JPH0763871B2 - コラム用裏当金製造機 - Google Patents

コラム用裏当金製造機

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JPH0763871B2
JPH0763871B2 JP4640193A JP4640193A JPH0763871B2 JP H0763871 B2 JPH0763871 B2 JP H0763871B2 JP 4640193 A JP4640193 A JP 4640193A JP 4640193 A JP4640193 A JP 4640193A JP H0763871 B2 JPH0763871 B2 JP H0763871B2
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Inventor
数人 吉田
修二 白沢
Original Assignee
株式会社ハタリー精密
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コラム用裏当金製造機
に関する。
【0002】
【従来の技術】コラムの端面は、溶接用開先加工を行な
った後、裏当金を溶接することによりコラムの長さ寸法
を合わせ、コラムの溶接端面の直角度を出す必要があ
る。
【0003】従来は、実開昭64−54998号公報に
示されるように、予め曲げ加工された裏当金を裏当金取
付治具によりコラムの端面開口に取付け、この裏当金を
コラムに溶接するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、先ず曲げ加
工された多種類の裏当金のなかからコラムの内面寸法に
適合する裏当金を選択するか、またはコラムの内面寸法
に適合する裏当金を製作して溶接時までに準備する必要
があり、さらに、前記のような治具を用いても基本的に
は人手による組付作業であるから、裏当金によるコラム
長さの寸法合わせおよびコラム端面の直角度の精度出し
には熟練を要し、時間的にも非効率的である。
【0005】また、コラムの内面寸法はその寸法精度が
あまり良くないので、予め決められた一定の寸法通りに
曲げ加工して裏当金を作っても、それがコラムの中に入
らないことがある。
【0006】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、現物のコラムに応じて裏当金を製造できるコラム用
裏当金製造機を提供することを目的とし、さらに、曲げ
加工された裏当金によるコラム長さの寸法合わせおよび
コラム端面直角度の精度出しをも自動的に行なえるコラ
ム用裏当金製造機を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コラ
ムの端面開口に溶接される裏当金を製造するコラム用裏
当金製造機において、基準ベースと、この基準ベースに
その中央を中心として放射状に配置され、現物のコラム
の端面開口における内角部に当接する受け体とこの受け
体のコラム外に位置する曲げ加工面に対し進退自在の押
し体とを備え、前記裏当金となる平鋼のコラム角部対応
部分を現物のコラム内面に倣わせて曲げ加工する複数の
曲げ装置と、前記基準ベースにその中央を中心として前
記曲げ装置の間に放射状に配置され前記曲げ加工される
平鋼を固定する複数の固定装置とを具備した構成のコラ
ム用裏当金製造機である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
に、前記基準ベースとこの基準ベースに対し直交する方
向にセットされたコラムとを相対的に移動して基準ベー
ス上で曲げ加工された裏当金をコラムの端面開口に挿入
する挿入装置を付加した構成のコラム用裏当金製造機で
ある。
【0009】請求項3の発明は、製造機本体フレーム
と、この製造機本体フレームに対し垂直に取付けられベ
ース昇降装置により昇降される中央に溶接用開口部が設
けられた基準ベースと、この基準ベースにて前記溶接用
開口部を中心として放射状に配置され、現物のコラムの
端面開口における内角部に当接する受け体とこの受け体
のコラム外に位置する曲げ加工面に対し進退自在の押し
体とを備え、前記裏当金となる平鋼のコラム角部対応部
