JPH0763204B2 - 高圧引下げ線の装柱方法及び保護管端末キャップ - Google Patents

高圧引下げ線の装柱方法及び保護管端末キャップ

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JPH0763204B2
JPH0763204B2 JP4935189A JP4935189A JPH0763204B2 JP H0763204 B2 JPH0763204 B2 JP H0763204B2 JP 4935189 A JP4935189 A JP 4935189A JP 4935189 A JP4935189 A JP 4935189A JP H0763204 B2 JPH0763204 B2 JP H0763204B2
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圭一 石田
喜八 大西
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高圧架空線の架渉条件、架渉のために用いら
れるアームの形状、柱上電気機器の存在とその位置等に
適宜対応し得る、高圧引下げ線の装柱方法及びそれに使
用される保護管端末キャップに関する。
〔従来の技術およびその課題〕 高圧架空線を架渉するためのアームは、市街地と郊外の
差等、架渉環境に応じ第5図(a)〜(f)に示す如く
種々のものが用意されている。
こうして、種々の形状をしたアームAに架渉された高圧
架空線から高圧引下げ線を引下げる場合、その経路は、
アームAの形状により変化する。
一方、高圧引下げ線の配線(装柱)は、その美化のため
と、安全確保のため、各相線心を一括して保護管P内に
納めるようにしている。この従来の保護管Pの形状は、
中央部が直管でその両端は装柱条件に合わせて曲げ成形
が施されている。更に詳しくいうと、直管部分Psと曲げ
成形部分Pwとが分かれており、何れも軸線に沿って二ツ
割りできるようになっており、二ツ割りにした状態で、
その中に一括した高圧引下げ線を挿入し、残りの保護管
Pを重ねて固定し、その両端にブッシングを嵌入した
後、装柱金具Tを用いて装柱し、高圧引下げ線の両端を
高圧架空線及び柱上電気機器(トランス)等に接続する
ものである。
このように装柱される高圧引下げ線の保護管Pは、プラ
スチックによって成形された形状が固定のもので、前記
の如く第5図(a)〜(f)までの種々の形状のものが
用意されているが、多種のものを用意せねばならないた
めコストダウンの障害になっている。
又、前記(a)〜(f)までの種類以外の形状を要求さ
れるときには、その要求を叶えるには別注文となり多額
の費用を要する。
さらに、前述の如く曲げ成形部分Pwの種類が多いことは
それに加えて直管部分Psの長さが変化するので材料の在
庫管理上多くの経費を注がねばならないこととなる。
本発明は、以上の点に鑑み、種々の装柱条件に対応で
き、併せてこの方法及び端末キャップを採用することに
より、装柱資材を単一化して在庫管理を容易にし、それ
に費やす経費を抑えることを目的とする。
〔発明の目的達成のための手段〕
上記目的達成のために本発明にあっては、複数本の高圧
引下げ線を一括して可撓性かつ保形性プラスチック保護
管内に通し、この保護管の両端に、保護管に挿通した高
圧引下げ線を保持し、管端を保護するキャップを被嵌
し、管端から延びる高圧引下げ線の各心を電気絶縁材か
らなるセパレータにより分割し、更にその先方に必要に
応じ、ストレスコーン及び、又はひだ付きストレスコー
ンを設けた状態で前記保護管を装柱金具により電柱に装
柱し、前記高圧引下げ線の端末を高圧架空線とトランス
の一次側回路に接続するようにしたものである。
上記保護管が成形プラスチック帯条を螺旋形状に形成し
たものであり、その保護管端に被嵌される上記キャップ
にあっては、前記保護管が嵌入される下部スカート部は
開口し、上部に接地線と高圧引下げ線の貫通孔を穿設し
た蓋部を持ち、スカート部外周に締付リボン収容溝を形
