JPH076310B2 - シャッターの施錠装置 - Google Patents

シャッターの施錠装置

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JPH076310B2
JPH076310B2 JP63300225A JP30022588A JPH076310B2 JP H076310 B2 JPH076310 B2 JP H076310B2 JP 63300225 A JP63300225 A JP 63300225A JP 30022588 A JP30022588 A JP 30022588A JP H076310 B2 JPH076310 B2 JP H076310B2
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JP
Japan
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shutter
locking
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guide
stopper
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弘幸 野口
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文化シャッター株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシャッターの施錠装置に係り、シャッターを下
降して閉塞することによりシャッターが自動的にロック
されるようにしたものに関する。
(従来の技術) 従来、この種のシャッターの施錠装置としては、たとえ
ば、実公昭58-36752号公報及び実開昭62-196868号公報
に記載されているように、左右のガイドレールの間を昇
降するシャッターの下端左右部にロックバーの先端部を
突出するとともに、前記左右のガイドレールの下端近傍
部に前記ロックバーの先端部をロックするストッパー体
をスプリングを介して回動自在に軸支し、この左右のス
トッパー体を前記左右のガイドレールに設けたソレノイ
ドからなる電動ロック機構に連動連結した構造が知られ
ている。
そして、前記構造において、シャッターの下降時には、
シャッターの左右のロックバーの先端部が左右のストッ
パー体をそのスプリングに抗して外方に押動して下降
し、この左右のロックバーの先端部が左右のストッパー
体を通過するとともに、そのスプリングの復帰力によっ
て左右のストッパー体がロックバーの上部に自動的に復
帰回動してこれの上昇をロックするようになっており、
またシャッターの上昇時(シャッターを開けるとき)に
は、それぞれ電動ロック機構の作動によってロックバー
の先端部ロックを解除するように左右のストッパー体を
動作させるようになっているものである。
(発明が解決しようとする課題) 前記両公報に記載の構造では、左右のガイドレールのそ
れぞれに左右のストッパーの作動を制御する電動ロック
機構を設ける必要があり、このため、施工に多くの手数
を要し、全体的にコストアップとなり、また片方のガイ
ドレールを設ける中柱にはスペースの関係上電動ロック
機構を設けることができず、したがって連窓仕様に対処
できない、という問題がある。
また、前記両公報に記載の構造では、シャッターを下降
した全閉状態において停電により電動ロック機構に通電
できない非常時にシャッターを開ける必要が生じた場合
には左右のストッパー体のロックを解除できないため、
シャッターを開けることができない、という問題があ
る。
そこで、本発明はこのような課題に鑑みてなされたもの
で、左右方向いずれか一方側においてシャッターのロッ
クを解除するとともに、シャッターの左右部のロックが
解除されてシャッターを上昇することができ、これによ
り、電動ロック機構を片側に設けるだけでよく、施工手
数を半減できて容易に施工することができ、全体的には
構造が簡単でコストダウンを図ることができ、中柱に電
動ロック機構を設ける必要がなく、連窓仕様にも十分対
処することができ、また、停電等の非常時においてシャ