分を現物のコラム内面に倣わせて曲げ加工する複数の曲
げ装置と、前記基準ベースにて前記溶接用開口部を中心
として放射状に配置され前記曲げ加工される平鋼のコラ
ム辺部対応部分を固定する複数の固定装置と、前記基準
ベースの溶接用開口部と対向する位置で基準ベースに対
し直交する方向にセットされたコラムを移動して基準ベ
ース上で曲げ加工された裏当金を相対的にコラムの端面
開口に挿入する挿入装置とを具備した構成のコラム用裏
当金製造機である。
【0010】
【作用】請求項1の発明は、コラムの端面開口内に溶接
されるコラム用裏当金を、曲げ装置および固定装置によ
り平鋼を現物のコラム内面に倣わせて自動的に曲げ加工
して製造する。
【0011】請求項2の発明は、平鋼から曲げ加工され
た裏当金を、そのまま挿入装置により相対的にコラムへ
挿入することで、平鋼の曲げ、裏当金の挿入、コラム長
さの寸法合わせおよびコラム端面の直角度出しを一連の
工程で行なう。
【0012】請求項3の発明は、基準ベース上の曲げ装
置および固定装置により平鋼から裏当金を成形した後、
挿入装置により相対的に裏当金をコラム内に挿入し、さ
らに、基準ベースの溶接用開口部を利用してコラムに裏
当金を溶接する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に示される一実施例を参
照して詳細に説明する。
【0014】図1および図2は、コラム11の端面開口に
溶接される裏当金12を製造するコラム用裏当金製造機を
示す。
【0015】このコラム用裏当金製造機は、製造機本体
フレーム21と、この製造機本体フレーム21に対し垂直に
取付けられベース昇降装置22により昇降される中央に溶
接用開口部23が設けられた基準ベース24と、この基準ベ
ース24にて前記溶接用開口部23を中心として放射状に配
置され前記裏当金12となる平鋼(以下、この平鋼をフラ
ットバー12a と呼ぶ)のコラム角部対応部分を現物のコ
ラム内面に倣わせて曲げ加工する4台の曲げ装置25a ,
25a ,25b ,25b と、前記基準ベース24にて前記溶接用
開口部23を中心として放射状に配置され前記曲げ加工さ
れるフラットバー12a のコラム辺部対応部分を固定する
4台の固定装置26と、前記基準ベース24の溶接用開口部
23と対向する位置で基準ベース24に対し直交する方向に
セットされたコラム11を移動して基準ベース24上で曲げ
加工された裏当金12を相対的にコラム11の端面開口に挿
入する挿入装置27とによって構成されている。
【0016】前記基準ベース24を昇降するベース昇降装
置22は、図1および図2に示されるように、製造機本体
フレーム21の左右部に設けられたガイドレール31と、基
準ベース24の左右部に設けられたスライダ32とが摺動自
在に嵌合され、さらに、前記本体フレーム21の上部に回
転自在に設けられモータ33により回転されるねじ棒34
と、基準ベース24に設けられた雌ねじ部材35とが螺合さ
れている。
【0017】そして、このベース昇降装置22のモータ33
を駆動してねじ棒34を回転すると、その回転方向により
基準ベース24は上下動し、前記挿入装置27で搬入される
コラム11の寸法に合わせた位置に設定される。
【0018】前記挿入装置27は、図2に示されるよう
に、正逆転されるローラコンベヤ41であり、さらに、こ
のローラコンベヤ41の先端下側に調整送りネジ(図示せ
ず)により移動調整されるシリンダ取付板42a を介しス
トッパ位置調整シリンダ42がコンベヤ方向に移動可能に
設けられ、このシリンダ42および上記調整送りネジによ
りコンベヤ方向に移動調整されるストッパ位置調整板43
がその両側のガイド間に移動自在に設けられ、このスト
ッパ位置調整板43にL形のコラムストッパ44が軸45を支
点に上下方向へ回動自在に設けられ、ストッパ回動シリ
ンダ46により進退される押上体47と係合されている。
【0019】また、前記ストッパ位置調整板43上には、
コラム11を固定するコラムクランプ装置48が設けられて
いる。このコラムクランプ装置48は、ガイド48a により
移動自在に設けられた一対のクランプ体48b が左右対称
の逆ネジ48c と螺合し、このネジ48c により中心から等
しい位置に移動されるものである。
