JPH0762733B2 - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JPH0762733B2
JPH0762733B2 JP60086870A JP8687085A JPH0762733B2 JP H0762733 B2 JPH0762733 B2 JP H0762733B2 JP 60086870 A JP60086870 A JP 60086870A JP 8687085 A JP8687085 A JP 8687085A JP H0762733 B2 JPH0762733 B2 JP H0762733B2
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洋介 日下
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/36Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals

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Description

【発明の詳細な説明】 《発明の技術分野》 本発明はTTLカメラ等の光学機器に用いられる焦点検出
装置に関するものである。
《発明の背景》 カメラの焦点検出装置の一例として、撮影レンズの瞳を
分割して形成された2像のずれを検出し、焦点調節状態
を判別するものが知られている。
第12図はこの種の焦点検出装置の焦点検出光学系の一例
を示し、撮影レンズ11の射出瞳の第1および第2の領域
11aおよび11bをそれぞれ通過した光束は、予定結像面12
の近傍に第1および第2の被写体像をそれぞれ形成す
る。この第1および第2の被写体像は、それぞれフィー
ルドレンズ13を介して、第1および第2の再結像レンズ
14、15により光電変換素子アレイ(以下、イメージセン
サ)1の第1および第2の光電変換部16および17上に再
結像される。イメージセンサ1は、第1および第2の光
電変換部16および17上の被写体像強度分布に対応した出
力パターンを発生し、図示しない演算処理手段によりこ
れらのパターンの相対的なずれが検知され、そのずれ量
から撮影レンズ11のデフォーカス量が算出される。
このような焦点検出装置においては、演算量の減少ある
いはイメージセンサから得られたデータ等を格納するメ
モリ容量の節約のため、従来、種々の演算処理方法が提
案されている。その一つの方法では、デフォーカス量が
比較的大きい所では、イメージセンサ出力の比較的低次
な周波数成分を反映するデータを合成し、更にそのデー
タから比較的粗いサンプリングピッチで抽出して得られ
た第1のデータ列に対して演算処理を行いデフォーカス
量を求める。一方、デフォーカス量が比較的小さい合焦
点近傍では、イメージセンサ出力の比較的高次な周波数
成分を反映するデータを合成し、更にそのデータから比
較的細かいサンプリングピッチで抽出して得られた第2
のデータ列に対して演算処理を行いデフォーカス量を求
めている。このようにしてデフォーカス量を決定する焦
点検出装置は、例えば特開昭59−第142506号公報に開示
されている。
しかしながら、特開昭59−142506号公報では、イメージ
センサから得られた出力信号を格納するメモリと、その
出力信号を演算処理して得られた別の出力信号を格納す
るメモリとが別々に設けられていた。
このことは、カメラの製品コストを上げることにつなが
っていた。
《発明の目的》 そこで、本発明では上記欠点を焦点検出装置の記憶手段
の所定のメモリ領域だけで、焦点検出に必要とされる出
力信号を全て有効に利用できる焦点検出装置を提供する
ことを目的とする。
《発明の概要》 上記目的を達成する為に、本発明では、撮影光学系から
の光束を受けて光電変換し、多数の光電変換素子が配列
された一対の光電変換素子アレイと、一対の光電変換素
子アレイの入射面側に配置され、前記撮影光学系の異な
る部分を通る光束により一対の光像を前記一対の光電変
換素子アレイ上に形成する焦点検出光学系と、一対の光
電変換素子アレイの光電出力を第1のデジタルデータに
変換するAD変換手段と、第1のデジタルデータを所定の
メモリ領域に格納させる記憶手段と、第1のデジタルデ
ータを重み係数を用いてフィルター処理し、更に前記演
算の結果から特定の周波数成分を抽出した第2のデジタ
ルデータを生成するフィルター手段と、第2のデジタル
データに基づき前記撮影光学系の焦点状態を検出する検
出手段とを備え、前記記憶手段は、前記フィルター手段
から前記第2のデジタルデータが生成されると、前記所
定のメモリ領域に格納されたデータを前記第1のデジタ
ルデータから前記第2のデジタルデータへ置換させるよ
うに焦点検出装置を構成した。
《実施例》 第1図は本発明の一実施例を示し、符号1で示されるイ
メージセンサは、第12図に示した焦点検出光学系で用い
られるものであり、例えばCCDイメージセンサを用いる