ッターを容易に開けることができ、したがって作業性及
び経済性にすぐれ、かつ、非常時にも十分対処できるシ
ャッターの施錠装置を提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明のシャッターの施錠装置は、左右に相対して立設
されたシャッター昇降用の案内部を有するガイドレール
と、この左右のガイドレールの案内部間に昇降自在に設
けられたシャッターと、前記左右のガイドレールの下端
近傍部に相対して左右方向に回動自在に設けられ前記案
内部内に常時突出するように附勢された左右のストッパ
ー体と、前記一方のガイドレールに設けられ前記一方の
ストッパー体の回動を制御するソレノイドと、前記シャ
ッターの下端近傍の左右部に上下方向に回動可能に設け
られ常時前記案内部内に突出するように附勢されかつ前
記左右のストッパー体に係脱する左右の係止体と、この
左右の係止体間に回動自在に軸支された回動片を介して
左右方向に進退自在に設けられ前記左右の係止体を支持
する左右の摺動片と、この左右の摺動片の相互を連結し
かつこの左右の摺動片相互の連結を解除可能に設けた連
結具とを具備したものである。
(作用) 本発明のシャッターの施錠装置では、まず、シャッター
を閉塞する場合には、シャッターを捲戻す方向に回動す
ると、シャッターは、左右のガイドレールにおける案内
部に案内されて次第に下降される。そして、このシャッ
ターの下端部の左右の係止体が、左右のストッパー体に
当接し、この下降する左右の係止体によって、左右のス
トッパー体が押動されて案内部内から後退される。ま
た、シャッターがさらに下降され、その左右の係止体が
左右のストッパー体を通過するとともに、この左右のス
トッパー体は復帰回動され、再び案内部内に自動的に突
出される。これにより、左右のストッパー体は、シャッ
ターの左右の係止体の上部に突出されるとともに、この
一方のストッパー体はソレノイドによって内側上方に向
かっての回動がロックされているので、左右の係止体が
上昇方向に作動しても左右の係止体が左右のストッパー
体に係止されて上昇が阻止され、したがって、シャッタ
ーは左右の係止体を介して左右のストッパー体によって
自動的にロックされる。
つぎに、シャッターを開放する場合には、一方のストッ
パー体に対して設けたソレノイドに通電すると、そのプ
ランジャが引上げられ、一方のストッパー体の回動ロッ
クが解除される。そして、シャッターを捲取る方向に回
動すると、シャッターが左右のガイドレールにおける案
内部に沿って上昇されるとともに、このシャッターの左
右の係止体が左右のストッパー体に係止されるが、この
シャッターがさらに上昇されると、このシャッターの上
昇に伴って他方のストッパー体に係止された他方側の係
止体がスプリングに抗して次第に下方に向かって回動さ
れる。また、この他方側の係止体の回動に連動されて回
動片がスプリングに抗して次第に下方に向かって回動さ
れながらこの回動片が他方のストッパー体側の外方に向
かって横移動され、かつこの回動片の横移動に連動され
て連結具にて連結された左右の摺動片が一体となって横
移動される。
また、この左右の摺動片の横移動で一方側の摺動片に連
動されて一方側の回動片が一方側の係止体を牽引し、こ
の一方側の係止体がスプリングに抗して次第に上方に向
かって回動される。また、この一方側の係止体の上方に
向かっての回動とともに、この一方側の係止体によって
一方のストッパー体が上方向に回動されて案内部内から
後退される。
そして、シャッターがさらに上昇され、その左右の係止
体が左右のストッパー体を通過するとともに、この一方
のストッパー体は、スプリングの復帰力によって復帰回
動され再び案内部内に自動的に突出され、また他方のス
トッパー体を通過した他方側の係止体は、スプリングの
復帰力によって下方から上方に復帰回動される回動片及
びこの回動片の作動に連動されて内方に横移動される摺
動片を介して下方から再び水平状に復帰回動され再び案
内部内に突出され、かつまた、このスプリングによって
右側の摺動片を介して左側の摺動片が左側に横移動され
ると、左側の係止体がスプリングの復帰力とともに下方
に向かって回動され再び水平状に復帰されて案内部内に
