JPH0762917A - 自転車の収納方法およびその装置 - Google Patents

自転車の収納方法およびその装置

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JPH0762917A
JPH0762917A JP23546093A JP23546093A JPH0762917A JP H0762917 A JPH0762917 A JP H0762917A JP 23546093 A JP23546093 A JP 23546093A JP 23546093 A JP23546093 A JP 23546093A JP H0762917 A JPH0762917 A JP H0762917A
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Susumu Yamada
邁 山田
Katsusuke Nanba
克輔 難波
Seishichiro Motoyama
清七郎 本山
Keisuke Takema
啓祐 武馬
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SAN CYCLE SYST KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車庫内の自転車の搬入出路の異物の有無に左
右されることなく、自転車を確実、かつ、スムースに入
出庫させることができ、かつ、その入出庫のための制御
もやり易くする。 【構成】 車庫9内に、その入口部11から奥部12に
まで延びて自転車10を起立状態で走行自在にガイドす
るガイド手段35を設け、自転車10の入庫時には、上
記入口部11側と奥部12側との間にかけて正逆転可能
に循環駆動される無端体31を正転させて、上記入口部
11に挿入された自転車10のハンドル部分10cを上
記無端体31側に牽引させて、奥部12側へ搬入し、自
転車10の出庫時には、上記無端体31を逆転させて自
転車10を入口側に搬出するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自転車やバイクなど
の2輪車を多数台収納する立体駐輪場に適用されるもの
で、特にレンタサイクル用の自転車などの収納に適した
自転車の収納方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、特公昭60
−20547号公報に示すような構成のものが知られて
いる。これは、自転車を起立状態で入口部から奥部にま
で走行可能に保持するガイドを車庫内に設け、該車庫内
に一列状に設けた複数の自転車載置面を下り勾配および
上り勾配の所望の傾斜に変更可能な傾斜変換機構を設け
て、自転車の入庫モ−ドでは、上記傾斜変換機構により
各自転車載置面を奥部へ向かって下り勾配に傾斜させる
ことで、自転車を自重で走行させて順序的に奥部へ移動
させ、かつ、自転車の出庫モ−ドでは、上記各自転車載
置面を反対側に傾斜させて、入庫時と同様に自転車を自
重で走行させて順序的に入口部側へ移動させるように構
成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような構成の
従来の自転車の収納装置およびその装置による収納方法
においては、自転車の入出庫時に上記した複数の自転車
載置面をそれぞれ下り勾配および上り勾配に順次傾斜さ
せて自転車を自重で走行させるようになっているので、
自転車の走行路に塵埃などの異物があると、これが自転
車の自走の妨げとなって、途中で停止するなど入出庫動
作に支障を来すことになる。また、入庫時と出庫時とで
各自転車載置面の傾斜の向きを切り換えなければなら
ず、構造が複雑化し、入出庫の制御が煩雑になる。ま
た、上記自転車を入出庫させる際に、各自転車載置面を
自転車毎に順序的に傾斜させなければならず、入出庫の
ための所要時間が長くなり、効率面でも不十分であっ
た。
【0004】本発明は上記の実情に鑑みてなされたもの
で、自転車の入出庫動作を走行路上の異物に妨げられる
ことなく、円滑かつ適確に行なうことができるととも
に、入出庫のための制御性も向上でき、さらに入出庫時
間の短縮化を図ることができる自転車の収納方法および
その装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る自転車の収納方法は、車庫内に、そ
の入口部から奥部にまで延びる状態で自転車を起立状態
で走行自在に保持してガイドするガイド手段を設け、自
転車の入庫時には、上記入口部側と奥部側との間にかけ