ことができる。本例では第12図に示した焦点検出光学系
と同一の光学系を用いることができる。従って、イメー
ジセンサ1は、相対的ずれ量が検出されるべき2つの被
写体像の強度分布に対応するイメージセンサ出力を発生
する。その出力はサンプルホールド回路2によりサンプ
ルホールドされ、更にA/D変換器3によりAD変換された
後、強度分布データとしてメモリ5に格納される。以
下、格納されたイメージセンサ出力をA(1)〜A
(N)およびA′(1)〜A′(N)とする(但し、N
=100とする)。以上の動作においてイメージセンサ1
の駆動およびサンプルホールド回路2、A/D変換器3の
タイミングはシーケンス制御回路4により制御されてい
る。
また、符号10はマイクロプロセッサであり、メモリ5、
フィルタ・サンプリング手段6、演算処理手段7、比較
・選択手段8を有する。マイクロプロセッサ10には表示
・駆動回路9が後続していて、マイクロプロセッサ10か
らの出力信号に従って、撮影レンズ11(第12図参照)を
駆動して焦点調節の情報を表示する。
以下、マイクロプロセッサ10の各構成要素について詳述
する。
−フィルタ・サンプリング手段− フィルタ・サンプリング手段6は、メモリ5に格納され
ている被写体像の強度分布データ、即ち、イメージセン
サ出力A(1)〜A(N)およびA′(1)〜A′
(N)に所定の重み係数列を乗じて合成データ列を得、
更に所定のサンプリングピッチでデータを抽出すること
により新しいデータ列を作成する手段であり、ハードウ
エアまたはソフトウエアの形態をとることができる。
本実施例においては、フイルタ・サンプリング手段6
は、重み係数列QおよびサンプリングピッチP1を用いて
比較的低次な周波数成分を代表するデータ列B(1)〜
B(46)、B′(1)〜B′(46)を合成し抽出する。
またフイルタ・サンプリング手段6はこれらの重み係数
列QおよびサンプリングピッチP1と異なる重み係数列R
およびサンプリングピッチP0を用いて比較的高次な周波
数成分を代表するデータ列C(1)〜C(46)、C′
(1)〜C′(46)を合成し抽出する。
(1)低周波数成分データ列の合成・抽出 第2図を参照するに、メモリ5には、光電変換部間のピ
ッチがPOであるイメージセンサ1の出力A(1)〜A
(100)、A′(1)〜A′(100)(図ではA(1)〜
A(100)のみ示す)が格納されており、フィルタ・サ
ンプリング手段6は、これらのデータに対して間隔4PO
毎に、−1,2,−1の重み係数列Q(第4図(b)に示
す)を乗じて合成データを得、その合成データからサン
プリングピッチP1=2POで新しいデータ列B(1)〜B
(46)、B′(1)〜B′(46)を抽出する。ここで、
センサ出力A(1)〜A(100)はイメージセンサ1の
一方の光電変換部16からのデータであり、センサ出力
A′(1)〜A′(100)は他方の光電変換部17からの
データである(以下、同様である)。新しいデータ列B
(N)、B′(N)を数式に表すと次式のようになる。
B(N)=−1×A(2N−1)+2×A(2N+3)−1×A(2N+7) B′(N)=-1×A′(2N-1)+2×A′(2N+3)-1×A′(2N+7) 但しN=1〜46 ……(1) 第4図(b)に示した重み係数列Qの有する周波数伝達
関数(MTF)は第4図(a)のようになる。即ち、第4
図(a)において、破線Bは、イメージセンサ1の光電
変換部の幅をピッチPOと仮定した時の光電変換部形状に
より決まるMTFであり、実線Cは、破線BのMTFに重み係
数列Qの持つMTFをかけ合わせたものである。図に示す
ように重み係数列Qは比較的低次な周波数成分1/8POに
ピークを持つ周波数特性を持つ。図においては高周波側
においてもかなりのピークを持っているが、デフォーカ
ス量が大きく被写体から高周波成分がなくなっている場
合には問題ない。
更に高周波成分をとり除いておきたい場合には、例えば
イメージセンサ出力A(1)〜A(100)、A′(1)
〜A′(100)に対して第5図(a),(b)に示すよ
うな高周波抑制特性のMTFを持つ重み係数列を予め乗じ
て合成データを得、そのデータからサンプリングピッチ
P1でデータ列a(1)〜a(48)、a′(1)〜a′
(48)を抽出し、更にそのデータ列に対して前述と同様
にして重み係数列Qを乗じた後サンプリングピッチP1で
データ列b(1)〜b(44)、b′(1)〜b′(44)
を抽出することにより高周波側のピークを除去できる。
この場合上記データ列a(N),a′(N)はイメージセ
ンサ出力A(N),A′(N)より次式で表される。
a(N)=0.25×A(2N−1)+0.75×A(2N)+A(2N+1) +0.75+A(2N+2)+0.25×A(2N+3) a′(N)=0.25×A′(2N−1)+0.75×A′(2N)+A′(2N+1) +0.75+A′(2N+2)+0.25×A′(2N+3) 但しN=1〜48 ……(2) また上記データ列b(N),b′(N)はデータ列a