突出される。したがって、左右の係止体は左右のストッ
パー体を通過するとともに、自動的に左右の摺動片の外
方延長方向に突出され、かつ左右のストッパー体の上部
における案内部内に突出される。
つぎに、シャッターを下降した全閉状態において、たと
えば、停電時など一方のストッパー体に対するソレノイ
ドに通電できない非常時にシャッターを開ける必要が生
じた場合には、連結具にて左右の摺動体相互の連結を解
除し、左右の摺動片を分離する。
そして、シャッターを上昇させると、他方の係止体が他
方側のストッパー体に係止されるとともに、この他方側
の係止体がスプリングに抗して次第に下方に向かって回
動され、かつこの他方側の係止体の回動に連動されて他
方側の回動片が次第に下方に向かって回動されながら横
移動されるとともに、この回動片によって他方側の摺動
片が同様に横移動され、この係止体が他方側のストッパ
ー体から外れる。また、一方側の係止体が一方側のスト
ッパー体に係止されるとともに、この一方側の係止体が
次第に下方に向かって回動され、かつこの一方側の係止
体の回動に連動されて一方側の回動片が次第に下方に向
かって回動されながら横移動されるとともに、この一方
側の回動片によって一方側の摺動片が同様に横移動さ
れ、一方側の係止体が一方側のストッパー体から外れ
る。
したがって、シャッターの上昇に伴ってシャッターの左
右の係止体は左右のストッパー体に係止されながら、次
第に内側下方に向かって回動しながらこの左右のストッ
パー体を通過することができる。このようにして、シャ
ッターのロックが解除され、停電時の非常時においてシ
ャッターを容易に上昇させて開放することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添附図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1は左右に相対して立設されたガイド
レールで、この左右のガイドレール1は、その内側部に
相対して開口した案内溝2を上下方向に形成したコ字形
状のレール枠3及びこのレール枠3の外側部に形成され
た外枠4とにより構成され、前記左右のレール枠3の案
内溝2内から前記レール枠3内の案内部5には後述する
シャッターの左右両端部が昇降自在に配設されるように
なっている。
また、前記左右のガイドレール1におけるレール枠3の
下端近傍部には前記外枠4内と連通する案内口6がそれ
ぞれ開口して形成され、この右側の案内口6には前記レ
ール枠3の案内部5内と前記外枠4内とに対して進退動
する右側のストッパー体7が左右方向に回動自在に軸支
されている。この右側のストッパー体7は、相対する前
後の側板8の内側縁部間に上部から下部にかけて次第に
レール枠3側に拡開傾斜した案内板9が一体に形成さ
れ、この案内板9の下端部に係止部10が水平状に形成さ
れ、前記前後の側板8の上部には前記案内口6の近傍に
軸支された上部支軸11を回動自在に挿通した挿通孔12が
連通して形成されているとともに、この相対する前後の
側板8の下部には前記上部支軸11の下方に軸支された下
部支軸13を挿通した弧状の案内溝14内側部から外側部に
かけて形成されている。
また、前記上部支軸11にはスプリングとしてトグルばね
15が捲回され、このトグルばね15の一端部16が前記下部
支軸13の内側部に係止されているとともに、このトグル
ばね15の他端部17が前記ストッパー体7の案内板9の裏
面部に係止されている。そして、この右側のストッパー
体7は前記トグルばね15によって常時は上部支軸11を中
心として第1図時計方向に向かって回動するように附勢
され、その案内板9が前記レール枠3の案内部5内に突
出するようになっている。
また、前記左側のガイドレール1における外枠4の下端
近傍部内には電動ロック装置18が固定されている。この
電動ロック装置18は、第1図及び第3図に示すように、
上下方向に延在形成された本体ケース19及びこの本体ケ
ース19の開口側部を閉塞したカバー体20とを有し、この
本体ケース19内の上下部にはソレノイド収容室21、係止
具収容室22及びストッパー収容室23が形成されている。
そして、前記ソレノイド収容室21内にはソレノイド24が