【0020】そして、この挿入装置27は、ストッパ回動
シリンダ46にてコラムストッパ44を実線位置まで上昇し
て、ローラコンベヤ41により搬入されたコラム11の先端
を係止し、コラムクランプ装置48により固定する。次に
ストッパ位置調整シリンダ42および調整送りネジにより
ストッパ位置調整板43をスライドさせて、コラムクラン
プ装置48により固定されたコラム11の先端を寸法合わせ
位置aまで前進させる。この位置にてフラットバー12a
をコラム内面寸法に合わせて曲げ加工し裏当金12を成形
する。さらに、溶接時はストッパ位置調整シリンダ42に
よりストッパ位置調整板43を僅かに前進させてコラム11
の先端を溶接位置bに設定し、相対的にコラム11内に裏
当金12を挿入する。最後にローラコンベヤ41を逆転させ
てコラム11を後退方向へ搬出する。
【0021】図3および図4は前記曲げ装置25a ,25b
を示し、この各曲げ装置25a ,25bは、後述する拡縮機
構51により現物のコラムの端面開口における内角部に
退される受け体としてのRコマ52が設けられ、このRコ
マ52のコラム外に位置する曲げ加工面に対し、作動シリ
ンダ53により押し体としての爪54が進退自在に設けられ
ている。Rコマ52はV形の凸部を有し、また爪54はL形
の溝を有し、それらが嵌合するように対向されている。
Rコマ52および爪54は、それぞれピン55,56により着脱
可能に取付けられ、コラム11のサイズに合わせて交換さ
れる。
【0022】各曲げ装置25a ,25b の拡縮機構51は、フ
ラットバー12a をコラム内面寸法に合わせて曲げ加工す
るためにRコマ52の位置を移動調整するもので、拡縮ベ
ース61に設けられたガイドレール62にスライド板63が摺
動自在に嵌合され、さらに、拡縮ベース61と一体の取付
板64にモータ65により回転されるねじ棒66が取付けら
れ、このねじ棒66と前記スライド板63に設けられた雌ね
じ部材67とが螺合されている。
【0023】図3は前記基準ベース24の上側左右部に設
けられた曲げ装置25a であり、また図4は基準ベース24
の下側左右部に設けられた曲げ装置25b であり、両者は
その構造が若干異なる。
【0024】すなわち、図3の上側曲げ装置25a は、前
記スライド板63上に支持部材70によりシリンダ取付板71
が一体的に設けられ、このシリンダ取付板71に前記Rコ
マ52と、前記作動シリンダ53によりガイド72に沿って摺
動されるピストンロッド先端部73に前記ピン56により回
動自在に軸支された前記爪54とが、共に設けられてい
る。
【0025】一方、図4の下側曲げ装置25b は、前記ス
ライド板63の先端部にピン55により一定のレベルに取付
けられたRコマ52に対し、スライド板63に取付けられた
昇降シリンダ74によりスライド板63上のガイドロッド75
に沿ってシリンダ取付板71が昇降自在に設けられ、この
シリンダ取付板71に前記作動シリンダ53、この作動シリ
ンダ53によりガイド72に沿って摺動されるピストンロッ
ド先端部73およびこれに軸支された前記爪54が昇降自在
に設けられている。したがって、前記上側曲げ装置25a
によりフラットバー12a を折曲するときに、この下側曲
げ装置25b の作動シリンダ53および爪54を昇降シリンダ
74により下げておくと、これらにフラットバー12a が当
たることを防止できる。
【0026】そして、図3および図4に示される各曲げ
装置25a ,25b は、拡縮機構51のモータ65を駆動してね
じ棒66を回転させ、その回転方向によりスライド板63を
進退移動し、Rコマ52の位置を前記基準ベース24の中心
に対し進退調整し、コラム内面寸法に合わせてRコマ52
の位置を設定する。そして、このRコマ52を受け部材と
して、作動シリンダ53により爪54を押してフラットバー
12a を直角に曲げ、後述するように四角形に成形する。
曲げ加工終了後は、作動シリンダ53により爪54を後退さ
せる。
【0027】図5は前記4台の固定装置26を示し、この
各固定装置26は、後述する拡縮機構81により進退される
スライド板82に爪取付板83が設けられ、この爪取付板83
にフラットバー12a を固定する受爪84およびこの受爪84
に対し軸85を支点に回動自在に設けられたクランプ爪86