(N),a′(N)より次式で表わされる。
b(N)=−1×a(N)+2×a(N+2)−1×a(N+
4) b′(N)=−1×a′(N)+2×a′(N+2)−1×a′(N+4) 但しN=1〜44 ……(3) また、例えば第1図において、イメージセンサ1とサン
プルホールド回路2との間に高周波を抑制する電気的フ
ィルタ回路を設けておいても同様な効果が得られる。
低周波成分を代表するデータ列に重み係数列Qを乗じる
際のサンプリングピッチをP1=2POとするのは、サンプ
リングピッチをPOとするとデータ数がほぼ倍となり、後
に述べる演算処理手段7での演算回数がピッチP1=2PO
でサンプリングした場合の4倍となってしまうので、演
算回数を減らし演算時間を短縮することにより応答性を
高めるためである。また、低周波成分に対してあまり細
かなサンプリングピッチで抽出しても無意味であり、特
にデフォーカスの大きい場合には焦点検出領域のなるべ
く広い領域に対して焦点検出を行いたいためである。
(2)高周波データ列の合成・抽出 第3図を参照するに、第2図と同様にメモリ5には光電
変換部間のピッチがPOであるイメージセンサ出力A
(1)〜A(100)、A′(1)〜A′(100)が格納さ
れている。フィルタ・サンプリング回路6は、これらの
データの中央部に間隔2PO毎に−1,2,−1の重み係数列
R(第4図(d)に示す)を乗じて合成データを得、更
にその合成データからサンプリングピッチPOで新しいデ
ータ列C(1)・・・C(46)、C′(1)〜C′(4
6)を抽出生成する。
新しいデータ列C(N),C′(N)を数式で表すと次式
のようになる。
C(N)=−1×A(N+25)+2×A(N+27)−1×A(N+29) C′(N)=-1×A′(N+25)×+2×A′(N+27)-1×A′(N+2
9) 但しN=1〜46 ……(4) 第4図(d)に示した重み係数列Rの有するMTFは第4
図(c)のようになる。即ち、第4図(c)において、
破線Bは第4図(a)と同様イメージセンサ1の光電変
換部形状により決まるMTFで、実線Dは、破線BOMTFに重
み係数列Rの持つMTFをかけ合わせたものである。図に
示すように重み係数列Rは比較的高次の周波数成分1/4P
Oにピークを持つ周波数特性を持つ。
このように、比較的高次な周波数成分を代表するデータ
列抽出のため、重み係数列Rをイメージセンサ出力の中
央部のデータに対して乗じて合成し、その合成データ列
からサンプリングピッチP0で新しいデータ列を抽出生成
することにより、前述と同様に、新しいデータ列のデー
タ個数を必要最小限に抑制できる。また、これにより、
合焦点近傍で焦点検出領域を狭くすることができ、以っ
て奥行き等の影響を受けにくくできる。
また、フィルタ・サンプリング手段6においては、以上
述べた以外の重み係数列を乗じてデータを合成し、また
異なるサンプリングピッチで抽出して新しいデータ列を
生成するようにしてもよい。
−演算処理手段− 演算処理手段7は、例えば、比較的低次の周波数成分を
代表するデータ列B(1)〜B(46)とB′(1)〜
B′(46)との間の相対的なシフト量からデフォーカス
量XoとパラメータEoを、また、比較的高次の周波数成分
を代表するデータ列C(1)〜C(46)とC′(1)〜
C′(46)との間の相対的シフト量からデフォーカス量
X1とパラメータE1を求める。演算処理手段7において
は、一対のデータ列、例えばC(1)〜C(46)、C′
(1)〜C′(46)の相対的シフト量を求めるために例
えば次式のような相関演算が行われる。
(5)式においてLはデータ列間の相対的シフト量のパ
ラメータであり、(5)式で求められるF(L)が小さ
い程相関が高いことを示す。
(5)式のqL,pLは、iの上限下限を与えて総和演算
(Σ)の項数を規定し、それらは最大シフト量の絶対値
Lmaxに関係する。例えばLmax=7とするとpL=8、qL=
37のように決められる。
第6図(a)は(5)式のようにしてLを−7から+7
まで移動しながらF(L)を求めた場合のグラフであ
る。図においてLを連続量として仮定した場合の相関値
F(L)の最小値を与えるLが一対のデータ列間の相対
的シフト量となる。相関値F(L)はLが整数の値につ
いて離散的に求められているので、例えば第6図(b)
のような内挿法により、相関値F(L)の最小値を与え
る真のシフト量Lexが求められる。例えば、シフト量Lex
の両側の相関関数F(L)の傾きが等しいとして、Lex
の近傍の3点L−1,L0,L+の整数シフト量における相
関値F−1,F0,F+から、相関関数F(L)の最小値Fe
xおよびLexを求めるものである。
FexおよびLexは次式で求められる。
Fex=F0−|DL| Lex=L0+DL/E ……(6) (6)式において、パラメータDL、Eは第6図(b)に
示す量を表すもので次式で求められる。
DL=0.5×(F−−F+) E=Max〔F−−F0,F+−F0〕 ……(7) (6)式及び(7)式により、データ列間の相対的シフ