成し、スカート部内面上端には保護管端縁の段部を収容
する窪みを設けた構成とすることができる。
〔作用〕
このように構成される装柱方法は、装柱条件に合わせて
用意した治具を基準に前記保護管の両端部を曲げ成形
し、それを電柱に装柱する。この装柱時、保護管端末キ
ャップは、貫通孔から高圧引下げ線を引き出したのち、
保護管端に嵌める。このとき、保護管が上記帯条を螺旋
形状にしたものであって、その管端に段部があれば、そ
の段部は窪みに嵌まって、キャップはしっかり取付く。
つぎに、溝にリボンを巻回固定して、キャップを管端に
固定する。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を添付図面と共に説明する。
まず、第1図各図いずれの場合も、長さ611cmに切断し
た5.5mm2(7本/1.0mm)高圧引下げ線(以下PDCVと云
う)3本を、その中央200cmを一括撚合わせ、各心に心
線識別標識aを施す。この撚心に、2.6mmφの錫メッキ
軟銅線(TA)を撚り合わせて縦添し、更にPDCVの撚り上
から1.6mmφの錫メッキ軟銅線(TA)を約5cmのピッチで
ラッシングする。
次いで該3個撚りPDCVを、接地線IV5.5mm2とともに第1
図、第2図に示す外径:55mmφ、厚さ:3.2mmの可撓管P
内に引き通す。この可撓管Pは、第3図(a)に示すよ
うに、断面形状がU字状の凹入部1aとI字状の挿入部1b
を連設したものとなって硬質塩化ビニルからなる条1を
螺旋巻きしながら、第2図に示すように、凹入部1aに挿
入部1bを嵌入したものである。条1は、螺旋巻きとせ
ず、第3図(b)に示すように円環状とし、その環を軸
方向に連続して嵌め込んで可撓管Pを構成してもよい。
上記可撓管Pから突出したPDCVは、可撓管P端200mmの
処から両端に向かって導電性ビニルシースを剥ぎ取る。
この導電性ビニルシースを剥ぎ取った境目にはストレス
コーン3(以下、ストコンという)を嵌着する。ストコ
ン3を嵌着するには、その内面に滑りを良くし、電気的
欠陥をカバーする目的でシリコングリスを塗り、PDCVの
端から、前記境目に向かって押し込んで行き、導電性ビ
ニルシースとストコン3の電極基部とを接続する。この
作業は各心について行う。又、トランスの一次側回路の
ストコン3′は、ひだ付きのものを用いた。
高圧架空線側には、ストコン3から365mm離して沿面補
強、水切接続コーン3aを装着、水切接続で高圧架空線側
PDEPRを接続する。ストコン3の電極基部には金属リン
グ4が嵌められ、PDCVの導電性ビニルシースと電極基部
との接触も保障すると共に該リング4にはアース線接続
端子が付設されていて、これに前記2.6mmφTAを半田付
け接続し、他端を前記2.6mmφTA、1.6mmφTAに接続す
る。又このとき5.5mm2IV(接地線)も接続する。
次に、高圧架空線側では、ストコン3の下部にゴムブッ
シングを介してセパレータ5を装着し、一方、一次側で
は、ひだ付ストコン3′の基部にセパレータ5′を装着
し、3本のPDCVの間隔をあける。可撓管Pの端にはホル
ダー(端末キャップ)6を嵌める。このホルダー6は、
第4図(a)に示すように、外周からPDCV貫通孔6aに向
かってスリット6bが形成され、可撓管Pの内側に嵌まる
部分6cと外側をとり囲むスカート部分6dとがあって、そ
の両部分6c、6dは可撓管Pの端縁と接する部分で一体と
なっているとともに、外周面に溝6gが形成され、蓋6f
に、3個のPDCV貫通孔6a及び接地線IV貫通孔6eのあいた
蓋6fを形成して構成されている。内側部分6cは省略でき
る。
尚、このホルダー6の材料はネオプレンで、サイズの諸
元は、l≧1.4d、t=0.1D′〜0.15D′を満たすように
する。蓋6fの厚さlは、これ以下になるとPDCVの支持力
が低下する。可撓管Pに嵌まる部分の厚さtは、この条
件を出ると、可撓管P端の保護が不十分になると共に、
後記バインディングによる固定が不十分となる。このホ
ルダー6は、貫通孔6aにスリット6bを介してPDCVを嵌め
