
ネル3のサイズを大きくしたとき、液晶パネル3への入
射光を平行にいれると、投写レンズ6の入射口径も大き
なものにしなければならない。
【0033】図5は本発明の第3の実施例としての液晶
プロジェクタシステムにおける投写レンズとドーム状ス
クリーンとの位置関係を示す説明図である。投写レンズ
6とドーム状スクリーン7との位置関係は、投写する上
では図1に示した位置関係が最もよいが、投写レンズ6
とドーム状スクリーン7の距離が0.6〜1.5mと短
いため、観視者にとって光源1から投写レンズ6までの
投写部分が邪魔になることがある。そこで、投写レンズ
6の出射光線の光軸61と、ドーム状スクリーン7のス
クリーン中心71からの法線72とのなす角Aすなわち
ディセンタ度を20度を超えるように設置した。この
時、光軸61はスクリーン中心71を通らなくても構わ
ない。
【0034】この状態で映し出された映像は、投写レン
ズ6とドーム状スクリーン7の距離が0.6〜1.5m
と短いことと、魚眼レンズなどの投写レンズ6の被写界
深度はパンフォーカスであることから、焦点のあった映
像となる。これにより、スクリーンの真正面に光源1か
ら投写レンズ6までの投写部分を配置しなくても良い。
光源1から液晶パネル3までの投写部本体11を、ゲー
ムを行う観視者12から離すことができる。
【0035】図6は本発明の第4の実施例としての液晶
プロジェクタシステムの要部を示す構成図である。本実
施例は、図1に示した超広角液晶プロジェクタシステム
に第2の情報投写部9を設けたものであり、得点、いわ
ゆる対戦型ゲームにおける対戦者情報等の文字、映像そ
の他情報を複合映出することにより、娯楽の多様性に富
むプロジェクタシステムになる。
【0036】なお、第2の情報投写部9は液晶プロジェ
クタにこだわらず、投写管タイプ、ビデオプロジェク
タ、スライドプロジェクタ等でも構わない。第2の情報
投写部9の投写位置は、観視者の邪魔にならない位置と
する。ちなみに現状技術レベルでは、投写レンズ6を用
いて液晶パネル3の映像を100インチ以上の大画面の
ドーム状スクリーン7に拡大投写すると、スクリーン上
では画素ピッチがかなり粗いものとなる。これは、液晶
パネルの高精細化が進んでいるので近い将来問題ではな
くなるであろうが、現状では文字情報に対して読みずら
いという問題点がある。そこで、文字情報を第2の情報
投写部9を用いてスクリーン上の一部分に投写するよう
にすれば、投写レンズ6を用いて液晶パネル3の映像を
拡大投写する場合に比べ、投写倍率がそれほど大きくな
いため、文字情報でも充分に映写することができる。
【0037】図7は本発明の第5の実施例としての液晶
プロジェクタシステムにおいて用いられるドーム状スク
リーンを示す断面図及び正面図である。(1)はスクリ
ーン断面図、(2)はスクリーン正面図である。本実施
例では、ドーム状スクリーン7の表面に点状光源10を
設けている。点状光源10は、1個、複数個、もしくは
一群をなしており、スクリーン7表面全てが点状光源で
も構わない。この点状光源10は超広角液晶プロジェク
タシステムにより映し出される映像に連動してあるいは
独立して点灯し、スクリーン上に超広角液晶プロジェク
タシステムとして得られる映像のほかに点状光源10に
よって別の情報を複合することにより超広角液晶プロジ
ェクタシステムだけでは得られなかった不思議な映像を
得ることができ、娯楽の多様性に富むプロジェクタシス
テムになる。別情報として、例えば移動体や標的等があ
る。
【0038】なお、点状光源10は消費電力、寿命、コ
スト、色相自由度、応答速度等の観点から、発光ダイオ
ード(LED)が好ましいが、発光ダイオード(LE
D)以外でも何ら構わない。この点状光源10により文
字情報を映し出すことも可能である。点状光源10が一
群やスクリーン表面全体を占める場合、発光ダイオード
(LED)の代わりに液晶を用いカラー画像を表示する
ことにより一段と多様性ある使い方ができるようにな
る。
【0039】ゲーム機器を例にとって説明してきたが、
他の機器にも用いることができるのは、自明である。
【0040】
【発明の効果】本発明では、液晶プロジェクタシステム
において、投写レンズとして、スクリーン形状に略一致
する像面湾曲を有し120度以上の投写角を有する、例
えば、魚眼レンズ等の投写レンズを用いると共に、ドー
ム状スクリーンを用いることにより、0.6〜1.5m
という短い映写距離(投写レンズからドーム状スクリー
ンまでの距離)で100インチもの大画面の映像を得る
ことができ、映写時のシステム占有空間が小さい超広角
液晶プロジェクタシステムを提供できる効果がある。
【0041】また、投写レンズの高画角による近距離感
とドーム状スクリーンの圧迫感と遠近感により、臨場感
のある映像を楽しめる超広角液晶プロジェクタシステム
を提供できる効果がある。該投写レンズからスクリーン
までの距離を0.3〜2m,好ましくは0.6〜1.5
mとした構成とすることにより、映写時のシステム占有
空間が小さく、臨場感のある映像を楽しめる超広角液晶
プロジェクタシステムを提供できる効果があり、ゲーム
センタのような屋内に設置できるシステムであるから工
業生産性もある。
【0042】また、前記投写レンズのバックフォーカス
を0.1〜2.2m、好ましくは0.2〜1.2mとし
た構成や、前記投写レンズから出射する光線の光軸と前
記スクリーンのスクリーン中心からの法線とのなす角即
ちディセンタ度が、20度を超える構成とすることによ
り、熱や雑音を生じる光源から液晶パネルまでの投写部
本体をゲームをする観視者から離し、該観視者に不快感
を与えない超広角液晶プロジェクタシステムを提供でき
る効果がある。
【0043】また、スクリーン表面に自発光性表示素子
もしくは光透過性表示素子を具備した構成や、情報投写
部を設けた構成とすることにより、多くの情報や娯楽の
多様性を与える超広角液晶プロジェクタシステムを提供
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての液晶プロジェク
タシステムの構成を概略的に示した構成図である。