支枠25を介して嵌着固定され、このソレノイド24のプラ
ンシャ26の下部が前記係止具収容室22内に突出されてい
るとともに、このプランジャ26の上部のフランジ27と前
記支枠25の底板28との間のプランジャ26にはスプリング
29が捲回されている。そして、このソレノイド24は、後
述するシャッターの開動作時に通電しそのプランジャ26
を上昇するようになっている。
また、前記係止具収容室22内には係止具30が上下動自在
に収容され、この係止具30は、上部に形成された取付部
31の一側下部には前記係止具収容室22とストッパー収容
室23との間の一側部間に突設された突起32の係合上面33
に係合する段部34が水平状に形成されている。また、こ
の係止具30の下部には前記突起32に沿って前記ストッパ
ー収容室23内に対して上下動する係止部35が垂直状に形
成されている。そして、この係止具30の上部の取付部31
が前記プランジャ26の下端部に固着されているととも
に、この係止具30の下部の係止部35は前記ストッパー収
容部23の外側上部内に突出するようになっている。
さらに、前記ストッパー収容室23における本体ケース19
側の内壁面には、上部に弧状の案内凹溝36が内側部から
外側部にかけて形成されているとともに、この案内凹溝
36の一側下部に軸受凹部37が形成されている。また、前
記ストッパー収容室23における前記カバー20の内壁面に
は前記案内凹溝36に対向した案内凹溝38及び軸受凹部37
に対向した軸受凹部39がそれぞれ形成されている。そし
て、このストッパー収容室23内には左側のストッパー体
40が相対する前記案内凹溝36,38及び軸受凹部37,39間に
それぞれ軸架された上部支軸41及び下部支軸42を介して
前記レール枠3の案内部5内に対して左右方向に進退回
動自在に軸支されている。
前記左側のストッパー体40は、相対する前後の側板43の
内側縁部間に上部から下部にかけて次第にレール枠3側
に拡開傾斜した案内板44が一体に形成され、この案内板
44の下端部に係止部45が水平状に形成され、前記前後の
側板43の後側縁部に前記係止具30の下側部に形成された
係止部35が係脱する係合部46が垂直状に形成されてい
る。また、前記相対する前後の側板43の上部には前記上
部支軸41を回動自在に挿通した挿通孔47が連通形成され
ているとともに、この相対する前後の側板43の下部には
前記下部支軸42を挿通した弧状の案内溝48が前記案内凹
溝36と略同形状に内側部から外側部にかけて形成されて
いる。
また、前記上部支軸41及び下部支軸43には共通のスプリ
ングとしてトグルばね49が捲回され、このトグルばね49
の一端部50が前記ストッパー収容室23の底面部51に係止
されているとともに、このトグルばね49の他端部52が前
記左側のストッパー体40の案内板44の裏面部に係止され
ている。そして、この左側のストッパー体40は前記トグ
ルばね49によって常時は上部支軸41を中心として第1図
反時計方向に向かって回動するように附勢され、その案
内板44がレール枠3の案内部5内に突出するようになっ
ている。なお、53は本体ケース19にカバー体20を止着し
た複数のビスである。
つぎに、前記左右のガイドレール1の下端部は下枠54の
長さ方向両端部上に立設支持されているとともに、この
左右のガイドレール1の上端部間にシャッターボックス
55が連設固定され、このシャッターボックス55内には図
示しない捲取ドラムが回転自在に軸架され、この捲取ド
ラムには多数のスラット56を連繋したシャッター57が捲
戻し自在に捲回され、このシャッター57の下端部のスラ
ット56には幅木体58が連繋されている。また、この幅木
体58の下端部には水切体59が連設され、この水切体59の
下部には揺動体60が連設されている。そして、このシャ
ッター57は、その両端部が前記左右のガイドレール1に
おけるレール枠3の案内部5内に挿入され、かつ、この
左右の案内部5に案内されて昇降開閉されるようになっ
ている。
また、前記幅木体58は、第1図及び第2図に示すよう
に、後側面を開口して断面コ字形状に形成された支持枠
61を有し、この本体枠61の上面板62及び下面板63に形成