るとともに、貫通孔6eから接地線IVを引き出したのち、
可撓管P端に嵌める。この後、ホルダー6外周の溝6gに
リボンを巻回してバインディングを施してホルダー6を
管端に固定する。
なお、実施例の可撓管Pの端末は、第2図に示すよう
に、条1の段部1cが存在するため、第4図(b)に示す
ように、ホルダー(端末キャップ)6は、スカート部分
6d内面上端に窪み6hを形成し、この窪み6hに前記段部1c
が嵌まるようにするとよい。このものも、内側部分6cは
設けても、設けなくてもよい。
これまでの作業は、工場で行われ所定の梱包が施されPD
CVユニットとして出荷される。
工事現場では、梱包を解き、PDCVユニットを取り出し可
撓管Pの端部を予め用意されたゲージに従い所要の形状
(第1図各状態)に曲げ成形した後、従来と同様に、第
5図各図のごとく、装柱金具Tを用いて電柱に取り付
け、水切接続のひだ付コーン側のPDCV導体は高圧架空線
に接続し、他端のPDCV導体はトランス一次側回路の遮断
器に接続される。又接地線IVは電柱に沿わせてある接地
線に接続して本発明による高圧引下げ線の装柱は完了す
る。
〔効果〕
本発明は、以下の如く構成することにより下記の効果が
ある。
可撓保護管により、保護管の端末の曲げ成形が自由
自在に行なわれる。
曲げ成形管と直管とが一体となる。従って曲げ成形
管と直管との接続作業は不要となる。
保護管が単一化して在庫管理が容易となる。また、
保護管端末キャップ内面上部に窪みを設ければ、保護管
端末とキャップの嵌め合いが確実となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(f)は、この発明に係る高圧引下げ線
の装柱方法の一実施例の各施工説明部分図、第2図は同
実施例の可撓管の部分斜視図、第3図(a)、(b)は
前記可撓管の製作説明図、第4図(a)、(b)は同実
施例のホルダー(端末キャップ)の各例の切断斜視図、
第5図(a)〜(f)は高圧引下げ線の装柱施工各例の
説明図である。 A……アーム、P……保護管(可撓管)、PDCV……高圧
引下げ線、IV……接地線、3、3′……ストレスコー
ン、5、5′……セパレータ、6……端末キャップ(ホ
ルダー)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の高圧引下げ線を一括して可撓性か
    つ保形性プラスチック保護管P内に通し、この保護管P
    の両端に、保護管Pに挿通した高圧引下げ線を保持し、
    管端を保護するキャップ6を被嵌し、管端から延びる高
    圧引下げ線の各心を電気絶縁材からなるセパレータ5、
    5′により分割し、更にその先方に必要に応じ、ストレ
    スコーン3及び、又はひだ付きストレスコーン3″を設
    けた状態で前記保護管8を装柱金具Tにより電柱に装柱
    し、前記高圧引下げ線の端末を高圧架空線とトランスの
    一次側回路に接続することを特徴とする高圧引下げ線の
    装柱方法。
  2. 【請求項2】複数本の高圧引下げ線が一括して挿通され
    る成形プラスチック帯条1を螺旋形状に形成した可撓性
    かつ保形性プラスチック保護管Pの両端に被覆され、前
    記高圧引下げ線を保持するとともに、管P端を保護する
    キャップGであって、 上記保護管Pが嵌入される下部スカート部6dは開口し、
    上部に接地線と高圧引下げ線の貫通孔6aを穿設した蓋部
    6fを持ち、スカート部6d外周に締付リボン収容溝6gを形
    成し、スカート部6d内面上端には保護管P端縁の段部1c
    を収容する窪み6hを設けてなることを特徴とする保護管
    端末キャップ。
JP4935189A 1988-10-31 1989-02-28 高圧引下げ線の装柱方法及び保護管端末キャップ Expired - Fee Related JPH0763204B2 (ja)

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