【図2】従来の液晶プロジェクタシステムの構成を概略
的に示した構成図である。
【図3】従来の液晶プロジェクタシステムにおける投写
レンズからスクリーンまでの映写距離と本発明の液晶プ
ロジェクタシステムにおける投写レンズからドーム状ス
クリーンまでの映写距離とを比較して示した説明図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例としての液晶プロジェク
タシステムにおける観視者と投写部本体との位置関係を
示す平面図及び側面図である。
【図5】本発明の第3の実施例としての液晶プロジェク
タシステムにおける投写レンズとドーム状スクリーンと
の位置関係を示す説明図である。
【図6】本発明の第4の実施例としての液晶プロジェク
タシステムの要部を示す構成図である。
【図7】本発明の第5の実施例としての液晶プロジェク
タシステムにおいて用いられるドーム状スクリーンを示
す断面図及び正面図である。
【符号の説明】
1…光源、2…レンズ、3…液晶パネル、6…投写レン
ズ、7…ドーム状スクリーン、8…反射鏡、11…投写
部本体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 繁 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 和田 清 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 吉崎 功 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所AV機器事業部内 (72)発明者 小倉 直之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所AV機器事業部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射鏡を備えた光源により映し出された
    液晶パネル上の映像を投写レンズにてスクリーン上に投
    写する液晶プロジェクタシステムにおいて、前記投写レ
    ンズとして、スクリーン形状に略一致する像面湾曲を有
    し120度以上の投写角を有する投写レンズを用いたこ
    とを特徴とする超広角液晶プロジェクタシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超広角液晶プロジェク
    タシステムにおいて、前記投写レンズは魚眼レンズから
    なることを特徴とする超広角液晶プロジェクタシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の超広角液晶プ
    ロジェクタシステムにおいて、前記スクリーンとして、
    ドーム状のスクリーンを用いたことを特徴とする超広角
    液晶プロジェクタシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の超広角液晶プロジェク
    タシステムにおいて、前記スクリーンはおおむね半球状
    であることを特徴とする超広角液晶プロジェクタシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のうちの任意の一
    つに記載の超広角液晶プロジェクタシステムにおいて、
    前記投写レンズの出射面から前記スクリーンまでの距離
    が0.3m以上2m以下であることを特徴とする超広角
    液晶プロジェクタシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のうちの任意の一
    つに記載の超広角液晶プロジェクタシステムにおいて、
    前記投写レンズのバックフォーカスが0.1m以上2.
    2m以下であることを特徴とする超広角液晶プロジェク
    タシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のうちの任意の一
    つに記載の超広角液晶プロジェクタシステムにおいて、
    前記投写レンズから出射する光線の光軸と前記スクリー
    ンのスクリーン中心からの法線とのなす角即ちディセン
    タ度が、20度を超えることを特徴とする超広角液晶プ
    ロジェクタシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のうちの任意の一
    つに記載の超広角液晶プロジェクタシステムにおいて、
    前記スクリーンの表面に自発光性表示素子もしくは光透
    過性表示素子を具備したことを特徴とする超広角液晶プ
    ロジェクタシステム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の超広角液晶プロジェク
    タシステムにおいて、前記自発光性表示素子は複数の点
    状光源から成ることを特徴とする超広角液晶プロジェク
    タシステム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の超広角液晶プロジェ
    クタシステムにおいて、前記点状光源は発光ダイオード
    から成ることを特徴とする超広角液晶プロジェクタシス
    テム。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の超広角液晶プロジェ
    クタシステムにおいて、前記光透過性表示素子は液晶表
    示素子から成ることを特徴とする超広角液晶プロジェク
    タシステム。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項11のうちの任意
    の一つに記載の超広角液晶プロジェクタシステムにおい
    て、前記投写レンズを通って映し出される映像とは異な
    る新たな情報を前記スクリーンに投写する情報投写部を
    設けたことを特徴とする超広角液晶プロジェクタシステ
    ム。
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