が取付けられ、このクランプ爪86はスライド板82上に軸
支された作動シリンダ87のロッド先端にピン88で連結さ
れている。
【0028】各固定装置26の拡縮機構81は、フラットバ
ー12a をコラム内面寸法に合わせてクランプ固定するた
めに前記受爪84およびクランプ爪86の位置を移動調整す
るもので、拡縮ベース91に設けられたガイドレール92に
前記スライド板82が摺動自在に嵌合され、さらに、拡縮
ベース91と一体の取付板93にモータ94により回転される
ねじ棒95が取付けられ、このねじ棒95と前記スライド板
82に設けられた雌ねじ部材96とが螺合されている。
【0029】そして、各固定装置26は、拡縮機構81によ
り受爪84およびクランプ爪86をコラム対辺部に合わせて
移動調整し、フラットバー12a を受爪84により内側から
受けてクランプ爪86によりクランプする。
【0030】図6(A)(B)は前記曲げ装置25a ,25
b のRコマ52を拡大して示したものであり、そのRコマ
52の先端部にはフラットバー嵌着溝97が設けられてい
る。この溝97の深さはフラットバー12a の厚みと等しい
ので、溝97内に嵌着されたフラットバー12a の外面は、
Rコマ52の先端面98と面一になり、この先端面98が当接
するコラム11の内面とも一致する。図6(B)にてaは
コラム11の寸法合わせ位置を示し、このコラム位置でコ
ラム内面に倣わせてフラットバー12a を曲げ加工する。
bはコラム11の溶接位置を示す。
【0031】次に、裏当金12の曲げ加工および組付を機
械の動作順に列記する。
【0032】(1) ベース昇降装置22により基準ベース24
を昇降調整して、コラム寸法に合わせた位置に基準ベー
ス24を設定する。すなわち、コラム11の中心と基準ベー
ス24の中心とを合致させる。
【0033】(2) コラム寸法に合わせて全曲げ装置25a
,25b のRコマ52および全固定装置26のクランプ爪86
の位置をそれぞれ設定する。
【0034】(3) 挿入装置27のローラコンベヤ41および
ストッパ位置調整シリンダ42および調整送りネジにより
移動されるコラムクランプ装置48により、コラム11を図
2または図6(B)に示された寸法合わせ位置aまで搬
入して、全曲げ装置25a ,25b のRコマ52および全固定
装置26のクランプ爪86を相対的にコラム11の先端開口に
挿入する。
【0035】(4) 全曲げ装置25a ,25b のRコマ52を拡
縮機構51によりコラム角部の内面に当接するまで移動さ
せる。このとき、図6(B)に示されるようにRコマ52
は寸法合わせ位置aにてコラム11の内角部に内接し、現
物のコラム内面に倣わせた曲げ加工を可能としている。
【0036】(5) 全固定装置26のクランプ爪86をこの爪
86の先端が拡縮機構81によりコラム対辺部の内面に当接
するまで移動させる。
【0037】(6) 所定の寸法に切断した直線状のフラッ
トバー12a を、図1の上部中央に位置する固定装置26の
クランプ爪86上に横方向から挿入し、この固定装置26の
作動シリンダ87によりクランプ爪86を作動させ、受爪84
とクランプ爪86によりフラットバー12a の中央部分を挟
持して固定する。
【0038】(7) 図1の上部左右に位置する曲げ装置25
a の作動シリンダ53により爪54を押してフラットバー12
a の左右部をコの字形に曲げ、図1の左右真横に位置す
る固定装置26の受爪84の先端鉤部によりフラットバー12
a の左右部を係止する。このとき、図1の下部左右に位
置する曲げ装置25b の作動シリンダ53および爪54は、昇
降シリンダ74により下降させておく。
【0039】(8) 図1の左右真横に位置する固定装置26
の作動シリンダ87によりクランプ爪86を作動させ、曲げ
られたフラットバー12a の対辺を受爪84およびクランプ
爪86により挟持して固定する。
【0040】(9) 図1の下部左右に位置する曲げ装置25
b の作動シリンダ53および爪54を昇降シリンダ74により
上昇させる。
【0041】(10)この下部左右に位置する曲げ装置25b
の作動シリンダ53により爪54を押してフラットバー12a
の左右下部を内側に曲げ、全体として四角形に成形す