ト量Lexが求まると次式によりデフォーカス量X0またはX
1を求めることができる。ここで、デフォーカス量X0
比較的低次な周波数成分を相対的に多く含むデータによ
り求まり、X1は比較的高次な周波数成分を相対的に多く
含むデータにより求まるものである。
X0,X1=Lex×P×k ……(8) (8)式において、Pはデータ列のピッチであり、例え
ばC(N),C′(N)の場合PO、B(N),B′(N)の
場合2POとなる。kは第12図の光学系において検出領域1
1a及び11bの重心間をにらむ検出開角によって決まる定
数である。
パラメータEはデータ列の自己相関量にほぼ等しく、E
の値が大きい程そのデータ列が焦点検出に有効な情報量
を含んでいることを示している。例えば、比較的高次の
周波数成分を多く含む被写体について焦点検出を行った
場合、デフォーカス量が比較的小さい合焦点近傍では、
比較的高次な周波数成分を代表するデータ列C(N),
C′(N)に対して演算処理を行うとその時のパラメー
タEは大きな値を示し、比較的低次の周波数成分を代表
するデータ列B(N),B′(N)に対して演算処理を行
うとその時のパラメータEは小さな値となる。
反対に、比較的低次の周波数成分を多く含む被写体につ
いて焦点検出を行った場合には、デフォーカス量が比較
的小さい合焦点近傍では、いわゆる高周波成分を代表す
るデータ列C(N),C′(N)に対してのパラメータE
は小さな値を示し、いわゆる低周波成分を代表するデー
タ列B(N),B′(N)に対するパラメータEは大きな
値となる。
第6図(a)に示した演算処理においてシフト量−Lmax
(この場合−7)からLmax(この場合+7)の間に最小
値が見つからずデフォーカス量および情報量が求まらな
い場合には、その時の情報量E0またはE1を“0"とする。
また比較的高次の周波数成分を代表するデータ列による
演算処理において、第6図(a)に示した最大シフト量
Lmax(この場合7)を、比較的低次の周波数成分を代表
すデータ列による演算処理の場合のLmaxより小さくして
実質的にデフォーカス量X1の絶対値|X1|がXT以上になら
ないように設定してもよい。以上説明した演算処理手段
7はソフトウエアの形態で構成できる。
−比較・選択手段− 低周波成分を相対的に多く含むデータ列B(1)〜B′
(46)から求められたデフォーカス量X0とパラメータ
E0、および高周波成分を相対的に多く含むデータ列C
(1)〜C′(46)から求められたデフォーカス量X1
パラメータE1に基づいて、比較・選択手段では最終的な
デフォーカス量Xと次回の検出モードを決定する。
次回のモードの選択は第7図に従って行われる。即ち最
終的なデフォーカス量Xの絶対値|X|が基準値Xs以上の
場合には次回はモード0、Xsより小さい場合には次回は
モード1、そして焦点検出不能(LC)時はモード1を選
択する。
次にモード0とモード1について説明する。
(1)モード0 モード0とはデフォーカス量が大きい場合の検出モード
で、比較的低次の周波数成分を反映したデータに基づい
て焦点検出を行うモードである。即ち、イメージセンサ
出力A(N),A′(N)から(1)式または(3)式に
より比較的低次の周波数成分を多く含むデータ列B
(N),B′(N)またはb(N),b′(N)を抽出・合
成し、それに基づいて最終的なデフォーカス量Xを求め
るモードである。モード0におけるデフォーカス量Xの
決定は第8図に従って行われる。即ち、比較的低次な周
波数成分の情報量パラメータE0の値が基準値Es以上の場
合には、最終的デフォーカス量Xとして、比較的低次な
周波数成分を反映したデータから求めたデフォーカス量
X0を選択し、パラメータE0が所定値Esより小さい場合に
は焦点検出不能(LC)とする。
(2)モード1 モード1とはデフォーカス量が小さい合焦点近傍での検
出モードで、比較的低次の周波数成分を反映したデータ
および比較的高次の周波数成分を反映したデータに基づ
いて最終的なデフォーカス量Xを求めるモードである。
即ち、イメージセンサ出力A(N),A′(N)から
(1)式また(3)式により比較的低次の周波数成分を
抽出したデータ列B(N),B′(N)またはb(N),
b′(N)、および(4)式により比較的高次の周波数
成分を抽出したデータ列C(N),C′(N)を求め、こ
れらのデータ列から一対のデフォーカス量X0およびX1
一対の情報量パラメータE0およびE1を求め、第9図に従
って最終的なデフォーカス量Xを求めるモードである。
(イ)比較的低次の周波数成分の情報量パラメータE0
基準値よりESより小さく、比較的高次の周波数成分の情
報量パラメータE1も基準値ETより小さい場合(第9図の
コラム4参照):デフォーカス量X0およびX1の値に無関
係に焦点検出不能(LC)と判断される。
(ロ)情報量パラメータE0が基準値ES以上で情報量パラ
メータE1が基準値ETより小さい場合(第9図のコラム2