て正逆転可能に縣架されて循環駆動される無端体を正転
させることにより、上記入口部に挿入された自転車のハ
ンドル部分を上記無端体に牽引させて車庫内の奥部側へ
搬入し、また、自転車の出庫時には、上記無端体を逆転
させることにより、自転車を上記無端体に牽引させて車
庫内の入口部側に搬出することを特徴とするものであ
る。
【0006】また、この発明に係る自転車の収納装置
は、少なくとも一列状に複数台の自転車を収納可能なス
ペ−スを有する車庫と、この車庫内に、その入口部から
奥部にまで延設されて、入出庫される際の自転車を起立
状態で走行自在に保持してガイドするガイド手段と、上
記入口部側と奥部側との間で上記ガイド手段に沿って縣
架されて、正逆転可能に循環駆動される無端体と、上記
自転車のハンドルに固定されて上記ガイド手段に案内さ
れるトロリ−部材と、上記無端体に一定間隔毎に取り付
けられて、入出庫される自転車を上記トロリ−部材を介
して牽引移動させるプッシャ−部材とを備えたものであ
る。
【0007】
【作用】この発明においては、車庫に入出庫される自転
車を起立状態で走行自在にガイドし、正逆転可能に循環
駆動される無端体により自転車のハンドル部分を牽引さ
せて移動させるので、自転車の走行路上などに塵埃など
の異物があっても、これの影響を受けることなく、自転
車の搬入・搬出動作を確実かつスム−スに行なわせるこ
とができる。また、無端体の循環駆動方向を切り換える
だけで、自転車の入庫動作と出庫動作の切換えが可能で
あるから、入出庫動作の制御は容易であり、さらに入出
庫時に庫内の自転車を無端体により一勢に移動させるの
で、入庫および出庫のための時間短縮を図り、効率のよ
い収納が行なえる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にもとづいて
説明する。図1は、この発明に係る自転車の収納方法お
よび装置が適用されたレンタサイクル用自転車立体駐輪
場を示す概略側面図である。
【0009】図1において、1は前後の支柱2,3や前
後方向の主桁4などで四角長枠型に形成された建屋本体
である。5は上記建屋本体1の上下方向(高さ方向)お
よび左右方向(間口方向)の複数個所において、上記前
後の支柱2,3間に架設された複数の桁であり、これら
各桁5は上弦材6および下弦材7や斜材としてのガ−ダ
−8などからなり、上記複数の桁5により、間口方向で
複数列に並設された車庫(ラック)9が複数階にわたっ
て構築されており、各車庫9は建屋本体1の前端側がレ
ンタサイクル用自転車10の入口部11として、また後
端側が奥部12としてそれぞれ構成されている。なお、
上記車庫9の入口部11の前側には、図10および図1
1に示すように自転車搬入出用のキャリア91を有する
リフト92が設置されている。
【0010】上記各車庫9内には、その入口部11から
奥部12にわたって、前向きにして挿入された自転車1
0の前後の車輪10a,10bを嵌入して走行自在にガ
イドする横断面がU字型のタイヤガイド13が設けられ
ており、2階以上のタイヤガイド13は、図2および図
3に示すように、桁5の上弦材6と兼用になっている。
【0011】図2は上記自転車10の車庫9内への入出
庫のための要部の構成を示すものである。同図に示すよ
うに、上記入口部11付近に位置する上記桁5の下弦材
7上には、減速機構を内蔵した正逆転可能なモ−タ21
(図4)が据え付けられている。このモ−タ21の近傍
において、上記桁5における垂直材22には、軸受材2
3を介して原動スプロケット24が支承されており、上
記モ−タ21側の歯車25と原動スプロケット24側の
歯車26との間には、歯付ベルト27が掛設されてい
る。
【0012】また、上記奥部12付近に位置する上記桁
5における垂直材28には、図5に示すように、軸受材
29を介して従動スプロケット30が支承されており、
上記原動スプロケット24との間には、無端体としての
ロ−ラチェ−ン31が掛設されている。したがって、上
記モ−タ21を駆動して原動スプロケット24を回転さ
せることにより、無端体、たとえばロ−ラチェ−ン31
は原動スプロケット24と従動スプロケット30との間
で正逆転可能に循環駆動されるようになっている。
【0013】上記桁5における下弦材7は、図6および
図7に示すように、上記車庫9の入口部11から奥部1
2まで延びてロ−ラチェ−ン31のロ−ラ部32を嵌入
させる横断面下向き略C字型のガイドレ−ル33が兼用
になっており、このガイドレ−ル33には、自転車10
のハンドル10cに取り付けられたトロリ−部材34を