る。このとき図1の下部中央に位置する固定装置26の受
爪84の先端鉤部によりフラットバー12a の左右先端部を
係止する。
【0042】(11)図1の下部中央に位置する固定装置26
の作動シリンダ87によりクランプ爪86を作動させ、フラ
ットバー12a の左右対向端部を受爪84およびクランプ爪
86により挟持して固定する。この状態を図7(A)に示
す。
【0043】(12)曲げ加工終了後、全曲げ装置25a ,25
b の爪54を作動シリンダ53により後退させ、さらに、図
7(B)に示されるように、全曲げ装置25a ,25b のR
コマ52を拡縮機構51により裏当金12の内角部から約1mm
内側へ退避させるとともに、固定装置26のクランプ爪86
により裏当金12の辺部をクランプしたまま拡縮機構81に
て内側に縮少させると、裏当金12は辺部とともに角部も
内側へ若干縮少される。
【0044】(13)挿入装置27のストッパ位置調整シリン
ダ42によりコラムクランプ装置48を移動して、コラム11
を図2または図6(B)の寸法合わせ位置aから溶接位
置bまで前進させ、4台の固定装置26により固定位置決
めされている裏当金12を、図8(A)から(B)に示さ
れるようにコラム11の先端開口内に相対的に挿入する。
【0045】(14)溶接位置bにて図7(C)に示される
ように、全曲げ装置25a ,25b のRコマ52および全固定
装置26の爪84,86を各拡縮機構51,81により拡大方向
(基準ベース24の中心から離間する方向)へ移動させ
て、曲げ加工された裏当金12をコラム11の内面に圧接し
密着させる。
【0046】(15)基準ベース24の中央に開けられた溶接
用開口部23を通して手作業または自動溶接機によってコ
ラム11の内面に裏当金12を仮溶接する。
【0047】(16)全固定装置26の作動シリンダ87により
クランプ爪86を開動して裏当金12のクランプを解除す
る。
【0048】(17)全曲げ装置25a ,25b のRコマ52およ
び全固定装置26の爪84,86を各拡縮機構51,81により縮
小方向(基準ベース24の中心へ向かう方向)へ移動させ
て、前記圧接を解除し裏当金12から離間させる。
【0049】(18)コラムクランプ装置48を開放するとと
もに、挿入装置27のローラコンベヤ41を逆転させてコラ
ム11を後退させ、搬出する。
【0050】以上の工程によりフラットバー12a の曲げ
による裏当金12の製作、コラム11への裏当金12の挿入、
位置合わせおよび仮溶接を自動的に行う。
【0051】このように、コラム11は寸法精度があまり
良くないことから平鋼を寸法通りに曲げて裏当金12を作
ってもコラムの中に入らないことがあるので、現物のコ
ラム内面に合わせて裏当金12を作り、これをコラム11の
中に入れる時は曲げ装置25a,25b と固定装置26を縮少
することにより裏当金12をコラム11の中に容易に入れ、
セットすることができる。
【0052】コラム11のサイズが変更された場合は、コ
ラム角部の曲率も変化するので、全曲げ装置25a ,25b
のRコマ52および爪54もコラムサイズに応じて交換す
る。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、平鋼を現物の
コラム内面に倣わせて一体曲げ加工するので、寸法精度
のあまり良くないコラムであってもそのコラム内面に正
確に嵌入できる裏当金を容易に製造でき、コスト軽減を
図れる。
【0054】請求項2の発明によれば、基準ベース上で
曲げ加工された裏当金をそのまま挿入装置により相対的
にコラム内に自動挿入して、裏当金によるコラム長さの
寸法合わせおよびコラム端面直角度の精度出しを正確に
行うことができ、また、作業時間も短縮できる。
【0055】請求項3の発明によれば、基準ベースがベ
ース昇降装置により昇降されるので、この基準ベースの
中央に設けられた溶接用開口部を中心として放射状に配
置された曲げ装置および固定装置をコラム寸法に応じて
簡単に中心合わせでき、また、前記溶接用開口部によっ
て、平鋼の曲げ、裏当金の挿入、コラム長さの寸法合わ
せおよびコラム端面の直角度出しに加えて、裏当金の溶
接も一連の工程で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコラム用裏当金製造機