参照): この場合、比較的低次の周波数成分を多く含んだデータ
の情報量が相対的に多いので、比較的低次の周波数成分
を反映したデータによって求められたデフォーカス量X0
が比較的高次の周波数成分を反映したデータによって求
められたデフォーカス量X1より信頼性が高いと判断され
て、最終的デフォーカス量XとしてX0が選択される。
(ハ)情報量パラメータE1が基準値ET以上で情報量パラ
メータE0が基準値ESより小さい場合(第9図のコラム3
参照): この場合、比較的高次の周波数成分を多く含んだデータ
の情報量が相対的に多いので、比較的高次の周波数成分
を反映したデータによって求められたデフォーカス量X1
が比較的低次の周波数成分を反映したデータによって求
められたデフォーカス量X0より信頼性が高いと判断され
て、基本的には最終的デフォーカス量XとしてX1が選択
される。但し、デフォーカス量X1の絶対値|X1|が基準値
XT以上であった場合、本来デフォーカス量がXT以上では
高周波成分の情報量はほとんどないはずであるので、こ
の時のデフォーカス量X1はなんらかの誤差原因によるも
のとして焦点検出不能(LC)と判断される。
(ニ)情報量パラメータE0が基準値ES以上で情報量パラ
メータE1も基準値ET以上の場合(第9図コラム1参
照): まず、デフォーカス量X1の絶対値|X1|が基準値XT以上の
時は前述と同様な理由でデフォーカス量X1はなんらかの
誤差要因によるものとして最終的デフォーカス量Xには
X0が採用される。次に、デフォーカス量X0の絶対値|X0|
が基準値XS以上であり、デフォーカス量X1の絶対値|X1|
が基準値XTより小さい場合には、デフォーカス量X1は高
周波くり返しパターン等の誤差要因によるにせ合焦と判
断されて最終的デフォーカス量Xにはデフォーカス量X0
が採用される。更に、デフォーカス量X0の絶対値|X0|が
基準値XSより小さくデフォーカス量X1の絶対値|X1|も基
準値XT以下の場合には、本来高周波成分によって求めら
れたデフォーカス量X1のほうが精度が高いと判断されて
最終的デフォーカス量XとしてX1が採用される。
比較・選択手段8における第8図及び第9図の処理は例
えば第10図のようなフローチャートによって行われる。
第10図に示すプログラムが起動されると、まずステップ
S1において、情報量E1がその基準値ETより小さいか否か
を判定し、肯定判定されるとステップS2に進んで、情報
量E0がその基準値ES以上か否かを判定する。否定判定さ
れるとステップS3において焦点検出不能(LC)と判定す
る。次いで、ステップS4に進み、現在設定されているデ
フォーカス量Xが、低周波成分データによるデフォーカ
ス量X0の基準値XS以上か否かを判定する。肯定判定され
るとステップS5で次回モードが“0"に設定され、否定判
定されるとステップS6で次回モードが“1"に設定され
る。
ステップS1が否定判定されるとステップS7に進み、情報
量E0がその基準値ES以上か否かを判定する。否定判定さ
れるとステップS8において、デフォーカス量X1の絶対値
|X1|が基準値XTより小さいか否かを判定し、否定判定さ
れるとステップS3に進む。肯定判定されるとステップS9
に進み、最終デフォーカス量XとしてX1を選択してステ
ップS4に進む。
ステップS2が肯定判定されるとステップS10に進んで最
終デフォーカス量XとしてX0が選択される。一方、ステ
ップS7が肯定判定されるとステップS11に進み、デフォ
ーカス量X0の絶対値|X0|が基準値XSより小さくかつ、絶
対値|X1|が基準値XTより小さいか否かを判定する。否定
判定されるとステップS10に進み、肯定判定されるとス
テップS9に進む。
以上述べたように比較・選択手段8は演算処理手段7か
らの複数の情報を比較・選択して最終的デフォーカス量
Xと次回モードとを決定しこの最終的デフォーカス量X
に基づいて、表示・駆動手段9は撮影レンズ11の合焦駆
動および焦点調節状態の表示を行うとともに、決定され
た次回モードに基づいて比較・選択手段8は前述のフィ
ルタ・サンプリング手段6を制御してイメージセンサ出
力A(1)〜A′(100)にどのような順序でどのよう
な重み係数列を乗じどのようなピッチでサンプリングす
るのかを指示する。ここで、基準値ES、ET、XS、および
XTをマニュアル操作により切り換え変更したり、あるい
は、レンズ絞り値、被写体輝度、レンズ焦点距離情報等
によって自動的に切り換え変更しても良い。
以上の実施例では、情報量E0、E1がともに基準値ES、ET
以上であり、デフォーカス量X0、X1の絶対値|X0|,|X1|
がともに基準値XS、XT以下の場合は最終的デフォーカス
量としてデフォーカス量X1を選択するようにしたが、次
式のようにデフォーカス量X0およびX1の合成としてもよ
い。
または 更にモード1においては、常時(9−2)式を用いて、
最適デフォーカス量Xを求めてもよい。更にまた、以上
の説明においては、最終的デフォーカス量Xはその回の