された上下の係止片64,65の中間部及び左右両端部に断
面コ字形状に形成された中間支枠66及び両側支枠67がそ
れぞれの上下の取付片68,69を介して固着され、この中
間支枠66及び両側支枠67の前側上下部にはそれぞれ一対
のガイド片70が左右方向に同一平面に形成されている。
また、前記中間支枠66の巾方向中間部に案内長溝71が左
右方向に形成され、この中間支枠66の左右上下の前記ガ
イド片70間及び前記両側支枠67の内側上下部の前記各ガ
イド片70間には水平状に配設された左右の摺動片72がそ
れぞれ左右方向に摺動自在に支持され、この左右の摺動
片72の内端部には相互に係脱する係合縁部73がそれぞれ
略直角状に突出して形成されている。また、この左右の
摺動片72の外端部には支軸74にて回動片75の基端部がそ
れぞれ回動自在に軸支され、この左右の回動片75の外端
部には支軸76にて前記左右のストッパー体7,40に対して
係脱自在に係止される係止体77の取付片78がそれぞれ回
動自在に軸支されている。
前記左右の係止体77は、先端上面部に前記左右のストッ
パー体7,40の係止部10,45に係脱する係止部79が水平状
に形成されているとともに、この係止部79の先端部から
下側部にかけて前記左右のストッパー体7,40の案内面9,
44に係脱する押動部80が弧状に形成され、前記取付片78
は係止体77の内側上部に突設されている。また、前記左
右の係止体77は、その基端部が前記両側支枠67の外端近
傍部に支軸81にてそれぞれ上下方向に回動自在に軸支さ
れ、この左右の係止体77の支軸81に捲回されたスプリン
グ82の一端部が前記係止体77に係止されているととも
に、このスプリング82の他端部が前記両側支枠67に係止
されている。そして、このスプリング82によってそれぞ
れの係止体77は支軸81を中心として常時上方に向かって
回動するように附勢弾持されている。
また、前記一方の回動片75すなわち前記右側のストッパ
ー体7側の回動片75の途中部と前記一方側の支枠67の内
側上部との間にはコイルスプリング83が張設され、この
コイルスプリング82によって前記左右の摺動片72がその
内端部の係合縁部73を係合するように附勢されていると
ともに、左右の係止体77が摺動片72の延長方向に常時突
出するように弾持されている。また、前記右側の支軸81
の内側上部に位置して右側の支枠67には右側の係止体77
が水平状態より上方に向かって回動することを規制する
ストッパー84が突設されている。そして、前記左右の摺
動片72、左右の回動片75及びコイルスプリング83によっ
てリンク機構85が構成されている。
つぎに、前記本体枠61の上下の係止片64,65にはカバー
体86が着脱自在に取着され、このカバー体86の巾方向中
間部には前記中間支枠66の案内長溝71に対応して左右方
向の案内長溝87が形成され、この案内長溝87及び前記中
間支枠66の案内長溝71に連通した位置において前記左右
の摺動片72の内端近傍部には係止孔88がそれぞれ形成さ
れている。そして、前記左右の摺動片72の内端部の相互
は連結具89にて連結され、かつ、この連結具89にて前記
左右の摺動片72の内端部相互の連結を解除するようにな
っている。
前記連結具89は、その左右両端部に挿入杆90を有してコ
字形状に形成され、この左右の挿入杆90は前記案内長溝
87から前記中間支枠66の案内長溝71を経て前記左右の摺
動片72の内端近傍部に連通形成された係止孔88内に挿脱
自在に挿入されるようになっている。そして、この連結
具89にて左右の摺動片72の内端部の相互が一体的に連結
され、かつ、この連結具89にて前記左右の摺動片72の内
端部相互の連結が解除されるようになっている。しかし
て、前記案内長溝71,87は前記連結具89の左右方向への
移動量より大きい長さで左右方向に大きく形成されてい
る。
つぎに、前記実施例の作用を説明する。
まず、シャッター57を閉塞する場合には、シャッターボ
ックス55内の捲取ドラムを、シャッター57を捲戻す方向
に回動すると、シャッター57は、その左右両端部が左右
のガイドレール1におけるレール枠3の案内部5に案内
されて次第に下降される。そして、このシャッター57の