嵌入させるようになっており、上記タイヤガイド13と
ともに自転車10を起立状態で走行自在に保持してガイ
ドするガイド手段35を構成している。
【0014】上記ロ−ラチェ−ン31には、図3に示す
ように、その循環方向において一定の間隔毎にプッシャ
−36が取り付けられており、上記自転車10の入出庫
時にそれぞれ上記トロリ−部材34を介して自転車10
を牽引移動させるようになっている。
【0015】また、上記従動スプロケット30に一体化
されたスプロケット37とそれよりも奥部12寄りにブ
ラケット38を介して支持されたスプロケット39との
間にも、図5に示すように、チェ−ン40が掛設されて
おり、このチェ−ン40に取り付けられた被検出部材4
1を上記ブラケット38側の検出センサ42で検出させ
ることにより、最奥端の自転車10を定位置に停止させ
るように構成されている。
【0016】なお、上記車庫9の入口部11側には、図
8に示すように、並設関係のタイヤガイド13は互いに
サポ−タ部材43を介して位置決め保持されており、ま
た、中間部分においても、図9に示すように、サポ−タ
部材44により支持されている。
【0017】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。 (I)自転車の入庫モ−ド;入庫させる自転車10を積
んだリフト92を図10(a)に示すように、空きのあ
る階の車庫9の入口部11の前まで移動させる。そし
て、同図(b)に示すように、リフト92のキャリア9
1を起動させた後、車庫9側のロ−ラチェ−ン31を起
動させる。つまり、モ−タ21を駆動して原動および従
動スプロケット24,30により、上記ロ−ラチェ−ン
31を正方向へ循環駆動させる。上記キャリア91の運
転により、リフト92上の自転車10は、同図(c)に
示すように、入口部11から車庫9内に乗り移り、自転
車10の前輪10aがタイヤガイド13に嵌入される一
方、ハンドル10cのトロリ−部材34がガイドレ−ル
33に嵌入される。そして、上記自転車10の後輪10
bが同図(d)に示すように、タイヤガイド13に嵌入
されると、自転車10は起立状態のまま車庫9内に入り
込み、ロ−ラチェ−ン31のプッシャ−36によりトロ
リ−部材34が押され、ハンドル10cを介して該自転
車10はロ−ラチェ−ン31に牽引されながら奥部12
側へ搬入される。
【0018】このとき、既に入庫されている自転車10
の最も奥側のものが、所定限度位置まで搬入されると、
図10(e)に示すように、上記センサ42で検出され
て上記ロ−ラチェ−ン31による搬入動作が停止され
て、自転車10の入庫が完了する。
【0019】(II)自転車の出庫モ−ド;出庫される車
庫9の入口部11の前に上記リフト92を停止させてお
き、図11(a)に示すように、その車庫9内のロ−ラ
チェ−ン31を逆方向へ起動させた後、同図(b)に示
すように、リフト92のキャリア91も起動させる。上
記ロ−ラチェ−ン31の逆方向への循環移動により、ト
ロリ−部材34がプッシャ−36に押されて同図(c)
のように、その車庫9の入口部11側の自転車10が上
記リフト92のキャリア91により車庫9から搬出さ
れ、その自転車10がリフト92上に乗せられると、同
図(d)に示すように、ロ−ラチェ−ン31およびキャ
リア91の運転が停止される。
【0020】ここで、上記自転車10の前後の車輪10
a,10bをタイヤガイド13に嵌入ガイドさせる一
方、ハンドル10c側のトロリ−部材34を押すロ−ラ
チェ−ン31側のプッシャ−36を介して牽引させなが
ら自転車10の入出庫動作を自動的に行なえるうえ、タ
イヤガイド13などに異物があっても、上記ロ−ラチェ
−ン31による強制的な搬送により、不測の停止を招く
ことなく、入出庫動作を確実、円滑に行なわせることが
できる。
【0021】また、上記入庫モ−ドと出庫モ−ドとをロ
−ラチェ−ン31の正転と逆転の切り換えだけで選択す
ることができるので、入出庫の動作の制御が非常に単純
容易となり、さらに、ロ−ラチェ−ン31により入庫さ
れている自転車10を一勢に移動させながら搬入できる
ので、入出庫時の時間の短縮も図れる。
【0022】なお、上記自転車10を起立状態で走行自
在にガイドするガイド手段35については、上記実施例
のものに限定されるものでなく、種々の変形構造の採用
が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1およ
び2によれば、車庫の入口部から奥部にまで延設されて
自転車を起立姿勢で走行自在にガイドさせる一方、正逆
