JPH076291Y2 - 命綱の取付器具 - Google Patents

命綱の取付器具

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JPH076291Y2
JPH076291Y2 JP1990026380U JP2638090U JPH076291Y2 JP H076291 Y2 JPH076291 Y2 JP H076291Y2 JP 1990026380 U JP1990026380 U JP 1990026380U JP 2638090 U JP2638090 U JP 2638090U JP H076291 Y2 JPH076291 Y2 JP H076291Y2
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Japan
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fitting
lifeline
attachment
pipe
girder
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JP1990026380U
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JPH0315929U (ja
Inventor
繁雄 白銀
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繁雄 白銀
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、木造建築等の施工時において、高所での作業
を行う際に用いられる命綱を取付けるための取付器具に
関する。
従来技術 木造建築の施工は一般に、基礎の上に土台を置いて柱を
立て、二階以上の建物では胴差しを架け渡したのち柱の
上に梁や桁を載せ、ついで小屋組を組付けて柱立てを行
い、その後、屋根葦きのため桁の上にたる木を一定間隔
で打付けており、たる木の打付け後はたる木の端を切り
揃え、端隠しの取付けや場所によっては広小舞の取付け
などを行っている。
上述する作業のうち、小屋組の組付けやたる木端の切揃
え、端隠し等の取付作業は、大工が桁や梁の上で或いは
また軒の上のたる木の上に乗って行っていることが多
い。
考案が解決しようとする課題 桁や梁の上で小屋組の組付け作業を行うのは、場所が狭
く、不安定で落下事故を起こす危険性もある。
軒の上のたる木の上で作業する場合も同様で、たる木に
節がある場合にはことに折れ易く、落下事故を起こすこ
とがある。
そこで事故防止のため上述する作業時には、命綱を取付
けることが望まれているが、命綱を取付けるための適当
な箇所がなく、桁に取付けるのでは取付作業が面倒で、
動きにくいため活動しにくゝ作業の支障ともなり易い。
そのために一般には命綱を付けないで上記作業を行って
いる実状にある。
本考案は、かゝる点に鑑みてなされたもので、上記作業
が足場の上で、或いは命綱を付けて作業性を損なうこと
なく安全に行うことができるような取付器具を提供する
ことを目的とする。
課題を解決手段 本考案に係る命綱の取付器具は、鉤状をなして梁或いは
桁10に上方より嵌合され、柱15に添わされる添金具21
と、添金具21に捩込まれて梁或いは桁10の側面に圧着す
ることにより添金具21を固定するボルト6Cと、添金具21
より側方に突設され、足場板23を載せる台22と、命綱8
の係止金具が着脱かつ滑動可能に掛けられるパイプ1を
着脱可能に取着し、添金具21に支持される支持金具2と
よりなることを特徴とする。
作用 添金具21を梁或いは桁に適当な間隔を置いて上方より嵌
合し、柱に添わせて支持させたのち、ボルトを捩込むこ
とにより添金具を固定し、ついで支持金具間にパイプを
架設すると共に、台に足場を取付ける。
命綱を使用するときには、命綱の端の係止金具をパイプ
に掛ける。作業中、移動するときには、係止金具がパイ
プを滑動する。
足場は、添金具が柱に沿わせて取着されることにより、
柱が支柱となり、安定化する。
実施例 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1及び3図において、取付器具は、断面倒コ形をな
し、桁10に上方より当てがわれる取付金具6と、該取付
金具上に固着される支持金具2とよりなっており、取付
金具6には一側にボルト貫通孔6aが穿設されるとともに
ナット6bが同軸上に固着され、取付金具6を桁10に上方
より嵌合後、ボルト6cをナット6bに捩込み、ボルト貫通
孔6aを通して桁10に押付けることにより桁10に固定され
るようになっている。
一方、支持金具2は一対の開閉可能なクランプ片2a、2b
とからなり、一方のクランプ片2aの先端部にヒンジによ
って連結した連結ボルト3を他方のクランプ片2bの先端
部の二又に嵌め込み、ナット5を捩込むことによってパ
イプ1を抱き締めるようになっている。
本装置は以上のように構成され、第3,4図に示すように
棟木12及び母屋13上にたる木を打付けたのち、たる木端
の切揃え、端隠し17或いは広小舞18等の取付作業を行う
際に取付金具6を桁10に適当間隔で取付け、一側に取着
したボルト6cをそれぞれ捩込んで固定する。ついで各取
付金具6のクランプ片2bを開き、クランプ片2aにパイプ
1を掛け渡したのちクランプ片2bを閉じ、連結ボルト3
をクランプ片2bの二又に嵌め込んでナット5を捩込み抱
き締める。その後命綱8の係止金具(図示しない)をパ
イプ1に掛け、上記作業を行う。
以上は命綱の使用例について示しましたが、野地板(図
示しない)を取付けたのちにも取付器具6を使用して第
4図に示すように、取付器具間に滑り止め板19を掛け渡
し、上方より釘、金槌、鋸等が滑り落ちて落下するのを
防ぐのにも使用することができる。
