JPH0763736B2 - ロ−ル胴が湾曲している複数個のロ−ルを備えた圧延機 - Google Patents

ロ−ル胴が湾曲している複数個のロ−ルを備えた圧延機

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JPH0763736B2
JPH0763736B2 JP61166860A JP16686086A JPH0763736B2 JP H0763736 B2 JPH0763736 B2 JP H0763736B2 JP 61166860 A JP61166860 A JP 61166860A JP 16686086 A JP16686086 A JP 16686086A JP H0763736 B2 JPH0763736 B2 JP H0763736B2
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JP
Japan
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roll
rolls
contour
work
support
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JP61166860A
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JPS6277105A (ja
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イレルト カール
フェルトマン フーゴー
バルト ヴィルフリート
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エスエムエス シユレ−マン・ジ−マグ アクチエン ゲゼルシヤフト
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、支持ロールまたは支持ロールと中間ロールと
で支持されている作業ロールを有する圧延機に関し、よ
り厳密には、作業ロール及び(または)支持ロール及び
(または)中間ロールが、互いに依存してまたは互いに
独立に軸線方向に移動可能にロールスタンド内に配置さ
れ、これらのロールのうちいくつかのロールのロール胴
が筒状の輪郭及び(または)湾曲して延びる輪郭を有
し、1個のロールまたは複数個のロールの湾曲した輪郭
が、ロールの外側に配置されるロールベンディング装置
を用いて個々のロールを曲げることによっても得られる
ようにした圧延機に関し、特に帯材製造用の圧延機に関
するものである。
従来技術 この種の公知の圧延機(米国特許第2766586号公報及び
ドイツ特許公告第2919105号公報)では、作業ロールは
支持ロールまたは支持ロールと中間ロールとで支持さ
れ、作業ロール及び(または)支持ロール及び(また
は)中間ロールは軸線方向に相互に移動可能になってい
る。これらのロール対のうち少なくとも一対のロール
は、ロール胴の方向へ湾曲して延びる輪郭を有してい
る。圧延間隙の形状を制御し、従って帯材の横断面を制
御するには、湾曲した輪郭を有しているロールをロール
軸線方向へ移動させるとともに、これと同時にこのロー
ルにベンディング応力を作用させることによって行う。
この種の構成の圧延機の場合、湾曲した輪郭を有するロ
ールをロール軸線方向に位置調整することと、これらの
ロールにベンデイング応力を与えて変形させることとが
相互に同調していなければならず、しかも作業ロールの
正のベンディング応力を与える場合、帯材の側縁へのプ
レス力が比較的大きくなるので、圧延間間隙或いは帯材
の輪郭を正確に調整するのが難しい。この欠点を解消す
るため、例えば欧州特許第0049798号公報から公知なよ
うに、上下作業ロールの輪郭をロール胴全長にわたって
湾曲して延びるように構成し、しかもロール軸線方向に
おけるある特定の位置で互いに補完しあうように構成す
ることが提案された。この構成は上記の欠点を解消する
ものであるが、さらに特有な利点として、ロール間隙の
形状を、従って帯材の横断面の形状を、湾曲した輪郭を
有する作業ロールを軸線方向にわずかに移動させるだけ
で制御することができること、移動可能なロールの位置
を帯材の幅に適合させる必要がないことが挙げられる。
さらに、この構成を2段圧延機にも適用することができ
るのも利点である。
しかし上記構成の圧延機の共通の欠点は、湾曲した輪郭
を有しているロールをロール軸線方向へ相対移動させる
と、2つのロールの輪郭が互いに補完しあっている位置
以外の位置でロール間のプレス力の分布が変化し、特に
1つの作業ロールとこれを支持しているロール(中間ロ
ールまたは支持ロール)との間のプレス力の分布が変化
し、その結果各ロールの、特に作業ロールのロール胴の
表面にマーキングゾーンが生じ、このマーキングゾーン
が圧延材の表面にも伝わって、その品質を損ねてしまう
ことである。同様の作用は、ロールの本来の輪郭が摩耗
によって変化することによって生じる。
従ってこのような不具合を除去するため、或いは少なく
とも軽減するため、両支持ロールのロール胴に、または
両作業ロールのロール胴に、円筒状の輪郭を、即ち通常
の球対称の輪郭を与えることによってプレス力の分布を
均一にするという提案がなされた(欧州特許公開第0091
540号公報)。このような輪郭はロールベンデイング装
置によって得られる。この種の構成においてマーキング
ゾーンを回避するためには、支持ロールがそれと接触し
ている作業ロールとともに同じ方へ且つ同じ距離だけ移
動しなければならない。このような場合にだけ、これら
のロールの輪郭が互いに補完しあい、各作業ロールとそ
れを支持している支持ロールとの間でプレス力が均等に
分配され、著しい変化は生じない。しかしながら実際に
証明されているように、ロールを上記のように構成して
も完全にマーキングゾーンのない表面は得られない。
目的 本発明の目的は、この種の公知の圧延機を改良して、圧