イメージセンサ出力だけで求めるようにしたが、次式の
ように過去のデフォーカス量Xも併用してそれらの統計
処理によって今回のデフォーカス量を求めるようにして
も良い。
あるいは ここで、(10)、(11)式において、Xnは第n回のイメ
ージセンサ出力のみにより決定されたデフォーカス量で
あり、Mは統計平均の個数であり、Xpは第n回の統計処
理により決定された最終的なデフォーカス量である。
なお(10)式において、被写体輝度に応じてMの個数を
変えたり(例えば、輝度が高い時はMも大きくする)、
(11)式を被写体輝度に応じて次式のように変形しても
良い。
(12)式において、Yは被写体輝度の逆数、YTは所定値
である。(12)式によれば、輝度が高くなれば今回のデ
フォーカス量Xnに乗ぜられる重み係数は1/2に近くな
り、前回の最終的デフォーカス量Xp−に乗ぜられる重
み係数も1/2に近くなるが、輝度が低くなると前回の最
終的デフォーカス量Xp−に乗ぜられる重み係数はほぼ
0となり、今回の最終的デフォーカス量Xpは今回のデフ
ォーカス量Xnと略等しくなる。これにより、被写体輝度
が低い時の統計処理による応答性の低下を防ぐことがで
きる。
更にまた、以上の説明においては、モード1において、
比較的高次の周波数成分と比較的低次の周波数成分の2
つの系列による検出を行っていたがもちろんこれ以上の
系列を設けてもかまわない。
又、以上の説明では情報量のパラメータEは(7)式の
ように求められるようにしたが、演算処理に使用される
データ列の情報量を表すものであれば他の演算により求
めてもよいことは勿論であり、また、演算処理手段の演
算処理方法も第6図に示したものに限られていることは
ない。
−メモリ− メモリ5には、サンプリングされた新しいデータ列B
(1)〜B(46)、B′(1)〜B′(46)及びC
(1)〜C(46)、C′(1)〜C′(46)が、イメー
ジセンサ出力A(1)〜A(100)、A′(1)〜A′
(100)と同様に格納される。
(イ)データ列B(1)〜B(46)、B′(1)〜B′
(46)及びC(1)〜C(46)、C′(1)〜C′(4
6)を用いる場合: 1)メモリ5の容量が大きい場合には上記のデータ列を
別々の領域に格納すればよい。
2)メモリ5の容量が小さい場合、あるいは容量を節約
したい場合: 第11図(a)に示すように、データ列B(1)〜B(4
6)、B′(1)〜B′(46)とC(1)〜C(46)、
C′(1)〜C′(46)の格納領域を共通として、まず
A(1)〜A(100)、A′(1)〜A′(100)から
(4)式によりC(1)〜C(46)、C′(1)〜C′
(46)を生成して格納し、この生成されたデータ列に対
して前述した演算処理手段により演算処理を行って、デ
フォーカス量X1、パラメータE1を求める。その後、再び
A(1)〜A(100)、A′(1)〜A′(100)から
(1)式によりB(1)〜B(46)、B′(1)〜B′
(46)を生成してデータ列C(1)〜C′(46)と同じ
領域に格納し、この生成されたデータ列に対して同様に
演算処理を行ってデフォーカス量X0、パラメータE0を求
めることもできる。
3)メモリ5の容量が更に小さい場合や容量を更に節約
したい場合: 第11図(c)に示すように、データ列A(1)〜A′
(100)、およびB(1)〜B′(46)、C(1)〜
C′(46)の格納領域を共通とする。この場合(1)式
と(4)式を用いて新しいデータ列を生成することはで
きないので、データ列A(1)〜A′(100)からデー
タ列C(1)〜C′(46)を含むデータ列γ(1)〜
γ′(96)を生成し、それをA(1)〜A′(100)の
格納領域におきかえる。次いでデータ列C(1)〜C′
(46)に対して前述の焦点検出演算を行い、次にデータ
列γ(1)〜γ′(96)からデータ列B(1)〜B′
(46)を生成し、このデータ列に対して焦点検出演算を
行う。
上記データ列γ(1)〜γ′(96)は次式にて生成され
る。
γ(N)=−1×A(N)+2×A(N+2)−1×A(N+4) γ′(N)=−1×A′(N)+2×A′(N+2)−1×A′(N+4) 但し、N=1〜96 (13) 生成する順序は、まずN−1としてγ(1)を求め、こ
れ以後の演算に用いられないA(1)の格納場所にγ
(1)を格納する。これをNを1つずつ増しながらN=
96まで行えばA(1)〜A(96)がγ(1)〜γ(96)
に入れかわる。γ′(1)〜γ′(96)に対しても同様
である。
このようにして生成されたデータ列γ(1)〜γ(9
6)、γ′(1)〜γ′(96)と上記C(1)〜C′(4
6)、C′(1)〜C′(46)の関係は次式のようにな
っている。
C(N)=γ(N+25)、C′(N)=γ′(N+25) 但し、N=1〜46 (14) 次に、データ列γ(1)〜γ′(96)から上記データ列
B(1)〜B′(46)は次式に生成される。
