JPH076320U - 吊りボルト - Google Patents

吊りボルト

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JPH076320U
JPH076320U JP3457193U JP3457193U JPH076320U JP H076320 U JPH076320 U JP H076320U JP 3457193 U JP3457193 U JP 3457193U JP 3457193 U JP3457193 U JP 3457193U JP H076320 U JPH076320 U JP H076320U
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JP
Japan
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bolt
rail
groove
hanging
connecting member
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JP3457193U
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清隆 三好
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レールの所定吊り下げ位置で、直接レールの
溝に挿入かつ係合しうるため、作業者の作業性を向上さ
せるとともに安全性を確保しうる吊りボルトを提供する
こと。 【構成】 吊りボルト1が、ボルト2と、ボルト2の上
端側に設けられる梁部材に締結するための結合部材3
と、ボルト2の下端側に螺着されるレールと連結するた
めの連結部材4とからなり、連結部材4の側端部9が逆
T字状断面を有するレールの溝へ上方から挿入かつ係合
可能な逆T字状を呈している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は吊りボルトに関する。さらに詳しくは、防煙垂壁を垂下挾持するため のレールを天井裏の梁部材に連結するための吊りボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図4に示すように、防煙垂壁として用いられる仕切壁30は、レール31に 形成してある開口溝32に差し込まれ、コーキング材などによってレール31と一体 固定にされている。このレール31の上面にはその長手方向に沿って逆T字状断面 を呈する溝33が形成されている。このレール31は、吊りボルト34によって、天井 裏に設置された梁部材35に連結される。この吊りボルト34の上端側には前記梁部 材35を挾着するための2個のナット36、36が螺合されており、下端側にはねじ孔 37を有する正方形状の係止プレート38が螺合されている。
【0003】 レール31の吊り下げに際しては、まず、吊りボルト34の係止プレート38を前記 レール31の端部から溝33内へ差し込み、所定の位置まで摺動させる。その位置で 梁部材35に形成されている切欠部39の上下面にナット36を寄せ合せる。つぎに吊 りボルト34をねじ込み(係止プレート38は溝内で回転しないように正方形にされ ている)、係止プレート38を溝33の天井部に係止させるとともに、前記切欠部39 の周縁をナット36で締め付けることによりレールの吊り下げを完了する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の吊りボルトでは、レール31との連結部材が正方形状の係止プレート38で あるため、すべてレール31の端部から差し込み、吊り下げ位置まで移動させる必 要がある。この移動作業は、作業者が脚立やはしごなどの上で手作業で行うので 、作業性が問題点となる。しかも、レールが長いばあいなどは、足場を組む必要 があり、作業者はその上を少しずつ移動しながら作業を行う必要があるので、作 業性が一層低下し、安全性においても問題を残すこととなる。
【0005】 また、係止プレート38は、レール31の溝33内を摺動できるように吊りボルトに 仮止め状態(ボルト下端に僅かに螺合されているだけの状態)にされているため 、摺動中に吊りボルトから外れてしまうことがある。そのとき、作業者は、手さ ぐりで係止プレートを探し出すか、または足場を高くしてレールの上部より覗き 込んで係止プレートを探し出したうえで、改めて吊りボルトに係止プレートをね じ込まなければならないといったきわめてやっかいな作業が必要となる。
【0006】 さらに、係止プレートが正方形状(または長方形状)であるため、移動に際し てレールの溝側壁にこじることが多く、移動がスムーズになされないという問題 もある。
【0007】 そこで、本考案は前記問題点を除去すべく吊りボルトの下端側に螺着されてい る連結部材に改良を加え、レールの所定吊り下げ位置で、直接レールの溝に挿入 かつ係合しうることにより、作業者の作業性を向上させるとともに安全性を確保 しうる吊りボルトを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の吊りボルトは、上面にその長手方向に沿う逆T字状断面の溝を有する 防煙垂壁用レールと天井裏に設置された梁部材とを連結するための吊りボルトで あって、 ボルトと、該ボルトの上端側に設けられる前記梁部材に締結するための結合部材 と、前記ボルトの下端側に螺着される前記レールと連結するための連結部材とか らなり、該連結部材の係止部が前記レールの溝へ上方から挿入かつ溝に係合可能 にされていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案の吊りボルトによれば、その連結部材をレールの所定の位置の上方から 直接溝内へ挿入できる。したがって、従来の吊りボルトのようにレールの端部か ら所定位置まで摺動させるというやっかいな作業が不要である。
【0010】 ついで、連結部材を略90度回転させ、引き続いてボルトをねじ込めば、連結部 材の係止部が溝の天井部に強力に係止させるので吊りボルトをレールに固定する ことができる。