延材の少なくとも片側で、非常に高い要求に対応しうる
品質が得られるようにすることである。
構成及び効果 本発明は、上記目的を達成するため、圧延機の下側ロー
ル群または上側ロール群がすべて円筒状の輪郭及び(ま
たは)ロール中心からロール胴両端部の方向へ左右対称
に湾曲して延びる輪郭を有し、圧延間隙を境にして逆の
側のロール群が、ロール中心からロール胴両端部の方向
へ左右非対称に湾曲して延びる輪郭を有する1個のロー
ルまたは複数個のロールを含んでおり、その際圧延材の
表面に直接作用を及ぼす上側作業ロール及び下側作業ロ
ールは、円筒状の輪郭及び(または)ロール中心からロ
ール胴両端部の方向へ左右対称に湾曲して延びる輪郭を
有していることを特徴とするものである。
本発明によれば、ロール群がすべて円筒状の輪郭及び
(または)ロール中心からロール胴両端部の方向へ左右
対称に湾曲して延びる輪郭を有している側では、ロール
軸線方向における圧延力の分布を所望通りに制御でき、
ロールを移動させてもマーキングゾーンの発生が回避さ
れるので、この側で高品質の表面をもった圧延材が得ら
れる。一方、逆の側では、即ちロール中心からロール胴
両端部の方向へ左右非対称に湾曲して延びる輪郭を有す
る1個のロールまたは複数個のロールを含んでいる側で
は、ロールを移動させることにより圧延間隙の横断面を
所望通りに制御することができる。
このように、圧延材の片側が表面の品質に関しすべての
要求を満たしていなくとも、圧延材の他の側は所望の高
品質を有している。横断面を制御するために最近開発さ
れた技術及び前述した公知のロール構成と組合せること
もできる。
圧延材の表面に直接作用を及ぼす上側作業ロール及び下
側作業ロールは、円筒状の輪郭またはロール中心からロ
ール胴両端部の方向へ左右対称に湾曲して延びる輪郭を
有していることによって、圧延材の他の側でも表面の品
質が著しく改善される。
特に有利なのは、互いに対向している作業ロールに、1
個または複数個の支持ロールが、または支持ロールを備
えた1個または複数個の中間ロールが付設され、前記逆
の側のロール群の支持ロールまたは中間ロールが、ロー
ル中心からロール胴両端部の方向へ左右非対称に湾曲し
て延びる輪郭を有していることである。
本発明の他の構成によれば、互いに対向している作業ロ
ールに、1個または複数個の支持ロールが、または支持
ロールを備えた1個または複数個の中間ロールが付設さ
れ、支持ロールと中間ロールが、相互に補完し合う輪郭
を有している。
本発明の他の実施例に従って、互いに対向している作業
ロールに、1個または複数個の支持ロールが、または支
持ロールを備えた1個または複数個の中間ロールが付設
され、支持ロール及び(または)中間ロールが、互いに
対になって湾曲し且つ互いに補完しあわないで延びてい
る輪郭を有しているように構成することも合目的であ
る。
本発明の他の構成によれば、中間ロールは、移動不能な
作業ロールに対して軸線方向に移動可能であり、且つ半
径を縮小された端部を有し、この端部が圧延材の側縁の
真上または真下の領域に来るように中間ロールを配置す
る。中間ロールをこのように配置すると、圧延材の側縁
の少なくとも一部分は大きな圧延力を受けない。また、
湾曲して延びる輪郭を有しているロールをロール軸線方
向へわずかだけ移動させるだけで圧延間隙の形状を制御
でき、少なくとも、ロール群がすべて円筒状の輪郭及び
(または)ロール中心からロール胴両端部の方向へ左右
対称に湾曲して延びる輪郭を有している側では、マーキ
ングゾーンの発生を回避でき、よってこの側で高品質の
表面を得ることができる。
実施例 次に、本発明の1実施例を添付の図面を用いて説明す
る。
この実施例は、本発明による圧延機の構成の1つの可能
性を示しているにすぎない。
本実施例の場合、図式的に示したロールは1対の作業ロ
ール対1と2を有している。ロール間隙Wの上方にあり
円筒状の輪郭をもった上側作業ロール1は中間ロール3
によって支持され、該中間ロール3は支持ロール4によ
って支持されている。中間ロール3と支持ロール4のロ
ール胴の輪郭は、ロールの一端から他端の方向へ先細り
に延びるように湾曲している。図の例では、中間ロール
3と支持ロール4は輪郭を互いに補完しあっている。
ロール間隙Wの下方に設けられた下側作業ロール2も同
様に円筒状のロール胴を有し、中間ロール5によって支
持され、該中間ロール5は支持ロール6によって支持さ
れている。中間ロール5もこれを支持する支持ロール6
も作業ロール2と同様に円筒状の輪郭を有し、ロール間
隙Wのなかにある圧延材の表面側Ouの品質を向上させる
ために、圧延力を均等に分布させている。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は、本発明による圧延機のロールの構成を示
す図式図である。 1,2……作業ロール 3,5……中間ロール 4,6……支持ロール W……圧延間隙 Ou……圧延材の表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィルフリート バルト ドイツ連邦共和国 ヒルヒェンバッハ 4 ヒルンヒュッター シュトラーセ 65 (56)参考文献 特開 昭59−185506(JP,A) 特開 昭58−187207(JP,A) 米国特許2766586(US,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持ロールまたは支持ロールと中間ロール
    とで支持されている作業ロールを有する圧延機であっ
    て、作業ロール及び(または)支持ロール及び(また
    は)中間ロールが、互いに依存してまたは互いに独立に
    軸線方向に移動可能にロールスタンド内に配置され、こ
    れらのロールのうちいくつかのロールのロール胴が筒状
    の輪郭及び(または)湾曲して延びる輪郭を有し、1個
    のロールまたは複数個のロールの湾曲した輪郭が、ロー