下端部の幅木体58における左右の係止体77の押動部80
が、左右のストッパー体7,40の案内板9,44に当接し、こ
の下降する左右の係止体77の押動部80によって、その案
内板9,44がその傾斜面に沿って押動されるとともに、こ
の左右のストッパー体7,40は、トグルばね15,49に抗し
て上部支軸11,41を回動中心としてかつ下部支軸13,42及
び弧状の案内溝14,48を介して外方に向かって回動され
てレール枠3の案内部5内から外枠4内に後退される。
そして、シャッター57がさらに下降され、その幅木体58
の左右の係止体83が左右のストッパー体7,40の案内板9,
44を通過するとともに、この左右のストッパー体7,40
は、それぞれのトグルばね15,49の復帰力によって上部
支軸11,41を回動中心として、かつ、下部支軸13,42及び
弧状の案内溝14,48を介して内方に復帰回動され、再び
レール枠3の案内部5内に自動的に突出される。これに
より、左右のストッパー体7,40は、シャッター57は左右
の係止体77における係止部79の上部に突出されるととも
に、この左側のストッパー体40はソレノイド24の係止具
30によって内側上方に向かっての回動がロックされてい
るので、左右の係止体77が上昇方向に作動しても左右の
ストッパー体7,40の係止部10,45に係止されて上昇が阻
止され、したがって、シャッター57は左右の係止体77を
介して左右のストッパー体7,40によって自動的にロック
される。
つぎに、シャッター57を開放する場合には、左側のスト
ッパー体40に対して設けたソレノイド24に通電すると、
このプランジャ26がコイルスプリング29に抗して上昇さ
れるとともに、このプランジャ26の下端部の係止具30が
引上げられ、かつ、この係止具30の係止部35が左側のス
トッパー体40の後部の係合部46上に離間され、係止具30
による左側のストッパー体40のロックが解除される。
そして、捲取ドラムを、シャッター57を捲取る方向に回
動すると、シャッター57が左右のガイドレール1におけ
るレール枠3の案内部5に沿って上昇されるとともに、
このシャッター57の幅木体58における左右の係止体77の
係止部79が左右のストッパー体7,40の係止部10,45に係
止されるが、このシャッター57がさらに上昇されると、
このシャッター57の上昇に伴って右側のストッパー体7
に係止された右側に係止体77が支軸81を回動中心として
スプリング82に抗して次第に下方に向かって回動される
とともに、この右側の係止体7の回動に連動されて右側
の回動片75がコイルスプリング83に抗して支軸74を回動
中心として次第に下方に向かって回動されながらこの回
動片75は右側のストッパー体7側の外方に向かって牽引
されて横移動され、かつ、この回動片75の横移動に連動
されて連結具89によって連結された左右の摺動片72が一
体となって右側に横移動される。
また、この左右の摺動片72が横移動されると、この左側
の摺動片72に軸支した左側の回動片75にて支軸76を介し
て左側の係止体77が牽引され、この左側の係止体77が支
軸81を回動中心としてスプリング82に抗して次第に上方
に向かって回動される。また、この左側の係止体77が回
動されると、この左側の係止体77によって係止部45を介
して左側のストッパー体40がトグルばね49に抗して下部
の支軸42を回動中心として、かつ、上部の支軸41及び弧
状の案内凹溝36を介して上方に向かって回動され、この
左側のストッパー体40がレール枠3の案内部5内から後
退されてストッパー収容部23内に退避される。
そして、シャッター57がさらに上昇されその幅木体58の
左右の係止体77が左右のストッパー体7,40の係止部10,4
5を通過するとともに、この左側のストッパー体40は、
トグルばね49の復帰力によって下部の支軸42を回動中心
として、かつ、上部の支軸41及び弧状の案内凹溝36を介
して復帰回動され再びレール枠3の案内部5内に自動的
に突出される。また、右側のストッパー体7を通過した
右側の係止体77は、コイルスプリング83の復帰力によっ
て支軸74を中心として下方から上方に向かって復帰回動