可能に循環駆動される無端体のプッシャ−で自転車のハ
ンドル部分を牽引して搬入・搬出させるので、走行路に
塵埃などの異物があっても、これによって不測に停止さ
れることなく、自転車の入出庫を確実、自動的に行な
え、さらに、無端体の正転および逆転を選択するだけで
よくて、自転車の入出庫動作を容易に制御でき、また、
入庫されている自転車をすべて無端体で一勢に移動させ
ながら入出庫させるので、入出庫の時間の短縮化を図
り、効率のよい収納を実現することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自転車の収納方法およびその装
置が適用されたレンタサイクル用立体駐輪場を示す概略
側面図である。
【図2】同実施例において自転車搬入出機構を示す側面
図である。
【図3】自転車側のトロリ−部材とロ−ラチェ−ン側の
プッシャ−との位置関係の説明図である。
【図4】図2のA−A矢視図である。
【図5】図2のB−B矢視図である。
【図6】図2のC−C線断面図である。
【図7】図2のD−D線断面図である。
【図8】車庫の入口側のサポ−トを示す上面図である。
【図9】車庫の中間部のサポ−トを示す上面図である。
【図10】自転車の入庫モ−ド時の説明図である。
【図11】自転車の出庫モ−ド時の説明図である。
【符号の説明】
9 車庫 10 自転車 10c ハンドル 11 入口部 12 奥部 31 無端体 34 トロリ−部材 35 ガイド手段 36 プッシャ−
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 593176830 サンサイクルシステム株式会社 埼玉県所沢市久米2248番地 (72)発明者 山田 邁 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重 工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 難波 克輔 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重 工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 本山 清七郎 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重 工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 武馬 啓祐 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重 工業株式会社神戸工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車庫内に、その入口部から奥部にまで延
    びる状態で自転車を起立状態で走行自在に保持してガイ
    ドするガイド手段を設け、自転車の入庫時には、上記入
    口部側と奥部側との間にかけて正逆転可能に縣架されて
    循環駆動される無端体を正転させることにより、上記入
    口部に挿入された自転車のハンドル部分を上記無端体に
    牽引させて車庫内の奥部側へ搬入し、また、自転車の出
    庫時には、上記無端体を逆転させることにより、自転車
    を上記無端体に牽引させて車庫内の入口部側に搬出する
    ことを特徴とする自転車の収納方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一列状に複数台の自転車を収
    納可能なスペ−スを有する車庫と、この車庫内に、その
    入口部から奥部にまで延設されて、入出庫される際の自
    転車を起立状態で走行自在に保持してガイドするガイド
    手段と、上記入口部側と奥部側との間で上記ガイド手段
    に沿って縣架されて、正逆転可能に循環駆動される無端
    体と、上記自転車のハンドルに固定されて上記ガイド手
    段に案内されるトロリ−部材と、上記無端体に一定間隔
    毎に取り付けられて、入出庫される自転車を上記トロリ
    −部材を介して牽引移動させるプッシャ−部材とを備え
    たことを特徴とする自転車の収納装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107082095A (zh) * 2017-06-16 2017-08-22 罗轶 巡防租车机器人

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