    ルの外側に配置されるロールベンディング装置を用いて
    個々のロールを曲げることによっても得られるようにし
    た圧延機において、 圧延機の下側ロール群または上側ロール群がすべて円筒
    状の輪郭及び(または)ロール中心からロール胴両端部
    の方向へ左右対称に湾曲して延びる輪郭を有し、圧延間
    隙を境にして逆の側のロール群が、ロール中心からロー
    ル胴両端部の方向へ左右非対称に湾曲して延びる輪郭を
    有する1個のロールまたは複数個のロールを含んでお
    り、その際圧延材の表面に直接作用を及ぼす上側作業ロ
    ール及び下側作業ロールは、円筒状の輪郭及び(また
    は)ロール中心からロール胴両端部の方向へ左右対称に
    湾曲して延びる輪郭を有していることを特徴とする圧延
    機。
  2. 【請求項2】互いに対向している作業ロールに、1個ま
    たは複数個の支持ロールが、または支持ロールを備えた
    1個または複数個の中間ロールが付設され、前記逆の側
    のロール群の支持ロールまたは中間ロールが、ロール中
    心からロール胴両端部の方向へ左右非対称に湾曲して延
    びる輪郭を有していることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項に記載の圧延機。
  3. 【請求項3】互いに対向している作業ロール(1)に、
    1個または複数個の支持ロールが、または支持ロール
    (4)を備えた1個または複数個の中間ロール(3)が
    付設され、支持ロール(4)と中間ロール(3)が、相
    互に補完し合う輪郭を有していることを特徴とする、特
    許請求の範囲第1項または第2項に記載の圧延機。
  4. 【請求項4】互いに対向している作業ロール(1)に、
    1個または複数個の支持ロールが、または支持ロール
    (4)を備えた1個または複数個の中間ロール(3)が
    付設され、支持ロール(4)と中間ロール(3)が、相
    互に補完し合わない輪郭を有していることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の圧延
    機。
  5. 【請求項5】中間ロール(3,5)が、移動不能な作業ロ
    ール(1,2)に対して軸線方向に移動可能であり、且つ
    半径を縮小された端部を有し、この端部が圧延材の側縁
    の真上または真下の領域に来るように中間ロール(3,
    5)を配置することを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項から第4項までのいずれか1つに記載の圧延機。
JP61166860A 1985-07-18 1986-07-17 ロ−ル胴が湾曲している複数個のロ−ルを備えた圧延機 Expired - Lifetime JPH0763736B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3525638.9 1985-07-18
DE3525638 1985-07-18

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Publication Number Publication Date
JPS6277105A JPS6277105A (ja) 1987-04-09
JPH0763736B2 true JPH0763736B2 (ja) 1995-07-12

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ID=6276079

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JP61166860A Expired - Lifetime JPH0763736B2 (ja) 1985-07-18 1986-07-17 ロ−ル胴が湾曲している複数個のロ−ルを備えた圧延機

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DE102019220327A1 (de) * 2019-12-20 2021-06-24 Sms Group Gmbh Verfahren zum Wechsel einer Walzenkonfiguration in einem Walzgerüst sowie Walzenanordnung

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2766586A (en) 1951-05-24 1956-10-16 Electraulic Presses Ltd Control valves for hydraulic presses

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DE3213496A1 (de) * 1982-04-10 1983-10-20 SMS Schloemann-Siemag AG, 4000 Düsseldorf Walzgeruest mit axial verschiebbaren walzen
JPS59185506A (ja) * 1983-04-05 1984-10-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 圧延機

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US2766586A (en) 1951-05-24 1956-10-16 Electraulic Presses Ltd Control valves for hydraulic presses

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