される回動片75及びこの回動片75の作動に連動されて左
側に横移動される摺動片72並びにスプリング82の復帰力
によって支軸81を中心として下方から再び水平状に復帰
回動されてレール枠3の案内部5内の右側のストッパー
体7上に突出される。
また、コイルスプリング83によて右側の摺動片72にて左
側の摺動片72が左側に横移動されると、この左側の回動
片75の支軸76にて左側の係止体77が押動され、この左側
の係止体77が支軸81を中心としてスプリング82の復帰移
動とともに、下方に向かって回動され再び水平状に復帰
回動されてレール枠3の案内部5内の左側のストッパー
体40上に突出される。
したがって、左右の係止体77は左右のストッパー体7,40
を通過するとともに、自動的に左右の摺動片72の外方延
長方向に突出され、かつ左右のストッパー体7,40の上部
におけるレール枠3の案内部5内に突出される。また、
シャッター57が捲回されて全開され、ソレノイド24への
通電が遮断されるとともに、プランジャ26がコイルスプ
リング29の復帰力によって自動的に下降されるととも
に、このプランジャ26の下端部の係止具30における係止
部35が再び左側のストッパー体40の係合部46に係合さ
れ、この左側のストッパー体40が内側上方に向かって回
動することがないようにロックされる。
つぎに、シャッター57を下降した全閉状態において、た
とえば、停電時など左側のストッパー体40に対するソレ
ノイド24に通電できない非常時にシャッター57を開ける
必要が生じた場合には、カバー体86の内側部から連結具
89を把持して、この連結具89の両端部の挿入杆90を左右
の摺動片72の係止孔88内から引き抜くと、左右の摺動片
72の内端部に突設された係合縁部73の相互の連結が解除
され、この左右の摺動片72がそぞれ左右方向に分離可能
の状態になる。
ついで、シャッター57を上昇させると、右側の係止体77
が右側のストッパー体7に係止されるとともに、この右
側の係止体77が支軸81を中心としてスプリング82に抗し
て次第に下方に向かって回動され、かつこの右側の係止
体77の回動に連動されて右側の回動片75がコイルスプリ
ング83に抗して支軸74を回動中心として次第に下方に向
かって回動されながら右側に向かって横移動され、この
回動片75によって右側の摺動片72が同様に右側に向かっ
て横移動され、この右側の係止体77が右側のストッパー
体7から外れる。
また、左側の係止体77が左側のストッパー体40に係止さ
れるとともに、この左側の係止体77が支軸81を中心とし
てスプリング82に抗して次第に下方に向かって回動さ
れ、かつこの左側の係止体77の回動に連動されて左側の
回動片75が支軸74を回動中心として次第に下方に向かっ
て回動されながら左側に横移動され、この左側の回動片
75によって左側の摺動片72が同様に左側に向かって横移
動され、この左側の係止体77が左側のストッパー体40か
ら外れる。
したがって、シャッター57の上昇に伴ってこのシャッタ
ー57の左右の係止体77は左右のストッパー体7,40に係合
されながら次第に内側下方に向かって回動しながらこの
左右のストッパー体7,40を通過することができる。
また、シャッター57の左右の係止体77が左右のストッパ
ー体7,40を通過するとともに、右側の係止体77は、前記
の場合と同様にコイルスプリング82,83の復帰力によっ
て上方に向かって復帰回動されて再び水平状に案内部5
内に突出されるとともに、右側の摺動片72は内方に引戻
される。また、左側の係止体77は、前記の場合と同様に
コイルスプリング82の復帰力によって上方に向かって復
帰回動されて再び水平状に案内部5内に突出されるとと
もに、左側の摺動片72は内方に押戻される。
したがって、左右の係止体77は略同時に案内部5内に水
平状に突出されるとともに、左右の摺動片72は内方に横
移動されてそれぞれの内端部の係合縁部73が再び当接さ
れる。そして、カバー体86の内側部からそれぞれの案内
長溝71,87を介して左右の摺動片72の係止孔88内に連結
具89の左右の挿入杆90を挿入係止することにより、この
連結具89にて左右の摺動片72の内端部が再び連結される
とともに、この左右の係止体77は再び案内部5内に水平