B(N)=γ(2N−1)+2×γ(2N+1)+1×γ(2N+3) (15) =−1×A(2N−1)+2×A(2N+1)−1×A(2N+3) −2×A(2N+1)+4×A(2N+3)−2×A(2N+5) −1×A(2N+3)+2×A(2N+5)−1×A(2N+7) =−1×A(2N+1)+2×A(2N+3)−1×A(2N+7) (1) B′(N)=1×γ′(2N−1)+2×γ′(2N+1)+1×γ(2N+3) 但し、N=1〜46 (16) (16)式は展開すると(1)式となることから(16)式
によりデータ列B(1)〜B′(46)が生成されること
が判る。生成する順序は、まずN=1としてB(1)を
求め、それをこれ以後の演算に用いられないγ(1)の
格納場所にそのB(1)を格納する。次いで、Nを1ず
つ増しながらN=46まで行えばB(1)〜B(46)がγ
(1)〜γ(46)に入れかわる。B′(1)〜B′(4
6)に対しても同様である。(16)式からわかるよう
に、フィルター・サンプリング手段6は、データ列γ
(N)、γ′(N)に対して間隔2PO毎に1、2、1、
の重み系数列を乗じて合成データを得、その合成データ
からさらにサンプリングピッチ2POで新たにデータ列を
抽出することにより(1)式で生成されるデータ列B
(N),B′(N)と同一なデータ列を生成することがで
きる。
このようにしてA(1)〜A′(100)、B(1)〜
B′(46)、γ(1)〜γ′(96)の格納領域の共通化
をはかることができる。
(ロ)データ列b(1)〜b(46)、b′(1)〜b′
(46)およびC(1)〜C(46)、C′(1)〜C′
(46)を用いる場合: 上記のようにデータ列C(1)〜C′(46)をイメージ
センサ出力A(1)〜A′(100)から生成し、またイ
メージセンサ出力A(1)〜A′(100)から比較的高
次な周波数成分をとり除いたデータ列a(1)〜a′
(48)を生成し、更にこのデータからデータ列b(1)
〜b′(44)を生成する場合のメモリエリアの使用方法
について述べる。
(1)メモリ5の容量が十分大きい場合には上述のデー
タを別々の領域に格納すればよいことは前述と同様であ
る。
(2)メモリ5の容量が小さい場合や容量を節約したい
場合: 第11図(b)に示すようにデータ列A(1)〜A′(10
0)とa(1)〜a′(48)およびデータ列b(1)〜
b′(44)とc(1)〜c′(46)の格納領域を共通化
することができる。
すなわち、イメージセンサ出力A(1)〜A′(100)
から(4)式によりデータ列C(1)〜C′(46)を生
成して格納し、この生成されたデータ列に対して前述し
た演算処理手段により演算処理を行う。しかる後、再び
イメージセンサ出力A(1)〜A′(100)から(2)
式によりa(1)〜a′(48)を生成する。この場合、
先ず(2)式においてN=1としてa(1)を求め、以
後の演算にもちいられないA(1)の格納場所にそのa
(1)を格納する。これにNを1ずつ増しながらN=46
まで行えばa(1)〜a(48)がA(1)〜A(48)に
入れかわる。a′(1)〜a′(48)に対しても同様で
ある。
次に生成されたデータ列a(1)〜a′(48)から
(3)式によってデータ列b(1)〜b′(44)を生成
してデータ列C(1)〜C′(46)と同じメモリー領域
に格納し、この生成されたデータ列に対して同様に演算
処理を行う。
(3)メモリ手段5の容量が更に小さい場合や更に容量
を節約したい場合: 第11図(d)に示すようにデータ列A(1)〜A′(10
0)、α(1)〜α′(46)、b(1)〜b′(44)、
γ(1)〜γ′(96)の格納領域を共通とする。
この場合、(2)、(3)、(4)式を用いて新しいデ
ータ列を生成することはできなくなるのでA(1)〜
A′(100)からまず(13)式によりC(1)〜C′(4
6)を含むデータ列γ(1)〜γ′(96)を生成してA
(1)〜A′(100)の格納領域に置きかえた後、デー
タ列C(1)〜C′(46)に対して、前述の焦点検出演
算を行う。次いでデータ列γ(1)〜γ′(96)から
(2)式と同様な方法で高周波成分を除去したデータ列
α(1)〜α′(46)を生成してデータ列γ(1)〜
γ′(96)の格納領域に置きかえる。更に、データ列α
(1)〜α′(46)に対して(3)式と同様な方法でデ
ータ列b(1)〜b′(44)を生成してデータ列α
(1)〜α′(46)の格納領域に置きかえた後、データ
列b(1)〜b′(44)に対して焦点検出演算を行う。
上記データ列α(1)〜α′(46)は次式で表される。
α(N)=0.25×γ(2N−1)+0.75×γ(2N)+γ(2N+1) +0.75×γ(2N+2)+0.25×γ(2N+3) α′(N)=0.25×γ′(2N-1)+0.75×γ′(2N)+γ′(2N+1) +0.75×γ′(2N+2)+0.25×γ(2N+3) 但しN=1〜46 (17) データ列α(1)〜α′(N)が生成される順序は、ま
ずN=1として(17)式によりα(1)を求め、これ以
後の演算に用いられないγ(1)の格納場所にそのα
(1)を格納する。