【0011】 以上の挿入回転およびねじ込みという2動作からなる作業は、とくに視認の必 要もなく手さぐりでも可能なため、きわめて短時間で、何らの困難性もなくなさ れる。
【0012】 したがって、従来の吊りボルトのように、高所でレールの端部から所定位置ま で摺動させたり、上部から覗き込んで螺合の確認をする必要がないので、高所で の作業性が向上するとともに安全性が確保できる。
【0013】
【実施例】
つぎに、添付図面を参照しながら本考案の吊りボルトを説明する。
【0014】 図1は本考案の吊りボルトの一実施例を示す斜視図、図2および図3はそれぞ れ図1の吊りボルトのレールへの組付けを示す説明図である。
【0015】 図1において、吊りボルト1は、頭付きで、かつ総ねじのボルト2と、天井の 梁部材(図示せず)に締結するための結合部材3と、後述のレール12と連結する ための連結部材4とから構成されている。
【0016】 結合部材3は、ボルト2の上端側に螺合される2個のナット5および2個のワ ッシャ6から構成されている。一方、連結部材4はボルト2の下端側に螺着され ている。
【0017】 図1〜2に示すように、連結部材4は、ねじ孔7を有する基部8とこの基部8 から下方に延びる逆T字状の側端部9とからなる。側端部9は下方に行くほど細 くなったネック部10とこのネック部10の下部から水平両方向に延びる係止部11と からなる。連結部材4は鋼板からプレス加工によって容易に製造できる。
【0018】 つぎに図2〜3を参照しながら吊りボルト1の組付け方法を説明する。
【0019】 図2および図3に示された防煙垂壁用のレール12上面には、長手方向に沿って 逆T字状断面の溝13が形成されている。そして、この溝13と平行に連結部材4の 側端部9を上方から挿入する(図2)。ついで、連結部材4を略90度回転させる ことにより、前記係止部11を溝13内のいわば天井部に係止させる。続いて、ボル ト2をねじ込めば、ボルト2の下端は溝13の底面に突き当たり、逆に係止部11は 溝13の天井部に当接して互いに突っ張り合う(図3)。このようにして、連結部 材4がレール12に固定される。そののち、前記係合部材3によって吊りボルト1 を梁部材(図示せず)に締結する。結合部材3の梁部材への締結は従来と同様前 記一対のナット5で締め付ける方式なので省略する。その結果、レール12は吊り ボルト1によって梁部材に吊り下げられる。
【0020】 なお、図3(a)は連結部材4の固定状態をレール12の溝13方向に見た図であ り、図3(b)はその側面(一部切欠)を示す図である。
【0021】 図3に示されるように、ボルト2と連結部材4との螺合部が溝13への固定部よ りかなり高い位置にある(従来の吊りボルトよりかなり上方)ため、固定後にぐ らつくという虞れがきわめて少ない。
【0022】 なお、連結部材は、本実施例(図1〜3参照)におけるように鋼板から打ち抜 いたものに限定されるものではない。たとえば、側端部9と係止部11とを別体の 丸棒とし、これらを基部8に対して、互いに溶接などで逆T字状に固着させたも のでもよい。
【0023】 また、側端部9の形状はレール12の溝13の形状に合わせればよいことから、本 実施例における逆T字状に限定されるものでもなく、たとえば蟻溝に合わせた台 形板状などでもよい。
【0024】 さらに、結合部材3は、ナット5とワッシャ6との組合せに限定されるもので はなく、梁部材に挾着できる従来公知のいかなる結合手段をも採用しうる。
【0025】
【考案の効果】
本考案によれば、レールの所定吊り下げ位置において、その上方から直接溝に 挿入し、かつ係止しうる構造としていることから、連結部材を溝に沿って移動さ せる必要がない。したがって、作業者の作業性が向上するとともに、安全性が確 保できるというすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の吊りボルトの一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】図1の吊りボルトのレールへの組付けを示す説
明図である。
【図3】図1の吊りボルトのレールへの組付けを示す説
明図である。
【図4】従来の吊りボルトのレールへの組付けを示す説
明図である。
【符号の説明】
1 吊りボルト 2 ボルト 3 結合部材 4 連結部材 7 ねじ孔 8 基部 9 側端部 10 ネック部 11 係止部 12 レール 13 溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にその長手方向に沿う逆T字状断面
    の溝を有する防煙垂壁用レールと天井裏に設置された梁
    部材とを連結するための吊りボルトであって、 ボルトと、該ボルトの上端側に設けられる前記梁部材に
    締結するための結合部材と、前記ボルトの下端側に螺着
    される前記レールと連結するための連結部材とからな
    り、該連結部材の係止部が前記レールの溝へ上方から挿
    入かつ溝に係合可能にされてなる吊りボルト。
JP3457193U 1993-06-25 1993-06-25 吊りボルト Pending JPH076320U (ja)

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JP3457193U JPH076320U (ja) 1993-06-25 1993-06-25 吊りボルト

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JP3457193U JPH076320U (ja) 1993-06-25 1993-06-25 吊りボルト

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JPH076320U true JPH076320U (ja) 1995-01-31

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ID=12418023

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Citations (7)

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