状に突設される。
このようにして、シャッター57のロックが解除され、停
電時の非常時においてシャッター57を容易に上昇させて
開口を開放することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、一方のガイドレールに一方のストッパ
ー体の回動を制御するソレノイドを設けたので、このソ
レノイドを作動して一方のストッパー体の回動規制を解
除するとともにシャッターを上昇することにより、この
シャッターの左右部における係止体に対する左右のスト
ッパー体によるロックが自動的に解除されシャッターを
円滑に上昇させることができ、シャッターに対応するソ
レノイドを片側のガイドレールに設けるだけで、下降し
たシャッターが自動的にロックできることはもとより、
このシャッターの上昇時には片側のソレノイドの作動に
よってシャッターの左右部のロックを自動的に解除する
ことができ、このため、左右のガイドレールのそれぞれ
に電動ロック機構を設けるものに比べ施工手数が半減さ
れ容易に施工することができ、全体的には構造が簡単で
コストダウンを図ることができ、中柱に電動ロック機構
を設ける必要がないので、連窓仕様にも十分対処するこ
とができる。
また、左右の係止体間に回動片を介して左右方向に進退
自在に設けた左右の摺動片の相互を連結しかつこの左右
の摺動片相互の連結を解除する連結具を設けたので、こ
の連結具にて常時は左右の摺動片の相互を連結すること
により、左右の係止体を支持しシャッターの昇降に備え
ることができ、シャッターを下降した全閉状態において
停電により電動ロック機構に通電できない非常時にシャ
ッターを開ける必要が生じた場合には連結具にて左右の
摺動片相互の連結を解除することにより、左右の係止体
は左右のストッパー体にロックされることなくシャッタ
ーの上昇に伴って左右のストッパー体から確実に回避回
動させることができ、したがって、電動ロック機構を作
動できない停電等の非常時においてシャッターを容易に
開けることができる。したがって、作業性及び経済性に
すぐれ、かつ、非常時にも十分対処できるシャッターの
施錠装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図はシャッタ
ーの施錠装置の一部を切欠した状態の正面図、第2図は
同上分解斜視図、第3図は同上一方のストッパー体を備
えた電動ロック装置の分解斜視図、第4図は他方のスト
ッパー体の分解斜視図、第5図はシャッターをロックす
る作動説明図、第6図は同上ロックを解除する作動説明
図、第7図は停電時におけるロック解除動作の作動説明
図、第8図はシャッター装置の正面図である。 1……ガイドレール、5……案内部、7,40……ストッパ
ー体、15,49,82,83……スプリング、24……ソレノイ
ド、72……摺動片、75……回動片、77……係止体、89…
…連結具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右に相対して立設されシャッター昇降用
    の案内部を有するガイドレールと、この左右のガイドレ
    ールの案内部間に昇降自在に設けられたシャッターと、
    前記左右のガイドレールの下端近傍部に相対して左右方
    向に回動自在に設けられ前記案内部内に常時突出するよ
    うに附勢された左右のストッパー体と、前記一方のガイ
    ドレールに設けられ前記一方のストッパー体の回動を制
    御するソレノイドと、前記シャッターの下端近傍の左右
    部に上下方向に回動可能に設けられ常時前記案内部内に
    突出するように附勢されかつ前記左右のストッパー体に
    係脱する左右の係止体と、この左右の係止体間に回動自
    在に軸支された回動片を介して左右方向に進退自在に設
    けられ前記左右の係止体を支持する左右の摺動片と、こ
    の左右の摺動片の相互を連結しかつこの左右の摺動片相
    互の連結を解除可能に設けた連結具と、を具備したこと
    を特徴とするシャッターの施錠装置。
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