の正面図である。
【図2】同上裏当金製造機の断面図である。
【図3】(A)は同上裏当金製造機の上側曲げ装置を示
す正面図、(B)はその底面図である。
【図4】(A)は同上裏当金製造機の下側曲げ装置を示
す正面図、(B)はその底面図である。
【図5】(A)は同上裏当金製造機の固定装置を示す正
面図、(B)はその底面図である。
【図6】(A)は同上裏当金製造機の曲げ装置における
Rコマと現物のコラム内面との当接部を示す正面図、
(B)はその断面図である。
【図7】(A)は同上裏当金製造機により曲げ加工され
た直後の裏当金を示す正面図、(B)はその裏当金を縮
小した状態の正面図、(C)はその裏当金をコラム内へ
挿入した状態を示す正面図である。
【図8】(A)は同上裏当金製造機により製造された裏
当金を示す斜視図、(B)はその裏当金をコラムにセッ
トした状態の斜視図である。
【符号の説明】
11 コラム 12 裏当金 12a 平鋼としてのフラットバー 21 製造機本体フレーム 22 ベース昇降装置 24 基準ベース 25a ,25b 曲げ装置 26 固定装置 27 挿入装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コラムの端面開口に溶接される裏当金を
    製造するコラム用裏当金製造機において、 基準ベースと、 この基準ベースにその中央を中心として放射状に配置さ
    れ、現物のコラムの端面開口における内角部に当接する
    受け体とこの受け体のコラム外に位置する曲げ加工面に
    対し進退自在の押し体とを備え、前記裏当金となる平鋼
    のコラム角部対応部分を現物のコラム内面に倣わせて曲
    げ加工する複数の曲げ装置と、 前記基準ベースにその中央を中心として前記曲げ装置の
    間に放射状に配置され前記曲げ加工される平鋼を固定す
    る複数の固定装置とを具備したことを特徴とするコラム
    用裏当金製造機。
  2. 【請求項2】 コラムの端面開口に溶接される裏当金を
    製造するコラム用裏当金製造機において、 基準ベースと、 この基準ベースにその中央を中心として放射状に配置さ
    れ、現物のコラムの端面開口における内角部に当接する
    受け体とこの受け体のコラム外に位置する曲げ加工面に
    対し進退自在の押し体とを備え、前記裏当金となる平鋼
    のコラム角部対応部分を現物のコラム内面に倣わせて曲
    げ加工する複数の曲げ装置と、 前記基準ベースにその中央を中心として前記曲げ装置の
    間に放射状に配置され前記曲げ加工される平鋼を固定す
    る複数の固定装置と、 前記基準ベースとこの基準ベースに対し直交する方向に
    セットされたコラムとを相対的に移動して基準ベース上
    で曲げ加工された裏当金をコラムの端面開口に挿入する
    挿入装置とを具備したことを特徴とするコラム用裏当金
    製造機。
  3. 【請求項3】 コラムの端面開口に溶接される裏当金を
    製造するコラム用裏当金製造機において、 製造機本体フレームと、 この製造機本体フレームに対し垂直に取付けられベース
    昇降装置により昇降される中央に溶接用開口部が設けら
    れた基準ベースと、 この基準ベースにて前記溶接用開口部を中心として放射
    状に配置され、現物のコラムの端面開口における内角部
    に当接する受け体とこの受け体のコラム外に位置する曲
    げ加工面に対し進退自在の押し体とを備え、前記裏当金
    となる平鋼のコラム角部対応部分を現物のコラム内面に
    倣わせて曲げ加工する複数の曲げ装置と、 前記基準ベースにて前記溶接用開口部を中心として放射
    状に配置され前記曲げ加工される平鋼のコラム辺部対応
    部分を固定する複数の固定装置と、 前記基準ベースの溶接用開口部と対向する位置で基準ベ
    ースに対し直交する方向にセットされたコラムを移動し
    て基準ベース上で曲げ加工された裏当金を相対的にコラ
    ムの端面開口に挿入する挿入装置とを具備したことを特
    徴とするコラム用裏当金製造機。
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