なお、桁10への取付けに際しては、第2図に示すよう
に、当板11を桁10に当てがって固定することも可能であ
る。これにより桁10にボルト6cによる疵が付くのを防ぐ
ことができる。
第2及び4図に示す取付器具は、上記実施例の取付金具
6と支持金具2との間にパイプ7を介在させ相互に連結
したもので、パイプ1が所要高さを有する方が作業上容
易である場合に好適である。
なお、パイプは伸縮自在のものを使用することも可能で
ある。
第5図に示す取付器具は、上記実施例の取付金具6の一
側を延長形成して柱15への添金具21とし、添金具21の側
方に台22を突設して足場板23が掛け渡されるようにした
もので、支持金具2はパイプ24により取付金具上に斜め
後方に位置して取付けられている。
小屋組の組付け時においては、添金具21を柱15に沿わせ
るようにして取付金具6を桁10に上記実施例と同様にし
て取付ける。ついで支持金具2にパイプ1を、台22に足
場23を掛け渡して組付け作業を行う。図中、25は柱15を
抱き、添金具が前後にブレないようにするためのストツ
パであり、26は足場板23を台22に固定するゴムバンドで
ある。
本装置は、小屋組の組付け作業ばかりでなく、たる木端
の切揃え、端隠し或いは広小舞の取付作業時においても
同様に使用することができる。
考案の効果 本考案は以上のように構成され、次のような効果を奏す
る。
請求項1記載の取付器具によれば、木造建築等の施工時
に添金具を梁或いは桁に上方より嵌合して柱に沿わせ、
ボルトを捩込んで梁或いは桁の側面に圧着させることに
より、添金具を固定して取付器具を簡易に取付けること
ができ、しかもパイプに掛けた命綱は作業中、パイプを
滑動することができるため軒上でのたる末端の切断、端
かくし或いは広小舞等の取付作業或いはまた小屋組の組
付作業を大きな支障を生ずることなく行うことができ、
また足場を利用することにより作業をより安全かつ容易
に行うことができる。
請求項2記載の取付器具によれば、命綱の端の係止金具
が掛けられるパイプを所要の高さにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は命綱の取付器具を示す正面一部断面図、第2図
は命綱の取付器具の変形態様を示す正面一部断面図、第
3図は命綱の取付器具の配設状態を示す一部正面図、第
4図は取付器具の使用例を示す側面図、第5図は別の実
施例の正面図である。 1……パイプ、2……支持金具 3……連結ボルト、4……先端顎部 5……ナット、6……取付器具、7……パイプ 8……命綱、9……たる木、10……桁 11……当板、13……母屋、17……端かくし 18……平小舞、19……滑り止め板、21……添金具 22……台、23……足場板、24……パイプ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉤状をなして梁或いは桁10に上方より嵌合
    され、柱15に添わされる添金具21と、添金具21に捩込ま
    れて梁或いは桁10の側面に圧着することにより添金具21
    を固定するボルト6Cと、添金具21より側方に突設され、
    足場板23を載せる台22と、命綱8の係止金具が着脱かつ
    滑動可能に掛けられるパイプ1を着脱可能に取着し、添
    金具21に支持される支持金具2とよりなる命綱の取付器
    具。
  2. 【請求項2】支持金具2は、添金具21にパイプ7を介し
    て取着される請求項1記載の命綱の取付器具。
JP1990026380U 1989-03-25 1990-03-14 命綱の取付器具 Expired - Lifetime JPH076291Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990026380U JPH076291Y2 (ja) 1989-03-25 1990-03-14 命綱の取付器具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3353089 1989-03-25
JP1-33530 1989-03-25
JP1990026380U JPH076291Y2 (ja) 1989-03-25 1990-03-14 命綱の取付器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0315929U JPH0315929U (ja) 1991-02-18
JPH076291Y2 true JPH076291Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=31717570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990026380U Expired - Lifetime JPH076291Y2 (ja) 1989-03-25 1990-03-14 命綱の取付器具

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JP (1) JPH076291Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5511377U (ja) * 1978-07-10 1980-01-24
JPS61161338U (ja) * 1985-03-27 1986-10-06
JPH0622032Y2 (ja) * 1988-11-21 1994-06-08 株式会社伊藤製作所 管固定支持金具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0315929U (ja) 1991-02-18

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