これをNを1つずつ増しながらN=46まで行えばγ
(1)〜γ(46)がα(1)〜α(46)に入れかわる。
同様にしてα′(1)〜α′(46)もγ′(1)〜γ′
(46)に入れかわる。
次にデータ列b(1)〜b′(44)はデータ列α(1)
〜α′(46)から次式に生成される。
b(N)=1×α(N)+2×α(N+1)+1×α(N+2) b′(N)=1×α′(N)+2×α′(N+1)+1×α′(N+2) 但しN=1〜44 (18) (18)式を変形することにより(3)式と一致すること
から(18)式によりデータ列b(1)〜b′(44)が生
成されることが判る。
生成する順序は、まずN=1としてb(1)を求めてこ
れ以後の演算に用いられないα(1)の格納場所にその
b(1)を格納する。これをNを1つずつ増しながらN
=44まで行えばデータ列b(1)〜b(44)が、データ
列α(1)〜α(44)に入れかわる。同様にしてデータ
列b′(1)〜b(44)もデータ列α′(1)〜α′
(44)に入れかわる。
従って(17)、(18)式からわかるように、フィルタ・
サンプリング回路6は、データ列γ(1)〜γ′(96)
に対して間隔PO毎に0.25、0.75、1、075、02.5の重み
係数列を乗じて合成データ列を得、さらにこのデータ列
からサンプリングピッチ2POでデータ列α(1)〜α′
(46)を抽出生成する。
次にこのデータ列に対して間隔P1毎に1、2、1の重み
係数列を乗じて合成データ列を得、さらにこのデータ列
からサンプリングピッチP1でデータ列を抽出生成すれば
(3)式で生成されるデータ列b(1)〜b′(44)と
同一なものが得られる。
このようにしてA(1)〜A′(100)及び、b(1)
〜b′(44)、γ(1)〜γ′(96)の格納領域の共通
化をはかることができる。
なお、本発明の第1及び第2フイルタ手段は実施例のフ
イルタ・サンプリング手段6対応しているが、例えば単
に重み係数をデータ列に乗じる方法あるいは、サンプリ
ングピッチを変えてデータを抽出する方法でフイルタを
行なっても良い。
(発明の効果) 本発明によれば、記憶手段のメモリ領域を効率良く利用
することで、焦点検出に必要とされる出力信号を有効に
利用する焦点検出装置を提供できる。またメモリチップ
の部品点数を少なくすることができる為、カメラの製品
コストを減少させることもできる。もちろん、焦点検出
の応答性・正確性を損なうことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による焦点検出装置の一実施例を示すブ
ロック図、第2図〜第5図はフィルタ・サンプリング手
段の動作の説明図、第6図(a)および(b)は演算処
理回路の処理を説明するための図、第7図はモード選択
を説明する図、第8図はデフォーカス量が大きい場合の
デフォーカス量の選択を説明する図、第9図はデフォー
カス量が小さい場合のデフォーカス量の選択を説明する
図、第10図は比較選択回路の動作を説明するフローチヤ
ート、第11図(a)〜(d)はメモリのメモリーマッ
プ、第12図は焦点検出光学系の一例を示す図である。 1……イメージセンサ(光電変換素子アレイ)、 2……サンプルホールド回路、 3……AD変換器、4……シーケンス制御回路、 5……メモリ、 6……フィルタ・サンプリング手段(第1および第2の
フイルタ回路)、 7……演算処理手段、 8……比較・選択手段(決定手段)、 9……表示・駆動手段、 11……撮影レンズ、12……フィルム面、 13……フィールドレンズ、 14、15……再結像レンズ、 16、17……光電変換部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影光学系からの光束を受けて光電変換
    し、多数の光電変換素子が配列された一対の光電変換素
    子アレイと、 前記一対の光電変換素子アレイの入射面側に配置され、
    前記撮影光学系の異なる部分を通る光束により一対の光
    像を前記一対の光電変換素子アレイ上に形成する焦点検
    出光学系と、 前記一対の光電変換素子アレイの光電出力を第1のデジ
    タルデータに変換するAD変換手段と、 前記第1のデジタルデータを所定のメモリ領域に格納さ
    せる記憶手段と、 前記第1のデジタルデータを重み係数を用いてフィルタ
    ー処理し、更に前記演算の結果から特定の周波数成分を
    抽出した第2のデジタルデータを生成するフィルター手
    段と、 前記第2のデジタルデータに基づき前記撮影光学系の焦
    点状態を検出する検出手段とを備え、 前記記憶手段は、前記フィルター手段から前記第2のデ
    ジタルデータが生成されると、前記所定のメモリ領域に
    格納されたデータを前記第1のデジタルデータから前記
    第2のデジタルデータへ置換させることを特徴とする焦
    点検出装置。
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